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発明の名称 移植機の機体高さ調整構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−56431
公開日 平成8年(1996)3月5日
出願番号 特願平6−196935
出願日 平成6年(1994)8月22日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 野坂 健吉 / 西尾 基 / 北 賢治 / 島隅 和夫 / 蔵野 淳次 / 福本 仁志
要約 目的


構成
走行機体2に、駆動輪3と、畝Aに苗を植付けていく植付け装置6と、植付け装置6の植付け位置近傍で覆土する覆土輪7とを設け、駆動輪3に対して走行機体2を昇降する昇降機構8を備える。植付け装置6及び覆土輪7を支持する可動フレーム9を、その一端側を走行機体2に対して横軸15廻り回動可能に支持しかつ他端側を覆土輪7で支持し、昇降機構8を昇降動作させる作動部材10を前記可動フレーム9と連動連結する。
特許請求の範囲
【請求項1】 走行機体(2)に、駆動輪(3)と、畝(A)に苗(B)を植付けていく植付け装置(6)と、植付け装置(6)の植付け位置近傍で覆土する覆土輪(7)とを設け、駆動輪(3)に対して走行機体(2)を昇降する昇降機構(8)を備えた移植機において、植付け装置(6)及び覆土輪(7)を支持する可動フレーム(9)を、その一端側を走行機体(2)に対して横軸(15)廻り回動可能に支持しかつ他端側を覆土輪(7)で支持し、昇降機構(8)を昇降動作させる作動部材(10)を前記可動フレーム(9)と連動連結していることを特徴とする移植機の機体高さ調整構造。
【請求項2】 走行機体(2)に、駆動輪(3)及び前輪(4)と、昇降しながら畝(A)に苗(B)を植付けていく植付筒(11)を有する植付け装置(6)と、植付筒(11)の植付け位置近傍で覆土する覆土輪(7)とを設け、駆動輪(3)を支持した伝動ケース(12)を走行機体(2)に対して回動させる油圧シリンダ(13)を、油圧バルブ(14)の作動部材(10)を操作することにより作動して走行機体(2)を昇降する昇降機構(8)を備えた移植機において、植付け装置(6)及び覆土輪(7)を支持する可動フレーム(9)を、その一端側を走行機体(2)に対して横軸(15)廻り回動可能に支持しかつ他端側を走行機体(2)に弾力的に支持すると共に覆土輪(7)で支持し、昇降機構(8)の作動部材(10)と前記可動フレーム(9)とを長さ調整自在な連動ロッド(16)で連動連結していることを特徴とする移植機の機体高さ調整構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レタス、キャベツ等の野菜苗を、走行しながら畝に順次移植していく移植機の機体高さ調整構造に関する。
【0002】
【従来の技術】野菜等のポット苗 (土付苗) を移植する畑地用の移植機は、特開平5−6号公報に開示されているように、走行機体に、駆動輪と、畝に苗を植付けていく植付け装置と、植付け装置の植付け位置近傍で覆土する覆土輪とを設け、駆動輪に対して走行機体を昇降する昇降機構を備えて構成されている。
【0003】そして、植付け装置では、縦横に多数のポット部を備えた苗箱を弯曲形成しながら縦送りし、そのポット部から土付苗を押出して植付筒に受け渡して植付けて行くようになっている。この植付け深さは、植付け位置から離れた前方の検出ローラで畝高さを検出して植付け深さを大まかに制御し、駆動輪側に設けた接地ローラで植付け位置の畝高さを検出して植付け深さを細かく制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の植付け深さの制御では、検出ローラ及び接地ローラが共に植付け装置の植付筒に対して相対的に上下動するため、走行機体を昇降する制御機構が複雑になり、制御応答性を高くすることが困難であり、畝高さが変動するときに植付筒に対して高低差が生じることがある。
【0005】本発明は、植付け装置と共に可動フレームに支持された覆土輪が植付筒の植付け位置近傍で畝に接地することを利用して、覆土輪と共に上下動する可動フレームで昇降機構を制御することにより、植付け深さをより高精度でかつ応答性を高くして制御できるようにした移植機の機体高さ調整構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決のための具体的手段は、走行機体2に、駆動輪3と、畝Aに苗Bを植付けていく植付け装置6と、植付け装置6の植付け位置近傍で覆土する覆土輪7とを設け、駆動輪3に対して走行機体2を昇降する昇降機構8を備えた移植機において、植付け装置6及び覆土輪7を支持する可動フレーム9を、その一端側を走行機体2に対して横軸15廻り回動可能に支持しかつ他端側を覆土輪7で支持し、昇降機構8を昇降動作させる作動部材10を前記可動フレーム9と連動連結していることである。
【0007】本発明における課題解決のための第2の具体的手段は、走行機体2に、駆動輪3及び前輪4と、昇降しながら畝Aに苗Bを植付けていく植付筒11を有する植付け装置6と、植付筒11の植付け位置近傍で覆土する覆土輪7とを設け、駆動輪3を支持した伝動ケース12を走行機体2に対して回動させる油圧シリンダ13を、油圧バルブ14の作動部材10を操作することにより作動して走行機体2を昇降する昇降機構8を備えた移植機において、植付け装置6及び覆土輪7を支持する可動フレーム9を、その一端側を走行機体2に対して横軸15廻り回動可能に支持しかつ他端側を走行機体2に弾力的に支持すると共に覆土輪7で支持し、昇降機構8の作動部材10と前記可動フレーム9とを長さ調整自在な連動ロッド16で連動連結していることである。
【0008】
【作用】走行機体2は駆動輪3と前輪4とが接地し、畝Aを跨いだ状態で走行する。走行機体2に対して前部が横軸15廻り回動可能に支持された可動フレーム9は、その後部が走行機体2に弾力的に支持され、植付筒11を有する植付け装置6と、この植付筒11の植付け位置近傍で覆土する覆土輪7とを有し、可動フレーム9の後部は畝Aに接地する覆土輪7でも担持されている。
【0009】畝Aの高さが変化すると、それに接地している覆土輪7も高さが変化し、可動フレーム9を前部を中心に後部を上下動するように回動する。このとき、植付け装置6は可動フレーム9に支持されているので覆土輪7との相対上下移動はなく、常に一定深さで畝Aに苗を植付けていく。前記可動フレーム9の回動によって連動ロッド16を介して油圧バルブ14の作動部材10が操作され、この作動部材10の操作で昇降機構8の油圧シリンダ13が作動して駆動輪3を支持した伝動ケース12を走行機体2に対して回動し、そのときの畝A高さに対応した高さに走行機体2を昇降する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜3において、移植機1は走行機体2の後部に操縦ハンドル20を有する走行型であって、マルチフイルムDで被覆された畝Aを跨いでその長手方向に走行するようになっている。走行機体2はその前部の架台21上にエンジン(駆動源)22が搭載されており、このエンジン22は左右に予備苗箱乗せ台23を有するボンネット24で覆われている。
【0011】架台21の後部にミッションケース25が固定されていて、このミッションケース25内のトランスミッションに対する入力部とエンジン22の出力部とは、巻掛け伝動手段27で連動されている。ミッションケース25内からの動力は左右方向に延伸する車輪伝動軸27と、植付け装置6を駆動するためのPTO軸28とで取り出すようになっており、左右の車輪伝動軸27の延出端には、この車輪伝動軸27の軸心廻りに上下回動する伝動ケース12を介して左右の駆動輪3を支持しており、伝動ケース12内の巻掛伝動手段により駆動輪3を車輪伝動軸27で駆動可能にしている。
【0012】左右の伝動ケース12は車輪伝動軸27の軸心廻りに上下揺動することにより、駆動輪3と走行機体2との相対上下位置を調整可能であり、このため、油圧シリンダ13を有する昇降機構8を備えている。すなわち、昇降機構8の油圧シリンダ13で左右の伝動ケース12を上下動して、走行機体2の畝Aからの高さを調整可能にしている。
【0013】走行機体2の主フレーム31は角パイプ等で平面視及び側面視において略L字形状に形成され、その前部が下向きに曲がっていてエンジン22を取り付けた架台21の一側部に固定されており、中途部が走行機体2の左右一方側で前後方向の略水平状に配置され、後部が左右他方側に曲がっていて操縦ハンドル20の取付部31Aとされている。
【0014】植付け装置6は、苗供給機構32、植付け機構33、マルチ穿孔機構34等からなり、これらは可動フレーム9に支持されており、この可動フレーム9は前部がミッションケース25等の固定側に支持されている横軸(動力受入軸)15に回動可能に連結支持されている。前記可動フレーム9の後部は主フレーム31に弾性支持手段35を介して支持されている。この弾性支持手段35はコイルバネ36の弾発力によって支持杆37を引き上げ方向に付勢し、植付け装置6及び可動フレーム9の重量の一部を弾力的に担持している。
【0015】可動フレーム9には植付け装置6への動力伝達のための巻掛け伝動手段39を有し、この巻掛け伝動手段39は動力受入軸15を介してPTO軸12により駆動される。苗Bの供給に用いる苗箱40は樹脂製で可撓性を有し、縦横に多数配列したポット部に苗Bを育苗しており、この苗箱40を苗供給機構32に挿入して縦方向に1ピッチづつ移動し、1列のポット部から同時に苗Bを押し出し、これをチェーンに装着の苗受けトレイに受けて横送りし、植付け機構33の移植筒11に受け渡す。また、苗供給機構32としては、挿入した苗箱40を縦方向に1ピッチづつ移動すると共に横方向にも1ピッチづつ移動し、ポット部から1個づつ苗Bを押し出し、これを摘み上げて、植付け機構33の移植筒11に受け渡すようにするものもある。
【0016】植付け機構33は可動フレーム9に揺動支持手段42を介してくちばし筒形の開閉自在な植付筒11が備えられ、巻掛け伝動手段39に連動するクランク体によるクランク運動により、揺動支持手段42を駆動して植付筒11を上下方向に長い略楕円運動をさせ、下降したときに畝Aに突っ込みながら、植付け機構33から受け取った苗Bを植付ける。
【0017】マルチ穿孔装置34は植付筒11の前方に位置し、植付筒11の作動と同期して昇降可能であり、ガスボンベ43からのガスを燃焼して加熱し、畝Aに被せられたマルチフイルムDに植付筒11に1ピッチ先行して植付け位置に孔を穿ける。7は可動フレーム9の後部に設けた左右一対の覆土輪であり、植付筒11の植付け位置近傍で、植付け装置6及び可動フレーム9の後部の荷重を担持している。可動フレーム9から垂下した支柱45に覆土輪7を支持した支持杆46の前端を枢支し、この支持杆46の後端を高さ調整手段47を介して可動フレーム9に連結している。
【0018】前記高さ調整手段47は、支持杆46の後端に枢支連結したレバー48を、可動フレーム9に固定のガイド板49に形成した階段状係合部に係合しており、レバー48を高さの異なる係合部に係合することにより、覆土輪7と可動フレーム9との距離を変更し、畝Aの上面からの植付筒11の突っ込み量、すなわち植付け深さを調整可能にしている。
【0019】前記左右覆土輪7は、畝A上面を転動することにより、植付けた苗Bに左右から覆土をすると共に鎮圧もし、更に、可動フレーム9に取り付けられていることから、植付け機構33及びマルチ穿孔機構34等の高さを畝A上面の凹凸に追従させながら所要高さに設定する。覆土輪7の高さの変化は、可動フレーム9の前上部に枢支連結した連動ロッド16を介して昇降機構8の油圧バルブ14に連動される。油圧バルブ14は油圧シリンダ13を制御するもので、ミッションケース25の側部に設けられており、それを作動させるベルクランク状の作動部材10の一端に連動ロッド16の前端が連結されている。
【0020】連動ロッド16は中途部に長さ調整用のターンバックル51を有し、後部が可動フレーム9のブラケット52に設けた回動ピン53に長手方向位置調整可能に挿通し、回動ピン53に当接したカラー54を取り付けており、可動フレーム9の上方回動によってカラー54を介して連動ロッド16を押し、可動フレーム9の下方回動時に作動部材10側の戻しスプリングで引き動作が行われる。
【0021】可動フレーム9の上下動で連動ロッド16の押し引きを介して作動部材10を揺動して油圧バルブ14を操作し、油圧シリンダ13を介して伝動ケース12を回動し、駆動輪3を相対的に昇降することにより走行機体2の高さを調整する。前記連動ロッド16は、ターンバックル51及びカラー54を設けずに、後部を回動ピン53に挿通して、2個のナットを回動ピン53を挟むように螺合して、長手方向位置設定するように構成したり、カラー54の代わりにスプリングを配置して、可動フレーム9の上方回動を弾力的に連動ロッド16に伝達するようにしても良い。
【0022】前記作動部材10は他端に操作レバー55が当接しており、この操作レバー55は操縦ハンドル20又はその近傍に設けた手動レバーで遠隔操作可能になっており、畝間移動の際等に、昇降機構8を操作して走行機体2を持ち上げるのに使用される。走行機体2の前部の左右一対の前輪4は、架台21に対して固定された支持杆56に支持されているが、この支持杆56を横軸廻りに回動可能にして、昇降機構8のシリンダ13で駆動輪3の昇降動作と連動させて昇降するようにし、走行機体2を平行に昇降するように構成しても良い。37は畝肩倣いローラを示している。
【0023】尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、種々変形することができる。例えば、植付け装置6は従来技術に示したもの又はその他の公知技術のものも使用でき、土付苗の移植機に最適であるが、土付きでない苗の移植機にも適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、植付け装置6及び覆土輪7を支持する可動フレーム9を、その一端側を走行機体2に対して横軸15廻り回動可能に支持しかつ他端側を覆土輪7で支持し、昇降機構8を昇降動作させる作動部材10を前記可動フレーム9と連動連結しているので、畝Aの高さが変化すればそれを覆土輪7が検出して、可動フレーム9の回動を介して植付け装置6の植付筒11の高さを変更でき、覆土輪7によって設定された植付け深さを高精度で維持することができ、前記可動フレーム9の回動で作動部材10を介して昇降機構8を作動して、畝Aの高さ変化に対応して走行機体2の高さを変更調整できる。
【0025】また、植付け装置6及び覆土輪7を支持する可動フレーム9を、その一端側を走行機体2に対して横軸15廻り回動可能に支持しかつ他端側を走行機体2に弾力的に支持すると共に覆土輪7で支持し、昇降機構8の作動部材10と前記可動フレーム9とを長さ調整自在な連動ロッド16で連動連結しているので、畝Aの高さ変化に対応して走行機体2の高さを変更調整する機構を簡単かつ容易に構成できる。




 

 


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