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発明の名称 グランドピアノの支柱コレクター
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−81122
公開日 平成9年(1997)3月28日
出願番号 特願平7−255501
出願日 平成7年(1995)9月7日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】落合 稔 (外1名)
発明者 石田 宗雄
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 互いに連結された奥框および中框の少なくとも一方にねじ止めされる取付け部を備え、この取付け部に複数の支柱の各前端部がねじ止めされるとともに、当該取付け部にフレームが前方から当接するグランドピアノの支柱コレクターであって、当該取付け部に、前記中框の前面に係合する係合突部が形成されていることを特徴とするグランドピアノの支柱コレクター。
【請求項2】 前記取付け部が、前記奥框および前記中框の少なくとも一方の上面、および前記複数の支柱の上面にねじ止めされることを特徴とする、請求項1に記載のグランドピアノの支柱コレクター。
【請求項3】 前記取付け部は、ボルト螺合部をさらに備え、当該ボルト螺合部にねじ込まれた調整ボルトを介して前記フレームが当接するように構成され、前記係合突部は、前記ボルト螺合部に対して左右対称に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のグランドピアノの支柱コレクター。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弦の張力を支持するために、支柱を集結させてフレームと連結するのに用いられるグランドピアノの支柱コレクターに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の支柱コレクターの一例を示している。この支柱コレクター51は、取付け板部52と、取付け板部52の上面に形成された連結ロッド部53とを備え、鉄板などの金属板により一体成形されている。取付け板部52の所定位置には、ねじ止め用の複数の孔52aが形成されている。連結ロッド部53は、正方形の断面を有し、取付け板部52の中央部から前方に延びており、その前面にはねじ孔55が形成されている。支柱コレクター51は、図6〜図8に示すように、打廻し6に形成した溝57に取付け板部52および連結ロッド部53の前端部をはめ込んだ状態で、互いにねじ止めされた木製の奥框8および中框9上に載置され、ねじ10、10・・・によって奥框8および中框9に固定される。
【0003】一方、支柱は、複数例えば3本の木製の支柱11、11、11で構成され、それらの後端部が支持ケースの積揚(いずれも図示せず)の異なる位置に固定されるとともに、前端部は、奥框8に集結され、その前面を奥框8の背面に突き当てた状態で、支柱コレクター51の取付け板部52にねじ10で固定される。また、支柱コレクター51のねじ孔55には調整ボルト64がねじ込まれており、この調整ボルト64を、フレーム15の顎部15aに強く当接するように進退調整することによって、支柱コレクター51を介して、支柱11とフレーム15を互いに連結し、フレーム15に作用する弦の張力を、フレーム15および支持ケースが協働して支持するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来の支柱コレクター51は、各支柱11の前面を奥框8に突き当てた状態で、上方からねじ込んだ複数のねじ10により、支柱コレクター51に固定されるようになっている。この構成は、支柱コレクター51の固定を上方からのねじ止め作業だけで簡単に行えるという利点を備えるものである。一方、支柱コレクター51には、弦の張力によってもたらされる大きな圧縮荷重が、フレーム15から調整ボルト64を介して作用する(図の矢印F)。したがって、上記のような支柱コレクター51の固定方法では、大きな圧縮荷重をもっぱらねじ10のせん断強度で支持することになるため、支持力が不足がちになり、安定して支持することができないという問題がある。この問題を解消するには、例えば、ねじ10の本数を増やしたり、ねじ10としてせん断強度の高い特注のねじを用いたりすることが考えられるが、それらの場合には、組立コストや材料コストの上昇を招いてしまう。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、組立コストや材料コストの上昇を招くことなく、フレームからの荷重を安定して支持することができるグランドピアノの支柱コレクターを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、本発明は、互いに連結された奥框および中框の少なくとも一方にねじ止めされる取付け部を備え、この取付け部に複数の支柱の各前端部がねじ止めされるとともに、取付け部にフレームが前方から当接するグランドピアノの支柱コレクターであって、取付け部に、中框の前面に係合する係合突部が形成されていることを特徴としている。
【0007】この支柱コレクターによれば、弦の張力によってフレームにもたらされる圧縮荷重が、これに当接する取付け部を介して支柱コレクターに作用する。そして、この圧縮荷重は、取付け部をねじ止めするねじのせん断強度と、係合突部が係合する中框およびこれに連結された奥框の圧縮強度とで、分担して支持される。その結果、奥框および中框の負担荷重分だけ、ねじの負担荷重が軽減されるので、このような負担荷重の振分けにより、フレームからの圧縮荷重を安定して支持することができる。
【0008】この場合、取付け部が、奥框および中框の少なくとも一方の上面、および複数の支柱の上面にねじ止めされることが好ましい。この構成によれば、ねじを上方から締め付けるだけで、支柱コレクターを簡単に取り付けることができる。
【0009】これらの場合、取付け部は、ボルト螺合部をさらに備え、ボルト螺合部にねじ込まれた調整ボルトを介してフレームが当接するように構成され、係合突部は、ボルト螺合部に対して左右対称に配置されていることが好ましい。この構成によれば、係合突部が、ボルト螺合部すなわちフレームからの圧縮荷重の作用点に対して左右対称に配置されているので、この圧縮荷重をバランス良く支持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら、詳細に説明する。なお、以下の説明では、従来の支柱コレクター51と同一の構成要素については、同一の符号を用いるものとする。
【0011】図3は、本発明を適用した支柱コレクターを示している。この支柱コレクター1は、取付け板部(取付け部)2と、取付け板部2の上面に形成された連結ロッド部(ボルト螺合部)3と、取付け板部2の前端中央部から下方に延びる係合突部4とを有し、鉄板などの金属板によって一体成形されている。
【0012】取付け板部2は、厚さが例えば10mm程度のほぼ長方形状のものであり、その所定位置には、ねじ止め用の複数の孔2aが形成されている。連結ロッド部3は、正方形の断面を有し、取付け板部2の中央部から前端までの間に延びており、その前面にはねじ孔5が形成されている。
【0013】係合突部4は、取付け板部2の前端から垂直下方に延びており、その左右端から連結ロッド部3の中心までの距離L1 、L2 が互いに等しくなるように、すなわち連結ロッド部3を中心として左右対称に形成されている。
【0014】以上の構成の支柱コレクター1は、図4に示す支持ケース12に取り付けられる。この支持ケース12は、グランドピアノの外形を有する積揚13と、3本の支柱11、11、11と、積揚13の左右間に渡された打廻し6、奥框8および中框9とから成る。これらの構成要素は、積揚13を除き、木質角材で構成されている。また、中框9は奥框8の前側に上面面一の関係でねじ止めされており、打廻し6は、下端部に溝7を有するとともに、中框9上に載置されている(図1参照)。
【0015】図1および図2に示すように、支柱コレクター1は、取付け板部2および連結ロッド部3の前端部を打廻し6の溝7にはめ込み、かつ係合突部4を中框9の前面9aに係合させた状態で、奥框8および中框9の上面に、取付け板部2の孔2aを介してねじ10、10・・・で固定される。一方、支柱11、11、11は、各後端部が積揚13の異なる位置にホゾ組とねじで連結されるとともに、前端部は、奥框8に集結され、その前面を奥框8の背面に突き当てた状態で、支柱コレクター1の取付け板部2の下面にねじ10で固定される。そして、支柱コレクター1のねじ孔5にねじ込んだ調整ボルト14を進退調整して、図8と同様に、フレーム15の顎部15aに強く当接させることにより、支柱コレクター1を介して、支柱11とフレーム15が互いに連結される。
【0016】以上のように、本実施形態の支柱コレクター1によれば、ねじ10で取付け板部2を奥框8、中框9および各支柱11に固定するだけでなく、この固定した状態で係合突部4が中框9の前面9aに係合しているので、フレーム15からの圧縮荷重を、ねじ10のせん断強度と、中框9およびこれに連結された奥框8の圧縮強度とで、分担して支持することになる。その結果、奥框8および中框9の負担荷重分だけ、ねじ10の負担荷重を軽減できるので、このような負担荷重の振分けにより、フレーム15からの圧縮荷重を安定して支持することができる。
【0017】また、この支柱コレクター1は、上方からのねじ10の締付けだけで、簡単に取り付けることができる。さらに、支柱コレクター1は、従来の支柱コレクター51に対して係合突部4を一体的に付加しただけで簡単に形成できるので、組立コストや材料コストを増大させることなく、上記効果を得ることができる。さらに、係合突部4は、連結ロッド部3すなわち圧縮荷重の作用点に対して左右対称に配置されているので、この圧縮荷重をバランス良く支持することができる。
【0018】なお、本発明は、上述した以外にも、種々の態様で実施することができる。例えば、説明した実施形態では、連結ロッド部3および係合突部4を取付け板部2と一体成形しているが、これを溶接などによって、後付けしてもよい。また、支柱などの取付け部を、板状の取付け板部2に代えて、ブロック状としてもよい。その他、本発明の趣旨の範囲で、細部の構成を変更することが可能である。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のグランドピアノの支柱コレクターは、組立コストや材料コストの上昇を招くことなく、フレームからの荷重を安定して支持することができるなどの効果を有している。




 

 


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