米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 計算機;電気通信 -> ソニー株式会社

発明の名称 回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−7257
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−179556
出願日 平成7年(1995)6月22日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岡▲崎▼ 信太郎 (外1名)
発明者 岡▲崎▼ 昌紀
要約 目的
実際のテープ走行状態に近い側圧の測定がリアルタイムででき、その側圧分布の測定も可能であり、側圧のリアルタイムの測定が行える回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置を提供すること。

構成
回転磁気ヘッド装置のドラムにヘリカル状に巻き付いた磁気テープTを案内するためのドラムリード部5に沿ってこの磁気テープTが走行している時に、磁気テープTがドラムリード部5を押しつける側圧を測定するためのドラムリード部5の側圧測定装置70である。磁気テープTの側圧に対応する電気信号を取り出すためのセンサ1と、このセンサ1が設定され、磁気テープTがドラムリード部5側に押しつける側圧を受けるための弾性体2と、弾性体2を固定部に対して保持するための保持部41とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】 回転磁気ヘッド装置のドラムにヘリカル状に巻き付けて磁気テープを案内するためのドラムリード部に沿ってこの磁気テープが走行している時に、磁気テープがドラムリード部を押しつける側圧を測定するためのドラムリード部の側圧測定装置であって、磁気テープの側圧に対応する電気信号を取り出すためのセンサと、このセンサが設定され、磁気テープがドラムリード部側に押しつける側圧を受けるための弾性体と、弾性体を固定部に対して保持するための保持部と、を備えることを特徴とする回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置。
【請求項2】 弾性体の一端側には、磁気テープがドラムリード部側に押しつける側圧を受けるための検出ピンが設けられ、弾性体の他端側は保持部に固定されている請求項1に記載の回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置。
【請求項3】 センサは、歪みゲージである請求項1に記載の回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置。
【請求項4】 検出ピンは、ドラムに設けられた穴に挿入した状態で、磁気テープがドラムリード部側に押しつける側圧を受ける請求項2に記載の回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置。
【請求項5】 固定部は、ドラムの外周部である請求項1に記載の回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置。
【請求項6】 保持部は、弾性体の検出ピンのドラムリード部に対する位置を調整するための位置調整手段を備える請求項1に記載の回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置。
【請求項7】 回転磁気ヘッド装置のドラムにヘリカル状に巻き付けて磁気テープを案内するためのドラムリード部に沿ってこの磁気テープが走行している時に、磁気テープがドラムリード部を押しつける側圧を測定するためのドラムリード部の側圧測定装置であって、磁気テープの側圧に対応する電気信号を取り出すためのセンサと、このセンサが設定され、磁気テープがドラムリード部側に押しつける側圧を受けるための弾性体と、弾性体を固定部に対して保持するための保持部と、を備え、ドラムの複数箇所に配置されていることを特徴とする回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダなどにおいて磁気テープに情報を記録したり、磁気テープの情報を再生するのに用いられる回転磁気ヘッド装置のドラムのドラムリード部に受ける磁気テープの側圧を測定するための回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダなどに用いられる回転磁気ヘッド装置は、回転ドラムと固定ドラムを有している。回転ドラムは磁気ヘッドを有し、固定ドラムに対してモータの駆動により回転可能に支持されている。固定ドラムはドラムリード部を有している。このドラムリード部は、磁気テープを案内するための部分であり、このドラムリード部の直線性が悪いと、磁気テープに対して正しい記録パターンで情報を記録したり、磁気テープの情報を再生することが困難になる。図10は、この回転磁気ヘッド装置100と、従来のドラムリード部の側圧測定装置を示している。回転磁気ヘッド装置100は、回転ドラム101と固定ドラム102を有している。回転ドラム101は磁気ヘッド121を有している。固定ドラム102は、ドラムリード部122を有していて、このドラムリード部122に沿って磁気テープがヘリカルスキャン方式で案内されるようになっている。このドラムリード部122は、段差状に形成されていて、このドラムリード部122に対して磁気テープの側面が押しつける力、いわゆる側圧が生じる。磁気テープを回転磁気ヘッド装置100内で安定して走行させる要因としては、磁気テープによるドラムリード部122への押しつけ力である側圧(リード側圧ともいう)は大変重要であり、磁気テープの側圧は、回転ドラム101と固定ドラム102のドラムの径差や、円筒度、あるいはテープパスのオフセットや傾斜ガイドの傾きなどで発生することが経験的に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来この磁気テープがドラムリード部を押しつける力である側圧の大きさやその側圧の分布は、分からなかった。図10の従来の側圧測定装置は次のような構成になっている。ドラムリード部122の近傍には、切り欠き穴104が設けられている。側圧測定装置112の側圧検出ピン103は、この切り欠き穴104に挿入するようになっている。側圧測定装置112は、スタンド114を介してステージ116に設定されている。側圧測定装置112の検出ピン103は、テンションゲージ111の検出ピン103を切り欠き穴104に挿入して、この検出ピン113が、ドラムリード部112に沿って走行している磁気テープ113を持ち上げることで、発生する反力を測定する。
【0004】しかしこの従来の側圧測定装置では、次のような問題がある。ドラムリードの側圧と、走行するテープ113と検出ピン103の接線力との合力が得られるので、この合力から実際のリード側圧を算出する必要がある。又テンションゲージ111のリード側圧に対する検出ピン103の先端変位が大きく、リード側圧が変わるとテープ走行状態(ドラムリード部に対するテープの相対高さ)が大きく変わってしまう。側圧測定装置自体が大きいために、小型の回転磁気ヘッド装置100の固定ドラム112の複数のポイントに対して各々従来の側圧測定装置を設定することができない。従って固定ドラム112のドラムリード部に於けるリード側圧の分布を測定することができない。テンションゲージ111を用いてリード側圧を観測しているので、リアルタイムにリード側圧の変化を測定して記録することが困難である。そこで本発明は上記課題を解消するためになされたものであり、実際のテープ走行状態に近い側圧の測定ができ、その側圧分布の測定も可能であり、側圧のリアルタイムの測定が行える回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置を提供することを目的している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の発明にあっては、回転磁気ヘッド装置のドラムにヘリカル状に巻き付けて磁気テープを案内するためのドラムリード部に沿ってこの磁気テープが走行している時に、磁気テープがドラムリード部を押しつける側圧を測定するためのドラムリード部の側圧測定装置であって、磁気テープの側圧に対応する電気信号を取り出すためのセンサと、このセンサが設定され、磁気テープがドラムリード部側に押しつける側圧を受けるための弾性体と、弾性体を固定部に対して保持するための保持部とを備える回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置により、達成される。請求項2の発明にあっては、好ましくは弾性体の一端側には、磁気テープがドラムリード部側に押しつける側圧を受けるための検出ピンが設けられ、弾性体の他端側は保持部に固定されている。
【0006】請求項3の発明にあっては、好ましくはセンサは、歪みゲージである。請求項4の発明にあっては、好ましくは検出ピンは、ドラムに設けられた穴に挿入した状態で、磁気テープがドラムリード部側に押しつける側圧を受ける。請求項5の発明にあっては、好ましくは固定部は、ドラムの外周部である。請求項6の発明にあっては、好ましくは保持部は、弾性体の検出ピンのドラムリード部に対する位置を調整するための位置調整手段を備える。請求項7の発明にあっては、好ましくは回転磁気ヘッド装置のドラムにヘリカル状に巻き付けて磁気テープを案内するためのドラムリード部に沿ってこの磁気テープが走行している時に、磁気テープがドラムリード部を押しつける側圧を測定するためのドラムリード部の側圧測定装置であって、磁気テープの側圧に対応する電気信号を取り出すためのセンサと、このセンサが設定され、磁気テープがドラムリード部側に押しつける側圧を受けるための弾性体と、弾性体を固定部に対して保持するための保持部とを備え、ドラムの複数箇所に配置されている。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、センサは、磁気テープの側圧に対応する電気信号を取り出すようになっている。このセンサは弾性体に対して設定されていて、弾性体は磁気テープがドラムリード部側に押しつける側圧を受けるようになっている。これにより、センサは磁気テープがドラムリード側に押しつける側圧を電気信号として取り出すことができるので、リアルタイムの測定及び記録などが行える。請求項2の発明によれば、検出ピンが弾性体の一端側に設けられ、弾性体の他端側は保持部に固定されている構造であるので、弾性体の側圧に対する一端側の変位(自由端変位)が従来の側圧測定装置に比べて小さいので、側圧の変化によるテープ走行状態(ドラムリード部に対する磁気テープの相対高さ)の変化が少ない。従って実際の磁気テープの走行条件に近い側圧の測定が可能である。
【0008】請求項4の発明によれば、検出ピンがドラムの穴に挿入された状態で側圧を受けるようになっているので、磁気テープの側圧を確実に受けることができる。請求項5の発明では、固定部がドラムの外周部であるので、従来のようなスタンドやステージを必要とせず、側圧測定装置自体を回転磁気ヘッド装置のドラムに直接保持することができる。請求項6の発明によれば、位置調整手段を操作することにより、検出ピンのドラムリード部に対する位置を調整することができる。請求項7の発明によれば、側圧測定装置がドラムの複数箇所に配置されているので、側圧の分布の測定が可能になる。各側圧測定装置のセンサは、磁気テープの側圧に対応する電気信号を取り出すようになっている。このセンサは弾性体に対して設定されていて、弾性体は磁気テープがドラムリード部側に押しつける側圧を受けるようになっている。これにより、センサは磁気テープがドラムリード側に押しつける側圧を電気信号として取り出すことができるので、リアルタイムの測定及び記録などが行える。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0010】実施例1図1は、本発明の回転磁気ヘッド装置のドラムリード部の側圧測定装置の好ましい実施例1を備えた固定ドラムの一例を示している。図2は、回転磁気ヘッド装置を備える8mmビデオテープレコーダのテープ走行系の一例を示している。図2において、ベース20の上には、カセットシェルCが着脱可能に配置することができるようになっている。カセットシェルCは、サプライリール(供給リール)22と巻き取りリール(テイクアップリール)24を備えている。ビデオテープ(以下テープという)Tは、供給リール22から繰り出されて、テープ走行系30と回転磁気ヘッド装置40を介して、巻き取りリール24側に巻き取られるようになっている。供給リール22は、モータM0により駆動され、巻き取りリール24はモータM1で駆動される。テープTは、テープ走行系30により、矢印R方向に案内して走行されるのであるが、テープ走行系30の構成要素について説明する。テープ走行系30のインピーダンスローラ31とガイドローラ32および固定ガイド33は、回転磁気ヘッド装置40のテープ流入側に配置されている。
【0011】これに対して、固定ガイド34、ガイドローラ35、インピーダンスローラ36、ピンチローラ37、キャプスタン38、ガイドローラ39は、回転磁気ヘッド装置40のテープ流出側に配置されている。固定ガイド33,34は、ベース20に対して傾斜して取り付けられていて、テープTを回転磁気ヘッド装置40に対してヘリカルスキャン方式で案内する。これらの固定ガイド33,34は、傾斜して配置された回転磁気ヘッド装置40の近くに配置されている。キャプスタン38とピンチローラ37は、キャプスタンモータMを駆動することにより、テープTを矢印R方向に摩擦により走行させるようになっている。テープ走行系30においては、テープTはインピーダンスローラ31とガイドローラ32の間を通り固定ガイド33から回転磁気ヘッド装置40の外周面に巻き付けられる。そして、テープTは固定ガイド34を経てガイドローラ35とインピーダンスローラ36の間を経て、キャプスタン38によりガイドローラ39を介して巻り取りリール24に巻き取られるようになっている。図1の回転磁気ヘッド装置40は回転ドラム41と固定ドラム42を有している。回転ドラム41は、複数の磁気ヘッドHEを備えている。複数の磁気ヘッドHEは、記録ヘッド、再生ヘッド、消去ヘッドを含んでいる。回転ドラム41は、モータ40aにより矢印V方向に回転することにより、磁気ヘッドHEがテープTに対して所定の記録トラックパターンでヘリカルスキャン方式により情報信号を記録するようになっている。
【0012】図1を参照して、本発明の側圧測定装置の構成を説明する。図1において、側圧測定装置70は、センサとしての歪みゲージ1、弾性体である側圧検出プレート2、保持部41などを有している。側圧検出プレート2の一端側2aは、側圧検出ピン3を固定している。側圧検出プレート2の他端部2bは、保持部41の高さ微調整プレート6に固定されている。側圧検出プレート2は、例えば金属板等の弾性材料により作られており、一端部2aは自由端であって、他端部2bは固定端に相当する。この側圧検出プレート2の中央部分には、歪みゲージ1が例えば接着により貼り付けられている。この歪みゲージ1は、側圧検出ピン3を介して側圧検出プレート2に加わるリード側圧による側圧検出プレート2の一端部2a(自由端)の変位を、電気信号に変換するためにトランスデューサである。
【0013】ランドプレート8は、固定ドラム42の側面(外周面)に取り付けられている。このランドプレート8は、歪みゲージ1の信号線を結線したり、歪みゲージ1の温度補償用抵抗線や零ドリフト調整用抵抗線を設けるための部材である。保持部41は、上述した高さ微調整プレート6と取り付けベース10を備えている。取り付けベース10は、固定ドラム42の外周面に取り付けられている。高さ微調整プレート6は、ほぼU字型の形状をした部材であり、微調整用のネジ7を備えている。この高さ微調整用のネジを工具などにより回転することにより、側圧検出プレート2の側圧検出ピン3の固定ドラム42に対する位置を調整することができる。高さ微調整プレート6の一端部6aが、側圧検出プレート2の他端部2bを固定している。高さ微調整プレート6の他端部6bが取り付けベース10に固定されている。
【0014】歪みゲージ1は、ランドプレート8を介して、増幅器15に電気的に接続されている。この増幅器15は、例えばペンレコーダ16などの記録装置や、オシロスコープ17などの観測機器などに接続されている。ペンレコーダ16は、リアルタイムでリード側圧の分布やリード側圧を記録する。オシロスコープ17は、リアルタイムでリード側圧の分布やリード側圧を表示するようになっている。固定ドラム42は、ドラムリード部5の近辺に切り欠き穴4を有している。この切り欠き穴4は、上述した側圧検出ピン3の一部を挿入するための穴である。
【0015】次に、図1の実施例1の作用を説明する。図1のテープTは、固定ドラム42のドラムリード部5に沿って走行される。この場合に、磁気テープは、このドラムリード部5上を走行するのであるが、磁気テープTのテープ縁は、側圧検出ピン3を押す。この磁気テープTが側圧検出ピン3を押す力がリード側圧である。側圧検出ピン3がこのリード側圧を受けると、歪みゲージ1は、そのリード側圧に対応する電気信号をランドプレート8を介して増幅器15に与える。増幅器15は、このリード側圧に対応する電気信号を増幅して、ペンレコーダ16とオシロスコープ17に伝える。ペンレコーダ16は、リアルタイムにこのリード側圧を記録し、オシロスコープ17はこのリード側圧をリアルタイムに表示する。図1の側圧測定装置70は、固定ドラム42に対して少なくとも1組設定する。1組の側圧測定装置70が固定ドラム42に対して設定された場合には、上述したようにリード側圧をリアルタイムに表示したり記録したりすることができる。複数組の側圧測定装置70が固定ドラム42に対して複数箇所に間隔を置いて設けられた場合には、リード側圧の分布をもリアルタイムにペンレコーダ16で記録し、かつオシロスコープ17でリアルタイムに表示することができる。高さ微調整プレート6の高さ微調整用ネジ7を調整することにより、側圧検出ピン3のドラムリード部5に対する相対高さを調整できる。
【0016】側圧検出プレート2のリード側圧に対する一端部(自由端)2aの変位が、従来のテンションゲージ112を用いるのに比べて小さいので、リード側圧の変化によるテープ走行状態の変化(ドラムリード部に対する磁気テープの相対高さ)の変化が少ない。従って、側圧測定装置70は実際の磁気テープの走行条件に近い条件でリード側圧の測定が可能である。同時に複数のリード側圧測定装置70を固定ドラム40に対して設けることにより、リード側圧の分布の測定が可能である。側圧測定装置70自体の大きさは非常に小型であるので、複数の側圧測定装置70の設定が可能である。歪みゲージ1は、リード側圧に対応する電気信号を検出信号として出力できるので、ペンレコーダやオシロスコープなどのような記録機器や測定機器により、リアルタイムな測定が行える。
【0017】実施例2次に、図3と図4を参照して本発明の実施例2について説明する。実施例2は、業務用ビデオテープレコーダのフォーマット(ベータカムフォーマット)に対応する固定ドラム42に対して、複数の側圧測定装置70が取り付けられた例を示している。図3の固定ドラム42の3箇所に、それぞれ図4に示す側圧測定装置70が配置されている。すなわち、固定ドラム42の入り口付近P1、中央付近P2、出口付近P3にそれぞれ側圧測定装置70が配置されている。入り口付近P1は、テープTの導入部分であり、出口付近P3は、テープTの流出部分である。図4の側圧測定装置70は、図1の側圧測定装置70と実質的に同じであるが、その中で高さ微調整プレート206の形状が多少異なる。高さ微調整プレート206は、一端部206aと他端部206bを有している。一端部206aの方は、段差部分を有している。その他図4の側圧測定装置70の構造は、図1の側圧測定装置70の構造と実質的に同じである。従って、図3と図4の実施例2の側圧測定装置70は、図1の実施例の側圧測定装置とほぼ同様の作用効果を発揮する。特に図3と図4の実施例2は、3組の側圧測定装置70を固定ドラム42に配置しているので、入り口付近P1、中央付近P2、出口付近P3におけるリード側圧の分布をも確実に測定することができる。
【0018】実施例3次に、図5と図6を参照して本発明の実施例3を説明する。図5の固定ドラム42は、8mmビデオテープレコーダのフォーマットに対応する固定ドラムであり、この固定ドラム42に対して配置された側圧測定装置の例を示している。図5の実施例3においても、図3と図4の実施例と同様に、固定ドラム42には3つの切り欠き穴4が、入り口付近、中央付近、出口付近に対応してそれぞれ設けられている。図5と図6の側圧測定装置70は、図1の実施例1の側圧測定装置70、図3と図4の実施例2の側圧測定装置70とは、実質的に同じであるが、次の点で異なる。図5の保持部41の高さ微調整プレート206は、ランドプレート208と一体になっている。この高さ微調整プレート206は、図6に示すように側面から見てほぼ横U字型になっていて、高さ微調整用のネジ7を工具により回転することにより、側圧検出ピン3の高さ方向Hの位置を微調整することができる。
【0019】高さ微調整プレート206とランドプレート208の間には切り欠き溝18が形成されている。この切り欠き溝18を形成するのは、リード側圧による高さ微調整プレート206の一端側206a(自由端)の変形を阻害しないようにするためである。図5と図6の側圧測定装置70のその他の各構成要素は、図1の実施例1の側圧測定装置70あるいは図3と図4の実施例2の側圧測定装置70と実質的に同じである。尚、図5と図6の実施例3の側圧測定装置は、固定ドラム42に対して好ましくは3箇所取り付けることができる。この取り付け状態は、図3の実施例2で示す状態とほぼ同様である。
【0020】次に図7ないし図9を参照して、例えば図3の実施例2の3つの側圧測定装置70で得られたリード側圧の分布の測定結果の例を示す。図7は、円筒度の相違によるリード側圧の分布の例を示している。図8は回転ドラム(上ドラム)と固定ドラム(下ドラム)の径差によるリード側圧の分布の例を示している。図9は、回転ドラム(上ドラム)と固定ドラム(下ドラム)の隙間の形式の相違によるリード側圧の分布の例を示している。図7では、円筒度Aの場合と円筒度Bの場合を示している。円筒度Bは円筒度Aに比べて円筒度が損なわれている状態を示している。図8では、回転ドラムと固定ドラムの径差が大きいのがCで示され、径差が小さいのがDで示されている。図8では、径差が大きいCで示す特性曲線の方が径差の小さいDの特性曲線に比べて側圧が大きくなっている。
【0021】ところで本発明は上記実施例に限定されない。例えば、側圧検出プレートの自由端変位を電気信号に変換するためのトランスデューサとしては、図示の実施例では歪みゲージを用いているが、その他知られている例えば半導体素子やホール素子などを用いてもよい。上記実施例に於いては、歪みゲージの結線や温度補償用の抵抗線、零ドリフト調整抵抗線を配置するランドを設けているが、検出素子自体でそのような補償をする必要が無い場合には、そのようなランドを設ける必要はない。又上記実施例に於いて、高さ微調整機構として高さ調整プレートの撓みを利用している構造になっているが、これに限らず、高さ調整機構は必ずしも必要とはしない。上記実施例に於いて、リード側圧を検出するのに検出ピンを用いているが、検出ピンの形状は円柱上もしくは円筒上のピンの形状にとらわれる必要は全く無い。本発明の実施例では、実際に磁気テープのテープパスがとれた状態で、リード側圧自体の測定と、リード側圧の分布の測定ができ、図7の例のように上下ドラムの径差や、図8のように円筒度、及び図9のような回転ドラムと固定ドラムの磁気ヘッドの窓の有無、上下ドラムの隙間によるリード側圧の分布や量を容易に確認することができる。ドラム内で安定して磁気テープを走行させる為の検討に、本発明の側圧測定装置は有効である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、実際のテープ走行状態に近い側圧の測定ができ、その側圧分布の測定も可能であり、側圧のリアルタイムの測定が行える。




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013