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赤外線送信装置および赤外線受信装置および赤外線伝送システム - ソニー株式会社
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発明の名称 赤外線送信装置および赤外線受信装置および赤外線伝送システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−8735
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−178245
出願日 平成7年(1995)6月21日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】杉浦 正知
発明者 森内 宏
要約 目的
赤外線伝送システムにおいて、赤外線照射の際の位置合わせおよび入力された赤外線信号のレベル認識を容易にする。

構成
赤外線信号を送信する送信アダプタ3において、端子10、14a、14bから供給されたAV信号がFM変調され、赤外線発光素子18において赤外線信号に変換され、信号4として空間伝送される。可視光発光素子21は、発光する可視光7が素子18からの赤外線の照射位置と略同じ位置を照射するように配置されている。スイッチ20が押されると、駆動制御回路19に駆動され素子21が素子18からの信号4の照射位置と略同じ位置に可視光7を照射するため、受信素子に対する位置合わせが容易に行なえる。また、受信素子が取り付けられる受信アダプタには、入射された赤外線のパワーを表示するインジケータが設けられているため、過大入力などのチェックが容易に行なえる。
特許請求の範囲
【請求項1】 変調されたビデオおよび/またはオーディオ信号を赤外線信号に変換して送信するような赤外線送信装置において、供給されたビデオおよび/またはオーディオ信号を変調し赤外線信号に変換し送信する送信手段と、上記赤外線信号の照射位置と略同一の位置に位置合わせ用の光線を照射する照射手段とを具備することを特徴とする赤外線送信装置。
【請求項2】 請求項1に記載の赤外線送信装置において、上記照射手段は、装置の電源が投入されてから所定の時間だけ発光することを特徴とした赤外線送信装置。
【請求項3】 請求項1に記載の赤外線送信装置において、上記照射手段は、装置が使用されている間であれば、ユーザの操作により任意のタイミングで所定の時間だけ発光することを特徴とした赤外線送信装置。
【請求項4】 請求項1に記載の赤外線送信装置において、再生装置から上記ビデオおよび/またはオーディオ信号を得るように成し、上記位置合わせ用の光線が発光されている間、上記再生装置を一時停止状態にする制御手段を具備することを特徴とする赤外線信号送信装置。
【請求項5】 変調されたAV信号が変換された赤外線信号を受信するような赤外線受信装置において、赤外線信号を受信する受信手段と、上記受信手段で受信された信号のレベルに応じた表示が行なわれる表示装置とを具備することを特徴とする赤外線信号受信装置。
【請求項6】 請求項5に記載の赤外線受信装置において、上記信号のレベルが特性の悪化を引き起こす程過大になったことを警告する警告手段を具備することを特徴とした赤外線信号受信装置。
【請求項7】 変調されたビデオおよび/またはオーディオ信号を赤外線信号に変換し空間伝送するような赤外線伝送システムにおいて、供給されたビデオおよび/またはオーディオ信号を変調し赤外線信号に変換し送信する送信手段と、上記赤外線信号の照射位置と略同一の位置に位置合わせ用の光線を照射する照射手段とからなる赤外線送信装置と、赤外線信号を受信する受信手段と、上記受信手段で受信された信号のレベルに応じた表示が行なわれる表示装置とからなる赤外線受信装置とを具備し、上記位置合わせ用の光線に基づいて上記送信手段から送信される赤外線信号の照射位置を調整し、上記受信手段で受信された信号のレベルを上記表示手段で確認することを特徴とした赤外線伝送システム。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、信号を赤外線信号に変換し空間伝送する装置およびシステムに関し、特に、赤外線照射の際の位置合わせを容易にするような構造を有する装置およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線を用いて、映像信号やオーディオ信号などの、所謂AV信号を空間伝送する技術が提案されている。AV信号をFM変調し、周波数多重して発光ダイオードなどの発光素子で発光させる。この光信号はPINフォトダイオードなどの受光素子によって受光され、電気信号に変換され、各々復調される。
【0003】例えば、カメラ一体型ビデオテープレコーダにこの技術が適用された場合には、カメラ一体型ビデオテープレコーダからテレビジョン受像機に向け、映像信号および左右のオーディオ信号がFM変調された信号が赤外線信号に変換され、空間伝送される。
【0004】図6は、このように、赤外線を用いて機器間でAV信号を伝送するようなシステムの例を示す。カメラ一体型ビデオテープレコーダ200に送信ユニット201が取り付けられる。また、テレビジョン受像機202には受信アダプタ203が取り付けられる。送信ユニット201は、カメラ一体型ビデオテープレコーダ200からのAV信号をFM変調し、赤外線信号に変換し、テレビジョン受像機202に取り付けられた受信アダプタ203に対し送信する。受信アダプタ203においてこの受信された赤外線信号が電気信号に変換され、FM復調されテレビジョン受像機202に送られる。
【0005】図7は、このときの送信ユニット201から送信される赤外線信号の副搬送波周波数帯域を示す。映像信号の周波数は、シンクチップレベルで11.5MHz、ホワイトピークレベルで13.5MHzとされている。また、左右のオーディオ信号のキャリア周波数は、それぞれ2.3MHzおよび2.8MHzとされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような光空間伝送装置においては、光信号の伝送距離を伸ばそうとすると、発光素子である発光ダイオードの数を増やす、あるいは、より光量の得られる大型の発光ダイオードを用いるなどの方法が考えられる。ところが、これらの方法では、装置の製造コストおよび装置における消費電力などの面で不利となる問題点があった。これは特に、上述したカメラ一体型ビデオテープレコーダなどのような、携帯可能な装置において顕著である。
【0007】また、上述の方法を採らないで光信号の伝送距離を伸ばすためには、発光ダイオードから照射される赤外線の放射指向角を狭くし、指向性を鋭くするという方法がある。しかしながら、指向性を鋭くすると、受信側において、赤外線信号の受信可能な範囲、所謂サービスエリアが狭くなり、良好な受信をするための位置合わせが困難になるという問題点があった。
【0008】さらに、受信側においては、良好な特性が得られるだけの赤外線が入力されているかどうかの判断が難しく、したがって、その使用条件が適切であるかどうかをユーザが判断することが困難である。すなわち、入力された赤外線信号が弱すぎる場合のみならず、装置が使用される環境によっては、特性が悪化するほど過大なレベルの赤外線信号が入力される場合もあり、従来では、これらの判断をユーザが下すことは困難であった。
【0009】したがって、この発明の目的は、赤外線照射の際の位置合わせが容易にできるような赤外線送信装置を提供することにある。
【0010】また、この発明の別の目的は、入力された赤外線信号のレベルが容易に認識できるような赤外線受信装置を提供することにある。
【0011】また、この発明のさらに別の目的は、赤外線照射の際の位置合わせが容易にでき、且つ、入力された赤外線信号のレベルが容易に認識でき、そのため、常に良好な状態で赤外線信号の空間伝送が行なえるような赤外線伝送システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課題を解決するために、供給されたビデオおよび/またはオーディオ信号を変調し赤外線信号に変換し送信する送信手段と、赤外線信号の照射位置と略同一の位置に位置合わせ用の光線を照射する照射手段とを具備することを特徴とする赤外線送信装置である。
【0013】また、この発明は、上述した課題を解決するために、赤外線信号を受信する受信手段と、受信手段で受信された信号のレベルに応じた表示が行なわれる表示装置とを具備することを特徴とする赤外線信号受信装置である。
【0014】また、この発明は、上述した課題を解決するために、供給されたビデオおよび/またはオーディオ信号を変調し赤外線信号に変換し送信する送信手段と、赤外線信号の照射位置と略同一の位置に位置合わせ用の光線を照射する照射手段とからなる赤外線送信装置と、赤外線信号を受信する受信手段と、受信手段で受信された信号のレベルに応じた表示が行なわれる表示装置とからなる赤外線受信装置とを具備し、位置合わせ用の光線に基づいて送信手段から送信される赤外線信号の照射位置を調整し、受信手段で受信された信号のレベルを表示手段で確認することを特徴とした赤外線伝送システムである。
【0015】
【作用】この発明は、赤外線送信装置が赤外線信号の照射位置と略同一の位置に位置合わせ用の光線を照射する照射手段を具備しているため、ユーザは、赤外線信号の照射位置を確認しながら位置合わせをすることができる。
【0016】また、この発明は、赤外線受信装置が受信手段で受信された信号のレベルに応じた表示が行なわれる表示装置を具備しているため、ユーザは、受信された信号のレベルを確認することができる。
【0017】また、この発明は、赤外線信号の照射位置と略同一の位置に位置合わせ用の光線を照射する照射手段とを具備している赤外線送信装置と、受信手段で受信された信号のレベルに応じた表示が行なわれる表示装置とを具備している赤外線受信装置とで赤外線伝送システムが構成されているため、ユーザは、赤外線信号の照射位置を確認しながら位置合わせをすることができ、且つ、受信された信号のレベルを確認することができる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の一実施例を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明による赤外線送信装置および赤外線受信装置を用いた赤外線伝送システムの一例を示す。この例は、赤外線信号に変換される信号が、カメラ一体型ビデオテープレコーダにおいて再生されたビデオ信号およびオーディオ信号(以下、両者をまとめてAV信号と称する)とされている。
【0019】カメラ一体型ビデオテープレコーダ1で再生されたAV信号がAVケーブル2を介して送信アダプタ3に送られる。この送られたAV信号は、送信アダプタ3において、FM変調され、赤外線を発光可能な発光素子によって、赤外線信号4として空間伝送される。この伝送された赤外線信号4は、テレビジョン受像機5に取り付けられた受信アダプタ6に受信される。受信されたこの赤外線信号は、受信アダプタ6において、電気信号に変換され、FM復調され、AV信号とされてテレビジョン受像機5に送られる。
【0020】また、送信アダプタ3は、このAV信号伝送用の赤外線発光素子とは別に、可視光を発光可能な発光素子を有している。そして、この発光素子からの可視光が、上述の赤外線用の発光素子からの赤外線と略同じ位置に照射されるように、この可視光用の発光素子が配置されている。例えば、これらの発光素子は、互いの発光面が並行になるように、且つ近接して配置される。
【0021】この、送信アダプタ3に設けられた可視光用の発光素子から可視光光線7が発光される。そして、この可視光光線7は、送信アダプタ3が正しい位置に設置されていれば、受信アダプタ6の受光可能な領域(サービスエリア)を照らす。したがって、送信アダプタ3の、受信アダプタ6に対する位置合わせは、可視光光線7が受信アダプタ6のサービスエリアを照らすように行なえばよい。
【0022】また、この受信アダプタ6には、受信された赤外線信号のレベルを検知する検知回路および検知されたレベルを表示する表示器(インジケータ)が設けられている。これにより、ユーザは、受信アダプタ6に、過不足無く赤外線信号が入射しているかどうかを知ることが可能となる。
【0023】送信アダプタ3および受信アダプタ6による赤外線伝送システムにおいては、送信アダプタ3の位置合わせ用の可視光および受信アダプタ6のインジケータが併用できる。それにより、より正確な位置合わせが可能となり、且つ受信信号の過不足のない、良好な受信状態を得ることが可能となる。
【0024】図2は、送信アダプタ3の構成の一例を示す。入力端子10、14a、14bには、AVケーブル2が接続され、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1からAV信号が供給される。入力端子10には、ビデオ信号が供給される。供給されたこのビデオ信号は、FM変調回路11においてFM変調され、ハイパスフィルタ12に供給され、変調された左右のオーディオ信号に影響を与えないように低域をカットされる。
【0025】図7に示すように、ビデオ信号は、6〜20MHzの帯域に変調され、また、後述する左右のオーディオ信号は、それぞれ2.3MHz、2.8MHzをキャリア周波数として変調される。したがって、このハイパスフィルタ12のカットオフ周波数は、例えば、6MHzとされる。この低域をカットされた変調ビデオ信号は、加算器13の第1の入力端子に供給される。
【0026】入力端子14a、14bには、左チャンネルオーディオ信号(以下、L-ch信号と称する)および右チャンネルオーディオ信号(以下、R-ch信号と称する)がそれぞれ供給される。供給されたこれらの信号は、FM変調回路15a、15bにそれぞれ供給され、FM変調される。このとき、L-ch信号は、キャリア周波数が2.3MHzで変調され、R-ch信号は、キャリア周波数が2.8MHzで変調される。変調されたこれらL-ch信号およびR-ch信号は、変調L-ch信号および変調R-ch信号としてローパスフィルタ16a、16bにそれぞれ供給される。
【0027】ローパスフィルタ16a、16bにおいて、供給されたこれら変調L-ch信号および変調R-ch信号は、高調波が上述の変調ビデオ信号に影響を与えないように高域をカットされる。この場合、これらローパスフィルタ16a、16bのカットオフ周波数は、例えば、3MHzとされる。これらローパスフィルタ16aおよび16bからの出力は、加算器13の第2の入力端および第3の入力端にそれぞれ供給される。
【0028】加算器13において、第1の入力端に供給された変調ビデオ信号および第2、第3の入力端子にそれぞれ供給された変調L-ch信号および変調R-ch信号が合成され、ドライバ17に供給される。供給されたこの信号は、ドライバ17において、後段に接続される赤外線発光素子18を発光させるような信号とされ出力される。ドライバ17からのこの出力は、赤外線発光素子18に供給され、赤外線信号4に変換され、空間伝送される。この赤外線発光素子18には、例えば、赤外線領域を発光周波数とする発光ダイオードが用いられる。
【0029】また、この送信アダプタ3には、受信アダプタ6に対する位置合わせ用に、可視光を発光可能な可視光発光素子21が設けられている。この可視光発光素子21には、例えば、小型の電球とレンズが組み合わされ、この可視光発光素子21から照射する光に強い指向性を持たされたものが用いられる。
【0030】上述したように、この可視光発光素子21は、照射する可視光が赤外線発光素子18から照射される赤外線と略同じ位置に照射されるように配置される。例えば、これらの発光素子は、隣接して配置され、且つ、互いの発光面が並行になるように調整される。
【0031】この可視光発光素子21は、ユーザがこの可視光発光素子21から発光された光が照射された位置を目視で確認できるようなものであれば、他のものでも利用できる。
【0032】例えば、小型の電球の代わりに、ある程度の光の強度で発光する発光ダイオードを用いても勿論よい。また、可視光領域で発光する、小型のレーザ光源を用いてもよい。さらに、照射される面を蛍光とし、光源を紫外線としてもよい。
【0033】この可視光発光素子21は、発光素子駆動制御回路19によって駆動、制御される。すなわち、この送信アダプタ3の電源が投入されると、予め設定された、位置合わせに必要と思われる所定の時間、例えば数秒間、この発光素子駆動制御回路19に駆動され、可視光発光素子21が発光し、可視光光線7が照射される。
【0034】また、この発光素子駆動制御回路19には、スイッチ20が直結されている。そして、このスイッチ20が押されることによっても、例えば数秒間、可視光発光素子21を発光させることができる。
【0035】そして、ユーザは、この可視光光線7が受信アダプタ6における赤外線信号4を受光可能な範囲を照射するように、可視光光線7が受信アダプタ6を照射した光点を確認しながら、この送信アダプタ3の位置合わせを行なう。
【0036】なお、この例においては、送信アダプタ3の電源が投入されて数秒間、可視光発光素子21が発光するとしたが、これはこの例に限られるものではない。例えば、送信アダプタ3の電源が投入されると可視光発光素子21が発光し、スイッチ20が押されると発光が停止するようにしてもよい。
【0037】なお、この例においては、スイッチ20が押されてから、位置合わせに必要な数秒間だけ発光するように、可視光発光素子21が発光素子駆動制御回路19に制御されるとしたが、これはこの例に限られるものではない。例えば、スイッチ20が押し続けられている間だけ、この可視光発光素子21が発光するように制御してもよい。
【0038】また、スイッチ20が1度押されると可視光発光素子21が発光し、再度スイッチ20が押されたときに発光が停止するように制御してもよい。このとき、ユーザによって再度スイッチ20が押されなくても、所定の時間が経過したならば自動的に発光が停止するようにしておけば、ユーザのスイッチ20の押し忘れにも対応できる。
【0039】図3に、受信アダプタ6の構成の一例を示す。赤外線受光素子30に、上述の送信アダプタの赤外線発光素子18によって発光された赤外線信号4が入射する。この赤外線受光素子30には、例えば、赤外線を受光可能なPINフォトダイオードが用いられる。赤外線受光素子30に入射したこの赤外線信号4は、電気信号に復元され、アンプ31に供給される。アンプ31に供給されたこの信号は、増幅され、入力レベル検知回路32、ハイパスフィルタ34、バンドパスフィルタ37a、37bに、共に供給される。
【0040】ハイパスフィルタ34に供給された信号は、低域をカットされ、変調ビデオ信号の帯域が抜き出される。この抜き出された変調ビデオ信号がFM復調回路35に供給され、FM復調され、ビデオ信号とされ出力端子36に導出される。
【0041】バンドパスフィルタ37a、37bは、カットオフの中心周波数がそれぞれ2.3MHzおよび2.8MHzとされている。したがって、これらバンドパスフィルタ37a、37bに供給された信号は、余計な信号成分がカットされ、変調L-ch信号および変調R-ch信号がそれぞれ抜き出される。抜き出されたこれら変調L-ch信号および変調R-ch信号は、FM復調回路38a、38bにそれぞれ供給され、FM復調され、L-ch信号およびR-ch信号とされる。これらL-ch信号およびR-ch信号は、出力端子39a、39bにそれぞれ導出される。
【0042】出力端子36に導出されたビデオ信号、出力端子39aに導出されたL-ch信号、および出力端子39bに導出されたR-ch信号は、接続線を介してテレビジョン受像機5に送られる。
【0043】入力レベル検知回路32において、アンプ31から供給された信号のレベルが検知される。そして、後述するが、この検知結果から、この受信アダプタ6に入射した赤外線信号4の光パワーによってどの程度の特性が得られるかが予測される。この入力レベル検知回路32からの出力、すなわち、特性の予測結果がインジケータ33に供給される。そして、この予測結果に基づき、インジケータ33に、赤外線受光素子30に入射した赤外線信号4の光パワー強度が表示される。
【0044】図4は、この、受信アダプタ6におけるインジケータ33の構成の一例を示す。これは、表示用の発光ダイオードを4個使用したインジケータの例である。この例では、受信アダプタ6に、ユーザから容易に認識可能なように、緑色の発光ダイオード40a、40b、および40cが左から順に取り付けられ、さらにその左に、赤色の発光ダイオード41が取り付けられる。
【0045】この発明における赤外線伝送装置では、赤外線信号の伝送方式がFM変調伝送なので、赤外線信号の入力パワーレベル(C/N)によって信号のS/Nが左右される。したがって、赤外線受光素子30に入射する赤外線信号の入力レベルを検知することによって、ある程度のS/Nの予測が可能となる。すなわち、所定の入力レベルに対し所定のS/Nの値を予め対応付ける。この対応付けは、数段階の入力レベルにわたり行なわれる。そして、この段階毎に、インジケータ33における所定の発光ダイオードが点灯するように設定する。
【0046】例えば、赤外線信号4の入力レベルがS/N=40dBに対応付けられたレベルであれば、発光ダイオード40aのみが発光し、入力レベルがS/N=45dB相当であれば発光ダイオード40aおよび40bの2つが共に点灯する。また、入力レベルがS/N=50dB以上に相当し、十分なS/Nが得られるような入力レベルであるときには、発光ダイオード40a、40b、および40cの3つが点灯するように調整する。このようにすることによって、ユーザは、十分な特性が得られる程度の赤外線信号4が受信アダプタ6の赤外線受光素子30に入射されているかを、容易に知ることができる。
【0047】また、このような赤外線伝送装置においては、入射する赤外線のパワーが強すぎると、赤外線受光素子30が飽和する、あるいは、アンプ31、またはその他の回路のダイナミックレンジをオーバーするなどして、特性が悪化する。そこで、このような過大なパワーの赤外線信号4が赤外線受光素子30に入射されたことが入力レベル検知回路32に検知されると、警告灯である赤色の発光ダイオード41が点灯し、ユーザに通知するようにされている。そのため、ユーザは、適切なパワーで赤外線信号4が受信アダプタ6に受信されるように、送信アダプタ3の位置などを調整することができる。
【0048】上述の説明においては、インジケータ33における発光ダイオード40a、40b、40c、および41の配置を、左から順の横列配置としたが、これはこの例に限られるものではない。例えば、この4つの発光ダイオード40a、40b、40c、および41を、縦列配置としてもよい。
【0049】また、上述の説明においては、発光ダイオード40a、40b、および40cの色が緑色で、発光ダイオード41が赤色としたが、これは、この使用目的にはこの配色が一般的であるという理由によるものであり、この例に限られるものではない。例えば、入射される赤外線信号4のパワーによって、段階的に色を変化させることも考えられる。
【0050】さらに、上述の説明においては、インジケータ33における、3段階のレベル表示において、入力パワーに対応するS/Nの段階を、40dB、45dB、および50dBとしたが、これは勿論この例に限られるものではない。例えば、このS/Nの段階を、35dB、45dB、および55dBというように、さらにS/Nの違いが顕著に表れるように調整してもよい。
【0051】さらにまた、上述の説明においては、インジケータ33の表示を、3段階のレベル表示および警告灯としたが、これはこの例に限られるものではない。例えば、このレベル表示を、4段階、5段階といったように、さらに細かく行なってもよい。また、2段階程度というように、実用上差し支えない程度に減らしても構わない。これは、警告灯においても同様であって、例えば、警告灯を3段階の表示として、その警告の度合いによって点灯させる警告灯を切り替えることも可能である。
【0052】また、上述の説明においては、インジケータ33の表示を、発光ダイオードを用いて行なったが、これはこの例に限られるものではない。例えば、このインジケータ33には、指示板を有したメータを用いることができる。また、入力パワーに対応する段階を数値で表現し、数字が表示可能な表示デバイスによってインジケータ33を構成してもよい。
【0053】次に、この発明の変形例について、図面を参照しながら説明する。この変形例は、カメラ一体型ビデオテープレコーダなどのビデオ再生装置に取り付けられた赤外線伝送装置の送信アダプタにおいて、位置合わせ調整時に、ビデオ再生装置を再生ポーズ状態にコントロールする例である。
【0054】図5は、この変形例による送信アダプタ3の構成の一例を示す。この構成において、AV信号をFM変調し、赤外線信号に変換し空間伝送する部分は、上述の一実施例における、図2に示した対応する部分と同一のものである。すなわち、入力端子50を介してFM変調回路51に供給されたビデオ信号は、6〜20MHzの帯域にFM変調され、変調ビデオ信号とされハイパスフィルタ52において低域をカットされ、加算器53の第1の入力端に供給される。
【0055】入力端子54a、54bを介し、L-ch信号およびR-ch信号がFM変調回路55a、55bにそれぞれ供給される。そして、L-ch信号が2.3MHz、また、R-ch信号が2.8MHzのキャリア周波数でそれぞれ変調され、変調L-ch信号および変調R-ch信号とされ、ローパスフィルタ56a、56bにおいて高調波成分をカットされ、加算器53の第2および第3の入力端にそれぞれ供給される。
【0056】加算器53において、供給された変調ビデオ信号および変調L-ch信号、変調R-ch信号が合成され、ドライバ57を介し赤外線発光素子58に供給され、赤外線信号4とされ空間伝送される。
【0057】上述の一実施例と同様、この送信アダプタ3には、受信アダプタ6に対する位置合わせ用に、可視光を発光可能な可視光発光素子61が設けられている。この可視光発光素子61は、発光素子駆動制御回路59によって駆動、制御される。すなわち、この発光素子駆動制御回路59に直結されたスイッチ60が押されると、例えば数秒間、可視光発光素子61が駆動され、可視光光線7を発光する。
【0058】そして、ユーザは、この可視光光線7が受信アダプタ6における赤外線信号4を受光可能な範囲を照射するように、可視光光線7が受信アダプタ6を照射した光点を確認しながら、この送信アダプタ3の位置合わせを行なう。
【0059】この変形例においては、この発光素子駆動制御回路59からの制御信号がモードコントロール回路62にも供給される。このモードコントロール回路62は、発光素子駆動制御回路59から供給される制御信号に基づき、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1の動作を制御する制御信号を出力可能なものである。
【0060】また、このモードコントロール回路62は、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1においてテープの走行や再生などの動作の制御を行なうための、メカコントロール回路63に接続されている。この接続は、ケーブルなどによる電気的なものでもよいし、あるいは、送信アダプタ3およびカメラ一体型ビデオテープレコーダ1に各々赤外線伝送装置を設け、赤外線によるデータ通信で行なっても構わない。
【0061】スイッチ60が押されると、可視光発光素子61が駆動されると共に、モードコントロール回路62に制御信号が供給される。すると、モードコントロール回路62からカメラ一体型ビデオテープレコーダ1のメカコントロール回路63に対し、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1における再生のポーズ(一時停止)を指令する制御信号が送られる。
【0062】そして、このメカコントロール回路63からサーボ回路64に対し、制御信号が供給され、サーボ回路64からドラムドライバ65およびキャプスタンドライバ66に対し、制御信号がそれぞれ供給される。制御信号を供給されたドラムドライバ65によって、ヘッドが設けられた回転ドラムの回転が制御され、また、キャプスタンドライバ66によって、テープの走行系などの駆動を行なうキャプスタンモータが制御される。これらの制御により、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1は、再生ポーズ状態とされる。
【0063】また、位置合わせの作業が終了し、発光素子駆動制御回路59の制御により可視光発光素子61の発光が停止すると、発光素子駆動制御回路59からモードコントロール回路62に対し、制御信号が供給される。すると、モードコントロール回路62からカメラ一体型ビデオテープレコーダ1のメカコントロール回路63に対し、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1における再生ポーズの解除を指令する制御信号が送られる。そして、この送られた制御信号に基づき、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1の再生ポーズ状態が解除され、再生状態となる。
【0064】このように、送信アダプタ3における赤外線信号照射位置の位置合わせと、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1の再生ポーズ状態とを連動することによって、ユーザは、一々再生ポーズおよびポーズ解除の操作をする必要が無いため、位置合わせの作業が容易になる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば、ユーザは、可視光線によって送信側からの赤外線照射の位置を確認しながら位置合わせをすることができるため、従来では困難だった、位置合わせが容易に行なうことが可能となる効果がある。
【0066】また、この発明によれば、受信側に、赤外線の入射パワーを示すインジケータが設けられているため、十分な特性が得られる程度の赤外線が入射されているかどうかを容易に把握することができる効果がある。
【0067】さらに、例えば必要以上に近距離から赤外線が伝送されており、そのため、特性が悪化するほどの赤外線の入射があった場合、警告灯が点灯するため、容易に状況を判断できるという効果がある。
【0068】さらにまた、受信側のインジケータと送信側の可視光線による赤外線照射位置の位置合わせを併用することによって、容易に赤外線信号の伝送状況をより良好なものとすることができる効果がある。。
【0069】また、そのため、この発明による赤外線伝送装置は、送信側の赤外線発光素子から発光される赤外線の指向性を狭くしても、赤外線信号を遠距離まで確実に伝送することが可能となる。したがって、赤外線発光に用いられる発光ダイオードの数を少なくすることができ、コストおよび装置における消費電力を抑えることができる効果がある。




 

 


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