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発明の名称 乗用型田植え機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−37834
公開日 平成8年(1996)2月13日
出願番号 特願平6−181038
出願日 平成6年(1994)8月2日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 藤井 健二
要約 目的
苗植え付け装置の連結を外しても前後輪の荷重バランスを比較的よくして走行できる乗用型田植え機を提供する。

構成
前車輪1を自走機体に取り付け高さ変更できるように取り付けてある。苗植え付け装置7を連結した場合には、前車輪1の取り付け高さを高く調節し、苗植え付け装置7を外した場合には、前車輪1の取り付け高さを低く調節する。すると、苗植え付け装置7を外した場合、連結時に比べて自走機体が前上がり姿勢になって自走機体の重心が後ろ側に移動し、苗植え付け装置7に重量が掛かっていない割りには前車輪1と後車輪2の荷重バランスがよくなる。
特許請求の範囲
【請求項1】 走行用の前車輪(1)および後車輪(2)を備える自走機体の後部に苗植え付け装置(7)を分離自在に連結してある乗用型田植え機であって、前記前車輪(1)の前記自走機体に対する取り付け高さを変更する車輪高さ変更機構(21)を備えてある乗用型田植え機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行用の前車輪および後車輪を備える自走機体の後部に苗植え付け装置を分離自在に連結してある乗用型田植え機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記乗用型田植え機において、苗植え付け装置の連結を外すと、自走機体の前車輪と後車輪の荷重バランスが悪くなる。このため、従来、修理時や点検時など、自走機体を苗植え付け装置の外した状態で走行させる際、バランスウエイトを使用されることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、バランスウエイトやこれに替わる重量物が必要になるとともに、バランスウエイトなどの重量物を積み込んだり、降ろすための煩わしい作業が必要になっていた。本発明は、苗植え付け装置を外しても、バランスウエイトを使用することなく運転しやすいようにできる乗用型田植え機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による乗用型田植え機にあっては、目的達成のために、冒頭に記したものにおいて、前記前車輪の前記自走機体に対する取り付け高さを変更する車輪高さ変更機構を備えてあることを特徴とする。
【0005】
【作用】車輪高さ変更機構によって前車輪を自走機体に対して高い取り付け位置になるように上昇させたり、低い取り付け高さになるように下降させ、前車輪が下降した場合には、自走機体の前端側が後車輪の車軸芯まわりで地面に対して上昇することにより、前輪下降前に比べて自走機体が前上がり姿勢になって自走機体の重心位置が機体後方側に移動する。前車輪が上昇した場合には、自走機体の前端側が後車輪の車軸芯まわりで地面に対して下降することにより、前輪上昇前に比べて自走機体が前下がり姿勢になって自走機体の重心位置が機体前方側に移動する。したがって、苗植え付け装置を連結した際には、前車輪を自走機体に対して上昇させた取り付け高さにすることにより、機体後側に苗植え付け装置の重量が掛かる割りには、自走機体重心の機体前端側への移動のために前後輪の荷重バランスがよくなるようにでき、苗植え付け装置を外した際には、前車輪を自走機体に対して下降させた取り付け高さにすることにより、機体後側に苗植え付け装置の重量が掛からない割りには、自走機体重心の機体後端側への移動のために移動できなかった従来よりは前後輪の荷重バランスがよくなるようにできる。
【0006】
【発明の効果】苗植え付け装置を外して走行する際、前車輪を自走機体に対して下降した取り付け高さにすることによって前後輪の荷重バランスをよくできることから、後輪がスリップなどのトラブルが発生しにくくて容易に運転できるようにできた。しかも、バランスウエイトを要しないで済むことから、さらに、車輪高さ変更機構にあっては油圧シリンダによって操作する駆動式にするとか、人為操作式にしても、ねじ式機構などを介して操作するように構成して、バランスウエイトの積み降ろしに比して楽に操作できるようにできることから、バランスウエイトを保有しないで済むように経済面で有利にできるようになり、かつ、バランス調整作業の面でも有利にできるようになった。
【0007】
【実施例】図1に示すように、左右一対の走行用前車輪1,1および走行用後車輪2,2、開閉自在なエンジンボンネット3を有する原動部、予備苗貯留装置4などを備える自走機体の後部に、リフトシリンダ5によって上下に揺動操作するように構成したリンク機構6によって昇降操作するようにして苗植え付け装置7を連結するとともに、自走機体から回転軸8によって苗植え付け装置7に動力伝達するように構成してある。苗植え付け装置7の機体横方向に並列する複数個の苗植え付け部7aの上方に位置する肥料タンク9aを備え、機体横方向に並列する複数個の作溝器9bにより、苗植え付け部7aによる複数条の植え付け苗列それぞれの近くで圃場に作溝するとともに作成した溝の内部に肥料タンク9aからの粉粒状肥料を供給して行くように構成した施肥装置9、前記肥料タンク9aの機体後方側に位置する薬剤タンク10aを備えるとともに、この薬剤タンク10aの下方に位置する散布部10bにより、苗植え付け部7aが苗植え付けした後の圃場に薬剤タンク10aからの除草剤を散布して行くように構成した薬剤散布装置10を前記苗植え付け装置7に付設し、もって、複数状の苗植え付け作業と同時に施肥作業と除草剤散布作業とができるように乗用型田植え機を構成してある。
【0008】前記エンジンボンネット3を取り付けるに、図2および図3に示すように、エンジンボンネット3の左右の側壁後端側部分3aに各別に取り付けた一対の連結金具11,11を、自走機体の運転パネル(図示せす)などを支持している機体部分12の左右側に各別に取り付けた一対の支持金具13,13に機体横向きの軸芯Xまわりで回動するように連結してある。前記連結金具11と前記支持金具13を相対回動するように連結している連結ピン14を、図4に示す如く先端側に突起14aを備える突起付きピンに形成するとともに連結金具11の方に一体回動自在に取り付け、支持金具13の前記連結ピン14のためのピン孔13aを図4に示す如く切欠き部13bを備える切欠き付き孔に形成してある。連結ピン14の突起14aは支持金具13よりも機体内側に位置していて連結ピン14が支持金具13に対して回動することを可能にしている。エンジンボンネット3が図2に仮想線で示す特定の上昇開放位置になると、連結ピン14の突起14aがピン孔13aの切欠き部13bに合致する位置合わせ状態になり、連結ピン14を支持金具13から横外側に抜き外したり、支持金具13に差し込み装着することが可能になり、前記上昇開放位置以外の位置にある場合には、連結ピン14の突起14aが支持金具13の機体内側面に当接して連結ピン14が支持金具13から抜け外れることを防止している。
【0009】つまり、エンジンボンネット3は後端側に位置する軸芯Xまわりで上下に揺動操作することによって開閉できる。そして、エンジンボンネット3を特定の上昇開放位置にしながら、エンジンボンネット3の左側の連結金具11と右側の連結金具11の間隔が広がるように、連結金具11が付いている側壁後端側部分3aを横外側に弾性変形させる。すると、左右の連結ピン14,14が支持金具13から抜け外れてエンジンボンネット3を機体部分12から取り外すことができ、原動部を点検や修理がしやすいように大きく開放できる。また、エンジンボンネット3を再装着する際には、取り外し時と同様に左右の側壁後端側部分3aを横外側に弾性変形させて左側の連結金具11と右側の連結金具11の間隔を広げることにより、左右の連結ピン14,14を支持金具13に差し込み装着できるのである。
【0010】苗植え付け装置7が備える図1の如き連結フレーム7bに係止作用するように構成して前記リンク機構6の後部リンク6aに取り付けた連結フック(図示せず)、前記連結フレーム7bを貫通するように構成して前記後部リンク6aに取り付けた連結ピン(図示せず)、および、この連結ピンの前記連結フレーム7bからの突出箇所に係止させて連結ピンの連結フレーム7bからの抜け止めを行うように構成したロック具(図示せず)などを備えた連結機構15によって前記後部リンク6aと連結フレーム7bを連結してある。前記ロック具の連結ピンに対するロックを解除するとともに、連結フレーム7bと連結フックの係止を解除することにより、連結機構15が連結解除状態になって後部リンク6aと連結フレーム7bの連結が分離できることにより、苗植え付け装置7を自走機体に分離自在に連結してある。
【0011】図6に示すように、左側または右側の前車輪1を自走機体の機体部分を形成している伝動ケース16に取り付けているとともに伝動ケース16からの回動力を回転軸17により車軸18に伝達して前車輪1の駆動を可能にしている前輪用伝動ケース19を、車輪1の操向操作が可能なように伝動ケース16に機体上下方向の軸芯まわりで回動自在に連結した機体側ケース部分19aと、この機体側ケース部分19aに上端側を上下摺動自在に挿入するとともに下端側に前車輪1を取り付けた車輪側ケース部分19bとから成る伸縮式伝動ケースに構成し、そして、伸縮式前輪用伝動ケース19の機体側ケース部分19aと車輪側ケース部分19bとにわたって油圧シリンダ20を取り付け、左右一対の伸縮式前輪用伝動ケース19,19と、左右の前輪用伝動ケース19,19に各別に取り付けた一対の前記油圧シリンダ20,20とにより、左右両前輪1,1の自走機体に対する取り付け高さを変更するための車輪高さ変更機構21を構成してある。すなわち、一対の油圧シリンダ20,20に一つのコントロールバルブ(図示せず)を接続してこのコントロールバルブを操作することにより、あるいは、一対の油圧シリンダ20,20に一対のコントロールバルブ(図示せず)を接続して両コントロールバルブを操作することにより、一対の油圧シリンダ20,20を共に伸長側あるいは短縮側に操作する。油圧シリンダ20を伸長側に操作した場合、図6(ロ)に示すように、伸長作動する油圧シリンダ20の駆動力により、車輪側ケース部分19bが機体側ケース部分19aから突出する側に摺動して前輪用伝動ケース19が伸長する。すると、車軸18と伝動ケース16との間隔が大になって前車輪1の自走機体に対する取り付け高さが低くなる。油圧シリンダ20を短縮側に操作した場合、図6(イ)に示すように、短縮作動する油圧シリンダ20の駆動力により、車輪側ケース部分19bが機体側ケース部分19aに引退する側に摺動して前輪用伝動ケース19が短縮する。すると、車軸18と伝動ケース16との間隔が小になって前車輪1の自走機体に対する取り付け高さが高くなる。前車輪1の取り付け高さを高低いずれに変更した場合でも、回転軸17は前輪用伝動ケース19の伸縮に伴って伸縮することにより、前車輪1の駆動は可能になる。
【0012】要するに、苗植え付け装置7を連結した場合には、図5に実線で示す如く左右前輪1,1の自走機体に対する取り付け高さが低くなるように前記車輪取り付け高さ変更機構21を操作し、苗植え付け装置7を取り外した場合には、図5に仮想線で示す如く左右前輪1,1の自走機体に対する取り付け高さが高くなるように前記車輪取り付け高さ変更機構21を操作する。すると、苗植え付け装置7を連結した場合には、取り外した場合に比し、自走機体の前端側が後車輪2の車軸芯まわりで下降することにより、自走機体が前下がり姿勢になって自走機体の重心Gが前側に移動する。これにより、自走機体の後部に苗植え付け装置7の重量が掛かっている割りには前車輪1と後車輪2の荷重バランスがよくなる。そして、苗植え付け装置7を外した場合には、連結した場合に比し、自走機体の前端側が後車輪2の車軸芯まわりで上昇することにより、自走機体が前上がり姿勢になって自走機体の重心Gが後側に移動する。これにより、自走機体の後部には苗植え付け装置7の重量が掛かっていない割りには前車輪1と後車輪2の荷重バランスがよくなり、苗植え付け装置7を連結した場合と同様に前車輪1の取り付け高さを低くしたままで走行するよりも、後車輪2がスリップしにくくなるなどによって運転しやくすなる。
【0013】〔別実施例〕前車輪の取り付け高さの変更を可能にするに、前輪用伝動ケースを伸縮調節する手段の他、前輪用伝動ケースを機体前後方向に揺動調節する手段を採用して実施してもよい。また、油圧シリンダによって高さ変更するように構成すると、コントロールバルブの切り換え操作をするだけで極めて操作簡単にかつ楽に高さ変更できて有利であるが、ねじ機構を利用したジャッキ構成を利用することにより人為操作でも比較的楽に高さ変更できる構成を採用して実施してもよい。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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