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発明の名称 光磁気ディスク記録再生装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−7248
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−151839
出願日 平成7年(1995)6月19日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 隆久
発明者 千葉 宣裕 / 岩崎 康夫
要約 目的
MOディスクの記録および消去を適切に行うことができ、なおかつ、高速再生を行うことができる光磁気ディスク記録再生装置を提供する。

構成
MOディスク209の記録および消去を行う際には、回転駆動部198は、コントローラ200からの記録消去指示信号S200によってMOディスク209を回転数1800rpmで回転させ、コントローラ200から再生指示信号S200によってMOディスク209を回転数3600rpmで回転させる。
特許請求の範囲
【請求項1】光磁気ディスクを回転させながら、光磁気ディスクの記録および再生を行う光磁気ディスク記録再生装置において、記録モードにおいて前記ディスク型記録媒体を走査してデータを記録する記録ヘッドと、再生モードにおいて前記ディスク型記録媒体を走査してデータを再生する再生ヘッドと、前記記録モードにおいて、前記再生モード時に比べて低速で前記光磁気ディスクを回転させる回転制御手段とを有する光磁気ディスク記録再生装置。
【請求項2】前記回転制御手段は、前記記録モードにおいて、レーザによって光磁気ディスクの記録膜の温度をキュリー点以上にすることができる回転速度で光磁気ディスクを回転させ、再生モードにおいて、前記光磁気ディスクの記録膜の温度をキュリー点以上にすることができる回転速度より高速の回転速度で光磁気ディスクを回転させる請求項1に記載の光磁気ディスク記録再生装置。
【請求項3】前記記録ヘッドは、前記ディスク型記録媒体に記録されたデータを消去する機能をも有する請求項1または2に記載の光磁気ディスク記録再生装置。
【請求項4】前記記録ヘッドは、隣接するトラックを同時に走査する第1の記録ヘッドと第2の記録ヘッドとを有し、前記再生ヘッドは、隣接するトラックを同時に走査する第1の再生ヘッドと第2の再生ヘッドとを有する請求項1〜3のいずれかに記載の光磁気ディスク記録再生装置。
発明の詳細な説明
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、光磁気 (MO:Magneto Optical)ディスクの記録および再生を行う光磁気ディスク記録再生装置に関する。
【従来の技術】MOディスクの記録再生装置では、データ記録時に、外部磁界をかけた状態でディスク上のMO膜にレーザを照射することで照射部の温度をキュリー点以上に上昇させ、外部磁界の方向に磁化を向けてデータを記録する。また、MOディスクの記録再生装置では、データ消去時に、記録時とは逆方向に外部磁界をかけた状態でディスク上のMO膜にレーザを照射し、記録時とは逆方向に磁化を向けることにより、記録データの消去を行う。さらに、MOディスクの記録再生装置ででは、データ再生時において、MOディスク上のMO膜にレーザを照射し、カー効果を利用し、反射光のカー回転角の変化から、データを読み取って再生する。従来の光磁気ディスク記録再生装置では、MOディスクの回転数は、記録および消去時と再生時とで同じに設定している。
【発明が解決しようとする課題】ところで、MOディスクの再生時には反射光のカー回転角の変化を読み取ることができればよいため、MO膜をキュリー点温度まで上げる必要はない。そのため、再生時に必要とされるレーザの出力は記録時および消去時に比べて小さく、例えば消去時および記録時に必要とされるレーザ出力が8〜9mWである場合には、再生時に必要とされるレーザ出力は1〜2mW程度となる。MOディスクの記録、消去時および再生時におけるMOディスクの回転数は、このようなレーザ出力との関係で決定される。ここで、高速再生という観点からはMOディスクの回転数を高める必要があるが、MOディスクの回転数が一定のレベルを越えると、記録および再生時に、MOディスクのMO膜の温度がキュリー点以上に上がらず、記録および再生が適切に行えなくなる。従って、前述した従来の光磁気ディスク記録再生装置では、記録および消去時と再生時とでMOディスクの回転数が同じになるように設定していることから、MOディスクの回転数を記録および消去が適切に行える回転数に設定している。しかしながら、例えば、VOD(Video On Demand) などでは、データを高速転送するために高速再生を行いたいという要求があるが、前述した従来の光磁気ディスク記録再生装置では、再生時におけるMOディスクの回転数が記録および消去可能なものに制限されていることから、かかる高速再生の要求に応えることができないという問題がある。本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされ、MOディスクの記録および消去を適切に行うことができ、なおかつ、高速再生を行うことができる光磁気ディスク記録再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の光磁気ディスク記録再生装置は、記録モードにおいてディスク型記録媒体を走査してデータを記録する記録ヘッドと、再生モードにおいて前記ディスク型記録媒体を走査してデータを再生する再生ヘッドと、前記記録モードにおいて、前記再生モード時に比べて低速で前記光磁気ディスクを回転させる回転制御手段とを有する。また、本発明の光磁気ディスク記録再生装置は、好ましくは、前記回転制御手段は、前記記録モードにおいて、レーザによって光磁気ディスクの記録膜の温度をキュリー点以上にすることができる回転速度で光磁気ディスクを回転させ、再生モードにおいて、前記光磁気ディスクの記録膜の温度をキュリー点以上にすることができる回転速度より高速の回転速度で光磁気ディスクを回転させる。また、本発明の光磁気ディスク記録再生装置は、好ましくは、前記記録ヘッドは、前記ディスク型記録媒体に記録されたデータを消去する機能をも有する。さらに、本発明の光磁気ディスク記録再生装置は、好ましくは、前記記録ヘッドは、隣接するトラックを同時に走査する第1の記録ヘッドと第2の記録ヘッドとを有し、前記再生ヘッドは、隣接するトラックを同時に走査する第1の再生ヘッドと第2の再生ヘッドとを有する。
【作用】本発明の光磁気ディスク記録再生装置では、例えばユーザによる操作に応じて記録モードおよび再生モードのいずれか一方が選択される。そして、記録モードが選択された場合には、回転制御手段は、レーザによって記録膜の温度をキュリー点以上にすることができる回転速度で光磁気ディスクを回転させ、記録ヘッドから光磁気ディスクに所定のデータを記録する。また、再生モードが選択された場合には、回転制御手段は、記録を適切に行うことができる回転速度より速い回転速度であって前記再生モードにおける回転速度より高速の回転速度で光磁気ディスクを回転させ、光磁気ディスクに記録されたデータを再生ヘッドによって再生する。
【実施例】以下、本発明の実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置について説明する。
第1実施例本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置について説明する。本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置は、MOディスクについて、記録および消去を行うWRITE BLOCKと、再生を行うREAD BLOCKとを有する。図1は、本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置のWRITE BLOCKの構成図である。図1に示すように、本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置のWRITE BLOCKは、インタフェース201、H−Vメモリ202、ECCエンコーダ203、V−Hメモリ204、チャネルエンコーダ205、SYNCジェネレータ206、AMP207、レーザダイオード208、マグネット199、回転駆動部198およびコントローラ200を有する。インタフェース201は、外部とのデータインタフェース回路であり、MOディスク209に記録するデータを入力する。H−Vメモリ202は、横縦変換用メモリであり、入力されたデータが横方向と縦方向とを置き換えたパターンのデータとして出力される。ECCエンコーダ203は、エラー訂正符号の演算回路であり、入力されたデータから、エラー訂正符号の演算を行う。V−Hメモリ204は、縦横変換用メモリであり、入力されたデータが縦方向と横方向とを置き換えたパターンのデータとして出力される。チャネルエンコーダ205は、データおよびエラー訂正データを変調符号化する。SYNCジェネレータ206は、同期バイトであるSYNCおよび再同期バイトであるRESYNCの発生器である。AMP207は、記録データの増幅器である。レーザダイオード208は、AMP207によって増幅された記録データをMOディスク209に記録する。回転駆動部198は、MOディスク209の回転を駆動する回路である。コントローラ200は、例えばユーザの操作に応じた記録、消去あるいは再生指示信号を入力し、この入力した信号によって記録モード、消去モードおよび再生モードとなる。そして、コントローラ200は、モードに応じた指示信号をインタフェース201、H−Vメモリ202、ECCエンコーダ203、V−Hメモリ204、チャネルエンコーダ205、SYNCジェネレータ206、AMP207、レーザダイオード208、マグネット199および回転駆動部198に出力する。図3は、コントローラ200における処理を示すフローチャートである。
ステップS1:コントローラ200は、再生モードであるか否かを判断し、再生モードであればステップS2の処理を実行し、再生モードでなければステップS3の処理を実行する。
ステップS2:再生モードである場合に実行され、図2に示す各構成要素に、再生指示信号S200を出力する。回転駆動部198は、コントローラ200から再生指示信号S200を入力すると、MOディスク209を例えば3600rpmで回転させる。ステップS2における処理について後述する。
ステップS3:記録消去モードである場合に実行され、図1に示す各構成要素に、記録消去指示信号S200を出力する。回転駆動部198は、コントローラ200から記録消去指示信号S200を入力すると、MOディスク209を例えば1800rpmで回転させる。インタフェース201、H−Vメモリ202、ECCエンコーダ203、V−Hメモリ204、チャネルエンコーダ205、SYNCジェネレータ206、AMP207、レーザダイオード208およびマグネット199は、コントローラ200から記録消去指示信号S200を入力すると、MOディスク209の回転数1800rpmに応じた周波数で動作を行い、記録および消去処理を行う。ステップS3の記録モードおいて、図1に示すWRITE BLOCKでは、レーザダイオード208からMOディスク209のMO膜にレーザを照射して当該照射部分の温度をキュリー点以上にし、マグネット199の磁石による外部磁界の方向にMOディスク209のMO膜の磁化を向けることで、当該照射部分にデータを記録する。一方、ステップS3の消去モードにおいては、マグネット199の磁石を回転させて、外部磁界の方向を反転し、AMP207に「1」を示す連続データを入力する。そして、レーザダイオード208をDC点灯することにより、MOディスク209上のMO膜を記録時と逆方向に一様に磁化し、データの消去を行う。次に、本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置のREAD BLOCKについて説明する。図2は、本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置のREAD BLOCKの構成図である。図2に示すように、本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置のREADBLOCKは、レーザダイオード210、RFディテクタ211、AMP212、SYNCデコーダ213、チャネルデコーダ214、H−Vメモリ215、ECCデコーダ216、V−Hメモリ217、インタフェース218、回転駆動部198およびコントローラ200を有する。図2に示す光磁気ディスク記録再生装置のREAD BLOCKでは、レーザダイオード210によって、MOディスク209の記録領域にレーザを照射する。 RFディテクタ211は、レーザダイオード210から照射されたレーザのMOディスク209における反射光を検出する。SYNCデコーダ213は、RFディテクタ211からの再生データに基づいて、再生データの位置を検出する。チャネルデコーダ214は、復調回路である。H−Vメモリ215は、横縦変換用メモリであり、入力されたデータが横方向と縦方向とを置き換えたパターンのデータとして出力される。ECCデコーダ216は、エラー訂正回路であり、入力されたデータから、エラー訂正を行う。V−Hメモリ217は、縦横変換用メモリであり、入力されたデータが縦方向と横方向とを置き換えたパターンのデータとして出力される。インタフェース218は、外部とのデータインタフェース回路であり、再生おびエラー訂正されたデータを外部に出力する。図2に示すREAD BLOCKは、コントローラ200が前述した図3に示すステップS2の処理を行う際に以下に示すように動作する。
ステップS2:再生モードである場合に実行され、コントローラ200は、図2に示す各構成要素に再生指示信号S200を出力する。回転駆動部198は、コントローラ200から再生指示信号S200を入力すると、MOディスク209を例えば3600rpmで回転させる。インタフェース218、V−Hメモリ217、ECCデコーダ216,H−Vメモリ215、チャネルエンコーダ214、SYNCジェネレータ213、AMP212、RFディテクタ211、レーザダイオード210およびコントローラ200から再生指示信号S200を入力すると、MOディスク209の回転数3600rpmに応じた周波数で動作を行い、再生処理を行う。図2に示すREAD BLOCKでは、MOディスク209の記録データを再生する際に、レーザダイオード210からMOディスク209にレーザを照射し、MOディスク209からの反射光をRFディテクタ211で読み取る。以上説明したように、本実施例に係わる図1,図2に示す光磁気ディスク記録再生装置によれば、MOディスク209についてデータを記録および消去する際にはMOディスク209を1800rpmで回転させ、MOディスク209からデータを再生する際にはMOディスク209を3600rpmで回転させる。そのため、MOディスク209の再生を高速に行うことができると共に、MOディスク209について記録および消去を行う際に、MO膜をキュリー温度まで上げることができ、記録および再生を正確に行うことができる。次に、図1,図2に示すMOディスク209の記録フォーマットについて説明する。図4は、図1に示すMOディスク209の記録フォーマットについて説明するための図である。図4に示すように、MOディスク209には、記録領域CH1と記録領域CH2とが形成してある。記録領域CH1,CH2は、それぞれ1トラック当たり42セクタに分割してあり、それぞれのセクタは図4に示すように、SM,VFO1,AM1,ID1,VFO2,AM2,ID2,VFO3,AM3,ID3,PA,ALPC,VFO4,DATA−AREA,BUFFER領域を有する。図4に示す「プリコードされたアドレス部」は、ROM領域とも呼ばれ、予めディスクにカッティングされた領域で、記録は行えず、再生のみ行える。この「プリコードされたアドレス部」の先頭にある「SM」は、セクタマークであり、セクタの先頭を表す。このセクタマークは、光磁気ディスク記録再生装置において、データの記録および再生を行う際に、光ピックアップによって読み取られる。VFO1,VFO2,VFO3は、PLLロック用の1,0の繰り返しパターンであり、AM1,AM2,AM3はID部の先頭を表すアドレスマークであり、ID1,ID2,ID3はID部である。このID1,ID2,ID3は、図4に示すように、先頭から、トラック番号、セクタ番号、CRCおよび00h(hは16進数を表す)から成っている。PAは、ポストアンブルである。「プリコードされたアドレス部」に続く領域は、MO領域とも呼ばれ、この領域にてデータが記録および再生される。このMO領域の先頭のALPCは、レーザの出力検査用に用いられる。VFO4は、MO領域のPLLロック用の1,0の繰り返しパターンである。DATA−AREAは、実際にデータを記録および再生する領域であり、図4に示すような構成になっている。ここで、SYNCはデータの先頭を表す同期ハイトであり、DATAは記録されるデータであり、RESYNCはデータとデータとの間で同期を取る再同期バイトである。MO領域の最後のBUFFERは、データを記録する際のジッタ分を吸収するための余裕である。
第2実施例本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置について説明する。本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置は、MOディスクについて、記録および消去を行うWRITE BLOCKと、再生を行うREAD BLOCKとを有する。図5は、本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置のWRITE BLOCKの構成図である。図5に示すように、本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置のWRITE BLOCKは、インタフェース301、H−Vメモリ302、ECCエンコーダ303、V−Hメモリ304、チャネルエンコーダ305A,305B、SYNCジェネレータ306A,306B、AMP307A,307B、レーザダイオード308A,308B、マグネット299、回転駆動部298およびコントローラ297を有する。図5に示すように、本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置のWRITE BLOCKでは、レーザダイオード308A,308Bからの出力信号を2系統で処理する構成になっており、この2系統の光ピックアップにおいて、インタフェース301、H−Vメモリ302、ECCエンコーダ303およびV−Hメモリ304を共用している。インタフェース301は、外部とのデータインタフェース回路であり、MOディスク209に記録するデータを入力する。H−Vメモリ302は、横縦変換用メモリであり、入力されたデータが横方向と縦方向とを置き換えたパターンのデータとして出力される。H−Vメモリ302は、2セクタ分の記録容量を有しており、一のセクタの書き込みを行っている間に、同時に、他のセクタの読み出しを行うことができる。ECCエンコーダ303は、エラー訂正符号の演算回路であり、入力されたデータから、エラー訂正符号の演算を行う。V−Hメモリ304は、縦横変換用メモリであり、入力されたデータが縦方向と横方向とを置き換えたパターンのデータとして出力される。H−Vメモリ304は、2セクタ分の記録容量を有しており、一のセクタの書き込みを行っている間に、同時に、他のセクタの読み出しを行うことができる。チャネルエンコーダ305A,305Bは、それぞれMOディスク209の記録領域CH1,CH2用の変調符号回路であり、データおよびエラー訂正データを変調符号化する。SYNCジェネレータ306A,306Bは、それぞれ図4に示すフォーマットをしたMOディスク209の記録領域CH1,CH2用の同期バイトであるSYNCおよび再同期バイトであるRESYNCの発生器である。AMP307A,307Bは、それぞれMOディスク209の記録領域CH1,CH2用の記録データの増幅器である。レーザダイオード308A,308Bは、それぞれAMP307A,307Bによって増幅された記録データをMOディスク209の記録領域CH1,CH2に記録する。回転駆動部298は、MOディスク209の回転を駆動する回路である。コントローラ297は、例えばユーザの操作に応じた記録、消去あるいは再生指示信号を入力し、この入力した信号によって記録モード、消去モードおよび再生モードとなる。そして、コントローラ297は、モードに応じた指示信号をインタフェース301、H−Vメモリ302、ECCエンコーダ303、V−Hメモリ304、チャネルエンコーダ305A,305B、SYNCジェネレータ306A,306B、AMP307A,307B、レーザダイオード308A,308B、マグネット299および回転駆動部298に出力する。MOディスク209は、前述した図3に示すコントローラ200と同じ処理を行う。
ステップS1:コントローラ297は、再生モードであるか否かを判断し、再生モードであればステップS2の処理を実行し、再生モードでなければステップS3の処理を実行する。
ステップS2:再生モードである場合に実行され、図6に示す各構成要素に、再生指示信号S297を出力する。回転駆動部298は、コントローラ297から再生指示信号S297を入力すると、MOディスク209を例えば3600rpmで回転させる。ステップS2における処理について後述する。
ステップS3:記録消去モードである場合に実行され、図5に示す各構成要素に、記録消去指示信号S297を出力する。回転駆動部298は、コントローラ297から記録消去指示信号S297を入力すると、MOディスク209を例えば1800rpmで回転させる。インタフェース301、H−Vメモリ302、ECCエンコーダ303、V−Hメモリ304、チャネルエンコーダ305A,305B、SYNCジェネレータ306A,306B、AMP307A,307B、レーザダイオード308A,308Bおよびマグネット299は、コントローラ297から記録消去指示信号S297を入力すると、MOディスク209の回転数1800rpmに応じた周波数で動作を行い、記録および消去処理を行う。ステップS3の記録モードおいて、図4に示すWRITE BLOCKでは、レーザダイオード308A,308BからMOディスク209のMO膜にレーザを照射して当該照射部分の温度をキュリー点以上にし、マグネット299の磁石による外部磁界の方向にMOディスク209のMO膜の磁化を向けることで、当該照射部分にデータを記録する。一方、ステップS3の消去モードにおいては、マグネット299の磁石を回転させて、外部磁界の方向を反転し、AMP307A,307Bに「1」を示す連続データを入力する。そして、レーザダイオード308A,308BをDC点灯することにより、MOディスク209上のMO膜を記録時と逆方向に一様に磁化し、データの消去を行う。図5に示す光磁気ディスク記録再生装置の記録動作では、記録領域CH1のセクタマークの読取信号「SM_1」から記録領域CH2のセクタマークの読取信号「SM_2」の読取信号の最大ジッタ分だけ遅延させた信号「SM_1D」を基準信号として、インタフェース301からH−Vメモリ302へのデータ出力を開始することで、図1に示すように、インタフェース301、H−Vメモリ302、ECCエンコーダ303およびV−Hメモリ304を2系統の光ピックアップにおいて共用した場合でも、V−Hメモリ304におけるデータアクセスの競合を回避でき、記録処理を適切に行うことができる。そのため、本実施例に係わる光学式データ記録装置によれば、装置の規模の縮小化および低価格化が図れる。次に、本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置のREAD BLOCKについて説明する。図6は、本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置のREAD BLOCKの構成図である。図6に示すように、本実施例に係わる光磁気ディスク記録再生装置のREADBLOCKは、レーザダイオード310A,310B、RFディテクタ311A,311B、AMP312A,312B、SYNCデコーダ313A,313B、チャネルデコーダ314A,314B、H−Vメモリ315、ECCデコーダ316、V−Hメモリ317、インタフェース318、回転駆動部298およびコントローラ297を有する。図6に示す光磁気ディスク記録再生装置のREAD BLOCKでは、レーザダイオード310A,310Bによって、MOディスク209の記録領域CH1,CH2に記録されたデータを同時に、RFディテクタ311A,311Bに出力し、このデータをRFディテクタ311A,311Bにおいて再生する。RFディテクタ311A,311Bは、それぞれレーザダイオード310A,310Bからの再生データを増幅する。SYNCデコーダ313A,313Bは、それぞれRFディテクタ311A,311Bからの再生データに基づいて、再生データの位置を検出する。チャネルデコーダ314A,314Bは、それぞれ図4に示すMOディスク209の記録領域CH1,CH2用の復調回路である。H−Vメモリ315は、MOディスク209の記録領域CH1,CH2用の横縦変換用メモリであり、入力されたデータが横方向と縦方向とを置き換えたパターンのデータとして出力される。H−Vメモリ315は、2セクタ分の記録容量を有しており、一のセクタの書き込みを行っている間に、同時に、他のセクタの読み出しを行うことができる。ECCデコーダ316は、MOディスク209の記録領域CH1,CH2用のエラー訂正回路であり、入力されたデータから、エラー訂正を行う。V−Hメモリ317は、MOディスク209の記録領域CH1,CH2用の縦横変換用メモリであり、入力されたデータが横方向と縦方向とを置き換えたパターンのデータとして出力される。V−Hメモリ317は、2セクタ分の記録容量を有しており、一のセクタの書き込みを行っている間に、同時に、他のセクタの読み出しを行うことができる。インタフェース318は、外部とのデータインタフェース回路であり、再生おびエラー訂正されたデータを外部に出力する。図6に示すREAD BLOCKでは、MOディスク209の記録データを再生する際に、レーザダイオード310A,310BからMOディスク209にレーザを照射し、MOディスク209からの反射光をRFディテクタ311A,311Bで読み取る。図6に示すREAD BLOCKは、コントローラ297が図3に示すステップS2の処理を行う際に以下に示すように動作する。
ステップS2:再生モードである場合に実行され、コントローラ297は、図2に示す各構成要素に再生指示信号S297を出力する。回転駆動部298は、コントローラ297から再生指示信号S297を入力すると、MOディスク209を例えば3600rpmで回転させる。インタフェース318、V−Hメモリ317、ECCデコーダ316,H−Vメモリ315、チャネルエンコーダ314A,314B、SYNCジェネレータ313A,313B、AMP312A,312B、RFディテクタ311A,311B、レーザダイオード310A,310Bは、コントローラ297から再生指示信号S297を入力すると、MOディスク209の回転数3600rpmに応じた周波数で動作を行い、再生処理を行う。図6に示すREAD BLOCKでは、MOディスク209の記録データを再生する際に、レーザダイオード310A,310BからMOディスク209にレーザを照射し、MOディスク209からの反射光をRFディテクタ311A,311Bで読み取る。尚、図6に示すREAD BLOCKの動作では、MOディスク209の記録領域CH1のセクタマクの読取信号SM_1から記録領域CH2の読取信号SM_2の最大ジッタ分だけ遅延させた信号「SM_1D」を基準信号として、H−Vメモリ315からECCデコーダ316にデータ出力を開始することで、図6に示すように、H−Vメモリ315、ECCデコーダ316、V−Hメモリ317およびインタフェース318を2系統の光ピックアップにおいて共用した場合でも、H−Vメモリ315におけるデータアクセスの競合を回避でき、再生処理を適切に行うことができる。そのため、本実施例に係わる光学式データ再生装置によれば、装置の規模の縮小化および低価格化が図れる。以上説明したように、本実施例に係わる図5,図6に示す光磁気ディスク記録再生装置によれば、MOディスク209についてデータを記録および消去する際にはMOディスク209を1800rpmで回転させ、MOディスク209からデータを再生する際にはMOディスク209を3600rpmで回転させる。そのため、MOディスク209の再生を高速に行うことができると共に、MOディスク209について記録および消去を行う際に、MO膜をキュリー温度まで上げることができ、記録および再生を正確に行うことができる。本発明は上述した実施例には限定されない。例えば、上述した第2実施例においては、図5に示すWRITE BLOCKにおいてインタフェース301、H−Vメモリ302、ECCエンコーダ303およびV−Hメモリ304を2系統の光ピックアップで共有し、図6に示すREAD BLOCKにおいてインタフェース318、V−Hメモリ317、ECCデコーダ316およびH−Vメモリ315を2系統の光ピックアップで共用する場合について例示したが、これらの構成要素は、2系統の光ピックアップでそれぞれ独立して構成するようにしてもよい。また、MOディスク209としては、1トラックのセクタ数が42以外のものを用いてもよく、また、1セクタを構成するデータ数およびAMやIDの数は任意である。また、上述した実施例では、MOディスク209に記録されたセクタマークを基準信号として用いたが、時間の基準として用いることができる信号であれば、セクタマーク以外の信号を基準信号として用いてもよい。また、データの記録および読取を行うディスク記録媒体は、MOディスク209以外にも、例えば、相変化ディスクなどでもよい。但し、相変化ディスクを用いた場合には、消去および記録時に磁界をかける必要はなく、また、記録および再生の方法も磁界によるものではないが、消去および記録時にレーザをディスクに照射して、結晶相を融点以上に加熱するため、ディスクが高速回転している場合には、温度を上げ難くなり、本発明のように低い回転数で消去および記録することは有効である。
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光磁気ディスク記録再生装置によれば、光磁気(MO)ディスクの記録および消去を適切に行うことができ、なおかつ、高速再生を行うことができる。




 

 


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