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発明の名称 電子楽器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−34455
公開日 平成9年(1997)2月7日
出願番号 特願平7−200334
出願日 平成7年(1995)7月14日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】平木 道人 (外1名)
発明者 青山 徹 / 佐藤 康史 / 藤本 諭 / ▲高▼氏 清己 / 小杉 太一 / 廣田 賢一 / 松永 郁
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 操作情報を入力する入力手段と、入力された操作情報を無線伝送方式によって他の場所に伝送する伝送手段と、発音データ列からなる演奏データを記憶している演奏データ記憶手段と、伝送された操作情報に基づき、演奏データ中の発音データを順次読み出して発音処理する半自動演奏手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
【請求項2】 操作情報を入力する入力手段と、発音データ列からなる演奏データを記憶している演奏データ記憶手段と、入力された操作情報に基づき、演奏データ中の発音データを順次読み出して発音処理する半自動演奏手段と、発生された楽音信号を無線伝送方式によって他の場所に伝送する伝送手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
【請求項3】 操作情報を入力する入力手段と、発音データ列からなる演奏データを記憶している演奏データ記憶手段と、入力された操作情報に基づき、演奏データ中の発音データを順次読み出してMIDI信号に変換する半自動演奏手段と、発生されたMIDI信号を無線伝送方式によって他の場所に伝送する伝送手段とを備えたことを特徴とする電子楽器。
【請求項4】 前記入力手段はスイッチであることを特徴とする請求項1ないし3に記載の電子楽器。
【請求項5】 前記入力手段は鍵盤であり、鍵盤を複数の領域に分離し、少なくとも1つの領域に対応して、前記演奏データ記憶手段および前記半自動演奏手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし3に記載の電子楽器。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子楽器に関し、特に半自動演奏機能および無線伝送機能を組み合わせた電子楽器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子楽器においては、任意の鍵を所定のタイミングでたたくことにより、記憶されている演奏データが該タイミングに合わせて演奏される半自動演奏機能を持つものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の半自動演奏機能を有する電子楽器は、1つの電子楽器筐体に鍵盤からアンプあるいはスピーカまで全ての回路あるいは装置が収納されており、例えばステージ上を移動しながら半自動演奏機能を使用して演奏できないという問題点があった。本発明の目的は、前記のような従来技術の問題点を解決し、離れた位置や移動しながら半自動演奏機能を利用可能な電子楽器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、半自動演奏機能と無線伝送機能とを組み合わせ、半自動演奏のための発音タイミング情報、あるいは半自動演奏機能から出力される発音制御情報あるいは発音制御情報により発音された楽音信号を無線伝送機能を使用して離れた場所に伝送し、最終的に離れた場所で楽音を発生させるところに特徴がある。本発明はこのような構成によって、離れた場所や移動しながら半自動機能を使用して演奏が可能となるので、より容易に演奏ができると共に演奏中の自由度も向上する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例の構成を示すブロック図である。電子楽器の鍵盤部1には、鍵盤3、スキャン回路4、パネル回路5、送信回路6、アンテナ7が備えられている。鍵盤3は、例えばそれぞれ2つのスイッチを有する複数の鍵からなり、スキャン回路4は、鍵盤の複数のスイッチの状態を走査し、状態変化を検出して、キーオン、キーオフ、タッチ等の情報を発生する。パネル回路5は、音色選択等の各種スイッチ、および該スイッチの状態変化を検出してパネルイベント情報を発生する回路からなる。送信回路6は、スキャン回路4あるいはパネル回路5から入力されたデジタル情報を例えばFSK変調して送信する。信号フォーマットは任意のものが使用できるが、例えばRS232Cの信号形式でバイト単位で伝送してもよい。
【0006】電子楽器の本体部2には、受信回路、制御部、楽音発生部が備えられている。受信回路12は、送信回路6から送信された信号を受信し、割り込み等を利用して、デジタル情報をCPU9に出力する。CPU9は、ROM10に格納されている制御プログラムに基づき、電子楽器本体部2全体の制御を行う中央処理装置である。ROM10にはプログラム、音色パラメータ、周波数情報テーブル等の他、後述する曲データも記憶されている。RAM11はワークエリアおよびバッファとして使用され、パネル状態等も保存されている。また、バッテリバックアップされていてもよい。
【0007】音源回路13は、例えば波形読み出し方式により楽音信号を発生する回路であり、デジタル楽音波形情報が記憶されている波形メモリから発音すべき音高に比例したアドレス間隔で順次楽音波形を読み出し、エンベロープ信号を乗算することによって楽音信号を発生させる複数の楽音発生チャネルを有している。なお、実際には、1つの楽音発生回路を時分割多重動作させることにより同時に複数の楽音信号を独立して発生可能に構成されている。D/A変換器14はデジタル楽音信号をアナログ信号に変換し、アンプ15によって増幅された楽音信号はスピーカ16によって発音される。バス17は電子楽器内の各回路を接続している。なお、必要に応じて、フロッピディスクドライブ回路、メモリカードインターフェース回路、MIDIインターフェース回路等を備えていてもよい。
【0008】図2はRAM11上に存在する各種データの構成を示す説明図である。図2(a)は曲データの構成を示しており、各曲データは例えば4バイトのデータ単位からなる。第1バイトはステータスバイトであり、該データ単位の種類を示す。例えば9は発音開始(キーオン)、8は発音終了(キーオフ)、12は音色指定、0は無効データ(何もしない)というように決められている。この無効データは、発音しないタイミングに挿入されるほか、曲データを編集した結果、不要になったデータ単位を無効データにすることによって、削除してデータを詰める処理を不要にできるものである。なお最上位ビットのCフラグが1である場合には、次の発音データも同時に処理すべきであることを示している。
【0009】2バイト目の音程(音色番号)データは、発音開始データの場合にはキーナンバーデータが記憶されており、例えば60であればC3 を表している。また、音色指定データの場合には音色番号が記憶されている。3バイト目には、発音開始データの場合、押鍵強さデータが記憶されている。4バイト目には、音色系列データが記憶されており、これは例えばMIDI信号におけるチャネルデータに相当するものである。複数の音色系列のそれぞれには、音色指定データによってそれぞれ音色番号が指定され、発音開始データの場合には、指定された該音色系列に予め設定されている音色番号の音色で発音が開始される。なお曲データとしては、例えば高音用には任意の曲のメロディ演奏データ、低音用には該曲の伴奏演奏データを記憶する。
【0010】図2(b)はシステムデータの構成を示しており、イベント読み出しポインタ及びイベント書き込みポインタはそれぞれ図2(c)に示すイベントキューバッファの制御に使用される。DCは直接呼び出しフラグであり、後述するように、鍵分割されたそれぞれのイベント処理ルーチンの呼び出し元を判定するために使用される。MDは鍵分割モードか否かを示すモードフラグである。図2(c)は、イベントキューバッファの構成を示しており、例えば鍵盤部1から送信されたキーオンあるいは音色指定イベントに基づき、後述する割り込み処理によって、4バイト単位のイベントデータが書き込まれる。なお、容量は例えば1キロバイトであり、またイベントデータの構成は図2(a)の曲データのデータ単位と同じものであるが、ステータスデータには鍵分割したA、Bどちらのイベントであるかを示す情報が付加されている。
【0011】図3は、CPU9のメイン処理を示すフローチャートである。電子楽器の電源が投入されると、ステップS1においては、音源回路やRAM内のデータを初期化する。ステップS2においては、システムデータ中のイベント読み出しポインタとイベント書き込みポインタとが一致しているか否かが判定され、一致していなければステップS3に移行するが、一致している場合には処理すべきイベントがバッファ内には存在しないので、ステップS12に移行して、その他の処理、例えば発音中のチャネルの制御処理、自動演奏処理、効果付与処理等が行われる。
【0012】ステップS3においては、イベントキューバッファの読み出しポインタ位置から4バイトのイベントデータを読み出し、読み出しポインタを更新する。ステップS4においては、読み出したイベントデータのステータスがキーオンA(A領域のキーオン)であるか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステップS5に移行して後述するキーオンA処理が行われる。ステップS6においては、読み出したイベントデータのステータスがキーオンBであるか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステップS7に移行してキーオンB処理が行われる。
【0013】ステップS8においては、読み出したイベントデータのステータスがチェンジモードであるか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステップS9に移行して後述するチェンジモード処理が行われる。ステップS10においては、読み出したイベントデータのステータスがその他のステータス(キーオフ、音色指定等)であったか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステップS11に移行してその他のステータス処理が行われる。
【0014】図4はCPU9の受信割り込み処理を示すフローチャートである。この処理は、受信回路12がデータを受信し、CPU9に割り込みをかけるたびに起動される。ステップS20においては、受信データがA領域(鍵盤の予め定められた任意の鍵より低音側の領域)のキーオンを示すか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステップS21に移行して、キーオンAイベントデータをイベントキューバッファの書き込みポインタが示す番地から書き込み、書き込みポインタを更新する。ステップS22においては、受信データがB領域(鍵盤の予め定められた任意の鍵以上の高音側の領域)のキーオンを示すか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステップS23に移行して、キーオンBイベントデータをイベントキューバッファの書き込みポインタが示す番地から書き込み、書き込みポインタを更新する。
【0015】ステップS24においては、受信データがモードスイッチオンを示すか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステップS25に移行し、モードチェンジイベントをイベントキューバッファに書き込む。ステップS26においては、その他のイベントを示すか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステップS27に移行して、その他のイベントをイベントキューバッファに書き込む。
【0016】図5は、ステップS5のキーオンA処理あるいはステップS7のキーオンB処理を示すフローチャートである。ステップS30においては、図2(a)に示すようなA(B)領域に対応する曲データの中から、図示しないデータカウンタの内容に基づき、次に発音すべきデータ単位を読み出す。ステップS31においては、読み出したデータ単位に基づき発音処理が行われる。ステップS32においては、該データ単位のCフラグが1であるか否かが判定され、結果が肯定の場合にはステップS30に戻り、次のデータ単位の発音処理を行う。
【0017】ステップS32においてCフラグが0であった場合にはステップS33に移行し、MDおよびDCフラグが共に0であるか否かが判定される。MDが0である場合には鍵分割モードではないので、他方のキーオン処理も起動する必要があり、DCが0であるということは、他方のキーオン処理からコールされたのではないことを示している。そして、結果が肯定の場合にはステップS34に移行する。ステップS34においては、DCフラグを1にセットし、ステップS35においては、他方のキーオン処理であるキーオンB(A)処理をコール(起動)する。ここで起動されたキーオン処理においては、DCフラグが1であるので、ステップS33の判定結果が否定となり、再度他方のキーオン処理を起動することはない。ステップS36においては、DCフラグを0にリセットする。
【0018】図6は、ステップS9のチェンジモード処理を示す。ステップS40においては、システムデータからMDフラグを読み出し、ステップS41においては、読み出したMDフラグを反転する。ステップS42においては、反転したMDフラグをシステムデータエリアに書き込む。以上のような処理によって、2つの領域A、Bそれぞれのキーオンに対応して、データが無線伝送され、それぞれの曲データが半自動演奏される。
【0019】図7は鍵盤部1の第2の実施例を示すブロック図である。第1の実施例では、鍵盤装置3およびスキャン装置4を設けているので、装置や回路規模が大きくなってしまうが、半自動演奏機能を使用する場合には、A、Bそれぞれの領域においては、任意の鍵の1つを押下すればよいので、多数の鍵は必要ない。従って、図7の実施例においては、例えば鍵盤部20にA、Bそれぞれの領域に対応して2つの押しボタンスイッチ21、22を設ける。そして、それぞれのスイッチの押下に対応してコード発生器23が各領域の任意の鍵の内の予め定められた1つの鍵のキーオンデータを発生する。そして、該データを送信回路が送信する。このような構成にすれば、鍵盤部20を例えばカード程度の大きさに小型化でき、車内等の狭い場所でも使用できる。なおスイッチは最小限1個でもよく、また、モード切換、あるいは音色切換スイッチを付加してもよい。
【0020】図8は本発明の第3の実施例を示すブロック図である。この実施例は、鍵盤部30に電子楽器の楽音信号発生までの機能を搭載し、D/A変換器14から出力されるアナログ楽音信号を送信回路31によって例えばFM変調して送信し、一般の受信装置32、例えばラジオやステレオ装置によって受信し、発音させるものである。このように構成すれば、受信装置として広く普及している装置を利用可能である。なお、D/A変換する前のデジタル信号を無線伝送し、受信してからD/A変換してもよい。
【0021】図9は本発明の第4の実施例を示すブロック図である。この実施例は、鍵盤部40からMIDI信号を無線伝送するものである。鍵盤部40には、第3の実施例と同様にCPU9、ROM10、RAM11等からなる制御部が設けられ、スキャン回路4あるいはパネル回路5から出力されるイベント情報をMIDI情報に変換し、MIDIインターフェース回路41からMIDI信号が出力される。送信回路31は例えばFSK方式でMIDI信号を変調し、送信する。受信回路12はFSK信号を復調し、MIDI信号を出力する。MIDI機能付き電子楽器42としては、例えばMIDI機能付き電子ピアノ、キーボード、音源モジュール、パソコン等任意の装置が利用可能である。
【0022】以上、実施例を説明したが、次のような変形例も考えられる。実施例においては、鍵分離モードの場合には2つの領域に対応してそれぞれ独立して半自動演奏機能が実行され、鍵分離モードでない場合には、それぞれの領域に対応する曲データが同時に演奏される例を開示したが、例えば鍵を分離しない場合には1つの曲データのみを半自動演奏するようにしてもよい。また、鍵分離する場合には、一方のみを半自動演奏モードとし、他方は通常の演奏モード、あるいは全自動演奏モードにしてもよい。鍵分離の仕方は特定の鍵から右と左に分ける他、白鍵と黒鍵、2つの鍵盤など任意の分離法が採用可能である。
【0023】実施例における演奏データは、自動演奏用の演奏データとはタイミングデータの有無のみの違いであるので、自動演奏用のデータを本発明の半自動演奏に使用することも可能である。ただし、この場合キーオフデータは不要であるので読み飛ばす。無線伝送方式については、通常の電磁波による無線伝送の他、リモコンなどに採用されている赤外線伝送も使用可能である。変調方式については、デジタル情報であれば、FM、PM、QAM、パルス位置変調等、アナログ信号であればAM、FM、PCM等の任意の方式が採用可能である。
【0024】半自動演奏においては、間違えて2つの鍵を押下してしまうと2つの音が同時に発音されてしまい、演奏タイミングがずれてしまう。そこで、キーオンを検出した場合には、所定の時間(例えば正規のキーオン間隔の数分の1)は次のキーオンを検出しても無視するガードタイムを設けてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、半自動演奏機能と無線伝送機能とを組み合わせ、半自動演奏のための発音タイミング情報、あるいは半自動演奏機能から出力される発音制御情報あるいは発音制御情報により発音された楽音信号を無線伝送機能を使用して離れた場所に伝送し、最終的に離れた場所で楽音を発生させるので、離れた場所や移動しながら半自動機能を使用して演奏が可能となり、より容易に演奏ができると共に演奏中の自由度も向上するという効果がある。




 

 


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