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発明の名称 農用結束装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−19324
公開日 平成8年(1996)1月23日
出願番号 特願平6−157679
出願日 平成6年(1994)7月8日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 牧園 晴充 / 阿瀬 勇
要約 目的


構成
ニードルから供給されてくる結束紐を結節する結節ビル10と、結束紐端部の保持と紐の切断を担う紐ホルダー11とを備えたノッタビル式農用結束装置において、紐ホルダー11のフック11c基端部にフック外周部に沿う片持ち円弧状の弾性板18を取付け、紐ホルダー11の回転に伴ってニードルから供給されてくる新紐部分aと紐ホルダー11が既に保持している旧紐部分a’とが、弾性板18とフック11c付け根との間で弾性的に挟持されるよう、弾性板18の形状を設定してカッター15取付けボルト22で共締め装着する。
特許請求の範囲
【請求項1】 ニードル(9)から供給されてくる結束紐を結節する結節ビル(10)と、結束紐端部の保持と紐の切断を担う紐ホルダー(11)とを備えた農用結束装置であって、前記紐ホルダー(11)のフック(11c)基端部にフック外周部に沿う片持ち円弧状の弾性板(18)を取付け、前記紐ホルダー(11)の回転に伴って前記ニードル(9)から供給されてくる新紐部分と前記紐ホルダー(11)が既に保持している旧紐部分とが、前記弾性板(18)と前記フック(11c)との間で弾性的に挟持されるように構成してある農用結束装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バインダーやコンバインに用いられる農用結束装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、農用結束装置は、実開昭62‐30527号公報や実開昭62‐30529号公報に示される如く、ニードルから供給されてくる結束紐を、回転する結節ビルで摘んで結節し、回転する紐ホルダーで紐の端部の保持と紐の切断をはかるようになっている。そして、ビルは結節時、ニードルによって供給されてくる新紐部分とホルダーによって既に保持されている旧紐部分の2本を摘み取って結節し、そして、ホルダーは、ホルダー本体の円錐状テーパ面とホルダー本体の支持ブラケットに連設の挟持板とで紐の端部を保持するようになっており、そして、円錐状テーパ面を有するホルダー本体はスプリングによって挟持板側に付勢されている。
【0003】ところが、ワラに付着の小石等が挟持板と円錐状テーパ面との間に噛込まれたとか、スプリングの付勢力を調節するボルトが機体振動等で弛むといった場合、ホルダーによる挟持力が弱くなり、ビルで結節する時に、ビルの回転でホルダーによって既に保持されている旧紐部分が引っ張られて旧紐部分の端部がホルダーから抜け落ち、旧紐部分と新紐部分の2本取りを行うことができずに結束ミスを生じる不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記欠点を解消するものとして、実開平5‐60234号公報で示されたもののように、紐ホルダーのフック基端部にフック外周部に沿った片持ち状の弾性挟持杆を設ける技術を先に出願している。つまり、ホルダーの回転に伴ってニードルから供給されてくる新紐部分とホルダーによって既に保持されている旧紐部分を弾性挟持杆で弾性的に挟持するものである。
【0005】この対策で確かに効果が見られたのであるが、弾性挟持杆は線材で成るものであるから、紐が扱かれたときの接触面圧が比較的高く、紐屑が発生し易い傾向にあった。特に、麻紐(ジュート紐)を用いたときには前記不都合が生じ易い。紐屑がビル部分で付着すると、円滑な紐出しが阻害されて結束ミスに発展するおそれがあるため、さらなる改善の余地が残されていた。本発明の目的は、一歩進んだ改良により、確実な紐保持機能を備えながらも紐屑の付着おそれのない結束装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために本発明は、ニードルから供給されてくる結束紐を結節する結節ビルと、結束紐端部の保持と紐の切断を担う紐ホルダーとを備えた農用結束装置において、紐ホルダーのフック基端部にフック外周部に沿う片持ち円弧状の弾性板を取付け、紐ホルダーの回転に伴ってニードルから供給されてくる新紐部分と紐ホルダーが既に保持している旧紐部分とが、弾性板とフックとの間で弾性的に挟持されるように構成することが特徴である。
【0007】
【作用】図3〜図5を参照して説明すると、結節時にニードル9によって供給されてくる新紐部分aと、紐ホルダー11によって既に保持されている旧紐部分a’は、紐ホルダー11の回転に伴ってフック11cに引っ掛けられた後、フック11cと弾性板18とによって挟持されることとなる。従って、紐ホルダー11によって既に保持されている旧紐部分a’は、紐ホルダー本体11aの円錐状テーパ面11bとホルダー本体11aの支持ブラケット14に連設の挟持板14aとで挟持されるのみならず、結節時、紐ホルダー11のフック11cと弾性板18とによっても挟持されるものであるから、紐ホルダー本体11aの円錐状テーパ面11bと挟持板14aとによる旧紐部分a’の挟持が解除されても、結節ビル10による結節時、新紐部分aと旧紐部分a’の2本取りを行うことができる。
【0008】このとき、旧紐部分a’はフック11cよりも弾性板18に強く接触する傾向になるが、弾性板18は板状であって広い面積で接触しており、紐との接触面圧が低く抑えられ、従来に比べて擦れによる紐屑の発生が抑制されるのである。又、旧紐部分a’は線接触状態で弾性板18に接触しているから、線材による従来の点接触による場合に比べて摩擦抵抗による紐挟持力が安定して発揮される点も好ましい。
【0009】
【発明の効果】従って、線材による紐挟持部材を板材で構成させる簡単な改造により、結節作動時の紐抜けが先ずなく、安定確実に結束できるものを、そのために設けた紐挟持部材(弾性板)に起因した新たな不都合のない状態で実現でき、真に改善された農用結束装置を提供できた。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例をバインダーの結束装置について説明する。図9に示すように、機体の前部に、穀稈を引起す引起し装置1、引起した穀稈を刈り取る刈取装置2、刈り取った穀稈を横方向に搬送する横搬送装置(図示せず)の終端に穀稈を結束する結束装置Kからなる刈取前処理部Aを配備し、その後方に、エンジン4、車輪5、操縦ハンドル6を配備してバインダーを構成してある。
【0011】図8に示すように、結束装置Kは、穀稈を掻き込むパッカー7、パッカー7によって掻き込まれた穀稈の集束圧を感知する感知ドアー8、感知ドアー8の作動に伴って駆動されるニードル9、ニードル9によって供給されてきた結束紐を結節する結節ビル10と、結節された紐の端部の保持と紐の切断を行う紐ホルダー11、並びに、結束穀稈を放出する放出パッカー12とから構成されている。
【0012】図1に示すように、結節ビル10と紐ホルダー11は、ニードル9の作動に伴って駆動されるタイミングギア13によって回転駆動されるようになっている。結節ビル10は、図3乃至図5に示すように、ニードル9によって供給されて来る新紐部分aと既に紐ホルダー11に保持されている旧紐部分a’の2本を摘んで結節し、紐ホルダー11は、結節ビル10の結節に先立って、ニードル9によって供給されて来る新紐部分aを、ホルダー本体11aの円錐状テーパ面11bに連設のフック11cで引っ掛けて新紐部分aを旧紐部分a’に重ね合わせ、回転に伴って、ホルダー本体11aの円錐状テーパ面11bとホルダー本体11aの支持ブラケット14に連設の挟持板14aとで紐aを挟持しながら結節ビル10による結節後に、カッター15で紐aを切断するようになっている。円錐状テーパ面11bを有するホルダー本体11aはスプリング16によって挟持板13a側に付勢され、ナット17によって付勢力が調節可能に構成されている。
【0013】そして、紐ホルダー11のフック11c基端部に、ホルダー軸心方向視においてフック11c外周部に沿った片持ち状のバネ板材からなる弾性板18を設け、ホルダー11の回転に伴ってニードル9から供給されてくる新紐部分aと紐ホルダー11によって既に保持されている旧紐部分a’を弾性板18で弾性的に挟持するよう構成してある。弾性板18は、反時計回り方向に延びる弧状を呈し、取付けボルト22によってカッター15と共締め状態で紐ホルダー11に装着されており、弾性板18専用の取付け部材を持たない合理的な構造にしてある。又、図1に示すように、ニードル9の通過孔を備えたガイドプレート19の上面には、結束装置を空運転させて紐の端部を紐ホルダーに挟持させる場合に紐の端部を挟持固定することができる挟持板20が設けられている。
【0014】上記構造によれば、図2に示すように、旧紐部分a’の端部が、ホルダー本体11aの円錐状テーパ面11bと挟持板14aとによって挟持されている状態において、図3に示すように、ニードル9によって新紐部分aが供給されてくると、新紐部分aを、フック11cで引っ掛ける。そして、図4から図5に示すように、旧紐部分a’に重ね合わせるとともに、旧紐部分a’をフック11cと弾性板18とでガイドし、旧紐部分a’を、ホルダー本体11aの円錐状テーパ面11bと挟持板14a、並びに、フック11cと弾性板18先端とによって挟持している状態(図5)においてビル10で結節するようになる。
【0015】そして、新紐部分aの端部がカッター15で切断された後、結束穀稈が放出パッカー12で放出されると、その放出力で、フック11cと弾性板18とによって挟持されている紐部分が抜け出るようになる。
【0016】図10に刈取前処理部Aにおける刈取装置2付近が示され、引起し装置1のケース支持用支え部材3を刈取装置2直前に位置する鋤21にボルト連結して立上げてある構造が示されている。本機では、支え部材3の付け根後部を前方湾曲状に切欠いて凹入部3aを形成してあり、刈取られた穀稈が結束装置Kに向けて横送りされる際に穀稈に付着した泥が溜まるとか詰まるとかして結節部まで土が盛上がり、結束ミスに発展するおそれを未然に防止する構造としてある。
【0017】参考迄に述べると、前述した公報(実開平5‐60234号)のものでは、弾性挟持杆がフック11cと同じ方向(時計時計回り方向)に延設されるものであるから、フック11cで紐を引っ掛け始める時点からそのフック11cと弾性挟持杆とで紐を挟持する無駄があるが、本願のものは反対側からの弧状で設けてあるから、真にフック11cと弾性板18とによる紐挟持の必要なとき(図5の状態)にだけ機能させられ、無駄な挟持による新たな不都合(紐切れの誘発等)のおそれがない点でも好都合である。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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