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発明の名称 移植機の苗送り装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−47310
公開日 平成8年(1996)2月20日
出願番号 特願平6−185977
出願日 平成6年(1994)8月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 島隅 和夫 / 蔵野 淳次 / 福高 恭史 / 西尾 基 / 野坂 健吉 / 福本 仁志
要約 目的
苗トレイ4のガイド部材12を横向きに配置するタイプの移植機において、移植機の前後長さを増大することなく、排出後の苗トレイ4の損傷を未然に防止する。

構成
畝2を跨いで走行する走行機体3に、縦横に多数のポット部16が裏面側に突出するよう配列された苗トレイ4の幅方向両縁部を縦送り自在に案内するガイド部材12が設けられ、このガイド部材12が、その上下方向中途部において前記苗トレイ4の表面側が凸となるように湾曲して形成され、かつ、前記苗トレイ4の幅方向が前記走行機体3の進行方向に沿うように配置されている移植機における苗トレイのガイド装置において、前記ガイド部材12のトレイ排出側の端部を上方へ向かって湾曲して形成する。
特許請求の範囲
【請求項1】 畝(2)を跨いで走行する走行機体(3)に、縦横に多数のポット部(16)が裏面側に突出するよう配列された苗トレイ(4)の幅方向両縁部を縦送り自在に案内するガイド部材(12)が設けられ、このガイド部材(12)が、その上下方向中途部において前記苗トレイ(4)の表面側が凸となるように湾曲して形成され、かつ、前記苗トレイ(4)の幅方向が前記走行機体(3)の進行方向に沿うように配置されている移植機の苗送り装置において、前記ガイド部材(12)のトレイ排出側の端部が上方へ向かって湾曲して形成されていることを特徴とする移植機の苗送り装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜等のポット苗(土付き苗)を移植するための移植機の苗送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、上記土付き苗を移植するための畑地用の移植機では、縦横に多数のポット部が裏面側に突出するよう配列された苗トレイを間欠縦送り自在に案内するガイド部材が走行機体の後部に設けられ、苗トレイの裏面側に、ポット部の底の通孔を通過するプッシュロッドがポット部に対して出退自在に設けられていて、このプッシュロッドによってポット部に装填された土付き苗を苗トレイの表面側に押し出して、苗横送り手段に供給するようにしている。
【0003】上記苗トレイのガイド部材は、その上下方向中途部において苗トレイの表面側が凸となるように湾曲して形成されていて、この場合、苗トレイの幅方向が走行機体の幅方向と一致するようにガイド部材を配置する縦向きタイプと(実公昭58−14833号公報参照)、苗トレイの幅方向が走行機体の進行方向に沿うようにガイド部材を配置する横向きタイプとがある(特願平5−48267号参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した各タイプのうち、縦向きタイプの移植機の場合は、用済みの苗トレイが作業者の足元に戻ってくる利点があるが、戻ってきた苗トレイを放っておくと、ガイド部材から離脱した苗トレイが畝に植え付け済みの苗に当たってこれを損傷させるおそれがある。
【0005】この点、横向きタイプの移植機の場合は、苗トレイが畝の側方に排出されるので上記のような不都合は解消される。しかし、横向きタイプの場合でも、ガイド部材は走行機体の車輪間(主として後輪間)に配置されるのが通常であるため、ガイド部材から排出された苗トレイが回転する後輪に干渉したり踏まれたりして損傷することがあった。
【0006】一方、かかる不都合を解決する手段として、ガイド部材を後輪よりも後方に配置することが考えられが、これでは移植機の全長が増大することになり、移植機の小型化の妨げとなる。本発明は、このような実情に鑑み、苗トレイのガイド部材を横向きに配置するタイプの移植機において、移植機の前後長さを増大することなく、排出後の苗トレイの損傷を未然に防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、本発明は次の技術的手段を講じた。即ち、本発明は、畝を跨いで走行する走行機体に、縦横に多数のポット部が裏面側に突出するよう配列された苗トレイの幅方向両縁部を縦送り自在に案内するガイド部材が設けられ、このガイド部材が、その上下方向中途部において前記苗トレイの表面側が凸となるように湾曲して形成され、かつ、前記苗トレイの幅方向が前記走行機体の進行方向に沿うように配置されている移植機の苗送り装置において、前記ガイド部材のトレイ排出側の端部が上方へ向かって湾曲して形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】ガイド部材12のトレイ排出側(図1の右側)の端部が上方へ向かって湾曲して形成されているので、苗トレイ4が機体3の側方へ上向きに排出され、その排出時に苗トレイ4が後輪10に干渉するのが防止される。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。図4及び図5において、本実施例で採用した移植機1は歩行型であり、マルチフィルムが被覆されている圃場の畝2を跨いでこの畝2に沿って走行する走行機体3を備え、この走行機体3の後部に、苗トレイ4を間欠縦送り自在に案内するガイド装置5、苗押出手段6、苗横送り手段7及び植付け手段8が設けられている。
【0010】走行機体3は、前端部の左側に前輪9をかつ後部の左右両側に後輪10を備えており、中央部に搭載された図外のエンジンの動力により後輪10を駆動して走行するようになっており、走行機体3の後端中央部側にはハンドル11が後方突出状に設けられている。なお、後輪10は機体3の後部両側に上下揺動自在に設けた伝動ケース10Aの内面側に取り付けられ、この伝動ケース10Aの上下揺動によって畝2に対する植え付け高さを調整できるようになっている。
【0011】ガイド装置5は、苗トレイ4の幅方向両縁部を縦送り自在に案内する一対のガイド部材12と、このガイド部材12に挿通された苗トレイ4を一段ずつ間欠縦送りする縦送り手段(図示せず)とを備える。この縦送り手段としては、例えば、苗トレイ4の幅方向両縁部に形成した係合孔に上下揺動する送り爪を係合させるものや、苗トレイ4のポット部16間にガイド部材5に沿ってチェーン駆動される送りピンを係合させるもの等を採用できる。
【0012】各ガイド部材12は、上下方向中途部において前記苗トレイ4の表面側が凸となるように湾曲されており、この湾曲形状に沿って苗トレイ4を案内できるように断面コ字状に形成されている。また、ガイド部材12は苗トレイ4の幅方向が走行機体3の進行方向に沿うように配置されていて、従って、当該移植機1は苗トレイ4を機体3の側方から挿入・排出する横向きタイプのものである。
【0013】図1に示すように、各ガイド部材12は、左右一対の後輪10間の上方に配置されており、ほぼ水平な挿入部13と、この挿入部13から下方に垂下する垂下部14と、垂下部14から右側に延びる排出部15とからなり、この排出部15のトレイ排出側(図1の右側)の端部が上方へ向かって湾曲して形成されている。
【0014】従って、苗トレイ4が排出部15から機体3の側方へ排出される際には、苗トレイ4が当該排出部15から上向きに出てくるため、排出時に苗トレイ4が後輪10に干渉することはない。また、本実施例では、ガイド部材12をハンドル11の下方に設けており、排出後の苗トレイ4はハンドル11の近傍に突出することになるので、排出直後の苗トレイ4を手で掴みやすく、作業者が同トレイ4をハンドリングしやすいという利点もある。
【0015】なお、ガイド部材12は一対の後輪10間に設けられているので、伝動ケース10Aを揺動して植え付け位置を下降させても、排出部15の端部15Aが後輪10に干渉することはない。苗トレイ4は可撓性を有する薄肉のプラスチック製で、その裏面側に突出する多数のポット部16が縦横に配列して形成されている。ポット部16の底には円形の通孔17が形成されており、この各ポット部10に装填されている土付き苗17は通孔17を通過する後述のプッシュロッド18で外部に押し出されることになる。
【0016】図1及び図3に示すように、ガイド部材12の挿入部13間には挿入された苗トレイ4の底面を支承するガイド板19が架設され、各挿入部13の挿入端には、土付き苗20の葉21がガイド部材12に巻き込まれるのを防止するスクレーパ22が設けられている。このスクレーパ22は、先端部が下方へ湾曲された摺動板23と、この摺動板23の幅方向一側縁に一体に設けた側板24とからなり、この側板24の中央部が挿入部13の挿入端上面に固定したブラケット25にピン26で枢着されている。また、スクレーパ22は、摺動板23の先端が挿入部13の挿入開口よりも反挿入側(図1の右側)に位置するように取り付けられ、ピン26に設けた図外の巻きバネ等により、摺動板23の先端が常時下方へ付勢されるように枢着されている。
【0017】従って、苗トレイ4の幅方向両側のポット部16に装填されている苗20の葉21がガイド部材12側に倒れてきても、苗トレイ4の縁部上面に摺接するスクレーパ22の摺動板23によってその葉21がスクレープされ、当該土付き苗20の葉21がガイド部材12に巻き込まれるのを防止する。なお、苗トレイ4をガイド部材12の挿入部13に挿入するときは、スクレーパ22の基端部を図3矢印方向へ押し下げて挿入部13の挿入開口を開放するようにすればよい。
【0018】苗押出手段6は、横一列の土付き苗20を一気に苗トレイ4の表面側(図1の左側)へ押し出すもので、この苗押出手段6は苗トレイ4の一間欠縦送り毎に往復移動するようになっている。図1に示すように、この苗押出手段6は、走行機体4の後部に固定した固定台27を介して一対のガイド部材12間に配置され、苗トレイ4の表裏方向に出退する複数本のプッシュロッド18と、このプッシュロッド18を駆動する揺動アーム28と、プッシュロッド18の基端部と揺動アーム28の先端部間を連結する押動ロッド29と、を備えている。
【0019】プッシュロッド18は苗トレイ4のポット部16の縦列数と同じ数だけ設けられ、かつ、そのポット部16の横間隔と同じ間隔で列設されている。揺動アーム28はエンジン又はバッテリーによって駆動され、苗トレイ4を一回間欠送りしてその縦送りが停止している間に一回揺動するよう制御されている。このさい、各プッシュロッド18が横一列のポット部10に装填されている土付き苗14を苗トレイ11の表面側へ一気に押し出す。
【0020】苗横送り手段7は、押し出された横一列の土付き苗20を一つずつ植付け手段8に供給するためのもので、多数の苗受具30を苗トレイ4の表面側に間欠移動自在に並設することによって構成されている。すなわち、この苗横送り手段7は、駆動スプロケット31と従動スプロケット32に巻き掛けたエンドレスチェーン33と、このチェーン33に上下揺動可能に設けた苗受具30とを備えている。苗受具30は、土付き苗20の受取時は水平にセットされているが、駆動スプロケット31に至ると下方へ傾斜運動するようになっていて、これにより、苗受具30上の土付き苗20が一つずつ滑り落とされるようになっている。
【0021】植付け手段8は、移植筒34を図外の平行リンク機構によって土付き苗20が落下する位置において昇降自在に設けてなり、この移植筒34は、その上死点のときに受け取った土付き苗14を保持し、下死点において畝1に突き刺さってその土付き苗14を移植する。なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。
【0022】例えば、上記実施例ではガイド部材12を一対の後輪10間に設けているが、本発明は、ガイド部材12を左右一対の前輪間に設ける場合にも適用できる。また、本発明は、搭乗型の移植機や歩行型又は搭乗型の田植え機にも採用できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、苗トレイ4が機体3の側方へ上向きに排出されるので、ガイド部材12を車輪(後輪)10間の上方に配置してもロッド排出時に苗トレイ4が車輪10に干渉するのが防止され、このため、移植機1の前後長さを増大することなく、排出後の苗トレイ4の損傷を未然に防止することができる。




 

 


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