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発明の名称 草刈機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−47323
公開日 平成8年(1996)2月20日
出願番号 特願平6−185598
出願日 平成6年(1994)8月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 黒見 晃志
要約 目的
軽量化、振動の軽減、構成の簡素化、及び、硬い異物との衝突による損傷の回避、などを図ることによって、メンテナンスの面において有利であるとともに、畦道や畦道の路肩などにおける雑草類の刈り取りを適切に行うことのできる草刈機を提供する。

構成
無端ベルト15に刈刃16を周方向に所定ピッチで付設した切断体12を、地面に沿う水平部aを備える状態に回し掛けて駆動するように構成した刈取装置7を備えるとともに、該刈取装置7の中間部に、前後に抜ける空洞部7Aを形成した。
特許請求の範囲
【請求項1】 無端ベルト(15)に刈刃(16)を周方向に所定ピッチで付設した切断体(12)を、地面に沿う水平部(a)を備える状態に回し掛けて駆動するように構成した刈取装置(7)を備えるとともに、該刈取装置(7)の中間部に、前後に抜ける空洞部(7A)を形成してある草刈機。
【請求項2】 前記切断体(12)における前記刈刃(16)の直後方に、前記刈刃(16)にて刈り取られた草を前記空洞部(7A)に向けて撥ね上げる羽根部(h)を設けてある請求項1記載の草刈機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、畦道や畦道の路肩斜面などに生えた雑草類を刈り取る草刈機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような草刈機としては、受刃と刈刃によってはさみ切断を行うレシプロ式やリール式、あるいは、回転刃によって衝撃切断を行うロータリ式、などの刈取装置を備えたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レシプロ式やリール式の刈取装置を備えたものにおいては、受刃と刈刃との隙間の管理や精度の高い切味の管理が必要になることからメンテナンスの面で不利になる、受刃と刈刃との隙間に異物が噛み込むとロック状態となって刈り取り作業が行えなくなる、軟らかい雑草類の切断が行い難い、及び、切断時の振動や草刈機全体としての重量が大きくなる、などの不都合が生じるようになっていた。又、ロータリ式の刈取装置を備えたものにおいては、刈り幅を広げるためには回転刃を複数個並設する必要があることから駆動構成が複雑になる、及び、石やコンクリート片などの硬い異物との衝突によって回転刃や駆動系を損傷させる虞がある、などの不都合が生じるようになっていた。
【0004】本発明の目的は、軽量化、振動の軽減、構成の簡素化、及び、硬い異物との衝突による損傷の回避、などを図ることによって、メンテナンスの面において有利であるとともに、畦道や畦道の路肩斜面などにおける雑草類の刈り取りを適切に行うことのできる草刈機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本第1発明では、無端ベルトに刈刃を周方向に所定ピッチで付設した切断体を、地面に沿う水平部を備える状態に回し掛けて駆動するように構成した刈取装置を備えるとともに、該刈取装置の中間部に、前後に抜ける空洞部を形成した。
【0006】又、本第2発明では、上記第1発明において、前記切断体における前記刈刃の直後方に、前記刈刃にて刈り取られた草を前記空洞部に向けて撥ね上げる羽根部を設けた。
【0007】
【作用】本第1発明によると、切断体の回し掛け駆動による衝撃切断を行うようにしているので、レシプロ式やリール式の刈取装置を備えるものにおいて必要な受刃と刈刃との隙間の管理や精度の高い切味の管理が不必要になるとともに、異物が噛み込むことによりロック状態となって刈り取り作業が行えなくなるといった不都合もない。又、軟らかい雑草類も切断体の回し掛け駆動による刈刃の衝撃的な衝突によって容易に切断することができる。更に、無端ベルトに刈刃を付設した切断体を回し掛け駆動するだけの簡素な構成で刈取装置を形成しているので、草刈機全体としての重量が大きくなるといった不都合がなく、切断時に生じる振動も軽減されるようになる。しかも、無端ベルトからなる切断体の地面に沿う水平部(刈取面)が長くなるように回し掛けることによって刈り幅を容易に広げることができるので、ロータリ式の刈取装置を備えるもののように刈り幅を広げるために駆動構成が複雑になるといった不都合がない。その上、刈刃が石やコンクリート片などの硬い異物と衝突した場合においては、無端ベルトと無端ベルトを駆動案内するプーリとの間での滑りや無端ベルトの弾性によって衝撃を吸収することができるので、硬い異物との衝突による刈刃の損傷や駆動系の損傷を抑制することができる。その上、更に、刈取装置の中間部に前後に抜ける空洞部を形成していることによって、その空洞部から切断体にて刈り取られた刈り草を機体の走行に伴って刈取装置の前部から後方に向けて円滑に排出できるようになるので、刈取装置の刈取面となる水平部の前部に刈り草が堆積して切断体による雑草類の刈り取りが行い難くなるといった不都合を抑制できる。
【0008】ちなみに、切断体を無端チェーンで構成することも考えられるが、無端チェーンで構成する場合には、切断体を無端ベルトで構成する場合に比較して、注油の必要が生じるようになるとともに、無端チェーンのリンクプレート間に刈り草などが絡み付くなどの不都合が生じ易くなるので、メンテナンスや切断精度などの面において不利になる。又、刈り取り作業時の騒音も切断体を無端ベルトで構成する場合に比較して大きくなる不都合が生じるようになる。
【0009】本第2発明によると、刈刃の直後方に設けた羽根部で刈刃にて刈り取られた刈り草を刈取装置の空洞部に向けて撥ね上げることによって、機体の走行に伴う空洞部からの刈取装置の前部から後方に向けての刈り草の排出をより一層円滑に行えるようになるので、刈取装置の刈取面となる水平部の前部に刈り草が堆積して切断体による雑草類の刈り取りが行い難くなるといった不都合を解消できる。
【0010】
【発明の効果】従って、本第1発明によれば、軽量化、振動の軽減、構成の簡素化、硬い異物との衝突による損傷の回避、及び、刈り取り作業の円滑化などを図ることができるようになった。つまり、草刈機としての操作性やメンテナンスなどの面において有利であるとともに、畦道や畦道の路肩などにおける雑草類の刈り取りを適切、かつ、円滑に行うことのできる草刈機を提供し得るに至った。
【0011】本第2発明によれば、刈刃の直後方に羽根部を設けるだけの簡単な改良を施すことによって、畦道や畦道の路肩などにおける雑草類の刈り取りをより一層円滑に行うことのできる草刈機を提供し得るに至った。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0013】図1には、草刈機の一例である歩行型草刈機の側面が示されている。この草刈機は、フレーム兼用のミッションケース1、ミッションケース1上に搭載されたエンジン2、ミッションケース1から前方に向けて延設されたチェーン式伝動機構3、チェーン式伝動機構3の先端に備えられた駆動車輪4、及び、ミッションケース1から後方上部に向けて延設された操縦ハンドル5、などによって構成された一輪式歩行型の走行機体6の前部に刈取装置7を備えることによって構成されている。
【0014】図1及び図2に示すように、刈取装置7は、正面視略正三角形状に形成されたフレーム兼用の刈取ケース8、刈取ケース8内部の上部中央に配設された第一プーリ9、刈取ケース8内部の下部左端に配設された第二プーリ10、刈取ケース8内部の下部右端に配設された第三プーリ11、及び、それらのプーリ9,10,11に地面に沿う水平部aを備える状態に回し掛けられた無端ベルト状の切断体12、などによって構成されており、ミッションケース1の上部中央から刈取ケース8の上部中央に向けて延設された鋼管材などからなる主フレーム13と、ミッションケース1の下部両側から刈取ケース8の下部両端に向けて延設された鋼管材からなる左右の補助フレーム14によって、刈取装置7の上部側ほど後方に位置する後倒れ姿勢で支持されている。刈取装置7の中間部下方箇所には、切断体12にて刈り取られた刈り草を走行機体6の走行に伴って刈取装置7の前部から後方に向けて排出する空洞部7Aが前後に抜けるように形成されており、刈取装置7の刈取面となる水平部aの前部に刈り草が堆積して切断体12による雑草類の刈り取りが行い難くなるといった不都合を抑制している。図3及び図4に示すように、切断体12は、複数の金属材からなる補強用の芯材15aが内蔵された断面V字状の無端ベルト15と、無端ベルト15の周方向に所定ピッチで付設された刈刃16によって構成されている。刈刃16は、無端ベルト15の外方に向けて突出する刃部16aと、無端ベルト15に係合する係合部16bとを備える状態に屈曲形成されたL字状の板金材からなり、係合部16bは、芯材15aに係合する状態で無端ベルト15に内蔵されるようになっている。
【0015】切断体12における刈刃16の直後方(刈刃16に対する切断体12回転方向の直上手側)となる刈刃16の刃部16a後端(刃部16aにおける切断体12回転方向の上手側端部)には、刈刃16にて刈り取られた刈り草を前記空洞部7Aに向けて撥ね上げる羽根部hが、刃部16aの後端から後方上部(切断体12回転方向の上手側上部)に向けて延設されている。つまり、空洞部7Aからの刈り草の排出をより一層円滑に行えるようにして、刈取装置7の刈取面となる水平部aの前部に刈り草が堆積して切断体12による雑草類の刈り取りが行い難くなるといった不都合を解消するようにしている。
【0016】刈取装置7の駆動について説明すると、図1に示すように、主フレーム13にはベベルギア式伝動機構17が内装されており、このベベルギア式伝動機構17によってミッションケース1から前方に向けて延設された動力取出軸1aと第一プーリ9の回転支軸9aとが連動連結されている。つまり、エンジン2からの動力がミッションケース1とベベルギア式伝動機構17とを介して第一プーリ9に伝達され、第一プーリ9が駆動回転することによって、切断体12が第一プーリ9、第二プーリ10、及び、第三プーリ11に亘って回し掛け駆動されるようになっている。これによって、刈刃16の衝撃切断による雑草類の刈り取りを行えるのである。ちなみに、図1及び図2に示すように、切断体12の刈刃16は、地面に沿う水平部aにおいては刈取ケース8から突出し、それ以外の部分においては刈取ケース8内に収まるようになっている。
【0017】〔別実施例〕以下、本発明の別実施例を列記する。
■ 草刈機としては、二輪式歩行型の走行機体に前記刈取装置7を備えて構成するものであってもよく、又、乗用型の走行機体に前記刈取装置7を備えて構成するものであってもよい。
■ 無端ベルト15としては断面V字状のVベルトに限定されるものではなく、例えば、平ベルトなどを採用するようにしてもよい。
■ 上記実施例においては、刈刃16の係合部16bを芯材15aに係合する状態で無端ベルト15に内蔵することによって、刈刃16を無端ベルト15の周方向に所定ピッチで付設するようにしたが、図5に示すように、刈刃16の係合部16bを無端ベルト15の外周面に当て付けた状態でリベットやボルト・ナットなどの固定具で固着することによって、刈刃16を無端ベルト15の周方向に所定ピッチで付設するようにしてもよい。
■ 刈取装置7の空洞部7Aとしては、切断体12の水平部aを覆って保護するケース部分を残した状態で形成するようにしてもよい。
■ 切断体12としては、刈刃16にて刈り取られた刈り草を撥ね上げる羽根部hが設けられていないものであってもよい。
■ 羽根部hとしては、図6に示すように、無端ベルト15の外周面における刈刃16の直後方部分(刈刃16に対する切断体12回転方向の直上手側部分)に、後上がり姿勢(切断体12回転方向の上手側ほど高くなる姿勢)で外方に向けて突出する突出部15bを形成することによって設けるようにしてもよい。
■ ミッションケース1から刈取装置7への伝動機構としてはベベルギア式のものに限定されるものではなく、例えば、ユニバーサルジョイント式、あるいは、チェーン式やベルト式のものを採用するようにしてもよい。又、ミッションケース1の動力取出軸1aと第一プーリ9の回転支軸9aとを連動連結するように構成したが、動力取出軸1aと第二プーリ10の回転支軸10a、あるいは、第三プーリ11の回転支軸11aとを連動連結するように構成してもよい。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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