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発明の名称 脱穀装置の選別風供給装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−66118
公開日 平成8年(1996)3月12日
出願番号 特願平6−205863
出願日 平成6年(1994)8月31日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 占部 元喜
要約 目的


構成
唐箕ケース16内に唐箕ファン17を収容し、唐箕ケース16に空気取入れ口19と空気送出口18とを形成して、唐箕ファン17の駆動回転に伴って、空気取入れ口19から唐箕ケース16内に空気を取り入れて、空気送出口18から後方の揺動選別装置20に送出するように構成し、空気送出口18を、唐箕ケース16の後端上部側の上側空気送出口18aと、唐箕ケース16の下部側で、上側空気送出口18aよりも前方に位置する下側空気送出口18bとで構成し、上側空気送出口18aと下側空気送出口18bからの空気を、揺動選別装置20における一番物選別用のグレンシーブ8から上方の選別空間と下方の選別空間とに各別に導く風向板21を設けてある。
特許請求の範囲
【請求項1】 唐箕ケース(16)内に唐箕ファン(17)を収容し、前記唐箕ケース(16)に空気取入れ口(19)と空気送出口(18)とを形成して、前記唐箕ファン(17)の駆動回転に伴って、前記空気取入れ口(19)から前記唐箕ケース(16)内に空気を取り入れて、前記空気送出口(18)から後方の揺動選別装置(20)に送出するように構成してある脱穀装置の選別風供給装置であって、前記空気送出口(18)を、前記唐箕ケース(16)の後端上部側の上側空気送出口(18a)と、前記唐箕ケース(16)の下部側で、前記上側空気送出口(18a)よりも前方に位置する下側空気送出口(18b)とで構成し、前記上側空気送出口(18a)と下側空気送出口(18b)からの空気を、前記揺動選別装置(20)における一番物選別用のグレンシーブ(8)から上方の選別空間と下方の選別空間とに各別に導く風向板(21)を設けてある脱穀装置の選別風供給装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、唐箕ケース内に唐箕ファンを収容し、前記唐箕ケースに空気取入れ口と空気送出口とを形成して、前記唐箕ファンの駆動回転に伴って、前記空気取入れ口から前記唐箕ケース内に空気を取り入れて、前記空気送出口から後方の揺動選別装置に送出するように構成してある脱穀装置の選別風供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の脱穀装置の選別風供給装置においては、空気送出口は唐箕ケースの後端部に一つ形成してあるだけであった(例えば、特開平6‐178610号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれば、唐箕ケースの後端部に空気送出口を一つ形成してあるだけであったために、空気送出口から出た風が上下方向に広がり、例えばグレンパンの後端部から後方に延びる孔開き搬送板や、この孔開き搬送板の後端部に連なるチャフシーブの前端部など、選別風の必要な箇所に選別風を集中的に送出することが困難であった。
【0004】また、この種の脱穀装置の選別風供給装置では、空気取入れ口は左右外側板に唐箕ファンの回転軸芯とほぼ同芯状に形成してあり、空気取入れ口から取り入れられた空気は、外側板に沿ってすぐに空気送出口から送出されて、左右中央部まで送られる空気の量が少なくなり、空気送出口の近傍では、風量が左右両側部で多く中央部で少ないといった左右幅方向に不均一な風の分布になりやすい傾向がある。このような状況下において上記従来の構成によれば、空気送出口は唐箕ケースの後端部だけに形成してあったために、空気送出口から揺動選別装置までの距離が十分に離れずに、選別風が左右幅方向に不均一な分布のまま揺動選別装置に供給され、その結果、唐箕ファンの中央部の前方の風力が左右両側部の前方の風力に比べて弱くなり、前記中央部の前方での風による選別を確実に行うことが困難であった。
【0005】本発明の目的は、選別風を必要な箇所に集中的に送出することができ、選別部の幅方向での風力の強弱を少なくして、選別部の幅方向全域にわたって良好な選別を行うことができて、選別性能を向上させることができる脱穀装置の選別風供給装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、空気送出口を、唐箕ケースの後端上部側の上側空気送出口と、前記唐箕ケースの下部側で、前記上側空気送出口よりも前方に位置する下側空気送出口とで構成し、前記上側空気送出口と下側空気送出口からの空気を、前記揺動選別装置における一番物選別用のグレンシーブから上方の選別空間と下方の選別空間とに各別に導く風向板を設けてあるこにある。
【0007】
【作用】上記の構成によれば空気送出口を、上側空気送出口と下側空気送出口とで構成し、上記のような風向板を設けてあるから、例えばグレンパンの後端部から後方に延びる孔開き搬送板や、この孔開き搬送板の後端部に連なるチャフシーブの前端部など、選別風の必要な箇所に選別風を集中的に送出することができる。
【0008】また、下側空気送出口を上側空気送出口よりも前方に位置させたことで下側空気送出口から揺動選別装置までの距離が長くなるから、下側空気送出口の近傍において、風量が左右両側部で多く中央部で少ないといった左右幅方向に不均一な風の分布になっても、下側空気送出口から送出される選別風に関しては、揺動選別装置に到達するまでに風量が左右幅方向で均一になりやすく、唐箕ファンの中央部の前方での風による選別を、左右両側での風による選別と同程度に確実に行うことができ、選別部の幅方向での風力の強弱を少なくして、選別部の幅方向全域にわたって良好な選別を行うことができる。
【0009】
【発明の効果】従って、選別風を必要な箇所に集中的に送出することができ、下側空気送出口から送出される選別風の幅方向での風力の強弱を少なくして、選別部の幅方向全域にわたって良好な選別を行うことができるから、選別性能を向上させることができる脱穀装置の選別風供給装置を提供することができた。
【0010】
【実施例】以下、本発明を全稈投入型のコンバインに適用した実施例を図面に基づいて説明する。図1に、全稈投入型のコンバインに搭載される脱穀装置の縦断側面が示されており、この脱穀装置は、フィーダ1により送り込まれた刈取穀稈を脱穀する脱穀部Aと、脱穀部Aからの処理物を篩い選別並びに風選別する選別部Bにより構成されている。
【0011】脱穀部Aは、螺旋状の扱歯2Aを備えた軸流型の扱胴2、及び、扱胴2の下方に張設されたコンケーブ3などにより構成されており、扱胴2を駆動回転させることによって、刈取穀稈に扱処理を施すとともに排ワラを後部から排出するようになっている。また、刈取穀稈の扱処理により得られた処理物はコンケーブ3から漏下するようになっている。
【0012】選別部Bは、コンケーブ3の前部から漏下した処理物を受け止めて後方へ移送するグレンパン4、グレンパン4から移送された処理物のうちのワラ屑などを下方からの風力により浮き上がらせるとともに穀粒などを漏下させる孔開き搬送板5、孔開き搬送板5に連なって処理物の粗選別を行うチャフシーブ6、チャフシーブ6に連なって処理物の粗選別を行うリアシーブ7、及び、孔開き搬送板5とチャフシーブ6から漏下した処理物の穀粒選別を行う一番物選別用のグレンシーブ8などを揺動選別ケース9に設けて成る揺動選別装置20と、風選別するための風力を発生させる選別風供給装置としての唐箕10とにより構成されている。
【0013】グレンシーブ8から漏下した一番物としての穀粒は、グレンシーブ8の下方に備えられた一番物回収部11にて回収された後、グレンタンク(図示せず)にて貯留されるようになっている。一方、グレンシーブ8にて漏下しなかった枝付き籾やリアシーブ7から漏下した枝付き籾などの二番物は、リアシーブ7の下方に備えられた二番物回収部12にて回収された後、二番還元装置(図示せず)にて再脱穀されるとともに選別部Bへ還元されるようになっている。また、ワラ屑や籾殻などの塵埃は、唐箕10からの風力により機外へ排出されるようになっている。
【0014】揺動選別ケース9の前部は、その左右両側面に枢支されたローラ13と、脱穀装置の側板14に設けられたガイドレール14Aによって、スライド自在に支持されている。また揺動選別ケース9の後部は、偏芯カム式の駆動機構15を介して脱穀装置の側板14に揺動自在に支持されている。つまり、揺動選別ケース9は、揺動選別ケース9の全体を偏芯カム式の駆動機構15からの駆動力により上下成分と前後成分とを持った揺動軌跡で揺動させることによって、処理物を篩い選別しながら後方へ移送するようになっている。
【0015】前記唐箕10は、唐箕ケース16内に唐箕ファン17を収容し、唐箕ケース16の左右両側に空気取入れ口19を、左右の外側板14の外方側まで開口するように形成し、前記唐箕ケース16の後端部に左外側板14から右外側板14にわたる空気送出口18を形成して、唐箕ファン17の駆動回転に伴って、空気取入れ口19から唐箕ケース16内に空気を取り入れて、前記空気送出口18から後方の揺動選別装置20に送出するように構成してある。
【0016】前記唐箕ファン17は回転軸に平板状の羽根を4枚放射状に設けて構成してある。また前記空気送出口18は、唐箕ケース16の後端上部側の上側空気送出口18aと、唐箕ケース16の前端下部側に位置する下側空気送出口18bとで構成し、上側空気送出口18aと下側空気送出口18bからの空気を、揺動選別装置20における一番物選別用のグレンシーブ8から上方の選別空間と下方の選別空間とに各別に導く風向板21を設けてある。
【0017】上記の構成によれば空気送出口18を、上側空気送出口18aと下側空気送出口18bとで構成し、上記のような風向板21を設けてあるから、孔開き搬送板5や、この孔開き搬送板5の後端部に連なるチャフシーブ6の前端部など、選別風の必要な箇所に選別風を集中的に送出することができる。
【0018】また、下側空気送出口18bを上側空気送出口18aよりも前方に位置させたことで下側空気送出口18aから揺動選別装置20までの距離が長くなるから、空気送出口18の近傍において、風量が左右両側部で多く中央部で少ないといった左右幅方向に不均一な風の分布になっても、揺動選別装置20に到達するまでに風量が左右幅方向で均一になりやすく、唐箕ファン17の中央部の前方での風による選別を、左右両側での風による選別と同程度に確実に行うことができる。さらに、上記のように、揺動選別装置20に到達するまでに風量が左右幅方向で均一になりやすいことから、唐箕ファン17の回転数を上げて選別風の風量を増やしても、唐箕ファン17の左右両側部の前方の風力だけが強くなりすぎることがなく、従来のような、唐箕ファン17の回転数を増した場合における選別部Bの左右両側部の風力の過剰な増大に起因する3番飛散による穀粒の機外排出を防止できる。その結果、選別部Bの幅方向での風力の強弱を少なくして、選別部Bの幅方向全域にわたって良好な選別を行うことができる。
【0019】〔別実施例〕本発明を自脱型のコンバインに適用するようにしてもよい。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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