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発明の名称 野菜移植機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−56430
公開日 平成8年(1996)3月5日
出願番号 特願平6−196933
出願日 平成6年(1994)8月22日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 野坂 健吉 / 西尾 基 / 北 賢治 / 島隅 和夫 / 蔵野 淳次 / 福本 仁志
要約 目的
穿孔用くちばしの内・外面に付着した付着土を、移植筒の上昇動作によりスクレープする。

構成
昇降動作する移植筒28に備えた開閉するくちばし31に窓31Aを設け、作動アーム41に備えた内・外スクレーパー42,43のうち、内スクレーパー42を窓31Aから筒内に進入させ、内・外スクレーパー42,43でくちばし31の付着土をスクレープするようにしている。
特許請求の範囲
【請求項1】 開閉可能なくちばし(31)を備えて昇降自在でかつ下降時に前記くちばし(31)により植付け穴(37)を形成して内部に装填した苗(36)を植付ける移植筒(28)と、該移植筒(28)の上昇動作により前記くちばし(31)の内・外面に付着した付着土を下方に剥離するスクレーパー手段(38)と、を備えている野菜移植機において、前記移植筒(28)の上昇動作により揺動する作動アーム(41)に内・外スクレーパー(42)(43)を設け、前記くちばし(31)の上部に窓(31A)を形成し、更に、移植筒(28)の上昇動作により前記作動アーム(41)の揺動を介して前記窓(31A)から内スクレーパー(42)を内部に進入させかつ該くちばし(31)の内面に付着した付着土を下方に剥離するとともに外スクレーパー(43)をくちばし(31)の外面に押し当てかつ付着土を下方に剥離する案内手段(44)を備えていることを特徴とする野菜移植機。
【請求項2】 案内手段(44)は移植筒(28)の側部に備えられていて、下向傾斜状の第1案内部(44A)と該第1案内部(44A)より鉛直方向に延伸されている第2案内部(44B)とを有し、作動アーム(41)には前記第1・2案内部(44A)(44B)に沿って転動又は摺動する被案内部(51)が備えられていることを特徴とする請求項1記載の野菜移植機。
【請求項3】 内・外スクレーパー(42)(43)は弾性変形可能な板材で形成されていて作動アーム(41)の下部に備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の野菜移植機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャベツ、レタス等を畝に植付けていく野菜移植機に係り、より具体的には移植筒の穿孔用くちばしの付着土をスクレープするようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】開閉可能なくちばしを備えて昇降自在でかつ下降時に前記くちばしで植付け穴を形成して内部に装填した苗を植付けるようにした野菜移植機において、前記くちばしの外面に土が付着したままであると土中に突刺さってくちばしが開いたときに大きな穴となって苗倒れを招くおそれがある。
【0003】一方、前記くちばしの内面に土が付着したままであると、植付けの際に苗が転倒したり、内部に苗が詰まったりするおそれがある。そこで、実公平6−27049号公報で開示されているように、内・外スクレーパーを移植筒に備え、該筒の昇降動作により内・外付着土を下方にスクレープする技術がある。
【0004】すなわち、図8において、昇降リンク1により昇降される移植筒2にはピン3を支点に開閉するくちばし4を備え、筒内には上下方向に摺動する内スクレーパー5をバネ6で密着状に設け、覆土アーム7にはバネ8で付勢された外スクレーパー9を備えており、移植筒2が上昇動作すると内スクレーパー5はその上部が機枠10のストッパ11に当接することによってバネ12に抗して下方に摺動して内面付着土をスクレープするとともに、相対的に外スクレーパー9が降下して外面付着土を下方にスクレープするようにした技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8で例示した従来の技術はそれなりに有用性はあるものの、下記の課題がある。
■;内スクレーパー5は移植筒2内に摺動可能に備えられており、該内スクレーパー5に土が付着するおそれがあり、これによって、筒2内での苗の転倒のおそれがある。
【0006】■;移植筒2の内面に粘性土が付着してこれが硬化すると内スクレーパー5の摺動が困難となる。
■;外スクレーパー9は覆土アーム7に備えられていることから、スクレープ抵抗によりアーム7が持上げられ、覆土作用が低くなるおそれがある。
本発明は前述した■〜■の課題を解消したことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、開閉可能なくちばし31を備えて昇降自在でかつ下降時に前記くちばし31により植付け穴37を形成して内部に装填した苗36を植付ける移植筒28と、該移植筒28の上昇動作により前記くちばし31の内・外面に付着した付着土を下方に剥離するスクレーパー手段38と、を備えている野菜移植機において、前述の目的を達成するために、次の技術的手段を講じている。
【0008】すなわち、本発明は、前記移植筒28の上昇動作により揺動する作動アーム41に内・外スクレーパー42,43を設け、前記くちばし31の上部に窓31Aを形成し、更に、移植筒28の上昇動作により前記作動アーム41の揺動を介して前記窓31Aから内スクレーパー42を内部に進入させかつ該くちばし31の内面に付着した付着土を下方に剥離するとともに外スクレーパー43をくちばし31の外面に押し当てかつ付着土を下方に剥離する案内手段44を備えていることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明では、前記案内手段44は移植筒28の側部に備えられていて、下向傾斜状の第1案内部44Aと該第1案内部44Aより鉛直方向に延伸されている第2案内部44Bとを有し、作動アーム41には前記第1・2案内部44A,44Bに沿って転動又は摺動する被案内部51が備えられている。更に、本発明では、前記内・外スクレーパー42,43は弾性変形可能な板材で形成されていて作動アーム41の下部に備えられている。
【0010】
【作用】本発明によれば、昇降リンク26の昇降動作で移植筒28は図1の昇降軌跡29で運動する。移植筒28はその上死点で苗36を受け入れ、下死点でくちばし31が畝Dに突刺さって植付け穴37を形成し、上昇過程に入るとくちばし31が開いて苗36を植付け穴37に植付けていく。
【0011】移植筒28が上昇動作すると、作動アーム41に備えている被案内部51に第1案内部44Aが係合して該第1案内部44Aが下向傾斜されていることから、作動アーム41は支点ピン40を中心に揺動して該作動アーム41の下部に備えている内・外スクレーパー42,43を移植筒28に引寄せる。この引寄せによって図2に示すように内スクレーパー42は窓31Aから筒内に進入し、外スクレーパー43はくちばし31の外面に押当てられる。
【0012】更に、移植筒28が上昇動作すると被案内部51は第2案内部44Bに沿って相対的に鉛直下方向に移動し、これに伴って内・外スクレーパー42,43はくちばし31の内外面を摺動して付着土をスクレープする。
【0013】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明すると、歩行形移植機20の全体を示している図7において、該移植機20は左右一対の前輪21と左右一対の後輪22を備えてマルチフィルムFを敷設している畝Dを跨いでその長手方向に沿って歩行可能である。
【0014】前輪21は操向輪であり、後輪22は駆動輪であり、左右後輪間でかつそのやや後方にマルチフィルムFに植付け孔を形成するためのマルチカット手段23と、植付け手段24と、覆土(鎮圧)手段25とを備えている。植付け手段24は昇降リンク26によって昇降動作され、上死点で苗箱装置27からの苗を受け取って上死点で畝Dに苗を植付け可能である。
【0015】図1〜図4を参照すると、前述の植付け手段24の詳細がその動作とともに図解されている。図1〜図4において、移植筒28は平面視方形状の開口を有する筒体であり、その一側部に昇降リンク26が連結されていて、該昇降リンク26の昇降動作によって軌跡29を画いて運動可能である。
【0016】移植筒28の下部には、取付ピン30を支点に前後方向で開閉動作する穿孔用くちばし31の上部が枢着されていて、前後対のくちばし31は開閉リンク32の動作で屈折リンクピン33によって移植筒28の下部を開閉可能である。すなわち、軌跡29を画いて運動する移植筒28は、その上死点前(図1の矢示Eが進行(作業)方向であり、この矢示方向を前とする)で、図4に示しているシュータ34、中継筒35等を介して投下された苗36を、くちばし31が閉状態で受入れ可能でありこの上死点前から下降動作してくちばし31が畝Dを突き刺し、その後の上昇過程に移行するとき、くちばし31を開いて植付け穴37に苗36を植付け可能である。
【0017】移植筒28のくちばし31は畝Dに突き刺さることから、その内・外面に土が付着し、付着土量が多くなると、既述の問題があることから、該付着土をスクレープするスクレーパー手段38が備えられている。スクレーパー手段38は、機枠39にピン40によって前後方向に揺動可能として軌跡29の上昇側に近接して備えられている作動アーム41と、該作動アーム41に取付けている内・外スクレーパー42,43をスクレープ動作するための案内手段44とで主構成されている。
【0018】作動アーム41は図5(A)(B)で示しているように、帯板材の一端に筒ボス45を回着しており、この筒ボス45にピン40を挿通して機枠39に枢着しており、他端には切欠部46が形成され、この切欠部46に取付け具47が嵌入されてボルト48で締め付けられ、取付け具47にはゴム、樹脂等の弾性変形可能な板状の内スクレーパー42が装着されている。
【0019】作動アーム41の他端一側にはL形のブラケット49が固着されていて該ブラケット49には前記取付け具47を前後で相対する別の平板状取付け具50が固着されていて、該取付け具50にゴム、樹脂等の弾性変形可能な板状の外スクレーパー43が取具等で装着されている。内・外スクレーパー42,43は内スクレーパー42が前で外スクレーパー43が後として配置されていて内スクレーパー42に対して外スクレーパー43が広幅とされ、両スクレーパー42,43の自由端はラップされている。
【0020】作動アーム41の中途部には、案内手段44を転動または摺動する被案内部51が備えられており、図示例ではローラとされている。作動アーム41はピン40よりやや後下り傾斜状であり、引戻しバネ52によって後方に付勢されてストッパ53に当接されている。案内手段44は移植筒28の側部、すなわち、昇降リンク26と反対側に固着されているレール材であって、下向傾斜状(前下り状)とされている第1案内部44Aと該案内部44Aより鉛直方向下方に延伸されている第2案内部44Bとを有している。
【0021】くちばし31、実施例では後側のくちばし31の上部には、図6(A)(B)で示す如く切欠状の窓31Aが形成されていて、この窓31Aから内スクレーパー42が筒内に進入可能とされている。なお、図6(A)(B)において、31Bは開放制限ボルト31Cの取付け孔を示している。
【0022】上記実施例において、移植筒28が図1に示した下死点から上昇動作すると、作動アーム41に備えている被案内部51に第1案内部44Aの始端が係合し、これより更に上昇動作されると、図2に示す如く下向傾斜状の案内部44A上を被案内部51が転動又は摺動することにより、引戻しバネ52に抗して作動アーム41がピン40を支点に前方へ摺動して内・外スクレーパー42,43を移植筒28へと引寄せられ、内スクレーパー42は窓31Aから筒内に進入し、外スクレーパー43はくちばし31の外面に押当てられる(図2参照)。
【0023】更に、移植筒28が上昇動作すると第2案内部44Bに沿って相対運動として被案内部51が下方移動し、この運動によって内・外スクレーパー42,43はくちばし31の内外面上を下方に倣いながら摺動することでくちばし31の内外面をスクレープするのであり、内・外スクレーパー42,43がくちばし31から下方へ抜けると、作動アーム41は引戻しバネ52によって後方へ揺動され、図1に示したストッパ53にて受止められ、一方、移植筒28は上死点後から上死点前へと平行移動する過程でくちばし31を閉じ動作して中継筒35から苗36を受け入れる。
【0024】なお、以上の実施例において、引戻しバネ52はコイルバネを示しているが、ピン40の回りにツル巻きバネを設けたものでもよく、又、ストッパ53はこれにボルトを設けて可調整としてもよい。また、内・外スクレーパーは一方のくちばしの内外面をスクレープしているが、これは双方のくちばしをスクレープするものでもよい。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、内・外スクレーパーはいずれも作動アームに備えられ、移植筒のくちばしをスクレープした後は、該筒に残らないので苗の受入れに支障はなく、スクレーパー自体に土が付着してもこれは移植筒外で簡単に取除くことができる。




 

 


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