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発明の名称 コンバインの縦搬送装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−37887
公開日 平成8年(1996)2月13日
出願番号 特願平6−172987
出願日 平成6年(1994)7月26日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 戸成 厚史
要約 目的
扱深さ調節の範囲を充分大きくすることができ、扱き深さが深くなりすぎることに起因して長穀等の穂先側に扱ぎ残しが出るのを防止できるコンバインの縦搬送装置を提供する。

構成
穀稈引き起こし装置7の背部下方に先端部を位置させた状態で後ろ上がり姿勢に設定された穂先側係止搬送装置12と株元側係止搬送装置14とを、後ろ支点P周りに上下揺動調節自在に設け、穂先側係止搬送装置12が備える係止爪17,19と、株元側係止搬送装置14が備える係止突起付きチェーン36とで刈取穀稈の穂先側と株元側とを各別に支持して、刈取穀稈を後方の脱穀装置3におけるフィードチェーン10の始端部に向けて搬送するよう構成し、穂先側係止搬送装置12における係止爪17,19の先端部を軟質弾性部材で構成してある。
特許請求の範囲
【請求項1】 穀稈引き起こし装置(7)の背部下方に先端部を位置させた状態で後ろ上がり姿勢に設定された穂先側係止搬送装置(12)と株元側係止搬送装置(14)とを、後ろ支点(P)周りに上下揺動調節自在に設け、前記穂先側係止搬送装置(12)が備える係止爪(17),(19)と、前記株元側係止搬送装置(14)が備える係止突起付きチェーン(36)とで刈取穀稈の穂先側と株元側とを各別に支持して、刈取穀稈を後方の脱穀装置(3)におけるフィードチェーン(10)の始端部に向けて搬送するよう構成したコンバインの縦搬送装置であって、前記穂先側係止搬送装置(12)における係止爪(17),(19)の先端部を軟質弾性部材(20)で構成してあるコンバインの縦搬送装置。
【請求項2】 穀稈引き起こし装置(7)の背部下方に先端部を位置させた状態で後ろ上がり姿勢に設定された穂先側係止搬送装置(12)と株元側係止搬送装置(14)とを、後ろ支点(P)周りに上下揺動調節自在に設け、前記穂先側係止搬送装置(12)が備える係止爪(17),(19)と、前記株元側係止搬送装置(14)が備える係止突起付きチェーン(36)とで刈取穀稈の穂先側と株元側とを各別に支持して、刈取穀稈を後方の脱穀装置(3)におけるフィードチェーン(10)の始端部に向けて搬送するよう構成したコンバインの縦搬送装置であって、前記穂先側係止搬送装置(12)における係止爪(17),(19)を、先端部側の軟質弾性部材(20)と基端部側の硬質部材(21)とを連結して構成し、前記軟質弾性部材(20)と硬質部材(21)との連結部を構成するに、前記軟質弾性部材(20)の後端部をその裏面側から当て付けて取り付けるための取り付け部(22)を、前記硬質部材(21)の先端部に形成し、前記取り付け部(22)の両側部に各別に当接して巾方向の位置を決める一対の位置決め用リブ(23)を、前記軟質弾性部材(20)の後端両側部に長手方向に沿って各別に形成し、前記位置決め用リブ(23)の長手方向の後端部を前端部よりも高く立ち上げ形成し、その立ち上げ端部(23a)の端縁を突き合わせる突き合わせ端部(22a)を、前記取り付け部(22)に形成し、前記軟質弾性部材(20)をその裏面側から前記取り付け部(22)に当て付け、前記一対の位置決め用リブ(23)を前記取り付け部(22)の両側部に各別に当接させ、かつ、前記立ち上げ端部(23a)の端縁を前記突き合わせ端部(22a)に突き合わせた状態で、互いに弾性嵌着する嵌合部(24)と被嵌合部(26)を、前記軟質弾性部材(20)の後端部の裏面側と前記取り付け部(22)の表面側に各別に形成してあるコンバインの縦搬送装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀稈引き起こし装置の背部下方に先端部を位置させた状態で後ろ上がり姿勢に設定された穂先側係止搬送装置と株元側係止搬送装置とを、後ろ支点周りに上下揺動調節自在に設け、前記穂先側係止搬送装置が備える係止爪と、前記株元側係止搬送装置が備える係止突起付きチェーンとで刈取穀稈の穂先側と株元側とを各別に支持して、刈取穀稈を後方の脱穀装置におけるフィードチェーンの始端部に向けて搬送するよう構成したコンバインの縦搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のコンバインの縦搬送装置では、前記穂先側係止搬送装置における係止爪の全体を硬質部材で構成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成によれば、前記穂先側係止搬送装置における係止爪の全体を硬質部材で構成してあるために、穂先側係止搬送装置が後ろ支点周りに上方に揺動した際に、その係止爪が穀稈引き起こし装置の背部に衝突すると、係止爪が損傷するおそれがある。そこで従来では、係止爪が損傷しないように、穂先側係止搬送装置と株元側係止搬送装置との揺動の上限を、製作誤差を大きく見込んで穀稈引き起こし装置の背部からかなり離間した位置に設定していた。その結果、扱深さ調節の範囲が小さくなり、特に長穀に対し縦搬送装置を穂先側に充分寄せることができず、扱き深さが深くなりすぎて穂先側に扱ぎ残しを出しやすかった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、扱深さ調節の範囲を充分大きくすることができ、扱き深さが深くなりすぎることに起因して長穀等の穂先側に扱ぎ残しが出るのを防止できるコンバインの縦搬送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1発明にかかるコンバインの縦搬送装置の特徴構成は、穂先側係止搬送装置における係止爪の先端部を軟質弾性部材で構成してあることにある。
【0006】また、本第2発明にかかるコンバインの縦搬送装置の特徴構成は、穂先側係止搬送装置における係止爪を、先端部側の軟質弾性部材と基端部側の硬質部材とを連結して構成し、前記軟質弾性部材と硬質部材との連結部を構成するに、前記軟質弾性部材の後端部をその裏面側から当て付けて取り付けるための取り付け部を、前記硬質部材の先端部に形成し、前記取り付け部の両側部に各別に当接して巾方向の位置を決める一対の位置決め用リブを、前記軟質弾性部材の後端両側部に長手方向に沿って各別に形成し、前記位置決め用リブの長手方向の後端部を前端部よりも高く立ち上げ形成し、その立ち上げ端部の端縁を突き合わせる突き合わせ端部を、前記取り付け部に形成し、前記軟質弾性部材をその裏面側から前記取り付け部に当て付け、前記一対の位置決め用リブを前記取り付け部の両側部に各別に当接させ、かつ、前記立ち上げ端部の端縁を前記突き合わせ端部に突き合わせた状態で、互いに弾性嵌着する嵌合部と被嵌合部を、前記軟質弾性部材の後端部の裏面側と前記取り付け部の表面側に各別に形成してあることにある。
【0007】
【作用】本第1発明の特徴構成によれば、穂先側係止搬送装置における係止爪の先端部を軟質弾性部材で構成してあるから、穂先側係止搬送装置が後ろ支点周りに上方に揺動した際に、製作誤差等が原因でその係止爪が穀稈引き起こし装置の背部に衝突しても、係止爪は弾性変形するだけで損傷しにくい。従って、穂先側係止搬送装置と株元側係止搬送装置との揺動の上限を、穀稈引き起こし装置の背部に近接した位置に設定することができる。
【0008】また、本第2発明の特徴構成によれば、軟質弾性部材の後端部の裏面側に設けた嵌合部と、硬質部材の取付け部の表面側に被嵌合部とを互いに弾性嵌着したうえで、軟質弾性部材の後端両側部に形成した一対の位置決め用リブを、硬質部材の取り付け部の両側部に各別に当接させてあるから、軟質弾性部材と硬質部材との巾方向の位置を決めて幅方向での相対移動を防止でき、幅方向に加わる力に対する強度を大きくすることができる。しかも、位置決め用リブの後端部を前端部よりも高く立ち上げ形成して、その立ち上げ端部の端縁を、前記取付け部の突き合わせ端部に突き合わせてあるから、例えば全長にわたって同じ高さに形成された位置決め用リブの後端部を、前記突合わせ端部に突き合わせた場合よりも、突合わせ力に対する強度を大きくすることができる。以上の結果、軟質弾性部材と硬質部材との連結強度を大きくすることができる。
【0009】
【発明の効果】従って、本第1発明によれば、穂先側係止搬送装置と株元側係止搬送装置との揺動の上限を、穀稈引き起こし装置の背部に近接した位置に設定することができるから、穂先側係止搬送装置と株元側係止搬送装置との揺動量を大きくして、扱深さ調節の範囲を充分大きくすることができ、特に長穀に対し縦搬送装置を穂先側に充分寄せることができ、その結果、扱き深さが深くなりすぎることに起因して長穀等の穂先側に扱ぎ残しが出るのを防止できるコンバインの縦搬送装置を提供することができた。そして、本第2発明によれば、第1発明と同様の効果を奏することができるのに加え、軟質弾性部材と硬質部材との連結強度を大きくすることができるから、耐久性に優れたコンバインの縦搬送装置を提供することができた。
【0010】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1に自脱型コンバインを示している。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた機体フレーム2上に脱穀装置3を搭載するとともに、機体前部に刈取前処理部4を昇降自在に連結し、刈取前処理部4の右横側に搭乗運転部5を設けて構成してある。
【0011】前記刈取前処理部4は、刈取対象穀稈を振り分け分草する分草具6、倒伏穀稈を立姿勢に引起す引起し装置7、引起された穀稈の株元を切断する刈取装置8、刈取られた各条の刈取穀稈を刈り幅方向中央側に寄せ集める複数の補助搬送装置9a,9b,9c(図2参照)、集められた立姿勢の穀稈を徐々に横倒れ姿勢に姿勢変更させながら後方の脱穀装置3におけるフィードチェーン10の始端部に向けて搬送する後ろ上がり姿勢の縦搬送装置11等を備えてあり、刈取前処理部4全体を後ろ支点P周りに昇降自在に機体フレーム2に支持してある。
【0012】前記縦搬送装置11は穂先側係止搬送装置12と、この穂先側係止搬送装置12の下方に配置された株元側挟持搬送装置14とから成る。図2に示すように、前記穂先側係止搬送装置12は、穀稈の穂先側を係止自在な多数の係止爪19を備えるチェーン33を、フィードチェーン10側の駆動輪体34から補助搬送装置側の遊転輪体35にわたって巻回して構成した主穂先側係止搬送装置15と、穀稈の搬送経路Rを挟んで主穂先側係止搬送装置15とは反対側に配置されて、補助搬送装置9a,9b,9cから搬送されてくる立姿勢の刈取穀稈を、前記搬送経路Rの始端部に合流させる副穂先側係止搬送装置16(以下、合流搬送装置16と称する)とから成る。
【0013】前記合流搬送装置16は、縦搬送装置11の右側部からその上部を越えて左側部に至る逆U字状の支持パイプ13を介して縦搬送装置11に一体揺動自在に取付てある。支持パイプ13内には駆動軸(図示せず)を、ベベルギヤ機構(図示せず)を介して軸芯に沿って屈曲状態で収容してある。
【0014】前記株元側挟持搬送装置14は、駆動輪体から遊転輪体にわたって巻回した係止突起付きチェーン36に対して挟持レールを接近配置して構成してある。
【0015】前記合流搬送装置16についてさらに説明すると、周部に複数の係止爪17を枢支連結したディスク18を駆動軸の下端部に取付け、ディスク18が駆動軸によって駆動回転するに伴って、係止爪17の基端部を接当させて、前記係止爪17に縦搬送装置11の搬送経路Rを起立姿勢のままで通過させ、搬送経路Rを出たら再び搬送経路Rに入るまで倒伏状態にするリング状の起立レール(図示せず)を、駆動軸の下端部を囲むように、かつ、その起立レールの外表面が各係止爪17の基端部に対向するように配設し、前記搬送経路R内で起立した状態の係止爪17の基端部の上面周りと、前記搬送経路R外で倒伏した状態の係止爪17の全体とを覆うカバー25を、支持パイプ13の下端部に取り付けてある。
【0016】前記主穂先側係止搬送装置15の係止爪19は次のように構成してある。つまり図3,図4,図5に示すように、前記係止爪19を、先端部側の舌片状の軟質合成ゴム材20(軟質弾性部材の一例)と基端部側の硬質合成樹脂部材21(硬質部材の一例)とを連結して構成し、両者の連結部を構成するに、軟質合成ゴム材20の後端部をその裏面側から当て付けて取り付けるための取り付け部22を、硬質合成樹脂部材21の先端部に形成し、前記取り付け部22の両側部に各別に当接して巾方向の位置を決める一対の位置決め用リブ23を、軟質合成ゴム材20の後端両側部に長手方向に沿って各別に形成し、位置決め用リブ23の長手方向の後端部を前端部よりも高く立ち上げ形成し、その立ち上げ端部23aの端縁を突き合わせる突き合わせ端部22aを取り付け部22に形成し、軟質合成ゴム材20をその裏面側から取り付け部22に当て付け、一対の位置決め用リブ23を取り付け部22の両側部に各別に当接させ、かつ、立ち上げ端部23aの端縁を突き合わせ端部22aに突き合わせた状態で、互いに弾性嵌着する嵌合突起(嵌合部の一例)24と嵌合孔26(被嵌合部の一例)を、軟質合成ゴム材20の後端部の裏面側と取り付け部22の表面側に各別に形成してある。
【0017】前記合流搬送装置16の係止爪17は、前記主穂先側係止搬送装置15の係止爪19と同様に、先端部側の舌片状の軟質合成ゴム材と基端部側の硬質合成樹脂部材とを連結して構成し、その連結部も、主穂先側係止搬送装置15の係止爪19の連結部と同様に構成してある。連結部の詳細については説明を省略する。
【0018】上記の構成によれば、穂先側係止搬送装置12における係止爪17,19の先端部を軟質弾性部材で構成してあるから、穂先側係止搬送装置12が後ろ支点P周りに上方に揺動した際に、製作誤差等が原因でその係止爪17,19が穀稈引き起こし装置7の背部に衝突しても、係止爪17,19は弾性変形するだけで損傷しにくい。従って、穂先側係止搬送装置12と株元側係止搬送装置14との揺動の上限を、穀稈引き起こし装置7の背部に近接した位置に設定することができる。また、軟質合成ゴム材20の後端部の裏面側に設けた嵌合突起24と、硬質合成樹脂部材21の取付け部22の表面側に設けた嵌合孔26とを互いに弾性嵌着したうえで、軟質合成ゴム材20の後端両側部に形成した一対の位置決め用リブ23を、硬質合成樹脂部材21の取り付け部22の両側部に各別に当接させてあるから、巾方向の位置を決めて幅方向での軟質合成ゴム材20と硬質合成樹脂部材21の相対移動を防止でき、幅方向に加わる力に対する強度を大きくすることができる。しかも、位置決め用リブ23の後端部を前端部よりも高く立ち上げ形成して、その立ち上げ端部23aの端縁を、前記取付け部22の突き合わせ端部22aに突き合わせてあるから、例えば全長にわたって同じ高さに形成された位置決め用リブの後端部を、前記突合わせ端部に突き合わせた構成よりも、突合わせ力に対する強度を大きくすることができる。以上の結果、軟質合成ゴム材20と硬質合成樹脂部材21との連結強度を大きくすることができる。
【0019】〔別実施例〕上記の実施例では、前記穂先側係止搬送装置12を主穂先側係止搬送装置15と副穂先側係止搬送装置16とで構成したが、例えば上記の実施例における副穂先側係止搬送装置16を設けずに、主穂先側係止搬送装置15のみで穂先側係止搬送装置12を構成してもよい。
【0020】前記軟質弾性部材は軟質合成ゴム材以外の材質のものであってもよい。
【0021】前記係止爪17,19を、基端部側と先端部側とを一体に形成したもので構成してもよい。尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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