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乗用型田植機 - 株式会社クボタ
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発明の名称 乗用型田植機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−47315
公開日 平成8年(1996)2月20日
出願番号 特願平6−185604
出願日 平成6年(1994)8月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 奥山 幹夫
要約 目的
機体後部のリンクに連結される苗植付装置のセンサーフロートと、機体側のリンク昇降用の制御弁とを、レリーズワイヤのインナーを介して接続し、レリーズワイヤのアウターの機体側の端部の位置を感度調節レバーで変更操作して、苗植付装置の昇降操作の感度を変更するように構成した乗用型田植機において、苗植付装置に代えてセンサーフロート等を備えていない別の作業装置を連結した場合、感度調節レバーによりリンクの昇降操作が行えるように構成する。

構成
レリーズワイヤ14のインナー14a及びアウター14bの端部を、苗植付装置から取り外し可能に構成し、インナー14a及びアウター14bの一方の端部を、この両端部の間隔を所定間隔に維持した状態で固定可能な取付部24、25を、リンク4又は機体側の固定部に備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 機体の後部に上下揺動自在にリンク(4)を連結し、前記リンク(4)を昇降操作する油圧シリンダ(5)と、前記油圧シリンダ(5)に作動油を給排操作する制御弁(11)とを機体側に備え、前記リンク(4)の後端に連結される苗植付装置(3)に後部を支点(P1)として前部が上下に揺動するセンサーフロート(9)を備えて、レリーズワイヤ(14)のインナー(14a)の一方の端部を前記センサーフロート(9)の前部に接続して、前記インナー(14a)の機体側の端部を前記制御弁(11)に接続し、前記レリーズワイヤ(14)のアウター(14b)の一方の端部を前記苗植付装置(3)の固定部(13)に接続して、前記アウター(14b)の機体側の端部を前記インナー(14a)に沿って位置変更自在に支持し、前記アウター(14b)の機体側の端部を前記インナー(14a)に沿って人為的に位置変更操作可能な人為操作具(20)を備えて、田面(G)に接地追従する前記センサーフロート(9)の上下動作が前記インナー(14a)を介して前記制御弁(11)に伝達され、前記制御弁(11)及び油圧シリンダ(5)により前記苗植付装置(3)が昇降操作されて、前記苗植付装置(3)に対して前記センサーフロート(9)が設定姿勢に維持されるように、且つ、前記人為操作具(20)による前記アウター(14b)の機体側の位置変更操作により、前記苗植付装置(3)に対する前記センサーフロート(9)の設定姿勢を上下に変更操作可能に構成すると共に、前記苗植付装置(3)を前記リンク(4)から取り外し可能に、前記レリーズワイヤ(14)のインナー(14a)の一方の端部を前記センサーフロート(9)の前部から取り外し可能に、且つ、前記レリーズワイヤ(14)のアウター(14b)の一方の端部を前記苗植付装置(3)の固定部(13)から取り外し可能に構成して、前記インナー(14a)の一方の端部及び前記アウター(14b)の一方の端部を、この両端部の間隔を所定間隔に維持して固定可能な取付部(24),(25)を、前記リンク(4)又は機体側の固定部に備えてある乗用型田植機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乗用型田植機において、機体の後部のリンクに苗植付装置以外の作業装置を連結した場合のリンクの昇降構造に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用型田植機においては、機体の後部のリンクの昇降構造の一例が実開昭62‐181115号公報に開示されている。この構造では、レリーズワイヤ(前記公報の第4図中の15)のインナー(前記公報の第4図中の15a)の一方の端部を、センサーフロート(前記公報の第4図中の7)の前部に接続し、インナーの機体側の端部を制御弁(前記公報の第4図中の12s)に接続している。このレリーズワイヤのアウター(前記公報の第4図中の15b)の一方の端部を苗植付装置の固定部に接続し、アウターの機体側の端部を感度変更レバー(前記公報の第4図中の10,19)(人為操作具に相当)に接続して、感度変更レバーによってアウターの機体側の端部をインナーに沿って位置変更操作可能に構成している。
【0003】これにより、田面に接地追従するセンサーフロートの上下動作がインナーを介して制御弁に伝達され、苗植付装置に対してセンサーフロートが設定姿勢に維持されるように、制御弁及び油圧シリンダにより苗植付装置が自動的に昇降操作されて、田面から苗植付装置まで(苗の植付深さ)が設定高さに維持される。そして、感度変更レバーによりアウターの機体側の位置を変更操作すると、苗植付装置に対するセンサーフロートの設定姿勢が上向き及び下向きに変更操作されて、前述の自動的な昇降操作の感度が変更される(センサーフロートの上向きで鈍感、センサーフロートの下向きで敏感)。前述の自動的な昇降操作に対して、昇降レバー(前記公報の第4図中の9)により、制御弁を強制的に上昇側に押し操作してリンクの強制的な上昇操作が行えるのであり、同様に昇降レバーによりリンクの下降操作が行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような乗用型田植機においては、機体の後部のリンクから苗植付装置を取り外し、苗植付装置以外の作業装置(例えば、薬剤散布装置等)をリンクに連結して、この乗用型田植機を苗の植付作業以外にも使用できるようにしたいと言う、乗用型田植機の多目的利用の要望が高まってきている。このようにリンクから苗植付装置を取り外すと、レリーズワイヤのインナー及びアウターの一方の端部も、苗植付装置の固定部及びセンサーフロートから取り外すことになるが、このような操作を行うと昇降レバーによるリンクの昇降操作(特に下降操作)がうまく行えないことがある。
【0005】この場合、前記公報の第4図において昇降レバー(前記公報の第4図中の9)を上昇側(前記公報の第4図中のU)に操作すると、昇降レバーの操作アーム(前記公報の第4図中の26)により制御弁が強制的に上昇側(紙面左方)に押し操作されて、油圧シリンダによりリンクが上昇操作される。逆に昇降レバーを下降側(前記公報の第4図中のA)に操作すると、昇降レバーの操作アームが制御弁から紙面右方に離れることになるが、レリーズワイヤのインナーの一方の端部(センサーフロート側)が自由状態なので、昇降レバーの操作アームが制御弁から紙面右方に移動しても、制御弁が操作アームから離れてその位置に残り下降側に操作されないような状態が生じるからである。本発明は、インナー及びアウターで構成されたレリーズワイヤにより、機体の後部のリンクの昇降操作を行うように構成した乗用型田植機において、苗植付装置に代えて別の作業装置をリンクに連結した場合でも、支障なくリンク及び別の作業装置の昇降操作が行えるように構成することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のような乗用型田植機において、次のように構成することにある。つまり、機体の後部に上下揺動自在にリンクを連結し、リンクを昇降操作する油圧シリンダと、油圧シリンダに作動油を給排操作する制御弁とを機体側に備え、リンクの後端に連結される苗植付装置に後部を支点として前部が上下に揺動するセンサーフロートを備えて、レリーズワイヤのインナーの一方の端部をセンサーフロートの前部に接続して、インナーの機体側の端部を制御弁に接続し、レリーズワイヤのアウターの一方の端部を苗植付装置の固定部に接続して、アウターの機体側の端部をインナーに沿って位置変更自在に支持し、アウターの機体側の端部をインナーに沿って人為的に位置変更操作可能な人為操作具を備えて、田面に接地追従するセンサーフロートの上下動作がインナーを介して制御弁に伝達され、制御弁及び油圧シリンダにより苗植付装置が昇降操作されて、苗植付装置に対してセンサーフロートが設定姿勢に維持されるように、且つ、人為操作具によるアウターの機体側の位置変更操作により、苗植付装置に対するセンサーフロートの設定姿勢を上下に変更操作可能に構成すると共に、苗植付装置をリンクから取り外し可能に、レリーズワイヤのインナーの一方の端部をセンサーフロートの前部から取り外し可能に、且つ、レリーズワイヤのアウターの一方の端部を苗植付装置の固定部から取り外し可能に構成して、インナーの一方の端部及びアウターの一方の端部を、この両端部の間隔を所定間隔に維持して固定可能な取付部をリンク又は機体側の固定部に備えてある。
【0007】
【作用】
〔I〕本発明のように構成すると例えば図1及び図2に示すように、リンク4に苗植付装置3を連結している場合、田面Gに接地追従するセンサーフロート9に対し苗植付装置3が上昇又は下降すると、センサーフロート9が図1の設定姿勢から下向き又は上向きになり、レリーズワイヤ14のインナー14aが押し引き操作されて制御弁11が操作され、苗植付装置3に対しセンサーフロート9が図1に示す設定姿勢に戻るように、油圧シリンダ5によりリンク4及び苗植付装置3が自動的に昇降操作される。以上のようにして苗植付装置3が自動的に昇降操作されて、苗植付装置3が田面Gから設定高さに維持され苗の植付深さが一定に維持される。
【0008】次に、人為操作具20を操作してアウター14bの機体側の端部をインナー14aに沿って制御弁11側及び制御弁11から離れる側に移動させると、センサーフロート9側においてインナー14aが繰り出されたり引き込まれたりして、センサーフロート9の設定姿勢が下向き及び上向に変更される。この場合、センサーフロート9の設定姿勢が下向きになると接地面積が増加し、センサーフロート9が敏感に田面Gの凹凸に接地追従していく状態になり、センサーフロート9の設定姿勢が上向きになると接地面積が減少し、センサーフロート9の凹凸への接地追従が鈍感な状態になる。以上の状態がリンク4に苗植付装置3を連結した状態であり、人為操作具20の操作によって、センサーフロート9の接地追従の感度、つまり苗植付装置3の自動的な昇降操作の感度を変更できる。
【0009】〔II〕次に、図2に示す苗植付装置3をリンク4から取り外し、別の作業装置をリンク4の後端に連結した場合には、次のような操作を行う。リンク4の後端から苗植付装置3を取り外すと、図1に示す苗植付装置3の固定部13及びセンサーフロート9から、レリーズワイヤ14のインナー14a及びアウター14bの一方の端部を取り外し、このインナー14a及びアウター14bの一方を端部を、例えば図3及び図4に示すように取付部24,25に取り付ける。
【0010】以上の状態において、レリーズワイヤ14のインナー14a及びアウター15bの一方の端部の位置が取付部24,25により決まっているので、人為操作具20によりアウター14bの機体側の端部をインナー14aに沿って移動操作すると、これに伴いインナー14aの機体側の端部も移動操作されることになり、制御弁11が上昇側及び下降側に操作される。これにより、リンク4に別の作業装置を連結した状態において、苗植付装置3の自動的な昇降操作の感度変更用の人為操作具20により、リンク4及び別の作業装置の昇降操作が行える。
【0011】
【発明の効果】以上のように、レリーズワイヤを利用して苗植付装置の自動的な昇降操作を行うように構成した乗用型田植機において、苗植付装置に代えてリンクに別の作業装置を連結した場合、レリーズワイヤの特性を有効に利用することにより、苗植付装置の自動的な昇降操作の感度変更用の人為操作具により、リンク及び別の作業装置の昇降操作が支障なく行えるようになって、乗用型田植機の作業性及び機能性を高めることができた。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図2に示すように前輪1及び後輪2で支持された機体の後部に、苗植付装置3を、リンク4及び単動型の油圧シリンダ5を介して昇降操作自在に支持して乗用型田植機を構成している。植付ミッションケース6の後部に植付アーム7が回転駆動自在に支持され、苗のせ台8が植付ミッションケース6に対して左右に往復横送り駆動自在に支持されて苗植付装置3が構成されており、エンジン29からの動力がPTO軸30を介して苗植付装置3に伝達される。これにより、植付アーム7の回転に伴い、植付アーム7が苗のせ台8から苗を取り出して田面Gに植え付けて行く。
【0013】次に、リンク4を自動的に昇降操作する構造について説明する。図1に示すようにポンプ(図示せず)からの作動油が、機体側に備えられた制御弁11を介して図2の油圧シリンダ5に供給されており、制御弁11内のスプール(図示せず)をスライド操作する操作軸10が回動自在に支持されて、操作軸10に天秤アーム12が固定されている。図1及び図2に示すように、苗植付装置3の左右中央にセンサーフロート9が配置されており、植付ミッションケース6の横軸芯P1(支点に相当)周りに上下揺動自在に、センサーフロート9の後部が支持されている。
【0014】制御弁11側の天秤アーム12の一端とセンサーフロート9の前部とに亘り、レリーズワイヤ14のインナー14aが接続されている。レリーズワイヤ14のアウター14bの一方の端部が、苗植付装置3の支持ブラケット13(苗植付装置3の固定部に相当)に接続されて、アウター14bの機体側の端部が、後述するブラケット15に支持されている。天秤アーム12を上昇側(制御弁11から油圧シリンダ5に作動油が供給されてリンク4が上昇操作される状態)に付勢するバネ17が、機体側の固定のフレーム18と天秤アーム12とに亘って接続されている。
【0015】図1に示す状態は後述する昇降レバー16を植付位置に操作している状態であり、図1に示す状態から田面Gに接地追従するセンサーフロート9に対し苗植付装置3が下降すると、センサーフロート9が図1の設定姿勢から上向きになり、インナー14aが天秤アーム12側に押し出されて、バネ17により天秤アーム12が紙面時計方向に揺動し、制御弁11が上昇側に操作される。これにより、制御弁11から作動油が油圧シリンダ5に供給され、リンク4及び苗植付装置3が上昇操作されて、苗植付装置3に対しセンサーフロート9が図1に示す設定姿勢に戻る。
【0016】逆に図1に示す状態から苗植付装置3が上昇すると、センサーフロート9が図1の設定姿勢から下向きになり、インナー14aがセンサーフロート9側に引き出されて、天秤アーム12が紙面反時計方向に揺動し、制御弁11が下降側に操作される。これにより、油圧シリンダ5からの作動油が制御弁11を介して排出され、リンク4及び苗植付装置3が下降操作されて、苗植付装置3に対しセンサーフロート9が図1に示す設定姿勢に戻る。以上のように、田面Gに接地追従するセンサーフロート9に対して苗植付装置3が上下動すると、これに伴い制御弁11が操作されて油圧シリンダ5が伸縮操作され、苗植付装置3が田面Gから設定高さに維持されて苗の植付深さが一定に維持される。
【0017】次に、リンク4を手動で昇降操作する構造について説明する。図1に示すように、操作軸10に相対回転自在に操作アーム19が支持され、操作アーム19に昇降レバー16が支持されている。これにより、天秤アーム12が中立に位置している状態において、昇降レバー16を中立位置に操作すると操作アーム19のピン19aが天秤アーム12に接当して、天秤アーム12の下降側への移動が中立で阻止されるのであり、昇降レバー16を上昇位置に操作すると操作アーム19のピン19aが、天秤アーム12を上昇側に強制的に押し操作する。そして、苗植付装置3が田面Gから上方に上昇操作された状態で、昇降レバー16を下降位置に操作すると、センサーフロート9の重量によりインナー14aがセンサーフロート9側に引き操作されて、天秤アーム12が下降側に操作される。
【0018】以上の構造により、昇降レバー16を植付位置(苗植付装置3が植付作動し、前述のような苗植付装置3の自動的な昇降操作が行われる状態)、下降位置(苗植付装置3が植付作動を停止し、苗植付装置3の下降操作が行われる状態)、中立位置(苗植付装置3が植付作動を停止し、苗植付装置3の昇降操作が停止される状態)、及び、上昇位置(苗植付装置3が植付作動を停止し、苗植付装置3の上昇操作が行われる状態)に操作して、リンク4及び苗植付装置3の昇降操作を行う。
【0019】次に、リンク4の自動的な昇降操作における感度調節について説明する。図1に示すように、機体側の固定のフレーム18の横軸芯P2周りに、天秤状のブラケット15が揺動自在に支持されて、ブラケット15の上部に感度調節レバー20(人為操作具に相当)が備えられており、レリーズワイヤ14のアウター14bの機体側の端部がブラケット15の下部に支持されている。
【0020】以上の構造により、感度調節レバー20を敏感側に操作していくと、アウター14bの機体側の端部がインナー14aに沿って紙面左方の天秤アーム12側に移動して、センサーフロート9の設定姿勢が下向きになり接地面積が増加し、センサーフロート9が敏感に田面Gの凹凸に接地追従していく状態になる。逆に感度調節レバー20を鈍感側に操作していくと、アウター14bの機体側の端部が紙面右方に移動して、センサーフロート9の設定姿勢が上向きになり接地面積が減少し、センサーフロート9の凹凸への接地追従が鈍感な状態になる。
【0021】図2に示すようにリンク4に苗植付装置3を連結して苗の植付作業を行った後に、田面Gに植え付けられた苗がある程度成長すると、薬剤を苗の上から散布する。この場合、図2に示す苗植付装置3をリンク4から取り外し、図4に示すように薬剤散布装置28をリンク4の後端に連結して薬剤の散布作業を行う。
【0022】次に、リンク4の後端に別の作業装置としての薬剤散布装置28を連結した場合において、リンク4(薬剤散布装置28)を手動で昇降操作する構造について説明する。図3に示すように、折り曲げ部21a及び長孔21bを備えた第1支持板21に、ピン22aを備えたL字状の第2支持板22を、ピン22a周りで回転自在に支持して、レリーズワイヤ14用の支持部材23が用意されている。これに対し図3及び図2に示すように、下側のリンク4の下面に切欠き部24aを持つ支持ブラケット24(取付部に相当)、及び支持ピン25(取付部に相当)が、所定間隔を置いて固定されている。
【0023】以上の構造により、図2に示す乗用型田植機においてリンク4の後端に連結される苗植付装置3を取り外すと、苗植付装置3からPTO軸30を取り外し、図1及び図2に示す苗植付装置3の支持ブラケット13及びセンサーフロート9から、レリーズワイヤ14(インナー14a及びアウター14b)を取り外す。次に図4に示すようにリンク4に薬剤散布装置28を連結し、PTO軸30を薬剤散布装置28に接続する。
【0024】図3に示すように、取り外されたアウター14bの一方の端部を、支持部材23の第2支持板22に取り付け、取り外されたインナー14aの一方にバネ27(融通用であり、バネ17よりも充分に強いもの)を取り付ける。図3及び図4に示すように、レリーズワイヤ14のアウター14bが取り付けられた支持部材23を、ボルト26でリンク4の支持ブラケット24に固定し、インナー14aのバネ27をリンク4の支持ピン25に取り付ける。
【0025】この場合、第1支持板21の折り曲げ部21aをリンク4の支持ブラケット24の下辺に当て付けて、支持部材23の回り止めを行うことにより1本のボルト26で支持部材23が支持ブラケット24に固定される。そして、図3に示すように制御弁11の天秤アーム12が中立に位置いている状態で、感度調節レバー20がその操作範囲の中央(中立位置)に位置するように、支持部材23の固定位置を調節する。
【0026】以上のように、レリーズワイヤ14のインナー14a及びアウター14bの一方の端部をリンク4に取り付けた状態において、昇降レバー16を図1の植付位置に操作すると、エンジン29からの動力がPTO軸30を介して薬剤散布装置28に伝達され、薬剤散布装置28が駆動される。この状態において、感度調節レバー20を操作範囲の中央の中立位置に操作していると、制御弁11の天秤アーム12も中立に操作されており、油圧シリンダ5及びリンク4はその位置で停止している。
【0027】次に、リンク4側においてレリーズワイヤ14のインナー14a及びアウター14bの一方の端部の位置が決まっているので、感度調節レバー20を上昇側(敏感側)に操作すると、感度調節レバー20及びブラケット15の動作と一緒にアウター14b及びインナー14aの機体側の端部が紙面左方に移動して、バネ17の作用により制御弁11の天秤アーム12が上昇側に操作され、油圧シリンダ5によりリンク4が上昇操作される。この場合、天秤アーム12の中立から上昇側への作動範囲よりも、感度調節レバー20の中立から上昇側(敏感側)への操作範囲の方が大きいが、この差はインナー14aが弛むことによって吸収される。
【0028】逆に、感度調節レバー20を下降側(鈍感側)に操作すると、感度調節レバー20及びブラケット15の動作と一緒にアウター14b及びインナー14aの機体側の端部が紙面右方に移動して、バネ17に抗して制御弁11の天秤アーム12が下降側に操作され、油圧シリンダ5によりリンク4が下降操作される。この場合、天秤アーム12の中立から下降側への作動範囲よりも、感度調節レバー20の中立から下降側(鈍感側)への操作範囲の方が大きいが、この差はバネ27が延びることによって吸収される。そして、昇降レバー16を図1の下降位置に操作すると、エンジン29からの動力が遮断されて薬剤散布装置28が停止するのであり、このように薬剤散布装置28が停止した状態において、前述のように感度調節レバー20を操作することによって、リンク4及び薬剤散布装置28の昇降操作が行える。
【0029】図4に示すように、リンク4に薬剤散布装置28を連結して水田内に入っていく場合、田面Gには既に苗が植え付けられているので、特に前輪1に苗が絡み付かないように、又、前輪1により田面Gから持ち上げた泥が田面Gの苗の上に落ちないようにする為に、前輪1に外面に円盤状のカバー31及び分草部材32を取り付ける。図5及び図4に示すようにカバー31を前輪1に取り付ける場合、カバー31の中央内側に固定されているリング部材31aを、前輪1のボス部1aの座金1bに嵌め込み、カバー31の外周部を前輪1のリブ1cに当て付ける。そして、前輪1のスポーク1dにU金具33で、カバー31をボルト連結する。
【0030】分草部材32は上下一対のリング状のフレーム32a、上下のフレーム32aの外側に固定されたカバー32b、上下のフレーム32aに亘って固定される支持板32cにより構成されている。これに対し、前輪支持ケース34の上下部分に亘って取付ステー35が固定されており、分草部材32を上側から前輪1に被せるようにして、分草部材32の支持板32cを前輪支持ケース34の取付ステー35にボルト連結する。
【0031】〔別実施例〕図3及び図4の構成では、レリーズワイヤ14用の支持部材23が固定される支持ブラケット24及び支持ピン25をリンク4に設けているが、この支持ブラケット24及び支持ピン25をリンク4ではなく、機体側の固定部分に設けてもよい。図3の構成において、天秤アーム12の中立から下降側への作動範囲と、感度調節レバー20の中立から下降側(鈍感側)への操作範囲とが一致していれば、図3のバネ27は不要になるので、この場合にはインナー14aの一方の端部を支持ピン25に直接取り付ければよい。
【0032】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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