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小板材の製造方法 - ソニー株式会社
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発明の名称 小板材の製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−7503
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−157589
出願日 平成7年(1995)6月23日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】船橋 國則
発明者 武田 正三
要約 目的
簡単な工程で対象物の位置決めを正確に行うことができる小板材の製造方法を提供すること。

構成
本発明は、板材1における所定領域に、板材1以外の部材に対して位置決めを行う対象物2を形成し、この対象物2の周辺に設けられた分割ライン3に沿って板材1を切断することにより小板材10を製造する方法であって、分割ライン3をまたぐ状態で位置決め用孔4をエッチング処理によって形成し、この分割ライン3に沿って板材1を切断し、分離後の対象物2の外周辺11に位置決め用孔4が分割して成る位置決め用切欠部41を形成する製造方法である。
特許請求の範囲
【請求項1】 板材における所定領域に、該板材以外の部材に対して位置決めを行う対象物を形成し、該対象物の周辺に設けられた分割ラインに沿って該板材を切断することにより小板材を製造する方法であって、前記分割ラインをまたぐ状態で位置決め用孔をエッチング処理によって形成する工程と、前記分割ラインに沿って前記板材を切断し、分離後の前記対象物の外周部に前記位置決め用孔が分割して成る位置決め用切欠部を形成する工程とから成ることを特徴とする小板材の製造方法。
【請求項2】 前記対象物は、陰極線管における電子銃と蛍光面との間に配置される色選別機構から成ることを特徴とする請求項1記載の小板材の製造方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の部材に対して位置決めを行う対象物を板材に形成し、これを切断することによって小板材を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、陰極線管における色選別機構の一つであるアパーチャグリルは、金属製シートの所定領域に簾状のエッチング処理を施すことによって形成されている。また、このアパーチャグリルを所定のフレームに接続する作業においては、先ず、金属製シートに簾状のアパーチャグリルを形成し、この金属製シートをアパーチャグリルの周辺で切断していわゆるフラットアパーチャグリルを形成し、その後、このフラットアパーチャグリルを溶接用の治具に位置決めした状態でフレームに溶接し、そして、位置決めで使用したアパーチャグリルの周辺部分をトリミングするようにしている。
【0003】従来では、このようなアパーチャグリルなどの対象物を板材の所定領域に形成し、これを切断して小板材を構成して溶接用の治具などの位置決め部材で保持する場合には、小板材の外周辺を基準にして位置決めを行っている。例えば、アパーチャグリルにおいては、略四角形から成るフラットアパーチャグリルの縦横の2辺や4辺を利用して溶接用の治具に位置決めを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、小板材の製造において板材を切断する際、機械的なせん断機を用いて切断処理を行うと、このせん断機の加工精度が小板材の外周辺の加工精度に影響することになる。このため、外周辺を利用した小板材の位置決め精度はこのせん断機の加工精度に依存し、加工誤差が全て小板材の位置決め誤差となってしまう。また、板材をエッチング処理によって分離し小板材を製造すれば、機械的なせん断機で小板材を製造する場合と比べて外周辺における加工精度はより向上することになるが、製造工程の複雑化やコストアップを招く原因となる。
【0005】よって、本発明は、簡単な工程で対象物の位置決めを正確に行うことができる小板材の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を達成するために成された小板材の製造方法である。すなわち、本発明は、板材における所定領域に、板材以外の部材に対して位置決めを行う対象物を形成し、この対象物の周辺に設けられた分割ラインに沿って板材を切断することにより小板材を製造する方法であって、分割ラインをまたぐ状態で位置決め用孔をエッチング処理によって形成し、この分割ラインに沿って板材を切断し、分離後の対象物の外周部に位置決め用孔が分割して成る位置決め用切欠部を形成する製造方法である。
【0007】
【作用】本発明では、板材に形成された対象物の周辺の分割ラインに沿ってこの板材を切断するに先立ち、分割ラインをまたぐ状態で位置決め用孔をエッチング処理によって形成している。その後、分割ラインに沿って板材を切断することで位置決め用孔も分割し、分離後の対象物の外周部に位置決め用切欠部を形成している。つまり、本発明では、小板材における外周のほとんどの部分を簡単な切断によって構成し、外周のうち対象部の位置決めに使用される部分すなわち位置決め用切欠部のみを切断より加工精度の高いエッチング処理によって構成している。これにより、簡単な切断によって板材を分割し小板材を製造する場合であっても、その切断誤差に影響を受けることなく位置決め用切欠部を形成でき、小板材の製造簡素化および位置決め向上を両立できることになる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明における小板材の製造方法における実施例を図に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施例における小板材の製造方法を説明する模式図である。この例では、受像機における色選別機構を構成するためのフラットアパーチャグリルを製造対象の小板材としている。
【0009】先ず、図1(a)に示すように、小板材10を形成するための板材1を用意し、これにエッチング処理を施して対象物2を形成する処理を行う。フラットアパーチャグリルから成る小板材10を製造する場合には、対象物2がアパーチャグリルであるため、板材1を簾状にエッチングすることによりアパーチャグリルを形成する。また、本実施例では、この対象物2のエッチング処理とともに、対象物2の周辺に設けられる分割ライン3をまたぐ状態で位置決め用孔4をエッチング処理により形成する。位置決め用孔4は、エッチング処理によって対象物2を基準として精度良く形成される。
【0010】次に、図1(b)に示すように、板材1(図1(a)参照)を分割ライン3(図1(a)参照)に沿って切断機(図示せず)により切断し、小板材を形成する処理を行う。切断機(図示せず)としては、一般的なせん断機を使用して簡単な作業で切断を行うようにする。
【0011】また、この切断により、分割ライン3(図1(a)参照)をまたぐ状態で形成された位置決め用孔4(図1(a)参照)も分割され、位置決め用切欠部41となる。この位置決め用切欠部41は、小板材10の外周辺11に形成される状態となる。第1実施例における小板材10では、その外周辺11の4つの隅部に位置決め用切欠部41が設けられる。
【0012】先に説明したように、位置決め用孔4(図1(a)参照)はエッチング処理によって精度良く形成されているため、この位置決め用孔4が分割して成る位置決め用切欠部41も、切断機による切断誤差に影響を受けることなく対象物2に対して精度良く形成されることになる。つまり、せん断機(図示せず)を用いて簡単な作業で板材1(図1(a)参照)を切り出して小板材10を製造する場合であっても、これを所定の治具に位置決めする際にエッチング処理によって形成された位置決め用切欠部41を利用することで、正確な位置決めを行うことが可能となる。
【0013】図2は、第1実施例における小板材の位置決めを説明する模式図である。先に説明したように、小板材10における位置決め用切欠部41は、対象物2のエッチング処理とともにこの対象物2を基準として正確な位置に形成されている。この小板材10を、位置決め部材5を用いて保持する場合、各位置決め部材5を4つの隅部にある位置決め用切欠部41に当接されることによって保持および位置決めを行う。
【0014】この位置決め用切欠部41を用いた位置決めにより、例えば小板材10の外周部のうち切断機によって切断構成された外周部11aが、その切断誤差等によって図中二点鎖線11a’で示すように斜めに切断されてしまった場合であっても、位置決め用切欠部41が精度良く形成されていることから、この外周部11a’に影響を受けることなく正確な位置決めを行うことが可能となる。
【0015】つまり、小板材10の外周辺11のほとんどはせん断機(図示せず)による簡単な作業で切断形成されており誤差を含んでいることになるが、位置決めのための位置決め用切欠部41はエッチング処理によって対象物2に対して正確な位置に形成されている。これによって、簡単な切断作業で板材1(図1(a)参照)から小板材10を製造する場合であっても正確な位置決めを行うことが可能となる。
【0016】図3は、本発明の第2実施例の位置決めを説明する模式図である。この小板材10においては、外周辺11の4つの隅部に円弧型の位置決め用切欠部41が設けられている。この位置決め用切欠部41は、対象物2をエッチング処理で形成する際に同様なエッチング処理によって形成されている。つまり、位置決め用切欠部41をエッチング処理によって形成することから、対象物2に対して精度良く設けることができるとともに、位置決め部材5の形状に合った形状を容易に成形することが可能となる。
【0017】第2実施例においては、円筒形の位置決め部材5を用いることから、この形状に合った円弧型の位置決め用切欠部41を形成する。なお、このような形状の位置決め用切欠部41を形成するには、図1(a)に示す分割ライン3をまたぐ状態で略円形の位置決め用孔4をエッチング処理によって形成しておき、これを分割して円弧型の位置決め用切欠部41を構成すればよい。
【0018】図4は、本発明の第3実施例の位置決めを説明する模式図である。この例では、円筒形の位置決め部材5を小板材10の各隅部に対して2個づつ当接させて位置決めを行う状態を示している。位置決め用切欠部41の形状としては、例えば図1に示す第1実施例の小板材10と同様であり、各位置決め用切欠部41に対して2個の位置決め部材5が接触して保持および位置決めを行うことができるようなものとなっている。
【0019】この位置決め用切欠部41も、第1実施例および第2実施例と同様にエッチング処理によって形成された位置決め用孔4(図1(a)参照)を分割することによって形成されており、切断機(図示せず)を用いて形成された直線状の外周辺11よりも精度良く形成されている。これにより、位置決め部材5を位置決め用切欠部41に当接させることで、切断機(図示せず)で形成した直線状の外周辺11の切断精度に影響を受けることなく小板材10を正確に保持および位置決めすることができるようになる。
【0020】また、図5は本発明の第4実施例の位置決めを説明する模式図である。この例では、小板材10の外周辺11のうちの隅部ではなく直線状の部分に位置決め用切欠部41を形成し、これに位置決め部材5を当接させることで位置決めを行う状態を示している。第1実施例〜第3実施例においては、いずれも小板材10の外周辺11における4つの隅部に位置決め用切欠部41を設ける例を示したが、小板材10の位置決めを行うためには必ずしも隅部に位置決め用切欠部41を設けなくてもよい。つまり、第4実施例では、この一例として直線状の外周辺11に位置決め用切欠部41を設けている。
【0021】このような小板材10を製造するには、図1(a)に示す縦横の分割ライン3が交わらない所で分割ライン3をまたぐ状態で位置決め用孔4を形成する。そして、この分割ライン3に沿って切断を行うことにより、小板材10の隅部以外の外周辺11に位置決め用切欠部41を設けることができるようになる。
【0022】これにより、小板材10の直線状の外周辺11に位置決め用切欠部41が設けられていても、切断機(図示せず)による切断誤差の影響を受けることなく小板材10の位置決めを正確に行うことができるようになる。
【0023】なお、第1実施例〜第4実施例においては、いずれも4つの位置決め用切欠部41にそれぞれ位置決め部材5を当接させて小板材10の位置決めを行う例を示したが、位置決めを行うには少なくとも2つの位置決め部材5によって小板材10を挟持する状態にすればよい。
【0024】また、各実施例においては、いずれも板材1(図1(a)参照)から1つの小板材10を取り出す例を示したが、図6に示すように板材1から多数の小板材10を取り出すいわゆる多面取りを行うようにしてもよい。
【0025】この場合には、例えば長尺状の板材1を使用して、エッチング処理によりその長手方向および短手方向に複数の対象物2を形成し、これとともに位置決め用孔4、4’をエッチング処理によって形成する。この際、各対象物2の間に配置される位置決め用孔4’としては、複数の小板材10に対して共有となるように形成する。
【0026】そして、この状態で各対象物2の周辺に設けられた分割ライン3に沿って切断機(図示せず)による切断を行う。これによって、長尺状の板材1から複数の小板材10を取り出すことが可能となる。この際、各位置決め用孔4は分割されて各小板材10の外周辺に配置される位置決め用切欠部となる。
【0027】板材1から複数の小板材10を取り出す場合には、このように対象物2および位置決め用孔4をエッチング処理により形成した後、分割ライン3に沿った切り出しを切断機(図示せず)によって行うようにすれば、位置決め精度の良い小板材10を簡単な工程によって多数製造することが可能となる。
【0028】なお、いわゆる多面取りを行う場合であっても、位置決め部材の配置位置や形状に応じて位置決め用孔4、4’を穿設するようにすれば、種々の位置決め部材に対応する小板材10を製造することができるようになる。また、本実施例においては、主としてフラットアパーチャグリルから成る小板材10の製造方法を説明したが、本発明はこれに限定されず、板材に位置決めの対象となる対象物を形成し、その周辺で分割して小板材を製造する方法であればどの様なものであっても適用可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の小板材の製造方法によれば次のような効果がある。すなわち、本発明では、板材に位置決めの対象部材をエッチング処理によって形成する際に位置決め用孔もエッチング処理によって形成しておき、その後、対象物の周辺に設けられた分割ラインに沿って板材を簡単な作業により切断しているため、簡単な切断にて板材を切り出し小板材を製造する場合であっても位置決め用切欠部を精度良く製造できることになる。これにより、小板材の製造簡素化および位置決め精度向上を両立させることが可能となる。また、正確な位置決めを行うことができる小板材を生産性良く製造することが可能となる。




 

 


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