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発明の名称 デジタルFM信号の復調装置及び光磁気ディスク装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−7310
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−176748
出願日 平成7年(1995)6月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岡▲崎▼ 信太郎 (外1名)
発明者 城市 義朗
要約 目的
デジタルFM信号にエラーが生じても、常に正しい復調データを得ることができるデジタルFM信号の復調装置を提供すること。

構成
デジタルFM信号のデータ・ビットの境目にて、前記デジタルFM信号の反転の有無を確認する確認部2と、反転していない境目の直前のデータと直後のデータを補正する補正部3,4と、補正した各データの正誤を、前記デジタルFM信号に含まれている誤り検出符号により判定する判定部5,6と、判定した各データの内、正しいデータを選択する選択部7と、選択したデータにより前記デジタルFM信号のデータを修正する修正部8とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 デジタルFM信号を復調する装置において、前記デジタルFM信号のデータ・ビットの境目にて、前記デジタルFM信号の反転の有無を確認する確認部と、反転していない境目の直前のデータと直後のデータを補正する補正部と、補正した各データの正誤を、前記デジタルFM信号に含まれている誤り検出符号により判定する判定部と、判定した各データの内、正しいデータを選択する選択部と、選択したデータにより前記デジタルFM信号のデータを修正する修正部とを備えたことを特徴とするデジタルFM信号の復調装置。
【請求項2】 光磁気ディスクを用いてデジタルFM信号のデータを記録・再生する記録・再生部を備えた光磁気ディスク装置において、前記デジタルFM信号のデータ・ビットの境目にて、前記デジタルFM信号の反転の有無を確認する確認部と、反転していない境目の直前のデータと直後のデータを補正する補正部と、補正した各データの正誤を、前記デジタルFM信号に含まれている誤り検出符号により判定する判定部と、判定した各データの内、正しいデータを選択する選択部と、選択したデータにより前記デジタルFM信号のデータを修正する修正部とを備えたデジタルFM信号の復調装置を、前記記録・再生部に設けたことを特徴とする光磁気ディスク装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタルFM信号を復調する装置及び光磁気ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周波数変調(FM)方式は、回路が比較的簡単なため、広く用いられている。例えばミニ・ディスクを用いる光磁気ディスク装置では、トラックをわずかにウォーブリングさせてアドレス情報を入れているが、そこにFM方式が使用されている。このFM方式によるデジタル信号は、図9に示すようにデータ・ビットの境目にて必ず反転し、またデータが「1」のときのみ、データ・ビットの中央で必ず反転するという規則を持っている。図10は、従来のデジタルFM信号の復調装置の一例を示す回路図である。このデジタルFM信号の復調装置は、デジタルFM信号SAが入力されるDフリップ・フロップ101と、デジタルFM信号SA及びDフリップ・フロップ101のQ出力SBが入力される排他的ORゲート102と、排他的ORゲート102のゲート出力SC及び抜き取りクロックSDが入力されるDフリップ・フロップ103とが備えられている。
【0003】このようなデジタルFM信号の復調装置の復調処理を説明する。例えば図11に示す入力データ「01100」のデジタルFM信号SAが、Dフリップ・フロップ101のデータ入力線Dに入力されると、クロック・パルスCKの1パルスの時間分遅れたQ出力SBが、排他的ORゲート102に入力される。入力データ「01100」のデジタルFM信号SAとDフリップ・フロップ101のQ出力SBが、排他的ORゲート102に入力されると、ゲート出力SCが、Dフリップ・フロップ103のデータ入力線Dに入力される。排他的ORゲート102のゲート出力SCが、Dフリップ・フロップ103のデータ入力線Dに入力されると、抜き取りクロックSDの1パルス毎にQ出力SEが出力され、入力データと同一の復調データ「01100」が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】デジタルFM信号は、伝送系の特性、ジッタ、外乱等の影響で、上述したデータ・ビットの境目にて必ず反転するという規則が破られることがある。このような場合、上述した従来のデジタルFM信号の復調装置は、「1」と「0」の周波数(パルス幅)の差のみに着目した復調装置であるため、復調データに必ずエラーが生じるという問題があった。
【0005】例えば、図12に示すように、入力データ「01100」のデジタルFM信号SAの「10」の境目が矢印方向へシフトした場合を説明する。このシフトしたデジタルFM信号SAが、Dフリップ・フロップ101のデータ入力線Dに入力されると、クロック・パルスCKの1パルスの時間分遅れたQ出力SBが、排他的ORゲート102に入力される。シフトしたデジタルFM信号SAとDフリップ・フロップ101のQ出力SBが、排他的ORゲート102に入力されると、ゲート出力SCが、Dフリップ・フロップ103のデータ入力線Dに入力される。排他的ORゲート102のゲート出力SCが、Dフリップ・フロップ103のデータ入力線Dに入力されると、抜き取りクロックSDの1パルス毎にQ出力SEが出力され、入力データ「01100」とは異なる復調データ「01110」が得られる。尚、図中の点線は正しい信号線を示す。
【0006】この発明は、上記課題を解消するためになされたものであり、デジタルFM信号にエラーが生じても、常に正しい復調データを得ることができるデジタルFM信号の復調装置及び光磁気ディスク装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の発明にあっては、デジタルFM信号を復調する装置において、前記デジタルFM信号のデータ・ビットの境目にて、前記デジタルFM信号の反転の有無を確認する確認部と、反転していない境目の直前のデータと直後のデータを補正する補正部と、補正した各データの正誤を、前記デジタルFM信号に含まれている誤り検出符号により判定する判定部と、判定した各データの内、正しいデータを選択する選択部と、選択したデータにより前記デジタルFM信号のデータを修正する修正部とを備えることにより達成される。
【0008】上記目的は、請求項2の発明にあっては、光磁気ディスクを用いてデジタルFM信号のデータを記録・再生する記録・再生部を備えた光磁気ディスク装置において、前記デジタルFM信号のデータ・ビットの境目にて、前記デジタルFM信号の反転の有無を確認する確認部と、反転していない境目の直前のデータと直後のデータを補正する補正部と、補正した各データの正誤を、前記デジタルFM信号に含まれている誤り検出符号により判定する判定部と、判定した各データの内、正しいデータを選択する選択部と、選択したデータにより前記デジタルFM信号のデータを修正する修正部とを備えたデジタルFM信号の復調装置を、前記記録・再生部に設けることにより達成される。
【0009】
【作用】この発明では、デジタルFM信号のデータ・ビットの反転していない境目の前後のデータをそれぞれ補正し、誤り検出符号によりいずれかのデータを選択するようにしているので、常に正しい復調データを得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、この発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、この発明の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0011】図1は、この発明のデジタルFM信号の復調装置の一例を示すブロック図である。このデジタルFM信号の復調装置は、データ入力部1からのデジタルFM信号のデータ・ビットの境目(エッジ)における反転の有無を確認するエッジ反転確認部2と、エッジ反転確認部2からの非反転指令に従って、反転していないエッジの直前のデータと直後のデータをそれぞれ補正する前データ補正部3及び後データ補正部4と、前データ補正部3及び後データ補正部4からの各補正データの正誤を、誤り検出符号で判定する前データ判定部5及び後データ判定部6とが備えられている。さらに、前データ判定部5又は後データ判定部6から正しい補正データを選択するデータ選択部7と、データ選択部7からの補正データによりデータを修正してデータ出力部9から出力するデータ修正部8とが備えられている。
【0012】このような構成において、その動作例を図2のフローチャートで説明する。エッジ反転確認部2にて、データ入力部1からのデジタルFM信号のデータ・ビットのエッジにて、確実に反転しているか否かを確認する(STP1)。デジタルFM信号のデータ・ビットのエッジにて、確実に反転しているときは、通常の復調を行って(STP2)、復調データを出力する。一方、デジタルFM信号のデータ・ビットのエッジにて、反転していないエッジがあるときは、前データ補正部3及び後データ補正部4にて、反転していないエッジの直前のデータと直後のデータをそれぞれ補正する(STP3)。前データ判定部5及び後データ判定部6にて、前データ補正部3及び後データ補正部4にて補正された各補正データの正誤を、誤り検出符号で判定する(STP4)。ここで、誤り検出符号としては、通常はCRC(Cyclic Redundancy Code)が用いられる。例えばミニ・ディスクの1データ・ブロックは、図3に示すように4ビットの同期信号と、24ビットのアドレス情報と、14ビットの誤り検出符号とから構成されている。
【0013】そして、データ選択部7にて、前データ補正部3にて補正された補正データが正しいか否かを確認し(STP5)、前データが正しいときは前データ補正部3から補正データを選択し(STP6)、データ修正部8へ出力する。データ修正部8にて、データ選択部7からの補正データによりデータを修正する(STP7)。一方、STP5において、後データが正しいときは後データ補正部4から補正データを選択し(STP8)、データ修正部8へ出力する。データ修正部8にて、データ選択部7からの補正データによりデータを修正する(STP9)。そして、反転していないエッジがまだ残っているか否かを確認し(STP10)、反転していないエッジがまだ残っているときは、STP3に戻って上述した処理を繰り返し、反転していないエッジが残っていないときは、修正したデータを復調データとしてデータ出力部9を介して出力する。
【0014】上述したこの発明のデジタルFM信号の復調装置を光磁気ディスク装置に適用することも可能である。図4は、ミニ・ディスク用の光磁気ディスク装置の一例を示すブロック図である。RF増幅回路11は、光学ピック・アップ12の対物レンズ13を介してカートリッジ14内のミニ・ディスク15に照射されるレーザ光の位置を補正するのに必要なサーボ信号を生成し、ミニ・ディスク15からの音声信号を検出し、またミニ・ディスク15への書き込み信号を生成する。サーボ制御回路16は、RF増幅回路11からの位置補正サーボ信号を受けて、ミニ・ディスク15面にレーザ光が正しく焦点を結ぶように、光学ピック・アップ12の軸方向の移動を制御するフォーカス・サーボ及びミニ・ディスク15のピット列を正確にトレースさせるために、光学ピック・アップ12の径方向の移動を制御するトラッキング・サーボを行い、また光学ピック・アップ12をミニ・ディスク15の径方向へジャンプさせる送りモータ17の駆動を制御し、さらにミニ・ディスク15を線速度一定で回転させるスピンドル・モータ18の駆動を制御する。
【0015】アドレス・デコーダ19は、絶対アドレスを読みだすと共に、ミニ・ディスク15の回転数を制御して読み出し部の線速度を一定にするサーボ信号を取り出す。EFMエンコーダ/デコーダ20は、EFM信号のエンコード/デコードを行う。耐振用メモリ・コントローラ21は、ショックが加わっても音飛びを生じさせない働きをする。音声圧縮エンコーダ/デコーダ22は、A/D変換器23を介して入力した音声信号を圧縮し、圧縮した音声信号を伸長してD/A変換器24を介して出力する。
【0016】このような構成のミニ・ディスク用の光磁気ディスク装置のEFMエンコーダ/デコーダ20にこの発明のデジタルFM信号の復調装置を適用することができる。尚、上述した実施例では、ミニ・ディスク用の光磁気ディスク装置に適用する場合について説明したが、コンパクト・ディスク用の光ディスク装置に適用することも可能である。
【0017】図5は、図1に示すこの発明のデジタルFM信号の復調装置の後データ補正部4の一例を示す回路図である。この後データ補正部4は、デジタルFM信号SAが入力されるDフリップ・フロップ41と、デジタルFM信号SA及びDフリップ・フロップ41のQ出力SBが入力される排他的ORゲート42と、排他的ORゲート42の出力SCが入力されるDフリップ・フロップ43と、排他的ORゲート42の出力SC及びDフリップ・フロップ43のQ出力SFが入力される排他的NORゲート44と、排他的NORゲート44の出力SG及び抜き取りクロックSDが入力されるDフリップ・フロップ45とが備えられている。
【0018】このような後データ補正部4の処理を説明する。例えば図6に示す入力データ「01100」のデジタルFM信号SAが、Dフリップ・フロップ41のデータ入力線Dに入力されると、クロック・パルスCKの1パルスの時間分遅れたQ出力SBが、排他的ORゲート42に入力される。入力データ「01100」のデジタルFM信号SAとDフリップ・フロップ41のQ出力SBが、排他的ORゲート42に入力されると、ゲート出力SCが、Dフリップ・フロップ43のデータ入力線Dに入力される。排他的ORゲート42のゲート出力SCが、Dフリップ・フロップ43のデータ入力線Dに入力されると、クロック・パルスCKの1パルスの時間分遅れたQ出力SFが、排他的NORゲート44に入力される。
【0019】排他的ORゲート42のゲート出力SCと、クロック・パルスCKの1パルスの時間分遅れたDフリップ・フロップ43のQ出力SFが、排他的NORゲート44に入力されると、ゲート出力SGが、Dフリップ・フロップ45のデータ入力線Dに入力される。排他的NORゲート44のゲート出力SGが、Dフリップ・フロップ45のデータ入力線Dに入力されると、抜き取りクロックSDの1パルス毎にQ出力SHが出力され、入力データと同一の復調データ「01100」が得られる。
【0020】次に、デジタルFM信号にエラーがあった場合について説明する。例えば、図7に示すように、入力データ「01100」のデジタルFM信号SAの「10」の境目が矢印方向へシフトした場合を説明する。このシフトしたデジタルFM信号SAが、Dフリップ・フロップ41のデータ入力線Dに入力されると、クロック・パルスCKの1パルスの時間分遅れたQ出力SBが、排他的ORゲート42に入力される。シフトしたデジタルFM信号SAとDフリップ・フロップ41のQ出力SBが、排他的ORゲート42に入力されると、ゲート出力SCが、Dフリップ・フロップ43のデータ入力線Dに入力される。
【0021】排他的ORゲート42のゲート出力SCが、Dフリップ・フロップ43のデータ入力線Dに入力されると、クロック・パルスCKの1パルスの時間分遅れたQ出力SFが、排他的NORゲート44に入力される。排他的ORゲート42のゲート出力SCと、クロック・パルスCKの1パルスの時間分遅れたDフリップ・フロップ43のQ出力SFが、排他的NORゲート44に入力されると、ゲート出力SGが、Dフリップ・フロップ45のデータ入力線Dに入力される。排他的NORゲート44のゲート出力SGが、Dフリップ・フロップ45のデータ入力線Dに入力されると、抜き取りクロックSDの1パルス毎にQ出力SHが出力され、入力データ「01100」と同一の復調データ「01100」が得られる。
【0022】また、例えば、図8に示すように、入力データ「01100」のデジタルFM信号SAの「11」の境目が矢印方向へ抜けた場合も同様に、入力データ「01100」と同一の復調データ「01100」が得られる。尚、図1に示すこの発明のデジタルFM信号の復調装置の前データ補正部3を回路で実現すると複雑になりすぎるので、この処理はソフトで実現するのが望ましい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、デジタルFM信号にエラーが発生しても、常に正しい復調データを得ることができる。




 

 


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