米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 農業 -> 株式会社クボタ

発明の名称 茎稈搬送装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−19326
公開日 平成8年(1996)1月23日
出願番号 特願平6−156901
出願日 平成6年(1994)7月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 牧園 晴充 / 香本 信美
要約 目的
挾持レールを搬送チェーンに接近付勢し、挾持レールと搬送チェーンの設定距離以上離間を検出する茎稈詰まり検出用センサーを設けた茎稈搬送装置において、搬送茎稈の経時的ボリューム変化による詰まりを防止し、挾持レール後端側での詰まりを感度良く検出する。

構成
揺動アーム12を搬送チェーン14に対する接近離間方向に揺動自在に、かつ、付勢手段18により搬送チェーン14に対する接近方向に揺動付勢した状態で設け、挾持レール15を固定支持したホルダー16を揺動アーム12に、前記挾持レール15の長手方向に対してほぼ直角で搬送茎稈の長手方向に向かう軸芯X周りで回動自在に取付け、挾持レール15の後端側と搬送チェーン14との間隔が挾持レール15の前端側と搬送チェーン14との間隔より大きくなる方向へのホルダー16の軸芯X周りで回動を接当により規制するストッパー29a,29bを設け、揺動アーム12の搬送チェーン14から離間方向への揺動を検出する状態で茎稈詰まり検出用センサー23を設置してある。
特許請求の範囲
【請求項1】 挾持レール(15)を搬送チェーン(14)に対する接近離間方向に移動自在に取付け、前記挾持レール(15)を前記搬送チェーン(14)に接近させる付勢手段(18)を設け、前記挾持レール(15)が前記搬送チェーン(14)から設定距離以上離間したことを検出する茎稈詰まり検出用センサー(23)を設けた茎稈搬送装置であって、揺動アーム(12)を前記搬送チェーン(14)に対する接近離間方向に揺動自在に、かつ、前記付勢手段(18)により前記搬送チェーン(14)に対する接近方向に揺動付勢した状態で設け、前記挾持レール(15)を固定支持したホルダー(16)を前記揺動アーム(12)に、前記挾持レール(15)の長手方向に対してほぼ直角で搬送茎稈の長手方向に向かう軸芯(X)周りで回動自在に取付け、前記挾持レール(15)の後端側と前記搬送チェーン(14)との間隔が挾持レール(15)の前端側と前記搬送チェーン(14)との間隔より大きくなる方向へのホルダー(16)の前記軸芯(X)周りで回動を接当により規制するストッパー(29a,29b)を設け、前記揺動アーム(12)の前記搬送チェーン(14)から離間方向への揺動を検出する状態で前記茎稈詰まり検出用センサー(23)を設置してある茎稈搬送装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等において刈取り穀稈の茎稈の搬送に用いられる茎稈搬送装置に係り、特には、挾持レールを茎稈搬送用の搬送チェーンに対する接近離間方向に移動自在に取付け、挾持レールを搬送チェーンに接近させる付勢手段を設け、挾持レールが搬送チェーンから設定距離以上離間したことを検出する茎稈詰まり検出用センサーを設け茎稈搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、茎稈搬送装置の一例として、コンバインにおける刈取り穀稈(茎稈)を脱穀装置のフィードチェーンに供給搬送する搬送装置があり、この搬送装置として、例えばば図7に示すように、挾持レール34を取付けた一対の支持ロッド32を摺動自在にかつコイルバネ33で付勢した状態でホルダー31に支持し、挾持レール34を搬送チェーン35側にコイルバネ33で押して、搬送チェーン35と挾持レール34との協働で茎稈を挾持搬送するように構成し、支持ロッド32の後退変位をホルダー31に取付けたセンサー36で検出することによって、挾持レール34の搬送チェーン35からの設定以上の離間を検出して穀稈詰まりを検出するように構成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構造では、一対の支持ロッドを直線摺動自在にホルダーに取付けているため、搬送茎稈との摩擦によって引きずり作用を受ける挾持レールを支持している支持ロッドは、ホルダーの貫通孔の一側に押圧されながら直線摺動することになって、使用している内には支持ロッドとホルダーとの摺動部に摩耗によるガタが発生しやすく、このようなガタが発生するとホルダーに対して支持ロッドがコジレ状態で摺動することになる。そして、時には支持ロッドがホルダーに対して円滑に摺動できなくなってしまい、搬送茎稈のボリュームに十分挾持レールが追従変位しなくなって茎稈詰まりの検出が適切に行われなくおそれがあった。本発明の目的は、搬送茎稈の経時的ボリューム変化による搬送詰まりを十分に防止できるようにし、しかも、挾持レール前端での穀稈受入れを円滑にしながら挾持レール後端側で多発する茎稈詰まりを感度良く検出できるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、挾持レールを搬送チェーンに対する接近離間方向に移動自在に取付け、前記挾持レールを前記搬送チェーンに接近させる付勢手段を設け、前記挾持レールが前記搬送チェーンから設定距離以上離間したことを検出する茎稈詰まり検出用センサーを設けた茎稈搬送装置であって、揺動アームを前記搬送チェーンに対する接近離間方向に揺動自在に、かつ、前記付勢手段により前記搬送チェーンに対する接近方向に揺動付勢した状態で設け、前記挾持レールを固定支持したホルダーを前記揺動アームに、前記挾持レールの長手方向に対してほぼ直角で搬送茎稈の長手方向に向かう軸芯周りで回動自在に取付け、前記挾持レールの後端側と前記搬送チェーンとの間隔が挾持レールの前端側と前記搬送チェーンとの間隔より大きくなる方向へのホルダーの前記軸芯周りで回動を接当により規制するストッパーを設け、前記揺動アームの前記搬送チェーンから離間方向への揺動を検出する状態で前記茎稈詰まり検出用センサーを設置してあることにある。
【0005】
【作用】つまり、挾持レールを取付けたホルダーを揺動アームに、挾持レールの長手方向に対してほぼ直角で搬送茎稈の長手方向に向かう軸芯周りで回動自在に取付けてあるから、搬送茎稈のボリュームが経時的に変化した時に挾持レールの両端の搬送チェーンに対する間隔が相対的に変化する状態で挾持レールを揺動させながら動かすことが、揺動アームの揺動とホルダーの回動によって円滑に実現でき、また、揺動アームを付勢手段により搬送チェーンに対する接近方向に揺動付勢してあるから、挾持レールの姿勢変化にかかわらず挾持レール全長にわたって均等に搬送茎稈を挾持でき、全体として、搬送茎稈の経時的ボリューム変化による搬送詰まりを十分に防止できる。その上、ストッパーの作用で、挾持レールの後端側と前記搬送チェーンとの間隔が挾持レールの前端側と前記搬送チェーンとの間隔より大きくなる方向へのホルダーの前記軸芯周りで回動を接当により規制してあるので、挾持レール前端側では挾持レールが搬送チェーンから大きく離間可能で、ボリュウムの大きい穀稈を円滑に受け入れることができ、また、挾持レール後端側の搬送チェーンから離間方向への揺動角を小さくして挾持レール後端側で多発する茎稈詰まりをセンサーによって感度良く検出できる。さらに説明すると、挾持レール後端側の搬送チェーンから離間方向への揺動角が大きいと、挾持レール後端側で茎稈詰まりが生じても、挾持レールの揺動のために揺動アームの搬送チェーンから離間方向への揺動角が小さくなり、センサーの検出感度が悪くなるが、ストッパーの作用で挾持レール後端側の搬送チェーンから離間方向への揺動角を小さく規制すると揺動アームの揺動角増大でセンサーの検出感度を良好にできる。
【0006】
【発明の効果】その結果、搬送茎稈の経時的ボリューム変化による搬送詰まりを十分に防止でき、しかも、挾持レール前端での穀稈受入れを円滑にしながら挾持レール後端側で多発する茎稈詰まりを感度良く検出できる、搬送詰まり防止機能及び茎稈詰まり検出機能において優れた茎稈搬送装置を提供できるようになった。
【0007】
【実施例】図1に示すように、クローラ式走行装置1を備えた走行車体の前部に、刈取部2を油圧シリンダ3により支軸4周りで昇降揺動操作自在に連結するとともに、走行車体上には脱穀装置7を搭載し、前記刈取部2には植立穀稈引起こし装置5、刈刃6、刈取穀稈を後方に送る株元側挾持搬送装置8及び穂先側係止搬送装置10等を備え、刈取部2からの穀稈を挾持搬送しながら脱穀装置7の扱室内に供給するフィードチェーン9を脱穀装置7の外側に沿って配備して自脱型コンバインを構成してある。
【0008】図2ないし図5に示すように、株元側挾持搬送装置8を形成するに、巻回した搬送爪付チェーンなどの穀稈搬送用搬送チェーン14に対して挾持レール15を接近配置し、搬送経路を上方から迂回する湾曲した取付けフレーム13の先端部に支持部材11を固定し、揺動アーム12を支軸19で搬送チェーン14に対する接近離間方向に揺動自在に支持部材11に取付け、揺動アーム12にホルダー16を挾持レール15の長手方向に対してほぼ直角で搬送茎稈長手方向に向かう軸芯X周りで回動自在に取付け、挾持レール15の一対の支持ボルト17をホルダー16の長孔16aに搬送穀稈長手方向に位置変更自在に挿通し、支持ボルト17に螺合させた一対のナット20でホルダー16を挾持させて挾持レール15をホルダー16に固定し、揺動アーム12、ホルダー16、挾持レール15を搬送チェーン14に接近させる方向に付勢する捩じりバネ18を、支軸19に外嵌させた状態で、付勢作用点18aを揺動アーム12に係止した状態で、付勢反力点18bを支持部材11の係止部21で付勢作用位置に固定した状態で設けてある。つまり、搬送チェーン14と挾持レール15の協働により穀稈の株元を挾持搬送するように構成し、揺動アーム12に対するホルダー16の回動で搬送チェーン 14に対して挾持レール15を円滑に揺動させて、搬送穀稈の経時的ボリューム変化による搬送詰まりを抑制できるように構成し、ナット20の操作で搬送チェーン14に対する挾持レール15の位置を遠近方向及び搬送穀稈長手方向に調節可能に構成してある。
【0009】穀稈搬送詰まり解除のために挾持レール15を搬送チェーン14から離間させるために、係止部21を形成する支持部材11の開口11aを、捩じりバネ18に対する係止を解除できる形状に形成し、開口11aから支持部材11の外側に突出させた捩じりバネ18の付勢反力点側端部を、係止部21に対して捩じりバネ18を係脱する操作レバー18cに形成してある。つまり、搬送チェーン14と挾持レール15の間に穀稈が詰まった時には、操作レバー18cを操作し、捩じりバネ18を係止部21から外して挾持レール15を搬送チェーン14から離す方向に揺動させ、詰まり解除後に捩じりバネ18を係止部21で固定するように構成してある。
【0010】支軸19に回動自在に取付けたセンサーホルダー22にリミットスイッチなどの茎稈詰まり検出用センサー23を取付け、センサー23に対する検出片24を支軸19に一体回動自在に取付け、操作レバー18cをセンサーホルダー22のレバー係止孔22aに貫通させてある。つまり、捩じりバネ18を係止部21で固定した状態で、穀稈搬送詰まりで挾持レール15が搬送チェーン14から設定距離以上離間すると、揺動アーム12の搬送チェーン14から離間方向への揺動に伴って検出片24の調節ボルト24aがセンサー23に接触して、センサー23からの情報によりエンジン停止装置が作動するように構成し、詰まりによる搬送系のトラブルを確実に防止できるようにしてある。そして、捩じりバネ18を係止部21から外して挾持レール15を搬送チェーン14から離す時に、操作レバー18aによりセンサーホルダー22を検出片24に対して接触しないように一体的に回動させ、エンジンを作動状態に維持して搬送系の駆動力で詰まりを解除できるように構成してある。
【0011】図3,図4及び図6に示すように、挾持レール15の後端側と搬送チェーン14との間隔が挾持レール15の前端側と搬送チェーン14との間隔より大きくなる方向へのホルダー16の前記軸芯X周りで回動を接当により規制するストッパー29a,29bを揺動アーム12とホルダー16に設け、挾持レール15前端側の搬送チェーン14から離間方向への揺動角を大にして穀稈をボリュウム増大にかかわらず円滑に受け入れながら、挾持レール15後端側の搬送チェーン14から離間方向への揺動角を小さくして挾持レール15後端側で多発する茎稈詰まりをセンサー23によって感度良く検出するように構成してある。
【0012】ホルダー16対してストッパー29bを長孔に貫通させたボルト30で固定し、ストッパー29bの固定位置調節で挾持レール15後端側の搬送チェーン14から離間方向への揺動角を変更して、搬送穀稈の経時的ボリューム変化による搬送詰まり抑制と茎稈詰まり検出感度向上を両立できるように構成してある。
【0013】また、図4に示すように、搬送チェーン14に対するバネ線材製のレール杆25を、挾持レール15とフィードチェーン9の間に配置した状態で、挾持レール15の後端側に付設したホルダー26に取付け、フィードチェーン9への穀稈受け渡しを円滑化するように構成してある。
【0014】図2ないし図4に示すように、搬送チェーン14の搬送穀稈量増大を検出するスイッチ式の詰まり警報用センサー27を、ホルダー16にボルト止めしたセンサーホルダ31に取付け、レール杆25を遊端側の反転屈曲及び延長により詰まり警報用センサー27まで延出し、レール杆25の延出部25aの長手方向以外の動きを規制するガイド28a,28bを、延出部25aの中間部に作用する状態で弱挾持部材25のホルダー26に、かつ、延出部25aの先端部に作用する状態でセンサーホルダー31に夫々付設し、レール杆25の搬送チェーン14から離間方向への移動に伴う延出部25aの先端押圧力によるスイッチレバー27aの揺動で詰まり警報用センサー27のスイッチボタン27bが押し操作されるように構成してある。
【0015】ホルダー16対してセンサーホルダー31を長孔に貫通させたボルト32で固定し、延出部25aの先端とスイッチレバー27aの間隔を調節して、穀稈搬送詰まりを的確に警報できるように構成してある。詰まり警報用センサー27に対する樹脂製などのカバー33をホルダー16に弾性嵌着し、カバー33のワンタッチ脱着によりセンサーホルダー31の位置調整などを容易に行えるように構成してある。
【0016】〔別実施例〕搬送チェーン14の種類は公知のものから適当に選定でき、また搬送対象茎稈は適宜選定自在であり、茎稈搬送装置の設置対象は不問である。揺動アーム12を搬送チェーン14に対する接近方向に揺動付勢する具体構成は例えばコイルスプリングなど適当なものに変更でき、それらを付勢手段18と総称する。ホルダー16を揺動アーム12に挾持レール15の長手方向に対してほぼ直角で搬送茎稈長手方向に向かう軸芯X周りで回動自在に取付ける具体的構成、及び、挾持レール15をホルダー16に取付ける具体的構成は適当に変更できる。挾持レール15後端側の搬送チェーン14から離間方向への揺動角を規制するストッパー29a,29bの具体構成や配置は適当に変更でき、ストッパー29a,29bにより挾持レール15後端側の搬送チェーン14から離間方向への揺動を完全に阻止してもよい。詰まり警報用センサー27を省略して、茎稈詰まり検出用センサー23からの情報で詰まり警報装置を作動させるように構成してもよい。茎稈詰まり検出用センサー23の種類、取付け構成、配置などは適宜変更自在である。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013