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情報通信方法及び装置 - ソニー株式会社
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発明の名称 情報通信方法及び装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−6575
公開日 平成9年(1997)1月10日
出願番号 特願平7−150765
出願日 平成7年(1995)6月16日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】小池 晃 (外2名)
発明者 永原 潤一 / 蓑島 俊和
要約 目的


構成
通信回線を介してサーバコンピュータと接続されたクライアントコンピュータのディスプレイ上に、サーバコンピュータから供給される情報に基づいた仮想現実空間を表示し、仮想現実空間上でのクライアントコンピュータのポインティングデバイスの操作に応じてサービスを提供する。ここで、仮想現実空間上に家MH及び/又はビルDS,OSを備える仮想都市を形成し、仮想現実空間上に表される家MHを個人的なサービスの象徴として表現し、仮想現実空間上に表されるビルDS,OSを公共的なサービスの象徴として表現する。
特許請求の範囲
【請求項1】 通信回線を介してサーバコンピュータと接続するオンライン端末の表示手段上に、上記サーバコンピュータから供給する情報に基づいた仮想現実空間を表示し、上記仮想現実空間上でのオンライン端末の操作に応じてサービスの提供及び享受を行う情報通信方法において、上記オンライン端末の表示手段上に個人的なサービスを象徴する第1の仮想現実空間を表示し、上記オンライン端末の表示手段上に公共的なサービスを象徴する第2の仮想現実空間を表示し、上記第1及び第2の仮想現実空間により仮想都市を形成することを特徴とする情報通信方法。
【請求項2】 上記第1の仮想現実空間は、仮想的な家又は部屋として表現することを特徴とする請求項1記載の情報通信方法。
【請求項3】 上記第2の仮想現実空間は、仮想的な町又はビルからなり、上記町又はビルがそれぞれ異なるサーバコンピュータに対応することを特徴とする請求項1記載の情報通信方法。
【請求項4】 上記町の中の複数の店舗、又はビルの各階は、それぞれ異なるサービス内容に対応することを特徴とする請求項1記載の情報通信方法。
【請求項5】 上記仮想現実空間は3次元空間として表現することを特徴とする請求項1記載の情報通信方法。
【請求項6】 映像を表示する表示手段と、通信回線を介してサーバコンピュータと接続される接続手段と、上記サーバコンピュータとの間で情報の送受を行うと共に上記サーバコンピュータから供給されたデータに基づいて少なくとも仮想現実空間の映像情報を形成する情報処理手段とを有し、上記仮想現実空間上での選択操作に応じてサービスを受ける情報通信装置において、上記情報処理手段は、上記表示手段上に、仮想都市を形成する個人的なサービスを象徴する第1の仮想現実空間と公共的なサービスを象徴する第2の仮想現実空間を表示することを特徴とする情報通信装置。
【請求項7】 上記第1の仮想現実空間は、仮想的な家又は部屋として表現することを特徴とする請求項6記載の情報通信装置。
【請求項8】 上記第2の仮想現実空間は、仮想的な町又はビルからなり、上記町又はビルがそれぞれ異なるサーバコンピュータに対応することを特徴とする請求項6記載の情報通信装置。
【請求項9】 上記町の中の複数の店舗、又はビルの各階は、それぞれ異なるサービス内容に対応することを特徴とする請求項6記載の情報通信装置。
【請求項10】 上記仮想現実空間は3次元空間として表現することを特徴とする請求項6記載の情報通信装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユーザがクライアントコンピュータを操作し、通信回線を使ってサーバコンピュータに接続し、例えば情報提供やビデオ視聴や商品注文などのサービスの提供及び享受を行う情報通信方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年は、ユーザがクライアントコンピュータを操作して、通信回線を使ってサーバコンピュータに接続し、例えば情報提供やビデオ視聴や商品注文などを行うオンラインのネットワークサービスシステムが実用化されつつある。
【0003】また、最近は、上記ネットワークサービスシステムにおいて、クライアントコンピュータに接続されたモニタ装置のディスプレイ上に、例えば3次元グラフィックを用いてサービス内容を美しく表現したり立体的に実世界に近く表現したりすることより、ユーザへの概念モデル,メタファの提示を行うことが一般化してきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のように3次元グラフィックを用いてサービスを行うものの多くは、サービスの内容を例えば店舗のように表現して実世界に近く見せるようにすることで、ユーザの取りつき易さを演出しているに過ぎない。
【0005】また、上記ネットワークサービスシステムにおいては、パーソナルなサービスと公共的なサービスが、仮想的な実世界の一例として一つの町の中に表現されている場合が多く、明確なサービス内容の区分けが行われていない。
【0006】さらに、ネットワークサービスシステムにおいて、3次元グラフィックを用いず2次元のみで表現した場合には、空間的な繋がりを表現することは難しいので、例えばサーバとユーザとの関係などを、アクセス中のユーザに概念的に理解させるのは難しい。
【0007】そこで、本発明はこの様な実情に鑑みてなされたものであり、ユーザの直接操作に近いインターフェイスを実現でき、個人的なサービスと公共的なサービスの概念的な区別が容易で、ユーザとサーバとの関係等をユーザが概念的に理解し易い情報通信方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の情報通信方法は、通信回線を介してサーバコンピュータと接続するオンライン端末の表示手段上に、上記サーバコンピュータから供給する情報に基づいた仮想現実空間を表示し、上記仮想現実空間上でのオンライン端末の操作に応じてサービスの提供及び享受を行う情報通信方法であり、上記オンライン端末の表示手段上に個人的なサービスを象徴する第1の仮想現実空間を表示し、上記オンライン端末の表示手段上に公共的なサービスを象徴する第2の仮想現実空間を表示し、上記第1及び第2の仮想現実空間により仮想都市を形成することにより、上述の課題を解決する。
【0009】また、本発明の情報通信装置は、映像を表示する表示手段と、通信回線を介してサーバコンピュータと接続される接続手段と、上記サーバコンピュータとの間で情報の送受を行うと共に上記サーバコンピュータから供給されたデータに基づいて少なくとも仮想現実空間の映像情報を形成する情報処理手段とを有し、上記仮想現実空間上での選択操作に応じてサービスを受ける情報通信装置であり、上記情報処理手段は、上記表示手段上に、仮想都市を形成する個人的なサービスを象徴する第1の仮想現実空間と公共的なサービスを象徴する第2の仮想現実空間を表示することにより、上述の課題を解決する。
【0010】
【作用】本発明によれば、第1の仮想現実空間は個人的なサービスを象徴しており、第2の仮想現実空間は公共的なサービスを象徴しているため、これら第1,第2の仮想現実空間を表示すれば、ユーザは、概念的に個人的なサービスと公共的なサービスの区別を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、図面を参照にしながら説明する。
【0012】先ず、本発明の具体的内容を述べる前に、本発明実施例の全体的なシステムについて、図1及び図2を用いて説明する。
【0013】図1において、オンライン端末であるクライアントコンピュータ2は、大規模なATM網3及び転送会話装置4,FDDI(Fiber Distribution Data Interface)インターフェイス5を介して、サービス供給側の例えばサービス管理サーバ13、ビデオサーバ12,サービスAPサーバ14に接続されている。なお、上記ATMとは非同期転送モードのことであり、当該ATMでは、データの種類によらず48バイト単位の固定長データに分け、この固定長データに5バイトのヘッダを付加して、53バイトのセルを作り、セル単位でスイッチングが実行される。このATM網3は、音声や動画、コンピュータデータを混在して転送できることを特徴とする。また、上記FDDIは、光ファイバを用いた100Mビット/秒のトークンパッシング方式の媒体アクセス方式である。
【0014】上記ビデオサーバ12は、サーバコンピュータ7及び例えばハードディスクや光ディスク等からなるデータ格納装置6からなり、当該データ格納装置6に例えば後述するMPEG等のフォーマットに加工されたディジタルビデオデータが格納されている。当該ビデオサーバ12のデータ格納装置6から、クライアントコンピュータ2からのリクエストに応じた上記ディジタルビデオデータが読み出されて、転送されることになる。
【0015】上記サービスAPサーバ14も同じくサーバコンピュータ11及びデータ格納装置10からなり、データ格納装置10にアプリケーション(AP)プログラムデータとしての3次元の画像の基になるデータやスクリプトを格納している。当該サービスAPサーバ14のデータ格納装置10から、クライアントコンピュータ2からのリクエストに応じた上記アプリケーションプログラムデータが読み出されて、転送されることになる。
【0016】上記サービス管理サーバ13も同じくサーバコンピュータ9及びデータ格納装置8からなるが、このサービス管理サーバ13は、クライアントコンピュータ2との対応を行うと共に、各ビデオサーバ7やサービスAPサーバ11の管理を行う。
【0017】なお、上記ビデオサーバ12やサービスAPサーバ14は、それぞれ複数設けることも可能であり、また、各サーバ12,13,14を1台のサーバにまとめることも可能である。
【0018】ATM網3を通って転送されたクライアントコンピュータ2からのリクエストは、転送会話装置4と呼ばれるプロトコル変換及びデータの自動振り分け,データ転送速度変換等を行う装置と、FDDIインターフェイス5とを介して、上記サーバ側に伝えられる。
【0019】上記クライアントコンピュータ2からのリクエストに応じて、サーバ側から送出されたデータは、クライアントコンピュータ2によって表示用の処理がなされる表示手段であるモニタ装置1のディスプレイ上に表示され、これによりグラフイック表示を用いたユーザインターフェイス(グラフィカル・ユーザ・インターフェイス、以下GUIと呼ぶ)が構築される。したがって、ユーザは、当該モニタ1のディスプレイ上の表示を見ながら操作を行ったり、サービスの提供を受けることが可能となる。
【0020】次に、上記図1に示したクライアントコンピュータ2の自体の構成は、例えば図2に示すようなものとなる。
【0021】この図2において、EISAボード36は、当該クライアントコンピュータ2とATM網3とを接続する通信用のボードであり、当該ATM網3を介してEISAボード36に供給された信号は、情報処理手段としての処理部41により記録/再生が制御されるハードディスク43に一旦格納された後、データの種類に応じて読み出されて、それぞれ対応する3次元レンダリングエンジン34、MPEG2デコーダ35、PCオーディオデコーダ39、MPEG2オーディオデコーダ40等へ送られる。
【0022】上記3Dレンダリングエンジン34は、3次元の物体の3次元座標データをモニタ装置1のディスプレイ20上に表示するためのデータ(3次元による仮想現実空間の画像データ)に変換する座標変換器であり、アプリケーションに応じたGUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェイス)の構築を行うためのものである。
【0023】MPEG2デコーダ35は、MPEG2の規格により圧縮されているデータを伸長するデコーダである。なお、MPEG(Moving Picture Image Coding Experts Group :蓄積用動画像符号化の検討組織)2は、動画像の圧縮・伸長技術の国際標準規格である。
【0024】RGBミキサ33は、上記3Dレンダリングエンジン34からのデータとMPEG2デコーダ35からのデータが、ともに光3原色のR(赤),G(緑),B(青)からなるデータであるため、これらR,G,Bをミックスしたデータを生成する。
【0025】NTSCエンコーダ32は、上記RGBミキサ33からのデータをNTSCのテレビジョン標準規格の信号に変換する。このNTSCエンコーダ32からの映像信号がモニタ装置1のディスプレイ20上に表示される。なお、この図2の例でのディスプレイ20上には、ポインティングデバイスによるポインタ22と、MPEG2をデコードして得た画像23と、3Dレンダリングエンジン34による前記GUIのための画像(例えば3次元または2次元の画像21)とが表示されている。上記MPEG2の画像と前記GUIのための画像は合成して表示することも可能である。
【0026】一方、PCオーディオデコーダ39は、ADPCM音源を用いて例えば効果音を生成する。また、MPEG2オーディオデコーダ40は、MPEG2の圧縮されたオーディオデータを伸長する。これらPCオーディオデコーダ39からのデータ及びMPEG2オーディオデコーダ40からのデータは、オーディオミキサ38によりミックスされてオーディオ信号となされ、当該オーディオ信号がスピーカ30に送られる。なお、このスピーカ30からの音声の出力に関しては、ステレオ音声または多チャンネル音声が望ましい。最近ではステレオ音声でも、音の位相差などをコントロールして立体的に音像を定位できるシステムも登場してきているので、これらを利用することもできる。
【0027】また、上記ディスプレイ20上でのGUIを用いた操作は、ポインティングデバイスの一例としてのワイヤレスマウス31から送信されるポイント情報に基づいて行われる。上記ワイヤレスマウス31から送信された上記ポイント情報は、ワイヤレス用チューナ37にて受信され、当該受信されたポインタ情報が処理部41に送られる。なお、上記ポインティングデバイスは、上記ワイヤレスマウス31に限らず、通常のマウスやトラックボール,ジョイスティック、さらにディスプレイ20と座標位置が対応しているタッチパネル等の各種のものを使用することができる。
【0028】処理部41はCPU(中央処理装置)を備えてなり、プログラムROM及びワークRAMとしての機能を有するメモリ42の上記プログラムROMに保持しているプログラムデータに基づきバスを介して各構成要素を制御すると共に、上記ワイヤレスマウス31からのポイント情報に基づいて、GUIへの制御を行い、また、必要に応じてサーバコンピュータとの交信を行う。なお、この図2の例では、上記3Dレンダリングエンジン34やMPEG2デコーダ35等はそれぞれ独立したチップとして設けられている例を示しているが、これらによる各種信号処理を上記処理部41がソフトウェア的に行うことも可能である。
【0029】上述したような図1及び図2のシステムを使用した場合のユーザに対するオンラインによるサービス提供の具体的な動作を、以下に説明する。
【0030】先ず、ユーザは、クライアントコンピュータ2のポインティングデバイスを使って、クライアントコンピュータ2とサーバ側のコンピュータ(この場合はサービス管理サーバ13のコンピュータ9)とのネットワーク上での接続を指示する。
【0031】サーバ側のサービス管理サーバ13のコンピュータ9は、上記ネットワーク上での接続がなされてクライアントコンピュータ2からリクエストが供給されると、当該リクエストに応じてビデオサーバ12やサービスAPサーバ14を制御することにより、上記クライアントコンピュータ2に対して以下のデータ及びソフトウェアを転送する。すなわち、後述するような仮想現実表現によるサービス提供を実現するために、例えば、仮想現実世界の振る舞いを記述するスクリプト、仮想現実世界の3次元座標データ、仮想現実世界の音声データ、クライアントコンピュータ2からユーザに対して指示する選択肢などを記述するスクリプト、その他、処理に必要な各種のデータを転送する。
【0032】クライアントコンピュータ2は、上記サーバコンピュータから受け取ったデータを一旦ハードディスク43に記録し、その後モニタ1のディスプレイ20の画面や必要に応じてスピーカ等を使用して、上記サーバ側から受け取ったデータ及びソフトウェアを基にした仮想現実世界を、ユーザに対して提示する。
【0033】ユーザは、クライアントコンピュータ2により提示された仮想現実世界を視聴しつつ、ポインティングデバイスを使って、移動方向などを指示して仮想現実世界内部を徘徊し、操作ボタンなどを操作して仮想現実世界内部の物体または施設に働きかけを行うことにより、サービスの提供を受ける。
【0034】すなわち、クライアントコンピュータ2は、スクリプトに従い、ユーザの操作に対して、視点位置,視線方向,音声、及び仮想現実世界内部の物体の働きまたは振る舞いを以て反応し、ユーザが仮想現実世界内部に入り込んでいるかのように、モニタ1のディスプレイ20及びスピーカを使用して仮想現実世界をユーザに対して提示する。また、スクリプトの記述に応じて、ユーザに種々の情報の提供や発言や物品の注文などを行う。
【0035】サーバコンピュータは上記ユーザの操作に応じたクライアントコンピュータ2からのリクエストに応じたサービス内容のデータを、当該クライアントコンピュータ2に返送する。これにより、ユーザはサービスの提供を受けることが可能となる。
【0036】上述したようなオンラインによるサービス提供において、本実施例のシステムでは、ユーザがクライアントコンピュータ2を操作して、ケーブル,通信回線,ネットワーク等を使ってサーバコンピュータに接続し、例えば情報提供やビデオ視聴や商品注文などのサービスを受ける際に、クライアントコンピュータ2に接続されたモニタ1のディスプレイ20上に、ユーザへの概念モデル,メタファ表現として仮想都市空間を3次元グラフィック表示し、実世界に近い形でサービス内容を提供することにより、ユーザの直接操作に近いインターフェイスを実現すると共に、個人的なサービスと公共的なサービスの概念的な区別が容易で、ユーザとサーバとの関係等をユーザが概念的に理解し易いようにしている。
【0037】言い換えると、本発明実施例のシステムにおいては、オンラインサービス上で、ネットワーク上のユーザとサーバの関係を3次元立体表現の仮想都市空間のメタファを用い、家(自宅)又は部屋(第1の仮想現実空間)と、町或いはそこに建造されたビル(第2の仮想現実空間)という形で表現し、これら3次元で表現されたビルや家等のオブジェクトを立体的なアイコンとして機能するようにし、空間そのものにインターフェイスとしての意味性を持たせ、ユーザに対して概念としての判り易さと楽しさの提供と、サービス側ではより特化したサービス内容を実現させるようにしている。
【0038】より具体的な例を挙げて説明する。図3の仮想都市(家や、町,ビル等)の構成に示すように、本実施例のシステムにおいては、仮想現実空間上でのホームタウンHTに存在する家(ホーム)MHや町DT,OTが、各々現実のサービス提供会社のサーバと接続されており、ユーザはオンライン端末装置であるクライアントコンピュータ2のディスプレイ20上に表示された3次元の上記仮想現実空間上で前記ポインティングデバイスによる指示によって、家から町、町から町、町から家へと自由に行き来してサービスを享受するようになっている。
【0039】本実施例のシステムにおいては、図3に示す仮想現実空間上の町DT,OTにはビルDSやOS1〜OS4が存在し、これらビルDSやOS1〜OS4のメタファの構成は、図4に示すように、サービスの内容を階(フロア)F1〜F5の数(高さ)にて表現したり、サービスの数量を階(フロア)の広さ(面積)にて表現すること等によって、サービスの明確な区分けを実現している。ここで、当該仮想空間上でのビルは、実際の建物としてのビルの物理的な法則にとらわれることなく構築することができるため、サービスの変更などにも階(フロア)の増減によって柔軟に対応でき、図4に示すように、例えば、1階(F1)や2階(F2),5階(F5)においては図中f1Vやf2V,f5Vに示すように広さを(サービスの内容)それぞれ仮想的に一方に広げたり、例えば3階(F3)や4階(f4)においては図中f3Vやf4Vに示すように広さ(サービスの内容)をそれぞれ仮想的に両方に広げたりすることが可能である。
【0040】また、本実施例のシステムにおいては、家MH(またはその中の部屋)が個人的なサービス(例えば、電子メール,ユーザカスタマイズなど)、町DT,OTがサーバ、これら町DT,OTのなかのビル(または店)が公共的な(或いはサービスプロバイダ側の)サービスの象徴として表現されている。
【0041】上述したように、本発明実施例のシステムの特色は、ユーザの家と町にあるビル(建造物)を3次元表示して仮想都市を形成し、各々のビルを各々のサービス提供会社のサーバに対応させることで、サービス提供会社の特徴をビルの構造やデザイン、色彩などにて表現することが可能なばかりでなく、ビルの階(フロア)によって異なるサービスまたはサービスの階層分けを実現可能としている。また、仮想の世界であることから、実際には不可能な構造のビルの表現も可能となり、したがって、サービスの数、内容の増減に対してはビルの高さ及び階(フロア)の広さを自在に変化させることで対応することができ、サービス提供会社に柔軟なサービス構築環境を提供可能としている。さらに、ユーザは自分の家からこの仮想の町に出かけ、町を移動し、ビルの各階を巡ることで、まるで現実世界のようにそこで行われているサービスを享受することができる。なお、従来のオンラインサービスにおいては、階層的に構築されたサービスを文字入力を主体としたユーザインターフェイスを使い、目的のサービスをたどりつくものが主であったが、本発明のユーザインターフェイスでは、町を移り、ビルの階(フロア)をエレベータ(ダイレクトにサービスへアクセス)、エスカレータ,階段(サービスを一つ一つ確認しながらアクセス)などのメタファを使用し、上下することで階層構造を意識することなく目的のサービスへ導くだけでなく、たどりつく過程もサービスと捉え、楽しさや使いやすさの提供を実現している。
【0042】一方、家(ホーム)においては、バックグラウンドでサーバと接続しており(または接続可能にする)、ユーザの個人別のサービス内容(例えば、電子メール、ビデオオンデマンド視聴、ユーザカスタマイズなど)を部屋や部屋に置かれている機器など実世界に近い概念モデル/メタファに対応させているため、なじみ易い形でサービスの提供が実現できる。したがって、ユーザは仮想現実空間上での町で購入或いは借りてきたビデオソフトを、自分の好きなときに、仮想現実空間上の家のオーディオ・ビジュアル機器(AV機器)のメタファを利用して楽しんだり、仮想現実空間上の書斎の机で電子メールを書いたり読んだりする、とういように、実世界の人間活動に近い、なじみ易い形でサービスの提供を受けることができ、かつ上述のように自分の好きなときにサービスを受けることができるため、従来のビデオオンデマンドでは実現し難かった新しいサービス形態が実現可能となる。
【0043】上述したように、本発明実施例においては、仮想空間の中に家(または自分の土地)を個人的なサービスのメタファ、町(またはビル、店)等を公共的、サービスプロバイダ側のメタファとして表現することで、個人的なサービスと、公共的なサービスの概念的な区別と、機能的な変化を容易にし、ユーザカスタマイズできる部分とそうでないところの明確な区別が表現可能である。
【0044】なお、本実施例においては、3次元と2次元をシームレスに織り混ぜながら表現したり、2次元で疑似的に3次元的に表現(2.5次元)することも可能であるため、仮に3次元(特にリアルタイム描画計算を行う場合などにおいて)で表現しきれないような情報を2次元で予め最も適合化させた表現の絵を使い、ユーザに最も認識しやすい情報として提示したり、動きのある部分は3次元、静止画は2次元などのように表現上最も適切なクオリティの得られる方法をとることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明においては、仮想現実空間上に家又は部屋や、町又はビル等を備える仮想都市を形成し、仮想現実空間上に表される家又は部屋は個人的なサービスの象徴として表現し、仮想現実空間上に表される町又はビルを公共的なサービスの象徴として表現しているため、ユーザの直接操作に近いインターフェイスを実現でき、個人的なサービスと公共的なサービスの概念的な区別が容易で、ユーザとサーバとの関係等をユーザが概念的に理解し易い。




 

 


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