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発明の名称 作溝機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−70608
公開日 平成8年(1996)3月19日
出願番号 特願平6−215491
出願日 平成6年(1994)9月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 渡辺 誉夫
要約 目的
作業者の負担を軽減できる状態で作溝できる作溝機を提供する。

構成
圃場面に水抜き溝を作溝する作溝体2を走行機体1に昇降装置6で昇降自在に装備するとともに、作溝体2と圃場面との相対位置を検出する検出手段10を設け、作溝体2が圃場面に設定深さ突入されたことが検出手段10で検知された後の走行機体1の走行に伴って、作溝体2を徐々に上昇あるいは徐々に下降させて所定勾配の作溝を行うように昇降装置6を操作制御する作溝制御手段11を設けてある。
特許請求の範囲
【請求項1】 圃場面に水抜き溝を作溝する作溝体(2)を走行機体(1)に昇降装置(6)で昇降自在に装備するとともに、前記作溝体(2)と圃場面との相対位置を検出する検出手段(10)を設け、前記作溝体(2)が圃場面に設定深さ突入されたことが前記検出手段(10)で検知された後の前記走行機体(1)の走行に伴って、前記作溝体(2)を徐々に上昇あるいは徐々に下降させて所定勾配の作溝を行うように前記昇降装置(6)を操作制御する作溝制御手段(11)を設けてある作溝機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圃場面に水抜き溝を作溝するために供される作溝機に関する。
【0002】
【従来の技術】田植された後の圃場は常時水を張った状態にしておくのでなく、ときどき水抜きをして圃場の泥面を空気に曝すのであるが、その水抜きを能率的に行えるよう、水抜き用の溝を作溝機を用いて田植後の圃場に数条おきに条間に形成するようにしている。そして、従来、この種の作溝機としては、走行機体に作溝体を昇降駆動装置を介して上下位置変更可能に設置し、操縦者が作溝機を目視しながら溝深さを判断して、人為的にその作溝体を適宜昇降させて勾配が生ずるように水抜き溝を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来においては、上記のように人為的に作溝機を目視しながら溝を形成しなければならず、操縦座席から作溝機のある機体後方を振り返った状態でその作溝作業を行ったり、昇降操作を行ったりするものであるから、煩わしい作業となっていた。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、作業者の負担を軽減できる状態で作溝できる作溝機の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる作溝機は、上記目的を達成するために、圃場面に水抜き溝を作溝する作溝体を走行機体に昇降装置で昇降自在に装備するとともに、前記作溝体と圃場面との相対位置を検出する検出手段を設け、前記作溝体が圃場面に設定深さ突入されたことが前記検出手段で検知された後の前記走行機体の走行に伴って、前記作溝体を徐々に上昇あるいは徐々に下降させて所定勾配の作溝を行うように前記昇降装置を操作制御する作溝制御手段を設けてあることを特徴構成とする。かかる特徴構成による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、水抜き溝を作溝する作溝体と圃場面との相対位置を検出する検出手段を設け、その作溝体が圃場面に設定深さ突入されたことが検出された後の走行機体の走行に伴って、作溝体を自動的に徐々に上昇あるいは徐々に下降させることで、自動的に水抜き溝で勾配が生ずることになって、人為的に作溝体を昇降操作しなくても良い。
【0006】
【発明の効果】従って、作溝作業が操縦作業者において一々作溝体の作溝深さを目視してその溝深さの修正を人為的に細かに操作して行わなくても、所望の勾配を有する水抜き溝を形成できるから、操縦作業者は単に走行操作を行うだけで良く、作業が簡易なものとなり、作業能率を向上できるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1に、作溝機を示している。この作溝機は、乗用型田植機の走行機体1に苗植付装置に代えて作溝体2を昇降自在に装着したものである。すなわち、この作溝機は、左右一対の前車輪3,3及び後車輪4,4で走行可能に支持された走行機体1の後端部に四連リンク機構5を昇降装置としての油圧シリンダ6で昇降駆動自在に設け、この四連リンク機構5の後端部に取付アーム7を介して作溝体2を装着して構成している。
【0008】図1及び図2に示すように、四連リンク機構5の走行機体1に対する上下揺動角度姿勢を検出するポテンショメータ8を、走行機体1における四連リンク機構5の軸支部に設けている。そして、前記作溝体2には、横軸心周りで揺動自在なセンサバー9を備えて、そのセンサバー9の揺動角度から溝深さを検出する検出手段としての溝深さ検出用ポテンショメータ10を備えている。前記ポテンショメータ8及び溝深さ検出用ポテンショメータ10の検出信号は、走行機体1に備えた作溝制御手段としての制御装置11に入力される。また、この制御装置11には、四連リンク機構5に苗植付装置17を装着した時(図5参照)に、整地フロート23の上下揺動量から苗植付装置17の浮沈を検出するフロートセンサ13や、前記フロートセンサ13の検出結果に基づいて苗植付装置17を圃場面に対して設定高さに維持する昇降制御を行う際の制御感度を圃場の硬軟に応じて人為的に調節する感度設定器12、および、昇降切換スイッチ15等からの信号を入力するとともに、制御装置11から油圧シリンダ6の電磁制御弁16に駆動信号を出力するようにしている。
【0009】次に、上記構成を用いての作溝作業について説明する。なお、この作溝作業に先立って制御装置11を作溝作業モードにセットし、かつ、この作溝作業モードでは前記感度設定器12からの信号が溝深さ設定値に代用される。先ず、機体を圃場の端部に位置させて昇降切換スイッチ15を下降位置に操作すると、四連リンク機構5が下降制御されて空中に位置していた作溝体2が下降して圃場面に沈下してゆく。作溝体2が圃場面から設定深さまで沈下すると、これが溝深さ検出用ポテンショメータ10で検出されて下降が一旦停止される。そして、この時点における前記ポテンショメータ8の出力、つまり、作溝体2が圃場面から設定深さまで沈下した時点の四連リンク機構5の位置が基準値として記憶される。次に、機体を前進走行させると、作溝体2が圃場内を移動することで溝が形成されてゆくのであるが、図3に示すように、設定時間が経過するごとに四連リンク機構5が前記基準値から設定微小角度づつ下降するように、ポテンショメータ8からの信号をフィードバックしながら制御装置11から電磁制御弁16に下降用のパルス信号が出力され、その結果、作溝体2により形成される溝の深さが自動的に除々に深くなってゆく。つまり、所定の勾配のついた排水溝が形成されてゆくのである。そして、この勾配は、100メートルにつき約10センチメートル程度の高低差がつくことが望ましい。尚、上記勾配をつける方法としては、走行開始時に作溝体2を深く突入させ、走行に伴って徐々に浅くなっていくように作溝体2を上昇させていく制御にしても良い。
【0010】次に、上記走行機体1の路上走行時における走行速度の制限を図る手段について簡単に説明する。図5に示すように、走行機体1に苗植付装置17を装着して田植作業できるものにおいて走行機体1から苗植付装置17を外した状態で路上走行する場合には、苗植付装置17が無い分走行機体1の前後方向での重量バランスが前寄りになって走行上の安定性が損なわれ、特に、高速走行して制動をかけたときに不安定になりがちとなるので、その速度制限を行うようにしている。すなわち、図4に示すように、苗植付装置17に設けた前記フロートセンサ13をはじめとする各種センサ類からの信号線を伝達するワイヤハーネス18は、一対のコネクタ19A,19Bによって接続されるようにしているが、このコネクタ19A,19Bのうち走行機体がわのコネクタ19Aには、両コネクタ19A,19Bが接続状態であるか否か検出できるスイッチ20を設けているとともに、このスイッチ20の検出結果を前記制御装置11に伝達するようにしている。そして、コネクタ19A,19Bが接続されていると、スイッチ20のスイッチング操作部20aがコネクタ19Bが接当してオフ状態となり、コネクタ19A,19Bの接続が解除されるとオン状態となるように設定しており、コネクタ19A,19Bの接続が解除されることによるスイッチ20のオン信号によって、制御装置11は、最高走行速度を所定速度以上にならないようベルト式無段変速装置21を所定の低速域内でしか操作できない構成にするため、制御装置11で駆動制御できる変速用アクチュエータ22の最高速位置を低速の位置に制限するようにしている。
【0011】〔別実施例〕
■上記実施例と同様の構造において、制御装置11は、溝深さ検出用ポテンショメータ10の検出に基づいて作溝体2を所定の深さ位置に下降させた後、ポテンショメータ8からの信号に基づくフィードバック制御を行わずに、走行に伴って、前記四連リンク機構5を昇降駆動する油圧シリンダ6への圧油の給排操作する電磁制御弁16へ一定周期毎に所定幅のパルス信号を出力するようにして、作溝体2を徐々に上昇させたりあるいは徐々に下降させたりすることで、作溝される水抜き溝に勾配をつけることも可能である。
■実施例では、作溝作業の開始時に作溝体2を圃場面に突入させる際にのみ溝深さ検出用ポテンショメータ10を使用しているものを説明したが、圃場面が比較的均平な場合には、この溝深さ検出用ポテンショメータ10の検出結果に基づいて作溝体2を昇降制御して、作溝される水抜き溝に勾配をつけることも可能である。
■作溝体2の圃場面への突入深さを検出する手段としては、接触式の他に超音波等を利用した非接触式のものを利用することもできる。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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