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発明の名称 田植機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平8−27
公開日 平成8年(1996)1月9日
出願番号 特願平6−142726
出願日 平成6年(1994)6月24日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修
発明者 谷 和典
要約 目的


構成
フロート12の後部を植付伝動ケース5に枢支連結して、フロート12を後ろ中心に上下揺動自在に構成し、苗植付装置の固定部5から延出した前後向きの棒材14を、フロート12の前端部から立設したフロート前金具15が備える縦長の長孔に挿通させて、フロート12の上下揺動範囲を規制する規制部10を構成し、フロート12の前端部を引上げ付勢するバネ材16を、その上端部を棒材14に、その下端部をフロート前金具15に連結してある。
特許請求の範囲
【請求項1】 フロート(11),(12)の後部を植付伝動ケース(5)に枢支連結して、前記フロート(11),(12)を後ろ中心に上下揺動自在に構成し、苗植付装置(2)の固定部(5)から延出した前後向きの棒材(14)を、前記フロート(12)の前端部から立設したフロート前金具(15)が備える縦長の長孔(15a)に挿通させて、前記フロート(12)の上下揺動範囲を規制する規制部(10)を構成し、前記フロート(12)の前端部を引上げ付勢するバネ材(16)を、その上端部を前記棒材(14)に、その下端部を前記フロート前金具(15)に連結してある田植機。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロートの後部を植付伝動ケースに枢支連結して、前記フロートを後ろ中心に上下揺動自在に構成してある田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来上記の田植機では、実開昭63‐114116号公報に示すように、フロート前部からガイド部材(同公報の第5図における13の部材)を上方に揺動自在に延出すると共に、このガイド部材が備える長孔に、植付ミッション前部から横方向に突出する棒部材(同、第4図における7aの部材)の突出部を係入して、フロートの上下揺動範囲を規制する規制部を構成し、フロートの前端部の横向き枢支ピンに外嵌したつるまきバネ(同、第4図参照)を、その一端部をフロート前端部のブラケットに、その他端部を前記棒部材の突出部に係止して、フロートの前端部を引上げ付勢するように構成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成によれば、フロート前部からガイド部材を上方に揺動自在に延出してあるために、フロート前部とガイド部材とを枢支連結するための頭付き枢支ピンやその頭付き枢支ピンの先端部に装着する割りピン等が必要で、フロートの上下揺動範囲を規制する規制部周りの部品点数が増えて構造が複雑となり、規制部周りの組み付け作業に手間がかって製作費が高くなっていた。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的は、フロートの上下揺動範囲を規制する規制部周りの構造を簡単にできて、規制部周りの組み付け作業を簡単に行うことができ、製作費のコストダウンを図ることができる田植機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる田植機の特徴構成は、フロートの後部を植付伝動ケースに枢支連結して、前記フロートを後ろ中心に上下揺動自在に構成し、苗植付装置の固定部から延出した前後向きの棒材を、前記フロートの前端部から立設したフロート前金具が備える縦長の長孔に挿通させて、前記フロートの上下揺動範囲を規制する規制部を構成し、前記フロートの前端部を引上げ付勢するバネ材を、その上端部を前記棒材に、その下端部を前記フロート前金具に連結してあることにある。
【0006】
【作用】上記の構成によればフロートは、苗植付装置の固定部から延出した前後向きの棒材を、フロートの前端部から立設したフロート前金具が備える縦長の長孔内で相対上下動させながら後ろ中心に上下揺動する。フロートが一定の高さまで上方に揺動すると、前記棒材が長孔の下端部に当接して上方へのそれ以上の揺動が規制され、フロートが一定の位置まで下方に揺動すると、長孔の上端部に当接して下方へのそれ以上の揺動が規制される。また、棒材とフロート金具の間に設けたバネ材によって、フロートの前端部が引き上げ付勢されており、フロート前部の接地荷重が軽減されてフロート前部での泥押しが抑制される。
【0007】そして上記の構成では、苗植付装置の固定部から延出した前後向きの棒材を、前記フロートの前端部から立設したフロート前金具が備える縦長の長孔に挿通させてフロートの上下揺動範囲を規制する規制部を構成してあるから、規制部を棒材とフロート前金具との二部品だけにして部品点数を少なくでき、しかも、フロートの前端部を引上げ付勢するバネ材を、その上端部を前記棒材に、その下端部を前記フロート前金具に連結してあるから、前記規制部の周りの構造が簡単なものになり、規制部周りの組み付け作業を簡単に行うことができる。
【0008】
【発明の効果】従って、規制部の部品点数を少なくでき、規制部の周りの構造が簡単なものになり、規制部周りの組み付け作業を簡単に行うことができるから、製作費のコストダウンを図ることができる田植機を提供することができた。
【0009】
【実施例】図1に乗用型田植機を示している。この田植機は乗用型走行機体の後部にリンク機構1を介して苗植付装置2を昇降自在並びに前後軸芯周りでローリング自在に連結して構成してある。前記苗植付装置2は、一定ストロークで往復横移動する苗載台3、この苗載台3の下端部から一株づつ植付け苗を取り出して圃場に植えつける5個の植付爪4、1個の逆U字形のセンターフロート11、このセンターフロート11の両側に夫々位置する一対のT字形サイドフロート12等を備えて成り、走行機体の前後車輪7,8が耕盤上を走行しながら苗植付装置2により泥土表面に5条づつ苗を植えつけることができるようにしてある。
【0010】前記苗植付装置2における植付伝動ケース5(苗植付装置の固定部の一例)と各フロート11,12の周りの構成について説明すると、植付伝動ケース5にフロート11,12の後部を枢支連結して、各フロート11,12を後ろ中心に上下揺動自在に構成し、サイドフロート12に対応する左右一対の植付伝動ケース5の前端部側面に、ブラケット6を介して左右一対の苗載台サポート9の基端部を各別に固定し、前記植付伝動ケース5の前端部周りに、サイドフロート12の上下揺動範囲を規制する規制部10を設けてある。
【0011】図2,図3,図4,図5に示すように前記規制部10は、左右一対の植付伝動ケース5のブラケット6から夫々延出した前後向きの平面視U字状棒材14を、両サイドフロート12の前端部から夫々立設した板金製フロート前金具15が備える縦長の長孔15aに挿通させて構成してあり、さらに詳しくは、U字状棒材14の両屈曲部を前側にして後側の一端部をブラケット6に固着し、他端部を前記長孔15aに挿通させてある。棒材14をU字状に形成して上記の姿勢にしてあるから、例えば組み付けやメンテナンスの際に、作業者が衣服や身体を棒材に引っかけるのを防止することができる。フロート前金具15はサイドフロート12にボルト連結してある。
【0012】前記U字状棒材14とフロート前金具15との間には、サイドフロート12の前端部を引上げ付勢するスプリング16(バネ材の一例)を設けてある。このスプリング16は、その上端部にリング16aを、下端部にフック16bを備え(図5参照)、U字状棒材14に前記リング16aを外嵌係止するとともに、前記フロート前金具15に形成した係止孔15aにフック16bを係止させてある。係止孔15aはフロート前金具15に上下に複数形成して、フック16bを係止させる係止孔15aを変更することで、スプリング16の付勢力を変更できるようにしてある。
【0013】図7に示すように前記苗載台3には、載置苗の浮き上がりを阻止するための苗ステー17を、苗載台3に沿う作用姿勢と、苗装填あるいは残った載置苗の取出しのために上方に退避させる非作用姿勢とに揺動切換え自在に設けてある。
【0014】前記苗ステー17は、苗載台3に沿うように横方向に並列配置した複数本の前後向きの苗押さえ棒23と、各苗押さえ棒23の下端部をそれぞれ固着して、苗載台3の下端部に跨がった状態で苗押さえ棒23を支持する1本の横向き支持棒24とから成り、図6に示すように、苗載台3の下端部における各条の両端部に相当する位置に取外し可能に取り付けた合計6個のブラケット18が夫々備える同芯の貫通孔に、前記横向き支持棒24を回動自在に挿通させてある。
【0015】前記ブラケット18には縦パイプ19を固着してあり、前記苗載台3の下端部に固着した上向き棒20に前記縦パイプ19を外嵌し、縦パイプ19の上端部に形成した貫通孔19aから上向き棒20の上端部に形成した係合孔20aにわたってピン21を挿入して、前記ブラケット18を苗載台3の下端部の両端に、前述のように取外し可能に取り付けてある。前記係合孔20aは上向き棒20に上下一定の間隔で複数形成して、前記ピン21を挿通させる係合孔20aを変更することで、苗ステー17の揺動中心を苗載台3に対して上下に近接離間変更調節できるようにしてある。
【0016】前記6個のブラケット18のうち、右端のブラケット18と右から4番目のブラケット18の左側には、苗ステー17を前記作用姿勢と非作用姿勢とでそれぞれ姿勢保持するための姿勢保持機構22を設けてある(図7参照)。この姿勢保持機構22は、ブラケット18の側面に対向するように横向き支持棒24に固着したフランジ部25に右向きピン25aを突設し、フランジ部25をブラケット18の側面に押圧させるように付勢するスプリング26を設け、前記右向きピン25aを係入する係入孔18aをブラケット18に設け、係入孔18aの後方に前記右向きピン25aを係合可能な谷部27を形成して構成してある。谷部27の後方には前記フランジ部25に対するストッパー34を形成して苗ステー17の持上げ限界を規制してある。
【0017】図6(イ),図6(ロ)に示すように、苗ステー17を前記作用姿勢と非作用姿勢とに切換えるに当たっては、スプリング26の付勢力に抗して横向き支持棒24と一体にフランジ部25を左に引張って、右向きピン25aを係入孔18aあるいは谷部27との係止状態を解除した後、苗押さえ棒23と横向き支持棒24とを一体に、作用姿勢あるいは非作用姿勢になるまで揺動させた後、スプリング26の弾性復元力によって右向きピン25aを係入孔18a又は谷部27に係入、係止させる。
【0018】上記の構成によれば、姿勢保持機構22を苗載台3の幅方向2箇所にわたって設けあるから、機体の振動にかかわらず苗ステー17の撓みや揺れを防止できて苗ステー17の上記の姿勢を確実に維持できる。
【0019】次に、植付爪を左2条、右2条、中央1条ごとに駆動停止するために植付伝動ケース5内に設けた3個の各条クラッチ(図示せず)を操作する操作部の構造について説明する。図3に示すように、3個の各条クラッチを3本のワイヤーWを介して各別に入切操作するクラッチレバー28を、3個の各条クラッチに対応させて3本、運転座席29の後方右側(図1参照)に1箇所にまとめて配設してある。図8に示すように、このクラッチレバー28は、夫々下端部を1本の支持ロッド30に緩やかに外嵌し、左右両端側のクラッチレバー28の横外側を、支持ロッド30に外嵌のカラー31で夫々支持するとともに、各クラッチレバー28間にスプリング32を介在させて、クラッチレバー28をスプリング32の弾性力で位置決めした状態で、レバーガイド33の逆L字形のガイド孔33aから突出させてある。クラッチレバー28の3本とも運転座席側が「切り」、反対側が「入り」に揃えてあり、植付伝動ケース5内の付勢手段(図示せず)で常時入り付勢にしてある。クラッチレバー28を「切り」にする場合、クラッチレバー28を運転座席側に引いた後、クラッチレバー28間のスプリング32の付勢力に抗して、横に倒してガイド孔33aの屈曲凹部に係合させる。
【0020】上記の構成によれば、クラッチレバー28の全てを運転座席の後方右側に1箇所にまとめて配設してあるから、操作のためには左右一方向(つまりこの実施例では右)にのみ振り向けばよく、例えば左右二つのグループに振り分け配置したクラッチレバー28を、作業者が左に振り向いたり右に振り向いたりして操作する場合にくらべて操作の労力を軽減することができる。しかも、クラッチレバー28の3本とも運転座席側が「切り」、反対側が「入り」に操作方向を揃えてあるから、入り切りを間違えることなく楽な姿勢で切換えができる。また、各クラッチレバー28間にスプリング32を介在させて、クラッチレバー28をスプリング32の弾性力で位置決めしてあるから、クラッチレバー28の入切操作を円滑に行うことができる。
【0021】〔別実施例〕前記棒材14はU字形状のものに限られるものではなく、例えば真直な棒で構成してもよい。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。




 

 


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