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発明の名称 ディスクプレーヤ装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−7361
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−151964
出願日 平成7年(1995)6月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小池 晃 (外2名)
発明者 井浦 安之
要約 目的


構成
本体部1上のディスク装着部の中央にディスクテーブル6を設け、ピックアップ装置7は、ディスクテーブル6の近傍より斜め後方側に送り操作することとする。ディスク装着部の後方側であってピックアップ装置7が送り操作される側の反対側に、駆動機構34を設ける。この駆動機構34は、モータ22の駆動力により、本体部1に対して後方側を回動可能に支持された蓋体14を開閉操作する。
特許請求の範囲
【請求項1】 上面部にディスク装着部が設けられた本体部と、上記ディスク装着部の後方側位置において上記本体部により後方側部分を回動可能に支持されてこの本体部上に配設され、該ディスク装着部を開閉する蓋体と、上記ディスク装着部の略々中央部に配設され、記録ディスクを保持してスピンドルモータにより回転操作されるディスクテーブルと、上記ディスク装着部内において上記ディスクテーブルの近傍位置より該ディスク装着部の一側側の後方位置に亘って斜め方向に送り操作可能に配設され、該ディスクテーブルに保持された記録ディスクに対する情報信号の書き込み、または、読み出しを行うピックアップ装置と、上記ディスク装着部の他側側の後方位置に配設され、上記蓋体を開閉操作する駆動機構とを備えたディスクプレーヤ装置。
【請求項2】 駆動機構は、モータと、このモータの駆動力を蓋体に伝達するギヤ列とを有して構成され、上記ギヤ列は、2条のウォームギヤを有して構成されていることとなされた請求項1記載のディスクプレーヤ装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや光磁気ディスクの如き記録ディスクを記録媒体として情報信号の記録または再生を行うディスクプレーヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクや光磁気ディスクの如き記録ディスクを記録媒体として用いて、情報信号の記録、または、再生を行うディスクプレーヤ装置が提案されている。
【0003】このようなディスクプレーヤ装置としては、小型に構成されて、携帯用や車載用、あるいは、これら携帯用及び車載用に兼用できるように構成されたものがある。
【0004】このようなディスクプレーヤ装置は、上面部が略々矩形状となされた筐体状に形成された本体部を有している。この本体部の上面部がなす矩形の一辺の長さは、上記記録ディスクの直径、例えば、120mmに略々等しくなされている。
【0005】そして、この本体部の上面部は、上記記録ディスクが装着されるディスク装着部となされている。すなわち、このディスク装着部の略々中央部には、ディスク記録ディスクが装着されてこの記録ディスクを保持するディスクテーブルが配設されている。このディスクテーブルは、上記本体部内に収納されたスピンドルモータにより、保持している記録ディスクとともに回転操作される。
【0006】そして、上記ディスク装着部内には、上記ディスクテーブルに保持されている記録ディスクに対して情報信号の書き込み、または、読み出しを行うための光学ピックアップ装置が移動操作可能に配設されている。
【0007】すなわち、この光学ピックアップ装置は、上記本体部内において移動操作可能に支持され、上記記録ディスクに対して光束を射出する対物レンズを上記ディスク装着部内に臨ませている。
【0008】この光学ピックアップ装置は、上記ディスク装着部内を移動操作されることにより、上記ディスクテーブルに保持されて回転操作されている記録ディスクの内外周に亘って対向され、この記録ディスクの信号記録面の全面に対して情報信号の書き込み、または、読み出しを行うことができる。
【0009】そして、上記ディスク装着部は、上記本体部により回動可能に支持された蓋体により、開閉可能となされている。
【0010】上記蓋体は、上記本体部の上面部に対応した大きさ及び形状を有する略々平板状に形成されている。この蓋体は、後端側部分を、上記本体部の後方側部分により支軸を介して回動可能に支持されて、該本体部の上方側に配設されている。
【0011】上記蓋体は、上記本体部内に配設された捻りコイルバネ等の付勢部材により、上記本体部より上方側に離間して上記ディスク装着部を開蓋させる方向に回動付勢されている。そして、この蓋体は、上記本体部側に回動されて上記ディスク装着部を閉蓋する閉蓋位置において、該本体部内に配設されたロック部材により、閉蓋状態を維持すべく、上記付勢部材の付勢力に抗して掛止される。
【0012】すなわち、上記蓋体は、上記ロック部材による掛止を解除されると、上記付勢部材の付勢力により、上記ディスク装着部を開蓋させる開蓋位置まで回動される。
【0013】上記蓋体が上記ディスク装着部を開蓋させることにより、このディスク装着部に対する上記記録ディスクの着脱が行える。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のようなディスクプレーヤ装置においては、上記蓋体は、上記閉蓋位置となされているとき、上記付勢部材を最も大きく変位させており、この付勢部材の付勢力を最も強く受けている。そして、上記蓋体は、上記開蓋位置となされているときには、上記付勢部材をあまり変位させておらず、この付勢部材の付勢力を僅かしか受けていない。
【0015】そして、このディスクプレーヤ装置においては、上記蓋体は、上記閉蓋位置となされて上記ロック部材により掛止されているときに該ロック部材による掛止を解除されると、上記付勢部材の付勢力に応じた速度で開蓋される。
【0016】したがって、このディスクプレーヤ装置において、上記蓋体は、上記閉蓋位置の近傍において最も速い速度で上記開蓋側側に回動され、該開蓋位置の近傍では、回動速度が低下することとなる。
【0017】このように、上記蓋体を開蓋させる開蓋操作の直後において該蓋体の回動速度が大きいと、この開蓋操作を行ったときの上記本体部の設置状態が不安定となる虞れがある。すなわち、上記開蓋操作時において、上記本体部は、上記蓋体の回動の反動によって、設置位置より移動したり、転倒したりする虞れがある。
【0018】また、このディスクプレーヤ装置においては、上記蓋体を閉蓋させるとき、この蓋体が上記閉蓋位置に接近するほど、上記付勢部材による付勢力を強く受けることとなるので、該蓋体を閉蓋させる閉蓋操作が円滑に行えない。
【0019】ここで、上述のような上記本体部の設置状態の不安定化を防止するためには、上記付勢部材の付勢力によってなされる上記蓋体の開蓋を、この蓋体の回動範囲の途中までのみ行うこととする構成が考えられる。
【0020】すなわち、上記閉蓋位置となされて上記ロック部材により掛止されている蓋体が該ロック部材による掛止を解除されたとき、この蓋体は、該閉蓋位置より所定の角度のみ上記開蓋位置側に回動されたときに上記付勢部材による付勢力を受けなくなって停止されることとするのである。
【0021】しかしながら、このように、上記付勢部材の付勢力によって開蓋される蓋体が途中で停止されることとすると、該停止位置より上記開蓋位置までの間に亘って該蓋体を手動によって開蓋させる必要が生じ、開蓋操作が円滑に行えない。
【0022】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、本体部により回動可能に支持されてディスク装着部を開閉する蓋体が、該本体部の設置状態を不安定化することなく、円滑に開閉操作されるようになされたディスクプレーヤ装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記目的を達成するため、本発明に係るディスクプレーヤ装置は、上面部にディスク装着部が設けられた本体部と、該ディスク装着部の後方側位置において該本体部により後方側部分を回動可能に支持されてこの本体部上に配設され該ディスク装着部を開閉する蓋体と、該ディスク装着部の略々中央部に配設され記録ディスクを保持してスピンドルモータにより回転操作されるディスクテーブルと、該ディスク装着部内において該ディスクテーブルの近傍位置より該ディスク装着部の一側側の後方位置に亘って斜め方向に送り操作可能に配設され該ディスクテーブルに保持された記録ディスクに対する情報信号の書き込みまたは読み出しを行うピックアップ装置と、該ディスク装着部の他側側の後方位置に配設され該蓋体を開閉操作する駆動機構とを備えたものである。
【0024】また、本発明は、上記ディスクプレーヤ装置において、上記駆動機構をモータとこのモータの駆動力を蓋体に伝達するギヤ列とを有して構成されたものとし、該ギヤ列は、2条のウォームギヤを有して構成されていることとしたものである。
【0025】
【作用】本発明に係るディスクプレーヤ装置は、上面部にディスク装着部が設けられた本体部と、該ディスク装着部の後方側位置において該本体部により後方側部分を回動可能に支持されてこの本体部上に配設され該ディスク装着部を開閉する蓋体と、該ディスク装着部の略々中央部に配設され記録ディスクを保持してスピンドルモータにより回転操作されるディスクテーブルと、該ディスク装着部内において該ディスクテーブルの近傍位置より該ディスク装着部の一側側の後方位置に亘って斜め方向に送り操作可能に配設され該ディスクテーブルに保持された記録ディスクに対する情報信号の書き込みまたは読み出しを行うピックアップ装置と、該ディスク装着部の他側側の後方位置に配設され該蓋体を開閉操作する駆動機構とを備えているので、上記ディスク装着部を上記記録ディスクに対応した大きさよりも拡大することなく、上記駆動機構により、上記蓋体を円滑に開閉操作することができる。
【0026】また、上記ディスクプレーヤ装置において、上記駆動機構をモータとこのモータの駆動力を蓋体に伝達するギヤ列とを有して構成されたものとし、該ギヤ列は、2条のウォームギヤを有して構成されていることとした場合には、上記蓋体は、該駆動機構によって開閉操作されるとともに、手動によっても開閉操作することができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照しながら説明する。
【0028】本発明に係るディスクプレーヤ装置は、図1乃至図3に示すように、略々矩形状の上下主面部を有する薄型の外筐体を有して構成された本体部1を有している。この本体部1は、上面部にディスク装着部2が設けられている。
【0029】上記ディスク装着部2は、図1及び図2に示すように、上記本体部1の外筐体の上面部の略々全面に亘って設けられている。このディスク装着部2は、このディスクプレーヤ装置において記録媒体として使用される記録ディスク101が装着され得るように、この記録ディスク101に略々対応した大きさの平坦部として構成されている。すなわち、上記本体部1の外筐体は、上記記録ディスク101の大きさに略々対応した大きさの主面部を有して形成されている。
【0030】上記記録ディスク101は、いわゆる光ディスクや光磁気ディスクであって、合成樹脂材料よりなる円盤状のディスク基板上に信号記録層が形成されて構成されている。この記録ディスク101の直径は、例えば、120mm、80mm、あるいは、64mmといった所定の直径となされている。
【0031】この記録ディスク101の中央部には、この記録ディスク101を位置決めしてチャッキングするためのチャッキング孔102が形成されている。そして、この記録ディスク101の一主面部は、情報信号の書き込み、または、読み出しを行う記録再生面103となされている。
【0032】上記ディスク装着部2の略々中央部には、ディスクテーブル6が配設されている。このディスクテーブル6は、上記記録ディスク101の上記チャッキング孔102の周囲部分である非信号記録領域に対応した大きさの略々円盤状に形成されている。このディスクテーブル6は、上記外筐体内に配設されたスピンドルモータ21の駆動軸に同軸状に取付けられ、上記ディスク装着部2内において水平に支持されている。このディスクテーブル6は、上記スピンドルモータ21により回転操作される。
【0033】上記スピンドルモータ21は、上記本体部1の外筐体内において緩衝材を介していわゆるフローティング支持されたディスクドライブフレーム5上に配設されている。このディスクドライブフレーム5は、上記外筐体の上面部、すなわち、上記ディスク装着部2内に形成された開口部10を介して、該ディスク装着部2内に臨んでいる。
【0034】上記ディスクテーブル6の上面部には、上記記録ディスク101のチャッキング孔102に嵌合される円錐台形状の位置決め突起9が突設されている。また、この位置決め突起9の外周部には、複数のチャッキングボール20が等角度間隔で設けられている。これら各チャッキングボール20は、上記位置決め突起9の外周側に向けて弾性付勢されている。
【0035】上記位置決め突起9が上記チャッキング孔102に嵌合されると、上記各チャッキングボール20は、該チャッキング孔102の内周面部を押圧して支持する。これら位置決め突起9及び各チャッキングボール20は、上記記録ディスク101を上記スピンドルモータ21の駆動軸に対する同軸位置となるように位置決めして保持する。そして、上記記録ディスク101は、上記チャッキング孔102の周囲部分を上記ディスクテーブル6の上面部に当接させることにより、高さ方向についても位置決めされる。
【0036】すなわち、上記ディスクテーブル6は、上記記録ディスク101を位置決めして保持し、この記録ディスク101とともに、上記スピンドルモータ21により回転操作される。
【0037】そして、上記ディスク装着部2内には、上記ディスクテーブル6に保持された記録ディスク101に対する情報信号の書き込み、または、読み出しを行う光学ピックアップ装置7が配設されている。
【0038】この光学ピックアップ装置7は、光学ブロック部を有し、この光学ブロック部内に光源となる半導体レーザ、この半導体レーザの発する光束を導くコリメータレンズやビームスプリッタ等の光学デバイス、該光束を上記記録ディスク101の信号記録層上に集光させる対物レンズ8、及び、該信号記録層よりの反射光束を検出する光検出器等を内蔵して構成されている。
【0039】この光学ピックアップ装置7は、上記本体部1の外筐体内において、上記ディスクドライブフレーム5により、移動操作可能に支持され、上記対物レンズ8を上記ディスク装着部2内に臨ませている。この光学ピックアップ装置7は、図3に示すように、上記ディスク装着部2内において、上記ディスクテーブル6の近傍位置より、該ディスク装着部2の一側側の後方位置に亘って、斜め方向に送り操作可能となされている。
【0040】なお、上記外筐体の上面部、すなわち、上記ディスク装着部2内には、上記記録ディスク101の該ディスク装着部2に対する出し入れ操作及び上記ディスクテーブル6に対する着脱操作を容易とするため、複数の凹部3,3、4,4が形成されている。
【0041】上記本体部1の外筐体の上面側には、蓋体14が回動可能に支持されて配設されている。この蓋体14は、上記ディスク装着部2に対応した大きさの略々平板状に形成されている。この蓋体14は、上記ディスク装着部2の後方側位置において、上記本体部1の外筐体により、後方側部分を、一側側及び他側側に位置する左右一対の支軸19,15を介して、回動可能に支持されている。これら支軸19,15は、互いに同軸状となされており、上記外筐体の後側縁に沿う方向を軸方向としている。
【0042】そして、この蓋体14は、図1及び図2中矢印Aで示すように、上記本体部1上に対して回動操作されることにより、上記ディスク装着部2を開閉する。この蓋体14は、上記ディスク装着部2を閉蓋する閉蓋位置より、該ディスク装着部2を開蓋する開蓋位置に亘って、回動可能となされている。この蓋体14の回動可能範囲は、80°乃至90°程度である。
【0043】上記蓋体14は、上記閉蓋位置において、上記本体部1の外筐体に配設されたロック部材36により、掛止されるようになされている。
【0044】すなわち、上記ロック部材36は、図2に示すように、上記外筐体内の上記ディスク装着部2よりも前方側の部分にスライド可能に配設されている。このロック部材36は、先端側部分を、上記ディスク装着部2内に対して、進退可能として配設されている。そして、このロック部材36は、このロック部材36と上記外筐体の内壁部との間に介在配設された圧縮コイルバネ35により、先端側を上記ディスク装着部2内に進入させる方向に弾性付勢されて、初期位置に位置決めされている。そして、上記蓋体14の前端縁部には、上記ロック部材36の先端側が嵌入掛合される被ロック孔37が設けられている。
【0045】上記蓋体14は、上記閉蓋位置においては、上記被ロック孔37に上記ロック部材36の先端側を嵌入掛合されることにより、該閉蓋位置において掛止される。そして、この蓋体14は、上記ロック部材36が上記圧縮コイルバネ35の付勢力に抗してスライド移動操作されてこのロック部材36の先端側が上記被ロック孔37により抜け出されることにより、上記閉蓋位置より上記開蓋位置に亘る回動が可能となる。
【0046】また、上記本体部1の外筐体内には、上記ディスク装着部2の他側側の後方に位置して、上記蓋体14を開閉操作する駆動機構が配設されている。
【0047】この駆動機構は、図3乃至図7に示すように、フレーム34を有し、このフレーム34上に蓋体駆動モータ22及び複数の伝達ギヤからなるギヤ列を有して構成されている。
【0048】すなわち、上記蓋体駆動モータ22の駆動軸23には、駆動ギヤ24が取付けられている。この駆動ギヤ24は、上記フレーム34に対してギヤ支軸27を介して回転可能に支持された第1の伝達ギヤ25に噛合している。この第1の伝達ギヤ25には、この第1の伝達ギヤ25よりも小径の第2の伝達ギヤ26が一体的に同軸に取付けられている。この第2の伝達ギヤ26は、上記フレーム34に対してギヤ支軸29を介して回転可能に支持された第3の伝達ギヤ28に噛合している。
【0049】上記第3の伝達ギヤ28には、2条ウォームギヤ30が一体的に同軸に取付けられている。この2条ウォームギヤ30は、2本の螺旋状の条を有するウォームギヤである。
【0050】上記2条ウォームギヤ30には、上記フレーム34に対してギヤ支軸32を介して回転可能に支持されたウォームホイール31が噛合している。このウォームホイール31には、第4の伝達ギヤ33が一体的に同軸に取付けられている。
【0051】上記第4の伝達ギヤ33は、上記蓋体14に一体的に形成された従動ギヤ17に噛合している。この従動ギヤ17は、上記外筐体の他側側に位置する支軸15を中心とする扇形状の突片16の周面部に形成されている。すなわち、この従動ギヤ17は、上記支軸15の軸心を軸とする円筒面上に形成されている。
【0052】したがって、上記蓋体14は、上記蓋体駆動モータ22が駆動すると、上記ギヤ列を介して駆動力を伝達され、上記各支軸19,15を中心として該蓋体駆動モータ22の駆動方向に応じた方向に回動操作される。
【0053】そして、上記本体部1には、上記蓋体14が上記閉蓋位置にあることを検出する図示しない第1のセンサと、該蓋体14が上記開蓋位置にあることを検出する図示しない第2のセンサとが設けられている。これら各センサの検出出力は、上記本体部1内に配設された制御回路に送られる。
【0054】上記本体部1の外筐体の前方側部分には、蓋体開閉ボタン(O−Cボタン)12が設けられている。この蓋体開閉ボタン12は、押圧操作することにより、上記ロック部材36をスライド操作してこのロック部材36の上記蓋体14に対する掛止を解除させることができるとともに、上記制御回路に対して、上記蓋体駆動モータ22の駆動を指示することができるものである。
【0055】また、上記本体部1の外筐体の前方側部分には、上記制御回路に対して、再生(プレイ)動作、動作の停止、トラックジャンプ等の種々の動作モードの選択、実行を指示するための複数のボタン13が設けられている。
【0056】さらに、上記本体部1の外筐体の前方側部分には、表示部11が設けられている。この表示部11は、液晶表示板(LCD)の如き表示デバイスを有して構成されており、上制御記回路より出力される種々の情報信号に基づき、文字や記号等の表示を行う。
【0057】上述のように構成された本発明に係るディスクプレーヤ装置においては、蓋体駆動モータ22は、上記蓋体14に対する上記ロック部材36による掛止が解除された状態において、上記蓋体開閉ボタン12が操作されると、駆動する。
【0058】この場合において、上記駆動モータ22は、上記蓋体14が上記閉蓋位置にあることが検出されているときに上記蓋体開閉ボタン12が操作されると該蓋体14を開蓋させる方向に駆動し、該蓋体14が上記開蓋位置にあることが検出されているときに該蓋体開閉ボタン12が操作されると該蓋体14を閉蓋させる方向に駆動する。
【0059】また、上記駆動モータ22は、上記蓋体14が上記閉蓋位置と上記開蓋位置との間の位置にあるときに上記蓋体開閉ボタン12が操作されると、いずれか一方の方向に駆動を開始するとともに、該蓋体開閉ボタン12が操作される度に駆動方向を反転させる。
【0060】なお、上記蓋体14に対する上記ロック部材36による上記閉蓋位置での掛止が解除されていない状態では、たとえ上記蓋体開閉ボタン12が操作されても、上記制御回路は、該蓋体開閉ボタン12に対する操作を無効として、上記蓋体駆動モータ22を駆動させることがない。
【0061】そして、上記蓋体駆動モータ22は、上記蓋体14を上記閉蓋位置としたときは、さらに4秒乃至5秒間に亘って該蓋体14を閉蓋させる方向に駆動した後、停止する。また、上記蓋体駆動モータ22は、上記蓋体14を上記開蓋位置としたときは、さらに4秒乃至5秒間に亘って該蓋体14を開蓋させる方向に駆動した後、停止する。したがって、上記蓋体駆動モータ22は、上記蓋体14を確実に開閉操作する。
【0062】また、上記蓋体駆動モータ22は、駆動中において、上記蓋体14の回動が手指等により阻害されて停止したときには、停止後1秒乃至2秒後に駆動方向を反転させる。
【0063】そして、このディスクプレーヤ装置において、上記蓋体14が閉蓋位置にないとき、すなわち、該蓋体14が開蓋位置にあるか、あるいは、該蓋体14が該開蓋位置と該閉蓋位置との間に位置するときに、再生(プレイ)動作の開始を指示するボタン13が操作されたときには、上記制御回路は、上記蓋体駆動モータ22を駆動させて上記蓋体14を閉蓋させた後、再生動作を開始させる。
【0064】なお、このディスクプレーヤ装置は、上記本体部1内に収納された乾電池より電源を供給されて駆動する。そして、このディスクプレーヤ装置において、上記制御回路は、上記電源電圧が、例えば1.8V乃至3.0Vといった所定の電圧範囲内にあるときには、この電圧範囲の下限である電圧(例えば1.8V)に降圧して、蓋駆動モータ22に印加する。したがって、上記蓋体駆動モータ22は、上記電源電圧が変動しても、この変動に依らず、一定速度で駆動する。
【0065】そして、このディスクプレーヤ装置において、上記制御回路は、上記電源電圧が、例えば1.8V乃至3.0Vといった所定の電圧範囲の下限に満たないときには、上記表示部11により、例えば「BATT−LOW」の如く電源電圧が低下している旨の表示を行い、上記蓋体駆動モータ22や上記スピンドルモータ21等の機能を停止させる。
【0066】このディスクプレーヤ装置においては、上記駆動機構を構成するギヤ列が2条ウォームギヤ30を有することにより、上記蓋体14を上記蓋体駆動モータ22の駆動力により開閉させることができるとともに、この蓋体14を直接手動によって開閉することもできる。
【0067】なお、上記2条ウォームギヤ30を1条ウォームギヤに代えた場合には、上記蓋体14は、手動では開閉できなくなる。また、上記2条ウォームギヤ30を3条ウォームギヤに代えた場合には、上記蓋体14は、自重や振動等により開閉してしまうこととなる。
【0068】このディスクプレーヤ装置においては、上記蓋体14は、上記閉蓋位置となされているとき、バネ等の付勢部材により上記開蓋位置側に押し上げられているということがないので、上記本体部1との間に隙間を生じさせない。
【0069】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスクプレーヤ装置は、上面部にディスク装着部が設けられた本体部と、該ディスク装着部の後方側位置において該本体部により後方側部分を回動可能に支持されてこの本体部上に配設され該ディスク装着部を開閉する蓋体と、該ディスク装着部の略々中央部に配設され記録ディスクを保持してスピンドルモータにより回転操作されるディスクテーブルと、該ディスク装着部内において該ディスクテーブルの近傍位置より該ディスク装着部の一側側の後方位置に亘って斜め方向に送り操作可能に配設され該ディスクテーブルに保持された記録ディスクに対する情報信号の書き込みまたは読み出しを行うピックアップ装置と、該ディスク装着部の他側側の後方位置に配設され該蓋体を開閉操作する駆動機構とを備えている。
【0070】そのため、このディスクプレーヤ装置においては、上記ディスク装着部を上記記録ディスクに対応した大きさよりも拡大することなく、上記駆動機構により、上記蓋体を円滑に開閉操作することができる。
【0071】すなわち、本発明は、本体部により回動可能に支持されてディスク装着部を開閉する蓋体が、該本体部の設置状態を不安定化することなく、円滑に開閉操作されるようになされたディスクプレーヤ装置を提供することができる。
【0072】また、上記ディスクプレーヤ装置において、上記駆動機構をモータとこのモータの駆動力を蓋体に伝達するギヤ列とを有して構成されたものとし、該ギヤ列は、2条のウォームギヤを有して構成されていることとした場合には、上記蓋体は、該駆動機構によって開閉操作されるとともに、手動によっても開閉操作することができる。




 

 


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