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発明の名称 乗用型田植え機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−56416
公開日 平成8年(1996)3月5日
出願番号 特願平6−197130
出願日 平成6年(1994)8月23日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 藤井 健二 / 安田 真 / 古川 和雄
要約 目的
線引きマーカーを使用時の長さの割りには機体側に近づくようにして、かつ、格納高さが低くなるようにして格納できる乗用型田植え機を提供する。

構成
線引きマーカー10L,10Rが、自走機体に上下方向の軸芯Xまわりで揺動自在に支持されている基端側マーカ部分10aと、この基端側マーカ部分10aに軸芯Yまわりで上下揺動可能に連結した先端側マーカー部分10bとでなる。
特許請求の範囲
【請求項1】 自走機体の後部に苗植え付け装置(6)を昇降自在に連結するとともに、前記自走機体に線引きマーカー(10L,10R)を取り付けてある乗用型田植え機であって、前記線引きマーカー(10L,10R)が前記自走機体に機体上下方向の軸芯(X)まわりで揺動自在に取り付けた基端側マーカ部分(10a)と、この基端側マーカ部分(10a)の先端側に上下揺動自在に連結するとともに線引き作用部(10c)を有する先端側マーカ部分(10b)とからなるとともに、前記基端側マーカ部分(10a)が前記自走機体から機体横外側に向かって延出する使用取り付け姿勢で、前記先端側マーカ部分(10b)が前記基端側マーカ部分(10a)に対して下降する使用取り付け姿勢になる使用状態と、前記基端側マーカ部分(10a)が前記使用取り付け姿勢よりも機体内側に揺動する格納取り付け姿勢で、前記先端側マーカ部分(10b)が前記基端側マーカ部分に対して上昇する格納取り付け姿勢になる格納状態とに切り換わり自在に取り付け、前記線引きマーカー(10L,10R)を前記使用状態と前記格納状態とに切り換え操作するマーカ操作機構(25)を備えてある乗用型田植え機。
【請求項2】 自走機体の後部に苗植え付け装置(6)を昇降自在に連結するとともに、前記自走機体に線引きマーカー(10L,10R)を取り付けてある乗用型田植え機であって、前記線引きマーカー(10L,10R)が前記自走機体に機体横方向に摺動出退自在に取り付けた基端側マーカ部分(10a)と、この基端側マーカ部分(10a)の先端側に上下揺動自在に連結するとともに線引き作用部(10c)を有する先端側マーカ部分(10b)とからなるとともに、前記基端側マーカ部分(10a)が前記自走機体から機体横外側に突出する使用取り付け姿勢で、前記先端側マーカ部分(10b)が前記基端側マーカ部分(10a)に対して下降する使用取り付け姿勢になる使用状態と、前記基端側マーカ部分(10a)が前記使用取り付け姿勢よりも機体内側に引退する格納取り付け姿勢で、前記先端側マーカ部分(10b)が前記基端側マーカ部分(10a)に対して上昇する格納取り付け姿勢になる格納状態とに切り換わり自在に取り付け、前記線引きマーカー(10L,10R)を前記使用状態と前記格納状態とに切り換え操作するマーカ操作機構(35)を備えてある乗用型田植え機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自走機体の後部に苗植え付け装置を昇降自在に連結するとともに、前記自走機体に線引きマーカーを取り付けてある乗用型田植え機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記田植え機において、従来、たとえば実開昭53‐37621号公報に示されるものがあった。すなわち、線引きマーカーが自走機体に上下揺動自在に取り付けた基端側マーカ部分と、この基端側マーカ部分の先端側に揺動自在に連結した先端側マーカ部分とでなる屈伸式になり、格納時には、基端側マーカ部分が自走機体に対して起立する取り付け姿勢になり、マーカ全体としては二つ折れになるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種田植え機の線引きマーカーの場合、自走機体に付いていることから、使用状態での長さが比較的長くなる。殊に、植え付け可能な条数が多い場合、その長さが極めて長くなる。そのため、従来、機体を格納したり、運搬車に積み込んで搬送する際、二つ折れ状態で起立する線引きマーカーのために機体全体の高さが高くなり、天井が低い格納庫には入らないとか、積み荷高さが高くなるなど不利になることがあった。本発明の目的は、線引きマーカーを使用時での長さの割りには、機体側からの突出が少ないようにして、かつ、低くなるようにして格納できる乗用型田植え機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本第1発明による乗用型田植え機にあっては、目的達成のために、冒頭に記したものにおいて、前記線引きマーカーが前記自走機体に機体上下方向の軸芯まわりで揺動自在に取り付けた基端側マーカ部分と、この基端側マーカ部分の先端側に上下揺動自在に連結するとともに線引き作用部を有する先端側マーカ部分とからなるとともに、前記基端側マーカ部分が前記自走機体から機体横外側に向かって延出する使用取り付け姿勢で、前記先端側マーカ部分が前記基端側マーカ部分に対して下降する使用取り付け姿勢になる使用状態と、前記基端側マーカ部分が前記使用取り付け姿勢よりも機体内側に揺動する格納取り付け姿勢で、前記先端側マーカ部分が前記基端側マーカ部分に対して上昇する格納取り付け姿勢になる格納状態とに切り換わり自在に取り付け、前記線引きマーカーを前記使用状態と前記格納状態とに切り換え操作するマーカ操作機構を備えてあることを特徴とする。
【0005】本第2発明による乗用型田植え機にあっては、目的達成のために、冒頭に記したものにおいて、前記線引きマーカーが前記自走機体に機体横方向に摺動出退自在に取り付けた基端側マーカ部分と、この基端側マーカ部分の先端側に上下揺動自在に連結するとともに線引き作用部を有する先端側マーカ部分とからなるとともに、前記基端側マーカ部分が前記自走機体から機体横外側に突出する使用取り付け姿勢で、前記先端側マーカ部分が前記基端側マーカ部分に対して下降する使用取り付け姿勢になる使用状態と、前記基端側マーカ部分が前記使用取り付け姿勢よりも機体内側に引退する格納取り付け姿勢で、前記先端側マーカ部分が前記基端側マーカ部分に対して上昇する格納取り付け姿勢になる格納状態とに切り換わり自在に取り付け、前記線引きマーカーを前記使用状態と前記格納状態とに切り換え操作するマーカ操作機構を備えてあることを特徴とする。
【0006】
【作用】本第1発明の場合、マーカ操作機構によって線引きマーカーを格納操作すると、基端側マーカ部分が機体上下方向の軸芯まわりで機体内側に揺動し、先端側マーカ部分が基端側マーカ部分に対して上昇揺動して格納状態になることにより、線引き作用部が対地浮上するようにして格納できる。しかも、その割りには、マーカ全体が機体側に極力近づくようにして格納できる。その上、基端側マーカ部分が使用時と等しいあるいはそれに近い配置レベルのままになるようにして格納できる。このため、先端側マーカ部分の長さを線引きマーカーの使用時での全長の半分以下の長さにしておくことにより、従来のマーカー格納技術で格納するよりも格納時のマーカ高さを低くできる。
【0007】本第2発明の場合、マーカ操作機構によって線引きマーカーを格納操作すると、基端側マーカ部分が機体内側に摺動引退し、先端側マーカ部分が基端側マーカ部分に対して上昇揺動して格納状態になることにより、線引き作用部が対地浮上するようにして格納できる。しかも、その割りには、マーカ全体が機体側に極力近づくようにして格納できる。その上、基端側マーカ部分が使用時と等しいあるいはそれに近い配置レベルのままになるようにして格納できる。このため、先端側マーカ部分の長さを線引きマーカーの使用時での全長の半分以下の長さにしておくことにより、従来のマーカー格納技術で格納するよりも格納時のマーカ高さを低くできる。
【0008】
【発明の効果】本第1発明と本第2発明のいずれによっても、マーカー全体を機体側に極力近づけて畦などに当たりにくいようにして格納できるばかりではなく、基端側マーカ部分が使用時と等しいあるいはそれに近い配置レベルのままになるようにして格納できることから、従来に比してマーカの格納時高さを低くし、天井が比較的低くても格納できるとか、積み荷高さが極力低くなるように運搬車に積み込めるなど格納や搬送が有利にできるようにできた。
【0009】
【実施例】第1発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1に示すように、前車輪1、後車輪2および運転座席3などを備える自走機体の後部に、油圧式リフトシリンダ4によって上下に揺動操作するリンク機構5を介して昇降操作するように構成して苗植え付け装置6を連結するとともに、自走機体から回転軸7によって苗植え付け装置6に動力伝達するように構成して、乗用型田植え機を構成してある。
【0010】図2および図3に示すように、自走機体を形成している機体フレーム8の前端部の両横側に、マーカー支持部材9を介して線引きマーカー10Lまたは10Rを取り付けてある。左右いずれもの線引きマーカー10Lまたは10Rは、マーカー支持部材9に機体上下方向の軸芯Xまわりで揺動自在に支持されるように取り付けた基端側マーカ部分10aと、この基端側マーカ部分10aの先端側に軸芯Yまわりで上下揺動自在に支持されるように連結した先端側マーカ部分10bとにより構成して、図3に左側の線引きマーカー10Lで示す如く先端側マーカ部分10bの先端側に備えてある線引き作用部10cが圃場に接地して線引き可能となる使用状態と、図3に右側の線引きマーカー10Rで示す如く前記線引き作用部10cが対地上昇する格納状態とに切り換えられるようにしてある。すなわち、図2に実線で示すように、基端側マーカ部分10aが支持部材9に対してこれから機体横外側に向かって水平またはほぼ水平に延出する使用取り付け姿勢になり、先端側マーカ部分10bが基端側マーカ部分10aに対してこれから一直線に延びる使用取り付け姿勢になることにより、線引きマーカー10L,10Rが使用状態になる。そして、基端側マーカ部分10aが前記使用取り付け姿勢から機体内側に揺動して自走機体の横側に機体前後方向に沿う格納取り付け姿勢になり、先端側マーカ部分10aが前記使用取り付け姿勢から上昇揺動して基端側マーカ部分10aから起立する格納取り付け姿勢になると、線引きマーカー10L,10Rが格納状態になる。先端側マーカ部分10bの前記軸芯Yから先端までの長さをL1とし、線引きマーカー10L,10Rが前記使用状態にある時の前記軸芯Xから先端までの長さをL2とすると、これらの長さL1とL2は、L1<L2×1/2の関係に設定してある。
【0011】左側線引きマーカー10Lの方と、右側線引きマーカー10Rの方のそれぞれにおいて、図2および図4に示すように、基端側マーカ部分10aの操作用ギヤ11に電動モータMLまたはMRを連動させて、この電動モータMLまたはMRによって基端側マーカ部分10aを前記使用取り付け姿勢と前記格納取り付け姿勢とに切り換え操作するように構成してある。先端側マーカ部分10bをマーカばね12によって前記使用取り付け姿勢に揺動付勢するように構成し、先端側マーカ部分10bのロックピン13にフック14を係止させることによって先端側マーカ部分10bを前記格納取り付け姿勢にマーカばね12に抗して保持できるように構成するとともに、前記フック14を電磁ソレノイドSLまたはSRによってロックピン13に係止するロック位置と、ロックピン13から外れるロック解除位置とに揺動切り換えするように構成してある。図7に示すように前記電動モータML,MRおよび電磁ソレノイドSL,SRにマーカー制御機構15を連係させるとともに、前記リンク機構5のトップリンク5aの自走機体に対する揺動角度に基いて苗植え付け装置6の自走機体に対する取り付け高さを検出するように構成した回転ポテンショメータでなる高さセンサー16、および、運転部に配置した一対のマーカー選択スイッチ17L,17Rを前記マーカー制御機構15に連係してある。図5に示すように、前記リンク機構5のトップリンク5aの回転支軸5bからマーカ操作アーム20を一体回動自在に延出させ、このマーカ操作アーム20に連動杆21を介して連動させたケーブル操作リンク23を、自走機体部分22に支軸23aまわりで揺動自在に支持されるように取り付けるとともに、このケーブル操作リンク23を一対のマーカ操作ケーブル24,24によって左側線引きマーカー10Lの先端側マーカ部分10bと、右側線引きマーカー10Rの先端側マーカ部分10bとに各別に連動連結させ、もって、苗植え付け装置6の昇降に伴って左右の線引きマーカー10L,10Rを前記格納状態と使用状態とに自動的に切り換え操作するマーカー操作機構25を構成してある。
【0012】すなわち、苗植え付け装置6が自走機体に対して上昇した非作業位置にあると、トップリンク5aが図6に示す上昇位置になることから、マーカ操作アーム20もトップリンク5aとともに上昇揺動した同図のマーカ引き上げ位置になる。すると、マーカ操作アーム20が連動杆21を介してケーブル操作リンク23を引き上げ操作し、このケーブル操作リンク23が操作ケーブル24を引っ張り操作して線引きマーカー10Lおよび10Rそれぞれの先端側マーカ部分10bをマーカーばね12に抗して前記格納取り付け姿勢に引き上げ操作している。そして、この時、マーカー制御機構15が高さセンサー16からの情報に基いて電動モータMLおよびMRを格納側に操作することによって線引きマーカー10Lおよび10Rそれぞれの基端側マーカー部分10aを前記格納取り付け姿勢に操作していることにより、左右の線引きマーカー10L,10Rが前記格納状態にある。
【0013】そして、植え付け作業を行うに当たり、左側の線引きマーカー10Lを使用する場合には一対のマーカ選択スイッチ17Lと17Rのうちの17Lの方を入り操作し、右側の線引きマーカー10Rを使用する場合には一対のマーカ選択スイッチ17Lと17Rのうちの17Rの方を入り操作し、苗植え付け装置6を圃場から浮上するように自走機体に対して上昇している非作業位置から下降操作する。すると、マーカー制御機構15がマーカ選択スイッチ17L,17Rからの情報により、左側の線引きマーカー10Lを使用する第1制御形態と、右側の線引きマーカー10Lを使用する第2制御形態とのいずれかになる。第1制御形態になると、右側の線引きマーカー10Rの方の電動モータMRを高さセンサー16からの情報に優先して格納側に停止操作するとともに、この線引きマーカー10Rの方のフック14をロック位置に維持するように電磁ソレノイドSRを操作し、そして、左側の線引きマーカー10Lの方の電動モータMLを高さセンサー16からの情報に基いて駆動操作するとともに、この線引きマーカー10Lの方のフック14をロック解除位置に切り換えるように電磁ソレノイドSLを操作する。第2制御形態になると、左側の線引きマーカー10Lの方の電動モータMLを高さセンサー16からの情報に優先して格納側に停止操作するとともに、この線引きマーカー10Lの方のフック14をロック位置に維持するように電磁ソレノイドSLを操作し、そして、右側の線引きマーカー10Rの方の電動モータMRを高さセンサー16からの情報に基いて駆動操作するとともに、この線引きマーカー10Rの方のフック14をロック解除位置に切り換えるように電磁ソレノイドSRを操作する。
【0014】苗植え付け装置6が下降すると、トップリンク5aが前記回転支軸5bの軸芯まわりで下降揺動することにより、マーカ操作アーム20もトップリンク5aと共に下降揺動する。これにより、連動杆21がマーカ操作アーム20と共に下降してケーブル操作リンク23がマーカーばね12のために下降揺動することを可能にする。苗植え付け装置6が非作業位置から設定ストローク下降して下降限界よりも上方の設定高さになると、図5に示すように、ケーブル操作リンク23が下降限界まで下降して操作ケーブル24を緩め操作することにより、使用する方の線引きマーカー10Lまたは10Rの先端側マーカ部分10bがマーカーばね12のために使用取り付け姿勢になる。この時、マーカー制御機構15が高さセンサー16からの情報に基づいて使用する線引きマーカー10Lまたは10Rの方の電動モータMLまたはMRを使用側に回動操作して基端側マーカ部分10aを格納取り付け姿勢から使用取り付け姿勢に切り換え操作している。これにより、使用する方の線引きマーカー10Lまたは10Rが格納状態から使用状態に切り換わる。
【0015】この取り付け高さから下降限界までの範囲が苗植え付け装置6の作業位置であり、この作業位置で苗植え付け装置6が昇降しても、連動杆21のケーブル操作リンク23に連結している連動ピン21aがケーブル操作リンク23の長孔式ピン孔23bに摺動自在に入り込んでいることから、連動杆21がケーブル操作リンク23に対して相対下降したり、相対上昇するだけで、先端側マーカ部分10bはマーカーばね12によってなる使用取り付け姿勢を維持する。つまり、自走機体が耕盤の深い箇所に入り込むとか、耕盤が深い圃場で作業するとかにより、苗植え付け装置6の自走機体に対する連結高さが比較的高くなる場合でも、連動杆21がケーブル操作リンク23に対してこれのピン孔23bの長孔形状ために相対上昇するだけで先端側マーカ部分10bが使用取り付け姿勢のままになる。これにより、線引き作用部10cが接地を維持して線引きを支障なく行うようにしながら作業できる。
【0016】そして、苗植え付け装置6を前記作業位置から上昇操作すると、トップリンク5aが上昇揺動することにより、マーカ操作アーム20もトップリンク5aと共に上昇揺動する。すると、マーカ操作アーム20が連動杆21を介してケーブル操作リンク23を引き上げ操作し、ケーブル操作リンク23が操作ケーブル25を引き上げ操作する。このため、苗植え付け装置6が前記作業位置から上昇するに伴って線引きマーカー10Lまたは10Rの先端側マーカ部分10bが使用取り付け姿勢から上昇し、苗植え付け装置6が非作業位置に到達するに伴って格納取り付け姿勢になる。苗植え付け装置6が非作業位置に到達した際、マーカ制御機構15が高さセンサー16からの情報に基づいて線引きマーカー10Lまたは10Rの電動モータMLまたはMRを格納側に駆動操作することによって基端側マーカ部分10aを格納取り付け姿勢に切り換え操作している。これにより、線引きマーカー10Lまたは10Rは格納状態になる。この時、基端側マーカ部分10aの揺動格納のためにマーカ全体が畦などに当たりにくくなるように機体側に極力近づいた格納状態になる。しかも、基端側マーカ部分10aは使用時と同じまたはほぼ同じ配置レベルのままで格納することと、先端側マーカ部分10bが使用時よりも上昇するがこの先端側マーカ部分10aの長さL1がマーカー全長L2の1/2より短いことにより、マーカー10Lまたは10Rの格納高さは使用時長さL2の1/2より短い長さにほぼ等しい高さになる。
【0017】〔別実施例〕図8は、別実施構造のマーカ操作機構25を示す。すなわち、先端側マーカ部分10bを基端側マーカ部分10aに対して姿勢切り換えするための操作構造部分は、図5に示す操作構造と同様に構成してある。基端側マーカ部分10aを軸芯Xまわりで姿勢切り換えするための操作構造部分において異なり、この操作構造部分は、基端側マーカ部分10aを使用取り付け姿勢に揺動付勢するマーカばね26と、基端側マーカ部分10aを前記ケーブル操作リンク23に連結してリンク機構5の上昇作動によって格納取り付け姿勢に切り換え操作する操作ケーブル27とによって構成してある。つまり、線引きマーカー10Lおよび10Rの基端側マーカ部分10aと先端側マーカ部分10bのいずれもをマーカばね12,26と、リンク機構5による操作力とによって切り換え操作するように構成してある。
【0018】次に、第2発明の実施例を図面に基づいて説明する。左右の線引きマーカー10L,10Rは同様に構成してあり、右側の線引きマーカー10Rの方を例にして説明する。図10に示すように、自走機体の前端部分に備えた支持筒部28に線引きマーカー10Rを取り付けてある。この線引きマーカー10Rは、機体横向きの前記支持筒部28にこれのガイド作用によって機体横方向に摺動するように内嵌した基端側マーカ部分10aと、この基端側マーカ部分10aの支持筒部28から機体横外側に突出する端部に軸芯Yまわりで上下揺動自在に支持されるように連結した先端側マーカ部分10bとにより構成して、先端側マーカ部分10bの先端側に備えてある線引き作用部10cが圃場に接地して線引き可能になる使用状態と、前記線引き作用部10cが対地上昇する格納状態とに切り換えられるようにしてある。すなわち、基端側マーカ部分10aが支持筒部28から機体横外側に基端側マーカ部分28の備える抜け止め部材29が支持筒部28の端部に当接するまで突出する使用取り付け姿勢になり、先端側マーカ部分10bが基端側マーカ部分10aに対してこれから機体横外側に一直線に延びる使用取り付け姿勢になることにより、線引きマーカー10Rが使用状態になる。そして、基端側マーカ部分10aが前記使用取り付け姿勢から機体内側に摺動して基端側マーカ部分10aの基部側が支持筒部28と自走機体本体とにわってその内側に引退する格納取り付け姿勢になり、先端側マーカ部分10bが前記使用取り付け姿勢から上昇揺動して基端側マーカ部分10aから起立する格納取り付け姿勢になると、線引きマーカー10Rが格納状態になる。先端側マーカ部分10bの前記軸芯Yから先端までの長さをL1とし、線引きマーカー10Rが前記使用状態にある時の自走機体本体の横外側面からマーカ先端までの長さをL2とすると、これらの長さL1とL2は、L1<L2×1/2の関係に設定してある。
【0019】先端側マーカ部分10bをマーカばね12によって前記使用取り付け姿勢に揺動付勢するように構成し、先端側マーカ部分10bのロックピン13にフック14を係止させることによって先端側マーカ部分10bを前記格納取り付け姿勢にマーカばね12に抗して保持できるように構成するとともに、前記フック14を第1電磁ソレノイドSR1によってロックピン13に係止するロック位置と、ロックピン13から外れるロック解除位置とに揺動切り換えるように構成してある。基端側マーカ部分10aのばね受け部材30と、自走機体側の支持筒28との間に配置して基端側マーカ部分10aに外嵌しているマーカばね31によって基端側マーカ部分10aを前記使用取り付け姿勢に摺動付勢するように構成してある。機体部分に取り付けたフック32によって基端側マーカ部分10aをマーカーばね31に抗して格納取り付け姿勢に保持できるように構成するともに、前記フック32を第2電磁ソレノイドSR2によって基端側マーカ部分10aに対するロック位置とロック解除位置とに切り換えるように構成してある。先端側マーカ部分10bの基端部から延出した操作ケーブル33をケーブル操作アーム34を介して前記リンク機構5のトップリンク5aに連結し、もって、苗植え付け装置6の昇降に伴って線引きマーカー10Rを前記格納状態と使用状態とに自動的に切り換え操作するマーカー操作機構35を構成してある。
【0020】すなわち、苗植え付け装置6が自走機体に対して上昇した非作業位置にあると、ケーブル操作アーム34が操作ケーブル33を引っ張り操作している。このために、操作ケーブル33が先端側マーカ部分10bを格納取り付け姿勢に引き上げ操作するとともに、基端側マーカ部分10aをマーカばね31に抗して格納取り付け姿勢に引き込み操作する。これにより、線引きマーカー10Rが前記格納状態にある。
【0021】そして、植え付け作業を行うに当たり、左側の線引きマーカー10Lを使用する場合には、この左側線引きマーカー10Lの方の第1および第2電磁ソレノイドSL1,SL2を操作することによってこのマーカ10Lのフック14および32による格納ロックを解除し、右側の線引きマーカー10Rの方の第1および第2電磁ソレノイドSR1,SR2を操作することによってこのマーカ10Rをフック14および32によって格納状態にロックしておく。右側の線引きマーカー10Rを使用する場合には、この右側線引きマーカー10Rの方の第1および第2電磁ソレノイドSR1,SR2を操作することによってこのマーカ10Rのフック14および32による格納ロックを解除し、左側の線引きマーカー10Lの方の第1および第2電磁ソレノイドSL1,SL2を操作することによってこのマーカ10Lをフック14および32によって格納状態にロックしておく。そして、苗植え付け装置6を非作業位置から下降操作すると、ケーブル操作アーム34がトップリンク5aの回転支軸5bのまわりで下降揺動して操作ケーブル33を緩め操作する。すると、使用する方の線引きマーカー10Lまたは10Rの基端側マーカ部分10aがマーカばね31のために使用取り付け姿勢になるとともに、先端側マーカ部分10bがマーカーばね12のために使用取り付け姿勢になる。これにより、使用する方の線引きマーカー10Lまたは10Rが格納状態から使用状態に切り換わる。この時、使用しない線引きマーカー10Rまたは10Lの方の操作ケーブル33も緩み操作されるが、基端側マーカ部分10aも先端側マーカ部分10bもフック14または32によって格納ロックしてあることから、この方の線引きマーカー10Lまたは10Rは格納状態にある。
【0022】そして、苗植え付け装置6を前記作業位置から上昇操作すると、ケーブル操作アーム34が上昇揺動して操作ケーブル33を引っ張り操作する。このため、苗植え付け装置6が前記作業位置から上昇するに伴い、操作ケーブル33が基端側マーカ部分10aをマーカばね31に抗して引き込み操作するともに、先端側マーカ部分10bをマーカばね12に抗して引き上げ操作する。これにより、苗植え付け装置6が非作業位置に到達すると、基端側マーカ部分10aと先端側マーカ部分10bの両者が格納取り付け姿勢になり、線引きマーカー10Lまたは10Rが格納状態に切り換わる。この時、基端側マーカ部分10aの摺動引退のために、マーカ全体が畦などに当たりにくくなるように機体側に極力近づいた格納状態になる。しかも、基端側マーカ部分10aは使用時と同じまたはほぼ同じ配置レベルのままで格納することと、先端側マーカ部分10bが使用時よりも上昇するがこの先端側マーカ部分10aの長さL1がマーカー全長L2の1/2より短いことにより、マーカー10Lまたは10Rの格納高さは使用時長さL2の1/2より短い長さにほぼ等しい高さになる。
【0023】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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