米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 農業 -> 株式会社クボタ

発明の名称 作物苗株収穫機の前処理構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−37816
公開日 平成8年(1996)2月13日
出願番号 特願平6−179899
出願日 平成6年(1994)8月1日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 守屋 利正
要約 目的


構成
地面に植立した苗株付近の地面を解して掘起す堀起し部1と、この掘起し部1で堀起された苗株Mを、その茎葉部を対向配置された左右一対の搬送ベルト11,11で挟持しての吊下げ姿勢で引抜いて後方上方に搬送する引抜き揚送部2とを備えた藺草苗株収穫機において、駆動回転可能な先細り状の土崩し用螺旋体8を、植立苗株Mの左右両横側方箇所における地中に作用する状態で設けるとともに、螺旋体8,8の駆動回転による土崩し作用が、引抜き揚送部2による苗株引抜き作用の開始に先立って行われる状態に、引抜き揚送部2と螺旋体8,8とを相対配置する。
特許請求の範囲
【請求項1】 地面に植立した苗株付近の地面を解して掘起す堀起し部(1)と、この掘起し部(1)で堀起された苗株を、その茎葉部を対向配置された左右一対の搬送ベルト(11),(11)で挟持しての吊下げ姿勢で引抜いて後方上方に搬送する引抜き揚送部(2)とを備えた作物苗株収穫機の前処理構造であって、駆動回転可能な先細り状の土崩し用螺旋体(8)を、植立苗株の横側方箇所における地中に作用する状態で設けるとともに、前記螺旋体(8)の駆動回転による土崩し作用が、前記引抜き揚送部(2)による苗株引抜き作用の開始に先立って行われる状態に、前記引抜き揚送部(2)と前記螺旋体(8)とを相対配置してある作物苗株収穫機の前処理構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、藺草等の宿根性作物苗の母株を掘取って収穫する一連の作業を機械化させた作物苗株収穫機の前処理構造に関する。
【0002】
【従来の技術】作物苗株収穫機としては、実開平4‐80306号において、圃場に植立する藺草母株の周囲を前後に駆動揺動されるクランク体で解して堀起し、それから対向配置された挟持ベルト対で茎を挟持しての吊下げ姿勢で、解された地面から苗株を引抜いて揚送するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】作物苗株収穫機では、圃場からの苗株の引抜きを無理無く円滑に行えるよう、引抜きに先立って地面を解す解し処理が必要であるとともに、引抜かれた苗株の根に付着した土を落とす土落し処理も必要である。前記公報に示された苗株収穫機では、クランク体(符号A又は8a)で地面を解すようにし、かつ、引抜き搬送途中に設けた突起付きベルト対による泥落とし装置(符号C)で苗株の根に付いた泥土を落とすようにしている。
【0004】機能上からは、解し処理と土落し処理との双方を装備することが必要であるが、上記公報に示されたもののように各別の専用装置を設ける手段では、機能分担によって各処理を有効に機能させ易い利点はあるが、伝動構造や配置スペース、及びコストの面で不利であり、改善の余地があるように思える。本発明の目的は、比較的廉価かつ単純構造で解し処理と土落し処理の2種の処理機能を現出できるように工夫する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために本発明は、地面に植立した苗株付近の地面を解して掘起す堀起し部と、この掘起し部で堀起された苗株を、その茎葉部を対向配置された左右一対の搬送ベルトで挟持しての吊下げ姿勢で引抜いて後方上方に搬送する引抜き揚送部とを備えた作物苗株収穫機の前処理構造において、駆動回転可能な先細り状の土崩し用螺旋体を、植立苗株の横側方箇所における地中に作用する状態で設けるとともに、螺旋体の駆動回転による土崩し作用が、引抜き揚送部による苗株引抜き作用の開始に先立って行われる状態に、引抜き揚送部と螺旋体とを相対配置してあることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】つまり、螺旋体の回転による土解し処理機能によって苗株付近の地面が解されて柔らかくなるから、根切れが生じたりすることなく円滑に苗株を地中から引抜くことが可能になる。又、引抜きによって揚送移動する根菜に対しても回転する螺旋体が作用できるから、苗株の根に付着した土をその引抜き揚送工程初期において落とすことが可能になる。つまり、地面崩しによる解し処理用としての回転螺旋体により、解し作用だけでなく、土落し処理も行えるようになり、1つの装置で2種の処理機能を現出できるようになる。
【0007】
【発明の効果】その結果、機体前方の位置に螺旋体を回転可能に配置するという単一の装置を備えるだけの改造により、引抜きに先立つ地面崩しによる解し処理機能と、引抜き苗株に対する土落し処理機能とが装備でき、従来に比べて構造簡単、かつ、コスト安に構成できる合理的で効率の良い作物苗株収穫機を提供できた。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を作物苗の1つである藺草苗株収穫機の場合について、図面に基づいて説明する。図1、図2に藺草苗株の収穫機が示され、地面に植立した苗株付近の地面を解して掘起す堀起し部1と、この掘起し部1で堀起された苗株Mを、その茎葉部を対向配置された左右一対の搬送ベルト11,11で挟持しての吊下げ姿勢で引抜いて後方上方に搬送する引抜き揚送部2と、挟引抜き揚送部2から送られてくる苗株Mを、その根部nを搬送面4に載せ付けた状態で移送する載置搬送部3と、この載置搬送部3から送られてくる苗株Mの泥を排除する泥落とし部5とを走行機体6に備えるとともに、この走行機体6に左右一対のクローラ走行装置7を備えて藺草苗株の収穫機が構成されている。
【0009】堀起し部1は、前処理フレーム10に取付けられた左右一対の螺旋体8,8と左右一対のベルトガイド機構9,9とで構成されるとともに、引抜き揚送部2は、前後の転輪12,13に巻回される左右一対の搬送ベルト11,11で構成され、さらに、これら堀起し部1と引抜き揚送部2とを前処理フレーム10に支承して掘取り前処理部Aを構成している。そして、前処理フレーム10を支点P回りで揺動自在に支持するとともに、前処理フレーム10と走行機体6とに架設される油圧シリンダ14を設けることで、掘取り前処理部Aを駆動昇降可能に構成してある。
【0010】ベルトガイド機構9は、3個の輪体9aにベルト9bを巻回して構成され、茎を挟持しない程度の狭いガイド経路を形成するとともに、茎を迎え受け易いよう左右ベルト9b,9b先端間隙を先拡がり状に構成してある。そして、このベルトガイド機構9の直後に搬送ベルト11,11を位置させてある。
【0011】図4、図5に示すように、螺旋体8,8は、渦巻き状に形成された棒状部材8aを回転軸8bに取付けて構成され、地中にある苗株の根の左右両横側方箇所に作用するよう、ベルトガイド機構9と搬送ベルト11前部とに架けての下方において回転自在に並列配置されている。支持フレーム20に軸受け支持された回転軸8bと機体側の支点軸27とを下部伝動軸28で連動連結して螺旋体8を駆動回転可能としてあり、螺旋体8,8の駆動回転による土崩し作用が、引抜き部19による根菜引抜き作用の開始に先立って行われる状態に、引抜き部2Aと螺旋体8,8とが相対配置されている。
【0012】螺旋体8の採用により、その前部では土解し作用が発揮されるとともに、その後部では苗株側方に棒状部材8aが接触し、付着泥土を落とす作用が発揮されるようになる。この作用には、螺旋体8の後側ほど周速度が速くなる点が有効に活かされている。螺旋体8は、棒状部材8aを剛体として回転軸8bに取付けても良いが、棒状部材8aに若干の弾性を持たせ、螺旋体前部は剛体的に、かつ、螺旋体後部は弾性に起因して回転に伴って振動するようにし、泥の解し作用を強化できるようにしたものでも良い。
【0013】図3に示すように、載置搬送部3は、前後の転輪18,18に平ベルト19を巻回して構成されるとともに、挟持揚送部2から落下される苗株Mを案内滑落させて確実に平ベルト19の前部に落とすための案内機構31が設けてある。案内機構31は、走行機体6に横支点Xで揺動自在なガイド板32を枢支するとともに、このガイド板32を所定範囲で後方付勢するバネ機構33を備えて構成されている。
【0014】図3、図6に示すように、泥落とし部5は、対向配置される左右の挟持ベルト20,20で成る挟持搬送機構21を備えるとともに、多数の突起22付きのベルト23を巻回して成る突起ベルト機構24を左右に対向配置して構成されている。左右の突起ベルト機構24は、その前後中間位置に配置されたクランク輪体34,34の回転によって互いに逆方向に揺動して開閉運動するようにしてあり、泥落とし作用が促進されるようにしてある。
【0015】伝動系について概略説明すると、図2、図3に示すように、機体右側に配置された運転部37の下方にエンジン25が配置されており、その出力軸25aと機体前端のカウンター軸26とがベルト連動され、このカウンター軸26からクローラ走行装置7及び支点軸27にベルト連動されている。支点軸27からは、下部伝動軸28を介してベルトガイド機構9に、かつ、上部伝動軸29を介して引抜き揚送部2に夫々伝動され、又、泥落とし部5の搬送機構21とほぐし機構24とに対する入力軸30にもベルト連動されている。
【0016】次に、この収穫機の一連の収穫作用について説明する。機体進行に伴って左右のベルトガイド機構9,9が植立藺草苗株Mの茎を集めて整列させるとともに、左右の螺旋体8,8で苗株M周囲の地面を崩して解し、その解されて掘起し易くなった状態で苗株Mの茎部が搬送ベルト11,11対で挟持され始める。掘起支部1においては、螺旋体8,8後部が引抜きによって浮上移動する苗株Mの根に接触し、付着した土や泥をこの段階で大部分落とすようになるのである。ベルト11,11対の搬送力によって苗株Mが地中から引抜かれるとともに、その茎部が挟持された吊下げ姿勢で後方上方に揚送され、引抜き揚送部2の後端でベルト11,11対の挟持作用から開放された苗株Mは落下して、案内機構31でガイドされながら載置搬送部3に落とされる。
【0017】載置搬送部3では、苗株Mの根部下面が平ベルト19に載付けられ、その高さ位置が揃えられた状態で次の泥落とし部5に受け渡され、挟持搬送機構21で搬送されながら開閉運動する左右の突起ベルト機構24,24が根部に作用して残りの泥を落としながら小株に解し分割するように機能し、それから回収部35に落下回収されるのである。
【0018】ところで、図2に示すように、泥落とし部5は丁度左側のクローラ走行装置7の上に位置するとともに、その左側のクローラ走行装置7は丁度植立苗株M列の上を走行する関係に配置されている。従って、泥落とし部5で落とされた泥はガイド36によってクローラ走行装置7上に案内されてその走行装置7で前方に運ばれ、苗株Mが掘取られて跡を泥で埋めて踏み固めるようになる。又、螺旋体8,8の掘起し作用により、重みによって凹み気味となる地面上を左側のクローラ走行装置7が通ることにより、進行方向が安定するレール機能も生じる。
【0019】〔別実施例〕図7に示すように、螺旋体8を、前部の螺旋部分15に加えて、棒状部材8a後部に直径の一定な等径部分16を形成し、引抜かれ移動する人参側方での螺旋体4との接触時間及び接触箇所を増やし、泥落とし作用を強化するようにしたものでも良い。又、螺旋体8を棒状部材8aではなく、段付面として構成したものでも良い。
【0020】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013