米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> 日本電気株式会社

発明の名称 タイミング再生回路
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−8858
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−157734
出願日 平成7年(1995)6月23日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】後藤 洋介 (外2名)
発明者 川端 充
要約 目的
キャリア復調回路で復調されたベースバンド・バーストデータ信号間のガードタイム部分での誤ったフレーム同期を防止することを目的とする。

構成
搬送波データ信号のバースト的な到着を判定し制御信号を出力するレベル検出回路12を設け、この制御信号を用いてゲーティング回路13により抜き出された、ベースバンド・バーストデータ信号のPR信号部分のみをDPLL回路14に入力する。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の端末から、それぞれ異なる位相でバースト的に親局に到着する搬送波データ信号からクロック信号を再生するタイミング再生回路において、前記搬送波データ信号の到着を判定し、制御信号を出力するレベル検出回路と、前記搬送波データ信号をベースバンド・バーストデータ信号へ復調するキャリア復調回路と、復調された前記ベースバンド・バーストデータ信号中の一部の特定信号のみを前記制御信号を用いて抜き出すゲーティング回路と、前記特定信号を用いて前記ベースバンド・バーストデータ信号に同期したクロック信号を再生するディジタルPLL回路と、再生された前記クロック信号を用いて前記ベースバンド・バーストデータ信号の識別を行う識別回路で構成することを特徴とするタイミング再生回路。
【請求項2】 前記ベースバンド・バーストデータ信号は前記各端末からの信号ごとに、ビット同期をとるためのプリアンブル信号、フレーム同期をとるためのユニークワード信号、及び情報が載せられたデータ信号から構成され、前記特定信号は前記プリアンブル信号であることを特徴とする請求項1記載のタイミング再生回路。
【請求項3】 前記識別回路がDタイプフリップ・フロップであることを特徴とする請求項1記載のタイミング再生回路。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の端末から、それぞれ異なる位相でバースト的に親局に到着する搬送波データ信号からクロック信号を再生するタイミング再生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】低損失性・広帯域性等の優れた特長を持つ光ファイバを用いた光通信システムは、公衆通信網の基幹系を中心に導入され、2.4ギガビット/秒の長距離・大容量システム(2.4Gb/s新同期光伝送システム)が、すでに実用化されている。
【0003】さらに近年では、このような光伝送技術の発展を背景に多チャンネル放送サービスや双方向の通信サービスの提供を目的として、光ファイバ伝送系と同軸ケーブル伝送系を組み合わせた光/同軸ハイブリッド伝送に関する研究開発が活発に行われている。このような光/同軸ハイブリッド伝送系においては、光通信システムの経済化等に向けて、例えば図3に示すような、1つの親局30に複数の端末32,33,34が光/電気変換装置35を介して、光ファイバ31並びに同軸ケーブル36,37,38で接続された構成が検討されている。
【0004】上記構成においては、親局には複数の子局の送信器からのデータ信号が、ビット同期がとれていない状態でバースト的に到着することになる。このために、実際のバーストデータ信号列においては、一般的に、データ信号の前にビット同期をとるためのプリアンブル信号(以下PR信号と呼ぶ。)が付加されている。このようなPR信号が付加された受信バーストデータ信号からタイミング再生を行なう回路としては、カウンタやセレクタ等のディジタル素子により構成され、IC化の容易なDPLL(Digital Phase Locked Loop)回路が考えられる。
【0005】図4は特開昭61−276440号公報に記載されたタイミング再生回路の従来例である。図4の従来のタイミング再生回路において、受信信号は、まず伝送路によって受けた損失特性を補償する線路等化器21によって波形整形される。線路等化器21からの出力は、比較器22により“1”又は“0”に判定され出力される。ここで、送信データは、通常フレーム(以下バースト信号と呼ぶ。)単位で構成されており、各バースト信号の先頭部分にはフレーム同期をとるためのフレームパターン(ユニークワード信号をいい、以下UW信号と呼ぶ。)が付加されている。なお、光/同期ハイブリッド伝送系のような各バースト信号の位相も変動する場合は、前述したようにUW信号の前にビット同期のためのPR信号も付加される。
【0006】比較器22の出力は、フリップ・フロップ回路23によってラッチされ、次段のフレーム同期回路24においてフレーム同期が確立される。フレーム同期回路24からは、UW信号のパルス部分のみを通過させるためのクロックウインドが出力される。このクロックウインドを、UW信号中に含まれたパルスを検出するANDゲート回路25に入力することにより、UW信号中のパルス成分のみがDPLL回路26に対して出力される。DPLL回路26では、UW信号のパルス成分の立上りエッジを基準にして、原発振器27からの自走クロックの位相・周波数成分を調整し、受信信号に同期したクロック信号を生成しタイミング再生を実現する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】光/同軸ハイブリッド伝送における各端末から親局への上り信号には、光ファイバに対して伝送帯域の狭い同軸ケーブル上も伝送可能とするために、光伝送系で一般的なベースバンド方式ではなく、QPSK(Quadri PhaseShift Keying)等の搬送波を用いた変調方式が適用される。従って、親局側では光/電気変換後のバースト的に到着した搬送波データ信号を、キャリア復調回路でベースバンド信号に復調する必要がある。
【0008】このキャリア復調回路においては、キャリア復調に必要なレベルへ搬送波データ信号を増幅するために、AGC(Automatic Gain Contral)回路を使用する。ここで、各端末からバースト的に到着する搬送波データ信号間には、衝突防止用の無信号区間(ガードタイム)が設けられており、キャリア復調後のベースバンド・バーストデータ信号間のガードタイムにはAGC動作により雑音が発生する。
【0009】従って、キャリア復調されたベースバンド・バーストデータ信号を、図2に示した従来のタイミング再生回路に入力した場合には、ベースバンド・バーストデータ信号の“1”又は“0”判定を行う比較器22が誤動作をする恐れがある。このため、比較器22の出力を用いてUW信号の検出・フレーム同期を行うフレーム同期回路24が、ガードタイムの部分で誤って同期してしまうという課題があった。
【0010】本発明の課題は、上記した課題を解決し、ガードタイム部分でのフレーム同期を防止し、安定なタイミング再生を行うタイミング再生回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の端末から、それぞれ異なる位相でバースト的に親局に到着する搬送波データ信号からクロック信号を再生するタイミング再生回路において、前記搬送波データ信号の到着を判定し、制御信号を出力するレベル検出回路と、前記搬送波データ信号をベースバンド・バーストデータ信号へ復調するキャリア復調回路と、復調された前記ベースバンド・バーストデータ信号中の一部の特定信号のみを前記制御信号を用いて抜き出すゲーティング回路と、前記特定信号を用いて前記ベースバンド・バーストデータ信号に同期したクロック信号を再生するディジタルPLL回路と、再生された前記クロック信号を用いて前記ベースバンド・バーストデータ信号の識別を行う識別回路で構成することを特徴とするタイミング再生回路が得られる。
【0012】さらに、本発明によれば、前記ベースバンド・バーストデータ信号は前記各端末からの信号ごとに、ビット同期をとるためのプリアンブル信号、フレーム同期をとるためのユニークワード信号、及び情報が載せられたデータ信号から構成され、前記特定信号は前記プリアンブル信号であることを特徴とするタイミング再生回路が得られる。
【0013】
【作用】本発明においては、搬送波データ信号のバースト的な到着を判定し制御信号を出力するレベル検出回路を設ける。さらに、ゲーティング回路において、キャリア復調後のベースバンド・バーストデータ信号のPR信号部分のみを制御信号を用いて抜き出し、DPLL回路に入力する。これにより、ガードタイム部分で誤ったフレーム同期を生じることなく、安定にタイミング再生を行うことが可能となる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示したものである。図1において、複数の端末から、それぞれ異なる位相でバースト的に到着する搬送波データ信号は、キャリア復調回路11とレベル検出回路12に入力される。キャリア復調回路11は、搬送波データ信号を図2(a)に示すベースバンド・バーストデータ信号に復調する。一方、レベル検出回路12は、搬送波データ信号のレベルを用いて信号のバースト的な到着を判定し、図2(b)に示す制御信号をゲーティング回路13に出力する。又、ベースバンド・バーストデータ信号は、図2(a)に示すように、各端末からの信号ごとに、ビット同期をとるためのPR信号、フレーム同期をとるためのUW信号、及び情報が載せられたデータ信号から構成されている。
【0015】ここで、レベル検出回路12は、キャリア復調回路11の出力であるベースバンド・バーストデータ信号を用いてレベル検出を行わないので、キャリア復調回路11内のAGC回路で発生する雑音の影響を受けることなく、安定に動作することが可能である。すなわち、本発明においては、従来のタイミング再生回路と異なり、フレーム同期回路を用いることなく制御信号を生成するので、ガードタイム部分での誤ったフレーム同期は生じない。
【0016】ゲーティング回路13においては、レベル検出回路12からの制御信号を用いて、復調されたベースバンド・バーストデータ信号の先頭ビットを検出する。ゲーティング回路13では制御信号を用いてPR信号の先頭ビットから最終ビットまでをゲーティングし、PR信号はDPLL回路14に図2(c)に示すように出力される。
【0017】尚、PR信号は一般的にハイレベル及びローレベルの信号が連続した特定パターンであるため、PR信号を用いてDPLL回路14により再生されたクロック信号は、ランダムなパターンが連続するデータ信号を用いて再生されたクロック信号よりも、パターンジッタが少なくなる。従って、従来のUW信号を用いたタイミング再生と同様に、ジッタの少ない再生クロック信号を用いて、Dタイプフリップ・フロップ回路等の識別回路15においてベースバンド・バーストデータ信号を識別することが可能である。
【0018】以上より、本発明のタイミング再生回路では、ガードタイム部分での誤ったフレーム同期を生じることなく、キャリア復調されたベースバンド・バーストデータ信号を用いた安定なタイミング再生が可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明によれば、搬送波データ信号のバースト的な到着を判定し、制御信号を出力するレベル検出回路を設け、この制御信号を用いてゲーティング回路により抜き出された、ベースバンド・バーストデータ信号のPR信号部分のみをDPLL回路に入力することにより、ガードタイム部分での誤ったフレーム同期を生じることなく安定にタイミング再生を行うことが可能となる。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013