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発明の名称 映像/音声出力システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−9166
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−171563
出願日 平成7年(1995)6月15日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】脇 篤夫 (外1名)
発明者 広島 由紀子 / 岩崎 潤
要約 目的
例えばテレビジョン受像機等で複数画面を表示しているときにスピーカから出力されない音声を聴くことができるようにする。

構成
主画面2A、副画面2bからなる分割画面やCATVシステムの全画面チャンネルを表示しているときに、スピーカ3L、3Rから出力されていない音声(主画面2A又は副画面2Bの音声や、全画面チャンネルの子画面の音声)を送信する送信部4と、送信部4から送信された音声信号を受信して復調する受信部5と、この受信部5で復調された音声を出力するヘッドホン6により映像/音声出力システムを構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】 複数の映像ソースからの画像を合成して同時に表示することができる映像表示手段と、前記映像表示手段に表示されている複数の画像のうち一つの画像に対応する音声を出力する音声出力処理手段と、前記複数の画像の全て音声、又は前記複数の各画像に対する音声のうち前記音声出力手段から出力されていない音声を送信する音声送信手段と、前記音声送信手段から送信された音声を受信する音声受信手段と、を備えたことを特徴とする映像/音声出力システム。
【請求項2】 選択可能な複数チャンネルの各放送の映像及び音声を供給するとともに、前記各放送の映像を一覧表示させる映像信号を供給するチャンネルが設定されている映像ソースと、前記映像ソースから選択されたチャンネルの画像を表示することができる映像表示手段と、前記映像ソース内で前記映像表示手段とは無関係に選択されたチャンネルの音声を復調出力することができる音声チューナ手段と、前記映像表示手段で表示されている画像のチャンネルの音声及び前記音声チューナ手段から出力される音声を送信することができる音声送信手段と、前記音声送信手段から送信された音声を受信し出力することができる音声受信手段と、を備えたことを特徴とする映像/音声出力システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の画面を同時に表示してその画面のうち所望する画面の音声を、送信出力することができる映像/音声出力システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のテレビジョン受像機は例えば内蔵された複数のチューナ(地上波放送、衛星放送等)や、ビデオデッキ、レーザディスクプレーヤ等の外部機器から供給される複数の画像を同時に表示することができるようになっている。例えば図15(a)に示されているように、テレビジョン受像機70の陰極線管71(Cathode Lay Tube・・・以下CRTという)の表示部分を例えば左右に2分割して、同サイズの主画面71A、副画面71Bを表示することができるようになっている。そしてこれらの画面には、上記した各チューナや外部機器から供給される映像からユーザが所望する映像を選択して表示することが可能である。
【0003】2分割画面の音声出力は、例えば主画面71Aの音声のみがスピーカ72L、72Rから出力されるようになされており、副画面71Bの音声をスピーカ72L、72Rから出力させたい場合は、例えばリモートコマンダ等の操作手段によって音声切替えを行ない、副画面71Bの音声のみを出力することができる。
【0004】また、最近ではCATV(Cable Television・・・ケーブルテレビ)システムが普及し、そのサービスの一つとして、図15(b)に示されているように、CATVチューナ73で受信することができる全チャンネルの画面を同時に表示することができるようになっている。ユーザは全チャンネル画面の子画面71a〜71oをメニュー画面として表示し、この画面に映し出されている番組から所望する番組を選択することができる。この全チャンネル画面が表示されているときは、スピーカ72L、72Rからは番組内容とは関係の無いBGM(Back Ground Music )が出力されることとなる。なお、このメニュー画面及びBGMはCATVシステムの一つのチャンネルとして設定されて放送されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図15(a)に示した2分割画面の場合、スピーカから出力される音声は主画面、又は副画面のいずれか一方の音声しか出力することができないので、複数のユーザが一台のテレビジョン受像機で異なる映像を見ることができるが、別々の音声を聴くことは不可能とされている。また、図15(b)にしめした全チャンネル画面は、放送局側から送られてくる画像情報をそのまま表示しているので、受信側で音声の選択を行うことは不可能であり、スピーカからは番組内容とは関係の無いBGMが出力されることとなる。したがって、全チャンネル画面の中の個々の画面の音声を選択して聴くことは不可能であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、複数の映像ソースからの画像を合成して同時に表示することができる映像表示手段と、前記映像表示手段に表示されている複数の画像のうち一つの画像に対応する音声を出力する音声出力処理手段と、前記複数の画像の全て音声、又は前記複数の各画像に対する音声のうち前記音声出力手段から出力されていない音声を送信する音声送信手段と、前記音声送信手段から送信された音声を受信する音声受信手段を備えて映像/音声出力システムを構成する。
【0007】また、選択可能な複数チャンネルの各放送の映像及び音声を供給するとともに、前記各放送の映像を一覧表示させる映像信号を供給するチャンネルが設定されている映像ソースと、前記映像ソースから選択されたチャンネルの画像を表示することができる映像表示手段と、前記映像ソース内で前記映像表示手段とは無関係に選択されたチャンネルの音声を復調出力することができる音声チューナ手段と、前記映像表示手段で表示されている画像のチャンネルの音声及び前記音声チューナ手段から出力される音声を送信することができる音声送信手段と、前記音声送信手段から送信された音声を受信し出力することができる音声受信手段を備えて映像/音声出力システムを構成する。
【0008】
【作用】本発明によれば複数の画面が同時に表示されている時に、機器本体の中からスピーカで出力されていない音声を送信して聴くことができるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を以下に示す順序で説明する。
1. 2分割画面の副画面の音声の送信。
1−1. システム概要。
1−2. テレビジョン受像機の回路ブロック構成。
2. 2分割画面の音声の受信側での切替え。
2−1. システム概要。
2−2. テレビジョン受像機の回路ブロック構成。
2−3. 送信部の回路ブロック構成。
2−4. 受信部の回路ブロック構成。
2−5. 音声選択の原理。
3. CATVの全チャンネル画面の個々の画面の音声送信。
3−1. システム概要。
3−2. テレビジョン受像機の回路ブロック構成。
4. CATVの全チャンネル画面の音声の受信側での切替え。
4−1. システム概要。
4−2. テレビジョン受像機の回路ブロック構成。
4−3. 送信部の回路ブロック構成。
4−4. 受信部の回路ブロック構成。
5. 受信部とヘッドホンの一体化。
5−1. システム概要。
5−2. ヘッドホンの拡大図。
【0010】《 1. 2分割画面の副画面の音声の送信。 》
〈 1−1. システム概要 〉まず、図1、図2にしたがい第一の実施例としてテレビジョン受像機の2分割画面の副画面音声を送信する例を説明する。図1は第一の実施例の映像/音声出力システムの概要を示す図である。テレビジョン受像機1は例えば16:9アスペクト比のワイドタイプのCRT2を有している。そして、例えば地上波放送チューナ、衛星放送チューナ等のチューナが内蔵されており、各チューナから供給される映像信号を選択して、通常のノーマル又はワイドサイズの画面として表示することができるとともに、各チューナから供給される複数の映像信号によって例えば4:3アスペクト比の主画面2A、副画面2Bからなる2分割画面を形成することができるように構成されている。
【0011】スピーカ3L、3Rは通常画面を表示する場合は、現在CRT2に表示されている画面の音声を出力し、また図示されているように2分割画面を表示する場合は、例えば主画面2Aの音声のみを出力するようになされている。送信部4は2分割画面が表示されているときに、例えば副画面2Bの音声信号を変調して受信部5に送信する。受信部5は受信アンテナA2 、ヘッドホン6の接続端子等を有しテレビジョン受像機1と別体とされ、電源をオンとすることにより送信部4から送信された音声信号を受信することができ、ここで復調されて増幅された音声信号は接続されているヘッドホン6から出力されるようになる。
【0012】〈 1−2. テレビジョン受像機の回路ブロック構成 〉次にテレビジョン受像機1の回路ブロックの構成を説明する。図2は図1に示したテレビジョン受像機1の要部を示す回路ブロック図であり、図1と同一部分は同一符号が付されている。主チューナ7は例えば地上波放送、副チューナ8は例えば衛星放送を受信するチューナで構成されており、ユーザの選択によって放送電波を選択する。映像信号処理部9、10はそれぞれ主チューナ7、副チューナ8で選択された受信信号から音声信号を検波するとともに各種の映像信号処理を行いRGB信号を出力する。
【0013】合成/選択部11は、映像信号処理部9、10から供給される、RGB信号のいずれか一方を選択するか、又は各RGB信号を合成して図1に示した主画面2A、副画面2Bからなる2分割画面を形成してCRT2に出力する。2分割画面を構成する場合、主画面2Aは主チューナ7で選択された画像、また副画面2Aは副チューナ8で選択された画像で構成されSnd1るような合成処理が行われる。映像信号処理部9から供給される音声信号Snd1はオーディオ処理部12に供給され各種信号処理が施された後に、アンプ13で増幅されてスピーカ3(L、R)から出力される。つまり、主チューナ7で選択され主画面2Aを形成している画像の音声がスピーカ3(L、R)から出力されることとなる。
【0014】また映像信号処理部10から出力される音声信号Snd2は送信部4に供給される。ここで音声信号Snd2は所定の変調処理が施された後に送信アンテナA1 から送信され、受信アンテナA2 を介して受信部5で受信される。そして受信部5では送信部5から送信された音声信号Snd2を受信して復調処理を施して、接続されているヘッドホン6に供給する。つまり、ヘッドホン6からは副チューナ8で選択された副画面2Aの音声が出力されるようになる。
【0015】制御部14はリモートコマンダRCから受光部Rを介して入力した各種コマンドにしたがい、例えば主チューナ7、副チューナ8によるチャンネル選択や、合成/選択部11における画像選択、画像合成、又は映像信号処理部9、10及びオーディオ処理部12における各種信号処理の制御を行う。
【0016】このように、CRT2に2分割画面を表示する場合に、副画面2Bに表示される画像の音声を送信部4、受信部5を介してヘッドホン6から出力することによって、スピーカ3(L、R)から出力されていない音声を聴くことができるようになる。
【0017】なお、映像ソースとして主チューナ7、副チューナ8の2個のチューナを例に挙げたが、この他に例えば外部から映像信号が供給されるビデオデッキ、レーザディスクプレーヤ等で構成するようにしても良い。さらに、映像ソースを主チューナ7、副チューナ8、及びビデオデッキ、レーザディスクプレーヤ等による3以上の分割画面を構成した場合も、スピーカ3(L、R)から出力される音声以外の音声をヘッドホン6から出力するようにすることもできる。
【0018】《 2. 2分割画面の音声の受信側での切替え。 》
〈 2−1. システム概要。 〉次に、図3乃至図6にしたがい第二の実施例として送信部から送信された音声信号を受信部で選択する例を説明する。図3は第二の実施例の映像/音声出力システムの概要を示す図であり、図1と同一部分は同一符号が付されている。第二の実施例では送信部16は後で図5で詳しく説明するように複数の音声信号を同一の搬送波に重畳して送信アンテナA1 から送信することができるようになっている。受信部28には本実施例ではセレクトキーK1 が設けられており、後で図6で詳しく説明するようにセレクトキーK1 を操作することによって受信アンテナA2 で受信した音声信号からユーザが所望する音声信号を選択してヘッドホン6に出力することができるようになっている。
【0019】〈 2−2. テレビジョン受像機の回路ブロック構成。 〉図4は図3に示したテレビジョン受像機の一部回路ブロックを示す図であり、図2と同一部分は同一符号を付してある。図示されているように第二の実施例のテレビジョン受像機は第一の実施例のテレビジョン受像機とほぼ同等のブロック構成とされているが、本実施例ではオーディオ処理部12、及び15から出力される2種類の音声信号Snd1、Snd2が送信部16に供給される点で異なるものとなっている。すなわち、各映像ソース(主チューナ7、副チューナ8等)の音声信号Snd1、Snd2が同時に変調されて送信されるようになる。
【0020】受信部28は送信部16から送信された音声信号Snd1、Snd2を受信アンテナA2 で受信して、図3に示したセレクトキーK1 によって選択された所望の音声信号Snd1、又はSnd2のいずれか一方を復調してヘッドホン6に出力することができるようになされている。
【0021】なお、第一の実施例と同様に映像ソースとして主チューナ7、副チューナ8の2個のチューナを例に挙げたが、この他に例えば外部から映像信号が供給されるビデオデッキ、レーザディスクプレーヤ等で構成するようにしても良い。さらに、映像ソースを主チューナ7、副チューナ8、及びビデオデッキ、レーザディスクプレーヤ等による3以上の分割画面を構成した場合も、スピーカ3(L、R)から出力される音声以外の音声をヘッドホン6から出力するようにすることもできる。
【0022】〈 2−3. 送信部の回路ブロック構成。 〉図5はこの第二の実施例における送信部16を構成する回路ブロックを示す図である。一点鎖線で囲まれている変調部17a、17bは送信部16の入力段としてほぼ同等のブロック構成とされている。変調器18、18は、それぞれオーディオ処理部12、15から音声信号Snd1、Snd2を入力して所定の変調処理を行なう。そして変調器18、18で変調された変調信号は乗算器20、20で疑似雑音(Pseudo Noise・・・PN)系列発生器19で発生したPN系列と乗算されてスペクトラム拡散信号(以下SS信号という)となる。
【0023】SS信号はそれぞれ乗算器22、22で直交関数発生器21a、21bから出力される異なる直交関数W/F1 、W/F2 が乗算された後に、加算器23で加算されて一つの信号とされる。そしてバンドパスフィルタ24で帯域制限され、ハイパワーアンプで増幅されて送信アンテナA1 から送信されるようになる。直交関数発生器21a、21bから出力される直交関数W/F1 、W/F2 は、例えばアダマール関数の1つであるWalsh Function等とする。
【0024】なお、本実施例では主チューナ7、副チューナ8の2個のチューナの音声信号Snd1、Snd2を同一周波数の搬送波に乗じる例を挙げているので、チューナの数に対応した2個の直交関数発生器21、22を設けた例を説明したが、例えば上記したようにビデオデッキやレーザディスクプレーヤ等の外部機器を用いる場合は、その外部機器等の数に対応した分だけ変調部を形成し、各変調部において互いに異なる直交関数を発生する直交関数発生器を設けるようにすれば良い。
【0025】〈 2−4. 受信部の回路ブロック構成。 〉図6は受信部28を構成する回路ブロックを示す図である。図5に示した送信部16の送信アンテナA1 から送信された音声信号Snd1、Snd2は受信アンテナA2 で受信され、ローノイズアンプ29で増幅された後にバンドパスフィルタ30で帯域制限される。バンドパスフィルタ30で帯域制限された音声信号Snd1、Snd2は、乗算器32において疑似雑音系列発生器31から発生されたPN系列と乗算されることとなるが、この疑似雑音系列発生器31は、送信部16の疑似雑音系列発生器19と同等のPN系列を発生することができる様に構成されているものであり、ここでは逆拡散が行われることになる。
【0026】乗算器33は、直交関数発生器34a、34bから出力されセレクトスイッチSW1 で選択されて出力された直交関数と、乗算器32において逆拡散された信号を乗算する。直交関数発生器34aは例えば送信部16の直交関数発生部21aで発生した直交関数W/1 、又直交関数発生器34bは直交関数発生部21bで発生した直交関数W/F2 と同じ直交関数を発生することができるように構成されている。復調器36は乗算器33から供給される信号を復調する。但し後で詳しく説明するようにセレクトスイッチSW1 で直交関数W/F1 が選択された場合は、送信部16において直交関数W/F1 が乗じられた音声信号Snd1のみが、又、セレクトスイッチSW1 で直交関数W/F2 が選択された場合は、送信部16において直交関数W/F2 が乗じられた音声信号Snd2のみが復調され、出力端子tを介してヘッドホン6に供給されるようになる。
【0027】なお、ここで説明した受信部28は、上記した送信部16に対応して2個の直交関数発生器34a、34bを設けた例で説明したが、テレビジョン受像機1本体に例えばビデオデッキ、レーザディスクプレーヤ等が接続され映像ソースが3以上になった場合には、送信部16に設けられる直交関数発生器21(a、b・・・)の数に対応して3以上の直交関数発生器34(a、b・・・)を設ければ良い。
【0028】〈 2−5. 音声選択の原理。 〉以下、受信部28で出力音声を選択することができる原理について説明する。送信部16は変調器18、18によって音声信号Snd1、Snd2を変調した後にPN系列を乗算することによりSS信号に変換し、さらに各映像ソース(主チューナ7、副チューナ8)の音声信号Snd1、Snd2毎に異なる直交関数W/F1 、W/F2 を乗じている。直交関数W/F1 、又はW/F2 を乗じたことによって生成されたSS信号の特徴は、例えば受信部28で同一のPN系列を乗じない限り復調することは不可能となる。さらに、各映像ソースに対応した直交関数発生器21a、21bを設けそれぞれに異なった直交関数を乗じることによって、複数の映像ソースの音声信号Snd1、Snd2を同一の周波数の搬送波に多重することができるという性質を有している。
【0029】受信部28では受信信号に対してPN系列を乗じることによって逆拡散した後に、例えば主チューナ7の音声信号Snd1のみを復調したい場合は、セレクトスイッチSW1 を端子a側に切替えて直交関数W/F1 を乗じることにより、復調部36において主チューナ7の音声信号Snd1のみを復調することができるようになる。また例えば副チューナ8の音声信号Snd2のみを復調したい場合は、セレクトスイッチSW1 を端子b側に切替えて直交関数W/F2 を乗じることにより、復調部36において副チューナ8の音声信号Snd2のみを復調することができるようになる。以上のような第二の実施例においては受信部5にヘッドホン6を接続することにより、ユーザは主画面2A、副画面2Bの両方を見ながらいずれか一方の音声を選択してヘッドホン6で聴くことが可能である。
【0030】《 3. CATVの全チャンネル画面の個々の画面の音声送信。 》
〈 3−1. システム概要。 〉次に、第三の実施例としてCATVシステムの全チャンネル画面の個々の画面音声を送信する場合について説明する図7は第三の実施例の映像/音声出力システムの概要を示す図である。本実施例のテレビジョン受像機40も例えば16:9アスペクト比のワイドタイプのCRT41、及び例えば地上波放送チューナ、衛星放送チューナ等のチューナが内蔵されている。さらに本実施例ではCATVチューナ43が設けられ、放送局から有線で供給される放送番組を視聴することができるようになされている。
【0031】CATVチューナ43は後で図8で説明するように、従来の構成に加えて音声専用のチューナが設けられており、例えば全チャンネル画面を選択した場合に全チャンネル画面を構成する子画面41a〜41oのいずれか一つの画面の音声を選択して出力することができるようになっている。
【0032】そして各チューナから供給される映像信号を選択して、通常のノーマル又はワイドサイズの画面として表示することができるとともに、上記第一、第二の実施例と同様に、各チューナから供給される複数の映像信号によって2分割画面を形成することができるように構成されている。
【0033】スピーカ42L、42Rは通常画面を表示する場合は、現在表示されている画面の音声を出力し、また図示されているようにCATVチューナ43から供給される全チャンネル画面が表示されているときは、例えば全チャンネル画面と同時に供給される所定のBGMのみを出力するようになされている。送信部44は全チャンネル画面が表示されているときに、例えばCATVチューナ43に内蔵されている音声専用チューナで選択された音声信号を変調して受信部45に送信する。
【0034】受信部45は図3で説明した受信部28と同様に受信アンテナA2 、ヘッドホン6の接続端子、セレクトキーK1 等を有しているが、本実施例ではセレクトキーK1 を操作することによって送信部44から送信された音声信号、すなわちCATVチューナ43の音声専用チューナで選択された音声信号を受信して選択することができるようになっている。そしてこの受信部45で復調されて増幅された音声信号は接続されているヘッドホン6から出力されるようになる。
【0035】〈 3−2. テレビジョン受像機の回路ブロック構成。 〉図8は図7に示したテレビジョン受像機及びCATVチューナ43の一部回路ブロックを示す図である。CATVチューナ43は例えば外部入力機器として、専用ケーブルなどによってテレビジョン受像機40本体に接続されており、通常の放送番組のチャンネル選択を行うチャンネル選択部46や、このチャンネル選択部46と独立して音声のみを選択することができる音声専用チューナ47が設けられている。音声専用チューナ47は例えば全チャンネル画面を表示してるときに子画面41a〜41oの音声を選択するチューナとして設けられ、ここで選択された音声信号Snd2はオーディオ処理部52で各種信号処理が施された後に送信部44に供給される。
【0036】チューナ48は例えば地上波放送、衛星放送等の放送電波を選択する。なお、ここでは便宜上1つしか示されていないが、実際には先程図2に示したように例えば2台のチューナ(主チューナ7、副チューナ8等)を設けるようにしても良い。
【0037】スイッチSW2 はCATVチューナ43のチャンネル選択部46とチューナ48から供給される受信信号を選択していずれか一方を映像信号処理49に供給する。映像信号処理部49はスイッチSW2 で選択された受信信号に対して所定の信号処理を施して、RGB信号をCRT41に供給するとともに、オーディオ処理部50に対して音声信号Snd1を出力する。音声信号はオーディオ処理部50において信号処理が施された後に、アンプ51で増幅されてスピーカ42(L、R)から出力されるか、又は送信部44に供給される。つまり、チューナ48で復調される放送の音声、又はチャンネル選択部46で選択された放送番組の音声(全チャンネル画面のBGMも含む)はスピーカ42(L、R)から出力されることとなる。
【0038】送信部44はオーディオ信号処理部50、及び52から音声信号Snd1、Snd を入力して所定の変調処理を行う。この送信部44は先程図5で説明した送信部16と同様の機能を有しており、音声信号Snd1、Snd2をそれぞれ変調した後にオーディオ処理部50から供給された音声信号Snd1に例えば直交関数W/F1 を乗じ、音声専用チューナ47で選択されオーディオ処理部52から出力される音声信号Snd2に直交関数W/F2 を乗じた後に加算して送信アンテナA1 から送信するように構成されている。
【0039】受信部45も先程図6で説明した受信部28と同様の構成とされ、送信部44から送信された音声信号Snd1、Snd2を復調する前段で直交関数W/F1 又はW/F2 のいずれか一方を乗じることにより、チャンネル選択部46、又は音声専用チューナ47で選択された音声信号Snd1、又はSnd2のいずれか一方のみを復調してヘッドホン6で出力することができるように構成されている。
【0040】つまり、チャンネル選択部46によって全チャンネル画面を選択した場合、スピーカ42(L、R)からは全チャンネル画面用のBGMが出力されるが、ヘッドホンからは音声専用チューナ47で選択された、子画面41a〜41oのいずれかの音声を出力することができるようになる。したがって、ユーザは全チャンネル画面で映像を、又ヘッドホンからは子画面41a〜41oの音声をモニタすることができるようになる。
【0041】なお、第一、第二の実施例と同様に映像ソースとして内蔵チューナ48とCATVチューナ43の2個のチューナを例に挙げたが、この他に例えば外部から映像信号が供給されるビデオデッキ、レーザディスクプレーヤ等で構成するようにしても良い。
【0042】《 4. CATVの全チャンネル画面の音声の受信側での切替え。 》
〈 4−1. システム概要。 〉次に図9、図10にしたがい第四の実施例として全チャンネル画面の音声を受信側で切替える場合について説明する。この図9は第四の実施例の映像/音声出力システムの構成を示す図である。図示されているように本実施例の場合もテレビジョン受像機40、CATVチューナ43、送信部53、受信部54等により構成されているが、受信部54にはセレクトキーK1 に加え、選局キーK2 が設けられている。つまり、本実施例では全チャンネル画面を選択している場合に選局キーK2 を操作することによって、子画面41a〜41oの音声を選択することができるように構成されている。
【0043】〈 4−2. テレビジョン受像機の回路ブロック構成。 〉図10は図9に示したテレビジョン受像機40、CATVチューナ43の一部回路ブロックを示す図である。本実施例では、第三の実施例とほぼ同等の構成とされているが、CATVチューナ43内に全チャンネル画面を構成する子画面41a〜41oそれぞれに対応して複数の音声専用チューナ47a〜47oが設けられている。そして音声専用チューナ47a〜47oから出力される音声信号Snd2a 〜Snd2o を同時に送信部53に供給し、異なる直交関数を乗じて送信アンテナA1 から送信するようにしている。
【0044】〈 4−3. 送信部の回路ブロック構成。 〉送信部53は図11に示されているように、変調部53が複数段設けられている構成とされ、例えばオーディオ処理部50から供給される音声信号Snd1に対応した変調部53A、及び音声専用チューナ47a〜47oから供給される音声信号Snd2a 〜Snd2o に対応した変調部53a〜53oが設けられることとなる。そして、オーディオ処理部50、52から供給される音声信号Snd1、Snd a 〜Snd2o に対して、それぞれ直交関数発生器21A、21a〜21oによって異なる直交関数W/F1 〜W/F16を乗じて送信するように構成されている。 ここでは、例えばチャンネル選択部43から供給された音声信号Snd1には直交関数W/F1 が、又音声専用チューナ47a〜47oから供給された音声信号Snd2a 〜Snd2o にはそれぞれ直交関数W/F2 〜W/F16を乗じるようになされている。
【0045】〈 4−4. 受信部の回路ブロック構成。 〉受信部54は受信アンテナA2 で送信信号を受信して、復調することとなるが、変調を行うの前段で所定の直交関数を乗じることにより、チャンネル選択部46又は音声専用チューナ47a〜47oから出力された音声信号Snd1又はSnd a〜Snd2o のいずれか一つのみを復調することができるようになる。ここでは例えば図12に示されているように、送信部53の直交関数発生器21a、21a〜21oと同様の直交関数W/F1 〜W/F16を発生する直交関数発生器34A、34a〜34oが設けられている。
【0046】例えばセレクトキーK1 を操作するとセレクトスイッチSW3 の切替えが行われて、直交関数発生器34A又は選局スイッチSW4 から供給される直交関数が選択されて乗算器33で乗算され、これにより、チャンネル選局部46又は音声専用チューナ47のいずれかの音声が選択されて出力されるようになる。ここで、端子eに接続されると乗算器33には直交関数発生部34Aで発生した直交関数W/F1 が供給されるようになり、復調部35ではチャンネル選局部46で選択されている音声信号Snd1のみが復調されるようになる。
【0047】また、セレクトキーK1 によってセレクトスイッチSW3 の端子fが選択された状態で、選局キーK2 を操作すると、直交関数発生器34a〜34oによって発生する直交関数W/F2 〜W/F16のいずれかが選択されて乗算器33で乗算されることとなり、音声専用チューナ47a〜47oから供給される音声信号Snd2a 〜Snd2o いずれか一つのみを復調することができるようになる。つまり、ユーザが選局キーK2 を操作することにより、音声専用チューナ47a〜47oから出力される音声を受信部54で選択して出力することができるようになる。さらに、受信部を複数もちいて各受信部で異なる直交関数を選択して乗じることにより各受信部で異なる音声を復調することも可能である。
【0048】《 5. 受信部とヘッドホンの一体型。 》
〈 5−1. システム概要。 〉図13は第五の実施例の映像/音声出力システムの概要を示す図である。図示されているようにテレビジョン受像機40、CATVチューナ43、送信部53及び受信部、セレクトキーK1 、選局キーK2 等が一体化されたヘッドホンによって構成されている。すなわち、本実施例ではテレビジョン受像機40から送信された音声をヘッドホンで直接受信して選択することができるようになっている。
【0049】〈 5−2. ヘッドホンの拡大図。 〉図14は図13に示したヘッドホン55を拡大して示す図である。スピーカ部56、57はヘッドバンド58に連結され内蔵されているスピーカから右音声、左音声を出力する。本実施例では例えばスピーカ部57内部に受信部59を設け、テレビジョン受像機40の送信部54から送信された音声信号を受信アンテナ60で直接受信することができるようになっている。この受信部58は受信アンテナ60で受信した音声信号を復調するように構成されているが、上記した図6、図12に示した受信部28、54と同様にように構成され、操作部61に設けられているセレクトキー、選局キー等を操作することによって直交関数W/F1 〜W/F16を選択して乗じることができるので、ユーザが所望する放送番組の音声のみを復調して出力することができるようになる。
【0050】このように、ヘッドホンに受信部を内蔵することにより、第一乃至第四の実施例に示したように別体として例えば床等に配置される受信部が不要となり、さらに、受信部とヘッドホンをケーブルで接続する必要がなくなる。また、受信部が別体で構成されている場合は、音声選択を行うときは受信部に設けられているセレクトキー、選局キーを操作する必要があり、選局操作などは受信部付近で行う必要があったが、選局に関する操作部をヘッドホンに設けることにより、その場で音声選択を行うことができるようになる。
【0051】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の映像/音声出力システムは例えば2又は3以上の画面からなる分割画面を表示するときに、スピーカから出力される所定の画面を表示することができるとともに、スピーカ、ヘッドホンを用いてそれぞれの音声を聴くことができるようになる。したがって、例えば2以上で異なる番組を見たいとき等に好適なものとなる。また、例えばCATVシステム等に音声専用のチューナを設けることにより、受信可能のチャンネルの画像を子画面として同時に表示する全チャンネル画面を表示しているときに、スピーカから聴くことができなかった子画面の音声を送信してヘッドホンなどで聴くことができるようになる。




 

 


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