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発明の名称 コンバイン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−51849
公開日 平成8年(1996)2月27日
出願番号 特願平6−186990
出願日 平成6年(1994)8月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 三宅 彰
要約 目的


構成
扱胴3と受網4と、この受網4からの漏下処理物を揺動移送しながら篩い選別する揺動選別装置6と、受網4から漏下されなかった処理物を排出する送塵口2aとを備える脱穀装置1を、クローラ走行装置を備えた機体フレーム上に搭載し、扱室2の上部の処理物の圧力を検出する圧力センサS1を扱室2の天板26に設け、送塵口2aから排出されてくる処理物の圧力を検出する圧力センサS2を送塵口2aの近傍に設け、天板側の圧力センサS1と送塵口側の圧力センサS2とのいずれもが設定値を越えると、クローラ走行装置5の速度が下がるようにクローラ走行装置の走行駆動部を制御する制御装置を設けてある。
特許請求の範囲
【請求項1】 扱室(2)に前後方向に沿って架設した扱胴(3)と、この扱胴(3)の下方に張設した受網(4)と、この受網(4)からの漏下処理物を揺動移送しながら篩い選別する揺動選別装置(6)と、前記受網(4)から漏下されなかった処理物を排出する送塵口(2a)とを備える脱穀装置(1)を、左右一対のクローラ走行装置(5)を備えた機体フレーム(17)上に搭載してあるコンバインであって、前記扱室(2)の上部における処理物の圧力を検出する圧力センサ(S1)を前記扱室(2)の天板(26)に設け、前記送塵口(2a)から排出されてくる処理物の圧力を検出する圧力センサ(S2)を前記送塵口(2a)の近傍に設け、前記天板側の圧力センサ(S1)と送塵口側の圧力センサ(S2)とのいずれもが設定値を越えると、前記クローラ走行装置(5)の速度が下がるように前記クローラ走行装置(5)の走行駆動部(27)を制御する制御装置(28)を設けてあるコンバイン。
【請求項2】 扱室(2)に前後方向に沿って架設した扱胴(3)と、この扱胴(3)の下方に張設した受網(4)と、この受網(4)からの漏下処理物を揺動移送しながら篩い選別する揺動選別装置(6)と、前記受網(4)から漏下されなかった処理物を排出する送塵口(2a)とを備える脱穀装置(1)を、左右一対のクローラ走行装置(5)を備えた機体フレーム(17)上に搭載してあるコンバインであって、前記扱室(2)の上部における処理物の圧力を検出する圧力センサ(S1)を前記扱室(2)の天板(26)に設け、前記送塵口(2a)から排出されてくる処理物の圧力を検出する圧力センサ(S2)を前記送塵口(2a)の近傍に設け、前記天板側の圧力センサ(S1)と送塵口側の圧力センサ(S2)とのいずれもが設定値を越えた第1状態と、前記天板側の圧力センサ(S1)のみが設定値を越えた第2状態と、前記送塵口側の圧力センサ(S2)のみが設定値を越えた第3状態とを各別にオペレータに知らせる表示手段(29)を設けてあるコンバイン。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱室に前後方向に沿って架設した扱胴と、この扱胴の下方に張設した受網と、この受網からの漏下処理物を揺動移送しながら篩い選別する揺動選別装置と、前記受網から漏下されなかった処理物を排出する送塵口とを備える脱穀装置を、左右一対のクローラ走行装置を備えた機体フレーム上に搭載してあるコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のコンバインにおいては扱室内の処理物の量や、扱室内で形成される処理物の塊を検出する手段は設けられておらず、オペレータは処理物の量の増大や処理物の塊の形成を、扱室内の異常音等で知るしかなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれば、オペレータは扱室内の処理物の量の増大や、それに処理物の塊の形成を、扱室内の異常音等で知るしかなかったために、塊が形成されても異常音が出ない場合や異常音が小さな場合、さらには周囲の騒音が大きい場合には、気付かずにそのまま同じ状態で運転を続け、穀稈の扱ぎ残しを出したり、処理物の塊をそのまま機外に排出して塊内の穀粒を失ったりしやすかった。
【0004】また、オペレータは扱室内の異常音に常に注意を払わなければならず、運転操作に専念しにくくて作業性の面からも改善の余地があった。
【0005】本発明の目的は、穀稈の扱ぎ残しを防止することができ、処理物の塊に含まれる穀粒の機外排出を防止することができ、作業性を向上させることができるコンバインを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本第1発明の特徴構成は、扱室の上部における処理物の圧力を検出する圧力センサを前記扱室の天板に設け、送塵口から排出されてくる処理物の圧力を検出する圧力センサを前記送塵口の近傍に設け、前記天板側の圧力センサと送塵口側の圧力センサとのいずれもが設定値を越えると、クローラ走行装置の速度が下がるように前記クローラ走行装置の走行駆動部を制御する制御装置を設けてあることにある。
【0007】本第2発明の特徴構成は、扱室の上部における処理物の圧力を検出する圧力センサを前記扱室の天板に設け、送塵口から排出されてくる処理物の圧力を検出する圧力センサを前記送塵口の近傍に設け、前記天板側の圧力センサと送塵口側の圧力センサとのいずれもが設定値を越えた第1状態と、前記天板側の圧力センサのみが設定値を越えた第2状態と、前記送塵口側の圧力センサのみが設定値を越えた第3状態とを各別にオペレータに知らせる表示手段を設けてあることにある。
【0008】
【作用】本第1発明の特徴構成によれば、扱室の上部における処理物の圧力を検出する圧力センサを前記扱室の天板に設けてあるから、この天板側の圧力センサが設定圧を越えたことで、処理物が増大したことや扱室内に処理物の塊が形成されて天板側まで持ち上げられてきたことを知ることができる。また、送塵口から排出されてくる処理物の圧力を検出する圧力センサを前記送塵口の近傍に設けてあるから、この送塵口側の圧力センサが設定圧を越えたことで、送塵口側の処理物が増大したことや前記処理物の塊が扱室外に排出されたことを知ることができる。
【0009】そして、天板側の圧力センサと送塵口側の圧力センサとのいずれもが設定値を越えると、制御装置が、クローラ走行装置の速度が下がるように前記クローラ走行装置の走行駆動部を制御するから、扱室内に取入れる穀稈の量が少なくなって、それぞれの穀稈を扱室内で十分に扱き処理することができる。その結果、穀稈に扱ぎ残しがでたり、穀粒を含んだ処理物の塊が形成されたり、そのような塊がそのまま機外に排出されたりすることを防止することができる。
【0010】また、上記のように圧力センサ等が扱室内の状況を検出するから、オペレータは扱室内の状況について注意を払うことなく運転操作に専念することができる。
【0011】なお、扱室の上部における処理物の圧力と、送塵口から排出されてくる処理物の圧力とのうちのいずれか一方のみが設定値を越えただけの状態では、扱室内の処理物の量の増大が自然に回復しやすく、また、処理物の塊も扱室内でほぐされて、扱室内での扱き処理の障害となることが少ないことから、このような状態では車速を下げないから作業能率を低下させることがない。
【0012】本第2発明の特徴構成によれば、天板側の圧力センサと送塵口側の圧力センサとのいずれもが設定値を越えた第1状態と、天板側の圧力センサのみが設定値を越えた第2状態と、送塵口側の圧力センサのみが設定値を越えた第3状態とを各別にオペレータに知らせる表示手段を設けてあるから、この表示に基づいてオペレータが、例えば上記のように車速を下げたりする等の適切な処置をとることができ、扱室内に取入れる穀稈の量を少なくして、扱室内で穀稈を十分に扱き処理し、穀稈に扱ぎ残しがでたり、穀粒を含んだ処理物の塊が形成されたり、そのような塊がそのまま機外に排出されることを防止することができる。そして、本第2発明においても、上記のように圧力センサ等が扱室内の状況を検出するから、オペレータは扱室内の状況について注意を払うことなく運転操作に専念することができる。
【0013】
【発明の効果】従って、本発明によれば、穀稈の扱ぎ残しを防止することができ、処理物の塊に含まれる穀粒の機外排出を防止することができるから、穀粒の回収率を向上させることができ、オペレータは扱室内の状況について注意を払うことなく運転操作に専念することができるから、作業性を向上させることができるコンバインを提供することができた。
【0014】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図5に示すように、走行駆動部27,左右一対のクローラ走行装置5を備えた機体フレーム17上に脱穀装置1を搭載するとともに、機体前部に刈取前処理部7を昇降自在に連結し、刈取前処理部7の横側に搭乗運転部10を設け、機体後部に排ワラ処理装置11を設けてコンバインを構成してある。
【0015】図2に前記脱穀装置1を示している。この脱穀装置1は、脱穀フィードチェーン22により株元を挟持しながら搬送される穀稈の穂先部を扱室2内で駆動回転する扱胴3により扱き処理するよう構成するとともに、扱き処理され受網4を漏下した処理物がその下方側の選別部において、穀粒、枝付き籾等の二番物及び排ワラ屑等に選別されて、穀粒は図示しない穀粒タンクに貯溜され、二番物は選別部内で還元されて再処理され、排ワラ屑等は機体外方に排出するよう構成してある。
【0016】前記扱室2の後部には、受網4から漏下されなかった処理物を排出する送塵口2aを設けてある。また扱室2の天板26には、図3に示すように、電動モータMにより駆動開閉されて処理物の送り量を調節する送塵弁30と、扱室2の上部における処理物や処理物の塊の圧力を検出する圧力センサS1とを設けてある。
【0017】前記選別部は、漏下処理物を揺動移送しながら篩い選別する揺動選別装置6、この揺動選別装置6にワラ屑等を移送方向下手側に吹き飛ばす選別風を供給する唐箕23、選別漏下される穀粒を回収して図示しないタンクに貯溜するスクリュー搬送式一番物回収部8、下方に落下する二番物を回収して揺動選別装置6の移送方向上手側に還元させるスクリュー搬送式二番物回収部9、前記唐箕23によって吹き飛ばされた細かな塵埃を排塵口24から機体外方に排出させる排塵ファン25等で構成されている。
【0018】次に揺動選別装置6の構成について説明する。この揺動選別装置6はスライド案内機構12とクランク揺動機構13とによって揺動駆動される中抜き枠形の揺動選別ケース14の内部に、扱室2から漏下した処理物を受け止めて揺動移送しながら粗選別を行う粗選別部15と、この粗選別部15から漏下した選別処理物を揺動移送しながら穀粒を一番物回収部8に選別漏下させ、二番物を移送方向下手側下方に配置した二番物回収部9上に落下させる精選別部16とを設けて構成してある。
【0019】詳述すると、扱室2における穀稈搬送方向上手側において扱き処理され受網4から漏下した処理物を受け止めて比重差選別する第1グレンパン18と、この第1グレンパン18の移送方向下手側に連なる状態で配備されたチャフシーブ19と、その下手側に連なり扱室2の送塵口2aから落下する処理物を受け止める第2グレンパン20及び送塵口2aから落下する処理物のワラ屑を下手側に送り出す第1ストローラック21により、前記粗選別部15を構成してある。前記第1ストローラック21の終端部下方位置から移送方向下手側に延びる第2ストローラック34を配設し、第1ストローラック21から送り出される排ワラ屑を機体外方に排出させるよう構成してある。図2,図4に示すように、前記第2グレンパン20上には、前記送塵口2aから排出されてくる処理物や処理物の塊の圧力を検出する圧力センサS2を設けてある。また送塵口2aから排出され、第2グレンパン20に当たって跳ね返った処理物の圧力を検出する圧力センサS2を、右側板側にも設けてある。
【0020】図2に示すように、第4グレンパン31を設けるとともに、この第4グレンパン31の移送方向下手側に穀粒の漏下選別用の格子網状のグレンシーブ32を連設して、前記精選別部16を構成してある。
【0021】そして図5に示すように、前記天板側の圧力センサS1と、送塵口側の二つの圧力センサS2の少なくとも一方とのいずれもが設定値を越えた第1状態と、天板側の圧力センサS1のみが設定値を越えた第2状態と、送塵口側の二つの圧力センサS2の少なくとも一方のみが設定値を越えた第3状態とを各別にオペレータに知らせる表示手段29を、搭乗運転部10の操縦パネル33に設けてある。この表示手段29は、図1に示すように、上記第1、第2、第3の状態を各別に示す3種類の色の異なる点滅ランプ29a,29b,29cと、この点滅ランプの点滅に伴って警報音を出す警報ブザー29dとから構成してある。
【0022】また、図1に示すように前記第1状態になると、クローラ走行装置5の速度が下がるように走行駆動部27を制御し、前記第2状態になると、扱室2の天板26に設けた送塵弁30が開きの方向に姿勢を変更するように、送塵弁30の駆動用の電動モータMを制御し、前記第3状態になると、前記揺動選別ケース14の搬送能力が上がるように、前記クランク揺動機構13の駆動部を制御する制御装置28を設けてある。
【0023】このように、前記第1状態になると、制御装置28でクローラ走行装置5の速度が下がるように走行駆動部27を制御するから、扱室2内に取入れる穀稈の量が少なくなり、扱室2内で穀稈に対する扱き作用が十分に行なわれ、穀稈に扱ぎ残しがでることや、穀粒を含んだ処理物の塊が形成されることや、そのような塊がそのまま機外に排出されることを防止できる。前記前記第2状態になると、扱室2の天板26に設けた送塵弁30が開きの方向に姿勢を変更するように、送塵弁30の駆動用のモータMを制御するから、扱室2内で処理物がよく移送されるようになり、扱室2内の処理物を減らしたり、処理物の塊を早く扱室2外に排出させたりすることができる。前記第3状態になると、揺動選別ケース14の搬送能力が上がるように、前記クランク揺動機構13の駆動部を制御するから、処理物の塊を揺動選別装置6で十分にほぐして穀粒を確実に分離回収することができる。
【0024】〔別実施例〕クランク揺動機構13のクランク径を変更させるための駆動部を設け、前記第3状態になると、前記クランク径を変更させて揺動選別ケース14の搬送能力が上がるように、前記制御装置28で前記駆動部を制御する構成にしてもよい。
【0025】上記の実施例では、前記天板側の圧力センサS1と送塵口側の圧力センサS2とのいずれもが設定値を越えると、前記クローラ走行装置5の速度が下がるように制御装置28で制御したが、このように自動制御することなく、前記表示手段29の表示結果に基づいてオペレータが手動により車速を下げてもよい。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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