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発明の名称 搾乳法及び搾乳装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−37972
公開日 平成8年(1996)2月13日
出願番号 特願平7−190841
出願日 昭和63年(1988)1月13日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小川 信一 (外2名)
発明者 イェロエン・クラースヤン・フェルブルッゲ
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 乳頭を収容するカップの排出部に搾乳の排出管と洗滌剤の排出管を切換弁を介して選択的に連通可能に設けると共に、前記カップの排出部に搾乳の品質を計測する乳質測定計を設け、前記カップに乳頭を挿入してこの乳頭を洗滌した後に搾乳する工程において、前記乳質測定計の発生する信号により前記洗滌剤の排出管と搾乳の排出管とを切り換えることを特徴とする搾乳法。
【請求項2】 乳頭を収容するカップの排出部に搾乳の排出管と洗滌剤の排出管を切換弁を介して選択的に連通可能に設け、更に前記カップの排出部に搾乳の品質を計測する乳質測定計を設け、前記排出部を通過する液体の品質によって前記切換弁を作動して洗滌剤の排出管と搾乳の排出管とを切換えるように構成した搾乳装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、雌動物の乳頭の洗滌後の搾乳法及び搾乳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、雌動物の乳頭を清潔にすることは、搾乳の前後に人の手により、例えば湿らせた布又は水流を利用して行われており、その際消毒(又は殺菌)剤又は石けんを用いる場合或いはそれらを用いない場合もある。そして、乳頭を清潔した後、乳頭に搾乳カップを装着し搾乳していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この公知の清潔法は、充分な頻度では行われないという点及び充分に清潔になされないという点で問題があった。そこで出願人は、細心な、乳頭の湿式清潔が確実に行い得る次のような乳頭の洗滌法を発明した。
【0004】つまり、図1において、人が手にした把手部2により、カップ1が雌牛の乳頭3の下側にあてがわれている。カップ1の内側ケース5の可撓壁4が、例えば金属製の外側ケース6内に収められている。接続部材7から、矢印Sにて示されるように、洗滌剤、例えば水が乳頭3の上方部分に供給される。洗滌剤には消毒(又は殺菌)剤又は石けんを含ませる場合もありまた含ませない場合もある。洗滌作用をより効果的なものとするために、好ましくは矢印Vにて示されるように内側ケース5の可撓壁4に脈動圧力変化を与えると、乳頭3にマッサージが行われまた洗滌剤の乳頭3への接触が好ましいものとなる。所望により、カップ1の排出口部8にいたる部分を乳頭3の直下のところで実質的に圧搾閉塞するように構成し、これにより乱流作用を発生させ、洗滌効果を一層高めるようにすることも可能である。洗滌剤は排出口部8からカップ1外に排出する。好ましくは、排出口部8を減圧に接続し、これにより洗滌剤の排出を容易とすると共に乳頭3のカップ1中への挿入も容易とする。内側ケース5の上端部9は、雌牛の乳房10にカップ1を密着させる作用を有する。
【0005】カップ1を利用して、乳頭の洗滌を搾乳の前後共に行うことが可能である。搾乳の前には、通常、水のみを用いる洗滌(リンス)を行い、また通常搾乳後の洗滌においてのみ、洗滌剤に石けん又は消毒(又は殺菌)剤を加えるようにして、それらが乳中に混入するのを防ぐようにする。このようにして、出願人は、細心な、乳頭の湿式清潔が確実に行い得る乳頭の洗滌法を実現したのである。
【0006】しかしながら、次に乳頭を清潔に洗滌した後の搾乳行程のため、洗滌に使用したカップ1を乳頭から取り外し、新たに搾乳用のカップを装着し直し搾乳するのはカップの装着、取り外しの手間を2度繰り返すことになる。更に、搾乳後、洗滌することを考慮すれば3度手間にもなるのである。これは、いかにも作業上面倒なことであるし、多くのカップの調達やメンテナンスにおいても大変である。
【0007】そこで、出願人は、この課題の解決のため洗滌と搾乳の全行程において、カップの装着、取り外しの手間を2度、3度繰り返すことを廃止し、1度で済ます方法及び装置を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明の搾乳法は、乳頭を収容するカップの排出部に搾乳の排出管と洗滌剤の排出管を切換弁を介して選択的に連通可能に設けると共に、前記カップの排出部に搾乳の品質を計測する乳質測定計を設け、前記カップに乳頭を挿入してこの乳頭を洗滌した後に搾乳する工程において、前記乳質測定計の発生する信号により前記洗滌剤の排出管と搾乳の排出管とを切り換えるものである。
【0009】また、本願発明の搾乳装置は、乳頭を収容するカップの排出部に搾乳の排出管と洗滌剤の排出管を切換弁を介して選択的に連通可能に設け、更に前記カップの排出部に搾乳の品質を計測する乳質測定計を設け、前記排出部を通過する液体の品質によって前記切換弁を作動して洗滌剤の排出管と搾乳の排出管とを切換えるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図2に示される本発明の実施例においても、使用されるカップ23自体は、上述の乳頭の洗滌法のカップ1と同様である。即ち、カップ23は、例えば金属製の外側ケース24と可撓性材から成る内側ケース25を有し、これらのケース24及び25の間に、雌牛の乳頭27への搾乳運動を、導管26を介し搾乳機(図示せず)により発生させるように構成されている。カップ23は、それを乳房に密着させるためのクッション部材28と、例えば水であってよい洗滌剤を供給するための導管29も備えている。導管29は、開口部61に達していると共に外側ケース24及び内側ケース25を貫通している。これらの導管29は、好ましくはカップ23の周囲に等間隔で配設し、乳頭27の効果的な洗滌が確実に行い得るようにする。1本の導管29のみを用いる構成とすることも勿論可能である。本例においては、複数の導管29が外側ケース24の周囲に設けた環状管30に接続させてあり、この環状管30からは他の管31がポンプ32へと延設されている。減圧状態に維持されており、搾乳の排出にも利用される排出部又は導管33を経て、洗滌剤は4方向弁(切換弁)34へと流動する。この弁34は、吸引状態時に洗滌剤の排出管35に対し開弁し、洗滌剤の排出が行われる。弁34はまた制御部材36により、搾乳の排出のための管60に対し開弁するようにも切換え可能である。同様に、この4方向弁34は、通気口19により、カップ23を大気圧に連通させることが可能で、これによりカップ23を乳頭から、離脱落下させることが出来る。排出部33内の液体の流動を容易にするために、この排出部には大気を抜くための小径(直径0.1 〜0.5 mm) の孔が形成されている。
【0011】ポンプ32が停止されると、それに続く瞬時tに、制御部材36が、搾乳を搾乳の排出管60に運び得る位置又は姿勢に4方向弁34を切換え、搾乳の排出が行われる。図2に、線37、タイミング部材38及び線39によるポンプ32と制御部材36の接続関係が略示されている。図3に示される本発明の他の実施例においては、排出部又は導管33に乳質測定計40が設けられている。この測定計40は、搾乳又は洗滌剤の排出のため、それらの流動性を測定するのであるが、この測定結果により、調整部材41が、4方向弁(切換弁)34を制御部材36が開弁させるべき位置又は姿勢を決定し得るようになっている。本例においても、導管26より脈動圧力変化を発生させることにより最も好ましい状態で洗滌が行われ、同時に搾乳が開始される。脈動運動の開始後、乳頭27から乳が完全に流出するまでに5〜15秒かかるが、通常、これだけの時間があれば乳頭27の完全な洗滌を行うことが出来る。
【0012】洗滌及び搾乳時の脈動運動又はパルス周波数は、洗滌の際に失う搾乳の量を最小限とするよう調節する。制御手段36が4方向弁34の切換えを行うべき正確な瞬間を、調整部材41が乳質測定計40の測定した乳質測定値に基づき精密に決定する。図3に示された実施例においては、乳頭の洗滌は、その下方から環状管18及び上方に開口した霧吹きノズル17により行われる。本例によれば、カップ16として、下方に霧吹きノズル17を備えた直立型の搾乳カップを利用することが出来る。この図3に示される方法によるよりも、図1及び図2に示される方法による方が乳頭の上方部分の洗滌がより効果的に行い得る。また、乳頭孔と称される乳頭の穴への汚れの進入のおそれも抑制される。
【0013】搾乳に消毒(又は殺菌)剤又は石けんが混入するのを予防するため、搾乳の前に行われる乳頭27の最初の洗滌は、洗滌剤として水のみを用いて行うことが好ましく、搾乳後の洗滌は、洗滌剤に石けん又は消毒(又は殺菌)剤を混ぜて行うと良い。雌牛の乳頭が感染されている(乳腺炎の)場合には、乳質測定計に乳と洗滌剤との違いを測定する機能に加えて、消費に適した乳とその目的には適さない乳(乳腺炎感染乳)との違いを測定する機能(図示せず)を組入れることが出来る。
【0014】図4に示される搾乳セット43は、脈動減圧を与えるための中央供給管45と中央接続管72を更に備えている。中心部材44には、適消費乳を送るための管70と消費不適乳及び洗滌剤を送るための管71が設けられている。以上に記載した洗滌法及びこれを利用した搾乳法は、本願出願人の係わる欧州特許第86201338.0号、同第86202380.1号及びオランダ王国特許出願第8602942 号に開示されているような自動搾乳系に利用することが好ましく、また上記特許出願の開示事項が本明細書の1部を成すものであるとされるべきことを注記しておく。
【0015】
【発明の効果】以上に記載した搾乳法及び搾乳装置は、洗滌と搾乳の全行程において、カップの装着、取り外しの手間を何度も繰り返すことを廃止し、1度で済ますことを可能にするものである。




 

 


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