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発明の名称 照明器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−120702
公開日 平成9年(1997)5月6日
出願番号 特願平7−278639
出願日 平成7年(1995)10月26日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 杉下 直樹 / 井川 正夫 / 神 義修
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 被取付け面と対向する面に取付孔が開設された照明器具本体と;照明器具本体の内側から上記取付孔に挿通されてこの照明器具本体を上記被取付面に取着する固定ねじと;上記取付孔に嵌め込まれ弾性復帰することによりこの取付孔に係合される複数の弾性変形可能な係止爪、およびこれら係止爪に囲まれ上記固定ねじが挿通される貫通孔、ならびに上記係止爪の先端に形成され上記貫通孔に挿通された上記固定ねじの頭部が当接される当接座面を有し、上記照明器具本体の外面と被取付面との間に設けられるスペーサと;を具備したことを特徴とする照明器具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井や、壁面などの被取付面に直付けされる照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、照明器具は様々な固定方法が用いられているが、その中には木ねじなどの固定ねじで天井面などの被取付面に直接に取り付けるタイプのものがある。このような天井直付け型照明器具では、天井面の凹凸やシャーシの歪みなどによるがたつきの防止、あるいはシャーシの変形またはシャーシから天井面への熱伝達を防止するため、天井面とシャーシとの間にスペーサを介在させるものがある。従来のスペーサおよびその取付構造を図4、図5に示す。図4はスペーサ15の構造を示し、このスペーサ15は合成樹脂などからなり、中央部に貫通孔16が設けられているとともに、この貫通孔16を中心として一側下面に固定孔17が開口されており、他側下面に回り止め用ボス18が突設されている。
【0003】このようなスペーサ15は図5に示すように照明器具10の器具本体、つまりシャーシ11に取り付けられる。シャーシ11には上面に上記貫通孔16に対向する取付孔12と、上記固定孔17に対向する連結孔13、および回り止め用ボス18に対向するボス受け孔14が開口されている。
【0004】上記スペーサ15はシャーシ11の外面に配置され、上記貫通孔16、固定孔17および回り止め用ボス18を、それぞれシャーシ11の取付孔12、連結孔13およびボス受け孔14に対向させてその回り止め用ボス18をボス受け孔14に嵌め込むとともに、シャーシ11の内側から小さな木ねじなどからなる取付ねじ19を連結孔13に挿入し、この取付ねじ19をスペーサ15の固定孔17に螺合させ、これによりスペーサ15をシャーシ11の上面に固定するようになっている。
【0005】このようなシャーシ11の下面から比較的大きな木ねじなどからなる固定ねじ20を取付孔12およびスペーサ15の貫通孔16に挿通し、この固定ねじ20を天井面21にねじ込み、この固定ねじ20にてシャーシ11を天井面21に固定するようになっている。
【0006】このような構成によれば、天井面21とシャーシ11との間にスペーサ15が介在されるので、天井面21やシャーシ11に凹凸があったり、歪みなどがあってもスペーサ15により形成されるシャーシ11と天井面21との間の隙間によって上記歪みや凹凸が吸収されるようになり、かつこの隙間により断熱空間が確保されるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来のスペーサ15は、貫通孔16、固定孔17および回り止め用ボス18を備えているので、大型になる。
【0008】またシャーシ11には、上記貫通孔16、固定孔17および回り止め用ボス18にそれぞれ対向する取付孔12、連結孔13およびボス受け孔14を開設しなければならないので、孔の数が多く、よって孔開け加工に手間を要す。
【0009】しかも、シャーシ11に形成されるこれら各取付孔12、連結孔13およびボス受け孔14は、スペーサ15の貫通孔16、固定孔17および回り止め用ボス18に対して正しく位置合わせしなければならず、これら孔12、13および14の相対的位置が高精度に要求されるので加工が面倒である。
【0010】さらに従来の場合、まずシャーシ11にスペーサ15を取付ねじ20によって取り付け、このようなシャーシ11を他の固定ねじ20によって天井面21に取り付けるので、複数のねじが必要であり、かつ複数のねじ込み作業が必要であり、多くの作業手間がかかるなどの不具合がある。
【0011】本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、スペーサを従来より小さくすることができるとともに、取り付けや位置合わせが容易であり、しかも加工に手間がかからないようにした照明器具を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1の発明は、被取付け面と対向する面に取付孔が開設された照明器具本体と;照明器具本体の内側から上記取付孔に挿通されてこの照明器具本体を上記被取付面に取着する固定ねじと;上記取付孔に嵌め込まれ弾性復帰することによりこの取付孔に係合される複数の弾性変形可能な係止爪、およびこれら係止爪に囲まれ上記固定ねじが挿通される貫通孔、ならびに上記係止爪の先端に形成され上記貫通孔に挿通された上記固定ねじの頭部が当接される当接座面を有し、上記照明器具本体の外面と被取付け面との間に設けられるスペーサと;を具備したことを特徴としている。
【0013】請求項1の構成によれば、スペーサに形成した複数の係止爪を照明器具本体に形成した取付孔に係合させることにより、このスペーサを照明器具本体に取り付けることができる。そしてスペーサに形成された貫通孔に固定ねじを挿通し、この固定ねじを天井面などの被取付け面に螺合すれば、シャーシを被取付け面に固定することができる。したがってこのような発明によれば、従来のようにスペーサに回り止めボスや連結孔を設けなくてもよいので、スペーサのサイズを従来より小さくできるとともに加工が容易になり、またシャーシには取付孔のみを形成すればよいため、シャーシの加工も容易に行なえる。さらにスペーサはシャーシに対して係止爪により係止されるので取付けねじが不要であり、使用するねじの数が少なくなり、ねじ込み作業も少なくなり、作業手間が省ける。
【0014】そしてまた、固定ねじは係止爪にて囲まれた貫通孔を挿通されるので、この貫通孔に挿通された固定ねじにより係止爪が内向きに変形するのが阻止され、よって係止爪が取付孔から外れるのが防止される。また固定ねじの頭部が係止爪先端の当接座面に当接するので固定ねじの締付け姿勢が安定する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明について、図1ないし図3に示す一実施例にもとづき説明する。図1(a)はスペーサの平面図、図1(b)は同側断面図、図2(a)はスペーサの取り付け前の状態、図2(b)は同取り付け後の状態を示す図、図3(a)は照明器具の平面図、図3(b)は同側面図である。
【0016】図3(a),(b)において11は器具本体となるシャーシであり、このシャーシ11は板金などにて形成されており、中央部には引掛けシーリングコンセント31が臨まされる開口32が形成されている。引掛けシーリングコンセント31は天井面21に取り付けられており、この引掛けシーリングコンセント31には図示しない引掛けシーリングプラグが連結されるようになっており、これにより照明器具10に外部電力を供給するものである。シャーシ11の下面には、複数個のランプホルダ33…が取り付けられており、これらランプホルダ33…にはランプとしての例えば2本の環形蛍光ランプ34,34がそれぞれ着脱可能に取り付けられている。
【0017】さらにシャーシ11の下面には豆電球35、安定器を含む点灯回路装置36、グロースターター37などが取り付けられており、かつ図示しないスイッチを開閉操作するスイッチ紐38などが取り付けられている。そして、このシャーシ11には、その下方を覆うようにセード39が取り付けられている。
【0018】このような構成のシャーシ11の上面にはスペーサ1…が取り付けられている。すなわちシャーシ11…にはスペーサ1…を取り付ける予定箇所に取付孔12…が形成されており、これら取付孔12…にそれぞれスペーサ1が取り付けられている。スペーサ1は図1(a),(b)に示すように、シャーシ11よりも剛性の低い弾性材料、たとえば合成樹脂やゴムなどにより形成されている。本実施例のスペーサ1は上方から見ると円形をなし、側方から見ると台形状に形成されており、すなわち裁頭円錐形をなしている。そのためこのスペーサ1の上面部2と下面部3は平行であり、上面部2が天井面21に当接するとともに下面部3がシャーシ11の上面に当接されるようになっている。
【0019】このスペーサ1には、互いに対向する位置に軸方向に沿う抜き孔5a,5aが形成されており、このような抜き孔5a,5aを形成することによりスペーサ1には係止爪5,5が形成されている。これら係止爪5,5は、互いに軸対称に設けられており、それぞれ水平方向へ弾性変形可能となっている。これら係止爪5,5の下端はスペーサ1の下面3より下方に突出し、これら下端部には水平外向きに出張る爪部5b,5bが形成されている。
【0020】このような係止爪5,5は上記シャーシ11の取付孔12に嵌め込まれ、この嵌め込みのときに弾性変形し、係止爪5,5が取付孔12に所定の状態で嵌め込まれた場合にこれら係止爪5,5が弾性復帰し、上記爪部5b,5bが取付孔12に引っ掛かり、このため抜け止めされるようになっている。
【0021】上記係止爪5,5の下端面は平面的広がりを有し当接座面6となっている。この当接面6には後述する固定ねじ20の頭部20aが当接するようになっている。そしてこのようなスペーサ1の中央部には、上記係止爪5,5を形成することにより、これら係止爪5,5にて囲まれた貫通孔4が形成されている。この貫通孔4には上記固定ねじ20が挿通されるようになっている。
【0022】上述のような構成の照明器具について作用を説明する。
【0023】まず、シャーシ11にスペーサ1…を取り付ける。この場合はシャーシ11の上面側からこのシャーシ11に開設した取付孔12にスペーサ1の係止爪5,5を押し込む。すると係止爪5,5は押し込まれるにつれて貫通孔4の中心側に向かって徐々に弾性変形し、この係止爪5,5の爪部5b,5bが取付孔12を通過すると、係止爪5,5の形状が元の形状に戻り、係止爪5,5の爪部5b,5bがシャーシ11の取付孔12に引っ掛かる。よってスペーサ1はシャーシ11に係止して抜け止めされる。
【0024】このようにしてスペーサ1…を取り付けたシャーシ11は天井面21に対向され、このシャーシ11の内側から固定ねじ20を挿通して天井面21に取り付ける。このときは、係止爪5,5により囲まれた貫通孔4に固定ねじ20を挿入し、この固定ねじ20の先端を天井面21に螺合させる。そして固定ねじ20の頭部20aが当接座面6に当たるまで固定ねじ20を天井21に螺合する。これによりシャーシ11は固定ねじ20を介して天井面21に固定されることになる。
【0025】このようにしてシャーシ11を天井面21に固定した場合、シャーシ11の上面と天井面21との間にスペーサ1…が介在されることになり、これらスペーサ1…によりシャーシ11と天井面21との間に隙間が形成される。この隙間によって、シャーシ11の歪みや天井面21の凹凸を良好に吸収することができる。またこの隙間はシャーシ11から天井面21へ熱が伝わるのを防止する断熱空間にもなる。
【0026】このような構成のスペーサ1によれば、スペーサ1に係止爪5,5およびこれに囲まれた貫通孔4を形成すればよく、従来のスペーサのような回り止めボス18や固定孔17を別に設けなくてもよいので、スペーサ1のサイズを従来より小さくできる。またシャーシ11には取付孔12のみを形成すればよいため、孔相互の高精度な位置決めを要求されることがなくなり、よってシャーシ11側の加工も容易に行なえる。
【0027】そして、スペーサ1をシャーシ11に取り付けるには係止爪5,5を取付孔12に係止させるだけでよいから従来のようなねじ止めが不要であり部品点数が少なくなり、かつねじ止め作業が不要である。そのため、手元が狂い、ドライバーなどで環形蛍光ランプ22を割るなどの不具合が少なくなり、取り付けおよび取り外しの作業を安全に行なうことができる。
【0028】また、固定ねじ20は係止爪5,5にて囲まれた貫通孔4を挿通されるため、貫通孔4は固定ねじ20により塞がれることになり、この固定ねじ20により上記係止爪5,5が内向きに変形するのが阻止される。よって係止爪5,5が取付孔12から外れるのが防止される。そのためスペーサ1のシャーシ11への係止を良好に保つことができる。
【0029】さらに固定ねじ20の頭部20aは係止爪5,5の先端に形成した当接座面6に当接するようになっているので、この係止爪5,5が座金の働きをなし、固定ねじ20の締付け姿勢が安定し、所定の締付けトルクを保つことができる。
【0030】また、係止爪5,5が弾性部材にて形成されている場合は、固定ねじ20の頭部20aが当接座面6に当接すると係止爪5,5が弾性変形し、いわゆるばね座金のように弾性変形の反力が生じ、よって固定ねじ20が緩み難くなり、スペーサ1のシャーシ11に対する固定がより一層安定する。
【0031】なお、上記実施例においてはスペーサ1の形状を裁頭円錐形に形成した例を説明したが、裁頭多角形であってもよく、また係止爪の数は3個以上であってもよく、要するに本発明のスペーサは貫通孔および係止爪を設けていればその形状は種々変更可能である。また、環形蛍光ランプ以外の照明器具についても適用可能であり、かつ光源の数は幾つであっても構わない。
【0032】さらに上記実施例では天井直付け型照明器具の場合について説明したが、天井面以外に壁面などに直付けする照明器具であっても実施可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1の発明によれば、係止爪を取付孔に係合させることによりスペーサを照明器具本体に取り付けることができるとともに、スペーサに形成された貫通孔に固定ねじを挿通して天井面などの被取付け面に螺合すれば、シャーシを被取付け面に固定することができる。したがってこのようなスペーサであれば、回り止めボスや連結孔を設けなくてよいので、スペーサのサイズを従来より小さくできるとともに加工が容易に行なえる。またシャーシ側の加工も容易になる。そしてまた使用するねじの数も少なくなり、作業性が向上して取り付けおよび取り外しが容易である照明器具を提供できる。




 

 


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