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発明の名称 苗移植機の苗縦送り部構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−70634
公開日 平成8年(1996)3月19日
出願番号 特願平6−216064
出願日 平成6年(1994)9月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 中川 善清
要約 目的


構成
苗載せ台5の各条苗載置部に、苗供給箱4を上方からスライド装填した後、苗供給箱4を後方に引き抜いて苗のみ補給するように構成してある藺草移植機において、苗載せ台5の苗の茎先部及び根部に作用する上下苗押し杆13,14を備え、縦送り機構9の駆動に伴って上下苗押し杆13,14が苗を強制後押しするよう、上下苗押し杆13,14と縦送り機構9とを同調連動させる連動手段を設ける。上苗押し杆13を、苗の茎先部に接当して後押し可能な作用位置と、この作用位置から上方に移動して苗の収納された苗供給箱4の通過を許容する退避位置とに位置変更可能に構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】 苗載せ台(5)の各条苗載置部(5a)夫々に、予備苗を収納した苗供給箱(4)を上方側からスライド装填した後、この苗供給箱(4)を後方に引き抜いて苗補給するように構成してある苗移植機の苗縦送り部構造であって、前記苗載せ台(5)に搭載された苗の茎先部及び根部に作用する上下の苗押し杆(13),(14)を備え、縦送り機構(9)の駆動に伴って前記上下苗押し杆(13),(14)が苗を強制後押しするよう、これら上下苗押し杆(13),(14)と前記縦送り機構(9)とを同調連動させる連動手段(A)を設けるとともに、前記上苗押し杆(13)を、苗の茎先部に接当して後押し可能な作用位置と、この作用位置から上方に移動して苗の収納された前記苗供給箱(4)の通過を許容する退避位置とに位置変更可能に構成してある苗移植機の苗縦送り部構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として藺草等の株分けされた苗の移植機における苗載せ台での苗縦送り部の構造に係り、詳しくは、苗のみを苗載せ台に補給して苗供給箱は引き抜いて装填しないように構成されたものにおいて、苗の補給操作を簡単化しながら確実な縦送り機能を得る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば藺草移植機では、特開平5‐3711号公報で示されたように、予備苗をその供給箱共苗載せ台に搭載する構造のものと、特開平5‐137423号公報で示されたように、苗供給箱を引き抜いて苗のみを苗載せ台に搭載する構造のものとがある。後者の構造のものでは、該後者の公報に示されたように、苗の縦送りを補助するべく自重による滑落移動の力で苗を後押しする苗押し板(符号20)を設けて、苗の縦送りを確実に行えるようにする工夫が為されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、苗押し板に接当する苗は必ずしも均一な面のような状態になるとは限らず、左右で不均一に当たることに起因して苗押し板が左右に傾いて引っ掛かり、後押し機能が満足に発揮され難いことがあった。又、苗補給する場合には、前記後者の公報における図2に示されるように、苗押し具(符号20)を苗補給に干渉しないよう相当高く持ち上げること、及びそのために比較的大掛かりな持上げ機構が必要になる等、苗補給操作が煩雑で面倒なものであった。本発明の目的は、苗供給箱を苗載せ台に装填しないタイプの移植機において、苗補給時の操作簡単にしながら確実に苗の縦送りが行える苗縦送り部を得る点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために本発明は、苗載せ台の各条苗載置部夫々に、予備苗を収納した苗供給箱を上方側からスライド装填した後、この苗供給箱を後方に引き抜いて苗補給するように構成してある苗移植機の苗縦送り部構造において、苗載せ台に搭載された苗の茎先部及び根部に作用する上下の苗押し杆を備え、縦送り機構の駆動に伴って上下苗押し杆が苗を強制後押しするよう、これら上下苗押し杆と縦送り機構とを同調連動させる連動手段を設けるとともに、上苗押し杆を、苗の茎先部に接当して後押し可能な作用位置と、この作用位置から上方に移動して苗の収納された苗供給箱の通過を許容する退避位置とに位置変更可能に構成してあることを特徴構成とするものである。
【0005】
【作用】上記特徴構成によると、上苗押し杆で苗の茎先部を、かつ、下苗押し杆で苗の根部を後押しさせるのであり、この2箇所の押し作用により、従来の板による後押し作用(例えば、特開平4‐66014号公報参照)と同様に機能できるようになる。そして、苗補給する場合には、上苗押し杆のみを上方に退避させて、下苗押し杆に苗供給箱の底を当てがうようにして苗載せ台に装填させると良い。つまり、元々高い位置にある上苗押し杆を少し上方に逃がすだけで良く、従来のように大きく上方に移動させる必要がない。従って、比較的簡単な機構で上苗押し杆を位置変更でき、しかも、連動機構によって上下の苗押し杆を縦送り機構と同調連動させて苗を強制後押しでき、確実な縦送り作動が行えるようになる。
【0006】
【発明の効果】その結果、上下2本の苗押し杆で苗を強制後押しさせることにより、確実な縦送り作動を得ながら、苗補給時の苗押し杆の退避操作及びその移動機構が簡単化され、苗補給作業が楽に行える縦送り部が得られた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、作物苗の一例である藺草の移植機の場合について図面に基づいて説明する。図1に藺草移植機が示され、1は走行機体、2はエンジンボンネット、3は予備苗収容台、4は株分けされた藺草苗を載置収納した苗供給箱、5は苗載せ台、6は苗載せ台5下端から一株ずつ苗を取出して植付ける植付機構である。この藺草移植機では、苗供給箱4を上方側から苗載せ台5にスライド装填した後、その苗供給箱4を後方に引き抜いて苗のみ補給する構造を採っており、次にその苗補給に関する構造について説明する。
【0008】図6に示すように、苗供給箱4は、左右の側壁4a,4a、前壁4b、後壁4c、底板4dから構成され、底板4dの前端下端の横軸心P回りで揺動開閉可能に背の低い前壁4bが枢支されている。後壁4c近くの側壁4aに支承された開閉レバー4eと前壁4bとをロッド4fで連動連結してあり、開閉レバー4eの揺動操作で前壁4bを開閉操作自在に構成してある。
【0009】図3〜図5に示すように、苗載せ台5は各条苗載置部5aを6列備えた6条用であり、背の高い両端の枠壁7と背の低い内側5個の仕切り壁8を備えるとともに、各条苗載置部5a毎に作用する縦送り機構9が設けられている。縦送り機構9は、上下一対の転輪11,10に突起付ベルト12を巻回したものを各条苗載置部5a共に設け、上下転輪11,10夫々の単一の軸11a,10aを共通使用して、全ての突起付ベルト12が同時に同量縦送り作動するように構成してある。駆動源には電動モータMが使用されており、苗載せ台5の左右での横送りストロークエンドにてスイッチ32が作動し、突起付きベルト12が一定量縦送りされるように電動モータMが一時的に駆動される、という構造を採っている。
【0010】そして、苗の後端に作用して強制後押しする上下一対の苗押し杆13,14が備えてある。すなわち、各条苗載置部5aに搭載された苗の茎先部及び根部に作用する上下の苗押し杆13,14を備え、縦送り機構9の駆動に伴って上下苗押し杆13,14が苗を強制後押しするよう、これら上下苗押し杆13,14と縦送り機構9とを同調連動させる連動手段Aを設けてある。連動手段Aは、左右の枠壁7,7部位夫々に装備される上チェーン機構15、下チェーン機構16、及び連動機構17から構成されている。
【0011】上チェーン機構15は、前後、及び中間の各スプロケット18,19,20に上チェーン21を巻回して構成され、上苗押し杆13は左右の上チェーン21,21に亘って架設されている。下チェーン機構16は、前後のスプロケット22,23に下チェーン24を巻回して構成され、下苗押し杆14は左右の下チェーン24,24に亘って架設されている。連動機構17は、上下のチェーン機構15,16を連動させる連動チェーン25と、下チェーン機構16と縦送り機構9とを連動させる駆動チェーン26とで構成されている。従って、縦送り機構9が駆動されると、上下のチェーン機構15,16が同速度で駆動され、突起付きベルト12と上下苗押し杆13,14の三者が同時に同量移動するのである。
【0012】又、図2、図3に示すように、上中間スプロケット19と上前スプロケット18とを支持するアーム27を、上中間スプロケット19の回転軸心Z回りで揺動昇降可能に構成してある。すなわち左右のアーム27,27を連結部28で一体化するとともに、その左右端の係合部29,29と左右の枠壁7,7に支承された略下向きコ字状の支持棒30とを係合可能に構成してある。
【0013】つまり、支持棒30を係合板29の上溝29aに挿入して係合させると、上前、中、後の3個のスプロケット18,19,20が側面視で一直線上に並ぶ後押し作用状態になり、支持棒30を下溝29bに係合すると、上前スプロケット18が上昇し、その部分に上苗押し杆13が有っても苗補給できる苗補給状態になるのである。
【0014】又、上チェーン機構15の後スプロケット20部位に、苗残量センサである接触式の残量スイッチ31が取付けてあり、苗の消費に伴って上苗押し杆13がこの残量スイッチ31を押し操作すると、前述した電動モータMが逆回転駆動されて上下の苗押し杆13,14が苗補給に適した上限位置に自動的に戻るよう、電動モータMと残量スイッチ31と左右のスイッチ32,32とを連係する制御装置33が設けられている。
【0015】しかして、図2に示すように、上下の苗押し杆13,14が上限位置に戻っている状態において、アーム27を苗補給状態に切換え、苗供給箱4をその底板4dを下苗押し杆14に当て付けた状態で各条苗載置部5aに挿入し、開閉レバー4eを操作して前壁4bを開き、それから苗供給箱4を引き抜くことで苗載せ台5に苗補給できるのである。つまり、上苗押し杆13を、苗の茎先部に接当して後押し可能な作用位置と、この作用位置から上方に移動して苗の収納された苗供給箱4の通過を許容する退避位置とに位置変更可能に構成されている。
【0016】〔別実施例〕上チェーン機構15を、上後スプロケット20の回転軸心を中心として持ち上げ揺動可能に構成することで上苗押し杆13を退避位置に移動可能にするとか、上苗押し杆13を左右いずれか一方の上チェーン21に揺動上昇可能に支承し、かつ、他方の上チェーン21に連結及び解除自在に装着することで、上苗押し杆13を退避位置に移動可能にするといった構成でも良い。又、苗押し杆13,14は、棒材でもパイプ材でも、或いは帯鋼でも良く、要する細い部材であれば良く、それらを総称して「苗押し杆」と呼称するものである。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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