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発明の名称 移植機の苗枠縦送り装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−51821
公開日 平成8年(1996)2月27日
出願番号 特願平6−190672
出願日 平成6年(1994)8月12日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 島隅 和夫 / 蔵野 淳次 / 福高 恭史 / 西尾 基 / 野坂 健吉 / 福本 仁志
要約 目的
苗枠を縦送りするに際して、ポット部を、確実に、一定位置に、送り且つ止めることができる移植機の苗枠縦送り装置を提供する。

構成
上下動自在に支持されると共に、下動の際に、ポット部21の上部に接当して苗枠16を縦送りし、上動の際には、その上動を許容すべくポット部21に相対的に押圧されて逃げ得るように構成され、且つポット部21の上部に接当する位置へと復帰するようにバネ31によって付勢された送り爪26を備え、この送り爪26の下方に、ポット部21の上下部に接当して該ポット部21の上下方向の位置決めをする位置決め部38を備えると共に、弾性体から形成されていて、苗枠16の縦送りの際に、その縦送りを許容すべくポット部21に相対的に押圧されて弾性的に変形して逃げ得るように構成された位置決め部材35を設ける。
特許請求の範囲
【請求項1】 縦横に多数配列したポット部(21)を背面に突設して備えている苗枠(16)を、上方から下方に縦送りする苗枠縦送り装置であって、上下動自在に支持されると共に、下動の際に、ポット部(21)の上部に接当して苗枠(16)を縦送りし、上動の際には、その上動を許容すべくポット部(21)に相対的に押圧されて逃げ得るように構成され、且つポット部(21)の上部に接当する位置へと復帰するようにバネ(31)によって付勢された送り爪(26)を備え、この送り爪(26)の下方に、ポット部(21)の上下部に接当して該ポット部(21)の上下方向の位置決めをする位置決め部(38)を備えると共に、弾性体から形成されていて、苗枠(16)の縦送りの際に、その縦送りを許容すべくポット部(21)に相対的に押圧されて弾性的に変形して逃げ得るように構成された位置決め部材(35)を設けたことを特徴とする移植機の苗枠縦送り装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移植機の苗枠縦送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】野菜等の苗を移植する畑用の移植機として、縦横に多数のポット部を背面に突設して備えた苗枠を苗案内手段に装填し、苗縦送り手段によって苗枠を上方から下方へと1ピッチづつ間欠的に縦送りし、苗枠を一ピッチ縦送りする間に、この苗枠における横一列のポット部内のポット苗を苗押し手段によって横送り手段上に押出し、横送り手段の間欠動作によって各ポット苗を植付手段に一個づつ供給して、植付手段によって圃場にポット苗を植付けて行くようにしたものがある。
【0003】そして、前記縦送り手段として、上下動自在で且つ横方向にも移動自在な送り爪を備え、この送り爪を横方向からポット部に係合した後該送り爪を下動させて苗枠を縦送りし、その後送り爪を横移動させてポット部との係合を解除した後送り爪を上動させ、再び送り爪を横移動させてポット部に係合させるという動作を繰返すことによって、苗枠を縦送りするようにしたものが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっては、送り爪をポット部に確実に係脱させるには、上下動機構と横移動機構とを別の駆動手段によって駆動させるようにすればよいが、それでは送り爪の駆動機構が複雑なものになるという問題があることから、送り爪を、下動終点でポット部との係合を解除する方向に横移動し、上動終点でポット部に係合する方向に横移動するように、上下動に対して横移動を連動させるようにしているが、そうすると、送り爪の上下動の終点付近で、上あるいは下動しながら横移動することとなって、送り爪が上手くポット部に係合しなく、送り爪がポット部に当たって苗枠が上下方向に位置ずれする惧れがある。また、送り爪が上動する際には、送り爪はポット部から離反するので、何かの拍子に苗枠が位置ずれを起こす惧れがあり、苗枠を縦送りする際のポット部の位置の確実性に欠けるという問題がある。
【0005】そこで本発明は前記問題点に鑑みて、苗枠を縦送りするに際して、ポット部を、確実に、一定位置に、送り且つ止めることができる移植機の苗枠縦送り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が前記問題点を解決するために講じた技術的手段は、縦横に多数配列したポット部21を背面に突設して備えている苗枠16を、上方から下方に縦送りする苗枠縦送り装置であって、上下動自在に支持されると共に、下動の際に、ポット部21の上部に接当して苗枠16を縦送りし、上動の際には、その上動を許容すべくポット部21に相対的に押圧されて逃げ得るように構成され、且つポット部21の上部に接当する位置へと復帰するようにバネ31によって付勢された送り爪26を備え、この送り爪26の下方に、ポット部21の上下部に接当して該ポット部21の上下方向の位置決めをする位置決め部38を備えると共に、弾性体から形成されていて、苗枠16の縦送りの際に、その縦送りを許容すべくポット部21に相対的に押圧されて弾性的に変形して逃げ得るように構成された位置決め部材35を設けた点にある。
【0007】
【作用】送り爪26を下動させることによって、ポット部21が押下げられて苗枠16が上方から下方に縦送りされ、送り爪26の下動終点では、ポット部21の上下部が位置決め部材35の位置決め部38に接当してポット部21が位置決めされる。
【0008】そして、苗枠16の縦送りの際、いままで位置決めされていたポット部21が位置決め部材39を押圧し、これによって、位置決め部材35が弾性的に変形して逃げてポット部21の下方移動を許容し、代わりにその上方側のポット部21が下方移動して位置決め位置にくると、元の位置に復帰する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図3及び図4において、移植機1は走行機体2の後部に操縦ハンドル3を有する歩行型であって、マルチフィルムで被覆された畝Aを跨いでその長手方向に走行する。走行機体2には、前部にエンジン5とミッションケース6が固定され、エンジン5からションケース6内のトランスミッションへと巻掛伝動体7を介して動力伝達される。トランスミッションからは左右一対の駆動輪8に走行系動力が伝達されると共に、走行系動力とは別にPTO軸9を介して動力が取出せるようになっており、PTO軸9から機体2の後部に配置された苗移植装置10の駆動部へと動力が供給できるようになっている。
【0010】この苗移植装置10は、前部が機体2側に枢支されると共に、後部が機体2側の主フレーム11に弾性支持手段12を介して弾性的にかつ吊持ち状に支持された可動フレーム13に取付支持されており、上部の苗分送装置14と下部の植付装置15とに大別される。苗分送装置14は苗を一個づつ植付装置15へと搬送する機構で、苗枠16を案内する案内レール17と、苗枠16から苗を押出す押出し棒18と、押出された苗を一個づつ植付装置15へと送る送りコンベヤ19と、苗枠16を縦送りする苗枠縦送り装置20とを有する。
【0011】苗枠16は、樹脂製で可撓性を有し、縦横に多数配列したポット部21を背面に突出して備え、ポット部21には土付苗(ソイルブロック苗)が育苗されている。案内レール17は一対備えられて前後に対向配置され、対向側が開放状とされた平断面コ字形に形成されており、この案内レール17間に前記苗枠16がポット部21の開口端が右方を向くように上方から挿入され、下部の取出口から左側方に挿出されるようになっている。
【0012】押出し棒18は苗枠16のポット部21の背後(すなわち左側方)に、横一列のポット部21に相当する数、対応配置されていて、右方移動することで横一列のポット部21内の苗を送りコンベヤ19上に苗を押出し、その後元に位置に復帰するようになっている。送りコンベヤ19は苗を受持する多数のトレイ22をエンドレス状に備えてなり、苗を後方に間欠的に送り、後端位置では、トレイ22を傾斜させて植付装置15へと苗を落下供給するようになっている。
【0013】植付け装置15は、くちばし形のオープナ23を、平行リンク機構24を介して可動フレーム13に上下動自在に取付けてなり、オープナ23の移動軌跡の上端部で、送りコンベヤ19のトレイ22からオープナ23に苗が供給され、オープナ23の移動軌跡の下端部で、マルチ穿孔装置25によってマルチフィルムに焼却形成された孔を介して畝Aにオープナ23が突入して開き、畝Aに苗が移植されるようになっている。
【0014】このように横一列のポット部21内の苗が畝Aに植付けられる。そして、横一列のポット部21内の苗が押出されると、苗枠16は、苗枠縦送り装置20によって、ポット部21の縦方向の1ピッチ分、上方から下方に縦送りされ、前記動作を繰返して苗が連続的に植付けられる。苗枠縦送り装置20は一対備えられて、苗枠16の前後に配置されている。以下、前側の苗枠縦送り装置20について説明すると、苗枠縦送り装置20は、図1の側面断面図および図2の正面図に示すように、苗枠16のポット部21の前方に位置する送り爪26を有し、この送り爪26は上下一対設けられ、後方に向けて下方傾斜状に配置され、上端側にボス部27を有し、このボス部27は、左右方向に配置された送りアーム28の先端側に取付られ、下端はポット部21の上部前部に接当されている。
【0015】前記送りアーム28の先端側後面には、左右一対の支持片29が固定され、この支持片29間に前記送り爪26のボス部27が支軸30を介して左右軸廻り回動自在に取付支持されている。ボス部27と支持片29との間にはねじりコイルバネ31が介在され、このバネ31の一端はアーム28に接当し、他端は送り爪26に掛合されていて、送り爪26が、支軸30の軸心廻りに上方回動するように付勢されている。また、送り爪26のボス部27には、送りアーム28に接当して、前記バネ31の付勢力による送り爪26の回動を阻止するストッパ片32が設けられている。
【0016】前記送りアーム28の基部のボス部33は前後方向の軸心を有する駆動軸34に固定されていて、該駆動軸34の正転・逆転によって、送りアーム28が一定範囲上下揺動されるようになっている。送り爪26の下方には位置決め部材35が配置され、この位置決め部材35は板バネによって形成され、下端側が案内レール17に固定のステー36に取付固定されていて、上部が弾性的に変形可能とされている。この位置決め部材35の上部は波状に形成され、上端側は上方に向けて前方側に傾斜した案内部37とされ、中途部はポット部21の前部上下部に接当する位置決め部38とされている。
【0017】なお、後側の苗枠縦送り装置20は、対称に形成される他は前側の苗枠縦送り装置20と同様に構成されている。前記構成において、苗枠16を案内レール17間に挿入する際には、苗枠16の最下位のポット部21が位置決め部材35の位置決め部38に接当するまで挿入する。このとき、最下位のポット部21が送り爪26に上方から接当するが、送り爪26は矢示B方向に回動して逃げ、ポット部21の下方移動を許容する。一方、位置決め部材35に係合する際には、最下位のポット部21が先ず案内部37に接当して位置決め部材35が弾性的に変形して逃げ、該ポット部21が案内部37の下端に位置する湾曲部を越えると、位置決め部材35が復帰して位置決め部38がポット部材21の上下部に接当して、ポット部21が位置決めされる。
【0018】なお、押出し棒18は、位置決め部材35で位置決めされたポット部21を含む横一列のポット部21背面に位置している。そして、最下位のポット部21内の苗が押出されると、送りアーム28を上方に回動して、送り爪26を、各送り爪26の上方に位置するポット部21の上方接当する位置まで上方移動させる。この上動の際、送り爪26はポット部21の下部に接当して、これに相対的に押圧されて矢示B方向に回動して逃げ、送り爪26の下端がポット部21の上部位置に達すると、バネ31の付勢力によって復帰してポット部21の上部に接当する。このとき、位置決め部38によってポット部21が保持されているので、苗枠16が上方にずれ動くことはない。
【0019】次いで、送りアーム28を下方に回動すると、送り爪26によってポット部21が押下げられて苗枠16が下方移動し、一方、位置決め部38に接当していたポット部21は、位置決め部材35がポット部21に押圧されて弾性的に変形することでその下方移動が許容される。以上の動作を繰り返すことによって苗枠16が1ピッチづつ上方から下方に間欠的に縦送りされる。
【0020】なお、前記実施例において、苗枠16を案内レール17に挿入した後、自由に上下させ得るように、送りアーム28を、送り爪26がポット部21に接当しない位置まで上方移動させるロック解除レバー装置を別途設けるのが好ましい。また、送り爪26のみを矢示B方向に回動させるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、上下動自在に支持されると共に、下動の際に、ポット部21の上部に接当して苗枠16を縦送りし、上動の際には、その上動を許容すべくポット部21に相対的に押圧されて逃げ得るように構成され、且つポット部21の上部に接当する位置へと復帰するようにバネ31によって付勢された送り爪26を備え、この送り爪26の下方に、ポット部21の上下部に接当して該ポット部21の上下方向の位置決めをする位置決め部38を備えると共に、弾性体から形成されていて、苗枠16の縦送りの際に、その縦送りを許容すべくポット部21に相対的に押圧されて弾性的に変形して逃げ得るように構成された位置決め部材35を設けたので、苗枠16を縦送りするのに、送り爪26を上下動させるだけなので構造が簡単であり、しかも、ポット部21を確実に一定位置に位置決めできる。




 

 


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