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発明の名称 基礎梁の施工方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開平9−88348
公開日 平成9年(1997)3月31日
出願番号 特願平7−249948
出願日 平成7年(1995)9月27日
代理人 【弁理士】
【氏名又は名称】森 哲也 (外2名)
発明者 加藤 幸信
要約 目的


構成
特許請求の範囲
【請求項1】 基礎スラブの上に基礎梁型枠及び床型枠を建て込み、基礎梁の上端主筋を配筋した後に、剪断補強筋や腹起こし筋からなるメッシュ筋を上記上端主筋に支持させて上記基礎梁型枠内に設置し、その後に現場コンクリートを打設することを特徴とする基礎梁の施工方法。
発明の詳細な説明
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梁成の高い鉄筋コンクリート製の基礎梁の施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の基礎梁の施工方法としては、例えば、特公平4−16574号公報などに記載された施工方法がある。この施工方法は、次のようにして行われる。まず、図11(a)に示すように、下部肋筋及び腹起こし筋を構成する断面U字形状のメッシュ筋30を配筋し、その内側に下端主筋31を配筋する。次いで、上記メッシュ筋30の下部及び下端主筋31を埋設するようにスラブコンクリートを打設することで、基礎スラブ32を構築する。この状態では、基礎スラブ32上面から上記メッシュ筋30の上部が突設した状態に設定される。
【0003】次に、基礎スラブ32の上にT字形の鉄筋組立支柱33を設置し、その鉄筋組立支柱33上部の腕木部33aに上端主筋34を固定する。続いて、側部のスタラップ筋と上部スタラップ筋とが連続した側部スタラップ筋35を配設して当該スタラップ筋35の下部を上記メッシュ筋30に連結する。さらにスタラップ筋35に腹起こし筋や巾止め筋を組み付けて、基礎梁のための配筋が完了する。
【0004】次に、図11(b)に示すように、基礎梁型枠36を、上記組み立てた梁用の鉄筋の両側面からそれぞれ建て込んで連結金具等で固定する。さらに、床スラブ下まで梁用の現場コンクリート37を打設して基礎梁を構築する。次いで、図11(c)に示すように、薄肉コンクリート板等からなる床型枠38を基礎梁間に架設し、その床型枠38上にスラブ鉄筋39を配筋した後に、スラブコンクリートを打設して床スラブ40を構築する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような基礎梁の施工方法では、丈が2m以上にもなる基礎梁の鉄筋を組み付けた後に、その基礎梁用の鉄筋の側面に基礎梁型枠36を建込む必要があり、上記丈の高い基礎梁の鉄筋によって作業員の往来などが邪魔されたり型枠建込みのための作業空間が制限されて、当該基礎梁型枠36の設置に手間が掛かるという問題がある。
【0006】また、上記基礎梁の配筋にしても、上記鉄筋組立支柱33の腕木部33aに上端主筋34を固定する作業は基礎スラブ32から2m以上も上方での作業となるために、何らかの仮設の足場が必要となり、基礎梁の配筋だけのために上記仮設の足場を組んだり撤去したりする必要が生じて手間が掛かるという問題もある。本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、基礎梁のための配筋や型枠の設置が容易な基礎梁の施工方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明の基礎梁の施工方法は、基礎スラブの上に基礎梁型枠及び床型枠を建て込み、基礎梁の上端主筋を配筋した後に、剪断補強筋と腹起こし筋とからなるメッシュ筋を上記上端主筋に支持させて基礎梁型枠内に設置し、その後に現場コンクリートを打設することを特徴としている。
【0008】この基礎梁の施工方法では、型枠組み付けの際に、丈の高い基礎梁用の鉄筋が配置されていないので、従来のように基礎梁の鉄筋が型枠組み付け作業の邪魔になることがない。また、基礎梁型枠と共に床型枠を建込むことで、床型枠が、基礎梁の配筋の際の仮設の足場を兼ねる。この結果、別途,個別の仮設足場を設けることなく、基礎梁の上端主筋の配筋作業を容易に行うことができる。
【0009】また、基礎梁の側部に配筋される剪断補強筋と腹起こし筋とが予め連結されたメッシュ筋を使用することで、基礎梁型枠を先に建て込んでも、当該メッシュ筋を上方から基礎梁型枠内に吊り降ろして、上端主筋に支持させることで容易に基礎型枠内に配筋することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の基礎梁の施工方法を、図面に基づいて説明する。まず、従来と同様に、下部肋筋及び腹起こし筋で構成される断面U字形状の下部メッシュ筋1を基盤の上に配筋し、その下部メッシュ筋1の内側に下端主筋を配筋する。次いで、コンクリートを打設することで、上記下部メッシュ筋1の下部及び下端主筋を埋設して基礎スラブ2を構築する。この状態では、図1に示すように、基礎スラブ2から下部メッシュ筋1の上部が突設した状態に設定される。なお、上記下部メッシュ筋1の先端部は、後述のメッシュ筋の下端部と連結し易いように、鉤状に折れ曲がっている。また、図1中における一点鎖線は、基礎梁構築位置及び床スラブ構築位置をそれぞれ示している。
【0011】次に、上記基礎スラブ2上で墨出しを行った後に、基礎梁型枠を設置する部分に沿ってライナープレート3を敷設する。次に、基礎梁型枠4を地組し当該基礎梁型枠4にサポート支柱5の一端部を取り付けた後に、その基礎梁型枠4をクレーン等で吊り込み型枠配置位置まで移動して据えつける。次いで、上記型枠4の建入れ直しを行った後に上記サポート支柱5の他端を基礎スラブ2に固定する(図2を参照)。上記のような型枠4の設置作業を、各基礎梁構築位置に対してそれぞれ実施する。
【0012】次に、図3に示すように、各基礎梁型枠4の外面に横端太6を取り付けて補強すると共に、対向する基礎梁型枠4の外面間に桟木8を取り付ける。さらに、支持パイプ7等からなる床型枠用の支保工を建て込んだ後に、床型枠9を、上記基礎梁型枠4の上端及び上記支保工に支持させて敷込む。次に、上記床型枠9を仮設足場として流用して、図4に示すように、基礎梁型枠4内に梁鉄筋用架台10を設置する。この梁鉄筋用架台10は、上下に延びる足部10aと、その足部の上端部に支持され梁延設方向に沿って延びる板部材10bとから構成され、その板部材10b上は仮設の通路としても流用される。なお、図4中、11及び12は、安全のための手すり及び親綱をそれぞれ示している。
【0013】次に、図5に示すように、上記梁鉄筋用架台10の板部材10b上面に、上端主筋13を固定する。この作業は、作業員が当該板部材10b及び床型枠9に載って行う。次に、予め地組した剪断補強筋や腹起こし筋からなるメッシュ筋14を、図6に示すように、クレーン等で吊り込み上記型枠4内に吊り降ろし、そのメッシュ筋14の下端部を下部メッシュ筋1の上端部に引っ掛けた後、再び、上方に引き上げて、当該メッシュ筋14の上端部を、上記上端主筋13に引っかけて当該上端主筋13に支持させる。これによって、メッシュ筋14が基礎梁型枠4内に配筋される。
【0014】ここで、上記基礎梁型枠4には、基礎梁を貫通する管部材用の貫通穴が開設しており、その貫通穴に貫通用管部材15を貫通して取り付ける。次に、上記上端主筋13の上部にキャップタイ16を配筋すると共に、必要に応じて中子配筋や幅止め筋17の配筋を行う。次に、図7に示すように、上記キャップタイ16の上部に梁ふかし筋18を配筋した後、床型枠9を足場として、基礎梁型枠4内に現場打ちコンクリート19を打設する。
【0015】次に、図8に示すように、上記梁ふかし筋18等に支持させてスラブ筋20を配筋した後に、スラブコンクリート21を打設して床スラブを構築する。なお、床スラブには、基礎梁間の空間に連通するマンホールを設けておく。次に、図9に示すように、上記マンホール22を介して、基礎梁間の空間から基礎梁型枠4や床型枠9の支保工等を撤去した後、目地や切付け部にモルタル等を施して仕上げる。
【0016】以上によって、基礎梁及び床スラブが構築される。このように、本実施の形態では、2m以上にもなる丈の高い基礎梁の鉄筋を配筋する前に基礎梁型枠4を建込むので、基礎梁の鉄筋に邪魔されることなく、当該基礎梁型枠4の建込みが従来よりも容易となる。また、上記基礎梁型枠4と共に床型枠9を建込むことで、当該床型枠9が仮設の足場の役割を持って、別途、基礎梁配筋のための仮設の足場を組むことなく、基礎梁の上端主筋13等の配筋作業が容易に実施できる。このとき、床型枠9の設置高さは、一般に、上記上端主筋13の設置高さよりも若干高いか同程度に設定されるので、当該床型枠9の設置高さは、上記基礎梁の上端主筋13等の配筋作業が行い易い高さとなる。
【0017】また、本実施の形態における基礎梁型枠4内に設置した上記梁鉄筋用架台10の上部も仮設の足場として使用できる。また、上記予め組んだ床型枠9は、基礎梁のコンクリート打設の際の足場としても流用可能である。なお、上記実施の形態では、梁用の現場コンクリート19を打設して基礎梁を構築してから、スラブ筋20を配筋してスラブコンクリート21を打設するようにしているが、梁用の現場コンクリート19を打設する前にスラブ筋20を配筋して、基礎梁と床スラブの現場コンクリート19,21を同時に打設するようにしてもよい。
【0018】また、上記実施の形態では、梁鉄筋用架台10を用いた例であるが、必ずしも梁鉄筋用架台10を使用する必要はない。例えば、図10に示すように、対向する基礎梁型枠4内面間を連結する連結部材25を、所定間隔を開けて横架し、その複数の連結部材25で鉄筋支持板26を支持させ、その鉄筋支持板26の上に上端主筋13を配筋するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の基礎梁の施工方法では、丈の高い基礎梁の鉄筋に邪魔されずに基礎梁型枠の建込みができるので、当該基礎梁型枠の建込みが従来よりも容易に行えるという効果がある。また、上記基礎梁型枠と一緒に床型枠を建込むことで当該床型枠が仮設の足場として流用可能となり、基礎梁の上端主筋等を配筋するためだけに従来のように別途仮設の足場を組立・撤去する必要がないという効果もある。




 

 


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