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発明の名称 茎稈結束装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−51843
公開日 平成8年(1996)2月27日
出願番号 特願平6−186981
出願日 平成6年(1994)8月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 馬場 治男 / 内藤 義隆 / 阿瀬 勇
要約 目的
紐の結節ミスが発生しにくい茎稈結束装置を提供する。

構成
ドアー9が紐用の受け止め部9cを備えている。この受け止め部9cは、結束紐aを紐ガイド6の紐受けガイド部6bと等しいまたはこれに近いレベルからずれ落ちないように受け止め支持し、結束紐aが紐ガイド6の紐受け止め部6bから外れることを防止する。これにより、結節時、結束紐aが結節ビル5の作用範囲に確実に位置していて結節ビル5が結束紐aを確実に保持して結節する。
特許請求の範囲
【請求項1】 紐結節用の紐ホルダー(4)と結節ビル(5)を備える紐結節部(A)と、紐供給ニードル(8)を備える紐供給部(B)とを茎稈結束空間(S)の両側に各別に設けるとともに、前記紐供給ニードル(8)と前記紐結節部(A)とにわたる結束用紐(a)に当接してこの結束用紐(a)を前記結節ビル(5)の作用範囲に位置決めする紐受けガイド部(6b)を有する紐ガイド(6)を、前記紐結節部(A)に備え、前記茎稈結束空間(S)の茎稈放出口(12)を閉じて前記茎稈結束空間(S)に収集される結束対象茎稈を受け止めるドアー(9)を備えるとともに、このドアー(9)に作用する収集結束対象茎稈の圧力が設定値以上になるに伴って前記紐供給部(B)および前記紐結節部(A)を駆動する駆動機構(C)を備えてある茎稈結束装置であって、前記紐供給ニードル(8)と前記紐結節部(A)とにわたる結束用紐(a)に受け止め作用する受け止め部(9c)を前記ドアー(9)に備えるとともに、前記ドアー(9)が前記茎稈放出口(12)に対する閉じ位置にある状態で、前記ドアー(9)の前記受け止め部(9c)が前記紐ガイド(6)の前記紐受けガイド部(6b)に対して前記茎稈結束空間(S)の収集結束対象茎稈の稈身方向において等しいまたはそれに近い箇所に位置して結束用紐(a)が前記紐受けガイド部(6b)から外れることを防止する茎稈結束装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紐結節用の紐ホルダーと結節ビルを備える紐結節部と、紐供給ニードルを備える紐供給部とを茎稈結束空間の両側に各別に設けるとともに、前記紐供給ニードルと前記紐結節部とにわたる結束用紐に当接してこの結束用紐を前記結節ビルの作用範囲に位置決めする紐受けガイド部を有する紐ガイドを、前記紐結節部に備え、前記茎稈結束空間の茎稈放出口を閉じて前記茎稈結束空間に収集される結束対象茎稈を受け止めるドアーを備えるとともに、このドアーに作用する収集結束対象茎稈の圧力が設定値以上になるに伴って前記紐供給部および前記紐結節部を駆動する駆動機構を備えてある茎稈結束装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記茎稈結束装置において、バインダーの結束装置など、結束対象茎稈を立ち姿勢で収集して処理する立ち姿勢結束の場合、結束対象茎稈が立ち姿勢であることから、さらには茎稈収集に起因するなどの駆動振動が伝わることから、結束空間を横断している結束用紐は結束対象茎稈に沿ってずれ落ちやすい状態で結束対象茎稈に巻き掛かることになる。また、たとえばコンバインの排ワラ結束装置など、結束対象茎稈を横倒れ姿勢で収集して処理する倒伏姿勢結束の場合、結束対象茎稈が横倒れ姿勢であることから、結束用紐は結束対象茎稈に対してその稈身方向には比較的ずれ動きにくい状態で巻き掛かることになるが、結束空間に供給される結束対象茎稈がドアーよりも株元側あるいは穂先側に位置する部分で結束空間から結束茎稈放出側にはみ出る傾斜姿勢で収集した場合、結束対象茎稈に巻き掛かっている結束用紐が結束対象茎稈の傾斜と重量などのために稈身方向にずれ動くことがある。このように紐供給ニードルと紐結節部とにわたる結束用紐が結束対象茎稈の稈身方向にずれ動くと、紐ガイドの紐受けガイド部から外れやすくなる。すると、結束用紐が紐結節部側において結節ビルの作用範囲からその外側にずれ動いて結節ビルが結束作動する際に紐を保持しなくなり、紐の結節ミスが発生しやすくなる。
【0003】この結節トラブルの回避が可能になったものとして、従来、たとえば実開昭56−15349号公報に示される結束装置を構成した。すなわち、前記紐ガイドにこれのガイド溝を横断するようにして取り付けた弾性杆を設けるとともに、この弾性杆の遊端側が紐供給部と紐結節部とにわたる結束用紐を紐ガイドの紐受けガイド部に受け止め支持するように、かつ、結束が完了した茎稈束の放出が行われる際、紐結節部で結節処理されて茎稈束に付着している紐部分が茎稈束の放出力のために弾性杆を弾性変形させて紐受けガイド部と弾性杆の間をすり抜けることにより、茎稈束の放出が可能になるように構成していた。つまり、弾性杆の受け止め作用によって結束用紐が紐ガイドの紐受けガイド部からずれ外れることを防止するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、茎稈束の放出時に結束紐が弾性杆に擦れることから、紐の材質によっては紐から粉塵が発生して結節ビルや紐ホルダーの駆動用ギヤに付着するなど、駆動トラブルの原因になる場合があった。本発明は、駆動トラブルが発生しにくいようにしながら、結束紐が紐受けガイド部から外れにくいようにできる茎稈結束装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による茎稈結束装置は、目的達成のために、冒頭に記したものにおいて、前記紐供給ニードルと前記紐結節部とにわたる結束用紐に受け止め作用する受け止め部を前記ドアーに備えるとともに、前記ドアーが前記茎稈放出口に対する閉じ位置にある状態で、前記ドアーの前記受け止め部が前記紐ガイドの前記紐受けガイド部に対して前記茎稈結束空間の収集結束対象茎稈の稈身方向において等しいまたはそれに近い箇所に位置して結束用紐が前記紐受けガイド部から外れることを防止することを特徴とする。
【0006】
【作用】駆動振動や結束対象茎稈の収集姿勢などに起因して結束用紐にこれをずれ動かす力が作用しても、ドアーの受け止め部が結束用紐に受け止め作用し、結束用紐が紐ガイドの紐受けガイド部に対して収集結束対象茎稈の稈身方向において等しい箇所から位置ずれしないように、あるいは、位置ずれしても大幅にはずれ動かないようにする。これにより、結束用紐が紐結節部において紐ガイドの紐受け止め部から外れにくくなる。そして、茎稈束が放出される際、ドアーは茎稈束による押し開けなどにより開放されて受け止め部による結束紐の受け止め作用を解除し、紐が擦れるなどの障害にならない。
【0007】
【発明の効果】ドアーの受け止め部が結束用紐に受け止め作用することから結束用紐が紐ガイドの紐受けガイド部から外れにくくなり、結束用紐が結節ビルの作用範囲外にずれ出ることに起因する結節ミスが発生しにくい信頼性の高いものにできた。しかも、茎稈束の放出時にはドアーの受け止め部はドアーと共に開放して紐に作用しないことから、紐から粉塵が発生するなどの原因にはならなくて駆動トラブルが発生しにくいようにできた。
【0008】
【実施例】図1および図2に示すように、稲、麦などの植立茎稈を引き起こし装置1によって引き起こしながら刈り取る刈り取り装置2の横端部に、伝動ケース3の上向き凹入部などによって結束空間Sを形成し、結束空間Sに対して伝動ケース3の一端側が位置する側に、紐ホルダー4、結節ビル5、紐ガイド6、および、上下一対の放出アーム7,7を備える紐結節部Aを設けるとともに、前記結束空間Sに対して前記紐結節部Aが位置する側とは反対側に、紐供給ニードル8、ドアー9および供給パッカー10を備える紐供給部Bを設けて、バインダーの茎稈結束装置を構成してある。
【0009】すなわち、供給パッカー10が刈り取り装置2の端部と結束空間Sの入り口側との間を往復移動するように常に駆動されており、刈り取り装置2から搬送ガイド板11に沿わせて立ち姿勢で搬送されて来る刈り取り茎稈を結束空間Sに掻き込み供給する。この時、ドアー9が結束空間Sの茎稈放出口12を閉じていることにより、刈り取り茎稈が伝動ケース3の前記上向き凹入部内の上面3aでなる底面と、前記ドアー9とに受け止め支持されて立ち姿勢で結束空間Sに収集する。この時、結束用紐aが紐供給ニードル8から結束空間Sを横断し、紐ガイド6の図3の如きガイド溝6aを通って紐結節部Aの紐ホルダー4に供給されており、収集される茎稈に対してドアー9と同じ側に位置している。さらに、この時、供給パッカー10による掻き込み供給のために収集茎稈の圧力がドアー9に作用する。
【0010】茎稈の収集量が設定量以上になってドアー9に作用する茎稈圧力が設定値以上になると、図6に示す如き駆動機構Cが作動状態になって紐結節部Aおよび紐供給部Bを駆動する。すなわち、駆動機構Cは、ドアー9の回転支軸9aに連動機構14を介して連動させるとともに紐供給ニードル8の駆動軸8aに備えてある一回転クラッチ13、紐ホルダー4と結節ビル5および放出アーム7の駆動ギヤ15、この駆動ギヤ15の回転支軸15aに前記駆動軸8aの回動力を伝達する伝動機構16によって構成してある。そして、ドアー9に作用する茎稈圧力が設定値以上になると、ドアー9が若干開放側に揺動してドアー9の回転支軸9aが若干回動することによって一回転クラッチ13が入りになる。すると、駆動機構Cが作動状態になり、駆動軸8aが常時回動している駆動ギヤ17からの回動力により回動して紐供給ニードル8を駆動する。これと同時に、前記駆動軸8aの回動力が伝動機構16によって前記駆動ギヤ15に伝達し、この駆動ギヤ15が紐ホルダー4および結節ビル5を駆動する。前記駆動ギヤ15は伝動ケース3が揺動自在に支持している放出アーム7の遊端側を駆動ピン15bによって駆動することにより、駆動ギヤ15が一対の放出アーム7,7を駆動するとともに、駆動ギヤ15における駆動ピン15bの配置により、紐ホルダー4および結節ビル5が結節作動を行った後に放出アーム7が茎稈束に放出作用するように駆動する。一回転クラッチ13が入りになった時、前記連動機構14がドアー9を茎稈放出口12に対する閉じ位置に保持するためのストッパー作用を解除し、放出される茎稈束の押し作用によってドアー9が開放することを可能にしている。
【0011】つまり、結束空間Sに収集される茎稈が設定量以上になると、ドアー9に作用する茎稈の圧力が設定値以上になって駆動機構Cが紐供給部Bおよび紐結節部Aを駆動する。このために、紐供給ニードル8が収集された茎稈のドアー9とは反対側を通るとともに紐ガイド6のカイド溝6aを通って紐結節部Aに紐供給し、紐ホルダー4および結節ビル5が紐供給ニードル8から茎稈収集の前に供給されていた結束用紐aと、茎稈収集後に供給された結束用紐とを結節することにより、収集した茎稈の結束を行う。結束処理が完了すると、放出アーム7が駆動機構Cにより駆動されて茎稈束に放出作用し、茎稈束がドアー9を押し開けて結束空間Sから茎稈放出口12を通って放出される。
【0012】図3および図4に示すように、前記紐ガイド6に紐受けガイド部6bを備えるとともに、この紐受けガイド部6bは、結節ビル5の付近に位置するとともに結束用紐aに係止可能な傾斜形状を備えていることにより、紐供給ニードル8と紐結節部Aとにわたる結束用紐aに当接してこの結束用紐aを結節ビル5の作用範囲に位置決めするように構成してある。ドアー9の遊端側に基端側よりも上下幅の厚い部分9bを備え、この幅厚部分9bの上端面9cにより、収集茎稈に対してドアー9と同じ側を通って紐供給ニードル8と紐結節部Aとにわたる結束用紐aに対する受け止め部を形成してある。ドアー9は紐ガイド6に備えてある紐受けガイド部6bの配置レベルに比して低いレベルにて伝動ケース3に取り付けてありながら、前記幅圧部分9bの上下幅の厚さにより、前記受け止め部9cが前記紐受けガイド部6bと等しいまたはそれに近い配置レベルに位置するようにしてある。
【0013】つまり、茎稈の収集時において、結束空間Sに位置する結束用紐aに供給パッカー10の駆動振動などによって収集茎稈の株元側にずれ落とす操作力が作用しても、ドアー9が茎稈放出口12を閉じる位置にあることからその受け止め部9aが結束用紐aに受け止め作用し、結束用紐aは紐ガイド6の紐受けガイド部6bに対して収集茎稈の株元側に位置ずれしないとか、位置ずれしても大幅に位置ずれしない。すると、結束用紐aが紐ガイド6の紐受けガイド部6bから外れにくくなり、結節ビル5が結節作動を行う際、結束用紐aが結節ビル5の作用範囲に位置しており、結節ビル5が結束用紐aを確実に保持して結節ミスを起こさなくなる。つまり、結束用紐aが駆動振動などのために紐ガイド6の紐受けガイド部6cから外れて結節ビル5の作用範囲外に位置ずれすることを防止することにより、結節ミスを回避しながら作業できるようにしてある。
【0014】〔別実施例〕図5は、別実施構造を備えるドアー9を示す。すなわち、受け止め部9cにより結束用紐aを紐ガイド6の紐受けガイド部6bから外れないように受け止め支持するように構成するとともに、結束用紐aが受け止め部9cから脱落することを防止する落下止め部9dを備えている。これにより、結束用紐aが受け止め部9cから外れることが防止でき、結束用紐aが紐ガイド6の紐受けガイド部6bから外れることをより一層効果的に防止できる。この結果、紐aの結節ミスが一層発生しにくくなる。
【0015】本発明は、バインダー用の他、結束対象茎稈を立ち姿勢で収集して結束処理する各種の結束装置にも適用できる。さらには、コンバインの排ワラ結束装置など、結束対象茎稈を横倒れ姿勢で収集して結束処理する結束装置にも適用できる。したがって、ドアーの結束紐に対する受け止め部を、紐ガイドの紐受けガイド部に対して収集結束対象茎稈の稈身方向において等しいまたはそれに近い箇所に位置させると称する。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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