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発明の名称 田植機のマーカー操作構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−56418
公開日 平成8年(1996)3月5日
出願番号 特願平6−201596
出願日 平成6年(1994)8月26日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 藤井 健二
要約 目的
機体の進行に伴って次の植付行程の指標としての線を田面に引くマーカーを備えた田植機において、田面に突入した作業姿勢にマーカーを確実に保持できるようにする。

構成
マーカー6をバネ10で退避姿勢側に付勢し、苗植付装置とマーカー6をワイヤ15を介して接続して、苗植付装置の田面への下降操作によりワイヤ15が苗植付装置側に引き操作され、マーカー6が作業姿勢に切換操作されて保持されるように構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】 機体の後部にリンク機構(3)を介して苗植付装置(5)を昇降操作自在に連結し、機体の進行に伴って次の植付行程の指標としての線を田面(G)に引くマーカー(6)を、機体又は前記苗植付装置(5)に備えて、前記マーカー(6)を前記田面(G)に突入して線を引く作業姿勢、及び田面(G)から上方に位置する退避姿勢に切換操作自在に支持して、前記マーカー(6)を退避姿勢側に付勢する付勢手段(10)を備えると共に、前記苗植付装置(5)とマーカー(6)をワイヤ(15)を介して接続して、前記苗植付装置(5)の田面(G)への下降操作によりワイヤ(15)が苗植付装置(5)側に引き操作され、前記マーカー(6)が作業姿勢に切換操作されて保持されるように構成してある田植機のマーカー操作構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は田植機において、一回の植付行程中に機体の進行に伴って次の植付行程の指標としての線を田面に引いていくマーカーに関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような田植機のマーカーの構造の一例が、実開平5‐91224号公報に開示されている。この構造ではマーカー(前記公報の図1中の8)を、田面に突入して線を引く作業姿勢(前記公報の図1参照)、及び田面から上方に位置する退避姿勢(前記公報の図2参照)に切換操作自在に支持して、マーカーを作業姿勢側に付勢するバネ(前記公報の図1及び図2中の11)を備えている。苗植付装置を昇降操作自在に機体に連結するリンクとマーカーとをワイヤ(前記公報の図1及び図2中の12)を介して接続して、苗植付装置の田面からの上昇操作によりワイヤが苗植付装置側に引き操作され、マーカーが作業姿勢から退避姿勢に切換操作されるように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の構造では、マーカーがバネにより田面内に突入した作業姿勢に切換操作されて保持される。従って、この状態で機体が進行した場合に田面に泥塊が散在していると、マーカーが泥塊に乗り上げて作業姿勢から退避姿勢に逃げて、線が田面にうまく引けなくなることがある。又、何回もマーカーが泥塊に乗り上げるような状態になると、マーカーが作業姿勢と退避姿勢との間で振動する状態となり、マーカーの支持部付近の破損に発展するおそれがある。本発明は田植機のマーカー操作構造において、田面に泥塊が散在していてもマーカーが退避姿勢側に逃げることなく、安定して田面に線が引けるように構成することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のような田植機のマーカー操作構造において、次のように構成することにある。つまり、機体の後部にリンク機構を介して苗植付装置を昇降操作自在に連結し、機体の進行に伴って次の植付行程の指標としての線を田面に引くマーカーを、機体又は苗植付装置に備えて、マーカーを田面に突入して線を引く作業姿勢、及び田面から上方に位置する退避姿勢に切換操作自在に支持して、マーカーを退避姿勢側に付勢する付勢手段を備えると共に、苗植付装置とマーカーをワイヤを介して接続して、苗植付装置の田面への下降操作によりワイヤが苗植付装置側に引き操作され、マーカーが作業姿勢に切換操作されて保持されるように構成してある。
【0005】
【作用】本発明のように構成すると畦際での旋回が終了して植付行程に入る際に、上方に持ち上げられていた苗植付装置を田面にまで下降操作すると、この苗植付装置の下降操作によりワイヤが苗植付装置側に引き操作されて、マーカーが強制的に退避姿勢から作業姿勢に切換操作される。従って、この状態で機体を進行させた場合、マーカーが泥塊に乗り上げて作業姿勢から退避姿勢に逃げようとしても、苗植付装置及びワイヤの引き作用によってマーカーが作業姿勢に保持され、マーカーにより泥塊が押し潰されるような状態となって、田面に次の植付行程用の線が引かれていく。そして、一回の植付行程が終了して機体が畦際に達した際に、苗植付装置を田面から上昇操作すると、ワイヤの引き作用が消えるので、付勢手段の作用によりマーカーが作業姿勢から退避姿勢に切換操作される。
【0006】
【発明の効果】以上のように、田面に突入する作業姿勢にワイヤの引き作用により保持することによって、田面に泥塊が散在していてもマーカーを作業姿勢に保持して田面に次の植付行程用の線を確実に引くことができるようになり、田植機の作業性を向上させることができた。そして、マーカーを作業姿勢に保持すれば、マーカーが作業姿勢と退避姿勢との間で振動するような状態も防止できるので、マーカーの支持部付近の破損を未然に防止して耐久性を向上させることができた。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1に示すように前輪1及び後輪2で支持された機体の後部に、リンク機構3を油圧シリンダ4により昇降操作自在に備え、リンク機構3の後端に多条植えの苗植付装置5を連結して、乗用型の田植機を構成している。
【0008】この田植機では一回の植付行程中に、機体の進行に伴って次の植付行程の指標としての線を田面Gに引いていく一対のマーカー6を、機体の前部の左右に備えており、次にこのマーカー6について説明する。図7及び図1に示すように、機体の前部の左右の縦軸芯P1周りに揺動自在にパイプ状の支持フレーム7が左右一対支持されており、支持フレーム7を図7の実線に示す機体横方向の作業姿勢、及び一点鎖線で示す機体斜め後方の格納姿勢に切換操作する電動モータ8が備えられている。
【0009】図2,4,7に示すように左右の支持フレーム7の先端部において、マーカー6が固定された円錐状の基部9がこの基部9のピン9aにより、支持フレーム7の長孔7aに沿ってスライド自在、並びに田面Gに突入する作業姿勢(図2参照)、及び田面Gから上方に位置する退避姿勢(図3参照)とに亘って上下揺動自在に支持されており、支持フレーム7と基部9とに亘って基部9を上方の退避姿勢側に付勢するバネ10(付勢手段に相当)が接続されている。
【0010】図5及び図6に示すように、リンク機構3における上リンク3aを機体側のフレーム11に上下揺動自在に支持する支持軸12において、左右一対のベルクランク13が相対回転自在に支持されており、ベルクランク13の一端にソレノイド14が固定され、左右のベルクランク13の他端と左右のマーカー6(基部9)のピン9aとに亘って、ワイヤ15が融通用のバネ16(バネ10よりも充分に強い付勢力を持つ)を介して各々接続されている。これにより、苗植付装置5とマーカー6とが、リンク機構3(上リンク3a)及びワイヤ15を介して接続されることになる。
【0011】以上の構造により、例えば畦際において右に180°旋回して植付行程に入る際、左のマーカー6を作業者が切換スイッチ(図示せず)等により人為的に選択する。このように左のマーカー6が選択されると、図7の一点鎖線に示す格納姿勢に切換操作されていた左の支持フレーム7が、電動モータ8により図7の実線に示す作業姿勢に切換操作され、図5及び図6において左のベルクランク13のソレノイド14のピン14aが突出し、上リンク3aの下側に入り込む(右のベルクランク13のソレノイド14のピン14aは退入)。
【0012】この状態で、上方に持ち上げられていた苗植付装置5を油圧シリンダ4により田面Gにまで下降操作すると、上リンク3aがソレノイド14のピン14aに接当し、左のベルクランク13が図5の紙面時計方向に強制的に回転させられて、ワイヤ15が引き操作される。これにより、図3に示す退避姿勢の左のマーカー6において、ワイヤ15により基部9のピン9aが、支持フレーム7の長孔7aに沿って内方に引き込まれ、支持フレーム7の上側の端部7bとの接当により、左のマーカー6及び基部9が図2の作業姿勢に切換操作される。図2の作業姿勢においてワイヤ15の引き作用、マーカー6の基部9が支持フレーム7の上側の端部7b及び下側の端部7cに接当することにより、マーカー6が作業姿勢に保持される。
【0013】次に、以上の状態で植付行程を終了して機体が畦際に達すると、苗植付装置5を田面Gから上昇操作して左に180°旋回し始める。このように苗植付装置5を上昇操作すると、図5において上リンク3aが上方に揺動操作されるので、左のマーカー6用のワイヤ15の引き作用が消えることになる。これにより、バネ10の付勢力によって、図2に示す作業姿勢の左のマーカー6の基部9が、支持フレーム7の上側の端部7bを支点として紙面反時計方向に回転する状態となって、左のマーカー6が図3の退避姿勢に切換操作されるのであり、電動モータ8により左の支持フレーム7が図7の一点鎖線の格納姿勢に切換操作される。
【0014】そして、畦際での左への180°旋回が終了すると、作業者が切換スイッチ(図示せず)等により右のマーカー6を人為的に選択するのであり、このように右のマーカー6が選択されると前述と同様に、図7の一点鎖線に示す格納姿勢に切換操作されていた右の支持フレーム7が、電動モータ8により図7の実線に示す作業姿勢に切換操作され、図5及び図6において右のベルクランク13のソレノイド14のピン14aが突出し、上リンク3aの下側に入り込む(左のベルクランク13のソレノイド14のピン14aは退入)。以上の状態で苗植付装置5を田面Gにまで下降操作すると、前述と同様にして右のマーカー6が退避姿勢から作業姿勢に切換操作される。
【0015】〔別実施例〕前述の実施例ではマーカー6を機体の前部の左右に設けたが、マーカー6を苗植付装置5の左右に設けてもよい。この場合には、図7に示す支持フレーム7は不要になる。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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