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発明の名称 コンバインのグレンタンク支持構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−9765
公開日 平成8年(1996)1月16日
出願番号 特願平6−144198
出願日 平成6年(1994)6月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 大谷 利克 / 竹中 満
要約 目的


構成
脱穀装置の横外側部に並設したグレンタンク3を縦軸芯周りに旋回可能に支持して、機体フレーム10上に乗上がり格納された穀粒回収位置と、機体フレーム10横側外方に張り出したメンテナンス位置とに切換え可能に構成し、支持金具14をグレンタンク3の下端部に配設し、支持金具14の底部にレール部19を設けると共に、縦軸芯周りのグレンタンク3の旋回揺動に伴って、レール部19を載置支持しながら遊転するローラ16を、機体フレーム10の横側外方側の端部に設け、グレンタンク3を穀粒回収位置に位置させた状態で、レール部19が機体フレーム10に面接触状態で支持されるようにローラ16を受入れる凹部18を、レール部19側に形成してある。
特許請求の範囲
【請求項1】 脱穀装置(2)の横外側部に並設したグレンタンク(3)を縦軸芯(Y)周りに旋回可能に支持して、機体フレーム(10)上に乗上がり格納された穀粒回収位置と、機体フレーム(10)横側外方に張り出したメンテナンス位置とに切換え可能に構成し、前記機体フレーム(10)に乗り上げさせるための支持金具(14)を、前記グレンタンク(3)の下端部に配設してあるコンバインのグレンタンク支持構造であって、前記支持金具(14)の底部に前記グレンタンク(3)の幅方向に延びるレール部(19)を設けると共に、前記縦軸芯(Y)周りの前記グレンタンク(3)の旋回揺動に伴って、前記レール部(19)を載置支持しながら遊転するローラ(16)を、前記機体フレーム(10)の横側外方側の端部に設け、前記グレンタンク(3)を前記穀粒回収位置に位置させた状態で、前記レール部(19)が前記機体フレーム(10)に面接触状態で支持されるように前記ローラ(16)を受入れる凹部(18)を、前記レール部(19)側に形成してあるコンバインのグレンタンクの支持構造。
【請求項2】 前記レール部(19)と機体フレーム(10)とをロックするロック機構(17)を設けてある請求項1記載のコンバインのグレンタンクの支持構造。
【請求項3】 前記グレンタンク(3)を前記穀粒回収位置に位置させた状態で、前記レール部(19)側の凹部(18)の開口部に前記ローラ(16)を弾性嵌合させるための弾性部(16a)を、前記ローラ(16)の外周部に設けてある請求項1又は2記載のコンバインのグレンタンクの支持構造。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀装置の横外側部に並設したグレンタンクを縦軸芯周りに旋回可能に支持して、機体フレーム上に乗上がり格納された穀粒回収位置と、機体フレーム横側外方に張り出したメンテナンス位置とに切換え可能に構成し、前記機体フレームに乗り上げさせるための支持金具を、前記グレンタンクの下端部に配設してあるコンバインのグレンタンク支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のコンバインのグレンタンク支持構造は、実開平2‐93936号公報に示すように、前記支持金具が乗り上がる機体フレームの上面を単なる偏平面に形成し、縦軸芯周りのグレンタンクの旋回揺動に伴って、グレンタンクを支持しながら機体フレーム上を滑らせて移動させるためのU字状脚部を、支持金具の下端部に下方に向けて突設し、穀粒回収位置においてグレンタンクを機体に対してロックするロックピン式のロック機構を設けて構成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構成によれば、縦軸芯周りのグレンタンクの旋回揺動に伴って、U字状脚部にグレンタンクを支持させながら機体フレーム上を滑らせるように構成してあったために、U字状脚部が機体フレームから摩擦抵抗を受けて、旋回揺動に大きな力が必要となり、作業に手間がかかるという問題があった。この問題を解消するために、U字状脚部に代えて機体フレーム上を転動自在なローラを支持金具に設けることが考えられるが、このように構成すると、穀粒回収位置での穀粒回収中に、機体が動揺するに伴ってロックピンに荷重が繰り返し作用することから、例えばロックピンが曲がったり、あるいは折れたりするおそれがあった。
【0004】本発明の目的は、グレンタンクを前記縦軸芯周りに小さな力で旋回揺動でき、しかも、穀粒回収位置ではグレンタンクを機体フレームに確実に固定できて、穀粒回収作業を安定的に行うことができるコンバインのグレンタンク支持構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、支持金具の底部にグレンタンクの幅方向に延びるレール部を設けると共に、縦軸芯周りの前記グレンタンクの旋回揺動に伴って、前記レール部を載置支持しながら遊転するローラを、機体フレームの横側外方側の端部に設け、前記グレンタンクを穀粒回収位置に位置させた状態で、前記レール部が前記機体フレームに面接触状態で支持されるように前記ローラを受入れる凹部を、前記レール部側に形成してあることにある。
【0006】なお、前記レール部と機体フレームとをロックするロック機構を設けて構成してもよく、また、前記グレンタンクを前記穀粒回収位置に位置させた状態で、前記レール部側の凹部の開口部に前記ローラを弾性嵌合させるための弾性部を、前記ローラの外周部に設けて構成してもよい。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、メンテナンス位置からグレンタンクを縦軸芯周りに機体横側内方側に押しやると、支持金具の底部に設けたレール部が、機体フレームの横側外方側の端部に設けたローラに乗り上がり、このローラにころがり支持されながら旋回揺動する。そして、グレンタンクが穀粒回収位置に位置すると、レール部側に形成した凹部にローラが入り込んで、レール部は機体フレームに面接触状態で支持される。その結果、穀粒回収位置での穀粒回収中に機体が動揺しても、レール部と機体フレームとの間の面同士の摩擦力により、グレンタンクが位置ずれしにくくなり、グレンタンクが機体フレームに確実に固定される。
【0008】一方、穀粒回収位置からグレンタンクを縦軸芯周りに機体横側外方側に引張ると、ローラよりも機体横側内方側のレール部が再びローラに乗り上がり、このローラにころがり支持されながら旋回揺動して、グレンタンクがメンテナンス位置に位置した状態になる。
【0009】前記レール部と機体フレームとをロックするロック機構を設けて構成した場合は、グレンタンクを機体フレームにより確実に固定できるだけでなく、面接触状態にあって相対移動しにくいレール部と機体フレームとの間にロック機構を設けたことで、例えば、グレンタンクの上部と機体フレームとの間にロック機構を設けた場合等に比べて、ロック機構に加わる負荷を小さくできて、ロック機構の破損を防止できる。
【0010】前記グレンタンクを穀粒回収位置に位置させた状態で、レール部側の凹部の開口部にローラを弾性嵌合させるための弾性部を、ローラの外周部に設けて構成した場合は、凹部の開口部にローラの弾性部が弾性嵌合することで、グレンタンクを穀粒回収位置に確実に位置決めすることができ、グレンタンクの振動を防止することができる。
【0011】
【発明の効果】従って、機体フレーム上をローラを介して旋回移動させるから、グレンタンクを前記縦軸芯周りに小さな力で旋回揺動でき、しかも、穀粒回収位置ではグレンタンクを機体フレームに確実に固定できて、穀粒回収作業を安定的に行うことができるコンバインのグレンタンク支持構造を提供することができた。
【0012】そして、前記レール部と機体フレームとをロックするロック機構を設けて構成した場合は、グレンタンクを機体フレームにより確実に固定できるだけでなく、ロック機構に加わる負荷を小さくできてロック機構の破損を防止でき、また、前記グレンタンクを穀粒回収位置に位置させた状態で、レール部側の凹部の開口部にローラを弾性嵌合させるための弾性部を、ローラの外周部に設けて構成した場合は、グレンタンクを穀粒回収位置に確実に位置決めすることができ、グレンタンクの振動を防止することができるから、いずれの場合も穀粒回収作業をさらに安定的に行うことができるコンバインのグレンタンク支持構造を提供することができた。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1及び図2に、コンバインを示している。このコンバインは、走行機体1に脱穀装置2とグレンタンク3とを並設し、グレンタンク3の前方に搭乗運転部4を配置するとともに、走行機体1の前端部に刈取前処理部5を昇降自在に備えて構成している。
【0014】前記グレンタンク3は、タンクケースの後面壁3Aに沿う縦型スクリューコンベア8のスクリュー軸芯Y(縦軸芯の一例)周りに旋回可能に支持して、機体フレーム10上に乗上がり格納された穀粒回収位置と、機体フレーム10の横側外方に張り出したメンテナンス位置とに切換え可能に構成してある。そして、図3、図4に示すように、格納状態で機体フレーム10に乗り上げさせるための支持金具14を、搭乗運転部4がわに面した前面壁3Bに連結してある。
【0015】前後方向視で下すぼまり状に構成したグレンタンク3内の底部に前後方向に沿って穀粒排出用の横送りスクリュー6を横架している。この横送りスクリュー6の後端は、グレンタンク3のタンクケースより外方に延出されており、前記縦型スクリューコンベア8の下端にベベルギア機構7を介して連動連結してある。
【0016】前記縦型スクリューコンベア8はスクリュー8aを筒ケース8bに内装して構成してあり、この縦型スクリューコンベア8の上端部には、スクリュー軸芯Y周りで旋回自在でかつ起伏揺動自在な横型スクリューコンベア9を連設している。そして、縦型スクリューコンベア8の下端部は、スクリュー軸芯Y周りで縦型スクリューコンベア8ひいてはグレンタンク3が旋回自在に支持されるように、走行機体1の機体フレーム10に軸支構造11によって軸支している。また、縦型スクリューコンベア8の上部箇所が脱穀装置2に対して保持ブラケット12によって、前記スクリュー軸芯Y周りで縦型スクリューコンベア8が旋回可能な状態で保持されている。
【0017】図3、図4に示すように、前記支持金具14の底部にグレンタンク3の幅方向に延びるレール部19を設けると共に、前記縦軸芯Y周りのグレンタンク3の旋回揺動に伴って、レール部19を載置支持しながら遊転するローラ16を、機体フレーム10の横側外方側の端部に設け、前記グレンタンク3を穀粒回収位置に位置させた状態で、レール部19が、機体フレーム10に設けたガイド板30に面接触状態で支持されるようにローラ16を受入れる凹部18を、前記レール部19側に形成し、前記レール部19と機体フレーム10のガイド板30とをロックするロックピン機構17(ロック機構の一例)を設けてある。
【0018】前記レール部19は、長手方向両端部と、前記凹部18の開口部に臨む端部とをそれぞれ上方に浅い角度で傾斜した状態に立ち上げて、前記ローラ16に乗りあがりやすくしてある。
【0019】前記ローラ16の外周部には、前記グレンタンク3を穀粒回収位置に位置させた状態で、レール部19側の凹部18の開口部にローラ16を弾性嵌合させるためのゴム部16a(弾性部の一例)を設けてある。
【0020】前記ロックピン機構17は、機体フレーム10のガイド板30に上下向きピン孔17aを形成し、レール部19側に、前記ピン穴17aに対して挿脱自在なL字形ロックピン17bと、L字形ロックピン17bのガイド筒17cとを設け、ガイド筒17cに、L字形ロックピン17bが備える係止部17dをロック解除位置で係止させるL字形係止溝17eを設けて構成してある。
【0021】上記の構成によれば、ロックピン17bをレール部19の上方側に引き上げて、その係止部17dをL字形係止溝17eの上端屈曲部に係止させた状態で、グレンタンク3をメンテナンス位置からスクリュー軸芯Y周りに機体横側内方側に押しやると、図3(イ)、図4(イ)に示すように、支持金具14の下端部に設けたレール部19が、機体フレーム10上のローラ16に乗り上がり、このローラ16に支持された状態でローラ16を回転させながら旋回揺動する。そして、図3(ロ)、図4(ロ)に示すように、グレンタンク3が穀粒回収位置に位置すると、レール部19側に形成した凹部18にローラ16が入り込み、ローラ16のゴム部16aが凹部18の開口部に弾性嵌合し、レール部19は機体フレーム10のガイド板30に面接触状態で支持される。レール部19と機体フレーム10のガイド板30とがこのような面接触状態になった後に、ロックピン17bを軸芯周りに回転させて、その係止部17dとL字形係止溝17eの上端屈曲部との係止を解除し、ロックピン17bをピン孔17aに挿入することにより、レール部19と機体フレーム10のガイド板30とがロックされる。
【0022】一方、ロックピン17bをピン孔17aから抜いて、その係止部17dをL字形係止溝17eの上端屈曲部に係止させた状態で、穀粒回収位置からグレンタンク3を縦軸芯Y周りに機体横側外方側に引張ると、ローラ16よりも機体横側内方側のレール部19が再びローラ16に乗り上がり、このローラ16に支持された状態でローラ16を回転させながら旋回揺動して、グレンタンク3がメンテナンス位置に位置した状態になる。
【0023】〔別実施例〕上記の実施例では、前記レール部19とローラ16の組み合わせによる支持構造を、グレンタンク3の揺動端部側に1組だけ設けたが、例えば、グレンタンク3の揺動基端部側と揺動端部側とにそれぞれ一組づつ設けて構成してもよい。
【0024】図5に示すように、前記レール部19の機体横側内方側の端部における傾斜立ち上がり部19aに、機体フレーム10のガイド板30上を転動させるための補助ローラ31を設けてもよい。ガイド板30上面からのローラ16の突出量と、レール部19下面からの補助ローラ31の突出量とは、それらが互いにほぼ同一量になるように設定する。また、グレンタンク3が穀粒回収位置に位置する直前で、補助ローラ31がガイド板30上から滑り降りて、穀粒回収位置では、補助ローラ31が機体フレーム10側の空間部に浮いた状態になるように、前記ガイド板30の長さを設定する。
【0025】この構成によれば、グレンタンク3をメンテナンス位置からスクリュー軸芯Y周りに機体横側内方側に押しやると、図5(イ)に示すように、レール部19に設けた補助ローラ31がガイド板30上を転動する。そして補助ローラ31は、ローラ16を越えるとローラ16よりも機体横側内方側のガイド板30上を転動すると共に、レール部19がローラ16に乗り上がって、ローラ16に支持された状態でローラ16を回転させながら旋回揺動し、グレンタンク3が穀粒回収位置に位置する。つまり、グレンタンク3は、ガイド板30に対する補助ローラ31の転動と、レール部19に対するローラ16の転動とにより旋回揺動する。図5(ロ)に示すように、グレンタンク3が穀粒回収位置に位置したときに、補助ローラ31が機体フレーム10側の空間部に浮いた状態になるとともに、凹部18にローラ16が入り込み、ローラ16のゴム部16aが凹部18の開口部に弾性嵌合して、レール部19は機体フレーム10のガイド板30に面接触状態で支持される。
【0026】図6(イ)、(ロ)に示すように、機体フレーム10側のローラとレール部19側の凹部を設けることなく、前記レール部19の機体横側内方側の端部における傾斜立ち上がり部19aに、機体フレーム10のガイド板30上を転動させるための補助ローラ31を設け、グレンタンク3が穀粒回収位置に位置する直前で、補助ローラ31がガイド板30上から滑り降りて、穀粒回収位置では、補助ローラ31が機体フレーム10側の空間部に浮いた状態になるように、前記ガイド板30の長さを設定し、前記レール部19と機体フレーム10のガイド板30とをロックするロックピン機構17を設けてグレンタンクの支持構造を構成してもよい。
【0027】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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