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発明の名称 刈り取り機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−9743
公開日 平成8年(1996)1月16日
出願番号 特願平6−147273
出願日 平成6年(1994)6月29日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 牧園 晴充 / 北風 孝一
要約 目的
稈身が長い茎稈の場合でも、茎稈の穂先側が可動分草具に寄り掛かったままになりにくくて、茎稈を結束装置にスムーズに供給できる刈り取り機を提供する。

構成
可動分草具4が棒状分草体4aと穂先側ガイド杆4bとでなる。可動分草具4の上端側部分4Uは棒状分草体4aと穂先側ガイド杆4bの両者でなって、その機体横方向幅W1が、棒状分草体4aだけでなる下端側部分4Dの機体横方向幅W2より大になっている。穂先側ガイド杆4bの端縁4cが上端側部分4Uに茎稈に対する案内部を形成し、下端側部分4Dからの茎稈を茎稈横送り経路7の搬送下手側に押圧案内する。これにより、可動分草具4が上端側部分4Uの機体横方向幅W1の広さと、端縁4cの送り案内作用とによって茎稈の穂先側を横送り経路7に送り出し操作し、茎稈の穂先側が上端側部分4Uに寄り掛かったままにならないで結束装置8にスムーズに供給されるようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】 植立茎稈に作用する引き起こし装置(5)および刈り取り装置(6)を備えるとともに、前記引き起こし装置(5)の前方の横一端側に、植立茎稈に作用する機体上下方向の可動分草具(4)を下端側に位置する機体横向き軸芯(Z)まわりで駆動揺動自在に設け、前記刈り取り装置(6)からの刈り取り茎稈を立ち姿勢で前記可動分草具側とは反対側の機体横一側方に搬送する茎稈横送り経路(7)、この茎稈横送り経路(7)の搬送終端側に位置する茎稈結束装置(8)を備えてある刈り取り機であって、前記可動分草具(4)の上端側部分(4U)の機体横方向幅(W1)を下端側部分(4D)の機体横方向幅(W2)より広く形成してあるとともに、前記上端側部分(4U)の機体内側端縁(4c)が前記下端側部分(4D)よりも前記茎稈結束装置(8)の方に位置して前記下端側部分(4D)からの茎稈を前記茎稈横送り経路(7)の搬送下手側に押圧案内する案内部を形成している刈り取り機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植立茎稈に作用する引き起こし装置および刈り取り装置を備えるとともに、前記引き起こし装置の前方の横一端側に、植立茎稈に作用する機体上下方向の可動分草具を下端側に位置する機体横向き軸芯まわりで駆動揺動自在に設け、前記刈り取り装置からの刈り取り茎稈を立ち姿勢で前記可動分草具側とは反対側の機体横一側方に搬送する茎稈横送り経路、この茎稈横送り経路の搬送終端側に位置する茎稈結束装置を備えてある刈り取り機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記刈り取り機は、可動分草具が植立茎稈に振動を与えながら分草作用することにより、刈り取り対象茎稈を非刈り取り対象茎稈と効果的に分離できるようにしたものである。この種刈り取り機において、刈り取り装置や可動分草具は機体後方側ほど高レベルに位置する傾斜姿勢にあって茎稈に対して極力穂先側まで作用し、刈り取り対象茎稈の極力穂先側まで引き起こし作用したり分草作用するようになっているが、穀粒に損傷が生じないように着粒部までは作用しないようになっている。また、茎稈の穂先側は自重や非刈り取り対象茎稈との接触で屈曲しやすいことにより、茎稈の稈身が長いと、その穂先側が可動分草具の上端側に寄り掛かりやすくなっていた。従来、たとえば実開昭58‐70736号公報に示されるように、可動分草具の上端側に寄り掛かった茎稈に対する対策を施していなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、稈身が長い茎稈の刈り取り作業を行う場合、横送り経路に入り込んだ刈り取り茎稈の株元側は横送り経路による送り作用によって結束装置に向けて可動分草具側とは反対側に横送りされるが、穂先側は自重や非刈り取り対象茎稈との接触のために未刈り地側に屈曲しやすいことに起因して可動分草具の上端側に寄り掛かったままになり、横送りする刈り取り茎稈に大幅な穂先側遅れが発生するとか、著しい姿勢乱れが発生し、茎稈全体としては結束装置にスムーズに供給できなくなることがあった。本発明の目的は、稈身が長い茎稈の場合でも結束装置にスムーズに供給できるように、しかも、構造簡単に得られるようにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による刈り取り機にあっては、目的達成のために、冒頭に記したものにおいて、可動分草具の上端側部分の機体横方向幅を下端側部分の機体横方向幅より広く形成してあるとともに、前記上端側部分の機体内側端縁が前記下端側部分よりも前記茎稈結束装置の方に寄って前記下端側部分からの茎稈を前記茎稈横送り経路の搬送下手側に押圧案内する案内部を形成していることを特徴とする。
【0005】
【作用】可動分草具の上端側部分が下端側部分よりも幅広であることにより、可動分草具の機体外側縁が全長にわたって引き起こし経路の横外側に従来どおり位置して非刈り取り対象茎稈に対しては従来どおり分草作用するようにできる。その割りには、可動分草具の上端側部分がこれに寄り掛かった茎稈を機体内側端縁によって結束装置側に送り案内し、横送り経路に位置する茎稈が結束装置とは反対側に傾斜したままになりにくいようにする。さらに、可動分草具の揺動運動に伴う往復運動によって茎稈を横送り経路の搬送下手側に送り出し操作して結束装置側に移動しやすいようにする。
【0006】
【発明の効果】稈身の長い茎稈を刈り取る場合でも、可動分草具の上端側部分の機体内側縁による送り案内作用と、往復運動による送り出し作用とのために刈り取り茎稈を結束装置に穂先遅れや姿勢乱れが生じにくいようにスムーズに供給し、茎稈詰まりを伴わないで能率よく作業できるようになった。
【0007】
【実施例】図1および図2に示すように、タイヤ式車輪1、走行用エンジンEおよび操縦ハンドル2などを備える自走機体の前部に、稲や麦などの植立茎稈に作用する左右一対の固定分草具3,3、一つの可動分草具4および引き起こし装置5や刈り取り装置6、刈り取り茎稈に作用する横送り経路7や結束装置8などを備える刈り取り作業装置を連結するとともに、この刈り取り作業装置に前記走行用エンジンEから駆動力を伝達するように構成して、歩行型刈り取り機を構成してある。
【0008】前記刈り取り作業装置の引き起こし装置5などの各装置部分はつぎの如く構成してある。引き起こし装置5は、機体の右横端側に位置するとともに機体後方側ほど高レベルに位置する傾斜姿勢で位置する引き起こし装置本体5aと、機体の左横端側に機体後方側ほど高レベルに位置する傾斜姿勢で位置する引き起こしガイド5bとで成るとともに、引き起こし装置本体5aの引き起こしケースと前記引き起こしガイド5bとによって引き起こし経路5cを形成し、引き起こし装置本体5aに駆動可能に備えてある複数本の引き起こし爪5dが引き起こしケースから引き起こし経路5cに突出して引き起こしガイド5bに沿って上昇移動し、引き起こし経路5cに位置する茎稈に引き起こし作用する。
【0009】前記一対の固定分草具3,3は、植立茎稈を刈り取り対象茎稈と非刈り取り対象茎稈とに分草して刈り取り対象茎稈を引き起こし経路5cに導入するように、引き起こし装置本体5aの下端側と、引き起こしガイド5bの下端側とに振り分けて取り付けてある。
【0010】前記可動分草具4は引き起こし装置5の前方の左横端側に位置するように、前記引き起こしガイド5bの前方に配置してある。図8に示すように、可動分草具4の下端側を左側の固定分草具3に機体横向きの軸芯Zまわりで回動するように枢着し、可動分草具4の上端側から回動可能に延出した分草具操作杆9の延出端側を、刈り取り部駆動用伝動ケース10が軸芯Pまわりで駆動回動可能に備えている駆動回転体11の前記軸芯Pとは偏芯した箇所に回動可能に連結して、駆動回転体11が分草具操作杆9を押し引き駆動するように構成してある。すなわち、可動分草具4は下端側に位置する前記軸芯Zまわりで往復揺動するように駆動回転体11によって駆動され、引き起こし経路5cに位置する刈り取り対象茎稈と、この刈り取り茎稈の穂先側に絡み付いて機体の左横側に位置する未刈り地側の植立茎稈とに振動を与えて刈り取り対象茎稈を非刈り取り対象茎稈から分離させるように作用する。
【0011】可動分草具4は、図2および図3に示す如く引き起こし経路7の機体左横外側に全長にわたって位置するように配置した機体上下方向の棒状分草体4aと、この分草体4aの途中から機体内側に延出した穂先側ガイド杆4bとによって形成してある。穂先側ガイド杆4bは、延出端側が平面視で前記茎稈横送り経路7のうちの引き起こし経路5cに連通している箇所よりも結束装置側に位置するように形成しあることにより、可動分草具4の上端側部分4Uが棒状分草体4aと穂先側ガイド杆4bとの両者で成り、この上端側部分4Uの最大機体横方向幅W1が、棒状分草体4aだけでなる下端側部分4Dの機体横方向幅W2よりも広くなっている。これにより、穂先側ガイド杆4bの機体内側端縁4cが上端側部分4Uの機体内側端縁になるとともに、下端側部分4Dからの茎稈を茎稈横送り経路7の引き起こし経路5cに連通している箇所よりも搬送下手側に送り案内する案内部になる。
【0012】前記刈り取り装置6は、引き起こし装置5が引き起こし作用している茎稈の株元側を切断するように引き起こし装置5の機体後方側に配置してある。前記横送り経路7は引き起こし装置5の機体後方側に搬送ガイド板12によって形成してある。そして、搬送ガイド板12の裏側に駆動回動可能に設けてある茎稈搬送用無端回動帯13の搬送爪13aが搬送ガイド板12の切欠きから横送り経路7に入り込んで横送り経路7の茎稈を前記可動分草具4が位置する側とは反対の機体右横端側に係止搬送作用する。前記引き起こし装置本体5aの機体後方側に駆動回動可能に設けてある茎稈搬送用回転体14が周設されている係止爪によって横送り経路7の茎稈を機体右端側に掻き送り作用する。すなわち、横送り経路7は、刈り取り茎稈を引き起こし装置5の機体後方側で引き起こし装置5および刈り取り装置6から立て姿勢で受け継ぎ、茎稈搬送用の無端回動帯13と回転体14とによって立て姿勢で可動分草具4が位置する側からこれとは反対側の機体右端側に搬送する。
【0013】前記結束装置8は、横送り経路7の搬送終端側に設けてあり、横送り経路7によって刈り取り茎稈が立ち姿勢で供給され、供給された刈り取り茎稈を設定量ずつ結束して機体の右横外側に放出して行く。
【0014】刈り取り作業装置は以上の構成によってつぎのように作用する。一対の固定分草具3,3が植立茎稈を刈り取り対象茎稈と非刈り取り対象茎稈とに分草し、刈り取り対象茎稈を引き起こし経路5cに導入する。すると、引き起こし装置5が刈り取り対象茎稈を機体後方に搬送しながら引き起こし処理する。この時、可動分草具4が刈り取り対象茎稈と非刈り取り対象茎稈に振動を与えて刈り取り対象茎稈を未刈り地側の非刈り取り対象茎稈から効果的に分離させる。引き起こし装置5は引き起こし終端部で刈り取り対象茎稈を刈り取り装置6に供給し、刈り取り装置6が植立茎稈の刈り取りを行う。刈り取り装置6による刈り取り処理が完了すると、刈り取り茎稈が引き起こし装置6の引き起こし終端側による搬送作用によって引き起こし経路5cから茎稈横送り経路7に入り込み、茎稈横送り経路7が刈り取り茎稈を無端回動体11と回転体14とによって結束装置8の方に横送りする。この時、刈り取り茎稈の穂先側が可動分草具4の上端側部分4Uに寄り掛かっても、この上端側部分4Uの機体横方向幅W1が下端側部分4Dの機体横方向幅W2よりも広いことと、上端側部分4Uの機体内側端縁4cが茎稈に対する前記案内部を形成していることとのために、可動分草具4が上端側部分4Uの機体内側端縁4cによって茎稈を機体内側に送り案内し、未刈り地側の非刈り取り対象茎稈から分離するように、かつ、可動分草具4の上端側部分4Uに寄り掛かったままにならないで結束装置8の方に移動しやすいようにする。これにより、刈り取り茎稈の稈身が長くてその穂先側が可動分草具4の上端側部分4Dに寄り掛かりやすい場合でも、横送り経路7は刈り取り茎稈を穂先側遅れや姿勢乱れが発生しにくいようにしながら横送りして結束装置8に供給する。結束装置8に供給した刈り取り茎稈が設定量になると、結束装置8が自動的に作動し、結束処理するとともに結束した茎稈束を機体右横外側に放出する。
【0015】前記穂先側ガイド杆4bは、図3に示す如く機体側面視で延出端と基端との間にレベル差Hが存在し、穂先側ガイド杆4bに寄り掛かった茎稈の穂先側が自重と、可動分草具4の往復揺動による振動とによって延出端側から横送り経路7に容易に滑り外れやすいように形成してある。このことからも、茎稈の穂先側が可動分草具4の上端側部分4Uに寄り掛かっても、可動分草具4から容易に外れて結束装置8の方にスムーズに横送りされるようになる。
【0016】図3に示すように、可動分草具4の下端側を軸芯Zまわりで回動可能に支持している前記固定分草具3は、刈り取り作業装置のフレーム部分15から機体前方に向かって延出している分草具支持杆16の延出端部に取り付けてある。この分草具支持杆16を前記フレーム部分15からの突出長さの変更調節ができるように、フレーム部分15にスライド調節可能に取り付け、このスライド調節を行うと、固定分草具3による可動分草具4の枢支軸芯である前記軸芯Zがフレーム部分15に対して機体前後方向に移動することと、可動分草具4の上端側が前記分草具操作杆9によって駆動回転体11に連結していることとにより、可動分草具4の取り付け姿勢が変化する。すなわち、固定分草具3からの立ち上がり角度が急角度になって可動分草具4の上端側部分4Uの配置レベルが高くなり、稈身が比較的長い茎稈の場合に、可動分草具4が極力穂先側まで作用して分草を効果的に行いながら作業できるように調節できるのである。固定分草具3からの立ち上がり角度が緩角度になって可動分草具4の上端側部分4Uの配置レベルが低くなるとともに可動分草具4が機体前後方向に比較的長く存在するようになり、稈身が比較的短い茎稈の場合に、可動分草具4が極力穂先側まで作用するようにしながら、しかも、着粒部までは作用しなくて穀粒に損傷が生じないようにしながら分草を効果的に行って作業できるように調節できるのである。
【0017】〔別実施例〕可動分草具を構成するに、上記実施例の如く棒状分草杆4aと穂先ガイド杆4bとによって形成すると、比較的軽量に形成できて必要動力の面から駆動しやすいなど有利であるが、図4に示すように形成して実施してもよい。すなわち、前記棒状分草杆4aと同様の棒状分草杆4aと、この分草杆4aの上端側に取り付けた穂先側ガイド板4bとにより形成し、可動分草具4の上端側部分4Uが穂先側ガイド板4bでなってその最大機体横方向幅W1が、棒状分草杆4aでなる下端側部分4Dの機体横方向幅W2より広くなっている。そして、穂先側ガイド板4bの端縁4cが下端側部分4Dよりも茎稈結束装置8の方に位置して下端側部分4Dからの茎稈を茎稈横送り経路7の搬送下手側に押圧案内する案内部を形成している。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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