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発明の名称 記録再生方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−7102
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−150485
出願日 平成7年(1995)6月16日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】松隈 秀盛
発明者 叶 俊夫 / 中村 登紀男
要約 目的
容易に検出トラックを用いた記録再生を行い、充分な狭トラック化を可能にする。

構成
幅広の記録媒体の原反1が巻かれた基体10から繰り出されて、上下の回転刃21、22からなる裁断機20に供給される。そして所定の幅に裁断された記録媒体31〜3nが交互に分離されてそれぞれ巻き取り軸41、42に巻き取られる。さらに裁断機20と巻き取り軸41、42との間にはそれぞれ記録媒体31〜3nの巻き取り張力を調整する手段51、52が設けられる。それと共に、この裁断機20と巻き取り軸41、42との間に、検出トラックの記録用ヘッド61〜6nが設けられる。そしてこの記録用ヘッド61〜6nにて、それぞれ記録媒体31〜3nの所定部に検出トラックの記録が行われる。
特許請求の範囲
【請求項1】 記録媒体上に多数の平行トラックを設けて信号の記録再生を行うに際し、上記記録媒体上に上記平行トラックに平行に所定のサーボ信号の記録された検出トラックを設けるようにし、この検出トラックの記録を、上記記録媒体の製造時の上記記録媒体の裁断の直後、または上記裁断された上記記録媒体をカセット匣体に収納する直前に行うようにした記録再生方法。
【請求項2】 請求項1記載の記録再生方法において、上記記録媒体の製造時の少なくとも上記検出トラックの記録の行われる期間は、上記記録媒体の移送速度を所定範囲内に制御するようにした記録再生方法。
【請求項3】 請求項1記載の記録再生方法において、上記記録媒体の移送速度を検出し、その速度に応じて上記検出トラックに記録されるサーボ信号を周波数変調するようにした記録再生方法。
【請求項4】 請求項1記載の記録再生方法において、固定ヘッドを用いて上記記録媒体上の多数の平行トラックの記録再生を行うと共に、上記固定ヘッドと一体の検出ヘッドで再生された上記検出トラックからのサーボ信号を用いて、上記固定ヘッドと上記平行トラックとのトラッキングサーボを行うようにした記録再生方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば固定ヘッドで映像信号の記録再生を可能にする多チャンネル固定ヘッドレコーダーに使用して好適な記録再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば固定ヘッドで映像信号の記録再生を可能にする多チャンネル固定ヘッドレコーダーにおいては、記録媒体の幅方向に多数の平行トラックが設けられる。そしてこれらの多数の平行トラックを複数の固定ヘッドで同時にトレースして、記録再生を行うようにされている。この場合に、記録再生の行われる各トラックの幅は、記録特性の向上や、特にデジタル記録にあっては誤り訂正技術の向上などによって、例えば90μm以下の狭トラック化が可能になっている。
【0003】ところがこのような多数の平行トラックを用いて記録再生を行っている場合には、各トラックと固定ヘッドとの位置関係、すなわちトラッキングの精度の問題が発生する。
【0004】これは特に、上述の平行トラックの本数の1/N(Nは整数)の個数の固定ヘッドを一体化した複合ヘッドを用いると共に、この複合ヘッドを記録媒体の幅方向に移動してN個のプログラムを記録できるようにした装置では、複合ヘッドの移動によるトラッキングの精度を充分に高く得ることができない。このためこのトラッキングの精度に影響されないトラックの間隔を設けるために、トラックピッチは例えば195μm以下にすることができなかった。
【0005】すなわち従来の技術では、トラッキングの精度の問題からトラックピッチを狭くすることには限界があり、このため記録特性の向上などによる狭トラック化の可能性を充分に活かすことができないものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この出願はこのような点に鑑みて成されたものであって、解決しようとする問題点は、従来の技術では、トラッキングの精度に問題があり、このためトラックを充分に狭トラック化することができなかったというものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明においては、記録媒体上の平行トラックに平行に所定のサーボ信号の記録された検出トラックを設けるようにし、この検出トラックの記録を、記録媒体の製造時に行うようにしたものである。
【0008】
【作用】これによれば、検出トラックを設けることによって充分な狭トラック化が可能になり、またこの検出トラックの記録を記録媒体の製造時に行うことによって、容易に検出トラックを用いた記録再生を行うことができる。
【0009】
【実施例】すなわち本発明においては、記録媒体上に多数の平行トラックを設けて信号の記録再生を行うに際し、記録媒体上に平行トラックに平行に所定のサーボ信号の記録された検出トラックを設けるようにし、この検出トラックの記録を、記録媒体の製造時の記録媒体の裁断の直後、または裁断された記録媒体をカセット匣体に収納する直前に行うようにしてなるものである。
【0010】以下、図面を参照して本発明を説明するに、図1は本発明による記録再生方法を適用した記録媒体の製造装置の一例の要部の構成を示す模式図である。
【0011】この図1において、幅広の記録媒体の原反1が巻かれた基体10から繰り出されて、上下の回転刃21、22からなる裁断機20に供給される。そしてこの裁断機20でそれぞれ所定の幅に裁断された記録媒体31、32・・・3nが、交互に分離されてそれぞれ巻き取り軸41、42に巻き取られる。
【0012】さらに裁断機20と巻き取り軸41、42との間には、それぞれ記録媒体31、32・・・3nの巻き取り張力を調整する手段51、52が設けられる。これによって記録媒体31、32・・・3nが所定の張力で巻き取り軸41、42に巻き取られるように調整が行われる。
【0013】それと共に、この裁断機20と巻き取り軸41、42との間に、後述する検出トラックの記録用ヘッド61、62・・・6nが設けられる。そしてこの記録用ヘッド61、62・・・6nにて、それぞれ記録媒体31、32・・・3nの所定部に検出トラックの記録が行われる。
【0014】すなわち検出トラックTsは、例えば図2に示すように、所定の複数のデータトラックTd1、Td2・・・Tdmに対して1本ずつが設けられる。そしてこの検出トラックTsとデータトラックTd1、Td2・・・Tdmの組が、例えば上述のN組、記録媒体30の幅方向に平行に設けられる。
【0015】さらに記録再生装置においては、これらのデータトラックTd1、Td2・・・Tdmに対してそれぞれ記録再生ヘッドHd1、Hd2・・・Hdmが設けられる。それと共に、検出トラックTsに対しては、例えばこの検出トラックTsを挟むように2個の検出ヘッドHs1、Hs2が設けられる。
【0016】また、これらの記録再生ヘッドHd1、Hd2・・・Hdm、及び検出ヘッドHs1、Hs2は1体に形成される。そしてこれらのヘッドの1体に形成された複合ヘッドHxが、任意のアクチュエータAxにて記録媒体30の幅方向に移動されるように構成されている。
【0017】そして記録再生時には、検出ヘッドHs1、Hs2にて、検出トラックTsに記録された例えば所定周波数のサーボ信号が再生される。さらにこれらの再生信号が差動アンプDxに供給され、この差動アンプDxからの差分の出力信号がアクチュエータAxに供給されて、トラッキングサーボが行われる。
【0018】従ってこの記録再生装置において、例えば図3のA1に示すように検出ヘッドHs1、Hs2の中心が検出トラックTsの中心を通り、検出ヘッドHs1、Hs2が検出トラックTsに等しく掛かっている場合には、各検出ヘッドHs1、Hs2の出力信号のレベルは図3のA2に示すようにほぼ等しい値になる。
【0019】これに対して図3のB1に示すように検出ヘッドHs1、Hs2が検出トラックTsの上方にずれた場合には、各検出ヘッドHs1、Hs2の出力信号のレベルは、図3のB2に示すように例えば上側の検出ヘッドHs1の出力信号のレベルが小さくなり、下側の検出ヘッドHs2の出力信号のレベルが大きくなる。
【0020】また図3のC1に示すように検出ヘッドHs1、Hs2が検出トラックTsの下方にずれた場合には、各検出ヘッドHs1、Hs2の出力信号のレベルは、図3のC2に示すように例えば上側の検出ヘッドHs1の出力信号のレベルが大きくなり、下側の検出ヘッドHs2の出力信号のレベルが小さくなる。
【0021】そこでこれらの検出ヘッドHs1、Hs2の出力信号のレベルの差分を差動アンプDxで検出する。そしてこのレベルの差分が零になるようにアクチュエータAxを駆動制御することによって、検出ヘッドHs1、Hs2の中心が検出トラックTsの中心を通るようにトラッキングの制御が行われる。
【0022】そしてこのトラッキングの制御によって、図4に示すように、例えば検出トラックTsの幅を20μmとし、データトラックTdの幅を90μm、トラックピッチを100μmとして良好な記録再生を行うことができる。なお図5には、このようにして記録再生した記録再生ヘッドHdの出力レベルを、記録媒体30の延長100mにわたって測定した結果を示す。
【0023】すなわちこの図5から明らかなように、上述の実施例の記録媒体で再生出力の変動を±2.5dB以内に収めることができる。これによって例えばトラック密度が、従来の固定ヘッド装置では51本/mmであったものを、100本/mmにすることができ、記録密度を1.9倍以上に向上させることができる。
【0024】従ってこの記録再生方法において、従来の技術ではトラッキングの精度に問題があり、このためトラックを充分に狭トラック化することができなかったものを、記録媒体上の平行トラックに平行に所定のサーボ信号の記録された検出トラックを設けることによって充分な狭トラック化が可能になると共に、この検出トラックの記録を記録媒体の製造時に行うことによって容易に検出トラックを用いた記録再生を行うことができる。
【0025】なお上述の記録再生方法において、検出トラックTsの記録は上述の記録媒体30の裁断の直後に限らず、例えば裁断された記録媒体30をカセット匣体に収納する直前に行うこともできる。すなわち図6はそのようにして検出トラックTsの記録を行う場合の製造装置の他の例の要部の構成を示す模式図である。
【0026】この図6において、例えば巻き取り軸40に巻き取られた記録媒体30が再び繰り出される。この記録媒体30がガイドローラGを介してカセット匣体Cに収納されたリールRに巻き取られる。そしてこの記録媒体30の走路の途中に記録用ヘッド60が設けられ、この記録用ヘッド60にて検出トラックTsの記録が行われる。
【0027】このようにしても記録媒体30の製造時に検出トラックTsの記録を行うことができる。なおこの場合に、例えばサーボ信号を所定周波数のトーン信号で構成している場合には、記録媒体30の移送速度によって記録される周波数が変化し、サーボ信号の再生が良好に行えなくなる恐れがある。
【0028】そこでこの例においては、ガイドローラGの回転軸に周波数発電機FGを設ける。そしてこの周波数発電機FGで検出されたガイドローラGの回転速度(記録媒体30の移送速度に相当する)に従ってリールRの駆動モータMの回転を制御して、記録媒体30の移送速度が所定範囲内になるように制御を行うことができる。
【0029】あるいは、周波数発電機FGで検出されたガイドローラGの回転速度に従って記録用ヘッド60に供給されるサーボ信号の発振器OSCの発振周波数を制御し、記録されるサーボ信号を周波数変調して、記録されるサーボ信号の周波数が所定範囲内になるように制御を行うことができる。
【0030】さらにこれらの方法を組み合わせて制御を行うこともできる。なお、この制御は上述の図1の実施例においても適用することができる。
【0031】こうして上述の記録再生方法によれば、記録媒体上に多数の平行トラックを設けて信号の記録再生を行うに際し、記録媒体上に平行トラックに平行に所定のサーボ信号の記録された検出トラックを設けるようにし、この検出トラックの記録を、記録媒体の製造時の記録媒体の裁断の直後、または裁断された記録媒体をカセット匣体に収納する直前に行うことにより、検出トラックを設けることによって充分な狭トラック化が可能になり、またこの検出トラックの記録を記録媒体の製造時に行うことによって、容易に検出トラックを用いた記録再生を行うことができるものである。
【0032】
【発明の効果】この発明によれば、記録媒体上の平行トラックに平行に所定のサーボ信号の記録された検出トラックを設けるようにし、この検出トラックの記録を記録媒体の製造時に行うことにより、充分な狭トラック化が可能になり、また容易に検出トラックを用いた記録再生を行うことができるようになった。




 

 


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