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発明の名称 脱穀装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−9763
公開日 平成8年(1996)1月16日
出願番号 特願平6−147275
出願日 平成6年(1994)6月29日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 川畑 豊和
要約 目的


構成
扱胴1を軸架する上部ケース15を、下部ケース14に対して扱胴軸芯とほぼ平行な支持軸P周りに揺動開閉自在に支持し、下部ケース14側に扱胴1の周方向に沿う円弧状の受網を設け、ベルト式伝動機構17を介して扱胴軸1aから駆動回転力を得て、受網2を扱胴1の周方向に強制振動させる受網強制振動装置を設け、ベルト式伝動機構17に自動テンション式のテンションクラッチ22を装備するとともに、このテンションクラッチ22の操作レバー24を、クラッチ切り位置に保持する保持手段26を下部ケース14内に設けてある。
特許請求の範囲
【請求項1】 扱胴(1)を軸架する上部ケース(15)を、下部ケース(14)に対して扱胴軸芯とほぼ平行な支持軸(P)周りに揺動開閉自在に支持し、前記下部ケース(14)側に前記扱胴(1)の周方向に沿う円弧状の受網(2)を設け、ベルト式伝動機構(17)を介して扱胴軸(1a)から駆動回転力を得て、前記受網(2)を前記扱胴(1)の周方向に強制振動させる受網強制振動装置(6)を設けてある脱穀装置であって、前記ベルト式伝動機構(17)に自動テンション式のテンションクラッチ(22)を装備するとともに、このテンションクラッチ(22)の操作レバー(24)を、クラッチ切り位置に保持する保持手段(26)を前記下部ケース(14)内に設けてある脱穀装置。
【請求項2】 前記ベルト式伝動機構(17)へのワラの侵入を阻止するためのカバー(27)に、前記操作レバー(24)に対する係止部を設けて前記保持手段(26)を構成してある請求項1記載の脱穀装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扱胴を軸架する上部ケースを、下部ケースに対して扱胴軸芯とほぼ平行な支持軸周りに揺動開閉自在に支持し、前記下部ケース側に前記扱胴の周方向に沿う円弧状の受網を設け、ベルト式伝動機構を介して扱胴軸から駆動回転力を得て、前記受網を前記扱胴の周方向に強制振動させる受網強制振動装置を設けてある脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の脱穀装置では、前記ベルト式伝動機構におけるベルトに張力を付与したままの状態にして、扱胴軸側の駆動プーリから受網強制振動装置側の従動プーリに駆動回転力が常に伝達されるよう構成してあった〔例えば実開平4‐24426号公報〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】受網の強制振動は受網の目詰まりを防止して穀粒の漏下率を上げるために行われるもので、漏下率の悪い濡れ作物や水分を多く含む作物に対しては特に必要になるが、例えば乾燥した作物等はもともと受網からの漏下率がよいので、これらの作物に対しては強制振動は必要ない場合が多い。
【0004】このような傾向がある中で、上記従来の構成によれば、扱胴軸側の駆動プーリから受網強制振動装置側の従動プーリに駆動回転力が常に伝達されるよう構成してあったために、上記のような受網の強制振動があまり必要ない作物の脱穀時にも受網強制振動装置が必ず駆動して振動しており、その結果、従来の構成では無駄な動力を消費するだけでなく、不要な受網の振動音を発生させて環境を悪化させやすく、さらに、受網周りの構造に不要な振動を与えてそれらの構造の耐久性を低下させやすかった。
【0005】本発明の目的は、動力の無駄な消費や環境の悪化を防止でき、受網の振動に起因する受網周りの構造の耐久性の低下を防止できる脱穀装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる脱穀装置の特徴構成は、ベルト式伝動機構に自動テンション式のテンションクラッチを装備するとともに、このテンションクラッチの操作レバーを、クラッチ切り位置に保持する保持手段を前記下部ケース内に設けてあることにある。
【0007】なお、ベルト式伝動機構へのワラの侵入を阻止するためのカバーに、操作レバーに対する係止部を設けて前記保持手段を構成してもよい。
【0008】
【作用】つまり、上記のように構成してあるから、水分を多く含む作物や濡れ作物の脱穀時には、テンションクラッチを「クラッチ入り」にして、扱胴軸の駆動回転に伴って受網強制振動装置を駆動させ、受網を振動させることにより目詰まりを防止して穀粒の漏下率を上げることができる。
【0009】一方、例えば乾燥した作物等のように穀粒の漏下率のよい作物を脱穀するに当たっては、上部ケースを下部ケースに対して上方に開放し、テンションクラッチを「クラッチ切り」にした状態で、そのテンションクラッチの操作レバーを下部ケース内の保持手段で保持し、上部ケースを閉じて扱胴軸を駆動回転させる。扱胴軸が駆動回転してもその駆動回転力が受網強制振動装置には伝わらないから、動力の無駄な消費を防止でき、不要な振動音の発生を防止でき、受網周りの構造に不要な振動力が作用するのを防止できる。
【0010】また前記テンションクラッチと保持手段は、前記上部と下部から成るケース内に設けてあるから、例えばケース外に設けた場合に比較して、デッドスペースを有効利用して収容スペースの節約を図ることができ、構造を簡単化でき、しかも誤操作を防止できる。
【0011】そして、前記ベルト式伝動機構へのワラの侵入を阻止するためのカバーに、操作レバーに対する係止部を設けて前記保持手段を構成した場合には、保持手段の構成部材を少なくできるとともに、構造を簡単化することができて、制作費の低廉化を図ることができる。
【0012】
【発明の効果】従って、動力の無駄な消費を防止できるから経済性がよく、不必要な振動音の発生を防止できるから環境の悪化を防止でき、受網周りの構造に不必要な振動力が作用するのを防止できるから受網周りの構造の耐久性の低下を防止でき、しかも、収容スペースの節約を図ることができるとともに構造を簡単化できるからコンパクトな構造にでき、誤操作を防止できるから作業性がよい脱穀装置を提供することができた。
【0013】また、前記ベルト式伝動機構へのワラの侵入を阻止するためのカバーに、操作レバーに対する係止部を設けて前記保持手段を構成した場合には、制作費の低廉化を図ることができるから、より経済性に優れる脱穀装置を提供することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図4,図6に本発明にかかる脱穀装置を示してある。この脱穀装置は、漏下処理物を揺動移送しながら篩い選別する揺動選別装置13等を内装した下部ケース14に対して、扱胴1を軸架した上部ケース15を扱胴軸芯とほぼ平行な支持軸P周りに揺動開閉自在に支持してあり、上部ケース15の扱口16の側を持ち上げることで、扱室5を大きく開放できるよう構成してある。
【0015】前記下部ケース14側に扱胴の周方向に沿う円弧状の受網2を設け、この受網2を扱胴1の周方向に沿って強制振動させて目詰まりを防ぐように構成してある。受網2そのものは、耐摩耗性と発水性に優れた超高分子量ポリエチレンの一体成形で構成し、図5に示すように、その両側縁2aを、機体側の受網支持フレーム3の両側に設けたガイドレール4によって支持している。
【0016】図4に示すように、扱室5の奥側の上部に受網2の強制振動装置6を設けている。この振動装置6は、回転軸7に偏心カム8を取り付け、扱室5の側壁に一端を枢支した揺動アーム9の途中を前記偏心カム8の外輪10に軸着し、揺動アーム9の遊端に係合部11を設けて構成している。前記係合部11は受網2の端部外面に軸支したローラ12に係合し、偏心カム8の回転で上下動する揺動アーム9の振動を受網2に伝えている。前記回転軸7は、ベルト式伝導機構17によって扱胴1から動力伝達されるように構成している。
【0017】図2,図3(a)に示すように、前記ベルト式伝動機構17におけるベルト18を、扱胴軸1a側の駆動プーリ19と受網強制振動装置6側の従動プーリ20とに、駆動回転力を伝達不能に緩やかに巻回して、このベルト式伝動機構17に自動テンション式のテンションクラッチ22を装備させてある。詳述すると、図1,図2,図3に示すように、ベルト18に駆動回転力を伝達可能な張力を付与するためのベルト押圧用テンションプーリ23を備えるテンションアーム29を、テンションプーリ23がベルト18の下側外表面部に対して下方から当接、離間自在になるように、下部ケース14に揺動自在に連結し、テンションアーム29と一体にテンションプーリ23をベルト18に、駆動回転力を伝達可能に押しつけ付勢する(つまりクラッチ入り状態に付勢する)スプリング25を、下部ケース14と、テンションアーム29の枢支点よりも先端側の部位との間に設け、クラッチの入切を操作するための板状操作レバー24を、テンションアーム29に一体連設してテンションクラッチ22を構成してある。そして、前記操作レバー24を、クラッチ切り位置に保持する係止突部26(保持手段の一例)を、下部ケース14内でベルト式伝動機構17へのワラの侵入を阻止するためのカバー27に設けてある。
【0018】図3(b)に示すように、操作レバー24を係止突部26に係止させやすいように、前記係止突部26の側面視における前側側面を、下端部側ほどベルト式伝動機構17に近接する操作レバー案内用の傾斜カム面に形成してある。つまり、「クラッチ切り」の状態にするにあたり、操作レバー24をスプリング25の付勢力に抗して係止突部26の上方から押し下げ揺動させると、操作レバー24がベルト式伝動機構17側に撓みながら傾斜カム面上をスライド下降し、係止突部26を乗り越えると同時に撓みが元にもどって、スプリング25の付勢力により係止突部26の下面部に接当係止するのである。
【0019】上記のように構成してあるから、水分を多く含む作物や濡れ作物の脱穀時には、テンションクラッチ22を「クラッチ入り」にして、扱胴軸1aの駆動回転に伴って受網強制振動装置6を駆動させ、受網2を振動させることにより受網2の目詰まりを防止して穀粒の漏下率を上げることができる。
【0020】一方、例えば乾燥した作物等のように穀粒の漏下率のよい作物の脱穀時には、上部ケース15を下部ケース14に対して上方に開放し(図1参照)、前述したような方法で、操作レバー24をスプリング25の付勢力に抗して下方に押し下げ揺動するとともに、下部ケース14内の係止突部26に係止し、テンションクラッチ22を「クラッチ切り」状態にした後(図2参照)、上部ケース15を閉じて扱胴軸1aを駆動回転させる。この扱胴軸1aが駆動回転しても駆動回転力が受網強制振動装置6には伝わらないから、動力の無駄な消費を防止でき、不要な振動音の発生を防止でき、受網周りの構造に不要な振動力が作用するのを防止できる。
【0021】また前記テンションクラッチ22と係止突部26は、前記上部と下部から成るケース内に設けてあるから、例えばケース外に設けた場合に比較して、デッドスペースを有効利用して収容スペースの節約を図ることができ、構造を簡単化でき、しかも誤操作を防止できる。
【0022】そして、前記ベルト式伝動機構17へのワラの侵入を阻止するためのカバー27に、操作レバー24に対する係止突部26を設けてあるから、操作レバー24に対する保持手段の構成部材を少なくできるとともに、構造を簡単化することができて、制作費の低廉化を図ることができる。
【0023】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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