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発明の名称 照明器具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−102216
公開日 平成9年(1997)4月15日
出願番号 特願平7−261108
出願日 平成7年(1995)10月9日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦
発明者 長田 武
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】シャーシの内面にこのシャーシに螺合される金属製の端子台取付けねじを用いて端子台を取付け、この端子台がボディとカバーとを連結してなる端子台本体内に収納されたアース端子金具を備え、この端子金具を前記シャーシにアース接続させてなる照明器具において、前記アース端子金具に前記端子台取付けねじがねじ込まれるねじ受け孔を設け、このねじ受け孔と前記シャーシとに渡ってねじ込まれる前記端子台取付けねじを介して前記シャーシに前記アース端子金具をアース接続したことを特徴とする照明器具。
【請求項2】前記端子台取付けねじには、このねじが螺合される前記シャーシの端子台取付け孔よりも大径な頭部の座面に突起が突設されたものを採用し、前記端子台取付け孔と連通するねじ通孔を前記カバーに設けるとともに、このねじ通孔に向けて突出するねじ受けボスを前記ボディに設け、前記ねじ受けボスには、前記端子台取付けねじの頭部よりも大径であって前記ボディの正面に開口されるボス穴部およびこの穴部よりも小径であって前記ボス穴部の底面と前記ねじ受けボスの先端面とに渡る螺合孔部からなる段付き孔を設け、前記ねじ受けボスの先端面と前記カバーの内面との間に前記ねじ通孔および前記端子台取付け孔と連通する前記ねじ受け孔を有した前記アース端子金具のねじ受け部を挟んでなることを特徴とする前記請求項1に記載の照明器具。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャーシに取付けられた端子台に内蔵のアース端子金具と前記シャーシとの間のアース接続について改善した照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】照明器具に使用される端子台には一般的にアース端子金具が内蔵され、この端子金具はシャーシにアース接続される。こうした端子台は実開昭55−141479号公報などで知られている。
【0003】前記公報に記載の端子台の構成は図15(A)(B)に示され、この図中1はボディ2とカバー3とを連結ねじ4で組み立ててなる端子台本体である。この本体1の内部には、図示しない電源用の端子金具の他にアース端子金具5と、これと対をなして対向配置される鎖錠片6とが内蔵されている。これらアース端子金具5と鎖錠片6との間には、図示しない一次、二次の電線挿入口とは別にボディ2に設けられたアース用電線挿入口7からアース用電線が挿入され、この電線は鎖錠片6のばね力によりアース端子金具5に押圧保持されるようになっている。
【0004】アース端子金具5は、カバー3に一体に突設されたねじ受けボス8の先端面とボディ2の内面との間に挟まれるベース部5aから直角に折り曲げられてねじ受けボス8の側面に沿って延びる電線受け部5bとからなる。電線受け部5bの先端部は先細り状に尖っており、この部分は端子台本体1の取付け面(カバー3の外面)3aから突出されている。
【0005】前記端子台本体1は前記取付け面3aが接するシャーシ等の端子台取付け部材9に、この部材9の外面側から挿入されてねじ受けボス8に螺合される端子台取付けねじ10により取付けられる。そして、前記取付け部材9に設けられたアース孔9aに、アース端子金具5の先細り状先端部が前記取付けねじ10の締め付けに伴って挿入され、それにより、アース端子金具5が端子台取付け部材9にアース接続されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように端子台取付けねじ10の締め付けに伴い、このねじ10とは別の位置に無関係に設けられたアース端子金具5の先端部を端子台取付け部材9に食い込ませる構成では、アース接続の信頼性が低いという問題がある。
【0007】すなわち、アース端子金具5の前記取付け面3aからの突出長さを無闇に大きくすることは、端子台取付け部材9に対する端子台本体1の取付け安定性を損なうから、自ずとアース端子金具5の前記突出長さは小さく制限される。その一方で、アース端子金具5の寸法のばらつきおよび端子台取付け部材9の厚みのばらつきに加えて、合成樹脂製のカバー3の寸法はばらつきが大きいから、端子台ごとに前記突出長さが異なり易い。それにより、端子台取付け部材9へのアース端子金具5の先端部の食い込みがばらついて、食い込み不足を生じ易いものである。
【0008】したがって、本発明が解決しようとする第1の課題は、アース端子金具のシャーシに対するアース接続の信頼性を向上できる照明器具を提供することにある。
【0009】また、前記端子台本体1は端子台取付け部材9をその一面側から通ってねじ受けボス8に螺合される端子台取付けねじ10で取付けられるので、このねじ10の挿入方向を変更することができず、端子台取付けねじ10の着脱方向、言い換えれば、端子台本体1の取付け作業がカバー3側のみに制限されるという問題がある。
【0010】したがって、本発明が解決しようとする第2の課題は、前記第1の課題を解決するにあたり端子台本体をシャーシに取付ける作業方向を、端子台本体の表裏いずれの側からもできる照明器具を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、シャーシの内面にこのシャーシに螺合される金属製の端子台取付けねじを用いて端子台を取付け、この端子台がボディとカバーとを連結してなる端子台本体内に収納されたアース端子金具を備え、この端子金具を前記シャーシにアース接続させてなる照明器具を前提とする。
【0012】そして、前記第1の課題を解決するために請求項1の発明は、前記アース端子金具に前記端子台取付けねじがねじ込まれるねじ受け孔を設け、このねじ受け孔と前記シャーシとに渡ってねじ込まれる前記端子台取付けねじを介して前記シャーシに前記アース端子金具をアース接続したものである。
【0013】この請求項1の発明において、端子台本体をシャーシに固定する金属製の端子台取付けねじは、シャーシに通されてこのシャーシと電気的に接続するとともに、端子台本体内のアース端子金具のねじ受け孔にもねじ込まれて、このねじ受け孔との螺合部においてアース端子金具と電気的に接続する。そのため、この端子台取付けねじを介してアース端子金具をシャーシにアース接続できる。このように端子台本体をシャーシに固定する端子台取付けねじを利用してアース接続をするので、端子台本体、アース端子金具、およびシャーシ等の寸法のばらつきに、前記アース接続が影響されることがない。
【0014】また、前記第2の課題を解決するために請求項2の発明は、前記端子台取付けねじには、このねじが螺合される前記シャーシの端子台取付け孔よりも大径な頭部の座面に突起が突設されたものを採用し、前記端子台取付け孔と連通するねじ通孔を前記カバーに設けるとともに、このねじ通孔に向けて突出するねじ受けボスを前記ボディに設け、前記ねじ受けボスには、前記端子台取付けねじの頭部よりも大径であって前記ボディの正面に開口されるボス穴部およびこの穴部よりも小径であって前記ボス穴部の底面と前記ねじ受けボスの先端面とに渡る螺合孔部からなる段付き孔を設け、前記ねじ受けボスの先端と前記カバーの内面との間に前記ねじ通孔および前記端子台取付け孔と連通する前記ねじ受け孔を有した前記アース端子金具のねじ受け部を挟んでなるものである。
【0015】この請求項2の発明において、ボディのねじ受けボスは、その先端面とカバーの内面との間にアース端子金具のねじ受け部を挟む。それにより、ねじ受け部のねじ受け孔の一面側にねじ受けボスに形成された段付き孔の螺合孔部が連通し、他面側にカバーの通孔を介してシャーシの端子台取付け孔が連通する。
【0016】そして、端子台取付けねじは、端子台本体の正面に開口している段付き孔内に挿入されてシャーシ側に向けて螺挿され、まず、螺合孔部に螺合してからねじ受け孔に螺合し、さらに、カバーのねじ通孔を通って端子台取付け孔に螺合されて、その締め付けにより端子台本体をシャーシに固定する。こうしてアース端子金具のねじ受け孔およびシャーシに夫々螺合した端子台取付けねじを利用してアース端子金具をシャーシにアース接続できる。
【0017】また、前記取付けに代えて端子台取付けねじは、端子台本体の背面側に配置されたシャーシの端子台取付け孔から端子台本体側に向けて螺挿され、まず、端子台取付け孔およびカバーのねじ通孔を通ってアース端子金具のねじ受け孔に螺合され、さらに、段付き孔の螺合孔部に螺合されて、その締め付けにより端子台本体をシャーシに固定するとともに、その頭部の突起をシャーシにおける前記端子台取付け孔近傍部分に食い込ませて、このシャーシと端子台取付けねじとを電気的に接続する。こうしてアース端子金具のねじ受け孔に螺合されるとともにシャーシに突起を食い込ませた端子台取付けねじを利用してアース端子金具をシャーシにアース接続できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図14を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は図示しない直管形けい光ランプを光源として天井等に取付けて使用される照明器具の一部を分解して示す斜視図である。この図1中21金属製のシャーシであって、この長手方向中央部の内面には一対の点灯装置22がねじ止めされている。点灯装置22はインバータ式電子安定器である。
【0019】シャーシ21には、一対の点灯装置22間に位置して電源線引き込み孔23が設けられているとともに、端子台24が例えば1本の端子台取付けねじ26により後述のようねじ止めされている。この取付けねじ26には、図12〜図14に示されるように頭部26aの座面26bに複数の突起27を一体に突設してなるタッピングねじが使用されている。各突起27の先端は尖っている。
【0020】シャーシ21の長手方向両端部の内面には夫々ソケット取付け金具25が取付けられ、これらの金具25には図示しないランプソケットが取付けられる。なお、シャーシ21には、点灯装置22、端子台24、その他の図示しないシャーシ内蔵部品等を覆い隠す図示しない反射板が、シャーシ21の開口面(図1では上を向いている。)を塞いで取付けられるが、この反射板の長手方向両端部においては前記ソケット取付け金具25が挿通されるようになっている。
【0021】端子台24の構成は図2〜図14に示されている。この端子台24はユリア樹脂などの硬質合成樹脂製の端子台本体31を備え、この本体31は、ボディ32とカバー33とを連結ねじ34で連結して組み立てられている。
【0022】図2および図5〜図7等に示されるようにボディ32の正面壁32aには、一対の一次側電源線挿入口35a、35bと、一対の二次側(送り配線用)電源線挿入口36a、36bと、一対のアース線挿入口37a、37bと、前記挿入口35a、35b間に位置される一次側電源線用解除口38と、前記挿入口36a、36b間に位置される二次側電源線用解除口39と、前記挿入口37a、37bの近傍に位置される一対のアース線用解除口40とが夫々設けられている。さらに、図4に示されるようにボディ32の一側壁32bには、4つの負荷線挿入口41a、41b、42a、42bと、これらの近傍に個別に位置される負荷線用解除口43とが夫々設けられている。
【0023】挿入口35a、35bには電源線または隣接した照明器具から送られた電源線の端末部の芯線(単線)が挿入され、挿入口36a、36bには送り配線用の電源線の端末部の芯線が挿入される。同様に、挿入口37a、37bにはアース用の電線(アース線)の端末部の芯線が挿入され、挿入口41a、41b、42a、42bには点灯装置22やランプソケットに接続される負荷用電線(負荷線)の端末部の芯線が挿入される。また、解除口38、39には夫々解除釦44、45が押し込み可能に取付けられている。これらの釦44、45は電源線を端子台本体31から引き抜く時に押し込まれる。さらに、解除口40、43にはアース線や負荷線を端子台本体31から引き抜く時にピン状の工具などが差し込まれる。
【0024】前記正面壁32aの内面には図6および図7に示されるように連結ボス46が一体に突設されているとともに、この近傍に位置してねじ受けボス47が一体に突設されている。連結ボス46が有した螺孔46aには図3に示される連結ねじ34がカバー33を通って螺合され、それにより、カバー33とボディ32とが連結されている。
【0025】図3〜図5に示されるようにカバー33の外面(端子台本体31の背面)には複数の位置決め突起48が突設されている。これらの突起48はシャーシ21に対応して設けられた図示しない複数の孔に挿入されて、端子台24をシャーシ21にねじ止めするにあたり、シャーシ21の端子台取付け位置に端子台24を位置決めする。
【0026】図6に示されるように端子台本体31には、アース端子金具51およびこれと対をなすアース用速結金具52と、第1、第2の結線用端子金具53、54およびこれらと対をなす電源線用速結金具55、56と、同じく結線用端子金具53、54と対をなす負荷線用速結金具57、58とが夫々収納されている。
【0027】銅板を折り曲げてなるアース端子金具51は、図9(A)(B)に示されるように略V形の溝条を有した第1、第2の電線受け部61a、61b間に、これらと一体のねじ受け部62と、互いに平行な一対の金具保持片63とを有している。この端子金具51は、第1の電線受け部61aをアース線挿入口37aに対応させるとともに、第2の電線受け部61bをアース線挿入口37bに対応させる位置に位置決めされてボディ32に収納保持されている。
【0028】こうして収納されたアース端子金具51のねじ受け部62は前記ねじ受けボス47の先端面に重なって支持されるようになっているとともに、このねじ受け部62にはねじ受け孔62aが設けられている。このねじ受け孔62aは前記端子台取付けねじ26のねじ山の径よりもやや小さい円形の小孔であって、それには当初ねじ溝は切られていない。また、ねじ受け部62の板厚は端子台取付けねじ26のねじ山の1ピッチ以上の厚みとすることが、このねじ26との電気的接触をより確実にするために望ましい。
【0029】ステンレス板を折り曲げてなるアース用速結金具52は、図10(A)〜(C)に示されるように断面コの字形をなすベース部64の相対向する板部64a、64bの内の一方の板部64a両端からばね性の鎖状片65a、65bを夫々斜めに折り曲げるとともに、他方の板部64bの両端からばね性の鎖状片66a、66bを夫々斜めに折り曲げて形成されている。相対向する一対の鎖状片65a、66aは略平行であり、他の相対向する一対の鎖状片65b、66bも略平行である。
【0030】この速結金具52は、ベース部64を一対の金具保持片63に嵌合させて一対の電線受け部61a、61b間に配置されている。こうして設けられた速結金具52の鎖状片65a、66aの先端は電線受け部61aに接近し、かつ、鎖状片65aはアース線挿入口37aに対向している。同様に、鎖状片65b、66bの先端は電線受け部61bに接近し、かつ、鎖状片65bはアース線挿入口37bに対向している。
【0031】したがって、アース線線挿入口37aから挿入される図示しないアース線の芯線は、鎖状片65a、66aを次々に押し開くようにしてこれらと電線受け部61aとの間に挿入されて、これら鎖状片65a、66aのばね力により電線受け部61aに押圧保持されて、アース端子金具51の一端部に電気的に接続される。同様にアース線挿入口37bから挿入される図示しないアース線の芯線は、鎖状片65b、66bを次々に押し開くようにしてこれらと電線受け部61bとの間に挿入されて、これら鎖状片65b、66bのばね力により電線受け部61bに押圧保持されて、アース端子金具51の他端部に電気的に接続されるものである。
【0032】第1、第2の結線用端子金具53、54は、前記アース端子金具51の構成においてねじ受け部を省略するとともに、第2の電線受け部61bの先端から平板状をなす第3の電線受け部61cを直角に折り曲げてなるものであり、また、これらに個別に対応して使用される電源線用速結金具55、56の構成は前記アース用速結金具52と同じである。
【0033】第1の結線用端子金具53は、その第1の電線受け部61aを電源線挿入口35aに対応させるとともに、第2の電線受け部61bを電源線挿入口36aに対応させてボディ32に収納保持されている。図5に示されるように、この金具53と対をなした電源線用速結金具55の鎖状片65a、66aの先端は電線受け部61aに接近し、かつ、鎖状片65aは電源線挿入口35aに対向している。同様に、鎖状片65b、66b(なお、図6において鎖状片66bは鎖状片65bに隠されていて描かれていない。)の先端は電線受け部61bに接近し、かつ、鎖状片65bは電源線挿入口35bに対向している。
【0034】したがって、電源線挿入口35aから挿入される図示しない電源線の芯線は、電源線用速結金具55の鎖状片65a、66aを次々に押し開いて挿入され、これら鎖状片65a、66aのばね力により電線受け部61aに押圧保持される。同様に電源線挿入口35bから挿入される図示しない送り用電源線の芯線は、電源線用速結金具55の鎖状片65b、66bを次々に押し開いて挿入され、これら鎖状片65b、66bのばね力により電線受け部61bに押圧保持される。
【0035】同様に、第2の結線用端子金具54は、その第1の電線受け部61aを電源線挿入口35bに対応させるとともに、第2の電線受け部61bを電源線挿入口36bに対応させてボディ32に収納保持されている。この金具54と対をなした電源線用速結金具56の鎖状片65a、66a(なお、図6において鎖状片66aは鎖状片65aに隠されていて描かれていない。)の先端は電線受け部61aに接近し、かつ、鎖状片65aは電源線挿入口35bに対向している。同様に、鎖状片65b、66b(なお、図6において鎖状片66bは鎖状片65bに隠されていて描かれていない。)の先端は電線受け部61bに接近し、かつ、鎖状片65bは電源線挿入口36bに対向している。
【0036】したがって、電源線挿入口35bから挿入される図示しない電源線の芯線は、電源線用速結金具56の鎖状片65a、66aを次々に押し開いて挿入され、これら鎖状片65a、66aのばね力により電線受け部61aに押圧保持される。同様に電源線挿入口36bから挿入される図示しない送り用電源線の芯線は、電源線用速結金具56の鎖状片65b、66bを次々に押し開いて挿入され、これら鎖状片65b、66bのばね力により電線受け部61bに押圧保持される。
【0037】ステンレス板を折り曲げてなる負荷線速結金具57、58は、図11(A)〜(C)に示されるように一対のばね性の鎖状片57a(または58a)を有している。そして、一方の負荷線速結金具57は、その鎖状片57aを負荷線挿入口41a、41bに対向させるとともに、結線用端子金具53の第3の電線受け部61cに対向させてボディ32に収納されている。同様に、他方の負荷線速結金具58は、その鎖状片58aを負荷線挿入口42a、42bに対向させるとともに、第2の結線用端子金具54の第3の電線受け部61cに対向させてボディ32に収納されている。
【0038】したがって、負荷線挿入口41a、41bから挿入される図示しない負荷線の芯線は、鎖状片57aを押し開いて挿入され、これら鎖状片57aのばね力により第1の結線用端子金具53の電線受け部61cに押圧保持される。同様に負荷線挿入口42a、42bから挿入される図示しない他の送り用電源線の芯線は、鎖状片58aを押し開いて挿入され、これら鎖状片58aのばね力により第2の結線用端子金具54の電線受け部61cに押圧保持される。
【0039】図12および図13に示されるように前記シャーシ21の端子台取付け位置には端子台取付け孔71が開けられている。この取付け孔71の径A(図8参照)は前記端子台取付けねじ26の山径よりも少し小さいとともに、それには当初ねじ溝は切られていない。
【0040】また、端子台本体31のカバー33には端子台取付け孔71と連通するねじ通孔72が開けられている。このねじ通孔72の径は、端子台取付け孔71と同様に前記山径より少し小さくてもよいが、本実施の形態では端子台取付けねじ26の山径よりも大径としてあり、それにより、端子台取付けねじ26の締め付けにおいてねじ通孔72にねじを切らなくても済むようにしてあって、前記ねじ26のねじ込み操作を容易ならしめている。
【0041】このねじ通孔72に向けて突出された前記ねじ受けボス47には、図8、図12、および図14に示されるように段付き孔73が設けられている。この孔73は、ボス穴部74と、螺合孔部75とで形成されている。ボス穴部74の径は端子台取付けねじ26の頭部26aよりも大きく、この孔部74の一端は図2などに示されるように前記正面壁32aに開口されている。螺合孔部75は、ボス穴部74より小径であって、この孔部74の底面とねじ受けボス47の先端面とに渡って設けられている。この螺合孔部75の径Bは端子台取付けねじ26の山径よりも小さく、それには当初ねじ溝は切られていない。
【0042】前記端子台24は、そのボディ32内の所定位置に各端子金具51、53、54、58、59、および速結金具52、56、57を収納した後、ボディ32の開口をカバー33で蓋した後、カバー33を通る連結ねじ34を連結ボス46の螺孔46aに螺合して締め付けることにより、組み立てられる。
【0043】そして、この組み立てによって、アース端子金具51のねじ受け部62が、ねじ受けボス47の先端面とカバー33の内面との間に挟着され、このねじ受け部62が有するねじ受け孔62aは、ねじ受け部62の一面側においてねじ通孔72と連通し、ねじ受け部62の他面側において段付き孔73の螺合孔部75と連通される。それにより、ねじ通孔72と、ねじ受け孔62aと、段付き孔73とが同一軸線上に配置されて互いに連通される。
【0044】こうして組み立てられた端子台24は、その位置決め突起48によりシャーシ21の内面における端子台取付け位置に回らないように位置決めされた状態で、端子台取付けねじ26によりねじ止めされる。この取付けにおいて、取付けねじ26は、端子台24の背面側であるシャーシ21の外面側から端子台24にねじ込まれ、或いは端子台24の正面側からシャーシ21に向けてねじ込まれて、端子台24をシャーシ21の内面に固定する。
【0045】すなわち、端子台取付けねじ26を端子台24の背面側からねじ込んで端子台24をシャーシ21に固定した状態は図12に示されている。この場合、端子台取付けねじ26は、まず、シャーシ21の端子台取付け孔71にねじ溝を切りながら挿入され、ついで、カバー33のねじ通孔72を通った後、アース端子金具51のねじ受け部62が有したねじ受け孔62aにねじ溝を切りながら、ねじ受けボス47の段付き孔73における螺合孔部75にねじ溝を切りながら挿入されて端子台24を固定する。そして、端子台取付けねじ26が十分に締め付けられた最終段階では、このねじ26の頭部26a(この径は端子台取付け孔74よりも当然に大きい。)に突設した突起27が、シャーシ21の端子台取付け孔71の近傍と擦れ合って、シャーシ21の外面に塗装がある場合でもそれを剥がして食い込む。
【0046】こうしてシャーシ21にねじ止めされた端子台24において、端子台取付けねじ26は端子台本体31内のアース端子金具51のねじ受け孔62aにねじ込まれているから、このねじ受け孔62aとの螺合部においてアース端子金具51と端子台取付けねじ26とが電気的に接続される。また、端子台取付けねじ26の頭部26aの突起27はシャーシ21に食い込んでいるから、この食い込み部において端子台取付けねじ26とシャーシ21とが電気的に接続される。したがって、端子台取付けねじ26を介してアース端子金具51をシャーシ21にアース接続することができる。
【0047】また、端子台取付けねじ26を端子台24の正面側からねじ込んで端子台24をシャーシ21に固定した状態は図14に示されている。この場合、端子台取付けねじ26は、まず、ねじ受けボス47の段付き孔73におけるボス穴部74を通って螺合孔部75にねじ溝を切りながら挿入され、引き続き、アース端子金具51のねじ受け部62が有したねじ受け孔62aにねじ溝を切ってから、カバー33のねじ通孔72を通り、この後、シャーシ21の端子台取付け孔71にねじ溝を切りながら挿入され、十分に締め付けられて端子台24を固定する。なお、この締付けにおいて端子台取付けねじ26の突起27は段付き孔73のボス穴部74の底面に当接される。
【0048】こうしてシャーシ21にねじ止めされた端子台24においては、端子台取付けねじ26が端子台本体31内のアース端子金具51のねじ受け孔62aにねじ込まれているから、このねじ受け孔62aとの螺合部においてアース端子金具51と端子台取付けねじ26とが電気的に接続される。また、端子台取付けねじ26はシャーシ21の端子台取付け孔71にねじ込まれているから、この孔71との螺合部において端子台取付けねじ26とシャーシ21とが電気的に接続される。したがって、端子台取付けねじ26を介してアース端子金具51をシャーシ21にアース接続することができる。
【0049】以上のように端子台本体31をシャーシ21に固定する端子台取付けねじ26を利用してアース端子金具51のアース接続をするので、合成樹脂製の端子台本体31、アース端子金具51、およびシャーシ21等の寸法のばらつきに、前記アース接続が影響されることがない。したがって、アース端子金具51のシャーシ21に対するアース接続の信頼性を向上できる。
【0050】しかも、既述のように端子台24の正面側または背面側から端子台取付けねじ26をねじ込んで、シャーシ21へのアース接続をとりながら端子台24を固定できるので、端子台24をシャーシ21に取付ける作業方向が一方向のみに制限されることがない。
【0051】そのため、例えば端子台24およびその他図示しないシャーシ内蔵部品をシャーシ21の外面側(端子台24の背面側)からねじ止めした後に、何らかの要請により端子台24の交換等端子台24を再装着する必要が生じた場合に、シャーシ21の内面側(端子台24の正面側)から端子台取付けねじ26をねじ込んで再装着をすることができる。それにより、他の図示しないシャーシ内蔵部品がシャーシ21の開口より突出している場合であっても、それに端子台取付けねじ26の締め付けに伴う負荷を与えることなく、前記再装着ができる。また、端子台24をはじめとするシャーシ内蔵部品のシャーシ21内への取付けの自動化を図る場合には、すべての内蔵部品をシャーシ21の内面側からねじ止めする方が有利であり、こうした自動化に適合することができる。
【0052】なお、本発明は前記第1の実施の形態には制約されない。例えば、端子台取付けねじ26にはタッピングねじに代えて通常一般的なねじを用いてもよく、その場合、螺合孔部75はねじ孔で形成するとよい。また、端子台取付け孔71およびねじ受け孔62aはねじ孔としてもよい。
【0053】また、請求項1において使用する端子台取付けねじ26は、その頭部26aの座面26bに突起を有さないものであってもよい。
【0054】また、前記第1の実施の形態では同一の端子台取付けねじ26で端子台24の表裏面のいずれかの側から端子台24を取付けるようにしたが、請求項2においては使用する端子台取付けねじ26を、端子台26の裏面側からねじ込む場合には頭部26aに突起27を有したものを使用し、端子台24の正面側からねじ込む場合には頭部26aの座面26bに突起を有さないもの使用してもよい。
【0055】さらに、前記第1の実施の形態においては端子台24には連結ねじ34を使用したが、ボディ32とカバー33との一方に係合爪を設けるとともに他方に爪係合部を設けて、これらの係合により端子台本体31を仮組みできる構成とすれば、端子台取付けねじ26が最終的組み立てを行うので、前記連結ねじを省略することができる。
【0056】
【発明の効果】以上詳記した本発明によれば次の効果がある、請求項1の発明に係る照明器具によれば、端子台本体をシャーシに固定する端子台取付けねじを介してアース接続をするので、端子台本体、アース端子金具、およびシャーシ等の寸法のばらつきが前記アース接続に影響することがなくなり、したがって、アース端子金具のシャーシに対するアース接続の信頼性を向上できる。
【0057】請求項2の発明に係る照明器具によれば、端子台取付けねじを端子台本体の正面に開口している段付き孔を通してシャーシ側にねじ込むことにより、端子台本体をシャーシに固定するとともに、アース端子金具のねじ受け孔およびシャーシに夫々螺合した端子台取付けねじを介してアース端子金具をシャーシにアース接続でき、また、端子台取付けねじを端子台本体の背面側に配置されたシャーシの端子台取付け孔から端子台本体側にねじ込むことにより、端子台本体をシャーシに固定し、かつ、アース端子金具のねじ受け孔に螺合するとともにシャーシに突起を食い込ませた前記端子台取付けねじを介してアース端子金具をシャーシにアース接続できるから、端子台本体をシャーシに取付ける作業方向を、端子台本体の表裏いずれの側からも行うことができる。




 

 


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