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発明の名称 刈取収穫機の刈取前処理部構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−47327
公開日 平成8年(1996)2月20日
出願番号 特願平6−184336
出願日 平成6年(1994)8月5日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 岸本 貴史
要約 目的
大径ギアとピニオンギアとの歯合箇所にわら屑等を不当に噛み込まないようにするとともに、その歯合を外れにくくできる刈取収穫機の刈取前処理部構造を提供する。

構成
第2掻き込み回転体9Bの回転で、茎稈を係止搬送する係止突起を備えた無端回動帯14を介して回転駆動される従動プーリ13と同軸心周りで一体回転するピニオンギア18を設け、第1掻き込み回転体9Aとその掻き込み作用面が平面視で相対向するよう配設された大径ギア19を、ピニオンギア18に歯合した状態で縦軸心周りに回転自在に支持し、ピニオンギア18の歯部の外周径より大径の鍔体23を、大径ギア19との接当で該大径ギア19とピニオンギア18とのその回転軸心方向での相対的な変位を規制する状態で、ピニオンギア18にその回転軸心方向で一体に設けてある刈取収穫機の刈取前処理部構造。
特許請求の範囲
【請求項1】 1条分の茎稈を引起こす第1引起こし装置(8A)と、2条分の茎稈を引起こすべく一対の茎稈導入経路(Rb),(Rc)を対向させた状態で配設した第2及び第3引起こし装置(8B),(8C)とを左右に並設し、前記第1、第2、第3引起こし装置(8A),(8B),(8C)のそれぞれの後方に第1、第2、第3掻き込み回転体(9A),(9B),(9C)を縦向きの回転支軸(9a),(9b),(9c)で回転自在に支持し、前記各回転支軸(9a),(9b),(9c)の駆動プーリ(12)と、この駆動プーリ(12)より前方に位置する従動プーリ(13)とにわたって、茎稈を係止搬送する係止突起を備えた無端回動帯(14)を巻き掛けるとともに、小径の歯車状の前記第2掻き込み回転体(9B)と、大径の歯車状の第3掻き込み回転体(9C)とを互いの歯部同士を前方から後方へ移行するように咬合することで第2及び第3引起こし装置(8B),(8C)で引起こされた茎稈を後方に送り込むように構成し、かつ、前記第2及び第3掻き込み回転体(9B),(9C)の後方に、送られた茎稈を後方の脱穀装置(3)へ搬送する縦搬送装置(10)の始端部を配設し、さらに、前記第2掻き込み回転体(9B)の回転で前記無端回動帯(14)を介して回転駆動される前記従動プーリ(13)と同軸心周りで一体回転するピニオンギア(18)を設け、前記第1掻き込み回転体(9A)とその掻き込み作用面が平面視で相対向するよう配設された大径ギア(19)を、前記ピニオンギア(18)に歯合した状態で縦軸心周りに回転自在に支持した刈取収穫機の刈取前処理部構造であって、前記ピニオンギア(18)の歯部の外周径より大径の鍔体(23)を、前記大径ギア(19)との接当で該大径ギア(19)と前記ピニオンギア(18)とのその回転軸心方向での相対的な変位を規制する状態で、前記ピニオンギア(18)にその回転軸心方向で一体に設けてある刈取収穫機の刈取前処理部構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1条分の茎稈を引起こす第1引起こし装置と、2条分の茎稈を引起こすべく一対の茎稈導入経路を対向させた状態で配設した第2及び第3引起こし装置とを左右に並設し、前記第1、第2、第3引起こし装置のそれぞれの後方に第1、第2、第3掻き込み回転体を縦向きの回転支軸で回転自在に支持し、前記各回転支軸の駆動プーリと、この駆動プーリより前方に位置する従動プーリとにわたって、茎稈を係止搬送する係止突起を備えた無端回動帯を巻き掛けるとともに、小径の歯車状の前記第2掻き込み回転体と、大径の歯車状の第3掻き込み回転体とを互いの歯部同士を前方から後方へ移行するように咬合することで第2及び第3引起こし装置で引起こされた茎稈を後方に送り込むように構成し、かつ、前記第2及び第3掻き込み回転体の後方に、送られた茎稈を後方の脱穀装置へ搬送する縦搬送装置の始端部を配設し、さらに、前記第2掻き込み回転体の回転で前記無端回動帯を介して回転駆動される前記従動プーリと同軸心周りで一体回転するピニオンギアを設け、前記第1掻き込み回転体とその掻き込み作用面が平面視で相対向するよう配設された大径ギアを、前記ピニオンギアに歯合した状態で縦軸心周りに回転自在に支持した刈取収穫機の刈取前処理部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の刈取収穫機の刈取前処理部構造としては、例えば、本出願人が先に出願した特願平6‐9793号に開示されているように、第2掻き込み回転体からの動力を無端回動帯を介してピニオンギアを回転駆動し、ひいてはこのピニオンギアと歯合した大径ギアを回転駆動するようにしたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来構造のものは、単にピニオンギアと大径ギアとを歯合させただけの構造であったために、ピニオンギアと大径ギアとの歯合箇所に刈取穀稈から分離したハカマ等のわら屑が噛み込まれて回転駆動の妨げになる虞れがあるとともに、穀稈を搬送するのに供される大径ギアが搬送穀稈等から力を受けて上下方向で不当に変位したときに、この変位でピニオンギアと大径ギアとの歯合が外れる虞れがあった。本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、大径ギアとピニオンギアとの歯合箇所にわら屑等を不当に噛み込まないようにするとともに、その歯合を外れにくくできる刈取収穫機の刈取前処理部構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる刈取収穫機の刈取前処理部構造は、上記目的を達成するために、冒記構造のものにおいて、前記ピニオンギアの歯部の外周径より大径の鍔体を、前記大径ギアとの接当で該大径ギアと前記ピニオンギアとのその回転軸心方向での相対的な変位を規制する状態で、前記ピニオンギアにその回転軸心方向で一体に設けてあることを特徴構成とする。かかる特徴構成による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、ピニオンギアの歯部の外周径より大径の鍔体はピニオンギアとその回転軸心方向で一体に設けてあるから、大径ギアがピニオンギアに対してその歯合が外れる軸心方向へ変位しようとしても、鍔部の外周部が大径ギアに接当して、大径ギアのその軸心方向への変位を鍔部で規制することになる。さらに、大径ギアによって掻き込まれながら前記歯合部へわら屑が移動してきても、そのわら屑はその歯合部の手前で鍔部の外周縁部によって、歯合箇所への移動を規制されることになり、その規制によりわら屑は大径ギアとピニオンギアとに噛み込まれることなく、自然落下していく。
【0006】
【発明の効果】従って、わら屑が大径ギアとピニオンギアとに掻き込まれることを解消できるので、大径ギアとピニオンギアとの駆動が良好になされ、また、大径ギアとピニオンギアとの歯合が不当に外れることがないようにできたので、穀稈移送を大径ギアで良好に行えるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1及び図3に、コンバインの前部を示している。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1,1で支持された機体フレーム2に脱穀装置3、操縦部4等を搭載装備するとともに、機体フレーム2の前端部に横軸心周りで上下揺動自在に刈取前処理部6を装着して構成している。
【0008】刈取前処理部6は、図1及び図3に示すように、4個の固定分草具7a,7b,7c,7dと、3個の茎稈引起こし装置としての穀稈引起こし装置8A,8B,8Cと、刈取装置5と、歯車状の掻き込み回転体9A,9B,9C等と、縦搬送装置10とを刈取フレーム11に支持させて構成している。そして、最も右がわの固定分草具7aと右から2番目の固定分草具7bとの間の茎稈導入経路Raは、その間隔を大に設定してあり、通常1条の穀稈列を導入するのであるが、この間隔では2条の穀稈列が導入可能となっている。縦搬送装置10は、穂先係止搬送機構10Aと株元挾持搬送機構10Bとから成り、扱深さ調節可能とするようにその後部における左右向きの支点X周りで上下揺動自在に構成している。この縦搬送装置10の搬送終端部からフィードチェーンFへ搬送穀稈を受け渡すのである。
【0009】3個の穀稈引起こし装置8A,8B,8Cは左右に並設されており、右から順に第1引起こし装置8Aと、一対の茎稈導入経路Rb,Rcを対向させた状態で配設した第2及び第3引起こし装置8B,8Cとを並設している。そして、歯車状の3個の掻き込み回転体9A,9B,9Cを、それぞれ第1引起こし装置8A,第2引起こし装置8B,第3引起こし装置8Cの後方に位置する状態で配設しており、3個の掻き込み回転体9A,9B,9Cのうち中央のものである第2掻き込み回転体9Bは他のものに比べて小径に構成している。これら掻き込み回転体9A,9B,9Cは、伝動機構を内装した刈取フレーム11に対して前傾した縦軸心周りで回転自在に支持されるよう、それぞれ回転支軸9a,9b,9cで支持されている。第一掻き込み回転体9A及び第3掻き込み回転体9Cの回転支軸9a,9cは、刈取フレーム11に内装された伝動機構により回転駆動されるように構成しており、一方、第2掻き込み回転体9Bの回転支軸9bは、単に刈取フレーム11に対して回転自在に支持したものである。又、図1及び図2に示すように、第2掻き込み回転体9Bと第3掻き込み回転体9Cとが互いに歯合しているので、第2掻き込み回転体9Bは、第3掻き込み回転体9Cが回転されるに伴って回転駆動される。さらに、第1,第2,第3掻き込み回転体9A,9B,9Cの回転支軸9a,9b,9cの上端部には、駆動プーリ12,12,12がそれぞれ一体に設けられ、その駆動プーリ12,12,12と、各掻き込み回転体9A,9B,9Cよりも前方がわに位置する、つまり各引起こし装置8A,8B,8C寄りに位置する従動プーリ13,13,13とにわたって、係止突起付き無端回動帯としての補助搬送用ベルト14,14,14を巻き掛けて、各掻き込み回転体9A,9B,9Cより高い位置で茎稈を係止搬送する補助搬送装置15,15,15を設けている。尚、各補助搬送装置15では、これら駆動プーリ12、従動プーリ13を支持するとともに、補助搬送用ベルト14のベルト部分を上側で覆うように支持カバー16を設けている。
【0010】そして、第2掻き込み回転体9Bに設けた補助搬送装置15の従動プーリ13の支軸17は、支持カバー16に回転自在に支持されるとともに、支持カバー16より上方に延出した支軸17の上端にはピニオンギア18を一体に設けており、このピニオンギア18と歯合した状態で大径ギア19を設けている。尚、大径ギア19は、前記支持カバー16に一体に連設したアーム部材21の端部に軸支されている。尚、図1中、22は、大径ギア19やピニオンギア18よりも上位に配設した状態で、第2引起こし装置8Bの引起こしケース8b背面部に連結した穀稈穂先部用ガイド体である。
【0011】さらに、図1乃至図3に示すように、合成樹脂材でなるピニオンギア18と一体成型した鍔体23を設けている。この鍔体23は、円板状をなしており、その外周径がピニオンギア18の外周径より大に設定した状態でピニオンギア18の上面がわに設けられている。従って、この鍔体23はピニオンギア18と一体に回転するものとなっており、平面視において、ピニオンギア18と大径ギア19との歯合箇所と重複する状態で鍔体23の外周部が位置するものとなっている。この構造により、大径ギア19がピニオンギア18に対してその回転軸心方向で上方へ変位するような力が大径ギア19に作用しても大径ギア19の歯部と鍔部23とが接当規制されるので、大径ギア19とピニオンギア18との歯合が外れないよう規制することになる。
【0012】〔別実施例〕
■ 鍔体は、ピニオンギアの下面がわにのみ設けても良いし、上下両面がわに設けても良い。
■ 鍔体は、ピニオンギアと一体成型されていなくも良い。ただし、ピニオンギアとはピニオンギアの回転軸心方向で一体的に変位自在に構成すること。
■ 鍔体は円板状でなくても良い。すなわち、ピニオンギアと大径ギアとの相対変位を歯合が外れないよう、大径ギアに接当規制し得る形状であって、かつ、大径ギア又はピニオンギアの歯部でわら屑等が歯合部へ噛み込まれないよう規制する構造であれば良い。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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