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発明の名称 移植機の苗送り装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−37825
公開日 平成8年(1996)2月13日
出願番号 特願平6−182490
出願日 平成6年(1994)8月3日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 島隅 和夫 / 蔵野 淳次 / 福高 恭史 / 西尾 基 / 野坂 健吉 / 福本 仁志
要約 目的
苗受具に押し出されたポット苗を、苗受具の所定位置に確実に止めることができ、ポット苗の植付け手段への供給のタイミングを一定にして苗の植え付け姿勢が変化しないようにする。

構成
苗箱送り手段13と、苗押出し手段15と、載置壁20A及び該載置壁20Aから上方突出した立上り壁20Bを有する多数の苗受具20と、該苗受具20を横方向に間欠移動させる苗送り手段21と、植付け手段28に落として供給する苗供給手段29を備えている移植機の苗送り装置において、前記苗受具20の立上り壁20Bに、苗押出し手段15によって押し出されたポット苗14を、隣りの苗受具20の立上り壁20Bとの間で挟持して、所定位置に停止させるための停止部材32が設けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】 縦横に多数のポット部を配列形成した苗箱(11)を縦方向に間欠送りする苗箱送り手段(13)と、苗箱(11)の一間欠送り毎に往復移動して横一列のポット苗(14)をこの背後から押し出す苗押出し手段(15)と、押出された横一列のポット苗(14)を載置する載置壁(20A)及び該載置壁(20A)から上方突出した立上り壁(20B)を有する多数の苗受具(20)と、該苗受具(20)を横方向に間欠移動させる苗送り手段(21)と、苗送り手段(21)の苗受具(20)の傾斜運動を介して該傾斜した苗受具(20)上のポット苗(14)を植付け手段(28)に落として供給する苗供給手段(29)を備えている移植機の苗送り装置において、前記苗受具(20)の立上り壁(20B)に、苗押出し手段(15)によって押し出されたポット苗(14)を、隣りの苗受具(20)の立上り壁(20B)との間で挟持して、所定位置に停止させるための停止部材(32)が設けられていることを特徴とする移植機の苗送り装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移植機の苗送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移植機の苗送り装置には、縦横に多数のポット部を配列形成した苗箱を縦方向に間欠送りする苗箱送り手段と、苗箱の一間欠送り毎に往復移動して横一列のポット苗をこの背後から押し出す苗押出し手段と、押出された横一列のポット苗を載置する載置壁及び該載置壁から上方突出した立上り壁を有する多数の苗受具を横方向に間欠移動させる苗送り手段と、苗送り手段の苗受け具の傾斜運動を介して該傾斜した苗受け具上のポット苗を一個ずつ植付け手段へ滑り落として供給する苗供給手段を備えたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来では、苗押出し手段によって苗受具に押し出されたポット苗が苗受具の載置壁上面を滑るため、押し出されたポット苗が苗受具の載置壁の同じ位置に載るとは限らず、このため、ポット苗の植付け手段への供給のタイミングが一定にならず苗の植え付け姿勢が変動する恐れがあった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑み、苗受具に押し出されたポット苗を、苗受具の所定位置に確実に止めることができ、ポット苗の植付け手段への供給のタイミングを一定にして苗の植え付け姿勢が変化しないようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、縦横に多数のポット部を配列形成した苗箱11を縦方向に間欠送りする苗箱送り手段13と、苗箱11の一間欠送り毎に往復移動して横一列のポット苗14をこの背後から押し出す苗押出し手段15と、押出された横一列のポット苗14を載置する載置壁20A及び該載置壁20Aから上方突出した立上り壁20Bを有する多数の苗受具20と、該苗受具20を横方向に間欠移動させる苗送り手段21と、苗送り手段21の苗受具20の傾斜運動を介して該傾斜した苗受具20上のポット苗14を植付け手段28に落として供給する苗供給手段29を備えている移植機の苗送り装置において、前記苗受具20の立上り壁20Bに、苗押出し手段15によって押し出されたポット苗14を、隣りの苗受具20の立上り壁20Bとの間で挟持して、所定位置に停止させるための停止部材32が設けられている点にある。
【0006】
【作用】苗受具20に押し出されたポット苗14を停止部材32と隣りの苗受具20の立上り壁20Bとの間で挟持することによって苗受具20の所定位置に確実に止めることができる。このため、ポット苗14の植付け手段28への供給のタイミングが一定になり、ポット苗14の植え付け姿勢が変化しないようになる。なお、欠株検出器31が欠株を検出すると、走行クラッチが切断するとともに、移植動作も停止し、苗送り手段21のみが作動して苗受具20を一個分横方向に間欠移動させ、欠株のポット苗14を排除し、正常なポット苗14のみを圃場の畝1に設定した株間間隔で移植していく。
【0007】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明する。移植機の全体を側面視で示す図2において、1は圃場の畝で、マルチフィルムで被覆されており、この畝を跨いで移植機3が走行するようになっている。移植機3は歩行型であり、走行機体4の前端部の一側に前輪5、後部両側に後輪6を備え中央部に搭載されたエンジン7の動力により後輪6を駆動して走行するようになっており、機体4の後端中央部側にはハンドル8が設けられている。
【0008】9は苗箱案内台であり、図3でも示す如く断面扁平の溝形状であり、縦横に多数のポット部10を配列形成した苗箱11を縦方向に挿入可能なレール部9Aを有して機体4の一側に備えられている。苗箱案内台9のレール部9Aは図4に示す如く弓形に弯曲されていて、該弯曲に沿う縦方向にプラスチック製苗箱11を挿入し、図3にて示す苗箱11のフランジ部11Aに形成した被係合孔11Bに、図4にて示す送り爪12を揺動係合することにより、苗箱11を縦方向に間欠送りするようになっていて、送り爪12等は、苗箱送り手段13とされている。
【0009】苗箱案内台9の背後には、横一列のポット苗14を押出す苗押出し手段15が備えられており、この苗押出し手段15は苗箱11の一間欠縦送り毎に往復移動するようになっている。苗押出し手段15は、図3にて示す如く対の案内レール16に沿って往復移動するスライダ17に、多数の押し棒18を列設して平面視櫛状に形成し、スライダ17にリンク19等を介して苗箱11の一間欠縦送り毎の往復力を伝達するようになっている。
【0010】ポット部10の底には、押し棒18が挿入可能な孔10Aが形成されているとともに、該孔10Aと面接して苗箱案内台9にも押し棒18が挿入可能な孔9Bが形成してあり、ここに、押し棒18の進出でポット部10の横一列のポット苗14を背後から押出すようになっている。苗箱案内台9の下方には、押出された横一列のポット苗14を受取る多数の苗受具20をエンドレス状に配置しかつ横方向に間欠移動させる苗送り手段21が備えられている。
【0011】苗送り手段21は、図5及び図6に示す如く駆動スプロケット22と従動スプロケット23にエンドレスチェーン24を巻掛けてなり、該チェーン24に、支軸25を中心として揺動可能な苗受具20が列設してなる。苗受具20は、図1及び図6に示すように平板状の載置壁20Aとこの一辺に折曲げて立上り壁20Bを形成したL字形状であり、図6に示す如く支軸25にコイル部を套嵌し、コイル一端をチェーン側に、コイル他端を苗受具側にそれぞれ係合させた傾動用コイルバネ26を備えて、苗送り手段21の送出側にて苗受具20が傾斜運動をするようになっている。苗受具20は、載置壁20Aの送出方向とは反対側に夫々立上り壁20Bが設けられている。
【0012】苗送り手段21のチェーン24の長手方向に沿ってガイド支持板27が図3および図6に示す如く固定されていて、苗受具20をほぼ水平姿勢に保持可能としており、該ガイド支持板27には苗送り手段21の送出側にて切欠段差部27Aが形成され、該切欠段差部27Aに苗受具20が到達すると水平姿勢の苗受具20は、コイルバネ26によって支軸25を中心として図4の仮想線で示す如く傾斜運動し、苗受具20上のポット苗14を1個づつ植付け手段28へ滑り落して供給する苗供給手段29を備えている。
【0013】図1に示すように、苗送り手段21の送出側に、苗受具20上のポット苗14の欠株を検出するための欠株検出器31が設けられている。この欠株検出器31は、例えば苗受具20上方に設けられ、作動片31Aを有するリミットスイッチにより構成され、前記苗受具20の間欠移動を妨げないように、配置されている。
【0014】また、図1に示すように、前記苗受具20の立上り壁20Bに、苗押出し手段15によって押し出されたポット苗14を、苗送り手段21の送出側である隣りの苗受具20の立上り壁20Bとの間で挟持して、所定位置に停止させるための停止部材32が設けられている。この停止部材32は、苗送り手段21の送出方向とは反対側に突出した板材により構成され、立上り壁20Bに溶接等により固着されている。
【0015】更に、図4に示すように苗受具20上のポット苗14を強制苗送りする手段33が苗送り手段21の送出側に備えられている。この強制苗送り手段33は、図4に示す如く間欠送りされて傾斜姿勢となった苗受具20の上方に苗係合レバー34を支点33Aを中心に間欠往復揺動自在に備え、該レバー34に、リンク機構とカム板35等によって揺動力を伝達するようになっている。
【0016】すなわち、カム板35は変速部からの駆動軸35Aに固着されており、該カム板35の外周のカムフロアに、揺動リンク36に備えたカムローラ36Aをバネ37で圧接付勢し、揺動リンク36と中継リンク38を第1リンクロッド39で連結するとともに、中継リンク38と苗係合レバー34とを第2リンクロッド40で連結している。
【0017】従って、カム板35のカムフロアに、略180度位置でカム凹部を形成し、このカム凹部にカムローラ36Aがバネ37の作用で落込むと、第1リンクロッド39、中継リンク38および第2リンクロッド40を介して支点33Aを中心として苗係合レバー34を送り方向に強制揺動してポット苗14を強制送りする。その他、植付け手段28は図2に示す平行リンク41によって昇降する植付けカップ42を備え、該植付けカップ42が上死点のときポット苗14を保留し、下死点で畝1に突刺ってポット苗14を移植する。
【0018】また、図2に示す43はマルチフィルムカット用のバーナで、図外の昇降リンク機構により昇降してマルチフィルムをポット苗の移植前に熱によって溶断するものである。更に、図2に示す44は移植苗の回りの土を押付けるためのローラを示している。
【0019】更に、図3において、45は苗押出し手段15で押出されたポット苗14が、苗受具20から落下するのを防止するためのガードであり、苗送り手段21の送り方向に沿ってフレームに立設された透明樹脂板よりなる。以上の実施例の一連動作を概略説明すると、停止している苗送り手段21の水平姿勢とされている苗受具20に、横1列のポット苗14を苗押出し手段15の押し棒18で背後より押出すと、ポット苗14は直ちに苗受具20に受持される。
【0020】その後、苗送り手段21は間欠送りされ、送出側において苗受具20が切欠段差部27Aに到達すると、バネ26によって上死点にある植付け手段28側に向って下向の傾斜姿勢となってポット苗14は滑り落されて植付け手段28に供給される。ポット苗24を受け入れ保持した植付け手段28の植付けカップ42が降下して畝1に突刺るとバーナ43で溶断されたフィルム孔に、ポット苗14を所定ピッチで移植する。
【0021】植付けカップ42が移植後、上死点に戻ると苗受具20は再び一ピッチ送り動作し、横一列のポット苗14の移植が完了すると、苗箱11を一ピッチだけ縦送りして、前述と同様な動作をする。図7は他の実施例を示し、苗受具20は、載置壁20Aの送出側に夫々立上り壁20Bを有している。また、苗受具20の立上り壁20Bに、苗押出し手段15によって押し出されたポット苗14を、苗送り手段21の送出方向とは反対側である隣りの苗受具20の立上り壁20Bとの間で挟持して、所定位置に停止させるための停止部材32が設けられている。その他の点は前記実施例と同様の構成である。
【0022】図8は他の実施例を示し、苗受具20の載置壁20A上面に滑止部材46を上方突設している。この場合苗押出し手段15によって押し出されたポット苗14が滑止部材46を乗り越えてしまう恐れがあり、ポット苗14を所定位置に確実に停止させることが困難である。図9及び図10は他の実施例を示し、各苗受具20の立上り壁20Bに切欠き部47を設け、この切欠き部47に嵌合する棒状の滑止部材48を設け、棒状の滑止部材48を一対の支持腕49及び門型の支持部材50を介して移植機3の固定側に支持されている。この場合も苗押出し手段15によって押し出されたポット苗14が滑止部材48を乗り越えてしまう恐れがあり、ポット苗14を所定位置に確実に停止させることが困難である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、苗受具20の立上り壁20Bに、苗押出し手段15によって押し出されたポット苗14を、隣りの苗受具20の立上り壁20Bとの間で挟持して、所定位置に停止させるための停止部材32が設けられているので、苗受具20に押し出されたポット苗14を停止部材32と隣りの苗受具20の立上り壁20Bとの間で挟持することにより所定位置で確実に止めることができ、ポット苗の植付け手段28への供給のタイミングが一定になり、このためポット苗14の植え付け姿勢が変化することなく一定になる。




 

 


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