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発明の名称 田植機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−228539
公開日 平成8年(1996)9月10日
出願番号 特願平7−39530
出願日 平成7年(1995)2月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 河瀬 宗之
要約 目的
苗載せ台のバランス用のバネに妨げられず苗植付装置を分割し、姿勢変更で格納姿勢に切換える田植機を構成する。

構成
苗植付装置の分割物の縦向き軸芯周りでの回動と、この軸芯位置の変位とで該分割物の横方向の外端部を走行機体の前方側に向け、該分割物を走行機体の左右方向での中央位置側へ移動させて夫々の分割苗載せ台13L,13Rの上端縁同士が近接する格納姿勢へ切換え可能に構成し、又、植付作動時における苗載せ台13の横方向への移動時の重量バランスを改善するバネ47,47の長さを格納前と格納後とで略同じになるよう両端位置を決めてある。
特許請求の範囲
【請求項1】 苗載せ台(13)に載置された苗(W)を、苗載せ台(13)の横方向への移動に伴い、その下端縁から植付機構で切り出して圃場に植付ける作動を行う苗植付装置(A)を走行機体(3)の後端に連結してある田植機であって、前記苗植付装置(A)を左右方向の中間位置で分割自在に構成すると共に、苗植付装置(A)の分割物(AL),(AR)の縦向き軸芯周りでの回動、及び、この軸芯位置の変位によって該分割物(AL),(AR)の横方向の外端部を走行機体(3)の前方側に向かわせ、又、該分割物(AL),(AR)を走行機体(3)の左右方向での中央位置側へ移動させて夫々の分割苗載せ台(13L),(13R)の上端縁同士が近接する格納姿勢へ切換え可能に構成し、又、植付作動時における苗載せ台(13)の横方向への移動時の左右重量バランスを改善するバネ(47),(47)を走行機体側の部材と分割苗載せ台(13L),(13R)夫々との間に亘って配置し、更に、このバネ(47),(47)の長さが格納前と格納後とで略同じになるようバネ(47),(47)の両端位置を決めてある田植機。
【請求項2】 前記分割物(AL),(AR)を格納姿勢から作業姿勢に復元操作した際に、この前記バネ(47),(47)付勢力が僅かに増すよう、そのバネ(47),(47)の両端位置を設定すると共に、この増大した付勢力を該分割物(AL),(AR)を作業姿勢の方向に向わせるよう、その付勢方向を設定してある請求項1記載の田植機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗載せ台に載置された苗を、苗載せ台の横方向への移動に伴い、その下端縁から植付機構で切り出して圃場に植付ける作動を行う苗植付装置を走行機体の後端に連結してある田植機に関し、詳しくは、苗植付装置の横方向への寸法を小さくする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、苗植付装置の横方向への寸法を小さくする技術としては実開平4‐113523号公報に示されるものが存在し、この従来例では、苗載せ台の両端部の折り畳み操作で苗載せ台の横方向への寸法を小さくできるものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】8条植用以上の乗用型田植機では苗植付装置の横方向への寸法が大きいため、路上走行時に障害物との接触を回避する目的、あるいは、トラックに田植機を積載して運搬する際に荷台の横幅内に収める目的から、従来例のようなものも考えれられていた。しかし、この従来例の構成では苗載せ台の両側部だけを折り畳む構成であるので、例えば、10条植以上の多条植用の苗植付装置を格納する際には横方向への寸法をあまり小さくできず改善の余地があった。
【0004】この不都合を解消する目的から苗植付装置を左右方向での中間位置で分割自在に構成し、夫々の分割物の横方向を前後方向に切換えるよう縦向き姿勢の軸芯周りで回動自在に構成すると共に、分割物全体を左右方向への中央位置に変位させるよう分割物を揺動自在なアーム等に支持することも考えられる。しかし、従来からの田植機では実開昭57‐109717号公報にも示されるように苗載せ台の左右方向への移動時におけるバランスを改善する目的で、昇降リンクの後端等の機体側の部材と苗載せ台との間にバネを備えており、前述のように苗植付装置を2分割し、この分割物の姿勢変更で格納姿勢に切換えるものでは格納時にバネを大きく引き伸ばし強い付勢力の作用で格納の妨げになることも考えられる。
【0005】本発明の目的は、苗載せ台の左右移動時のバランスを改善させるためのバネに妨げられることなく、分割によって苗植付装置を格納姿勢へ切換え可能にする田植機を合理的に構成する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は冒頭に記したように、苗載せ台の苗を、苗載せ台の横方向への移動に伴い植付機構で圃場に植付ける苗植付装置を走行機体の後端に連結してある田植機において、前記苗植付装置を左右方向の中間位置で分割自在に構成すると共に、苗植付装置の分割物の縦向き軸芯周りでの回動、及び、この軸芯位置の変位によって該分割物の横方向の外端部を走行機体の前方側に向かわせ、又、該分割物を走行機体の左右方向での中央位置側へ移動させて夫々の分割苗載せ台の上端縁同士が近接する格納姿勢へ切換え可能に構成し、又、植付作動時における苗載せ台の横方向への移動時の左右重量バランスを改善するバネを走行機体側の部材と分割苗載せ台夫々との間に亘って配置し、更に、このバネの長さが格納前と格納後とで略同じになるようバネの両端位置を決めてある点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0007】
【作用】上記特徴(請求項1)によると、苗植付装置の分割と、縦軸芯周りでの回動と、この縦軸芯位置の変位とによって苗植付装置の分割物の横方向の外端部が走行機体の前方側に向かう姿勢で、かつ、分割苗載せ台の上端縁同士が近接する格納姿勢に達するものとなり、この格納時には格納以前と比較して苗載せ台の横方向への移動時に左右の重量バランスを改善するバネの長さがほとんど変化しないので、格納姿勢の分割苗載せ台にバネの付勢力を作用させることがない。
【0008】つまり、本発明では苗植付装置を、横方向での寸法を小さくする格納姿勢へ切換えられると共に、この格納姿勢では、苗載せ台に連結するバネから分割苗載せ台に作用する付勢力を増大させず、無理のない状態で格納姿勢を保持できるものとなる。
【0009】又、請求項2によると、バネの付勢力によって分割物が作業姿勢の側に姿勢変更するので、例えば、苗植付装置を格納姿勢から作業姿勢に復元操作した場合には、作業者が格納方向に人為操作力を作用させずとも分割物が自然に作業姿勢に向かうものとなり、分割物を作業姿勢に保持するためのロック操作等を楽に行えるものとなる。
【0010】
【発明の効果】従って、苗載せ台の左右移動時のバランスを改善させるためのバネに妨げられることなく、分割によって苗植付装置を格納姿勢へ切換え可能にする田植機が合理的に構成されたのである(請求項1)。
【0011】特に、バネの付勢力を僅かにでも復元方向に作用させるものでは、作業姿勢において分割物が分離方向に変位することを抑制して取扱を容易にするという効果を奏する(請求項2)。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1に示すように、ステアリング操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共に、この走行機体3の後部にエンジン4からの動力が伝えられる静油圧式の無段変速装置5、及び、変速ケース6を配置し、又、走行機体3の中央部に運転座席7を配置し、走行機体3の後端部に対し油圧シリンダ8で駆動昇降するリンク機構9を介して苗植付装置Aを連結して乗用型の田植機を構成する。
【0013】前記運転座席7の右側部に苗植付装置Aの昇降制御と植付クラッチ(図示せず)の入り切り操作とを行う昇降レバー10を備え、又、運転座席7の左側部には前記無段変速装置5を操作する変速レバー11を備えている。尚、前記植付クラッチは、前記変速ケース6に内蔵され、この変速ケース6から苗植付装置Aに対して動力を伝える伝動軸12が決まった回転位相にある場合にのみ切り操作を許容して苗植付装置Aの植付アーム(後述する)が圃場との接触を回避した姿勢で停止するよう構成されている。
【0014】苗植付装置Aはマット状苗Wを載置し、かつ、その上端側が走行機体3の前方側に傾斜する姿勢の苗載せ台13、前記伝動軸12からの動力が伝えられる左右一対の伝動ケース14,14、この伝動ケース14からチェーンケース15を介して伝えられる動力で回転するロータリケース16、このロータリケース16に一対ずつ備えられた植付アーム17、複数の整地フロート18夫々を備えて8条植用に構成されると共に、ホッパー、繰出し機構、作溝器等を有した施肥装置19を備え、作業時には苗載せ台13に載置されたマット状苗Wの下端から苗を植付アーム17が1株ずつ切出して圃場面に植え付けると同時に、植付けた苗の近傍の圃場面下に施肥装置19で肥料を供給する。尚、ロータリケース16、植付アーム17、及び、これらを駆動する系で植付機構が構成されている。
【0015】図4、図5及び図7に示すように、この田植機では苗植付装置Aの左右方向での中央位置で4条ずつに2分割自在に構成してあり、夫々の分割物AL,ARを、その分割物AL,ARを構成するフレーム部材20に対して縦向き姿勢の第1軸芯X1周りで回動自在に支持し、更に、前記リンク機構9の後端に備えた主フレーム21に対して、このフレーム部材20を縦向き姿勢の第2軸芯X2周りで回動自在に支持してあり、又、図8に示すように、苗植付装置Aを作業姿勢に設定した状態において、鉛直方向を基準に前記第1軸芯X1、第2軸芯X2夫々の上端側を走行機体3の前方側に向かう方向に傾斜させてある。
【0016】リンク機構9は上部に配置されるトップリンク9Tと下部に配置されるロアーリンク9Lとで成り、夫々の後端を支持する縦フレーム9Aの下端部に連結するローリングボス22に対して前後向き姿勢のローリング軸芯Y周りでローリング自在に連結プレート23を支持し、この連結プレート23に対して上部プレート21Aと下部パイプ21Bとで成る前記主フレーム21を固設すると共に、この主フレーム21の左右両端部に前記第2軸芯X2と同軸芯に配置した第2軸24に回動自在に外嵌するボス部材20Aに対して丸パイプ状の前記フレーム部材20を固設して該フレーム部材20を第2軸芯X2周りで回動自在に支持し、又、夫々のフレーム部材20,20の外端部に前記第1軸芯X1と同軸芯に配置した第1軸25に対してチャンネル状のブラケット26を介して角パイプ状の支持フレーム27を該第1軸芯X1周りで回動自在に支持し、この支持フレーム27に対して前記左右の伝動ケース14、及び、前記チェーンケース15を固設し、更に、分割物AL,AR夫々の一対のチェーンケース15,15の上面に対して前記苗載せ台13を支持する左右の摺動レール28,28を設けてある。
【0017】左側の伝動ケース14の動力で回転駆動される螺軸29を、該伝動ケース14と、この側の支持フレーム27の端部の軸受部材30との間に亘って備えてあり、この螺軸29の螺旋溝に係入するコマ(図示せず)の移動力を左側の分割苗載せ台13Lに伝える移動部材31を備えて、苗載せ台13の横送り機構を構成してある。尚、苗載せ台13は左右の分割苗載せ台13L,13R夫々が連結部材D(図9、図10を参照)で連結されることで、この横送り機構からの動力で摺動レール28、28上を一体的に横方向に往復移動する。
【0018】前記ローリングボス22に対して、前記伝動軸12からの動力が伝えられる軸体(図示せず)を前記ローリング軸芯Yと同軸芯に遊転支承してあり、この軸体の動力をベベルケース32、ベベルケース32に備えた一対の出力軸33,33、クラッチ部材34、中間軸35夫々を介して左右の伝動ケース14,14に伝える伝動系を形成してある。又、クラッチ部材34は出力軸33と中間軸35とにスプライン嵌合するよう構成され内方への移動によって図5に示す如く、出力軸33と中間軸35とを分離するよう構成されている。
【0019】このクラッチ部材34は入り操作で出力軸33と中間軸35とが特定の回転位相にある場合にのみ嵌合するよう構成され、又、ベベルケース32は走行機体側からの動力を2つの出力軸33,33に分岐して出力するようベベルギヤ(図示せず)を有した伝動系を内装し、中間軸35はフレーム部材20の系に対して横向き姿勢を維持するよう支承されると共にユニバーサルジョイントを備えて構成されている。
【0020】図6(イ),(ロ)、図7に示すように、第2軸24を主フレーム21に対して回転不能に設け、第1軸25をフレーム部材20に回転不能に設けてある。第2軸24の上部位置に第2軸芯X2と同軸芯に主スプロケット36を固設すると共に、この第2軸24の上端位置に第2軸芯X2周りで回動自在にプレート状の回動部材37を備えている。又、第1軸25に対して回動自在に前記ブラケット26を支持すると共に、このブラケット26と一体回転し、かつ、前記主スプロケット36の歯数の1/2の歯数の従動スプロケット38を第1軸芯X1と同軸芯に配置し、主スプロケット36と従動スプロケット38とに亘ってチェーン39を巻回してある。
【0021】左右の回動部材37,37夫々を左右のフレーム部材20,20より高レベルに配置すると共に、このフレーム部材20,20の下面側位置に補強フレーム40を第2軸24に回動自在に外嵌するボス部材20Aとフレーム部材20とに亘って連結固定してあり、又、フレーム部材20,20の回動に連動して回動し、又、フレーム部材20の強度の向上を図るよう吊り下げ姿勢に保持ワイヤ41,41を回動部材37,37と補強フレーム40,40との間に備えている。又、補強フレーム40の上面のリブ40Aの上縁をフレーム部材20の下面に溶接固定してある。
【0022】又、左右の回動部材37,37を互いに逆方向に回転させるよう、夫々の間に交差姿勢で一対のワイヤ42,42を張設してある。尚、ワイヤ42の中間部にはネジ式に長さを調節する長さ調節部42Aを備えている。又、左側の第2軸芯X2と同軸芯に配置したセクタギヤ43をフレーム部材20の側に固設し、このセクタギヤ43に咬合するピニオンギヤ44を主フレーム21の側に備え、このピニオンギヤ44を駆動する電動モータ45を備えている。
【0023】図3に示すように、前記リンク機構9の縦フレーム9Aの上端と苗載せ台13の反苗載せ面の左右部位(左右の分割苗載せ台)のブラケット46とに亘ってコイル型のバネ47,47を介装して、苗載せ台13の左右方向への移動時における苗載せ台13の左右重量バランスを改善してある。このバネ47,47は後述のように苗植付装置13を格納姿勢に切り換えた場合に、このバネ47を僅かに引き延ばすようバネの両端の連結位置を設定してある。
【0024】このような構成から、苗植付装置Aを格納する場合には、地面から離間するレベルまで苗植付装置Aを上昇させた状態で、図9に示す如く、先ず横送り機構の駆動力によって苗載せ台13を左右方向の中央位置に設定して停止し、次に、連結部材Dの連結を解除して右側の分割苗載せ台13Rを人為的に右側の移動端まで移動させて該分割苗載せ台13Rの摺動レール28上での移動をロック手段(図示せず)で阻止する(この状態で図10の姿勢に達し、左右の分割苗載せ台13R,13L夫々の間隔は約15センチメートルに達する)。
【0025】次に、前記クラッチ部材34を人為的に分離し、所定の操作で電動モータ45を駆動することで、左右の回動部材37,37、一対のワイヤ42,42、保持ワイヤ41,41からの力によって夫々のフレーム部材20,20が連動して第2軸芯X2,X2周りで、その外端側が後方側に向かう側に回動すると共に、この回動と同時に第1軸芯X1,X1周りでブラケット26,26に支持された系が主スプロケット36、従動スプロケット38、チェーン39からの力によってフレーム部材20,20の回動速度の2倍の速度でフレーム部材20,20の回動方向と逆方向、即ち、分割物夫々の左右外端部が走行機体3の前方に向かう側に回動する。
【0026】尚、この格納姿勢への回動時には図11に示す如く、左右の分割苗載せ台13L,13Rの内端上部の角部13E,13Eが接近するものの、平面視で分割苗載せ台13L,13Rが互いに離間する位置で回動するので、夫々の角部13E,13Eの接触を回避した回動が可能となっている。
【0027】又、図2(イ),(ロ)に示すように、この回動時には左側の分割苗載せ台13Lと縦フレーム9Aとの間に配設されたバネ47は僅かに伸長した状態となり、この回動の後、図12に示すように、右側の分割苗載せ台13Rを内端側に移動させ、摺動レール28上での移動をロック手段(図示せず)で阻止することで格納姿勢に達すると共に、縦フレーム9Aと右側の分割苗載せ台13Rとの間に配設したバネ47の長さが左側のバネ47の長さと等しくなり、しかも、夫々のバネ47,47の付勢力が戻し方向に作用する状態が維持される。
【0028】そして、分割物AL,ARが格納姿勢に達した状態では図13に示す如く、左右夫々の分割苗載せ台13L,13Rの上端縁同士が近接状態で平行する姿勢に達するので苗植付装置Aの横方向への寸法を縮小するものとなる。
【0029】更に、この格納姿勢では前述のように傾斜姿勢の第1軸芯X1周りでの回動によって分割苗載せ台13L,13Rが図14に示す如く、起立姿勢に向かう姿勢に切換えられて苗植付装置Aの横方向の寸法を更に縮小し、又、前述のように傾斜姿勢の第2軸芯X2周りでのフレーム部材20の回動によって図15に示す如く、分割物AL,ARの走行機体3の後方側を上方に持ち上げる結果、走行時に格納姿勢の苗植付装置Aの後端を地面に接触させないものになっている。
【0030】そして、この格納姿勢の苗植付装置Aを作業姿勢に復元する際には、右側の分割苗載せ台13Rを摺動レール28上において後端位置まで移動させてロック手段でロックし、電動モータ45を逆転させることで夫々の分割物AL,ARが前述と逆方向に回動する結果、前述と逆の動作によって格納姿勢の苗植付装置Aが作業姿勢に向かう姿勢変更が行われ、この姿勢変更で苗植付装置Aが図10に示す姿勢に達すると、右側の分割苗載せ台13Rを左側の分割苗載せ台13Lの側に寄せて夫々13L,13Rを連結部材Dで連結することで作業可能となる。尚、この格納姿勢から作業姿勢への切換え時にはバネ47,47の付勢力が作業姿勢への姿勢変化を促進する方向に作用するので、円滑な復元作動を可能にするものとなり、しかも、バネ47,47の付勢力が復元姿勢に達した苗植付装置Aを作業姿勢に維持する方向に作用するので、連結部材Dの連結操作等を容易に行えるものとなっている。
【0031】〔別実施例〕本発明は上記実施例以外に、例えば、苗植付装置の分割時に苗載せ台の分割物を摺動レール上を左右の両端位置に設定した状態、即ち、分割苗載せ台同士が横方向に略30センチ離間した状態から、分割物を格納姿勢に設定する動作を行うなう構造の田植機に適用することも可能である。
【0032】又、本発明は格納前に比較して格納後にはバネの付勢力が僅かに減少するものであっても良く、又、付勢力が殆ど変化しないものであっても良い。更に、本発明は格納操作を人為操作力で行うよう構成することも可能である。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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