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発明の名称 行方探知装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−15313
公開日 平成9年(1997)1月17日
出願番号 特願平7−233604
出願日 平成7年(1995)9月12日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】石原 勝
発明者 森 和弘 / 山崎 攻
要約 目的
設定された領域から出て行くと警報が発し続けられるとともに現在位置の方位を探知でき、かつ無効な電力の消費が少なくする。

構成
装着具1と探知装置2とを備え、装着具1は予め設定された領域外に出たときに検知する赤外線検知器3と、赤外線検知器3による検知信号により電波を発信する発信部7とを備え、領域外に出たときのみ電波を発信するようにして消費電力を少なくし、探知装置2は発信部7からの電波を受信する受信部11と、受信部11による電波受信信号に基づいて作動する警報器12と、発信部の方位を探知する発信方位探査部13と、探査結果を記憶する記憶部14と、表示部15とを備え、装着具1の方位を表示する。
特許請求の範囲
【請求項1】 装着具と、探知装置とを備え、装着具は予め設定された領域外に出たときに検知する検知器と、検知器による検知信号により電波を発信する発信部とを備え、探知装置は発信部からの電波を受信する受信部と、受信部による電波受信信号に基づいて作動する警報器と、発信部の方位を探知する手段とを備えたことを特徴とする行方探知装置。
【請求項2】 領域の出入口に赤外線発光器が配設され、装着具の検知器は赤外線検知器から成ることを特徴とする請求項1記載の行方探知装置。
【請求項3】 探知装置に、電波の発信方位を探査する発信方位探査部と、探査結果の表示部を備えたことを特徴とする請求項1記載の行方探知装置。
【請求項4】 発信方位探査部は、適当時間間隔置きに発信方位を探査するように構成され、その探査結果を記憶する記憶部が設けられ、表示部は記憶された探査結果を表示するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の行方探知装置。
【請求項5】 発信方位探査部は、適当時間間隔置きに発信方位を探査するように構成され、その探査結果を更新記憶する記憶部が設けられ、表示部は最新又は受信不可能に成る直前の発信方位を表示するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の行方探知装置。
【請求項6】 携帯式電波探知機を備えたことを特徴とする請求項1、3、4又は5記載の行方探知装置。
【請求項7】 探知装置が、携帯式電波探知機から成る請求項1記載の行方探知装置。
【請求項8】 装着具と、探知装置とを備え、装着具は電波を発信する発信部を備え、探知装置は発信部からの電波を受信する3地点以上に配設された受信手段と、各受信手段からの受信信号に基づいて電波の発信位置を検出する位置検出手段とを備えたことを特徴とする行方探知装置。
【請求項9】 位置検出手段は、適当時間間隔置きに発信位置を検出する位置検出部と、検出時刻と検出発信位置を記録する記憶部と、記憶結果を表示する表示部が設けられている請求項8記載の行方探知装置。
【請求項10】 装着具は、予め設定された領域外に出たときに検知する検知器を備え、検知器による検知信号により発信部を作動させるようにしたことを特徴とする請求項8記載の行方探知装置。
【請求項11】 装着具は、発信部を作動状態にする発信操作部を有することを特徴とする請求項8記載の行方探知装置。
【請求項12】 装着具と、探知装置とを備え、装着具は現在位置を検出する位置検出器と検出した位置信号を発信する発信部とを備え、探知装置は発信部からの位置信号を受信する受信部と、受信信号を受信時刻とともに記憶する記憶部と、記憶結果を表示する表示部とを備えたことを特徴とする行方探知装置。
発明の詳細な説明
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幼児や痴呆症老人などが家人が気付かないうちに安全な家屋内から抜け出して行方が分からなくなってしまうのを防止し、また誘拐された人などの行方を探知するのに効果的に利用できる行方探知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】幼児や痴呆症老人が居る家庭では、殆ど付きっ切りで守をする必要があり、しかもそうしていても一寸目を離した隙に安全な家屋内から抜け出してしまうことがある。幼児や痴呆症老人が一人で外に出た場合、交通事故にあったり、段差や溝などで転倒して怪我をしたりする恐れがあるため、直ぐに見つけ出して連れ戻す必要があるが、何処に行ったのか全く分からないために探し出すのに苦労するケースが多い。
【0003】ところが、従来は幼児や痴呆症老人などが家屋から抜け出したことを検知し、その行方を探知するための装置として適切なものは提供されていず、幼児や痴呆症老人が居る家庭では大変な苦労をしているというのが現状である。
【0004】なお、技術的な見地から適用可能な類似技術としては、自動ドア等において人が近付くと検知する赤外線検知器や、例えば特開平5−12576号公報等に開示されているように、商品を一定領域から無断で持ち出すと商品又は固定設備側に設けられた警報器が作動するようにした盗難防止装置などが知られている。
【0005】また、人などの移動先を探知する方法として、人などに発信機を取付けてその発信方向を探知機で検出して追跡する方法なども考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、赤外線検知器を出入口に設けただけでは、出入口を人が通過した時点で警報できても、警報を気付かなかったり、手が離せない状態のときには、殆ど効果を発揮できないばかりでなく、誰が通っても警報することになり、取扱が不便であるという問題がある。
【0007】また、上記公報等に開示されている商品に装着する盗難防止器を適用した場合にも、警報を発することはできても行方を探知することはできないため、十分な効果を発揮しないという問題がある。
【0008】さらに、発信機を幼児や痴呆症老人の身体や衣服に装着し、その電波を受信する電波探知機を設置することも考えられるが、何時出て行ったのかが分からず、またかなり広範囲に電波が届く発信機を常時作動状態にしているために電力消費が大きく、電源電池の消耗が激しく、電池が消耗していると電波の届く範囲が急激に狭くなっしまうために信頼性に乏しいという問題があり、また電波の届く範囲外に移動してしまった場合には全く手掛かりが無くなってしまうという問題がある。さらに、電波の発信方向を検知するだけでは人の居場所を的確に探知することができないということも致命的な問題となっている。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、設定された領域から出て行くと警報が発し続けられるとともに現在位置の方位を探知できかつ無効な電力の消費が少なくて済み、高い信頼性を持って使用できる行方探知装置及び人の居場所を的確に探知できる行方探知装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明の行方探知装置は、装着具と、探知装置とを備え、装着具は予め設定された領域外に出たときに検知する検知器と、検知器による検知信号により電波を発信する発信部とを備え、探知装置は発信部からの電波を受信する受信部と、受信部による電波受信信号に基づいて作動する警報器と、発信部の方位を探知する手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】好適には、領域の出入口に赤外線発光器が配設され、装着具の検知器は赤外線検知器から成り、また探知装置に電波の発信方位を探査する発信方位探査部と、探査結果の表示部が設けられ、さらに発信方位探査部は、適当時間間隔置きに発信方位を探査するように構成され、その探査結果を記憶する記憶部が設けられ、表示部は記憶された探査結果を表示するように構成される。又は、発信方位探査部は、適当時間間隔置きに発信方位を探査するように構成され、その探査結果を更新記憶する記憶部が設けられ、表示部は最新又は受信不可能に成る直前の発信方位を表示するように構成してもよい。また携帯式電波探知機がさらに設けられ、場合によっては探知装置を携帯式電波探知機にて構成してもよい。
【0012】また、本願の第2発明の行方探知装置は、装着具と、探知装置とを備え、装着具は電波を発信する発信部を備え、探知装置は発信部からの電波を受信する3地点以上に配設された受信手段と、各受信手段からの受信信号に基づいて電波の発信位置を検出する位置検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】好適には、位置検出手段は、適当時間間隔置きに発信位置を検出する位置検出部と、検出時刻と検出発信位置を記憶する記憶部と、記憶結果を表示する表示部から成り、装着具は、予め設定された領域外に出たときに検知する検知器を備え、検知器による検知信号により発信部を作動させるように構成され、又は発信部を作動状態にする発信操作部を有する。
【0014】また、本願の第3発明の行方探知装置は、装着具と、探知装置とを備え、装着具は現在位置を検出する位置検出器と検出した位置信号を発信する発信部とを備え、探知装置は発信部からの位置信号を受信する受信部と、受信信号を受信時刻とともに記憶する記憶部と、記憶結果を表示する表示部とを備えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】本願の第1発明の行方探知装置によれば、装着具を装着した幼児や痴呆症老人等が安全な家屋等の領域から外に出ると検知器にて検知され、その検知信号に基づいて発信部から電波が発信され、屋内に設置された探知装置の受信部でその電波が受信されてその受信信号に基づいて警報器が作動することにより、幼児や痴呆症老人が領域外に出たことが家人に報知され、家人は多少時間的に遅れても探知装置にて発信部の方位を探知できるので、その方角を捜すことによって比較的容易に外に出た幼児や痴呆性老人を見つけ出して保護することができる。また、電力消費の大きい発信部は領域から出たときのみ作動するので、常時の消費電力が少なくて済み、装着具に搭載できる小型で小容量の電池でも長期間にわたって信頼性の高い作動状態を保持できる。
【0016】また、領域の出入口に赤外線発光器を配設し、装着具の検知器を赤外線検知器にて構成すると、強力な電磁波を発射する場合に比して電波障害などを発生する恐れがなく、また大掛かりな設備を必要とせず、簡単かつ安価に領域から出たことを検知することができる。
【0017】また、探知装置にて電波の発信方位を探知するには、受信電波の強弱によって警報音の大きさや表示ランプの光度が変わるようにしておき、それらが最大になるアンテナの向きを捜すことによって発信方位を探査するようにしてもよいが、内蔵されたアンテナを動かして発信方位を自動的に求める発信方位探査部と探査結果の表示部を設けておくと、表示部を見るだけで直ちに発信方位を知ることができる。
【0018】さらに、発信方位探査部にて適当時間間隔置きに発信方位を探査するように構成し、その探査結果を記憶部で記憶して表示部に適当に表示するようにすると、領域から出た後の動きが分かり、より簡単にかつ速やかに行方を探知することができる。
【0019】または、発信方位探査部にて適当時間間隔置きに発信方位を探査するように構成し、その探査結果を記憶部に更新記憶して表示部にて最新又は受信不可能に成る直前の発信方位を表示するようにすると、表示部を見るだけで最新又は受信不可能になる直前の発信方位を知ることができ、受信不可能な距離まで移動した後でも行方を効率的に探知することができる。
【0020】また、携帯式電波探知機をさらに設けておくと、この携帯式電波探知機を持って捜すことによりより正確に行方を探知でき、また受信不可能な距離まで移動した後でも追跡することにより受信可能となり、効率的に行方を探知することができる。
【0021】さらに、探知装置自体をこの携帯式電波探知機にて構成すると、探知装置を安価に構成できる。
【0022】また、本願の第2発明の行方探知装置によれば、例えば携帯電話用に設置されているアンテナ等に受信手段を付設することにより、所要の探知エリアをそれぞれの受信エリアがカバーする3地点以上に受信手段を配設することが容易にでき、これらの受信手段にて装着具の発信部から発信された電波を受信することにより位置検出手段にて三角測量の原理により発信位置を検出することができ、装着具を装着している人の居場所を的確に探知することができる。
【0023】また、その位置検出手段において検出時刻と発信位置を記憶しておいて必要時に表示するようにすると、任意の時に現在の居場所だけでなく、それまでの時間経過に伴う移動経路や受信不可能になる直前の居場所を探知することができ、的確な対応をすることができる。
【0024】また、例えば所定の領域をカバーするように所定の周波数の信号を出力しておいて、その周波数の信号が受信できなくなったときに所定の領域から出たことを検知する領域外検知器を用い、所定の領域外に出た時点から装着具の発信部を自動的に作動させ、又は装着している人が適宜操作を行なうことにより作動させるようにすると、発信部からの電波の発信によって領域外に出たことを検知できるとともに、発信部から大出力の電波を発信するようにしても必要時のみ発信されるので、電源電池の消耗を少なくできる。
【0025】また、本願の第3発明の行方探知装置によれば、装着具の位置検出器にて静止人工衛生からの信号等によって現在位置を検出し、その位置信号を発信部から発信して探知装置の受信部にてその位置信号を受信し、受信時刻と位置を記憶しておいて必要時に表示することにより、装着具を装着している人の移動経路及び居場所、又は受信不能になる直前の居場所を的確に探知することができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の行方探知装置の第1実施例について、図1〜図3を参照して説明する。
【0027】図1において、1は幼児や痴呆症老人など、安全な家屋内から抜け出すと危険性がある人などに装着する装着具であり、例えば図2に示すようなブレスレットの形態、又はその他違和感なく人に装着できる任意の形態に形成される。2は装着具1のある位置の方位を探知する探知装置であり、家屋内に設置される。3は、装着具1を装着された人が安全な家屋内から出たことを検知するために、図3に示すように家屋の出入り口に配設される赤外線発光器である。4は、本体から突出したアンテナの向きを変えることによって電波の発信方向を検知できる周知の携帯式電波探知機である。
【0028】装着具1は、赤外線検知器5と、発信部7と、赤外線探知器5にて赤外線が検知されると発信部7から所定周波数の電波を発信し続けるように制御する発信制御部6とを備えている。赤外線検知器5は、図2に示すように、ブレスレットの本体部8の表面に設けられた透光カバー9の内側に配設され、発信制御部6及び発信部7は本体部8内に配設されている。また、本体部8の側面の適所に発信制御部6の作動状態をリセットするリセットスイッチ10が設けられている。
【0029】探知装置2は、発信部7から発信された電波を受信する受信部11と、受信部11からの電波受信信号により警報音を発する警報器12と、適当時間間隔置きに内蔵されたアンテナ(図示せず)を回転させてアンテナの向きによる受信電波の強弱から発信部7の方位を探査する発信方位探査部13と、探査結果を記憶する記憶部14と、記憶部14に記憶されている探査結果を適宜表示する表示部15とを備えている。
【0030】以上の構成において、安全な家屋内から抜け出すと危険性がある人などに装着具1を装着しておくと、その人が家屋の出入り口から外に出たときに出入り口に配設された赤外線発光器3からの赤外線が赤外線検知器5にて検知され、装着具1の発信部7から所定周波数の電波が以後発信され続ける。その電波が家屋内に設置された探知装置2の受信部11にて受信されることによって、警報器12が作動して装着具1を装着した人が家屋の外に出たことが直ちに家人に知らされ、直ぐに追いかけることによって簡単に保護することができる。
【0031】また、警報器12が作動したときに家人が手を離せない状態であったり、外に出ていて留守であった場合には、その後警報に気付いた時に表示部15を見ることによって装着具1を装着した人がどの方位に居るかを知ることができ、効率的に捜し出すことができる。
【0032】記憶部14の記憶内容や表示部15の表示形態は、任意に設計することができるが、例えば操作部(図示せず)を操作することによって時系列的に順次方位を表示するようにしたり、警報開始時点を原点にし、時間経過に対応する原点からの距離と方位をパラメータとする極座標方式の画面上に各探査時点の方位を表示するようにすると、移動経路の概略が想像できるので非常に探し易く、また途中の行動や様子を確かめることも容易にできるので好ましい。
【0033】また、携帯式電波探知機4を備えている場合、これを持って探しに行くことにより必要時に装着具1の方位を確認しながら追跡することができ、正確に行方を探知できる。また、携帯式電波探知機4を持って行くことにより受信不可能な距離まで移動した後でも追跡する間に受信可能となる可能性が高く、効率的に行方を探知することができる。
【0034】なお、上記実施例では発信方位探査部13にて適当時間間隔置きに発信方位を探査してその探査結果を逐次記憶し、その探査結果を表示できるようにしたが、発信方位探査部13にて適当時間間隔置きに発信方位を探査してその探査結果を記憶部14で更新記憶し、表示部15にて最新又は受信不可能に成る直前の発信方位を表示するように構成してもよく、その場合記憶部14及び表示部15の構成が簡単になる。
【0035】また、上記実施例では検知装置2として、発信方位探査部13と記憶部14と表示部15を備えたものを例示したが、電波受信時に警報を発するように警報器12を付設した携帯式電波探知機にて構成することもでき、その場合安価に構成することができる。
【0036】次に、本発明の行方探知装置の第2実施例について、図4〜図6を参照して説明する。
【0037】図4において、21は例えば誘拐の恐れのある人などに装着する装着具であり、他人に簡単に気づかれずに装着できる任意の形態に形成される。22は装着具21のある位置を探知する探知装置である。装着具21は、例えば所定の領域をカバーするように所定の周波数の信号を出力しておいて、その周波数の信号が受信できなくなったときに所定の領域から出たことを検知するように構成された領域外検知器23と、発信部7と、領域外検知器23にて領域外であることが検知されると発信部7から所定周波数の電波を発信し続けるように制御する発信制御部6とを備えている。なお、領域外検知器23としては、第1実施例と同様に境界の出入り口に配置した赤外線発光器の赤外線を検知する赤外線検知器にて構成してもよい。
【0038】探知装置22は、所要の探知エリアをそれぞれの受信エリアがカバーする3地点以上に配設した受信手段24a、24b、24c・・と、これら受信手段24a〜24cからの受信信号に基づいて三角測量の原理により電波の発信位置を検出する位置検出手段25にて構成されている。受信手段24a〜24c・・は、例えば携帯電話用に設置されているアンテナ等に付設することにより、容易に所要の探知エリアをカバーするように配置することができる。例えば、図5に示すように受信手段24a〜24cを配置するとともにそれらの受信エリアが各々を中心として他の受信手段の配置位置をカバーできるように設定すれば、これら受信手段24a〜24cにて領域Aが探知エリアとなる。同様にさらに受信手段24dを配設することにより受信手段24a、24c、24dにて領域Bが探知エリアとなり、探知エリアは容易に広げることができる。位置検出手段25は、上記位置検出を行なう位置検出部26と、検出した位置とその検出時間を適当間隔置きに記憶する記憶部27と、記憶内容を必要に応じて適当な形態で表示する表示部28にて構成されている。
【0039】以上の構成によれば、受信手段24a〜24cにて装着具21の発信部7から発信された電波を受信することにより位置検出手段25にて三角測量の原理により発信位置を検出することができ、装着具21を装着している人の居場所を的確に探知することができる。また、位置検出部26により検出した発信位置と検出時刻を適当時間間隔毎に記憶部27に記憶しておいて必要時に表示するようにすると、任意の時に現在の居場所だけでなく、それまでの時間経過に伴う移動経路や受信不可能になる直前の居場所を探知することができ、的確な対応をすることができる。さらに、装着具21において、領域外検知器23にて所定の領域から出たことを検知した時点から発信部7を自動的に作動させると、発信部7からの電波の発信によって人が領域外に出たことを検知できるとともに、発信部7から大出力の電波を発信するようにしても必要時のみ発信されるので、電源電池の消耗を少なくできる。
【0040】なお、上記の装着具21では、領域外検知器23を設けたが、図6に示すように、装着具21を装着している人が適宜操作を行なう発信操作部29を設けてもよい。
【0041】次に、本発明の行方探知装置の第3実施例について、図7を参照して説明する。
【0042】図7において、31は例えば誘拐の恐れのある人などに装着する装着具であり、他人に簡単に気づかれずに装着できる任意の形態に形成される。32は装着具31のある位置を探知する探知装置である。装着具31は、静止人工衛生からの信号等によって現在位置を検出する位置検出器33と、検出した位置信号を発信する発信部34とを備えている。探知装置32は発信部34からの位置信号を受信する受信部35と、受信信号を受信時刻とともに適当時間間隔おきに記憶する記憶部36と、記憶内容を必要に応じて適当な形態で表示する表示部37にて構成されている。
【0043】以上の構成によれば、装着具31の位置検出器33にて現在位置を検出し、その位置信号を発信部34から発信されるので、探知装置32の受信部35にてその位置信号を受信し、記憶部36で受信時刻と位置を記憶しておいて必要時に表示部37に表示することにより、装着具31を装着している人の移動経路及び居場所、又は受信不能になる直前の居場所を的確に探知することができる。
【0044】なお、本実施例においても、装着具31に第2実施例と同様の領域外検知器23を設けて、領域外に出たときに位置検出部33及び発信部34を作動させるようにしてもよく、また装着具31の装着者が必要時に作動操作するようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】本願の第1発明の行方探知装置によれば、以上の説明から明らかなように、装着具を装着した幼児や痴呆症老人などが安全な家屋等の領域から外に出ると発信部から電波が発信され、屋内に設置された探知装置の受信部でその電波が受信されて警報器が作動することにより、幼児や痴呆性老人が領域外に出たことが家人に報知され、家人は多少時間的に遅れても探知装置にて発信部の方位を探知できるので、その方角を捜すことによって比較的容易に外に出た幼児や痴呆性老人を見つけ出して保護することができ、しかも電力消費の大きい発信部は領域から出たときのみ作動するので、常時の消費電力が少なくて済み、装着具に搭載できる小型で小容量の電池でも長期間にわたって信頼性の高い作動状態を保持できる等の大なる効果を発揮する。
【0046】また、領域の出入口に赤外線発光器を配設し、装着具の検知器を赤外線検知器にて構成すると、強力な電磁波を発射する場合に比して電波障害などを発生する恐れがなく、また大掛かりな設備を必要とせず、簡単かつ安価に領域から出たことを検知することができる。
【0047】また、探知装置に、発信方位探査部と探査結果の表示部を設けておくと、表示部を見るだけで直ちに発信方位を知ることができる。
【0048】さらに、発信方位探査部にて適当時間間隔置きに発信方位を探査するように構成し、その探査結果を記憶部で記憶して表示部に適当に表示するようにすると、領域から出た後の動きが分かり、より簡単にかつ速やかに行方を探知することができる。
【0049】または、発信方位探査部にて適当時間間隔置きに発信方位を探査するように構成し、その探査結果を記憶部に更新記憶して表示部にて最新又は受信不可能に成る直前の発信方位を表示するようにすると、表示部を見るだけで最新又は受信不可能になる直前の発信方位を知ることができ、受信不可能な距離まで移動した後でも行方を効率的に探知することができる。
【0050】また、携帯式電波探知機をさらに設けておくと、この携帯式電波探知機を持って行くことによりより正確に行方を探知でき、また受信不可能な距離まで移動した後でも追跡することにより受信可能となる可能性が高く、効率的に行方を探知することができる。
【0051】さらに、探知装置自体をこの携帯式電波探知機にて構成すると、探知装置を安価に構成できる。
【0052】また、本願の第2発明の行方探知装置によれば、3地点以上に配設した受信手段にて装着具の発信部から発信された電波を受信することにより位置検出手段にて三角測量の原理により発信位置を検出することができ、装着具を装着している人の居場所を的確に探知することができる。
【0053】また、その位置検出手段において検出時刻と発信位置を記憶しておいて必要時に表示するようにすると、任意の時に現在の居場所だけでなく、それまでの時間経過に伴う移動経路や受信不可能になる直前の居場所を探知することができ、的確な対応をすることができる。
【0054】また、所定の領域外に出た時点から装着具の発信部を自動的に作動させ、又は装着している人が適宜操作を行なうことにより作動させるようにすると、発信部からの電波の発信によって領域外に出たことを検知できるとともに、発信部から大出力の電波を発信するようにしても必要時のみ発信されるので、電源電池の消耗を少なくできる。
【0055】また、本願の第3発明の行方探知装置によれば、装着具の位置検出器にて現在位置を検出し、その位置信号を発信部から発信して探知装置の受信部にてその位置信号を受信し、受信時刻と位置を記憶しておいて必要時に表示することにより、装着具を装着している人の移動経路及び居場所、又は受信不能になる直前の居場所を的確に探知することができる。




 

 


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