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発明の名称 回動蓋支持機構
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−7362
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−151965
出願日 平成7年(1995)6月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小池 晃 (外2名)
発明者 井浦 安之
要約 目的


構成
本体部1に支軸19を介して回動可能に支持された蓋体14は、本体部1のディスク装着部を開閉可能としている。蓋体14は、支軸19の近傍の突片18を介して、捻りコイルバネ22により、開蓋側に回動付勢されている。捻りコイルバネ22は、蓋体14の閉蓋位置近傍ではコイル部の捻れ変位により付勢し、蓋体14の開蓋位置近傍ではアーム部27の屈曲変位により付勢する。
特許請求の範囲
【請求項1】 被開閉部を有する本体部に対して該被開閉部を開閉する蓋体を回動可能に取付けるための回動蓋支持機構であって、コイル部とこのコイル部の両端部より延在された一対のアーム部とを有する捻りコイルバネを備え、上記捻りコイルバネは、上記蓋体を回動可能に支持する支軸の近傍に配設され、一方のアーム部を該蓋体に設けられた掛止片に掛止され、他方のアーム部を上記本体部の掛止部に掛止され、該蓋体が上記被開閉部を閉蓋する閉蓋位置の近傍にあるときには、上記コイル部の捻れが復元する復元力によって該蓋体を該被開閉部を開蓋させる方向に回動付勢し、該蓋体が該被開閉部を開蓋する開蓋位置の近傍にあるときには、該一方のアーム部の屈曲が復元する復元力によって該蓋体を該開蓋位置側方向に回動付勢することとなされた回動蓋支持機構。
【請求項2】 被開閉部を有する本体部に対して該被開閉部を開閉する蓋体を回動可能に取付けるための回動蓋支持機構であって、コイル部とこのコイル部の両端部より延在された一対のアーム部とを有する捻りコイルバネを備え、上記捻りコイルバネは、上記蓋体を回動可能に支持する支軸の近傍に配設され、一方のアーム部を該蓋体に設けられた掛止片に掛止され、他方のアーム部を上記本体部の掛止部に掛止され、該蓋体が上記被開閉部を開蓋する開蓋位置の近傍にあるときには、上記コイル部の捻れが復元する復元力によって該蓋体を該被開閉部を閉蓋させる方向に回動付勢し、該蓋体が該被開閉部を閉蓋する閉蓋位置の近傍にあるときには、該一方のアーム部の屈曲が復元する復元力によって該蓋体を該閉蓋位置側方向に回動付勢することとなされた回動蓋支持機構。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ディスクを用いて情報信号の記録または再生を行うディスクプレーヤ装置やその他の種々の機器に用いて好適な回動蓋支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の機器においては、本体部とこの本体部により回動蓋支持機構を介して回動可能に支持された蓋体とを備え、該本体部に設けられた被開閉部が該蓋体により開閉可能となされて構成されたものがある。
【0003】このような機器として、光ディスクや光磁気ディスクの如き記録ディスクを記録媒体として用いて、情報信号の記録、または、再生を行うディスクプレーヤ装置が提案されている。
【0004】すなわち、このようなディスクプレーヤ装置であって、携帯用や車載用、あるいは、これら携帯用及び車載用に兼用できるように小型に構成されたものは、上面部が略々矩形状となされた筐体状に形成された本体部を有している。この本体部の上面部がなす矩形の一辺の長さは、上記記録ディスクの直径、例えば、120mmに略々等しくなされている。
【0005】そして、この本体部の上面部は、上記記録ディスクが装着される被開閉部となるディスク装着部となされている。すなわち、このディスク装着部の略々中央部には、ディスク記録ディスクが装着されてこの記録ディスクを保持するディスクテーブルが配設されている。このディスクテーブルは、上記本体部内に収納されたスピンドルモータにより、保持している記録ディスクとともに回転操作される。
【0006】そして、上記ディスク装着部内には、上記ディスクテーブルに保持されている記録ディスクに対して情報信号の書き込み、または、読み出しを行うための光学ピックアップ装置が移動操作可能に配設されている。
【0007】すなわち、この光学ピックアップ装置は、上記本体部内において移動操作可能に支持され、上記記録ディスクに対して光束を射出する対物レンズを上記ディスク装着部内に臨ませている。
【0008】この光学ピックアップ装置は、上記ディスク装着部内を移動操作されることにより、上記ディスクテーブルに保持されて回転操作されている記録ディスクの内外周に亘って対向され、この記録ディスクの信号記録面の全面に対して情報信号の書き込み、または、読み出しを行うことができる。
【0009】そして、上記ディスク装着部は、上記本体部により回動蓋支持機構を介して回動可能に支持された蓋体により、開閉可能となされている。
【0010】上記蓋体は、上記本体部の上面部に対応した大きさ及び形状を有する略々平板状に形成されている。この蓋体は、後端側部分を、上記本体部の後方側部分により上記回動蓋支持機構を介して回動可能に支持されて、該本体部の上方側に配設されている。
【0011】上記回動蓋支持機構は、上記蓋体を支持する支軸と、該蓋体を開蓋方向、すなわち、上記ディスク装着部が開蓋されることとなる方向に回動付勢する捻りコイルバネ等の付勢部材とを有して構成されている。すなわち、上記蓋体は、上記本体部より上方側に離間して上記ディスク装着部を開蓋させる方向に回動付勢されている。
【0012】そして、上記蓋体は、上記本体部側に回動されて上記ディスク装着部を閉蓋する閉蓋位置において、該本体部内に配設されたロック部材により、閉蓋状態を維持すべく、上記付勢部材の付勢力に抗して掛止される。
【0013】したがって、上記蓋体は、上記ロック部材による掛止を解除されると、上記付勢部材の付勢力により、上記ディスク装着部を開蓋させる開蓋位置まで回動される。
【0014】上記蓋体が上記ディスク装着部を開蓋させることにより、このディスク装着部に対する上記記録ディスクの着脱が行える。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のような回動蓋支持機構においては、上記蓋体は、上記閉蓋位置となされているとき、上記付勢部材を最も大きく変位させており、この付勢部材の付勢力を最も強く受けている。そして、上記蓋体は、上記開蓋位置となされているときには、上記付勢部材をあまり変位させておらず、この付勢部材の付勢力を僅かしか受けていない。
【0016】そして、この回動蓋支持機構においては、上記蓋体は、上記閉蓋位置となされて上記ロック部材により掛止されているときに該ロック部材による掛止を解除されると、上記付勢部材の付勢力に応じた速度で開蓋される。
【0017】したがって、この回動蓋支持機構において、上記蓋体は、上記閉蓋位置の近傍において最も大きな加速度をもって上記開蓋側側に回動され、該開蓋位置の近傍では、加速度が低下することとなる。
【0018】このように、上記蓋体を開蓋させる開蓋操作の直後において該蓋体の加速度が大きいと、この開蓋操作を行ったときの上記本体部の設置状態が不安定となる虞れがある。すなわち、上記開蓋操作時において、上記本体部は、上記蓋体の回動の反動によって、設置位置より移動したり、転倒したりする虞れがある。
【0019】また、この回動蓋支持機構においては、上記蓋体を閉蓋させるとき、この蓋体が上記閉蓋位置に接近するほど、上記付勢部材による付勢力を強く受けることとなるので、該蓋体を閉蓋させる閉蓋操作が円滑に行えない。
【0020】ここで、上述のような上記本体部の設置状態の不安定化を防止するためには、上記付勢部材の付勢力によってなされる上記蓋体の開蓋を、この蓋体の回動範囲の途中までのみ行うこととする構成が考えられる。
【0021】すなわち、上記閉蓋位置となされて上記ロック部材により掛止されている蓋体が該ロック部材による掛止を解除されたとき、この蓋体は、該閉蓋位置より所定の角度のみ上記開蓋位置側に回動されたときに上記付勢部材による付勢力を受けなくなって停止されることとするのである。
【0022】しかしながら、このように、上記付勢部材の付勢力によって開蓋される蓋体が途中で停止されることとすると、該停止位置より上記開蓋位置までの間に亘って該蓋体を手動によって開蓋させる必要が生じ、開蓋操作が円滑に行えない。
【0023】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、本体部により回動可能に支持されてこの本体部の被開閉部を開閉する蓋体が、該本体部の設置状態を不安定化することなく、円滑に開閉操作されるようになされた回動蓋支持機構を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記目的を達成するため、本発明に係る回動蓋支持機構は、被開閉部を有する本体部に対して該被開閉部を開閉する蓋体を回動可能に取付けるための回動蓋支持機構であって、コイル部とこのコイル部の両端部より延在された一対のアーム部とを有する捻りコイルバネを備え、この捻りコイルバネは、該蓋体を回動可能に支持する支軸の近傍に配設され、一方のアーム部を該蓋体に設けられた掛止片に掛止され、他方のアーム部を該本体部の掛止部に掛止され、該蓋体が該被開閉部を閉蓋する閉蓋位置の近傍にあるときには、該コイル部の捻れが復元する復元力によって該蓋体を該被開閉部を開蓋させる方向に回動付勢し、該蓋体が該被開閉部を開蓋する開蓋位置の近傍にあるときには、該一方のアーム部の屈曲が復元する復元力によって該蓋体を該開蓋位置側方向に回動付勢することとなされたものである。
【0025】また、本発明に係る回動蓋支持機構は、被開閉部を有する本体部に対して該被開閉部を開閉する蓋体を回動可能に取付けるための回動蓋支持機構であって、コイル部とこのコイル部の両端部より延在された一対のアーム部とを有する捻りコイルバネを備え、この捻りコイルバネは、該蓋体を回動可能に支持する支軸の近傍に配設され、一方のアーム部を該蓋体に設けられた掛止片に掛止され、他方のアーム部を該本体部の掛止部に掛止され、該蓋体が該被開閉部を開蓋する開蓋位置の近傍にあるときには、該コイル部の捻れが復元する復元力によって該蓋体を該被開閉部を閉蓋させる方向に回動付勢し、該蓋体が該被開閉部を閉蓋する閉蓋位置の近傍にあるときには、該一方のアーム部の屈曲が復元する復元力によって該蓋体を該閉蓋位置側方向に回動付勢することとなされたものである。
【0026】
【作用】本発明に係る回動蓋支持機構においては、コイル部とこのコイル部の両端部より延在された一対のアーム部とを有する捻りコイルバネは、蓋体を本体部に対して回動可能に支持させる支軸の近傍に配設され、一方のアーム部を該蓋体に設けられた掛止片に掛止され、他方のアーム部を本体部の掛止部に掛止され、該蓋体が該本体部の被開閉部を閉蓋する閉蓋位置の近傍にあるときには、該コイル部の捻れが復元する復元力によって該蓋体を該被開閉部を開蓋させる方向に回動付勢し、該蓋体が該被開閉部を開蓋する開蓋位置の近傍にあるときには、該一方のアーム部の屈曲が復元する復元力によって該蓋体を該開蓋位置側方向に回動付勢するので、該蓋体が該閉蓋位置の近傍にあるときには、該蓋体を弱い力で回動付勢し、該蓋体が該開蓋位置の近傍にあるときには、該蓋体を強い力で回動付勢する。
【0027】また、本発明に係る回動蓋支持機構においては、コイル部とこのコイル部の両端部より延在された一対のアーム部とを有する捻りコイルバネは、蓋体を本体部に対して回動可能に支持させる支軸の近傍に配設され、一方のアーム部を該蓋体に設けられた掛止片に掛止され、他方のアーム部を該本体部の掛止部に掛止され、該蓋体が該本体部の被開閉部を開蓋する開蓋位置の近傍にあるときには、該コイル部の捻れが復元する復元力によって該蓋体を該被開閉部を閉蓋させる方向に回動付勢し、該蓋体が該被開閉部を閉蓋する閉蓋位置の近傍にあるときには、該一方のアーム部の屈曲が復元する復元力によって該蓋体を該閉蓋位置側方向に回動付勢するので、該蓋体が該開蓋位置の近傍にあるときには、該蓋体を弱い力で回動付勢し、該蓋体が該閉蓋位置の近傍にあるときには、該蓋体を強い力で回動付勢する。
【0028】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照しながら説明する。
【0029】この例は、本発明に係る回動蓋支持機構を、ディスクプレーヤ装置に適用した例である。
【0030】このディスクプレーヤ装置は、図1に示すように、略々矩形状の上下主面部を有する薄型の外筐体を有して構成された本体部1を有している。この本体部1は、上面部に被開閉部となるディスク装着部2が設けられている。すなわち、この例における回動蓋支持機構は、上記本体部1に対して上記ディスク装着部2を開閉する蓋体14を回動可能に取付けるための回動蓋支持機構である。
【0031】上記ディスク装着部2は、図1及び図2に示すように、上記本体部1の外筐体の上面部の略々全面に亘って設けられている。このディスク装着部2は、このディスクプレーヤ装置において記録媒体として使用される記録ディスク101が装着され得るように、この記録ディスク101に略々対応した大きさの平坦部として構成されている。すなわち、上記本体部1の外筐体は、上記記録ディスク101の大きさに略々対応した大きさの主面部を有して形成されている。
【0032】上記記録ディスク101は、いわゆる光ディスクや光磁気ディスクであって、合成樹脂材料よりなる円盤状のディスク基板上に信号記録層が形成されて構成されている。この記録ディスク101の直径は、例えば、120mm、80mm、あるいは、64mmといった所定の直径となされている。
【0033】この記録ディスク101の中央部には、この記録ディスク101を位置決めしてチャッキングするためのチャッキング孔102が形成されている。そして、この記録ディスク101の一主面部は、情報信号の書き込み、または、読み出しを行う記録再生面103となされている。
【0034】上記ディスク装着部2の略々中央部には、ディスクテーブル6が配設されている。このディスクテーブル6は、上記記録ディスク101の上記チャッキング孔102の周囲部分である非信号記録領域に対応した大きさの略々円盤状に形成されている。このディスクテーブル6は、上記外筐体内に配設されたスピンドルモータ21の駆動軸に同軸状に取付けられ、上記ディスク装着部2内において水平に支持されている。このディスクテーブル6は、上記スピンドルモータ21により回転操作される。
【0035】上記スピンドルモータ21は、上記本体部1の外筐体内において緩衝材を介していわゆるフローティング支持されたディスクドライブフレーム5上に配設されている。このディスクドライブフレーム5は、上記外筐体の上面部、すなわち、上記ディスク装着部2内に形成された開口部10を介して、該ディスク装着部2内に臨んでいる。
【0036】上記ディスクテーブル6の上面部には、上記記録ディスク101のチャッキング孔102に嵌合される円錐台形状の位置決め突起9が突設されている。また、この位置決め突起9の外周部には、複数のチャッキングボール20が等角度間隔で設けられている。これら各チャッキングボール20は、上記位置決め突起9の外周側に向けて弾性付勢されている。
【0037】上記位置決め突起9が上記チャッキング孔102に嵌合されると、上記各チャッキングボール20は、該チャッキング孔102の内周面部を押圧して支持する。これら位置決め突起9及び各チャッキングボール20は、上記記録ディスク101を上記スピンドルモータ21の駆動軸に対する同軸位置となるように位置決めして保持する。そして、上記記録ディスク101は、上記チャッキング孔102の周囲部分を上記ディスクテーブル6の上面部に当接させることにより、高さ方向についても位置決めされる。
【0038】すなわち、上記ディスクテーブル6は、上記記録ディスク101を位置決めして保持し、この記録ディスク101とともに、上記スピンドルモータ21により回転操作される。
【0039】そして、上記ディスク装着部2内には、上記ディスクテーブル6に保持された記録ディスク101に対する情報信号の書き込み、または、読み出しを行う光学ピックアップ装置7が配設されている。
【0040】この光学ピックアップ装置7は、光学ブロック部を有し、この光学ブロック部内に光源となる半導体レーザ、この半導体レーザの発する光束を導くコリメータレンズやビームスプリッタ等の光学デバイス、該光束を上記記録ディスク101の信号記録層上に集光させる対物レンズ8、及び、該信号記録層よりの反射光束を検出する光検出器等を内蔵して構成されている。
【0041】この光学ピックアップ装置7は、上記本体部1の外筐体内において、上記ディスクドライブフレーム5により、移動操作可能に支持され、上記対物レンズ8を上記ディスク装着部2内に臨ませている。この光学ピックアップ装置7は、上記ディスク装着部2内において、上記ディスクテーブル6の近傍位置より、該ディスク装着部2の一側側の後方位置に亘って、斜め方向に送り操作可能となされている。
【0042】なお、上記外筐体の上面部、すなわち、上記ディスク装着部2内には、上記記録ディスク101の該ディスク装着部2に対する出し入れ操作及び上記ディスクテーブル6に対する着脱操作を容易とするため、複数の凹部3,3、4,4が形成されている。
【0043】上記本体部1の外筐体の上面側には、蓋体14が回動可能に支持されて配設されている。この蓋体14は、上記ディスク装着部2に対応した大きさの略々平板状に形成されている。この蓋体14は、上記ディスク装着部2の後方側位置において、上記本体部1の外筐体により、後方側部分を、一側側及び他側側に位置する左右一対の支軸19,15を介して、回動可能に支持されている。これら支軸19,15は、互いに同軸状となされており、上記外筐体の後側縁に沿う方向を軸方向としている。
【0044】そして、この蓋体14は、図1及び図2中矢印Aで示すように、上記本体部1上に対して回動操作されることにより、上記ディスク装着部2を開閉する。この蓋体14の回動可能範囲は、80°乃至90°程度である。
【0045】上記蓋体14は、上記閉蓋位置において、上記本体部1の外筐体に配設されたロック部材36により、掛止されるようになされている。
【0046】すなわち、上記ロック部材36は、図2に示すように、上記外筐体内の上記ディスク装着部2よりも前方側の部分にスライド可能に配設されている。このロック部材36は、先端側部分を、上記ディスク装着部2内に対して、進退可能として配設されている。そして、このロック部材36は、このロック部材36と上記外筐体の内壁部との間に介在配設された圧縮コイルバネ35により、先端側を上記ディスク装着部2内に進入させる方向に弾性付勢されて、初期位置に位置決めされている。そして、上記蓋体14の前端縁部には、上記ロック部材36の先端側が嵌入掛合される被ロック孔37が設けられている。
【0047】上記蓋体14は、上記閉蓋位置においては、上記被ロック孔37に上記ロック部材36の先端側を嵌入掛合されることにより、該閉蓋位置において掛止される。そして、この蓋体14は、上記ロック部材36が上記圧縮コイルバネ35の付勢力に抗してスライド移動操作されてこのロック部材36の先端側が上記被ロック孔37により抜け出されることにより、上記閉蓋位置より上記開蓋位置に亘る回動が可能となる。
【0048】上記蓋体14を支持する一方の支軸19の近傍には、図3及び図5に示すように、本発明に係る回動蓋支持機構を構成する捻りコイルバネ22が配設されている。この捻りコイルバネ22は、コイル部とこのコイル部の両端部より延在された一対のアーム部27,28とを有して、一連のバネ鋼が屈曲形成されて構成されている。
【0049】この捻りコイルバネ22は、上記コイル部を上記本体部1の外筐体内に配設されたバネ支軸23に巻回された状態で、このバネ支軸23により支持されている。このバネ支軸23は、上記外筐体内において、上記支軸19のやや前方側に位置して、垂直に配設されている。このバネ支軸23の先端部には、上記捻りコイルバネ22のコイル部のこのバネ支軸23よりの脱落を防止するためのフランジ部材24が取付けられている。
【0050】上記捻りコイルバネ22は、一方のアーム部27を上記蓋体14に設けられた掛止片18に掛止させ、他方のアーム部28を上記本体部1に設けられた掛止部25に掛止させている。上記掛止片18は、上記支軸19の近傍に位置して設けられている。上記一方のアーム部27は、上記外筐体内において、上記コイル部の下端側より延在されて、自然状態においては、上方側に向けて屈曲形成されている。上記他方のアーム部28は、上記外筐体内において、上記コイル部の上端側より延在されている。
【0051】上記捻りコイルバネ22は、図3及び図5に示すように、上記蓋体14が上記開蓋位置にあるときには、略々自然状態となされており、上記一方のアーム部27を上記掛止片18により自然状態よりもやや下方に屈曲された状態となされている。
【0052】上記蓋体14が上記開蓋位置の近傍にあるときには、上記掛止片18は、該蓋体14が回動されたとき、図3及び図5中矢印Bで示すように、略々上下方向、すなわち、上記捻りコイルバネ22のコイル部の軸に略々平行な方向に移動される。
【0053】したがって、上記捻りコイルバネ22は、上記蓋体14が上記開蓋位置にあるときには、上記一方のアーム部27の屈曲が復元する復元力によって、該蓋体14を該開蓋位置に向かう方向に回動付勢している。
【0054】そして、上記捻りコイルバネ22は、図4及び図6に示すように、上記蓋体14が上記閉蓋位置にあるときには、上記一方のアーム部27を上記掛止片18により下方に屈曲されるとともに、この一方のアーム部27を介して、上記コイル部の捻れを自然状態よりも強くされた状態となされている。
【0055】上記蓋体14が上記閉蓋位置の近傍にあるときには、上記掛止片18は、該蓋体14が回動されたとき、図4及び図6中矢印Cで示すように、略々水平方向、すなわち、上記捻りコイルバネ22のコイル部の軸に略々直交する方向に移動される。
【0056】したがって、上記捻りコイルバネ22は、上記蓋体14が上記閉蓋位置にあるときには、上記コイル部の捻れが復元する復元力によって、該蓋体14を上記開蓋位置に向かう方向に回動付勢する。
【0057】上記捻りコイルバネ22においては、屈曲された一方のアーム部27が復元する復元力の方が、捻りを強くされたコイル部が復元する復元力よりも強い。
【0058】したがって、上記蓋体14は、上記閉蓋位置の近傍では弱い力で上記ディスク装着部を開蓋させる方向に回動付勢され、上記開蓋位置の近傍では強い力で該ディスク装着部を開蓋させる方向に回動付勢される。
【0059】上記本体部1の外筐体の前方側部分には、蓋体開放ボタン12が設けられている。この蓋体開放ボタン12は、押圧操作することにより、上記ロック部材36をスライド操作してこのロック部材36の上記蓋体14に対する掛止を解除させることができるものである。
【0060】また、上記本体部1の外筐体の前方側部分には、上記電子回路部に対して、再生(プレイ)動作、動作の停止、トラックジャンプ等の種々の動作モードの選択、実行を指示するための複数のボタン13が設けられている。
【0061】さらに、上記本体部1の外筐体の前方側部分には、表示部11が設けられている。この表示部11は、液晶表示板(LCD)の如き表示デバイスを有して構成されており、上記電子回路部より出力される種々の情報信号に基づき、文字や記号等の表示を行う。
【0062】上述のように、本発明に係る回動蓋支持機構を有して構成されたディスクプレーヤ装置においては、上記蓋体14が上記閉蓋位置において上記ロック部材36により掛止されているとき、上記蓋体開放ボタン12を押圧操作すると、該蓋体14は、上記捻りコイルバネ22の付勢力により、上記開蓋位置まで回動操作される。
【0063】このとき、上記捻りコイルバネ22が上記蓋体14に加える付勢力は、上記閉蓋位置の近傍では弱く、上記開蓋位置に接近するほど強くなる。したがって、このディスクプレーヤ装置においては、上記蓋体開放ボタン12を介して上記蓋体14に対する上記ロック部材36による掛止を解除させた直後において、該蓋体14の加速度が大きくならず、このような開蓋操作を行ったときの上記本体部1の設置状態が不安定とならない。
【0064】また、このディスクプレーヤ装置においては、上記蓋体14を閉蓋させるとき、この蓋体14を上記閉蓋位置に接近させるほど、上記捻りコイルバネ22による付勢力が弱くなるので、該蓋体14を閉蓋させる閉蓋操作が円滑に行える。
【0065】なお、本発明に係る回動蓋支持機構は、上述した例のように、上記蓋体14を閉蓋位置近傍において弱い力で開蓋方向に回動付勢し、該蓋体14を開蓋位置近傍において強い力で開蓋方向に回動付勢する構成に限定されず、逆に、該蓋体14を開蓋位置近傍において弱い力で閉蓋方向に回動付勢し、該蓋体14を閉蓋位置近傍において強い力で閉蓋方向に回動付勢する構成としてもよい。
【0066】この場合には、上記捻りコイルバネ22のコイル部を支持するバネ支軸23は、図7及び図8に示すように、上記外筐体内において、上記支軸19のやや後方側に位置して、垂直に配設する。
【0067】上記捻りコイルバネ22は、一方のアーム部27を上記蓋体14に設けられた掛止片18に掛止させ、他方のアーム部28を上記本体部1に設けられた掛止部25に掛止させている。上記掛止片18は、上記支軸19の近傍に位置して設けられている。上記一方のアーム部27は、上記外筐体内において、上記コイル部の下端側より延在されて、自然状態においては、上方側に向けて屈曲形成されている。上記他方のアーム部28は、上記外筐体内において、上記コイル部の上端側より延在されている。
【0068】上記捻りコイルバネ22は、図7に示すように、上記蓋体14が上記閉蓋位置にあるときには、略々自然状態となされており、上記一方のアーム部27を上記掛止片18により自然状態よりもやや下方に屈曲された状態となされている。
【0069】上記蓋体14が上記閉蓋位置の近傍にあるときには、上記掛止片18は、該蓋体14が回動されたとき、図7中矢印Bで示すように、略々上下方向、すなわち、上記捻りコイルバネ22のコイル部の軸に略々平行な方向に移動される。
【0070】したがって、上記捻りコイルバネ22は、上記蓋体14が上記閉蓋位置にあるときには、上記一方のアーム部27の屈曲が復元する復元力によって、該蓋体14を該閉蓋位置に向かう方向に回動付勢している。
【0071】そして、上記捻りコイルバネ22は、図8に示すように、上記蓋体14が上記開蓋位置にあるときには、上記一方のアーム部27を上記掛止片18により下方に屈曲されるとともに、この一方のアーム部27を介して、上記コイル部の捻れを自然状態よりも強くされた状態となされる。
【0072】上記蓋体14が上記開蓋位置の近傍にあるときには、上記掛止片18は、該蓋体14が回動されたとき、図8中矢印Cで示すように、略々水平方向、すなわち、上記捻りコイルバネ22のコイル部の軸に略々直交する方向に移動される。
【0073】したがって、上記捻りコイルバネ22は、上記蓋体14が上記開蓋位置にあるときには、上記コイル部の捻れが復元する復元力によって、該蓋体14を上記閉蓋位置に向かう方向に回動付勢する。
【0074】上記捻りコイルバネ22においては、上述したように、屈曲された一方のアーム部27が復元する復元力の方が、捻りを強くされたコイル部が復元する復元力よりも強い。
【0075】したがって、上記蓋体14は、上記開蓋位置の近傍では弱い力で上記ディスク装着部を開蓋させる方向に回動付勢され、上記閉蓋位置の近傍では強い力で該ディスク装着部を閉蓋させる方向に回動付勢される。
【0076】このように構成された本発明に係る回動蓋支持機構を有するディスクプレーヤ装置においては、上記蓋体14は、通常、上記捻りコイルバネ22の付勢力によって、上記閉蓋位置となされている。
【0077】そして、上記捻りコイルバネ22が上記蓋体14に加える付勢力は、上記閉蓋位置の近傍では強く、上記開蓋位置に接近するほど弱くなる。したがって、このディスクプレーヤ装置においては、上記蓋体14を直接手動により開蓋させるとき、この蓋体14を上記開蓋位置に接近させるほど、該蓋体14を容易に回動させることができるようになる。
【0078】また、このディスクプレーヤ装置においては、上記蓋体14を閉蓋させるとき、この蓋体14を上記閉蓋位置に接近させるほど、上記捻りコイルバネ22による付勢力が強くなるので、該蓋体14を確実に閉蓋させることができる。
【0079】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る回動蓋支持機構においては、コイル部とこのコイル部の両端部より延在された一対のアーム部とを有する捻りコイルバネは、蓋体を本体部に対して回動可能に支持させる支軸の近傍に配設され、一方のアーム部を該蓋体に設けられた掛止片に掛止され、他方のアーム部を本体部の掛止部に掛止され、該蓋体が該本体部の被開閉部を閉蓋する閉蓋位置の近傍にあるときには、該コイル部の捻れが復元する復元力によって該蓋体を該被開閉部を開蓋させる方向に回動付勢し、該蓋体が該被開閉部を開蓋する開蓋位置の近傍にあるときには、該一方のアーム部の屈曲が復元する復元力によって該蓋体を該開蓋位置側方向に回動付勢する。
【0080】したがって、この回動蓋支持機構においては、上記捻りコイルバネは、上記蓋体が上記閉蓋位置の近傍にあるときには、該蓋体を弱い力で回動付勢し、該蓋体が上記開蓋位置の近傍にあるときには、該蓋体を強い力で回動付勢する。
【0081】すなわち、この回動蓋支持機構においては、上記蓋体を開蓋させる開蓋操作の直後において該蓋体の加速度が大きくならず、この開蓋操作を行ったときの上記本体部の設置状態を不安定としない。
【0082】また、この回動蓋支持機構においては、上記蓋体を閉蓋させるとき、この蓋体を上記閉蓋位置に接近させるほど、上記付勢部材による付勢力が弱くなるので、該蓋体を閉蓋させる閉蓋操作が円滑に行える。
【0083】すなわち、本発明は、本体部により回動可能に支持されてこの本体部の被開閉部を開閉する蓋体が、該本体部の設置状態を不安定化することなく、円滑に開閉操作されるようになされた回動蓋支持機構を提供することができるものである。そして、本発明に係る回動蓋支持機構においては、コイル部とこのコイル部の両端部より延在された一対のアーム部とを有する捻りコイルバネは、蓋体を本体部に対して回動可能に支持させる支軸の近傍に配設され、一方のアーム部を該蓋体に設けられた掛止片に掛止され、他方のアーム部を該本体部の掛止部に掛止され、該蓋体が該本体部の被開閉部を開蓋する開蓋位置の近傍にあるときには、該コイル部の捻れが復元する復元力によって該蓋体を該被開閉部を閉蓋させる方向に回動付勢し、該蓋体が該被開閉部を閉蓋する閉蓋位置の近傍にあるときには、該一方のアーム部の屈曲が復元する復元力によって該蓋体を該閉蓋位置側方向に回動付勢する。
【0084】したがって、この回動蓋支持機構においては、上記捻りコイルバネは、上記蓋体が上記開蓋位置の近傍にあるときには、該蓋体を弱い力で回動付勢し、該蓋体が上記閉蓋位置の近傍にあるときには、該蓋体を強い力で回動付勢する。
【0085】すなわち、この回動蓋支持機構においては、上記蓋体を閉蓋させる閉蓋操作の直後において該蓋体の加速度が大きくならず、この閉蓋操作を行ったときの上記本体部の設置状態を不安定としない。
【0086】また、この回動蓋支持機構においては、上記蓋体を開蓋させるとき、この蓋体を上記開蓋位置に接近させるほど、上記付勢部材による付勢力が弱くなるので、該蓋体を開蓋させる開蓋操作が円滑に行える。
【0087】すなわち、本発明は、本体部により回動可能に支持されてこの本体部の被開閉部を開閉する蓋体が、該本体部の設置状態を不安定化することなく、円滑に開閉操作されるようになされた回動蓋支持機構を提供することができるものである。




 

 


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