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発明の名称 デイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−7282
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−174182
出願日 平成7年(1995)6月15日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】田辺 恵基
発明者 加納 安章 / 水谷 武志 / 保田井 和秀
要約 目的
本発明は、記録媒体として光磁気デイスクを用いた場合でも、装置全体を小型化し得ると共にデイスクの損傷を防止した信頼性の高いデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤを提案する。

構成
各光磁気デイスクそれぞれに対応して設けられ、光磁気デイスクがメデイアストツカ部内に収納されているとき及び光磁気デイスクが搬送されているとき、光磁気デイスクを載置保持する複数のメデイアトレイを備えるようにしたことにより、記録媒体として光磁気デイスクを用いた場合でも、装置全体を小型化できると共に信頼性の高いデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤを実現できる。
特許請求の範囲
【請求項1】複数枚の光磁気デイスクを積層状態で収納するメデイアストツカ部と、上記光磁気デイスクに対して所望のデータを記録し再生する記録再生部と、上記メデイアストツカ部から指定された光磁気デイスクを取り出して上記記録再生部の記録再生位置に搬送すると共に記録再生位置の光磁気デイスクを上記メデイアストツカ部の所定位置に搬送する搬送部と、上記各光磁気デイスクそれぞれに対応して設けられ、上記光磁気デイスクが上記メデイアストツカ部内に収納されているとき及び上記光磁気デイスクが上記搬送部によつて搬送されているとき、上記光磁気デイスクを載置保持する複数のメデイアトレイとを具えることを特徴とするデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ。
【請求項2】上記メデイアトレイは、表面に対して上記光磁気デイスクの厚み分よりも若干低い位置に形成されたデイスク載置面と、当該デイスク載置面に載置された光磁気デイスクを互いに対向する外周方向から付勢することにより、載置された光磁気デイスクを保持するロツク部材とを具えることを特徴とする請求項1に記載のデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ。
【請求項3】上記メデイアストツカ部に収納されている上記メデイアトレイを所定の収納位置にロツクするロツク手段を具えることを特徴とする請求項1に記載のデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ。
【請求項4】上記搬送部は、上記メデイアストツカ部に収納された上記メデイアトレイを所定量だけ引き出す引出しアームと、引き出された上記メデイアトレイを上下方向から挟み込みながら上記搬送部上の所定の搭載位置まで移送すると共に、所定の搭載位置の上記メデイアトレイを上記メデイアストツカ部の所定の収納位置に移送する第1及び第2のローラとを具えることを特徴とする請求項1に記載のデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ。
【請求項5】記録再生の際の上記記録再生部の移動方向と、上記メデイアストツカ部からの上記メデイアトレイの引出し及び収納方向とを、同一方向とするようにしたことを特徴とする請求項1に記載のデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ。
【請求項6】上記搬送部は、上記メデイアトレイの周縁位置と係合することにより、上記メデイアトレイを所定の載置位置に保持するトレイホルダと、上記トレイホルダを上面側から覆うように上記トレイホルダに取り付けられたスライドプレートと、上記トレイホルダの側面に設けられたピン部材と、上記ピン部材に対応する上記スライドプレートの側面に水平方向に対して斜め方向に亘つて形成され、上記ピン部材が摺動自在に嵌まり込むことにより、上記トレイホルダと上記スライドプレートを連結する溝とを具え、上記メデイアトレイを記録再生位置に搬送したとき、所定の駆動手段によつて上記スライドプレートをスライドさせることにより上記トレイホルダを下降させて、当該トレイホルダに載置保持された光磁気デイスクを当該トレイホルダから離間させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ。
【請求項7】上記搬送部によつて記録再生位置の上記光磁気デイスクが交換されている期間、又は電源がオフ状態とされている期間、上記記録再生部の磁界変調ヘツドを上記光磁気デイスクから離れた位置に退避させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ。
【請求項8】停電の際、上記光磁気デイスクを回転駆動するモータの逆起電力を用いて上記記録再生部の磁界変調ヘツドを上記光磁気デイスクから離れた位置に退避させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ。
発明の詳細な説明
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
産業上の利用分野従来の技術発明が解決しようとする課題課題を解決するための手段作用実施例(1)全体構成(図1及び図2)
(2)メデイアストツカの構成(図3)
(3)メデイアトレイの構成(図4〜図8)
(4)メデイアトレイロツク部の構成(図9〜図13)
(5)エレベータ部の構成(図1及び図14〜図22)
(6)記録再生部の構成(図2及び図23〜図25)
(7)回路構成(図26)
(8)実施例の動作(図27〜図30)
(9)実施例の効果発明の効果【0002】
【産業上の利用分野】本発明はデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤに関し、特に収納した複数枚の光磁気デイスクを所望の順序で選択して記録又は再生するデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤに適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、デイスクプレイヤとしてハードデイスクを用いたものがある。この種のデイスクプレイヤは、ハードデイスク1枚当りの容量が比較的大きくかつ所望の記録再生位置に高速アクセスできるため、映像や音声を伝送するシステム等に広く用いられている。
【0004】ところが、ハードデイスクを用いたデイスクプレイヤにおいては、ヘツドクラツシユや貼付きといつた現象が発生するおそれがあり、信頼性の点で未だ不十分な問題がある。また大容量のハードデイスクを製造するためには、クリーンルーム内での作業が必要となるため、大容量のハードデイスクを容易に作ることができない欠点がある。
【0005】そこで、ハードデイスクと比べれば大きな容量を有しかつ比較的容易に製造することができるデイスク状記録媒体として光磁気デイスクを用いたデイスクプレイヤがある。この種のデイスクプレイヤでは、ヘツドクラツシユや貼付きといた問題も解消できる。そして、このような光磁気デイスクをデイスクストツカ内に複数収納し、当該複数の光磁気デイスクの中から所望のデイスクを選択して再生するデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、記録媒体として光磁気デイスクを用いたデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤにおいては、一般に、各光磁気デイスクをデイスクカートリツジ内に収納した状態でデイスクストツカ内に収め、この状態で記録再生位置へと搬送するようになされていた。このためデイスクカートリツジの分だけデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ内での占有体積が大きくなり、この結果当該デイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤが装置全体として大型化する問題があつた。
【0007】ここでデイスクカートリツジを用いずに裸のままの光磁気デイスクをデイスクストツカ内に複数枚収納し、このうち所望の光磁気デイスクを選択的に取り出して記録再生するようにすれば、デイスクカートリツジが無い分だけ装置全体を小型化できると考えられる。ところが、このようにすると光磁気デイスクを移動させる際に、当該光磁気デイスクが損傷するおそれがあり、信頼性の点で未だ不十分な問題があつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもので、記録媒体として光磁気デイスクを用いた場合でも、装置全体を小型化し得ると共に信頼性の高いデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤを提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するため本発明においては、各光磁気デイスクそれぞれに対応して設けられ、光磁気デイスクがメデイアストツカ部内に収納されているとき及び光磁気デイスクが搬送部によつて搬送されているとき、光磁気デイスクを載置保持する複数のメデイアトレイを備えるようにする。
【0010】
【作用】各光磁気デイスクはメデイアトレイによつて載置保持されていることにより、メデイアストツカへの収納時及び搬送時において、他の部材との接触が回避される。この結果光磁気デイスクの損傷を防止できる。またメデイアトレイはデイスクカートリツジと比べて占有体積が小さいことにより、装置全体を小型化できる。
【0011】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0012】(1)全体構成図1において、1は全体としてデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ(以下、これをデイスクプレイヤと呼ぶ)を示し、複数枚の光磁気デイスク2の中からユーザにより指定された所望の光磁気デイスクを記録再生し得るようになされている。
【0013】デイスクプレイヤ1は大きく分けて、複数枚の光磁気デイスク(以下、これをデイスクと呼ぶ)2を収納するメデイアストツカ3と、デイスク2を載置保持するメデイアトレイ4と、メデイアトレイ4により載置保持されたデイスク2をメデイアトレイ4と一体に記録再生位置及び収納位置に移動させるエレベータ部5と、光可動部6(図2)等でなる記録再生部とにより構成されている。
【0014】デイスクプレイヤ1は、メデイアストツカ3内にメデイアトレイ4に載置保持されながら積層状態で収納されたデイスク2のうち、ユーザによつて指定されたデイスク2を、エレベータ部5によつてメデイアトレイ4と一体にメデイアストツカ3から引出した後下降させることにより、記録再生位置まで搬送する。そしてデイスク2を記録再生位置まで搬送すると、メデイアトレイ4によるデイスク1の保持を解除した後、デイスク1をDCモータ133によつて回転駆動すると共に、エレベータ部5の下方位置に設けられた光可動部6をデイスク2の半径方向に移動させることにより、記録再生を行う。
【0015】またデイスクプレイヤ1は指定されたデイスク2についての記録再生動作を終了すると、そのデイスク2を再びメデイアトレイ4によつて載置保持し、エレベータ部5によつてメデイアトレイ4と一体に搬送してメデイアストツカ3内の元の収納位置に戻す。
【0016】このようにデイスクプレイヤ1においては、各デイスク2を専用のメデイアトレイ4により載置保持した状態で収納位置及び記録再生位置間で搬送するようにしたことにより、デイスクカートリツジに収納されたデイスクを用いる場合と比較して装置全体を小型化し得ると共に、信頼性の高い搬送を行うことができるようになされている。
【0017】なおデイスクプレイヤ1の各構成部品はデイスクプレイヤ1全体のベースとなるシヤーシ150上に固定され、シヤーシ150の上側からトツプカバー151を取り付けることにより、各構成部品を埃等から守るようになされている。またシヤーシ150はインシユレータ152を介してフレーム153(このフレーム153はデイスクプレイヤ1を他の部材に取り付けるために用いられる)に接続され、これによりフレーム153に振動が与えられてもこの振動がシヤーシ150まで伝達しないようなされている。またシヤーシ150には、回路基板130A及び130Bが取り付けられており、これらの回路基板130A及び130Bは各部品の動作制御や記録再生の際の信号処理を行う。
【0018】(2)メデイアストツカの構成ここでメデイアストツカ3は、図3に示すように構成されている。メデイアストツカ3はストツカフレーム7A内に、メデイアトレイ4が沿うための溝が形成されたトレイガイド8A、8B、8Cが設けられている。そしてメデイアトレイ4の引出し方向に対して側面側のトレイガイド8Aに対応してトレイロツクばね9が設けられ、当該トレイロツクばね9のロツク部9Aがトレイガイド8Aの上下方向に亘つて形成された長孔8A1 を通してメデイアトレイ4が収納されるストツカフレームの内部方向に突出するようになされている。これによりメデイアストツカ3内に収納されたメデイアトレイ4はトレイロツクばね9の付勢力によつて所定以上の力が与えられるまでメデイアストツカ3内の所定位置に保持されるようになされている。
【0019】またトレイロツクばね9が設けられた側面に対して他側面位置には、メデイアトレイ4をメデイアストツカ3内から引き出すためのトレイ引出し機構10が設けられている。このトレイ引出し機構10は、メデイアトレイ4の枚数分(実施例の場合13枚)だけ設けられたトレイアーム11と、ストツカフレーム7Aに固定されトレイアーム11を長孔12Aによつてメデイアトレイ4の引出し方向aに摺動自在に支持するトレイアームガイド12と、トレイアームガイド12との間にトレイアーム11を挟持するトレイアーム押え板13によつて構成されている。
【0020】トレイアーム11の一端にはトレイアームガイド12の長孔12Aを通してメデイアストツカ3内に突出するような係合部11Aが形成されていると共に、他端にはトレイアーム押え板13の長孔13Aを通してトレイアーム押え板13の表面側に突出するような爪部11Bが形成されている。そしてトレイアーム11が爪部11Bを介して後述するスライドレバーによつて矢印aで示すメデイアトレイ4の引出し方向に移動されると、係合部11Aがメデイアトレイ4の後端部に当接しながらメデイアトレイ4を矢印aの方向に引き出すようになされている。
【0021】なおストツカフレーム7Aの蓋部を形成するトツプカバー7Bは容易にストツカフレーム7Aから取り外すことができるようになされており、これにより磁界変調ヘツドがクラツシユした場合でも、収納されたデイスク2を容易にメデイアストツカ3内から取り外すことができるようになされている。この結果デイスク2をデイスクプレイヤ1から取り出して傷ついたデイスクから容易にデータを吸い出すことが可能となり、傷ついたデイスクをそのまま用いて再生するのに対してデータ保存の信頼性を向上し得る。
【0022】(3)メデイアトレイの構成ここでデイスクプレイヤ1はメデイアトレイ4を用いるようにしたことにより、デイスク2を記録再生位置まで搬送するときに、デイスク2が他の部材と接触することを防止でき、デイスク2に傷が付くことを防止し得る。また従来のように予めカートリツジ内に収められたデイスクを用いる場合と比較して、デイスク2を積層した際の上下方向の厚みを薄くすることができることにより、同じ枚数のデイスクを収納した場合に、装置全体の上下方向の厚みを薄くでき、この結果装置全体を小型化できる。また装置全体の大きさを同じ大きさで構成した場合には、収納し得るデイスクの枚数を多くすることができることにより、装置全体の記憶容量を従来と比較して大きくすることができる。
【0023】ここでメデイアトレイ4の具体的構成を図4に示す。メデイアトレイ4は表面に対してデイスク2の厚み分よりも若干低い位置にデイスク載置面4Aが形成されている。これによりデイスク2はメデイアトレイ4に載置された状態において、その表面がメデイアトレイ4の表面(線部)に対して低くなることにより、デイスク表面の損傷を防止し得るようになされている。
【0024】またメデイアトレイ4には載置したデイスク2が記録再生の際にチヤツキングされるためのチヤツキング用孔14が形成されていると共に、記録再生の際に記録再生部がデイスク2の上下方向から対向するための開口部15が形成されている。またデイスク2が載置された際のデイスク2の円周外方位置には、デイスク2中心を挟んで互いに対向するようにロツク用爪16A、16Bが設けられている。
【0025】ロツク用爪16A、16Bはメデイアトレイ4上に載置されたデイスク2を外周方向から矢印の方向に付勢し得るようなバネ性を有しており、これによりデイスク2をメデイアトレイ4上に保持し得るようになされている。この結果メデイアトレイ4搬送時の、デイスク2のメデイアトレイ4からの脱落や位置ずれを防止することができる。
【0026】またロツク用爪16A、16Bに対応する本体シヤーシ底面位置には、図6に示すように、先端にテーパ部が形成されたロツク解除ピン17A、17Bが設けられている。これにより、デイスク2を載置保持したメデイアトレイ4がエレベータ部5によつて記録再生位置に搬送されると、すなわちエレベータ部5によつてメデイアトレイ4が下降されると、これに従つて図7(B)及び図8(B)に示すように、ロツク解除ピン17A、17Bがロツク用爪16A、16Bをデイスク2から離間する方向に移動させる。この結果デイスク2に対するロツク用爪16A、16Bの保持力が失われ、デイスク2がメデイアトレイ4上で自由な状態になる。このときデイスク2がDCモータ133によつてチヤツキングされる。
【0027】(4)メデイアトレイロツク部の構成ここで上述した複数のメデイアトレイ4は、メデイアストツカ3の側方の本体シヤーシ上に設けられたメデイアトレイロツク部20(図1及び図2)によつて、メデイアトレイ4を移動させる場合以外はメデイアストツカ3内の所定位置に保持されるようになされている。これによりデイスクプレイヤ1においては、非動作時に振動や衝撃等が加えられた場合に、メデイアストツカ3からのメデイアトレイ4の脱落を防止し得るようになされている。またメデイアトレイロツク部20は、エレベータ部5によつて記録再生位置に移動されたメデイアトレイ4上のデイスク2をメデイアトレイ4から離間させる機能も有する。
【0028】ここで図9に示すように、メデイアトレイロツク部20は大きく分けて、メデイアトレイ4をメデイアストツカ3内の所定位置にロツクするトレイロツク部30と、当該トレイロツク部30を駆動してその位置を切り換えることによりロツク状態を切り換えるトレイロツク駆動部40と、後述するエレベータ部5のスライドプレートをスライドさせることにより記録再生時にメデイアトレイ4からデイスク2を離間させるスライドプレート駆動部60とにより構成されている。
【0029】このようにデイスクプレイヤ1においては、トレイロツク部30、トレイロツク駆動部31及びスライドプレート駆動部60により構成したメデイアトレイロツク部20を1ユニツトとし、かつ当該メデイアトレイロツク部20をメデイアストツカ3の真下の空間に収まるように配置したことにより、限られた空間を有効に利用でき、かくしてデイスクプレイヤ1全体を一段と小型化し得るようになされている。以下、これら各部の構成について説明する。
【0030】トレイロツク部30は、図9及び図10に示すように、ロツクバー用ギア31、第1のロツクバープレート32及び第2のロツクバープレート33が連結されている。ここでロツクバー用ギア31と第1のロツクバープレート32の間にはロツクベアリング34によつて支持されたねじりばね35が設けられており、当該ねじりばね35の一端が第1のロツクバープレート32に取り付けられていると共に他端がメデイアトレイロツク部20のシヤーシ21に取り付けられている。これによりロツクバー用ギア31、第1のロツクバープレート32及び第2のロツクバープレート33は、ねじりばね35の弾性力によつて図10の矢印bで示す方向に付勢される。また第1及び第2のロツクバープレート32及び33は引張りコイルばね37を介して互いに連結されている。
【0031】さらに第2のロツクバープレート33上には上下方向に伸びるロツクバー38が取り付けられている。ロツクバー38は第2のロツクバープレート33によつてロツク位置に移動されたとき、各メデイアトレイ4の一側面に形成された切欠部18に係合することにより、ドライブ時以外のメデイアストツカ3内におけるメデイアトレイ4の動きを係止するようになされている。
【0032】かくして、ロツクバー用ギア31、第1、第2のロツクバープレート32、33、ロツクバーベアリング34、ねじりばね35、引張りコイルばね37及びロツクバー38はトレイロツク部30を形成し、オートチエンジヤ1がドライブ時か非ドライブ時かに応じて回動位置が切り換えられて、図10のような回動位置とされたときにメデイアトレイ4の動きを係止すると共に、図11に示すような回動位置とされたときにメデイアトレイ4の動きを自由にする。
【0033】トレイロツク駆動部40はトレイロツク部30の矢印b方向への回動を規制するロツクアーム41を有し、オートチエンジヤ1が非ドライブ状態にあるときには、図10に示すように当該ロツクアーム41の爪部がロツクバーギア31の一側面に当接することにより、トレイロツク部30をメデイアトレイ4をロツクする位置に係止する。ロツクアーム41は爪部が形成された一端に対して他端を回動軸としてベアリング42を介して回動自在にシヤーシ21に取り付けられいる。
【0034】またロツクアーム41の回動軸にはねじりばね43が設けられており、当該ねじりばね43は一端がロツクアーム41に取り付けられていると共に他端がシヤーシ21に受け止められており、これによりロツクアーム41はねじりばね43によつて図10の矢印cと逆方向すなわち爪部がロツクバーギア31に係合する方向に回動付勢される。
【0035】ここでロツクアーム41に形成された突起41Aはロツク解除プレート44に形成されたコ字状の切欠44Aに嵌り込むようになされている。ロツク解除プレート44はねじりばね45を介してロツクアーム解除用ギア46と連結されている。ロツクアーム解除用ギア46はシヤーシ21に取り付けられたモータ50の駆動力を以下に示す伝達機構を介して受けることにより回動する。
【0036】先ずモータ50の駆動力が伝達ギア51、52を介して伝達ギア47に与えられる。伝達ギア47の回転軸には首振りアーム48が取り付けられており、また当該首振りアーム48の他端には伝達ギア47と歯合する遊星ギア49が取り付けられている。遊星ギア49は首振りアーム48の位置に応じてロツクアーム解除用ギア46と歯合する。この結果遊星ギア49とロツクアーム解除用ギア46が歯合した状態においてモータ50の駆動力がロツクアーム解除用ギア46に伝達される。
【0037】かかる構成において、図10に示すようなトレイロツク状態(すなわちロツクアーム41の爪部がロツクバーギア31の側面に当接した状態)から、モータ50を回転駆動して伝達ギア47を図に示すように反時計方向に回転させると、首振りアーム48が伝達ギア47を中心として反時計方向に回動し、この結果遊星ギア49がロツクアーム解除用ギア46に歯合するようになる。
【0038】このとき伝達ギア47の回転力が遊星ギア49を介してロツクアーム解除用ギア46に与えられることにより、ロツクアーム解除用ギア46が反時計方向に回転する。この結果ロツクアーム解除用プレート44も反時計方向に回転する。このときロツクアーム41がロツクアーム解除用プレート44によつて矢印で示すロツクバー用ギア31から離間する方向に回動されることにより、ロツクアーム41の爪部がロツクバー用ギア31から離れる。
【0039】この結果図11に示すように、ねじりばね35の弾性力によつてトレイロツク部30全体が反時計方向に回動する。かくしてロツクバー38がメデイアトレイ4の切欠部18から離間することにより、メデイアトレイ4のロツク状態が解除される。なおモータ50はロツクアーム解除用プレート44に形成された羽部が光センサ53の光を遮つた時点で停止するようになされている。
【0040】ここでトレイロツク駆動部40が、図11に示すようにロツク解除状態とされたトレイロツク部30を再びロツク状態とする場合について、図12及び図13を用いて説明する。先ずモータ50が上述したロツク解除動作のときと逆方向に回転することにより、伝達ギヤ47及び遊星ギア49がそれぞれ矢印の方向に回転される。このとき首振りアーム48が伝達ギア47の回転軸を中心として時計方向に回転することにより、やがて遊星ギア49がロツクバー用ギア31と歯合する。
【0041】遊星ギア49とロツクバー用ギア31が歯合した状態(図12の状態)においてさらにモータ50を回転させると、遊星ギア49の回転力によつてトレイロツク部30全体が時計方向に回動し、この結果図13に示すようにロツクバー39がメデイアトレイ4の切欠部18に嵌まり込んだロツク状態となる。このときロツクアーム41がねじりばね43の付勢力によつて反時計方向に回動し、当該ロツクアーム41の爪部がロツクバー用ギア31の側面に当接した状態となり、トレイロツク部30の反時計方向への移動を規制する。なおモータ50は第2のロツクバープレート33に形成された羽部が光センサ54の光を遮つた時点で停止するようになされている。
【0042】次にスライドプレート駆動部60(図9)について説明する。スライドプレート駆動部60はシヤーシ21上に摺動自在に取り付けられたスライドアーム61を有する。スライドアーム61にはモータ62の駆動力が伝達ギア63、64、65、66及び67を介して与えられ、これによりスライドアーム61はシヤーシ21上を矢印d又はこれとは逆方向に摺動される。この結果後述するエレベータ部5に設けられたスライドプレート120(図14)が、当該スライドアーム61によつてスライドされ、記録再生位置においてデイスク2をメデイアトレイ4から離間させることができる。
【0043】なおスライドアーム61の摺動位置は、当該スライドアーム61に取り付けられたセンサプレート68A、68Bがシヤーシ21に取り付けられた光センサ69A、69Bの光を遮つたか否かに基づいて検出され、モータ62は各センサ69A、69Bの光が遮られるまで正回転又は逆回転する。
【0044】(5)エレベータ部の構成エレベータ部5は、図1に示すように、パンタグラフ状のエレベータリンク70A、70B及び70Cによつて本体シヤーシの底面と平行な状態で上下動され、メデイアストツカ3からメデイアトレイ4の引出し及び収納を行うと共に引き出したメデイアトレイ4を記録再生位置まで搬送するメデイアトレイ搬送部71を有する。またメデイアトレイ搬送部71はエレベータガイド72A、72Bによつて昇降自在に支持されている。
【0045】実際上、エレベータリンク70A〜70Cはデイスクプレイヤ1の前面側、背面側及び左面側(図1に見えているデイスクプレイヤ1の長辺側をデイスクプレイヤ1の背面側とする。また背面側からの方向によつて右方向及び左方向を定義するものとする)にそれぞれ設けられており、各エレベータリンク70A〜70Cはその中央部において連結ピンによつて回動自在に連結されている。またエレベータリンク70A〜70Cは一端が本体シヤーシ及びメデイアトレイ搬送部71に軸ピンによつて枢着されていると共に他端が本体シヤーシの長孔及びメデイアトレイ搬送部71の長孔に軸ピンによつて係合されている。これによりエレベータリンク70A〜70Cは上下方向に伸縮自在に連動してメデイアトレイ搬送部71を水平に支持しながら昇降し得るようになされている。
【0046】ここでメデイアトレイ搬送部71は、図14に示すように構成されている。すなわち全ての構成部品を取り付けるベース80と、メデイアトレイ4を引き込むための上ローラ81Aと、駆動力を伝達する伝達ギア群及びメデイアトレイ4の引出し用スコツチヨーク機構を有するトレイレバー部82と、上ローラ81及びトレイレバー部82を駆動するモータ83と、メデイアトレイ搬送部71全体を上下動させる駆動力を発生するモータ84と、モータ84の駆動力をラツクギア85に伝達するギア群86と、エレベータガイド72A及び72Bのガイド受け軸87A及び87Bと、ラツクギア85に形成されたスリツト85Aに基づいてメデイアトレイ搬送部71の上下位置を検出する光センサ88と、メデイアトレイ4の周縁部と係合することによりメデイアトレイ4を保持するトレイホルダ90と、デイスク2の上面を保護する保護プレート100と、当該保護プレート100を固定するトツププレート110と、トレイホルダ90を少量だけ上下移動させることによりメデイアトレイ4からデイスク2を離間させるスライドプレート120とに構成されている。
【0047】かかる構成を有することにより、メデイアトレイ搬送部71は、第1にメデイアストツカ3からのメデイアトレイ4及びデイスク2の引出し動作、第2にメデイアトレイ4及びデイスク2のトレイホルダ90内への収納及び排出動作、第3にメデイアトレイ搬送部71全体の昇降動作、第4に記録再生位置においてデイスク2とメデイアトレイ4を離間させる動作を実現する。
【0048】このうちメデイアストツカ3からのメデイアトレイ4及びデイスク2の引出し動作は、図15及び図16に示すように、先ずモータ83の駆動力をスコツチヨーク機構82Aを介してトレイレバー82Bに伝達することによりトレイレバー82Bを矢印の方向に移動させることにより行われる。このときトレイレバー82Bの先端に形成された爪部82Cがメデイアストツカ3のデイスク毎に設けられたトレイアーム11を引つ張ることにより、その段のメデイアトレイ4とデイスク2が少量だけ引き出される。
【0049】次にメデイアトレイ4及びデイスク2のトレイホルダ90内への収納及び排出動作は、図17に示すように、上ローラ81A及び下ローラ81Bによつて挟み込みながら移動させることにより行われる。この際、メデイアトレイ4はデイスク2を収納した状態において縁部がデイスク上面よりも若干突出するような厚さに形成されていることにより、上ローラ81Aのデイスク2上面への接触が回避され、上ローラ81Aによつてデイスク2が傷つけられるのを防ぐことができる。因に、従来のCDオートチエンジヤでは、ローラによつて直接デイスクを挟み込みながらエレベータへの収納及び排出を行うようにしていたので、デイスクが損傷するおそれがあつた。
【0050】収納動作は、上記引出し動作によつてその先端部がベース80上に配置されたメデイアトレイ4を、メデイアトレイ4がトレイホルダ90の奥まで収納されたことを光センサ等によつて検知しモータ83の回転を停止するまで、上ローラ81A及び下ローラ81Bで移動させることにより行う。また排出動作は、トレイホルダ90の出口付近に設けられたセンサ等によりメデイアトレイ4の排出完了を検知するまで、モータ83を収納時と逆方向に回転させることにより行う。
【0051】またメデイアトレイ搬送部71全体の昇降動作は、図18に示すように、ベース80に設けられたモータ84を回転させることにより行われる。モータ84の回転力はギア群86をラツクギア85に伝達されることにより、メデイアトレイ搬送部71全体がラツクギア85に沿つて昇降する。またメデイアトレイ搬送部71の昇降位置はエレベータギア85にメデイアストツカ3の各段に対応して形成されたスリツト85Aをベース80上に設けられた光センサ88で感知することにより検出する。また最下段位置はこれに加えて、図19に示すように、回路基板130上に設けられた光センサ131の光をベース80下面に形成された突起80Aが遮つたことを感知することにより検出する。従つてメデイアトレイ搬送部71の上下位置は最下段位置を基準として、光センサ88がスリツト85Aを何個通過したかをカウントすることにより検出できる。
【0052】次に、記録再生位置へのデイスクのロード及びアンロード動作について説明する。ここでメデイアトレイ搬送部71によつて最下段位置まで移動されたデイスク2は、この時点では未だメデイアトレイ4とデイスク2とが接触した状態(図21(A))にあり、このままではデイスク2を高速回転させることができない。そこでメデイアトレイ4をデイスク2から離間させた状態で、デイスク2をDCモータ133にチヤツキングさせる必要がある。
【0053】このためデイスクプレイヤ1においては、メデイアトレイ搬送部71が最下段位置に移動されると、次に上述したスライドプレート駆動部60(図9)のスライドアーム61によつてスライドプレート120をメデイアストツカ3の方向にスライドさせる。この結果図20に示すように、スライドプレート120に斜めに形成された溝120A、120B内をトレイホルダ90に形成されたピン90A、90Bが移動することにより、トレイホルダ90が下方に移動される。従つて、当該トレイホルダ90によつて保持されているメデイアトレイ4もトレイホルダ90と共に下方に移動し、図21(B)に示すように、DCモータ133にチヤツキングされているデイスク2がトレイホルダ90から離間した状態になる。
【0054】これに対してデイスク2のアンロード(すなわちDCモータ133からチヤツキングオフする場合)は、スライドアーム61によつてスライドプレート120をメデイアストツカ3と逆方向にスライドさせる。この結果トレイホルダ90のピン90A、90Bがスライドプレート120の溝120A、120B内を斜め上方向に移動することにより、トレイホルダ90が上方に移動される。従つて、当該トレイホルダ90によつて保持されているメデイアトレイ4もトレイホルダ90と共に上方に移動し、DCモータ133(図21(B))にチヤツキングされているデイスク2が元のメデイアトレイ4上に戻される。
【0055】なおデイスク2は光磁気デイスクであるので、デイスク中心部の磁性体ハブをDCモータ133のマグネツトによつて吸引することにより、DCモータ133へのチヤツキングを行うようになされている。このとき図22に示すように、デイスク2の下方にあたる回路基板130A上に配置されたチルトセンサ132によつて、チヤツキング状態を検出する。これによりデイスク2が傾いている場合(チヤツキング不良の場合)には、デイスクロード作業のやり直しを行つたり、警告を発することで、事故発生を防止することができる。因に、傾斜の大きいデイスク2に磁界変調ヘツドを接触させると、ヘツドダメージやデイスクダメージを引き起こす危険性が大きい。
【0056】(6)記録再生部の構成次に図2に戻つて、デイスクプレイヤ1の記録再生部の構成について説明する。記録再生部は、データの読み書きを行うためのレーザ光を発光する発光部を有すると共に精密トラツキングを行うためのガルバノミラーを有する光固定部140と、対物レンズ及び磁界変調ヘツドを有すると共にそれらをデイスク2の半径方向に一体に移動する駆動部を有する光可動部6と、デイスク2を安定に回転させるDCモータ133と、光可動部6を未使用時に安定に保持するシツピングロツク部141とにより構成されている。
【0057】そして記録再生部は、上述したようにメデイア搬送部71によつてデイスク2の交換作業が行われている期間、または電源がオフ状態とされている期間には、光可動部6をデイスク2の最外径よりも外側に退避させ、この退避位置においてシツピングロツク部141によつて光可動部6を安定に保持する。この状態では、図23の点線で示すように、磁界変調ヘツド161の爪部161Aがランプロード部材160の斜面160Aに乗り上げるようなされ、これにより磁界変調ヘツド161がデイスク2から離れた位置に退避させられる。この結果デイスク交換時又は電源オフ時に、磁界変調ヘツド161によつてデイスク2が傷つけられることを防止し得る。
【0058】次にデイスク2の記録再生位置へのロードが完了されDCモータ133が回転しデイスク2が一定回転以上になつたとき、シツピングロツク部141によるロツクが解除され、光可動部6がデイスク2の内周方向に向つて駆動される。このとき磁界変調ヘツド161がランプロード部材160の斜面160Aから滑り落ちるように移動され、デイスク2の表面にランデイングされる(図25)。この後、ガルバノミラーを使用しながら光磁気によるシーク及び読み書き動作を行う。
【0059】なおデイスクプレイヤ1においては、停電時には、DCモータ133の逆起電力を利用することにより、光可動部6をデイスク2の外側の所定位置に退避させるようになされている。
【0060】(7)回路構成次に図26を用いてデイスクプレイヤ1の回路構成について説明する。ここで図26における回路部分は上述した回路基板130A又は130Bに設けられている。デイスクプレイヤ1は、SCSI(Small Computer System Interface )回路を介して外部のホストコンピユータからデイスクプレイヤ1の動作を指定する指令データD1やデイスク2に記録する記録データD2を入力すると、このうち指令データD1をシステムコントローラ201に送出すると共に記録データD2をデータバツフア202に送出する。
【0061】システムコントローラ201は指令データD1に基づいて、上述したエレベータ昇降用モータ84、ローラ回転用モータ83、トレイロツク用モータ50及びスライドプレート用モータ62にそれぞれ対応するドライブ回路203、204、205及び206に駆動制御信号を送出することにより、指令データD1に応じて各モータを駆動させる。これによりデイスクプレイヤ1は、指令データD1によつて指定されたデイスク2を選択し、当該デイスク2を記録再生位置に搬送させる。
【0062】またシステムコントローラ201はドライブ回路207に制御駆動信号を与え、ドライブ回路207によつてDCモータ133を駆動することにより、DCモータ133にチヤツキングされたデイスク2を所定の回転速度で回転させる。このときシステムコントローラ201はスイツチヤ208に切換制御信号を送出することにより、通常用発振器209又は高速用発振器210からのパルス信号を選択的にドライブ回路207に与えることにより、デイスク2の回転速度を変えることができるようになされている。
【0063】またシステムコントローラ201はドライブ回路211を介してボイスコイルモータ212を駆動することにより、光可動部6に設けられた対物レンズ213をデイスク2に接近する方向又は離間する方向に移動することより、記録時にはデイスク2に照射するレーザ光L1の焦点を合わせると共に再生時にはデイスク2からの反射光の強度が最大になるようにする。
【0064】さらにシステムコントローラ201はレーザ駆動回路214を介してレーザダイオード215を駆動することにより、レーザ光L1を発生させる。このレーザ光L1は反射ミラー216、217及び対物レンズ213を介してデイスク2に照射される。このときシステムコントローラ201はスイツチヤ218及びドライブ回路219を介してボイスコイルモータ220を駆動することにより、光可動部6をデイスク2の半径方向に移動させる。
【0065】ここでスイツチヤ218は通常システムコントローラ201側に接続されているが、停電等の緊急時には、退避電圧源221(例えば上述したようにDCモータ133の逆起電力を利用する)側に切り換えられて、当該退避電圧源221からの電圧によつてドライブ回路210及びボイスコイルモータ220を駆動することにより、光可動部6をデイスク2の外側に退避させるようになされている。
【0066】さらにシステムコントローラ201はドライブ回路222を介してガルバノ用モータ223を駆動し反射ミラー216の回転角を変化させることによりデイスク2におけるレーザ光L1の照射位置を微小に変化させる。
【0067】デイスクプレイヤ1はデータ記録時には、データバツフア202に与えられた記録データD2をデータ変復調回路224のデータ変調回路225に与え、変調後のデータに基づいてレーザ駆動回路214を制御しレーザ光L1を発光させて記録データを記録する。このときシステムコントローラ201によつてコイル通電部226を駆動することにより光可動部6の磁界変調ヘツド161から変調磁界を発生させることにより、光磁気デイスクでなるデイスク2に熱磁気記録方式を用いて記録データを記録するようになされている。
【0068】これに対して再生時には、フオトデイテクタ227で受けたデイスク2からの反射光を再生信号処理回路228を介してデータ復調回路229に入力し、当該データ復調回路229によつて再生データを復調した後データバツフア202に送出する。データバツフア202は再生データD3をSCSI回路200に送出し、当該SCSI回路200を介して再生データD3が外部に出力される。
【0069】またデイスクプレイヤ1のシステムコントローラ201は、各ドライブ回路からの動作状態信号に基づいて動作状態を監視し得るようになされ、異常が発生した場合には各ドライブ回路を介して各部品の動作を適切に制御する。またシステムコントローラ200はこの監視結果を表わす監視結果信号D4をSCSI回路200を介してホストコンピユータに送出する。またシステムコントローラ201は再生信号処理回路228の処理結果を受け、再生データにエラー等が発生した場合には、再生したデイスク2に損傷があると判断して、これを表わす監視結果信号D4をSCSI回路200を介してホストコンピユータに送出するようになされている。
【0070】(8)実施例の動作以上の構成において、デイスクプレイヤ1はホストコンピユータを介してユーザより与えられる指令に基づいて、メデイアストツカ3内の所望のデイスク2を記録再生位置に搬送し、当該デイスクに対して記録及び再生処理を施す。この動作について説明する。すなわちデイスクプレイヤ1は、図27に示す記録再生セツト処理手順RT0に入り、続くステツプSP1において装置全体の電源がオン状態とされるとステツプSP2に移る。
【0071】デイスクプレイヤ1はステツプSP2において、システムコントローラ201が各ドライブ回路から入力される状態信号に基づいて各部の動作状態をチエツクし、動作状態に異常がある場合はこのことを表わす監視結果信号D4をホストコンピユータに送出する。ステツプSP3では、システムコントローラ201がメデイアストツカ3内に収納されたデイスク2のうち何番目の棚に収納されているデイスク2が指定されたデイスクかを判断する。
【0072】次にステツプSP4において、システムコントローラ201が現在記録再生位置にデイスク2がローデイング中であるか否かを判断し、ローデイング中である場合にはステツプSP5に移つてローデイング中のデイスク2が目的のデイスク2であるか否か判断する。そしてローデイング中のデイスク2が目的のデイスク2であつた場合には、ステツプSP6に移る。
【0073】ステツプSP6において、システムコントローラ201はドライブ回路207、211、219、222及びレーザ駆動回路214に駆動制御信号を出力することにより、DCモータ133、ボイスコイルモータ212、220、ガルバノ用モータ223及びレーザダイオード215を駆動する。これに加えてステツプSP6が記録モードであつた場合にはシステムコントローラ201がコイル通電部226を駆動すると共にデータ変調回路225を駆動することにより、磁界変調方式によりデイスク2に記録データを記録する。これに対してステツプSP6が再生モードであつた場合にはフオトデイテクタ227及びデータ復調回路229が駆動されて再生データが得られる。
【0074】これに対してステツプSP4において否定結果が得られた場合、すなわち現在ローデイング中のデイスク2が無い場合には、ステツプSP7に移る。このステツプSP7においてデイスクプレイヤ1は、先ずトレイロツク用のモータ50を駆動することによりメデイアストツカ3内におけるメデイアトレイ4のロツクを解除すると共に、昇降用モータ84を駆動することによりメデイアトレイ搬送部71を目的とするデイスク2の段に移動させる。
【0075】次にローラ回転用モータ83を駆動させることによりトレイレバー82Bによつてメデイアトレイ4をメデイアトレイ搬送部71の方向に所定量引出し、続いて上ローラ81A及び下ローラ81Bによつてメデイアトレイ4をメデイアトレイ搬送部71の所定位置まで引き込む。次に再び昇降用モータ84を駆動することによりメデイアトレイ搬送部71を最下段位置(すなわち記録再生位置)まで下降させ、続いてスライドプレート120駆動用のモータ62を駆動することによりスライドアーム61によつてスライドプレート120を移動させ、このときDCモータ133にデイスク2をチヤツキングさせる。この結果図21(B)に示すように、メデイアトレイ4から浮いた状態でデイスク2がチヤツキングされることになる。デイスクプレイヤ1は、ステツプSP6におけるかかるローデイング作業が終了すると、ステツプSP6に進んで上述した読み書き動作を実行する。
【0076】次に図28を用いて、電源がオフ状態とされたときや非常時におけるデイスクプレイヤ1の記録再生停止動作について説明する。デイスクプレイヤ1は記録再生停止処理手順RT2に入ると、続くステツプSP11において各ドライブ回路に停止命令を発行する。そしてデイスクプレイヤ1はステツプSP12において、システムコントローラ201からドライブ回路219に制御駆動信号を送出することによりボイスコイルモータ220を駆動させ、光可動部6をデイスク2から離れた位置に退避させる。この光可動部6の退避は停電時を考慮して、退避電圧源221(実施例の場合、DCモータ133の逆起電力)を用いてすみやかに行われ、かくしていかなる非常時の場合でもデイスク2から光可動部6を確実に退避させることができることにより、光可動部6の磁界変調によつてデイスク2が損傷されることを未然に回避できる。
【0077】デイスクプレイヤ1は続くステツプSP13においてDCモータ133を停止させ、さらに続くステツプSP14においてメデイアトレイ搬送部71を最下段に移動させ、ステツプSP15において全ての動作を停止させ、ステツプSP16において当該記録再生停止処理手順RT2を終了する。
【0078】次に図29を用いて、デイスクプレイヤ1のデイスク交換動作について説明する。デイスクプレイヤ1はシステムコントローラ201にデイスクの交換を示する指令データD1が入力されるとデイスク交換処理手順RT3に入り、先ずステツプSP20においてシステムコントローラ201から各ドライブ回路にデイスクを交換する指令を発行する。するとステツプSP21において光可動部6がデイスク2から離れた所定位置に退避され、続くステツプSP22においてDCモータ133が停止される。次にステツプSP23においてデイスクの交換作業が実行される。
【0079】具体的には、先ず現在記録再生位置にあるデイスク2をメデイアトレイ4と共に元のメデイアストツカ3の収納位置に戻し、新たなデイスク2をメデイアストツカ3から取り出して記録再生位置に搬送して上述したローデイング作業を行うことにより、新たなデイスク2を記録再生状態とする作業を行う。デイスクプレイヤ1は、このデイスク交換作業が終了すると、ステツプSP24においてDCモータ133を駆動し、続くステツプSP25において光可動部6を駆動する。そしてステツプSP26において交換した新たなデイスク2への読み書き動作を行う。
【0080】次に図30を用いて、デイスクプレイヤ1における各構成部分の状態チエツク動作について説明する。デイスクプレイヤ1は当該状態チエツク処理手順RT4に入ると、ステツプSP30において上下メカ(すなわちメデイアトレイ搬送部71)が0段(すなわち最下段位置)にいるか否か判断し、肯定結果が得られた場合にはステツプSP31に移つて、ここでメデイアトレイ搬送部71にメデイアトレイ4が入つているか否か判断する。そしてステツプSP31において否定結果が得られると、ステツプSP32に移つて待機状態に入り、デイスクプレイヤ1の状態をチエツクする。
【0081】これに対してステツプSP31で肯定結果が得られると、ステツプSP33に移り、ここでデイスク2がロード状態にあるか否か判断する。そしてロード状態だつた場合には、ステツプSP34においてDCモータ133をスピンアツプし、ステツプSP35において光可動部6の磁界変調ヘツド161をロードし、ステツプSP36においてメデイアトレイ4の番号を読んだ後、ステツプSP39に進んで待機状態に入り、状態をチエツクする。これに対してステツプSP33において否定結果が得られた場合にステツプSP37に移つてデイスク2をロードし、続くステツプSP38においてDCモータ133をスピンアツプした後、ステツプSP35、SP36を経てステツプSP39に入り、状態をチエツクする。
【0082】またデイスクプレイヤ1はステツプSP30において否定結果が得られると、ステツプSP40に移り、ここでメデイアトレイ搬送部71が現在移動中の状態か否か判断し、移動中であつた場合には、メデイアトレイ搬送部71を最下位置まで下げた後、ステツプSP42に進んで待機状態に入り、ここで状態をチエツクする。これに対してステツプSP40において否定結果が得られると、ステツプSP43に移りここでメデイアトレイ4をメデイアストツカ3内に収納し、続くステツプSP44においてトレイロツク駆動部40を駆動させることによりメデイアストツカ3内でのメデイアトレイ4をロツク状態とする。次にステツプSP45においてメデイアトレイ搬送部71を最下位置まで下げた後、ステツプSP46に進んで待機状態に入り、ここで状態をチエツクする。このようにして、デイスクプレイヤ1においては、各構成部分の状態を容易にチエツクし得るようになされている。
【0083】(9)実施例の効果以上の構成によれば、収納時及び搬送時において光磁気デイスク2を載置保持するメデイアトレイ4を設けるようにしたことにより、光磁気デイスク2を傷つけることなく当該光磁気デイスク2を搬送し得るデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤ1を実現できる。
【0084】またメデイアトレイ4を設けるようにしたことにより、従来のように各々デイスクカートリツジ内に収納されている光磁気デイスクを用いる場合と比較して、同じ枚数の光磁気デイスクを収納する場合に、デイスクプレイヤ1を全体として小型化できる。
【0085】またメデイアストツカ3内におけるメデイアトレイ4の動きをロツクするメデイアトレイロツク部20を設けたことにより、メデイアストツカ3内でのメデイアトレイ4の脱落や位置ずれ等を防止し得る。
【0086】またデイスク交換中や電源オフ時、又は停電時等の非常時に、光可動部6を、光磁気デイスク2から離れた位置に退避させるようにしたことにより、磁界変調ヘツド161による光磁気デイスク2の損傷を未然に回避し得る。
【0087】またメデイアトレイ4上に載置保持された光磁気デイスク2をメデイアストツカ3と記録再生位置との間で移動させるメデイアトレイ搬送部71に、メデイアトレイ4を一体に保持するトレイホルダ90と、水平方向に移動されたときトレイホルダ90を下方向に移動し得るスライドプレート120とを設けたことにより、光磁気デイスク2を回転させる際に光磁気デイスク2とメデイアトレイ4を容易に離間させることができる。
【0088】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、各光磁気デイスクそれぞれに対応して設けられ、光磁気デイスクがメデイアストツカ部内に収納されているとき及び光磁気デイスクが搬送されているとき、光磁気デイスクを載置保持する複数のメデイアトレイを備えるようにしたことにより、記録媒体として光磁気デイスクを用いた場合でも、装置全体を小型化できると共に信頼性の高いデイスクチエンジヤ付きデイスクプレイヤを実現できる。




 

 


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