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発明の名称 ピンによる部材の連結装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−70614
公開日 平成8年(1996)3月19日
出願番号 特願平6−323231
出願日 平成6年(1994)12月26日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 広岡 正三
要約 目的
2つの部材を抜差し自在なピンで連結するとき、該ピンをその軸心廻りの回動で抜止めする。

構成
ピン18の挿通始端側における第1・2部材10,13のいずれか一方に、前記ピン18を挿通するときはハンドル17と干渉せず挿通したピン18のその軸心廻りの回動でハンドル17が係合して抜止めされる位置に抜止め体19を備えている。
特許請求の範囲
【請求項1】 第1ピン挿通孔(12)を有する第1部材(10)と第2ピン挿通孔(15)を有する第2部材(13)とを、互いに前記ピン挿通孔(12)(15)を一致させた状態で重ね合わせ、径外方向に突設したハンドル(17)を挿入側と反対側の端部に有するピン(18)を、前記一致されているピン挿通孔(12)(15)に挿通するとともに抜け止めして前記第1・2部材(10)(13)を連結している連結装置において、前記ピン(18)の挿通始端側における第1・2部材(10)(13)のいずれか一方に、前記ピン(18)を挿通するときはハンドル(17)と干渉せず挿通したピン(18)のその軸心廻りの回動でハンドル(17)が係合して抜け止めされる位置に抜け止め体(19)を備えていることを特徴とするピンによる部材の連結装置。
【請求項2】 抜け止め体(19)は、ピン挿通方向に延びる第1杆部(19A)とピン挿通方向と交叉する方向に延びる第2杆部(19B)とを連設してなり、該第2杆部(19B)の自由端がハンドル(17)の挿脱部(19C)として開口されていることを特徴とする請求項1記載のピンによる部材の連結装置。
【請求項3】 抜け止め体(19)におけるハンドル(17)の挿脱部(19C)は、ハンドル挿入方向に向かって幅狭となるテーパーに形成されていて、該挿脱部(19C)を有する第2杆部(19B)はハンドル(17)に対して弾性係合していることを特徴とする請求項2記載のピンによる部材の連結装置。
【請求項4】 第1ピン挿通孔(12)を有する第1部材(10)は、走行車両(21)の左右両側に立設固定されている平面視コ字形のマスト受け(22)であり、第2ピン挿通孔(15)を有する第2部材(13)は前記マスト受け(22)に嵌入されるローダマスト(23)であることを特徴とする請求項1記載のピンによる部材の連結装置。
【請求項5】 ハンドル(17)の挿脱部(19C)から該ハンドル(17)が離脱するのを防止するため、前記ハンドル(17)に被当り部(17A)を形成していることを特徴とする請求項2記載のピンによる部材の連結装置。
【請求項6】 ハンドル(17)に形成している被当り部(17A)が当接する部材が、格納姿勢に保持されているスタンド部材(30)であることを特徴とする請求項5記載のピンによる部材の連結装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野術】本発明は、ピンによる部材の連結装置に係り、例えばフロントローダを走行車両に着脱自在に装着するときのマスト受けとマストの連結に利用される。
【0002】
【従来の技術】従来におけるピンによる部材の連結装置を図9に示している。図9において、1はマスト受けであり、トラクタ(走行車両)の左右両側に立設固定されている平面視コ字形に形成されていて左右(図では上下)方向にピン挿通孔1Aを有している第1部材である。
【0003】2はマストであり、フロントローダのブーム基部を上下動自在に枢支しており、ピン挿通孔2Aを有している第2部材である。第1.2部材1,2は図示の通りピン挿通孔1A,2Aを一致させた状態でハンドル3Aを有するピン3を矢示Aの如く挿入するとともに、該ピン3の抜止めのために環状弾性リング4Aを有する抜止めピン4を矢示Bの如く挿入して弾性リング4Aをピン3に係合している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術においては、ピン3の矢示A方向の挿入・引抜き動作とピン4の矢示B方向の挿入・引抜き及びリング4Aの回動作とが必要で、ローダの着脱に手間と時間を要する。また、2つのピン3,4は別個のものであるから紛失のおそれが強い。
【0005】更に、ピン3の軸長はピン4の挿入のため長く形成しなければならず、コスト高となる。また、ピン3の矢示方向Aの操作は車両の外側であるも、セットピン4の矢示方向Bの操作は車両の内側となり、狭いことから該ピン4の取扱いは非常に面倒となる。
【0006】そこで本発明は、部材を連結するピンはその挿入・引抜きとその回動で自身の抜止めを可能として操作の容易化・正確化ができ、軸長も短くできるようにしたことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1ピン挿通孔12を有する第1部材10と第2ピン挿通孔15を有する第2部材13とを、互いに前記ピン挿通孔12,15を一致させた状態で重ね合わせ、径外方向に突設したハンドル17を挿入側と反対側の端部に有するピン18を、前記一致されているピン挿通孔12,15に挿通するとともに抜け止めして前記第1・2部材10,13を連結している連結装置において、前述の目的を達成するために、次の技術的手段を採用した。
【0008】すなわち、前記ピン18の挿通始端側における第1・2部材10,13のいずれか一方に、前記ピン18を挿通するときはハンドル17と干渉せず挿通したピン18のその軸心廻りの回動でハンドル17が係合して抜け止めされる位置に抜け止め体19を備えていることを特徴とするものである。前記抜け止め体19は、ピン挿通方向に延びる第1杆部19Aとピン挿通方向と交叉する方向に延びる第2杆部19Bとを連設してなり、該第2杆部19Bの自由端がハンドル17の挿脱部19Cとして開口することができる。
【0009】更に、抜け止め体19におけるハンドル17の挿脱部19Cは、ハンドル挿入方向に向かって幅狭となるテーパーに形成されていて、該挿脱部19Cを有する第2杆部19Bはハンドル17に対して弾性係合することができる。また、前記第1ピン挿通孔12を有する第1部材10は、走行車両21の左右両側に立設固定されている平面視コ字形のマスト受け22であり、第2ピン挿通孔15を有する第2部材13は前記マスト受け22に嵌入されるローダマスト23にすることができる。
【0010】更に、ハンドル17の挿脱部19Cから該ハンドル17が走行振動等で逆戻りして離脱するのを防止するため、前記ハンドル17には被当り部17Aを形成することができるとともに、該被当り部17Aは、格納姿勢に保持されているスタンド部材30に当接させてハンドル17の逆戻りを阻止することができる。
【0011】
【作用】互いに一致している第1・2ピン挿通孔12,15に、ハンドル17を有するピン18を矢示C方向に挿入した後、ハンドル17を介してピン18をその軸心廻りに矢示D方向に回動してから、該ハンドル17を抜止め体19に係合する。
【0012】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明する。本発明の第1実施例を示している図1(A)(B)において、第1部材10は平面視コ字形であり、その左右側板10Aには孔心を合致させて筒ボス11を溶着することで第1ピン挿通孔12を形成している。
【0013】第2部材13は角筒形であり、その側板間にわたってパイプ14を溶着することで第2ピン挿通孔15を形成している。第1部材10の側板10Aには、孔合わせ部材16が固着されており、第1部材10の前面開口10Bから第2部材13を装入して重ね合わせたとき、第2部材13のパイプ14が孔合わせ部材16に支えられて第1・2ピン挿通孔12,15を一致するようになっている。
【0014】第1・2ピン挿通孔12,15には、径外方向に突設されたハンドル17を有する、ピン18が一方から他方に挿入されて第1・2部材10,13を連結しており、矢示C方向に挿入したピン18はハンドル17を矢示D方向に回動することで抜止め体19に係合するようになっている。抜止め体19は第1部材10の側板10Aに溶着されている第1杆部19Aとこれに連設されている第2杆部19Aとを備えている平面視L字形で筒ボス11の下方近傍に位置している。
【0015】すなわち、ピン18を挿入するときはハンドル17がE位置にあって干渉されておらず、ピン18を挿入後にその軸心廻りに回動するとハンドル17は挿脱部19Cを経由して第1杆部19Aにてそれ以上の回動は阻止され、ハンドル17が第2杆部19Bに交叉係合することでピン18の抜止めがされている。第2杆部19Bはハンドル17がバウンドして逆戻りしてもハンドル17を介しての抜止めを保証する長さを有している。
【0016】図2は本発明の第2実施例を示し、抜止め体19における第2杆部19Bの自由端がテーパー状の挿脱部19Cとされていてハンドル17を弾性係合するようにしたものであり、ハンドル17の不測の逆戻りを防止するとともに、ピン18の軸方向ガタ止めを確実にしており、その他の構成は第1実施例と同じである。図3は本発明の第3実施例を示しており、抜止め体19における第2杆部19Bを側面視においてL字形に形成したものであり、その他の構成・作用は第1・2実施例と共通にできる。
【0017】図4〜図8は本発明に係る連結装置を、フロントローダ20を走行車両21に着脱自在に装着するのに適用したものを示している。図4〜図7において、車両21は2軸4車輪形のトラクタであり、車体31の左右側面より張出ブラケット32が左右方向に水平状として突出されていて、該張出ブラケット32の上面にはコ字状に形成されているマスト受け22が立設固定され、このマスト受け22が第1部材となる。
【0018】前記マスト受け22の高さ方向中途部には支承ピン24が横方向に架設されているとともに、上部には筒ボス11を溶着することで第1ピン挿通孔12が形成されている。前記マスト受け22には、第2部材であるマスト23が嵌入され、該マスト23の下部に形成した凹部25が前記支承ピン24に上方から嵌入されると前記第1ピン挿通孔12と合致する第2ピン挿通孔15を備え、両孔12,15にピン18が挿通されて既述のように両部材が連結される。
【0019】フロントローダ20は、マスト23の上部にピン33を介して左右一対のブーム26が上下方向に回動自在として枢着され、該ブーム26の先端にはバケット27を備え、図6で示すようにマスト受け22の背後に取付台34を介して装着したコントローラ35の操作でブームシリンダ28とバケットシリンダ29とを作動することでローダ作業が可能である。
【0020】更に、左右一対のマスト23は図6及び図7で示す如く連結杆36で互いに連結されており、該連結杆36にはスタンド部材30の格納時における保持ピン37を有する。左右一対のスタンド部材30は細長状の棒材38と帯板材39とからなり、棒材38の一端には接地パッド40が固着され、該パッド40は図8(A)(B)で示す如く同角度で立上っている前後壁40Aを有し、該壁40Aの上縁は丸味とされてタイヤ等との接触を少なくしているとともに、格納時において前記保持ピン37に嵌入される孔が形成されている。
【0021】スタンド部材30の帯板材39にはその帯長手方向の長孔39Aが形成されていて該長孔39Aにはマスト23の下部に横向として固着した支点ピン41が挿通され、図6で示す如く保持ピン37と支点ピン41とで格納姿勢でスタンド部材30が保持されている。マスト受け22とマスト23とをピン18で連結しているとき、ハンドル17は抜止め体19によって既述の通り抜止めされているが、走行振動等でバウンドして逆戻りし挿脱部19Cから不測に離脱する運動をすることもある。
【0022】このため図5・6で示す如くハンドル17の先端を外方に向かってL字形に屈折形成して被当り部17Aを設け、該被当り部17Aが格納姿勢にあるスタンド部材30に当接して前述の不測な離脱が防止されている。左右一対のスタンド部材30は、ローダ20と車両21とを脱着するとき、ローダ20をバケット27と協働して自立保持するものである。
【0023】すなわち、保持ピン37より接地パッド40を外し、支点ピン41廻りにスタンド部材30を回動して接地パッド40を接地して使用姿勢にされる。このとき、支点ピン41をガイドとして長孔39Aの範囲で摺動され、一方、スタンド部材30における帯板材39には姿勢保持用のピン挿通孔39Bを形成する一方、マスト23には天地反転されたピン挿通孔39Bと合致するピン挿通孔23Aが筒状として形成されている。
【0024】従って、両ピン挿通孔39B,23Aに連結ピン18を挿通し、この近傍で支点ピン41が長孔39Aに係合していることから、左右一対のスタンド部材30は使用姿勢に保持されることになる。なお、ローダの離脱時には、ピン18を引抜くものであることから、使用姿勢のとき該ピン18を利用して両ピン挿通孔29B,23Aに挿通し、該ピン18の兼用化をすることが望ましいが、勿論、専用のピンを用いることもできる。
【0025】また、図8(A)で示す如くスタンド部材30の帯板材39をその中途から内外に屈折形成しておくことにより、スタンド部材30の格納時は車体に近づけ、使用時には車体より外してタイヤ等との接触をなくすとともに自立スパンを大きくすることが望ましい。
【0026】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、第1・2部材をピンの抜差しで連結するとき、ピンの抜止めは該ピンの挿入側にて行うことができるので、ピンに抜止めのためのセットピン用の孔が必要でなく、ピンの軸長が短くできるし、連結と抜止めも連続作業とできて操作を迅速かつ正確にできる。
【0027】従って、本発明はフロントローダを走行車両に着脱自在に装着するのに適用して実益大である。但し、本発明は2部材のピンの抜差しによる連結である限りにおいて、ローダ以外にも適用可能である。




 

 


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