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移植機 - 株式会社クボタ
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発明の名称 移植機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−23716
公開日 平成8年(1996)1月30日
出願番号 特願平6−162519
出願日 平成6年(1994)7月14日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
発明者 寺田 喬 / 杉岡 昭弘 / 藤田 秀雄 / 霜野 幸男
要約 目的


構成
苗トレイ51をガイドフレーム34で案内支持しながら間欠的に縦送りし、この苗トレイ51の後側から押出棒63で土付き苗54を押し出し、この押し出した土付き苗54を中継装置76で受持し、略楕円軌跡を描きながら昇降する移植筒67に前記中継装置76から土付き苗54を供給可能にする。前記中継装置76と植付筒67との間に、植付筒67が最上位置に上昇してきたときにその上方で連通し、かつ中継装置76から供給される土付き苗54を上方から挿通して植付筒67まで案内する中継筒95を配置する。
特許請求の範囲
【請求項1】 苗トレイ(51)をガイドフレーム(34)で案内支持しながら間欠的に縦送りし、この苗トレイ(51)の後側から押出棒(63)で土付き苗(54)を押し出し、この押し出した土付き苗(54)を中継装置(76)で受持し、略楕円軌跡(B)を描きながら昇降する植付筒(67)に前記中継装置(76)から土付き苗(54)を供給可能にした移植機において、前記中継装置(76)と植付筒(67)との間に、植付筒(67)が最上位置に上昇してきたときにその上方で連通し、かつ中継装置(76)から供給される土付き苗(54)を上方から挿通して植付筒(67)まで案内する中継筒(95)を配置していることを特徴とする移植機。
【請求項2】 前記中継筒(95)の苗トレイ側の壁の内面に、土付き苗(54)を反対壁に弾圧する姿勢修正体(97)を設けていることを特徴とする請求項1に記載の移植機。
【請求項3】 前記植付筒(67)は下部に、固定の後穿孔爪(68R)とこれに対して前後に開閉自在な前穿孔爪(68F)とを有することを特徴とする請求項1に記載の移植機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜等のポット苗を移植する移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移植機においては、多数の苗ポットを縦横に配列した苗トレイをガイドフレームで案内支持しながら間欠的に縦送りし、この苗トレイの後側から押出棒で土付き苗を押し出し、この押し出した土付き苗を中継装置で受持し、略楕円軌跡を描きながら昇降する植付筒に前記中継装置から土付き苗を供給可能に構成されている。
【0003】前記植付筒は、車両が畝に沿って走行している間に、可及的に垂直に畝に突き刺さって、土付き苗を最良の姿勢で移植するために、上下運動は縦長の略楕円運動をするようになっている。また、中継装置は苗トレイから土付き苗を確実に受け取るように可及的に近接配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の移植機では、植付筒は最上位置で中継装置に近ずけて苗の受渡しをするが、楕円運動をするため、中継装置及びガイドフレームが障害になって、中継装置の受渡し部に近接させることができなく、前後又は上下間隔を大きく採らなければならない。この前後又は上下間隔が大きいと、土付き苗の苗トレイから中継装置への受渡しが不正確になったり、中継装置から植付筒への供給時に何のガイドもない状態で落下することになり、植付姿勢が不安定になったりすることがある。
【0005】本発明は、中継装置と植付筒との間に中継筒を設けて、中継装置で取り出された土付き苗を中継筒に上方から挿通し、この中継筒の案内で昇降する植付筒に供給し、ガイドフレームに対して中継装置を適正配置しておいて、中継装置から植付筒への土付き苗の受渡しを正確にかつ適正姿勢にできるようにした移植機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決のための第1の具体的手段は、苗トレイ51をガイドフレーム34で案内支持しながら間欠的に縦送りし、この苗トレイ51の後側から押出棒63で土付き苗54を押し出し、この押し出した土付き苗54を中継装置76で受持し、略楕円軌跡を描きながら昇降する植付筒67に前記中継装置76から土付き苗54を供給可能にした移植機において、前記中継装置76と植付筒67との間に、植付筒67が最上位置に上昇してきたときにその上方で連通し、かつ中継装置76から供給される土付き苗54を上方から挿通して植付筒67まで案内する中継筒95を配置していることである。
【0007】本発明における課題解決のための第2の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、中継筒95の苗トレイ側の壁の内面に、土付き苗54を反対壁に弾圧する姿勢修正体97を設けていることである。本発明における課題解決のための第3の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、植付筒67は下部に、固定の後穿孔爪68Rとこれに対して前後に開閉自在な前穿孔爪68Fとを有することである。
【0008】
【作用】ガイドフレーム34に支持した苗トレイ51を前方凸状に湾曲状態で一段ずつ下方へ移動しながら、苗押出装置62の押出棒63で苗トレイ51の各苗ポット52から土付き苗54を一つずつ前方へ押し出し、押し出された一つの土付き苗54を中継装置76の受渡部材89で受け止める。
【0009】前後に開閉自在な穿孔爪68を有する植付筒67は、最上位置にきたときに上方の中継筒95と連通し、このとき受渡部材89から土付き苗54が中継筒95に供給され、この土付き苗54が中継筒95内を挿通して植付筒67に落下案内される。土付き苗54は中継筒95内に供給されたとき、中継筒95の苗トレイ51側の壁の内面に設けた姿勢修正体97によって反対壁に弾圧され、これにより姿勢が修正される。
【0010】また、植付筒67は前後穿孔爪68の内、後穿孔爪68Rが固定であり、これに対して前穿孔爪68Fは前後に開閉自在であり、畝に突っ込んだとき、前穿孔爪68Fのみが前方へ移動して土付き苗54を放出し、後側では畝土を押動させない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図5、6において、移植機は、移動装置1と、この移動装置1に設けられた移植装置2とを具備している。前記移動装置1は、車体フレーム3とこのフレーム3に搭載されたエンジン4やミッションケース5及びハンドル6等を有する機体7と、この機体7を支持して移動させる走行装置8とを備えており、この走行装置8は左右各一対の前輪9と後輪10とを有する。
【0012】車体フレーム3には、エンジン4により駆動される発電機と油圧ポンプとが搭載されていて、車体フレーム3の前部にはバッテリー13が搭載されている。車体フレーム3の前端部には前輪支持軸14が左右方向両側に突出するよう設けられ、この前輪支持軸14は、その軸心廻りに回動自在に車体フレーム3に支持されている。
【0013】前記前輪支持軸14の左右側部には、前輪支持平行リンク15が左右位置調整自在に取り付けられ、この前輪支持平行リンク15の下部の支持体16に前輪9が遊転自在に設けられ、前輪9は高さ調整自在であると共に操舵可能になっている。車体フレーム3の左右側面には車軸ケース17が左右外方突出状に設けられ、この車軸ケース17の外端部に伝動ケース18が設けられている。伝動ケース18の下部には左右方向外方に突出する車軸19が設けられ、この車軸19に後輪10が取り付けられている。
【0014】車軸19には軸方向に沿って複数の孔20が設けられ、この孔20の一つを選択することで後輪10の左右方向の取付け位置が調整可能とされている。車軸ケース17は送りネジ機構11によって伸縮自在とされた筒部材よりなり、伝動ケース18の上部を支持している。前記移植装置2は、ミッションケース5の後部とハンドル6のグリップとの間に配置されている。この移植装置2は、苗供給装置21、苗植付装置23、覆土装置24及び穿孔装置40等を一体的にユニット化してなり、前部を機体7の後部に枢支軸兼用駆動軸25を介して枢支し、前方に突出したバランサ取り付け体32上のバランサ31で枢支軸31前後のバランスを略均等にし、後部を覆土装置24で軽く支持しており、機体7に対して上下方向回動自在に取り付けられている。前記バランサ31は前後位置を調整することにより、覆土装置24の覆土圧を調整可能になっている。
【0015】移植装置2の左右中央部には、一枚の鋼板を垂直に配置してなる縦フレーム26が後方及び上方に突出するよう設けられていて、この縦フレーム26の前端は、機体7の後端部の枢支軸兼用駆動軸25に外嵌された筒体28の左端部に固定されている。前記筒体28は横位置調整手段41によって駆動軸25上を回動及び摺動可能になっており、この筒体28の右端部には補強フレーム29が後方突出状に固定され、この補強フレーム29は、縦フレーム26の下部において左右方向の所定間隔を有して対面するよう配置されている。
【0016】縦フレーム26と補強フレーム29の後端部同士は横長の取付けフレーム30により連結され、この取付けフレーム30の後端部に前記した苗供給装置21が設けられている。図1〜8において、前記苗供給装置21は、上下枠と左右枠とにより矩形状に枠組みされた固定フレーム33を有し、この固定フレーム33はその前端を取付けフレーム30に固定することにより、垂直姿勢より若干後側に傾斜されており、垂直姿勢にすることも可能である。
【0017】固定フレーム33の前面側には、可動フレーム(ガイドフレーム)34が左右方向移動自在に載置されている。この可動フレーム34は、左右の側部材とこの側部材の両端同士を連結する連結部材とから枠組みされていて、その左右方向の寸法は固定フレーム33の左右方向の寸法の半分よりやや小さいものとされている。
【0018】固定フレーム33と可動フレーム34との間には、可動フレーム34を左右方向に移動案内するガイド装置36と横送り装置37とが設けられ、ガイド装置36は、前記固定フレーム33の傾斜前面に、左右方向に沿って且つ上下二段にわたって固定された横ガイドレール38を有する。この横ガイドレール38は、断面コ字型を呈しており、可動フレーム34側には、横ガイドレール38の断面内において前後位置を規制しながら転動するガイドローラと、上下位置を規制しながら転動するガイドローラとが設けられている。
【0019】横送り装置37は図2、3に示すように、可動フレーム34の下面側に左右方向に沿って固定されたラック45と、このラック45に噛合するように前記固定フレーム33に設けられたピニオン46と、このピニオン46を駆動する横移動モータ47と、可動フレーム34の間欠停止位置を検出する位置検出手段48とで構成されている。
【0020】位置検出手段48は、固定フレーム33の上面側に設けた光センサ49と、可動フレーム34の下面側に設けた遮蔽板50とを有する。この遮蔽板50は、可動フレーム34の左右方向に延設され、かつ光センサ49の投光器と受光器との間に配置されていて、光センサ49の光路に対応する通過孔を一定ピッチおきに備えている。
【0021】しかして、遮蔽板50が光センサ49の光を遮蔽している間は横移動モータ47が駆動するが、光が通過孔を介して受光器に入ると横送りモータ47が一時停止するようになっており、これにより、横送りモータ47を所定量づつ間欠駆動してピニオン46を間欠回転させることで、可動フレーム34が所定ピッチで左右方向の一方に移動するようにしている。また、このモータ47を正逆回転することによって可動フレーム34は左右方向に往復移動する。
【0022】前記可動フレーム34の下部は前方凸状に湾曲するように下端が後方に向かって湾曲成形されている(上部も後方に向かって湾曲しても良い。)。この可動フレーム34の側部には図3、4に示すように、ガイド板39と縦ガイドレール42とが固着され、このガイド板39と縦ガイドレール42とで苗トレイ51を縦方向に案内するガイド溝53が形成されている。このガイド溝53は、左右方向の内側に向かって開口するコの字状の溝で、上下端部でも開口している。
【0023】この左右両側のガイド溝53の上端部の開口から、苗トレイ51の左右両側部が挿入され、この苗トレイ51はガイド溝53に案内されて下方に移動し、下端部の開口から排出される。苗トレイ51は、比較的柔らかいプラスチック製で、可動フレーム34の湾曲形状に沿って前方凸状に変形可能である。苗トレイ51は、縦横に所定ピッチで碁盤目状に配列された多数の苗ポット52を有し、苗ポット52の開口縁部が互いに平面状に連結されて、苗トレイ51の全体形状は長方形又は正方形に形成されている。苗ポット52の底部の中心部には、底孔が開設されている。各苗ポット52に土付き苗54が植えられている。
【0024】可動フレーム34の左右方向略中央部には、薄板製のガイド片55が上下方向に沿って配置されている。このガイド片55は、前記苗トレイ51の苗ポット52の左右の間隙に位置してこの苗トレイ51を上下方向に案内し、左右方向の蛇行を防止している。また、このガイド片55は苗トレイ51のバックアップもしており、苗トレイ51が後方に振れるのを規制している。
【0025】可動フレーム34には、前記ガイド溝53に挿入された苗トレイ51を所定ピッチ毎に下方に向かって送る縦送り装置56が設けられている。この縦送り装置56は、側部材の上下部に各々設けられた一対のスプロケット57、58と、前記両スプロケット57、58間に掛け渡されかつ縦ガイドレール42によって案内されるチェーン59と、このチェーン59に所定間隔をおいて枠内側に突設された係合体60と、一方のスプロケット58を間欠的に回転駆動する縦送りモータ61等とから構成されている。
【0026】係合体60は、チェーン59に固定のピン60Aと、ゴム又はプラスチック等で形成されてピン60Aに嵌着された弾性突起60Bとを有し、ガイド溝53に挿入された苗トレイ51の左右の最外側列の苗ポット52に上方から係合し、苗トレイ51を下方に移動させる。前記係合体60は、弾性突起60Bが苗トレイ51と係合するので、係合が柔軟であり、苗トレイ51の損傷を減少でき、後述する苗押出装置62の押出棒63との干渉を緩和できる。
【0027】固定フレーム33には、苗押出装置62が設けられている。この苗押出装置62は、苗トレイ51の苗ポット52に植えられた土付き苗54を前方に押し出すもので、苗ポット52の底孔に挿脱自在に挿入される押出棒63と、この押出棒63をその軸心方向に往復移動させるクランク機構64と、このクランク機構64を回転駆動する押出モータ65とから構成されている。
【0028】前記押出棒63は、固定フレーム33の左右方向略中央部で、かつ前記可動フレーム34の湾曲部よりも少し上方の直線部に対向するよう配置されている。前記可動フレーム34の前下方にはトレイ押さえ手段101が配置されている。このトレイ押さえ手段101は可動フレーム34の左右側板にブラケット102を固定して支持部材103の両端を回動可能に支持し、この支持部材103の左右方向中央に板製の中央トレイ押さえ104と、その左右中途部に中途押さえ棒105とを設けている。
【0029】支持部材103は、その側部に固定のアーム106と可動フレーム34の側板との間に引っ張りスプリング107が張設されており、中央トレイ押さえ104及び中途押さえ棒105を可動フレーム34側に弾圧している。前記中央トレイ押さえ104は苗トレイ51が前方凸状に湾曲している部分の上側、即ち、押出棒63と略同一高さでガイド片55に対向しており、苗トレイ51の中央をガイド片55に弾圧することにより、押出棒63で苗ポット52から土付き苗54を押し出すときに、土付着抵抗で苗トレイ51の中央が前方へ浮き上がるのを規制している。
【0030】左右の中途押さえ棒105は苗トレイ51の苗ポット52間に対向しており、中央トレイ押さえ104とガイド溝53との間で苗トレイ51が浮き上がるのを規制する。前記トレイ押さえ手段101の中央トレイ押さえ104及び中途押さえ棒105は上端が苗トレイ51を導入し易いように湾曲されており、中途押さえ棒105を設けずに中央トレイ押さえ104だけでも良く、中央トレイ押さえ104を棒材で形成しても良く、また、支持部材103を可動フレーム34に対して固定し、中央トレイ押さえ104及び中途押さえ棒105をバネ鋼で形成して、苗トレイ51に弾圧するようにしても良い。
【0031】前記中央トレイ押さえ104はガイド溝53に苗トレイ51を挿入したときに、苗トレイ51の下端と当接して初期位置を設定し、その状態でチェーン59の係合体60が係合して1ピッチ縦送りすることにより、苗トレイ51の苗ポット52は押出棒63に対向し、土付き苗54の押し出しが可能な位置になり、苗トレイ51は中央トレイ押さえ104によって可動フレーム34側に弾圧されることになる。
【0032】前記苗供給装置21から押し出された土付き苗54は、中継装置76により挟持されて取り出されることにより、隣の苗との葉のからみつきが完全に分離され、そして、次の植付装置23に移されて、この植付装置23により畝Nの上面に植え付け孔が穿孔されると共にこの孔に土付き苗54が投入されて植え付けられ、その後、覆土装置24によりその植え付け孔が覆土される。
【0033】即ち、前記中継装置76、植付装置23、及び、覆土装置24が前記縦フレーム26に設けられている。前記中継装置76は縦フレーム26の上部で、かつ縦フレーム26と補強フレーム29との間に位置するよう設けられている。この中継装置76は、縦フレーム26の上部の前部に回転自在に支持された第1クランク軸79に固定された第1クランクアーム77と、同上部の後部に枢支された揺動アーム78と、これら第1クランクアーム77のクランクピンと揺動アーム78の揺動端部とにリンク80が連結され、このリンク80に取付台81が固定されている。
【0034】この取付台81の上面に、左右一対の支軸82が上方に突設され、各支軸82に連動アーム83が回動自在に設けられている。この一対の連動アーム83の端部同士は互いに上下方向に重合しており、この重合部の一方にピン84が突設され、他方には、このピン84に係合する長溝85が形成されている。そして、長溝85とピン84の係合により、両連動アーム83の支軸廻りの回動が連動連結されている。
【0035】前記各連動アーム83に挟持アーム87が後方突出状に設けられている。この挟持アーム87は、前記連動アーム83に前後方向移動自在に固定されている。前記左右一対の挟持アーム87は、その後端部が互いに接近するよう弾性部材88により付勢されている。この弾性部材88はスプリングで構成され、両挟持アーム87間に設けられている。
【0036】前記各挟持アーム87の後端部に受渡部材89が設けられている。この受渡部材89は、底板と側板とを有し、この左右一対の側板によって土付き苗54の土部が左右方向から挟持される。そして、この挟持を解除したときに前記底板上に土部が載置可能とされている。この底板は、土付き苗54の土部分と葉の部分とを支持するだけの前後方向の長さを有する。
【0037】更に、前記中継装置76には、挟持アーム87を左右方向に開閉させるための開閉装置90が設けられている。この開閉装置90は、縦フレーム26の側面に固定されたカム部材91と、このカム部材91に係合すべく前記連動アーム83の一方に設けられた係合部92とから構成されている。前記カム部材91は逆L字形の板材で形成され、この板材の端面に膨出状に形成された第1カム部91Aと、逆L字形の内周部に形成された第2カム部91Bとを有し、前記係合部92は、前記第1カム部91Aに係合するバネ鋼板92Aと、前記第2カム部91Bに係合するローラ92Bとを有する。
【0038】前記第1クランクアーム77が図7の矢印方向に回転することにより、受渡部材89は1点鎖線で示すように、a→b→c→d→e→fと略D字状の軌跡Aを描いて運動をする。軌跡点aの位置において、受渡部材89が押出装置62により押し出された土付き苗54を挟持する。この挟持した状態でa→b→cと移動し、この移動工程中は係合部92とカム部材91とは係合しない。そして、c→d→eの工程で、係合部92のバネ鋼板92Aが、第1カム部91Aに係合して受渡部材89を大きく開き、軌跡点d付近で土付き苗54を下方に落下させる。e→f工程では係合部92とカム部材91とは係合しないので、受渡部材89は閉じている。
【0039】そして、f→a工程において、ローラ92Bが第2カム部91Bに係合し、受渡部材89を少し開き、苗ポット52内の土付き苗54の間に下方から入り込み、押出装置62から押し出される土付き苗54を受け取る。このとき、受渡部材89の開きが少ないので、隣の苗に衝突することがない。しかして、受渡部材89は苗トレイ51の湾曲部の上方とその前方との間を出入り自在となっている。
【0040】植付装置23は、上端部が縦フレーム26に枢支された第1平行リンク66と、この第1平行リンク66の下端部に設けた連結体69に前端部が枢支された第2平行リンク70と、この第2平行リンク70の後端部に枢支された植付筒67とを有する。前記第1平行リンク66は第1揺動手段71によって前後揺動され、第2平行リンク70は第2揺動手段73によって上下に揺動され、これらによって、植付筒67は前後及び上下に揺動して後方側が膨らんだD字状の略楕円の軌跡Bを移動する。
【0041】植付筒67は、上下端部が開口した断面矩形の筒体67Aの下部に嘴状の穿孔爪68が設けられている。この穿孔爪68は前穿孔爪68Fと後穿孔爪68Rとが共に開閉するものでも良いが、ここでは、後穿孔爪68Rが筒体67Aに固定され、前穿孔爪68Fが後穿孔爪68Rに対して前後方向に開閉自在となっている。
【0042】即ち、前穿孔爪68Fは筒体67Aに対して枢支されていて、縦フレーム26との間に連動棒72が連結されており、この連動棒72の相対引っ張りによって開閉するように構成されている。前記一対の穿孔爪68により、植付筒67の下端開口が開閉自在に施蓋されており、略楕円運動の下降下部で畝Nに突き刺さったときに、前穿孔爪68Fが前方に移動して、後方側の畝土を押動することなく、植付筒67内に保留している土付き苗を放出する。
【0043】前記植付筒67と中継装置76との間に、植付筒67の上部と同一又は僅かに大きい略相似形の中継筒95が配置されており、この中継筒95はブラケット96を介して、縦フレーム26に前後位置調整自在に固定されている。中継筒95は上広がりの角筒形状で、前縁に前上方に延びる受け板部95Aが一体突設されており、苗トレイ51の前方凸状湾曲部の前側に近接していて、中継装置76の軌跡A及び苗植付装置23の軌跡Bの間でそれらに近接配置されており、植付筒67が最上位置にきたときに垂直に連通する位置にある。
【0044】従って、植付筒67が最上位置にきたとき、その上方で中継筒95と連通し、中継装置76で取り出した土付き苗54を上方から挿通すると、その土付き苗54を植付筒67まで案内する。この中継筒95はそれ自体に土付き苗54の姿勢を修正する機能があるが、更にその苗トレイ51側の壁の内面には、挿入された土付き苗54を前側壁に弾圧する姿勢修正体97が設けられている。この姿勢修正体97は複数本のピアノ線又はバネ板等を前下傾斜状にしてビスで止めたものであり、土付き苗54の土部を破損することなく、落下するときの姿勢を略垂直になるように修正する。
【0045】前記中継筒95は植付筒67のような前後方向の動きがないので、可動フレーム34及び苗トレイ51に対して近接配置でき、それによって、可動フレーム34から中継装置76までの前後方向の距離を小さくして、土付き苗54を確実かつ適正に受渡しできるようになり、また、中継筒95によって中継装置76から植付筒67までのガイドのない上下方向の間隙がなくなり、植付筒67に入る土付き苗54の姿勢を適正にかつ安定化できる。
【0046】前記苗植付装置23の第2平行リンク70には、ピンを介して取り付け棒74が略水平に装着され、この取り付け棒74にバーナ75が前後位置調整自在に取り付けられており、このバーナ75はガスボンベ93に接続されており、これらによって穿孔装置40が構成されている。前記穿孔装置40は植付筒67と同時に昇降して、植付筒67が土付き苗54を移植するのに先行して、熱、又は火炎によって畝Nに被覆したマルチフィルムに孔を形成するものである。
【0047】前記した苗供給装置21によれば、まず、可動フレーム34を左右方向いずれか一方のストロークエンド位置に停止させる。土付き苗54が植えられた苗トレイ51を手作業により可動フレーム34のガイド溝53に挿入する。この挿入状態で、苗トレイ51はトレイ押さえ手段101の中央トレイ押さえ104に突設し、初期位置が決定される。
【0048】次に、縦送り装置56の縦送りモータ61を始動させて苗トレイ51を下方に送ると、苗トレイ51はガイド溝53に左右側部が案内され、左右中央部がガイド片55と中央トレイ押さえ104及び中途押さえ棒105とにより前後位置が規制された状態で移動する。そして、苗トレイ51の最下段の苗ポット52が、苗押出装置62の押出棒63の位置に到着すると、苗供給可能状態となり、モータ61が自動停止する。
【0049】その後、植え付け作業開始の指令により押出装置62の押出モータ65が始動し、クランク機構64を介して押出棒63を前方に移動させる。押出棒63は苗ポット52の底孔から苗ポット52に挿入され、土付き苗54を前方へ押し出す。押出棒65はその後、底孔から退出して待機位置で停止する。このようにして押出工程が終了すると、横送り装置37が始動し、可動フレーム34を横方向1ピッチ(横方向に相い隣接する苗ポット52の中心間距離)だけ横方向に移動して停止する。そして、苗押出装置62が次の押出工程の1サイクルを行う。この動作を繰り返し、その段の全ての苗ポット52から苗54を押し出すと、次ぎに縦送り装置56が作動して苗トレイ51を縦方向に1ピッチ(上下方向に相い隣接する苗ポット52の中心間距離)だけ下方に送る。
【0050】そして、押出装置62が押し出しの1サイクルを行う。次に、横送り装置37が前記とは逆方向に可動フレーム34を横方向に1ピッチづつ間欠送りする。以上の動作を繰り返すことにより、苗トレイ51の全ての苗ポット52の苗54が1つづつ押し出される。前記押出装置62の押出棒63が苗ポット52から土付き苗54を押し出したとき、中継装置76の受渡部材89が軌跡Aを描きながら下方から接近し、押し出された土付き苗54を受持しかつ挟持し、かつ下方へ移動する。
【0051】受渡部材89が中継筒95の真上にきて土付き苗54を解放するとき、苗植付装置23の植付筒67も、軌跡Bを描きながら上昇してきて、最上位置にきたときに中継筒95と垂直に連通し、受渡部材89が解放した土付き苗54を中継筒95挿通後に受け取る。中継筒95は受渡部材89から前傾姿勢で挿入される土付き苗54を受け板部95Aで立て向きにし、かつ姿勢修正体97で更に垂直姿勢に近づくように修正し、その修正姿勢で植付筒67に受け渡す。
【0052】その後、植付筒67は下降して、穿孔装置40でマルチフィルムに孔を開けた位置で畝Nに突き刺さり、前穿孔爪68Fを前方移動して、孔を穿孔すると共に保持していた土付き苗54をその孔に植え付ける。なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、種々変形することができる。例えば、苗供給装置21は、ガイドフレーム34を固定のフレームとし、押出装置62の押出棒63を1段の苗ポットの数だけ設けて、1段の土付き苗54を一度に押し出すようにし、中継装置76を、押し出された複数の土付き苗54を同時に受持するコンベアで構成し、このコンベアの搬送端部から土付き苗54を1つづつ中継筒95に落下供給するようにしても良い。
【0053】また、中継装置76の前記コンベアは、多数の受け皿をチェーンで連結し、搬送端部で受け皿を傾斜して土付き苗を落下するようにしたもの、又はベルトコンベアの搬送端部に傾動する受け皿を設けたものが使用できる。
【0054】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、中継装置76と植付筒67との間に、植付筒67が最上位置に上昇してきたときにその上方で連通し、かつ中継装置76から供給される土付き苗54を上方から挿通して植付筒67まで案内する中継筒95を配置しているので、中継装置76から植付筒67までの間で土付き苗54を一旦中継筒95で受け継ぐのことができ、植付筒67が略楕円運動するために、中継装置76から植付筒67までの距離が離れていても、中継筒95で土付き苗54の受け渡しを確実にすることができ、土付き苗54の姿勢も適正にかつ安定化できる。
【0055】中継筒95の苗トレイ側の壁の内面に、土付き苗54を反対壁に弾圧する姿勢修正体97を設けているので、植付筒67に受け渡しする土付き苗54の姿勢を更に正常になるように修正することができ、植え付け姿勢を良好にできる。植付筒67は下部に、固定の後穿孔爪68Rとこれに対して前後に開閉自在な前穿孔爪68Fとを有するので、植付筒67を開放するとき、後穿孔爪68Rで畝土を動かして、既に植え付けた苗を傷めるということを防止できる。




 

 


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