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発明の名称 歩行型移動農機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−70609
公開日 平成8年(1996)3月19日
出願番号 特願平6−215488
出願日 平成6年(1994)9月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 芋生 裕志 / 松本 利幸 / 芝野 義久 / 打谷 賢
要約 目的
ロータリ装置の上部を覆うロータリカバーを機体前後方向の軸芯周りで角度調節可能に構成して、ロータリ装置によって跳ね上げられた耕耘土を前記ロータリカバーにより機体横方向に案内する歩行型移動農機において、ロータリカバーの内面に泥土が付着することを抑制する。

構成
前記ロータリカバー8の内面に、各カバー8A1 ,8A2 ,8Bの枢支連結部を一体的に覆う状態で左右一対の泥土付着防止板20,20を設けてある。
特許請求の範囲
【請求項1】 ロータリ装置(7)の上部を覆うロータリカバー(8)を機体前後方向の軸芯周りで角度調節可能に構成して、ロータリ装置(7)によって跳ね上げられた耕耘土を前記ロータリカバー(8)により機体横方向に案内する歩行型移動農機において、前記ロータリカバー(8)の内面に、各カバー(8A1 ),(8A2 ),(8B)の枢支連結部を一体的に覆う左右一対の弾性変位可能な泥土付着防止板(20),(20)を設けてある歩行型移動農機。
【請求項2】 前記泥土付着防止板(20)を、ロータリカバー(8)の端部に設けた係止金具(21)に係止してある請求項1に記載の歩行型移動農機。
【請求項3】 前記泥土付着防止板(20)を、上方に凸曲するように予め彎曲癖を付けて成形してある請求項1又は請求項2に記載の歩行型移動農機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータリ装置の上部を覆うロータリカバーを機体前後方向の軸芯周りで角度調節可能に構成して、ロータリ装置によって跳ね上げられた耕耘土を前記ロータリカバーにより機体横方向に案内して畝上作物の根元部に供給する中耕管理に利用される歩行型移動農機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の歩行型移動農機としての中耕管理機は、実開平4‐48904号公報に示されるように、ロータリ装置の上部を覆うロータリカバーが、機体前後方向の軸芯周りで角度調節可能に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ロータリ装置によって跳ね上げられた耕耘土をロータリカバーの内面に当て付けて機体横側方に案内するものであるから、カバーの内面に泥土が付着し易く、それが堆積するとカバーが重たくなって、畦際で、ロータリ装置を持ち上げての機体の旋回が行ない難くなる不都合がある。
【0004】本発明の第1の目的は、ロータリカバーに対する泥土付着を抑制して、畦際での機体旋回を行ない易くする点にある。
【0005】本発明の第2の目的は、そのための部材をロータリカバーに容易に取付けられるようにする点にある。
【0006】本発明の第3の目的は、そのための部材によってロータリカバーの角度調節が阻害されないようにする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本第1発明の特徴構成は、ロータリ装置の上部を覆うロータリカバーを機体前後方向の軸芯周りで角度調節可能に構成して、ロータリ装置によって跳ね上げられた耕耘土を前記ロータリカバーにより機体横方向に案内する歩行型移動農機において、前記ロータリカバーの内面に、各カバーの枢支連結部を一体的に覆う左右一対の弾性変位可能な泥土付着防止板を設けてある。
【0008】本第2発明の特徴構成は、泥土付着防止板を、ロータリカバーの端部に設けた係止具に係止してある。
【0009】本第3発明の特徴構成は、泥土付着防止板を、上方に凸曲するように予め彎曲癖を付けて成形してある。
【0010】
【作用】本第1発明の特徴構成によれば、ロータリ装置によって跳ね上げられた耕耘土は、ロータリカバー内面の泥土付着防止板によって機体横方向に案内されて放出されることとなり、そして、泥土付着防止板の内面に付着した耕耘土は、機体の振動によって微振動する弾性変位可能な泥土付着防止板によって振り落とされて泥土付着が抑制される。
【0011】また、各カバーの枢支連結部を一体的に覆う泥土付着防止板であるから、耕耘土は、機体横方向にスムーズに案内されて放出されることとなり、カバーの枢支連結部の隙間から泥土が飛散することがない。
【0012】本第2発明の特徴構成によれば、泥土付着防止板は、ロータリカバーに対して係止固定であるから、ボルトやビスなどを利用した固定連結具を用いる場合に比してカバーへの装着が行ない易く、また、ボルトやビスなどを利用した固定連結具を用いる場合のように、ボルトやビスなどの固定連結具に泥土が付着するというようなことを避けられる。
【0013】本第3発明の特徴構成によれば、予め上方に凸曲する彎曲癖を付けた泥土付着防止板によって、該防止板の中間部の垂れ下がりを抑制し得るとともに、ロータリカバーの角度調節が阻害されることが少ない。
【0014】
【発明の効果】本第1発明の特徴構成によれば、ロータリカバーに対する泥土付着を抑制することができ、畦際で、ロータリ装置を持ち上げての機体の旋回が行ない易くなる。
【0015】また、各カバーの枢支連結部を一体的に覆う泥土付着防止板であるから、各カバーの枢支連結部の隙間から泥土が飛散することを防止でき、良好な耕耘土の案内作用を発揮する。
【0016】本第2発明の特徴構成によれば、ロータリカバーに対する泥土付着防止板の装着が行ない易く、また、泥土付着防止板をボルトやビスなどの固定連結具を介してロータリカバーに固定する場合に比して、ボルトやビスなどの固定連結具に泥土が付着堆積固化して、泥土付着防止板の脱着が行ない難くなるというようなことを避けられる。
【0017】本第3発明の特徴構成によれば、予め上方に凸曲する彎曲癖を付けた泥土付着防止板によって、該防止板の中間部の垂れ下がりを抑制し得るとともに、ロータリカバーを上方に折曲する場合に、ロータリカバーの角度調節が阻害されることが少ない。
【0018】
【実施例】図1は、作物と作物との畝間を走行して、耕耘土を畝上の作物の根元部に供給する中耕管理に用いられる歩行型移動農機としての歩行型耕耘機の全体を示し、この歩行型耕耘機は、エンジン1、走行ミッションケース2、左右一対の車輪3,3、操縦ハンドル4を備えた走行機体Aの後部に、ロータリ耕耘装置Bを連結して、中耕管理に用いられる歩行型耕耘機を構成してある。
【0019】前記ロータリ耕耘装置Bは、ロータリフレーム5、ロータリケース6、ロータリ装置7、ロータリカバー8、抵抗棒9を備え、走行機体Aから副チェーンケース10内のチェーン伝動装置を介してロータリケース6のチェーン伝動装置に動力が伝達されるようになっている。
【0020】前記ロータリ耕耘装置Bは、アッパーカット形式で耕耘土を上方に跳ね上げて、ロータリカバー8で機体横外側方に案内放出するようになっている。
【0021】図3及び図4に示すように、前記ロータリカバー8は、左右一対の上部カバー8Aと左右一対のサイドカバー8Bとから構成されており、前記左右一対の上部カバー8Aは、夫々、機体横幅方向で2分割され、そして、両分割カバー8A1,8A2 同士は機体前後方向の軸芯周りに揺動自在な蝶番11を介して逆V字型に折曲自在に枢支連結されている。そして、前記上部カバー8Aの外端部に前記サイドカバー8Bが機体前後方向の軸芯周りに揺動自在な蝶番11を介して上方に揺動自在に枢支連結されている。そして、前記上部カバー8Aの機体内方側の分割カバー8A1 が、ロータリフレーム5に対して機体前後方向の軸芯周りに揺動自在な蝶番11を介して上方に揺動自在に枢支連結されている。
【0022】前記上部カバー8Aの機体内方側の分割カバー8A1 は、ロータリフレーム5に対して固定機構12を介して角度調節自在に固定されており、そして、機体外方側の分割カバー8A2 は、機体内方側の分割カバー8A1 に対して固定機構13を介して角度調節自在に固定されており、そして、前記サイドカバー8Bは、機体外方側の分割カバー8A2 に対して固定機構14を介して角度調節自在に固定されている。
【0023】前記機体内方側の上部分割カバー8A1 の固定機構12は、ロータリフレーム5に立設されたポスト5Aに対して上部分割カバー8A1 の上面に枢支連結された長孔付きリンク15を蝶ボルト16を介して固定連結することによって任意の角度で固定可能に構成されている。また、機体外方側の上部分割カバー8A2 の固定機構13並びにサイドカバー8Bの固定機構14は、上部カバー8Aに固定されたブラッケト17に対してサイドカバー8Bの外面に固定された円弧状の長孔付きリンク18を蝶ボルト19を介して固定連結することによって任意の角度で固定可能に構成されている。
【0024】前記ロータリカバー8の内面に、機体の振動に伴って微振動を許容する程度の隙間をあけて左右一対の泥土付着防止板20,20を設けてある。
【0025】前記泥土付着防止板20は、泥土が付着し難い撥水性を有する軟質の樹脂材からなり、ロータリカバー8の端部に設けた断面形状コの字型の係止金具21を介して係止されている。
【0026】また、前記泥土付着防止板20は、左右方向の中間部が予め上方に凸曲する彎曲癖を付けて成形されており、中間部の垂れ下がり防止と上部カバー8の角度調節を阻害しないようにはかられている。
【0027】この歩行型耕耘機においては、図5及び図6に示すように、走行機体の主クラッチを、手によって操作可能なハンドレバー22と、指によって操作可能なフィンガーレバー23と、さらに、機体後進時に車輪の駆動反力によってハンドルを押さえきれなくなってハンドルが上方に持ち上げられて、前記ハンドレバー22又はフィンガーレバー23を操作できなくなった場合等に主クラッチを切り操作できる門型レバー24が設けられている。
【0028】すなわち、前記ハンドレバー22は、支点P1 周りに前方に操作すると主クラッチ入り、後方に操作すると主クラッチ切り操作可能に支点ブラケット25に枢支されるとともに、前記フィンガーレバー23は、支点P2 周りに揺動可能に支点ブラケット25に枢支された支点リンク26の遊端に支点P3 を中心に揺動可能に枢支されており、このフィンガーレバー23の前方延出部23aがハンドレバー22と一体揺動する操作リンク27の一端に枢支連結されれいる。そして、図5(イ)に示すように、ハンドレバー22が前方に操作された「クラッチ入り」状態では、フィンガーレバー23がハンドルグリップより下方位置にあり、この状態でハンドル4を握っている左手の親指以外の指でフィンガーレバー23を引き上げ操作すると、図5(ロ)に示すように、ハンドレバー22がデッドポイントを越えて「クラッチ切り」位置まで揺動される。また、この「クラッチ切り」状態では、フィンガーレバー23がハンドルグリップより上方位置にあり、この状態でハンドル4を握っている左手の親指でフィンガーレバー23を押し下げ操作すると上記「クラッチ入り」状態に切り換えることができるのである。
【0029】前記門型レバー24は、前記ハンドレバー22の支点P1 周りに独立揺動可能に遊転支持されるとともに、バネ28によって常に所定姿勢に弾性保持されている。そして、図5(イ)に示す「クラッチ入り」状態において、この門型レバー24を下方に揺動操作すると、ハンドレバー22に一体化した前記操作リンク27の他端部27aが門型レバー24との当接によって図中時計方向に押圧操作され、ハンドレバー22がデッドポイントを越えて「クラッチ切り」位置まで揺動されるようになっている。
【0030】このように、主クラッチはハンドレバー22によって入り切り操作できる他に、ハンドル4を両手で握ったままフィンガーレバー23による指操作によっても入り切り操作でき、かつ、とっさの場合に門型レバー24の操作によっても切り操作することができるのである。
【0031】〔別実施例〕歩行型移動農機としては、専用の中耕管理機であっても良い。
【0032】また、ロータリカバーの上部カバーを2分割することなく、1枚もので構成して、その上部カバーとサイドカバーを角度調節可能に構成しても良い。
【0033】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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