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移植機の植付け爪 - 株式会社クボタ
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発明の名称 移植機の植付け爪
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−47311
公開日 平成8年(1996)2月20日
出願番号 特願平6−184819
出願日 平成6年(1994)8月5日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 浜田 昭夫
要約 目的
挟持板57の内面に土が付着するのを防止して、苗22の植え付け位置と活着性を安定化する。

構成
横軸16A回りに回転する回転体42に放射状に取り付けられた左右一対のアーム部56と、このアーム部56の先端に固定されかつ幅方向一側縁部に苗22の根鉢部を保持するための苗押さえ片53が屈曲形成された挟持板57とを備え、苗22の根鉢部を挟持している左右一対の挟持板57を前記回転体42の回転に伴ってその幅方向他側縁から畝Cに強制的に埋め込むことにより前記根鉢部を畝Cに植え付けるようにした移植機の植付け爪において、前記挟持板57の内部に、当該挟持板57の表裏方向に貫通する排出孔57Aを設ける。
特許請求の範囲
【請求項1】 横軸(16A)回りに回転する回転体(42)に放射状に取り付けられた左右一対のアーム部(56)と、このアーム部(56)の先端に固定されかつ幅方向一側縁部に苗(22)の根鉢部を保持するための苗押さえ片(53)が屈曲形成された挟持板(57)とを備え、苗(22)の根鉢部を挟持している左右一対の挟持板(57)を前記回転体(42)の回転に伴ってその幅方向他側縁から畝(C)に強制的に埋め込むことにより前記根鉢部を畝(C)に植え付けるようにした移植機の植付け爪において、前記挟持板(57)の内部に、当該挟持板(57)の表裏方向に貫通する排出孔(57A)が設けられていることを特徴とする移植機の植付け爪。
【請求項2】 苗押さえ片(53)の幅方向一側縁に、同一側縁を挟持方向と反対側に折り曲げてなる湾曲縁部(53A)が形成されている請求項1に記載の移植機の植付け爪。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャベツ、レタス等の野菜の植付けに利用される移植機の植付け爪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、個々の紙筒を切込みを設けた連結部にて連結してある連続紙筒集合鉢体苗を列状に剥離して引出し、個々の紙筒苗に分離して植付ける移植機は既によく知られている(特願平4−171155号参照)。この移植機では、駆動軸回りに回転する回転体に放射状に取り付けられた左右一対のアーム部と、このアーム部の先端に固定されかつ幅方向一側縁部に個々の紙筒苗の筒部を保持するための苗押さえ片が屈曲形成された挟持板とを有する植付け爪を備え、紙筒苗の筒部を挟持している左右一対の挟持板を回転体の回転に伴ってその幅方向他側縁から畝に強制的に埋め込むことにより、紙筒苗を畝に植え付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記植付け爪の挟持板は回転体の回転に伴って幅方向他側縁から畝に強制的に埋め込まれるため、苗を連続して植え付けているうちに挟持板の内面に土が付着することがある。このように挟持板の内面に土が付着すると、紙筒苗を適正な方向で挟持できず、その植え付け位置が不安定になるとともに、土の付着が酷い場合には、挟持時に紙筒苗の筒部が変形して苗の活着性が阻害されることがある。
【0004】また、従来、挟持板の苗押さえ片の幅方向一側縁は何ら処理されておらず鋭利なままであったので、左右一対の挟持板で紙筒苗を挟持する際にその紙が破れることがあった。このため、紙筒苗を適正な姿勢でそれを挟持できず、植え付け後の苗の姿勢(向き)が極端に悪くなることがある。本発明は、このような実情に鑑み、挟持板の内面に土が付着するのを防止して、苗の植え付け位置と活着性を安定化することを第一の目的とする。
【0005】また、本発明は、土付き苗として連続した紙筒苗を使用する場合において、その紙筒苗の紙が破れるのを防止して、植え付け後の苗の姿勢を安定化することを第二の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明は、横軸回りに回転する回転体に放射状に取り付けられた左右一対のアーム部と、このアーム部の先端に固定されかつ幅方向一側縁部に苗の根鉢部を保持するための苗押さえ片が屈曲形成された挟持板とを備え、苗の根鉢部を挟持している左右一対の挟持板を前記回転体の回転に伴ってその幅方向他側縁から畝に強制的に埋め込むことにより前記根鉢部を畝に植え付けるようにした移植機の植付け爪において、前記挟持板の内部に、当該挟持板の表裏方向に貫通する排出孔が設けられていることを特徴とする。
【0007】また、この場合、苗押さえ片の幅方向一側縁に、同一側縁を挟持方向と反対側に折り曲げてなる湾曲縁部を形成することが好ましい。
【0008】
【作用】本発明では、挟持板56が畝Cへ強制的に挿入されたときに、排出孔57Aが土を外部に排出するので、挟持板56の内面に土が付着しにくい。また、内面に土が付着したとしてもその付着土が大きく成長することが防止される。苗押さえ片53の幅方向一側縁に湾曲縁部53Aを形成した場合、苗押さえ片53はその湾曲縁部53Aにおいて紙筒苗22に滑らかに接触し、その苗22の紙を破るのを防止できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。移植機の全体構成を示した図6及び図7において、1は機体で平面視にて方形枠状に形成され、該機体1の前部にはバンパ2を有するエンジン載置台3が連設されている。載置台3上に搭載したエンジン4はその後部に設けた変速機5を伝動手段6により駆動する。
【0010】変速機5の出力軸は、空気入りタイヤで構成した前輪7の駆動軸8であり、この駆動軸8と車輪9とは伝動ケース10で連結されている。伝動ケース10内にはチェーン伝動体が設けられていて、このチェーン伝動体を介してエンジン4で前輪7が駆動される。伝動ケース10は駆動軸8回りに上下揺動自在であり、これにより、左右一対の前輪7の上下位置を調整自在としている。
【0011】機体1の後部には中継軸11が左右に突設され、この中継軸11の先端に取り付けた上下揺動自在な伝動ケース12の下端部にゴム焼付車輪で構成した後輪13が設けられ、この後輪13は伝動ケース12の揺動によって上下位置が調整自在である。中継軸11にはスプロケット14が固設され、後輪13の車軸15に設けたスプロケットとにチェーンを巻掛けることにより、伝動ケース12内に後輪13駆動のためのグランド速度の伝動手段が内蔵されている。
【0012】16は苗の植付部であり、前輪7と後輪13との間でかつ後輪13側よりに配置されている。この植付部16は、機体1幅方向に配置された横軸16A回りに回転する植付杆17を複数個備えている。18はコンベヤベルト形の苗置台装置であり、エンジン上方にステー19等により支持されており、ステー19上には予備苗台20が設けられている。21はシュート装置であり、苗置台装置18におけるベルト上に載置した個々の紙筒を切込みを設けた連結部にて連結した連続紙筒集合鉢体苗(以下、紙筒苗という)22を植付部16に落下供給するものである。
【0013】23は左右一対のハンドルであり、その前部を機体1の中央部に設けた軸24に枢支することにより、左右のハンドル23は一体に上下動自在であり、このハンドル23とグランド用伝動ケース12とはターンバックル構造の連杆25で枢支連結してある。なお、26は鎮圧輪、27は作溝器、28は畦高さ検出ローラを示し、作溝器27はディスクとシューを組合せたものであって、路上C1の走行中において植付杆17が地面に衝突するのを防止する機能を併有している。
【0014】29は車輪昇降装置であり、機体1に設けた油圧アクチュエータ30等で前輪7及び後輪13の伝動ケース10,12を上下揺動させるものである。この車輪昇降装置29は、図7に示す如く、アクチュエータ30の作動で揺動する左右の中継リンク31にレバー32を枢着し、このレバー32と、伝動ケース10に固設したリンク部33とを左右の前リンク34で連結するとともに、前側の伝動ケース10に設けた別のリンク部35と後側の伝動ケース12に設けたリンク部36とを左右の後リンク37で枢支連結している。
【0015】従って、アクチュエータ30の作動すると、側面視において上記平行リンクを構成する伝動ケース10,12はそれぞれ上下揺動し、これによって前輪7及び後輪13が上下調整される。また、ハンドル23と後側の伝動ケース12とは前記連杆25で連結してあるので、後輪13の上下動に連動してハンドル23が上下揺動することになる。
【0016】なお、図1の符号Aは苗22の植付姿勢を示し、符号Bは非植付姿勢を示している。姿勢Aのときは植付部が対地(畝C) に近づいており、ハンドル23はH1の位置にある。一方、姿勢Bのときは植付部16が畝Cより離れており、ハンドル23はH2の位置にある。図1及び図4に示すように、植付部16は前記横軸16A回りに回転自在である。この横軸16Aは機体1に軸受39で支持されており、一端には駆動スプロケット40が固設され、中継軸11のスプロケット14とにチェーン41を巻き掛けることにより、後輪13駆動とともに駆動される。
【0017】横軸16Aの軸長中間部には、左右一対の取付ディスク(回転体)42が固設してあり、この一対のディスク42は複数本のディスタンス軸42Aによって互いに一体化され、このディスク42間に、横軸16Aを中心として図1の矢印方向に回転しつつ、紙筒苗22を一つずつ引きちぎって畝Cへ植え付ける植付装置43が設けられている。
【0018】植付装置43は、図3に示すように、平面視L形とされた一対の植付アーム44と、各植付アーム44の先端にボルト45締結された板金製の植付け爪46とを備えている。各植付アーム44は、そのL字曲部に位置するボス部47に挿通したボルト48を取付ディスク42間に架設した連結板51に取り付けることによって左右に揺動自在であり、植付アーム44の基端部には筒ボス49を介してカムローラ50が設けられている。
【0019】なお、連結板51はディスク42の対向面に突設した複数の取付片52に着脱自在とされていて、これによって植付装置43は作物の種類に応じてそのユニット個数が変更自在(交換自在) とされている。一対の植付アーム44は、揺動部であるボルト48の回りに図外のツル巻バネを備え、このバネによって植付け爪46を常時開方向に付勢しており、カム部材54外周のカム面55に沿ってカムローラ50を転動させることにより、苗取り部において挟持した紙筒苗22を苗Cに強制埋入するようにしている。
【0020】すなわち、カム部材54のカム面55(図1参照)は、カムローラ50が乗り上がるとバネに抗して植付け爪46が閉じられる傾斜面をカム始端に備え、その後の取付ディスク42の回転に伴い植付け爪46が徐々に閉じるようなカム形状とされ、畝C内に埋め込まれた植付け爪46が急速にツル巻バネによって開くよう、急傾斜面をカム終端に備えている。
【0021】このカム部材54は、図4に示す如くカラー58を介してボルト59によって機体1側に固定したカバー60に固定してあり、取付ディスク42には筒ボス49を介して植付アーム44を位置決めする凹部61が形成してある(図4参照)。図1に示すように、植付け爪46は、アーム部56とその先端に設けた挟持板57とから平面視ほぼへ字状に屈曲形成されていて、アーム部56の基端部を前記ボルト45で植付アーム44の先端部に固定することにより、左右一対の当該植付け爪46が横軸16A回りに回転する取付ディスク42に放射状に取り付けられている。
【0022】挟持板57は、その幅方向一側縁部に挟持した紙筒苗22の根鉢部を保持するための苗押さえ片53が屈曲形成されており、かつ、この挟持板57の表裏方向に貫通する排出孔57Aがその長手方向に間隔を置いて三つ設けられている。また、本実施例の排出孔57Aは挟持板57の本体部57Bだけでなく、苗押さえ片53との屈曲部にまで至っている。
【0023】従って、挟持板56が畝Cへ強制的に挿入されても、土が排出孔57Aから外部に排出されるので、挟持板56の内面に土が付着しにくい。また、内面に土が付着したとしてもその付着土が大きく成長することが防止される。なお、排出孔57Aの形状や大きさは図1の場合に限られず、例えば図2に示すように、大きな排出孔57Aを一つ設けることにしてもよい。この場合は土の排出効果の増大を図りうるが、後述するシャッタ装置64の受け板68が引っ掛かるおそれがある。
【0024】この点、図1の場合は、排出孔57Aがその長手方向に間隔を置いて三つ設けられていて、各孔53A間に枠部材57Cが残されることになるので、シャッタ装置64の受け板68の先端が挟持板57に引っ掛かるのを防止できる。また、図1に示すように、苗押さえ片53の幅方向縁には、同縁を挟持方向と反対側に折り曲げてなる湾曲縁部53Aが形成されている。従って、当該挟持板57によって紙筒苗22を挟持し始めるときに、苗押さえ片53はその湾曲縁部53Aにおいて紙筒苗22に滑らかに接触し、その苗22の紙を破ることが防止される。
【0025】前記シュート装置21の下部には、シャッタ装置64が設けられている。図1及び図3に示す如く、このシャッタ装置64は、シュート基板65の背後に設けた左右一対のシャッタアーム66と、このシャッタアーム66を植付け爪46に連動して駆動させるリンク機構67とを備え、シャッタアーム65の先端には、シュート基板65上の紙筒苗22を一つずつ支承する受け板68が固着されている。
【0026】図5は、上記シャッタ装置64と植付け爪46との連動関係を示している。すなわち、先ず最初に受け板68は紙筒苗22を保持しており、この苗22を植付け爪46の挟持板57によって挟持して苗連結部22Aの切目を介して個々に分離して植付ける。図5において、符号Fが挟持板57の閉じ開始点であり、符号Gが挟持板57の閉じ終了点であり、これは、前記カム面55にカムローラ55が転動することによってなされる。
【0027】一方、挟持板57で苗22を保持すると、リンク機構67によってシャッタアーム66が徐々に開かれ、受け板68が全開状態を維持している間に挟持板57が通過し、そのあと瞬時に受け板68が閉じる。符号Iがシャッタ締切終了点であり、このIの状態で挟持板57が更に進行すると、符号Jの点から苗22の分離が受け板68より引っ張ることで開始され、苗連結部22Aはその切目から切断される。
【0028】この切断のあと、挟持板57はカム面55によって挟持力を徐々に強めながらその幅方向他端縁(図1の左端縁)から畝Cに強制的に埋入され、符号Kの位置で苗22を開放してこれを畝Cに植え付ける。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、挟持板56に設けた排出孔57Aが土を外部に排出するので、挟持板56の内面に土が付着しにくく、しかも付着土が大きく成長することがないので、苗の植え付け位置を適正に維持できるともに、苗22を必要以上に圧迫することによる苗22の活着性阻害を有効に防止することができる。
【0030】また、請求項2に記載の発明によれば、苗押さえ片53はその湾曲縁部53Aにおいて紙筒苗22に滑らかに接触し、その苗22の紙の損傷が防止されるので、土付き苗として連続した紙筒苗22を使用する場合において、植え付け後の苗22の姿勢を安定化することができる。




 

 


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