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発明の名称 CLV用光ディスクの情報アクセス方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−16980
公開日 平成9年(1997)1月17日
出願番号 特願平7−162562
出願日 平成7年(1995)6月28日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】京本 直樹 (外2名)
発明者 川崎 順志
要約 目的
CLV用光ディスクの情報アクセスの高速化を低コストで実現する。

構成
光ヘッドをディスク半径方向に移送する手段を有する光ディスク再生装置において、主情報および位置情報が線速度一定(CLV)方式で記録されているディスクを再生する場合、上位装置からアクセス指示を受けた時に、まず現在アドレスとアクセス目標アドレスの関係より光ヘッドの移動方向のみを決定し(ステップ11,12)、現在アドレスと目標アドレスの差Aを計算し(ステップ13)、その差Aと規定アドレス差とを比較し(ステップ14)、先行して光ヘッド移送手段を駆動し、その後、現在位置および目標位置のトラック数計算,移動トラック数計算を正確に行うことにより、トラック数計算にかかる時間分、アクセスタイムを短縮する(ステップ15〜23)。
特許請求の範囲
【請求項1】 光ヘッドをディスク半径方向に移送する手段を有する光ディスク再生装置の情報アクセス方法において、主情報および位置情報が線速度一定(CLV)方式で記録されているディスクを再生する場合、上位装置からアクセス指示を受けた時に、まず現在アドレスとアクセス目標アドレスの関係より、前記光ヘッドの移動方向のみを決定して、先行して、前記光ヘッド移送手段を駆動し、その後、前記現在アドレスに対応する現在位置(トラック番号)および前記アクセス目標アドレスに対応する目標位置(トラック番号)を計算により求め、その間のトラック数を算出して、アクセス制御を行うことを特徴とするCLV用光ディスクの情報アクセス方法。
【請求項2】 前記線速度一定で記録された光ディスクの情報位置を表すコードが主情報中の副情報(サブコード)の1つの時間情報(タイムコード)として記録されており、前記光ヘッドの移動方向を、目標位置と現在位置の記録時間の大小を比較して判断することを特徴とする請求項1記載のCLV用光ディスクの情報アクセス方法。
【請求項3】 前記CLV記録光ディスクの情報アクセス時に、現在位置と目標位置の間のトラック数を算出する場合、あらかじめ計算した時間情報とトラック数の換算表を用いて求め情報アクセスを行うことを特徴とする請求項1記載のCLV用光ディスクの情報アクセス方法。
【請求項4】 前記CLV記録された光ディスクを再生する装置の情報アクセスにおいて、現在アドレスと目標アドレスの差が、対物レンズ・アクチュエータによるトラック移動のみで可能な程度の小さな値の場合、前記移送手段の先行駆動を行わないことを特徴とする請求項1記載のCLV用光ディスクの情報アクセス方法。
【請求項5】 前記情報アクセス方法を、ディスクの情報記録がゾーンごとにわかれたゾーンCLV方式で記録された光ディスクに対して適用することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のCLV用光ディスクの情報アクセス方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスク(以下、CDと称す)などの線速度一定方式で記録された光ディスクを再生する光ディスク情報再生装置の情報アクセス方法に関し、特に、そのアクセス時の光ヘッドのアクセス動作制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク再生装置の情報アクセス方法について図面を参照して説明する。
【0003】図2はCAV記録ディスクの情報配置を説明するための図、図3はCLV記録ディスクの情報配置を説明するための図、図4は従来例のCLV用光ディスクの情報アクセス時の制御フローチャートである。
【0004】従来の光ディスク再生装置の情報アクセスは、光ヘッドをディスク半径方向に駆動するリニアモータや送りネジ機構などによって、高速に、おおまかに移動(粗シーク動作)させた後、光ヘッド上に取り付けられた、対物レンズのアクチェータによるトラックジャンプで情報読取り用ビームスポットの精密位置決めをする(密シーク動作)。情報のアクセス速度を高めるには、この光ヘッドの高速で正確な移送制御が重要である。上位装置から情報のアクセス指示を光ディスク装置が受けた場合、光ディスク装置は、情報の論理番号とディスク上の物理的な位置との関係を計算し、光ヘッドをその物理的な位置に移送する。物理的な位置とは、たとえばディスク上のトラック番号やセクタ番号で示される位置である。
【0005】ところで、図2に示すように、光ディスク上の情報の配置が角速度一定(CAV)方式で記録されている場合は、ディスクの内周,外周に関係なく一つのトラック上の情報量は一定であるから、論理的な情報番号とトラック数の換算は簡単にできる。たとえば、図2に示すように、CAV方式の場合、一つのトラック1上に存在する情報単位(たとえばセクタ)の個数は一定であり、論理的な情報番号(たとえばセクタ番号のようなものは、通常情報単位の先頭2に記録されている)の整数分の一がトラック番号になる。そのため、CAV方式においては、論理的な情報番号と物理的な位置を表わすトラック番号の換算計算は非常に簡単に、極めて短時間に行うことができる。
【0006】しかし、図3に示すような線速度一定(CLV)方式の場合は、ディスク上の半径位置によって一つのトラック上の情報量が異なり、情報番号とトラック数の換算は困難になる。たとえば、CLV方式記録であるCD−ROMを例に取ってみると、トラック番号をN,記録開始径をr1 ,トラックピッチをp,情報記録線速度をlv ,論理情報番号(累計フレーム数)をtとすると、その関係は、次の式(1)となる。
【0007】

【0008】CDの規格では、線速度は1.2 〜1.4m/sの間と規定されている。従来は、このような線速度における論理情報番号とトラック数の換算値をあらかじめ計算し制御マイコン内のROMデータ(テーブル)として用意して、テーブル参照の方法でトラック数を求めていた。CD規格のように記録線速度に幅(1.2 〜1.4m/sの間)がある場合は、線速度ごとのテーブルを内蔵していては膨大な大きさのROMが必要なので、たとえば特開昭63−168878に開示されているようなディスク線速度検出方法を用いて、テーブルデータの線速度との差を演算するなどの方法が取られていた。
【0009】次に、これらの従来の情報アクセス方法について図面を参照して説明する。
【0010】これらの従来の情報アクセス方法をフローチャートで示すと、図4に示すのようになる。上位装置である、たとえばパーソナルコンピュータから、ディスク上のある個所に記録されている情報をアクセスするコマンドを受け付けた場合、図4に示すように、まず現在光ヘッドがある情報のアドレスを確認し(ステップ41)、そのアドレスが物理的にディスク上のどのトラックにあるのか計算によりそのトラック番号T1 を求める(ステップ42)。そして同様に、目的の情報のアドレス(上位装置から与えられた、これからアクセスする情報)から、目的のトラック番号T2 を計算する。または、テーブル参照により求める(ステップ43)。
【0011】次に、その差の移動すべきトラック数Tを計算し(ステップ44)、その差Tと規定トラック数Tsとを比較し(ステップ45)、そのトラック数Tがトラックジャンプでアクセスできる範囲ならば(ステップ45,No)、トラックジャンプ処理を行い(ステップ46)、その範囲を越えていれば(ステップ45,Yes)、光ヘッドの移送手段を駆動し、シーク動作を行う(ステップ47)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法では、ローディングしたディスクの線速度がテーブルデータの線速度とずれている場合は、演算に要する時間だけアクセス時間が遅くなるという問題がある。
【0013】また、従来の方法では、テーブル参照法自体も精度を上げようとすればROM容量が増えて装置が高価になってしまい、また、装置を安価にするためには間引きをした荒い表を用いることになるが、その場合はアクセスの正確さに欠けてしまい、さらに、式(1)の計算を随時行えば、どのようなディスクが装着されても問題はないが、計算時間がかかるためアクセス時間が遅くなってしまう。このように、従来の方法では、CLV方式で記録されたディスクの情報アクセスには、論理情報番号と物理的なトラック位置の計算に時間がかかるため、アクセス時間が遅くなるという問題がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上記の点に鑑みてなされたもので、安価でアクセス時間の早いCLV記録光ディスクの再生装置の情報アクセス方法を提供することにある。
【0015】そのため、(1) 本発明のCLV用光ディスクの情報アクセス方法は、光ヘッドをディスク半径方向に移送する手段を有する光ディスク再生装置の情報アクセス方法において、主情報および位置情報が線速度一定(CLV)方式で記録されているディスクを再生する場合、上位装置からアクセス指示を受けた時に、まず現在アドレスとアクセス目標アドレスの関係より、光ヘッドの移動方向のみを決定して、先行して、光ヘッド移送手段を駆動し、その後、現在アドレスに対応した現在位置(トラック番号)およびアクセス目標アドレスに対応した目標位置(トラック番号)を計算により求め、その間のトラック数を算出して、アクセス制御を行うことを特徴としている。
(2) 本発明のCLV用光ディスクの情報アクセス方法は、上記(1) の線速度一定で記録された光ディスクの情報位置を表すコードが主情報中の副情報(サブコード)の1つの時間情報(タイムコード)として記録されており、光ヘッドの移動方向を、目標位置と現在位置の記録時間の大小を比較して判断することを特徴としている。
(3) 本発明のCLV用光ディスクの情報アクセス方法は、上記(1) のCLV記録光ディスクの情報アクセス時に、現在位置と目標位置の間のトラック数を算出する場合、あらかじめ計算した時間情報とトラック数の換算表を用いて求め情報アクセスを行うことを特徴としている。
(4) 本発明のCLV用光ディスクの情報アクセス方法は、上記(1) のCLV記録された光ディスクを再生する装置の情報アクセスにおいて、現在アドレスと目標アドレスの差が、対物レンズ・アクチュエータによるトラック移動のみで可能な程度の小さな値の場合、移送手段の先行駆動を行わないことを特徴としている。
(5) 本発明のCLV用光ディスクの情報アクセス方法は、上記(1) から(4) の情報アクセス方法を、ディスクの情報記録がゾーンごとにわかれたゾーンCLV方式で記録された光ディスクに対して適用することを特徴としている。
【0016】
【作用】本発明のCLV用光ディスクの情報アクセス方法では、光ヘッドをディスク半径方向に移送する手段を有した光ディスク再生装置において、主情報および位置情報が線速度一定(CLV)方式で記録されているディスクを再生する場合、上位装置からアクセス指示を受けた時に、現在アドレスとアクセス目標アドレスの関係より光ヘッドの移動方向のみを決定して、ただちに光ヘッド移送手段を先行駆動するため、アクセスタイムを遅くすることなく、現在位置と目標位置の間の正確なトラック数を光ヘッドが移動している間に計算することが可能となる。また、線速度一定記録された光ディスクの情報位置を表すコードが主情報中の副情報(サブコード)の1つの時間情報(タイムコード)として記録されている場合は、光ヘッドの移動方向を、目標位置と現在位置の記録時間の大小を比較することのみで行えるため、非常に短時間で光ヘッドの駆動を行うことができる。ただし、前述のCLV記録された光ディスクを再生する装置の情報アクセスにおいて、現在位置と目標位置の間のトラック数が、対物レンズ・アクチュエータによるトラック移動(トラックジャンプ)のみで可能な程度の小さなトラック数の場合は、計算に要する時間の方がトラックジャンプ時間よりも大きくなり、本発明の先行駆動方法を行うと、かえってアクセスタイムが遅くなるが、その場合は目標位置がトラックジャンプのみでアクセスできる範囲にあるかどうか判断し範囲内にあれば先行駆動を行わないようにすれば良い。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0018】図1は本発明のCLV用光ディスクの情報アクセス方法の一実施例の制御フローチャートである。
【0019】上位装置である、たとえばパーソナルコンピュータなどから、ディスク上のある個所に記録されている情報をアクセスするコマンドを受け付けた場合、図1に示すように、まず現在光ヘッドがある情報のアドレスを確認する(ステップ11)。ここまでは、従来の制御方法と同じである。次に上位装置から与えられた、これからアクセスする情報のアドレスと現在アドレスを比較し、その大小により、光ヘッドの移動方向を判定する(ステップ12)。たとえばCDなどでは、ディスク最内周がアドレスゼロの基準位置であり、外周に行くほど増えていくため、現在アドレスよりも目標アドレスが大きい場合は、外周移動となり、その反対は内周移動となる。
【0020】次に、現在アドレスと目標アドレスの差Aを計算し(ステップ13)、その差Aと規定アドレス値Asとを比較し、トラックジャンプでアクセスできる範囲かどうか判定する(ステップ14)。従来は移動トラック数を計算したのち、判定を行っていたが、トラックジャンプのみでアクセスできるかどうかの判断はあまり正確でなくて良いため、アドレス値の差でも判定可能である。その結果、対物レンズアクチュエータによるトラックジャンプのみで移動できると判断されたら(ステップ14,No)、現在アドレスおよび目標アドレスそれぞれのトラック番号T1 ,T2 を計算し(ステップ15,16)、その差Tを求め(ステップ17)、トラックジャンプ処理を行う(ステップ18)。トラックジャンプ移動の範囲を越えていれば(ステップ14,Yes)、ただちに先に求めた光ヘッド移動方向へ光ヘッドの移送手段を駆動させる(ステップ19)。そして、ヘッドが移動中に正確なトラック数Tを算出し(ステップ20,21,22)、シーク動作制御を行う(ステップ23)。正確なトラック数算出には、前述の(1)式を用いても良いし、従来技術の所で述べたように、テーブル参照のデータをローディングディスクの線速度に応じて補正計算しても良い。CD−ROM再生装置の場合、光ヘッド半径方向移送手段によるヘッド移動時間は、平均して100ms程度であり、前述の(1)式のマイコンによる計算時間はその1/10程度であるので、先行して光ヘッドを駆動しても十分に間に合う。また、正確なトラック数計算を行っても従来のようにその時間がアクセスタイムに影響することはないため、高速アクセス化に寄与する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のCLV用光ディスクの情報アクセス方法は、高価なハードウェアを使用せずに、現在アドレスとアクセス目標アドレスの関係より、光ヘッドを先行駆動するかどうかを判断し、先行駆動する場合光ヘッドの移動方向のみを決定し光ヘッド移送手段を先行駆動し、その移動の間に移動トラック数を算出するようにしたため、安価で高速アクセス可能な光ディスク再生装置を提供することができるという効果がある。また、この情報アクセス方法は、ディスクの情報記録がゾーンごとにわかれたゾーンCLV方式で記録された光ディスクに対しても同様の効果がある。




 

 


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