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発明の名称 磁気ヘッド
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−7114
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−176750
出願日 平成7年(1995)6月20日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】岡▲崎▼ 信太郎 (外1名)
発明者 ▲高▼橋 浩二
要約 目的
コイルが小型に構成されると共に、SN比が向上するようにした、磁気ヘッドを提供すること。

構成
センタコア12と、このセンタコアの一端の両側面に、一体に取り付けられる記録再生ヘッド用磁気コア半体としての第一のサイドチップ13及び消去ヘッド用磁気コア半体としての第二のサイドチップ14と、第一及び第二のサイドチップの周囲に設けられる記録再生用コイル15及び消去用コイル16と、上記センタコア,第一のサイドチップ及び第二のサイドチップの他端側に取り付けられるバックコア18と、から構成されている、磁気ヘッド10において、上記バックコア18が、T型に形成されるように、磁気ヘッド10を構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】 センタコアと、このセンタコアの一端の両側面に、一体に取り付けられる記録再生ヘッド用磁気コア半体としての第一のサイドチップ及び消去ヘッド用磁気コア半体としての第二のサイドチップと、第一及び第二のサイドチップの周囲に設けられる記録再生用コイル及び消去用コイルと、前記センタコア,第一のサイドチップ及び第二のサイドチップの他端側に取り付けられるバックコアとを備えており、前記バックコアが、一方向に延びる第1の部分と、この第1の部分の中間付近から略垂直に延びる第2の部分とからなるT型に形成されていることを特徴とする磁気ヘッド。
【請求項2】 前記バックコアの第2の部分である突出部が、センタコアの他端側側面に接着されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド。
【請求項3】 前記記録再生用コイル及び消去用コイルが、それぞれ第一のサイドチップ及び第二のサイドチップの周りに緊密に配置されることで、小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気ヘッド。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフロッピーディスク等の磁気記録媒体のための磁気ヘッドに係り、特に、ヘッドコアの後方にバックコアを備えた磁気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バルクタイプの3.5インチフロッピィディスク用の磁気ヘッドは、例えば図14に示すよう構成されている。即ち、図14において、磁気ヘッド1は、ヘッドコア2に対して、センタコア3及び二つのサイドチップ4,5が取り付けられることにより、センタコア3とサイドチップ4による記録再生ヘッドと、センタコア3及びサイドチップ5による消去ヘッドとから構成されている。
【0003】ヘッドコア2は、図示の場合、下面がフロッピィディスクとの摺動面2aとして構成されていると共に、下面の中央に沿って空気逃がし溝2bが形成されている。センタコア3は、その下端の両側面に、記録再生ヘッドの磁気コア半体としての第一のサイドチップ4及び消去ヘッドの磁気コア半体としての第二のサイドチップ5の下端がそれぞれ一体に形成される。
【0004】また、上記二つのサイドチップ4,5の上部には、それぞれ記録再生用コイル6及び消去用コイル7が被嵌される。これらのコイル6,7は、一体に形成されたボビン8のコイル巻回部8a,8bに巻回されることにより構成されていると共に、各コイル6,7の巻線端末が、ボビン8上に設けられた端子8c,8dに接続されている。そして、ボビン8をヘッドコア2に挿入することにより、各コイル6,7が、それぞれサイドチップ4,5に被嵌されることになる。
【0005】さらに、図15にて、各コイル6,7の上方には、バックコア9が配設されている。このバックコア9は、所謂E型コアであって、その三つの互いに平行に延びる突出部、即ち中央の突出部9aと両側の突出部9b,9cの側面が、それぞれセンタコア3,サイドチップ4,5の上部の側面に接着されることにより、閉磁路が構成されるようになっている。
【0006】このように構成された磁気ヘッド1によれば、図14にて矢印Xで示すように磁気ディスク(図示せず)が走行されることにより、この磁気ディスク上では、先づ消去ヘッドにて、既に磁気ディスク上に記録されている信号が消去され、その後、記録再生ヘッドにて、新たな信号が記録される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような構成の磁気ヘッド1においては、バックコア9は、E型コアであって、その各突出部9a,9b,9cが、それぞれセンタコア3,サイドチップ4,5の上部に沿って接着されている。従って、図16に示すように、センタコア3とサイドチップ4,5を通過する磁束が同量であることから、センタコア3とサイドチップ4,5の磁気抵抗A,B,Cが互いに同じになる。このため、外部からの磁束、例えばパーソナルコンピュータ等のディスプレイとして使用されるCRT(陰極線管)からのノイズとしての磁束の各コイル6,7との鎖交量が比較的大きく、従って、磁気ヘッド1の出力信号のS/N比が低下してしまうという問題があった。
【0008】また、各コイル6,7の中空部内には、それぞれサイドチップ4,5とバックコア9の突出部9b,9cが嵌入することになることから、各コイル6,7のコイル内径が比較的大きくなってしまう。従って、コイル6,7自体も大きくなるため、外部磁束との鎖交量が増大してしまい、出力信号のSN比が低下してしまうという問題があった。
【0009】本発明は、以上の点に鑑み、各コイルが小型に構成されると共に、SN比が向上されるようにした、磁気ヘッドを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によれば、センタコアと、このセンタコアの一端の両側面に、一体に取り付けられる記録再生ヘッド用磁気コア半体としての第一のサイドチップ及び消去ヘッド用磁気コア半体としての第二のサイドチップと、第一及び第二のサイドチップの周囲に設けられる記録再生用コイル及び消去用コイルと、上記センタコア,第一のサイドチップ及び第二のサイドチップの他端側に取り付けられるバックコアとを備えており、前記バックコアが、一方向に延びる第1の部分と、この第1の部分の中央付近から略垂直に延びる第2の部分とからなるT型に形成されている、磁気ヘッドにより、達成される。
【0011】
【作用】上記構成によれば、バックコアが一方向に延びる第1の部分と、この第1の部分の中央付近から略垂直に延びる第2の部分とからなるT型コアとして構成されている。このため、センタコアの上部の側面に沿って、第2の部分であるバックコアの中央の突出部が接着されると共に、サイドチップの上端の側面には、バックコアの両端のみが接触することになる。従って、サイドチップにおける磁気抵抗は、センタコアにおける磁気抵抗より大きくなるので、外部磁束によるノイズが低減されることになる。また、各コイルの中空部内には、それぞれサイドチップのみが嵌入し、バックコアの突出部は嵌入しないので、各コイルの中空部が小さく形成される、即ち各コイルの内径が小さく形成されることになる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図13を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0013】図1は、本発明による磁気ヘッドの第一の実施例を示している。図1において、磁気ヘッド10は、ヘッドコア11に対して、センタコア12、サイドチップ13、14が取り付けられることにより、構成されている。
【0014】ヘッドコア11と空気逃がし溝11b、センタコア12、第二のサイドチップ14等は、図14にて説明した構成と略同様である。
【0015】また、上記二つのサイドチップ13,14の上部には、それぞれ記録再生用コイル15及び消去用コイル16が被嵌される。これらのコイル15,16は、一体に形成されたボビン17のコイル巻回部17a,17bに巻回されることにより構成されていると共に、各コイル15,16の巻線端末が、ボビン17上に設けられた端子17c,17dに接続されている。そして、ボビン17をヘッドコア11に挿入することにより、各コイル15,16が、それぞれサイドチップ13,14に被嵌されることになる。
【0016】さらに、図1にて、各コイル15,16の上方には、バックコア18が配設されている。このバックコア18は、センタコア12及び二つのサイドチップ13,14の上端を磁気的に連結するものである。
【0017】このバックコア18は、所謂T型コアであって、図2にて水平に延びる第1の部分と、この第1の部分の中央から下方に延びる第2の部分としての突出部18aの側面が、センタコア12の上部の端面に沿って接着されると共に、両端の側面が、サイドチップ13,14の上端の端面に接着されることにより、閉磁路が構成されるようになっている。
【0018】したがって、図1にて矢印Xで示すように磁気ディスク(図示せず)が走行されることにより、この磁気ディスク上では、先づセンタコア12とサイドチップ14による消去ヘッドにて、既に磁気ディスク上に記録されている信号が消去され、その後、センタコア12とサイドチップ13による記録再生ヘッドにて、新たな信号が記録される。
【0019】ここで、バックコア18がT型コアであることから、各コイル15,16の中空部内には、それぞれサイドチップ13,14のみが嵌入し、バックコア18の突出部は嵌入しない。従って、図3に示すように、センタコア12を通過する磁束は、サイドチップ13,14を通過する磁束より多量であることから、センタコア12の磁気抵抗Dは、サイドチップ13,14の磁気抵抗E,Fよりも小さくなる。これにより、外部からの磁束、例えばパーソナルコンピュータ等のディスプレイとして使用されるCRT(陰極線管)からのノイズとしての磁束の各コイル15,16との鎖交量が比較的少なくなるので、磁気ヘッド10の出力信号のS/N比が向上することになる。
【0020】また、各コイル15,16の中空部内には、それぞれサイドチップ13,14のみが嵌入し、バックコア18の突出部は嵌入しないので、各コイル15,16の内径が比較的小さくされる。この場合、外部磁束の各コイル15,16との鎖交量は、さらに少なくなるので、磁気ヘッド10の出力信号のS/N比がより一層向上することになる。
【0021】図4は、磁気ヘッドの耐CRTノイズ特性を測定するための装置の一例を示している。この場合、磁気ヘッドは、フロッピイディスクドライブ装置に組み込んだ状態で測定されるようになっている。図4において、測定装置20は、測定台21上に載置されたCRT22と、CRT22に隣接して、所定の高さに支持される磁気ヘッドを備えたフロッピイディスクドライブ装置23と、フロッピイディスクドライブ装置23の磁気ヘッドの出力信号が入力される測定機器24とから構成されている。CRT22は、一般的な構成のCRTであり、このCRT22は、図示しない電源から駆動電圧が供給されることにより、測定時には、オンされている。
【0022】フロッピイディスクドライブ装置23は、ケースに収納された一般的な構成であって、測定時には、底部のシールドカバーが外されていると共に、扁平な箱25上に載置されることにより、前記所定の高さに支持されるようになっている。この場合、測定対象となるフロッピイディスクドライブ装置23は、従来のE型バックコア9を備えた磁気ヘッド1と、本発明による3種のT型バックコアを備えた磁気ヘッドを組み込んだドライブが使用される。測定機器24は、この場合タイムインターバルアナライザであって、フロッピイディスクドライブ装置23の磁気ヘッドの出力信号が入力されるように接続されている。
【0023】ここで、耐CRT特性の測定の際には、フロッピイディスクドライブ装置23は、図5に示すように、CRT22に対して、底面がCRT22に向けられた測定方向1,底面がCRT22と反対方向に向けられた測定方向2,左側面がCRT22に向けられた測定方向3,そして右側面がCRT22に向けられた測定方向4の各測定方向に関して、それぞれフロッピィディスクのサイド0,1について、測定作業が行なわれる。また、測定は、フロッピイディスクドライブ23がCRTから0,3,5,8,10,12,15,20,25,30cmの距離にて行なわれる。
【0024】このような条件のもとで、各フロッピイディスクドライブ装置について、各測定方向1,2,3,4にて、測定機器24により、耐CRT特性として、上記各距離におけるピークシフトシグマが測定される。ここで、図6乃至図13のグラフの縦軸はピークシフトシグマである。ピークシフトシグマとは、磁気ヘッドの出力信号のピークシフトの偏差であり、耐CRTノイズが良好である場合には、ピークシフトシグマが小さくなるという関係にある。
【0025】測定結果により、図6乃至図13のグラフが得られる。即ち、図6は測定方向1におけるサイド0,図7は測定方向1におけるサイド1,図8は測定方向2におけるサイド0,図9は測定方向2におけるサイド1,図10は測定方向3におけるサイド0,図11は測定方向3におけるサイド1,図12は測定方向4におけるサイド0,図13は測定方向4におけるサイド1の場合の測定結果が示されている。かくして、何れの場合にも、従来のE型バックコア(E型BC)9を備えた磁気ヘッド1の場合よりも、本発明によるT型バックコア18を備えた磁気ヘッド10の方が、ピークシフトシグマが小さく、耐CRT特性が良好であることが明らかである。
【0026】尚、上記実施例においては、フロッピーディスク用の磁気ヘッドについて説明したが、これに限らず、他の磁気記録媒体のための磁気ヘッドに本発明を適用し得ることは明らかである。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コイルが小型に構成されると共に、SN比が向上するようにした、磁気ヘッドを提供することができる。




 

 


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